2025年6月14日土曜日

いまいち日記(2025年06月12~14日)

11日(水)夜

ブログを更新し、帰宅。ヨーグルト食べる。レベッカ・ソルニット『迷うことについて』続き少し読んで寝る。


12日(木)

朝9時前に起きる。よく寝た。朝ごはんを食べてコーヒー。『迷うことについて』読み終える。洗濯、掃除。外出し、作業部屋で絵の続きをやろうとするが、銀行への入金を忘れていた。郵便局まで行く。

開店。均一本の補充、品出し、発送準備を進める。8月に予定しているイベントについてのやり取り。なんだか今年もあっという間に終わってしまいそうな気がする。CDR焼く。藤谷さんが今月末に企画するイベントのフライヤーを持ってきてくれる。グルパリさんやさっこが出る予定で楽しみ。藤谷さんは2年前にも同じ面子のイベントを香川で企画していたけど、この時自分は用事があって行けなかった。夜、中国から来た若いお客さんが文藝別冊の武田百合子号を買ってくれる。日本語は読めないけど、武田百合子は中国語の翻訳で読んだことがあるらしい。『富士日記』はまだ読んでないというのでmasterpieceだと伝える。

閉店後、少し残業。作業部屋で新しいキャンバスに手を付ける。まずまず良い感じ。帰宅。シャワー浴びて、田村俊子『木乃伊の口紅/破壊する前』読み始め、寝る。


13日(金)

朝7時半に起きる。涼しい。薄曇りだけど梅雨にしては良い天気。ご飯を食べてお弁当の用意。

まどと外出し南へ。読書続き、ノートにドローイング。イスラエルがイラクに攻撃を始めた。出て、銀行にお金を入れる。作業部屋へ。キャンバスの続きをやる。こないだ絵の撮影をやった時に以前描いた絵を見返したのが良い風に作用しているような気がする。

開店。品出し、発送準備。CDRも焼く。この日はなんだかだらけてしまった。

閉店後、ルクスで行われている即興演奏がテーマのリスニング会に行こうか迷うが、疲れたのでやめる。最近夜になると疲れてしまって作業ができない。食や生活の習慣が良くないのか、単に働きすぎで疲れているのか。以前は映画を1本見終えてから絵を描いたりもしていたんだけど。

帰宅。ロジェ・ヴァディム『危険な関係』見る。原作ラクロ。音楽はセロニアス・モンクで、アート・ブレイキーやリー・モーガンらも出演。ジャンヌ・モローもだけど、当時ロジェの妻だったアネット・ヴァディムが美しい(この映画の後、すぐにロジェとは離婚している)。しかし双方の不倫恋愛の駆け引きを楽しむ夫婦なんて、しんどい関係だ。


14日(土)

朝9時前に起きる。よく寝たが、あまり頭も体もすっきりしない。朝ごはん、お弁当の用意。まどとまた南へ。歩いている途中に小雨が降ってきた。読書続き。南出て、銀行でお金をおろし、昨日通知書の届いた住民税をまとめて払う。通知書には、決定に至る過程に問題があるとのパブコメが多数寄せられ先日話題になった高松市のTKMTロゴマークが印刷されていた。複雑な気分になる。

少し早めに開店。アルバイトMさん来て、支払いと本の受け渡し。いろいろ話す。品出し進める。梅雨に入ってこのところ雨が多いけど、この日は意外と観光らしきお客さんがたくさん来た。観光の人は服のテンションが高いので楽しい。

この日の朝、NHKの『チルシル』という番組で丗界さんの活動が放送されたそう。自分は丗界さんの告知投稿を見逃していたのもあってまだ見ていないけど、めでたいことだ。明日また冊子を納品してもらえる予定。ここ数日もやもやと過ごしている中で、こういうニュースはありがたい。

今日はこれから絵。

2025年6月11日水曜日

梅雨、映画の話(2025年06月08~11日)

07日(土)夜

長いブログをやっと更新し、帰宅。お酒を飲みながらイヤホンでいろいろ音楽を聴き、シャワーを浴びて寝る。


08日(日)

朝8時に起きる。最近は割と規則正しい生活習慣。朝ごはんにちまきを食べて、まどと南へ。灰田高鴻『夢てふものは頼みそめてき』2巻読み終え、レベッカ・ソルニット『迷うことについて』読み始める。

作業部屋へ行き、東京で買ったFONDATIONというユニットのレコードを聴く。イタリアのMusica Elettoronica Vivaのメンバーが参加していて、1980年代前半の録音。Harmoniaなどドイツ電子音楽ぽさもあるし、どことなくAnthony Mooreを感じさせる部分もある。買ってよかった。

開店。店頭買取1件。発送準備、郵送買取分の査定、品出しなど。県外より通販の依頼あり。電話で問い合わせがあり、よくよく聞いていると下半身不随の方で、昔の映画雑誌を見たいけど車いすで店内に入るのは可能か、とのご相談だった。うちの店の入り口は段差が多く、足腰の弱い方や車いすの方には非常に不便。介助のできるご友人と来ていただき、2人がかりで抱えさせてもらうことになる。うまく店の中まで通れるといいんだけど。夕方、徳島からHKさん来店。『ノスフェラトゥ』や『マインクラフト』の話などする。HKさんは映画と原作小説との関連や裏話的なことまで細かく覚えていて、話していると勉強になる。この日はちゃゆう君やネグ君も来てくれて、けっこう話した。最近自分よりもだいぶ歳の若い人とゆっくり話せる機会が増えてうれしい。

閉店後、アルバイトのN君に描いてもらったイラストを加工して、来月4日に予定しているイベントの告知画像を作る。SNSに告知。

“music for customers”
2025/7/4 (fri) 21:30〜23:30
@電子音楽喫茶LUX(高松市常磐町1-7-19)
¥1000+1drink order
music select: customerservice 
※来場者には選曲CD-Rつき

前回はノーチャージでやったけど、今回は入場料1000円にした。その代わりおみやげCD-Rをつけます。どうなるかな。

帰宅。シャワー浴びて、『夢てふ』3巻途中まで読み寝る。


09日(月)

朝8時に起き、朝ごはん。まどに髪を切ってもらう。切ってもらいながら『夢てふ』最終4巻まで読み終える。シャワー。洗濯物干す。外出し作業部屋へ。外は小雨。梅雨時期はだるくて眠い。明日絵の撮影があるので、その準備をする。

開店。雨でお客さんは少ない。ここぞと品出し進める。発送件数そこそこ多い。夜にまどかさんと羊雲の寺澤君来て、まどかさんとケリー・ライカート、寺澤君とサリンジャーの話など。たまに日記を振り返ってみると、ほぼ毎営業日誰かしら友人知人が来てくれている。ありがたいことだ。

閉店後、店でスモークナッツをつまみにウイスキーを飲んでみる。飲みながら多和田葉子『シュタイネ』読み終える。帰宅。シャワーを浴びて寝る。


10日(火)

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べて少しぼーっとする。外出して南へ。レベッカ・ソルニット『迷うことについて』続き読む。以前にも読んだことがあるような気がしてきたけど、気のせいかな。まあ何回読んだっていいか。ノートにドローイング描く。

作業部屋に行き、夜の撮影で使う絵をピックアップ。綿谷へ行き、冷肉ぶっかけ小で昼ご飯。その後作業部屋に戻り、CDやレコードを聞きながら延々と絵の梱包作業。今回東京で買ったCDレコードはどれも良いものが多かった。特に牧野かよさんのミックスCDは『狩人の夜』のロバート・ミッチャムの歌から始まり、夜の草むらを思わせるフィールドレコーディング、不意に始まるピアノやオペラ、ガラスの割れる音…など、展開も選曲も素晴らしく、とても良い白黒映画を1本見終えた時のような感動を味わうことができた。

19時になり、平尾君が車で来てくれて、絵の撮影。22時半頃までやる。これで撮影はひと段落、しかしまだ作業は待ち受けている。むしろここからが正念場。平尾君仕事忙しいところありがとう。

ヘトヘトで帰宅。シャワーを浴びて寝た。


11日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて外出。この日はすぐ店へ。昨日撮影に使った絵の片付け、在庫整理、アルバイトN君に作業してもらうための本の準備、掃除、セットものの品出しなどやる。午前中にやるべきことをけっこう進められて気持ちがいい。

開店。店頭買取1件。少し品出し、発送準備。借りていた絵や、知人に送るものなど準備し、N君に頼んで郵便局で発送してもらう。先日のミャンマー音楽トークにもいらしたという方が来てくれる。Instagramもフォローいただいてたようで、「東京でシャンタル・アケルマン見てましたよね」というところから始まり、ブレッソンや増村保造など映画の話をする。『Tさんインタビュー』をプリントしてお渡し。映画zine『ORGASM』をおすすめすると、ロマンポルノ特集を買ってくれた。ここ数日、映画の話をすることが多いな。夕方ivoryさん来て、来月予定しているイベントのチラシを預かる。ゲストはパソコン音楽クラブ柴田さんの別名義Vocoder GirlsとRYOKO2000、楽しみ。久しぶりにいろいろお話。今後のイベントの展開についての考えなど聞く。音楽イベントの企画をやっている人は本当に大変だなと思う。夜は堀金君とみきちゃんが来てくれた。堀金君は新曲がこの日配信でリリース。中上健次の話などする。和歌山県出身のみきちゃん曰く、南紀は不良が多いらしい。

今日は朝から仕事したので、もうゆっくり過ごしたい。しかし22時過ぎた今もまだ店。

2025年6月7日土曜日

東京~横須賀、クララ(2025年05月31日〜06月07日)

30日(金)夜

夜7時半に店を閉め、まどと合流しことでんで高松駅へと向かう。夜に来るとオルネの存在感が際立って、だいぶ賑やかな雰囲気に変わったなと実感。

バスに乗り込んで東京へ。磯崎新『空間へ』続き読む。


31日(土)

朝7時半にバスタ着。雨が降っている。とりあえずベルクでモーニング。まずまず空いている。

田町(YOMSは高松市田町にある)から田町(JR田町駅)へ。少し歩き、岡啓輔さんによるセルフビルド建築『蟻鱒鳶ル』を見る。周囲が工事中で、蟻鱒鳶ルも工事現場によくある仮囲いで一階が塞がれた状態。夏に再開発の関係で少し移動(!)するらしい。斜め向かいには丹下健三設計のクウェート大使館があり、こちらも見る。好対照な二つの建築だけれど、どちらもかっこいい。

高円寺へ移動。商店街を歩き、某所へと向かう。成瀬遠足さんと朝日さんと合流。今回はキャンバスや板パネルに描いた絵を3枚ほど持ってきていて、それらを置いたり紐で操ったりしている中で成瀬さんに踊ってもらい、動画に撮りたいと前もってお願いしていた。以前から成瀬さんの踊りを見てみたかったのだけど、そんなに公演をしょっちゅうやるわけではないだろうし、それならいっそ一緒に何かやれば良いのではないか、と思ったのだった。いざやってみると自分の絵の操作で忙しく、成瀬さんの動きをじっくりと見る余裕なんてなかったけど、彼女は喜んでくれたようだし、やって良かった。後で映像を確認することにしよう。

パスタ屋さんで昼ごはんを食べながらいろいろ話す。朝日さんは刺青の彫り師で、両腕はほぼ真っ黒に刺青が入っている。均一に黒く彫るのはすごく難しいようだ。他にも段階的に彫っていくことの時間感覚の話など、興味深かった。友人に刺青やタトゥーを入れている人はそれなりにいるけど、そういえば彫り師の人と知り合ったのは初めてだ。成瀬さんから、多賀盛剛『映画と感想』をいただく。これは山賊文庫というところから出ていたもので、文学フリマで販売されていたが香川では買えず、欲しかった本。うれしい。ナナロク社から出ている多賀さんの歌集『幸せな日々』は傑作だ。今年3月に行われた成瀬さんの公演『声を渡す』のフライヤーには、多賀さんがドローイングを提供している。

4人で、HoiPoiというイベントスペースにて行われているエフェメラマーケットへ行く。ここではハップさんがコーヒーを出していたけど、それはなんと昨日一区切りついたところだったようで、すれ違いになってしまった。古写真を何枚か購入。

別れ、自分は一人でロスアプソンに行く。牧野かよさんのミックスCD、たぬきをテーマにしたDJイベント『ぽんぽこ山』のCD-R、FONDATIONというMusica Elettronica Vivaのメンバーが参加していたユニットの音源集(録音は1980〜83年)を購入。フリーペーパーを10部ほど置いていただく。店長の山辺さんが電話の対応中だったこともあり、「実は私、20年前にもフリーペーパーを置いていただいてたことがありまして…」とは言い出せず。置いてもらったことをInstagramのストーリーで報告すると、早速何名かの友人知人が足を運んでくれたようだった。うれしい。

中野へ。ちょっとぶらついてから、ユニオンでCD見る。『音の始源を求めて』シリーズの佐藤茂、ZNRなど購入。

目黒へ。急な坂道を行き、LEESAYAというギャラリーへ向かう。土井樹、小松千倫、涌井智仁による3人展”Harsh Listening”。自分が今まで鑑賞してきた「サウンドアート」とはかなり異なり、何かのイメージを喚起させるためのトリガーとして音を扱っている作品が多いように感じた。

阿佐ヶ谷へ行き、まどとGionへ行き休憩。読書。まどはコミティアに向けての準備。その後駅の改札前で奥田亜紀子さんと大橋裕之さんと合流し、rojiへ行く。奥田さんにはYOMS8周年記念手ぬぐいにイラストを提供していただいたけど、お会いするのはこの日が初めて。おみやげを渡していろいろお話する。奥田さん、SNS映えする写真を撮るのがうまい。まどとプリンをおいしそうに撮る勝負をして、まど惨敗。途中、ハップさんや、偶然東京へ遊びに来ていたらしいカサイさんが現れて驚く。すごい偶然。しかもカサイさんは同じホテルだった。rojiを出て、奥田さん大橋さんに絵を見てもらう。お二人とも興味を持っていろいろ聞いてくれてうれしい。奥田さん絵の写真をたくさん撮ってくれた。

ホテルに行き、荷物を置く。けっこう疲れたけど、知人のDJ、tegadeteruさんが初台の『ニューマタンゴ』というバーでDJするというので、行くことにする。終電で向かうと、カウンターや壁際のソファにお客さんが座って、しゃべったりお酒を飲んだりしながら音楽に聴き入っている。DJは繋ぐというよりも一曲一曲最後までかけていくような感じで、ジャンルはいろいろ。お客さんたちは曲が変わった瞬間にみんな反応していて、音楽に集中していることが伝わってくる。お店のスタッフの方も、お客さんとの会話をあえて控えめにしているような気がした。良い雰囲気。tegadeteruさんがいろんな人を紹介してくれて、DJの置石さんと初めてお話する。

タクシーでホテルに戻り、シャワーを浴びて寝る。お金はかかったけど行って良かった。


01日(日)

朝7時に起きる。まどがコミティアへ出発する前に駅前のカフェで朝ごはん。見送って、自分はもう一度ホテルに戻り、1時間ほど二度寝。

日暮里へ向かう。荷物をコインロッカーに入れ、谷中骨董市へ。暑い。全体的に少し高めな気がしたけど、いくつか買う。オリジナル作品もけっこう多く、クラフトマルシェ的な雰囲気もあった。

御徒町へ。純喫茶『丘』に入ろうとするが行列。外国人観光客も多く、飲食店はどこも並んでいる。仕方なく東へと歩き、『コーヒー長谷川』でカレートーストとアイスコーヒー。少し読書。

久しぶりにモグラグへ行き、伊東篤宏さんの個展を見る。伊東さんとは知り合って20年以上経つけど、展覧会を見るのは初めてかもしれない。新作のボールペンやアクリル絵の具で描かれた絵画作品や、コロナ禍中に制作されたコラージュ作品。太田さんと話していると伊東さんもやってきて、最近は昼夜逆転気味らしい沖冲.さんも起きてきて、いろいろお話する。伊東さんは音楽活動も相変わらず活発だけど、展覧会もコンスタントに開催されている印象。

浅草へ。竹下勇馬さん主催の『奥浅草EXPERIMENTAL』というイベントに行く。浅草駅から15分ほど歩いたところにある空きビルを使ったイベントで、会場に着くとちょうど中村としまるさんとすずえりさんが演奏していた。すずえりさんに連れられるまま、一緒に屋上へ行ってみる。川沿いで見晴らしが良い。隅田川花火大会の時は壮観だろう。スカイツリーも見える。Botanyのサワーを飲みながら坂口光央さん、ju sei、三輪二郎さんのライブを見る。ju seiのライブはほぼ10年ぶり。今まで見た中でもかなり渋めの、間合いの多い展開の演奏。最近はライブの回数が減っているのかなと思っていたけど、淳一郎さんに聞いてみるとこの日のセットは構成に半年かかったようで、せいさんも疲れた様子。すごく集中力を使うのだろう。古道具などの出店をされていた『居間』の河村さんと初めてお話する。河村さんが以前制作された文芸誌『園』をYOMSで委託販売できないかと問い合わせをいただいた時、真摯に答えるべきだという気持ちが悪いふうに転んで、必要以上に厳しい返答をしてしまったという反省があった。今回は改めて、落ち着いた気持ちで映画や店の話をすることができた。

イベントが終わり、打ち上げも行われる気配だったが、撤収に時間もかかるようなのでなんとなく出る。新宿へ。ベルクに入り、キッパーラップとカシューナッツでビールを飲む。区役所前のカプセルホテルを予約。東口を出るといわゆる地雷系の若い男女がしゃべっている。なんだか殺伐とした雰囲気、ここ数年で変わったのか。

映画監督の草野なつかさんがゴールデン街のバー『BILLY』でバーテンをやっているというので、行ってみる。ゴールデン街に来るのなんていつぶりだろうか。欧米系の観光客が多い。中に入ってラムコークを頼む。偶然、原マスミさんとマネージャーの方がいて緊張。東京を感じる。奥にはポポタムで働かれている方がいて、YOMSのことも知っていた。草野さんがその場にいる人のことを丁寧に紹介してくれたので話しやすかった。原さんから、最近ライブで行かれたという秋田県羽後町の『鎌鼬美術館』について話を聞く。舞踏家・土方巽についての資料が展示されている美術館で、とても立派な日本式家屋。途中から書肆子午線の方が来られ、1950年代頃の地方都市における詩の運動についての話を聞く。新潟では数年前『新潟日報』にて県内の詩の運動に関する連載があったそうだけど、これは書籍化されていないそうだ。『Tさんインタビュー』お渡しする。

カプセルホテルに飛び込んですぐ寝た。


02日(月)

朝5時くらいに目が覚めてしまう。とりあえず風呂に入り、着替えてリビングルーム的なところで読書。奥田さんからいただいたお菓子を早速食べる。おいしい。カプセルホテルを出て、24時間営業の喫茶店エジンバラへ。途中の道で生ごみがカラスについばまれて散乱しており、そこにまたカラスの群れがやってきて、通れない。チャミスルの瓶が割れている。エジンバラでモーニング、読書。隣に座っている女性、店員に何度注意されても断固として眠り続けていた。

下北沢へ向かう。『空間へ』読み終える。ファンファンファンレコードへ。ちょうど開店のタイミングだった。ニューマタンゴでお話した置石さんの委託コーナーも2箱ほどあり、ルーツミュージックのイメージが強いファンファンファンとは毛色の違うオールドスクールヒップホップやエレクトロニカのレコードも入っている。全てに置石さんのコメントがついていてとても楽しい。ロカビリーやビッグバンドジャズなど3枚ほど試聴させていただき、今回はジャズのセッションドラマーとして活躍していたというPhil Krausの”CONFLICT"というLPを購入。戦争のようなジャケットが不穏。ラテンパーカッションが映えるグルーヴィーな演奏になったかと思ったらコンテンポラリーぽい雰囲気に変わったりと、面白い。

目黒シネマで、シャンタル・アケルマン『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』見る。200分あり、とても長い。やっと見れる!と意気込んで映画館へ行ったのに、疲れもたまっていたせいでうとうとしてしまった。ラストの場面は目に焼き付いたけれど。

まだ少し時間があるので、新宿のユニオン中古センターに行く。1時間弱見て、ロスト・グリンゴスのCDを買った。ATATAKから出ていた2枚のレコードをカップリングしたもの。

湘南新宿ラインと京急線を乗り継いで横須賀へ。ウラジーミル・ナボコフ『青白い炎』読み始める。仕事帰りの時間帯で京急線は混んでいた。横須賀は以前横須賀美術館に中園孔二展を見に来た以来だ。居酒屋『中央酒場』で朝田恵里佳さんと待ち合わせる。朝田さんは今回が初対面だけど、以前からYOMSや自分の絵に興味を持っていただいていた。お話すると、友人のただひと大学時代にバンドをやっていたり、共通の知人が何人かいるようだ。ずっとしゃべっていてそんなに食べ物をつまむ暇もなかったけど、しゅうまいもお刺身もおいしかった。

飯島商店へ。以前から気になっていたけど、東京から少し距離があり、また常時開いているわけではないのでなかなか来れなかった場所。やっと行くことができた。この日はAokid、たくみちゃんの2名によるパフォーマンス。会場の2階に上がると、以前自分の展覧会にもよく来てくれていた羽鳥直人さんがいた(正直、久しぶりすぎてなかなか名前が出てこなかった。すみません)。最近踊っている、という。instagramを見てみるとダンス動画をたくさん上げていて、フォロワーが3.4万人もいる。TikTokでも視聴回数が伸びているそうだ。前にお会いした時は踊りとか全然やっていなかったはずなのに、人生どうなるかわからない。肝心のパフォーマンスのほうは、序盤の2人の動きが干渉しあっているパート、中盤の柱を使ったパートが面白かった。やりたいことが明快なように感じたし、関節の可動域とかに興味深く目がいった。これはどの程度事前にやることを決めているのだろうか。

朝田さん宅へと歩く。途中、恵里佳さんのパートナーの翔一郎さんとすれ違う。翔一郎さんは絵を描いていて、恵里佳さんはmorning serviceという名義で翔一郎さんの絵のグッズを作ったりしている。お2人は横須賀中央駅から少し歩いたところにある借家に住んでいる。横須賀、坂が多く、崖の中腹にへばりつくようにしてたくさんの家が建っている。高松とはかなり違う景色だ。朝田家にお邪魔し、お風呂をいただく。着替えが足りなくなってきたので、morning serviceの長袖Tシャツを買って着る。3人で絵や生活のことなど話す。自分は翔一郎さんのことをロスアプソンでの個展などを通じて知り、恵里佳さんは高松になんだか気になる古書店がある、という感じでYOMSを知ってくれたようだ。翔一郎さんは自分と歳が近いようだったが、最近までほとんど展覧会をやったことがなく、絵を売ったこともほぼないとのこと。絵について翔一郎さんが話したことは、語弊を生む文章になってしまうといけないので書かない。話していて、自分の中でいかに絵を「完成」させて「作品」として「展示」することが自明のものになっているかを改めて考えさせられた。また機会があれば会いましょうということになる。

2時過ぎに就寝。


03日(火)

朝8時に起きる。外は雨。気になっている喫茶店があったけど、雨の中歩くには少し遠い。そのため結局朝ごはんはサブウェイのサンドイッチ。高松の商店街にあったサブウェイが無くなってからだいぶ経つので、なんだか懐かしい。

電車で新宿駅まで行き、コインロッカーに荷物を預ける。都営新宿線で菊川。都現美へと向かう。途中、適当に蕎麦屋に入ってきつねそば。岡﨑乾二郎展見る。90年代のスチール製の立体作品などが見れて良かった。後半の立体作品群は一部3Dプリンターで出力されたもののようだ。四谷アートステュディウムでの頒布物も展示されていて、高橋悠治のインタビューなどが読めた。

木場から竹橋へ。近代美術館でヒルマ・アフ・クリント展見る。雨の平日だったのが逆に功を奏して、並ばずにすぐチケットが買えた。土日は混雑するだろう。デッサン、肖像画、印象派風の絵画などもあり、抽象画に至るまでの変遷が捉えられる構成になっていた(が、それにしても急な作風の変化だ)。作品年表や、当時の社会背景の解説などもうれしい。常設展で特集展示『フェミニズムと映像表現』見る。遠藤麻衣+百瀬文の作品、コンセプトが明快で、おしゃべりのような日常的な会話も良かった。

お茶の水に出る。うどん店『おにやんま』が目に入り、かけ小+鳥天を注文。価格は500円台で、香川と比べてもそこそこ安い。麺は柔らかめのつるっとした不思議な食感。ユニオンへ。Margo Guryan、クランプス、大岩祥浩製作のアルゼンチンタンゴSP盤のコンピレーションアルバムなどを買う。

梅ヶ丘へ。雨の中Botanyへ行く。この日は佐藤さんが誕生日で、ケーキでお祝い。仕事終わりのtegadeteruさんもやってきて、サルキチファミリー(ぬいぐるみ)もお祝いに参加。川口さんと4人でおしゃべり。あっという間に1時間半ほどが過ぎる。

新宿へ戻り、高松へと戻る。今回は非公開だけどパフォーマンスもやったし、レコード店、展覧会、映画、ライブ、ダンス、建築、骨董市などいろいろ行き、いろんな話をした。自分の体の中をいろんな街の空気が漂っていると思うと気持ちがいい。移動は大切だ。


04日(水)

朝に高松着。店に荷物を置いて南へ。まども合流し、旅行中のことなど話す。まどは2日目はメグマイルランドさんの家に泊まり、3日目にもう香川へ帰ったので、今回はほとんど一緒に行動していないのだった。

店のポストに、東京・白金のprint gallery(以下pg)で行われたパウロ・デ・カントス展に合わせ発行された豆本(図録なのか?)が届いていた。デザインはpgの阿部さんと、先日YOMSにも来てくれた梶原さんによるもの。梶原さんは富澤大輔さんの南方書局やpgなど、いろんなところに関わっている模様。阿部さんは一時期まで多摩美で講師をされていた。加瀬透君やTATA(大田拓未)君がpgを間借りして展覧会をやっていた関係で自分もよく行っていて、pg企画もフリージャズのレコードレーベルFMPでPeter Brotzmannが手掛けたジャケットの展覧会など、とても面白いものが多かった。

開店。東京で買ったCDをかけながらの営業。この日はたまっていた発送の準備をして終わった。愛知、神奈川より郵送買取の本が3箱届く。いずれも以前より何度も依頼してくださるお客さんからのもの。

17時に閉店し、帳簿付けなどをやってからルクスへ行く。この日は村上巨樹さんによるミャンマー音楽についてのトークイベント『ミャンマー音楽の謎めいた世界へ』。準備はスムーズに進み、村上さん井川さんにも挨拶しておきたいとのことで、tooniceまで一緒に行ったりする。トークは昨年末の渡航時の映像なども交えられ、新しい情報が多く、全ての回を見ている自分も楽しめた。軍部は劣勢になってきているようだけど、不条理なほど横暴な行為がまかり通っているようだ。村上さん気を付けてほしい。片付けを終え、昨年から村上さんが岩手県花巻市で始めた古書店(といっても、中古CD/レコードや東南アジア食材の販売、ギター教室、イベントなどいろんなことをやっている)『港』についての話を聞く。即興演奏のワークショップなどもやっているそうだ。物販で売られていた、サンダヤー(ミャンマー式ピアノ)と女性ボーカルのデュオのCDRを購入。

0時半頃帰宅。さすがに疲れて、すぐに寝てしまった。


05日(木)

朝7時半頃に起きる。シャワーを浴びて、軽く朝ごはんを食べる。洗濯。YOMSで村上さんと合流。県庁を見学し、さか枝でうどんを食べる。香川に来た実感を手軽に味わえる場所が店の周りにあって良かったなと思う。

村上さんとYOMSへ戻り、そのまま開店。店頭買取2件。この日も発送件数が多い。店内に積みっぱなしになっていた本の整理。辻さん来てくれる。高松のお店などに取材したzineを作りたいそうで、今度取材してもらうことになった。こないだのまいこさんの高松マップといい、こうしたお願いが増えているのは、街が盛り上がっているということなのかもしれない(自分はYOMSのことで精一杯なので、あまり俯瞰して見れないけど)。自分の趣味に合う合わないは置いといて、お客さんにとってはいろんなお店の選択肢があったほうが楽しいのは間違いないはずだ。古書店という、生活必需品でもないものを売る店をやっている身としては、自分が普段行かないお店にこそ日々助けられていると思いたい。

閉店後、何をしたかあまり覚えていない。ブログの更新をしたような気もするし、発送準備や帳簿付けで終わったような気もする。


06日(金)

朝起きて、ご飯を食べ、コーヒー飲みながら読書。『青白い炎』読み終える。洗濯物畳む。外出し、用事をひとつ終える。多賀盛剛『映画の感想』読み終える。「めちゃめちゃすごかった」と何度も言ってしまうのがすごい。

1時間遅れて開店。まどがネットで注文してくれていた外付けCDドライブが届く。郵送買取分の査定連絡、了承取れて支払い。この日はセット出品していた本が売れ、件数は少ないものの梱包に手間取った。店頭買取2件。カウンター内にどんどん本が積まれていくが、抗いたい。連続で臨時休業を取った後の品出し作業は充実感がある。

閉店後、本を発送し、ブログの更新。0時近くまでやる。いろんなことがあったのでまとめるのが大変。ヘトヘトになって帰宅。実家から笹団子など届いている。シャワーを浴びて洗い物。ツタヤディスカスでCDのレンタルをして寝る。疲れていてもこういうことをしていると不思議と夜更かしできてしまう。はよ寝ろ。


07日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんは実家から送られてきたちまき。こちらでは筒状に包むようだけれど、新潟は三角形に包む。電話でお礼を言う。

南へ。灰田高鴻『夢てふものは頼みそめてき』1巻読み終える。ノートにドローイング。100均に寄って店へ。ルヌガンガへ笹団子をおすそ分けする。

開店。店頭買取1件。品出し、ブログの更新などを進める。ブログにかまけてこの日は発送をほとんどやらずに終わった。セガ君来てくれる。沖縄へ行ってきたそうで、お土産のお菓子をもらった。おいしい。笹団子もおいしい。まどが丸亀町グリーンで行われているビールのイベントで買ったというおつまみを持ってきてくれる。食べ物がすごい。今月に入ってからのお客さんは海外からの方が少し減ってきたように感じる。梅雨入り後はどうなるだろうか。

渋谷で『クララ・オーディオ・アーツ』というお店をやっていた野界典靖さんが亡くなったことを知る。53歳、病気だったそう。クララによく行っていた頃自分は大学生で、EamesとFluxus、Busby BerkeleyとKenneth Anger、Fats WallerとOrganumが並置されている店内の空気が、自分の中の大切な部分を鍛えてくれたと思う。フリーペーパーも置いてもらっていた。クララでDieter Rothのアートブックに触れ、大学卒業後にドイツ旅行にも行った。YouTubeも無かった状況で、Harry Smith "Early Abstractions"、 Walter Ruttmann "Weekend"、 Alan Sondheim "T'Other Little Tune"などの魅力に20代前半で触れられたのは、野界さんのおかげだ。最後に会ったのは代々木OFF SITEを運営していた藤本ゆかりさんが代々木八幡でやっていた20202というギャラリーで、野界さんは興奮のあまりほとんど痙攣しながらレコードをかけていた。天国でたくさん好きな音楽を聴いていてほしい。

今日はもう帰ってゆっくりします。

2025年5月30日金曜日

語られない(2025年05月28~30日)

27日(火)夜

ブログを更新して帰宅、シャワー浴びる。体は疲れているが頭は妙に醒めていて、寝付けない。『長谷川四郎の自由時間』読み始め、寝る。


28日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の準備。まどがコーヒーを淹れてくれて、おととい富澤さんからいただいたお菓子と一緒にいただく。少しだけ読書。

外出。アルバイトN君にネット出品作業を教える。N君飲み込みが早い。アルバイトの人に作業をお願いするようになってから、売り上げも上がってきている。どんどんやっていきたいところ。

開店。丗界さんの冊子を中心に発送準備作業を進める。件数が多く、ほとんどこの日は梱包作業をやっていた。ネットで注文していたスニーカーが届く。良い感じ。神戸の風文庫さんがご来店。香川のネジマキネコさんも以前から関わりの深いお店で、自分はまだお伺いしたことがなかったけど、いろいろお話できた。

閉店後、スーパーでビールを買って帰り、家で本を読みながら飲む。ten to senの杉浦さんからいただいたおせんべいをつまみに。杉浦さんは5月末で新しい経営者の方へゲストハウスの経営を任せ、しばらくゆっくりされるとのこと。YOMSを始められたのは杉浦さんが物件を紹介してくださったのが大きなきっかけになっている。改装も手伝っていただいた。お疲れさまでした。


29日(木)

朝5時に目が覚める。東京に行く直前で興奮しているのだろうか。この際だと読書を進め、『自由時間』読み終える。朝ごはん、お弁当の準備。

まども起きてきて、モーニングへ行く。ノートにドローイングを描き、磯崎新『空間へ』読み始める。出て、作業部屋へ。東京に持って行く絵を3枚ほど選ぶ。ついでに絵の続きも少し。フリーペーパーの刷り損じを切ってコラージュする。

開店。この日も昨日ほどではないが発送件数が多かった。絵の梱包などもやる。店頭買取3件。お客さんは瀬戸芸の春会期が終わり少なくなるかと思いきや、まずまずだった。品出しもアートや哲学、料理など割とできた。東京での予定もだいぶ固まる。

現代アートの場の、サロンぽい雰囲気がどうも苦手だ。かったるい。もっと風通しが良くならないものか…と愚痴ったところでしょうがないので、店を通じて何かもっと自分の理想に近い人、モノ、お金、などの流れを作れたらと思う。良い記憶も嫌な記憶も飲み込んで、「全て壊してしまいたい」と「誰も傷つけたくない」を同時に実現しようとする時の遠心力でもって、生活を飛躍させたい。それは必ずしもアートの場で起こることではないし、日常に起こる誰にも語られない一瞬だったりもするだろう。

閉店後、すぐ帰宅。風呂。着替えなどをまとめる。まどの本棚からちくま文庫の『余生まんが』を借りて読む。奥田亜紀子さんの『あんきらこんきら』はめまぐるしく変わるアングルと時間軸が、どこかマジックリアリズムの小説を思い起こさせる。そういえば奥田さんは最近SNSで『百年の孤独』について書いていた。そしてラストに収録された楳図かずお『Rojin』が凄まじい。この作品が序盤にきていたら、他の作品の印象が薄くなってしまったかもしれない。しかし調べてみると『Rojin』はいろんな単行本や文庫に過去収録されているようだった。もっと読まないとなぁ。


30日(金)

朝7時半に起きる。軽くごはん。余っていたミニトマトなんかも食べておく。

荷物をまとめて、久々にDORSIAへ。店内にヒマさんの詩(著名なアーティストの詩か文章を一部アレンジしたもののようだ)のポスターが貼られていて、Instagramのストーリーに上げると、ヒマさんから「これからDORSIAでTOKYO ART BOOK FAIRの人と会うのでよかったら齋藤さんも一緒に」とお誘いを受ける。まどと話したり、少し本を読んだりして待つ。まどは作業があるため帰り、入れ替わりでヒマさんと汐入さん、TABFの東さんがやってくる。いろいろお話。福岡のあたりにある面白いお店の情報を聞く。ヒマさんと話すのもなんだか久しぶりだな。

100均に寄ったり、お弁当を買ったりして店へ。開店。店頭買取3件。ヒマさん汐入さん東さんも寄ってくださり、こないだ作ったフリーペーパーを渡す。品出し、荷物の整理。『Tさんインタビュー』も東京で会う人に渡せたらと少し増刷する。

明日は東京。

2025年5月27日火曜日

開いていられる(2025年05月26~27日)

25日(日)夜

閉店間際、善通寺に住んでいるというお客さんといろいろ話す。最近福岡と久留米に行ってきたそうで、久留米で古物商をやっている鋤田収集事務所さんがYOMSのことを話してくれていたとのこと。鋤田さんは音楽イベントの企画などにも関わっているようで、以前からとても気になっていた。以前『休みの集い』に出てもらったタイキさんにも久しぶりに会いたいし、やはりできるだけ早いうちに福岡には行っておきたい。


26日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。昨日来てくれた海外の建築士のお客さんから、香川や瀬戸内の建築に関する本は何かないかと問い合わせがくる。少しやりとりがはずみ、励ましの言葉もいただく。ありがたいことだ。

まどとまた南へ。井戸川射子『無形』続き読む。出て、スーパーでコピー用紙を買い、店へ。開店時間にはまだ早いが作業。フリーペーパーの印刷などやる。

開店。開店直後に些末事研究福田さんが来て、最新号を納品してくれる。記念すべき10号目、表紙はまどが描いている。漫画も少し。いつもより書き手が少ないような気がしていたけど、福田さん、内澤旬子さん、荻原魚雷さんの3名による鼎談は50ページ弱のボリュームがあり、読み応えがありそう。フリーペーパーの製本作業をやりつつ、品出しや発送準備を進める。夜20時になって、丗界さんの冊子をウェブショップに追加。絶対に購入するぞとスマホやパソコンの前でじりじりしている人がいると思うと緊張した。20分弱で追加分20部は完売。その後、YOMSでもいくつか写真集を扱わせてもらっている富澤大輔さんが来てくれる。初めてお会いした。愛媛で撮影の案件があったとのこと。いろいろお話する。丗界さんの冊子の件で緊張していたのもあり、若干変なテンションになってしまったかもしれない。台湾で買ったというお菓子と、最新作の写真集をいただいた。うれしい。

閉店後、帳簿付けを済ませ、明日早朝に予定しているエアコンクリーニングのための片付けをやる。ヘトヘト。


27日(火)

朝7時半に起きる。軽く朝ごはんを食べて早速外出。店に着くと既に業者さんは到着していて、入り口のあたりに道具が置かれていた。クリーニング開始。自分はレジでフリーペーパーの製本作業をやる。1時間~1時間半ほどかかるかと思いますと聞かされていたけど、きっかり1時間半で作業は終了。室外機までピカピカになった。うちは路面店ということもあり、排ガスなどで室外機が汚れやすいようだ。100均で買い物。棚をどかしたついでに、普段手の届かないところの掃除をする。

まどと合流し、高松駅まで歩く。久しぶりに駅2階の立ち食い寿司店『七幸』へ。店員さんが増えていて、SNSにも力を入れているようだった。最近2人ともおすすめにぎりのセットにする。鯛、さわらなどどれもネタが肉厚でおいしかった。まどは途中でお腹いっぱいになったようだし、次は単品で頼みたい。

プロントに入って読書。『無形』読み終える。ノートに少しドローイング。

店に戻る。掃除。棚の改良(ちょっとした、ほとんど目に付かない部分)をして、zineなどの品物を戻していく。考えながら整理したので、昨晩品物を棚から出した時の3倍くらい時間がかかってしまった。しかしいろいろなところがきれいになったのでOK。途中八百屋に行って買い出し。

スーパーに寄って帰り、料理。キャベツと玉ねぎの味噌汁、ほうれん草ともやしのナムル、そら豆と牛肉のにんにく炒めを作る。このところ定休日は外食が多かったので、久しぶりの料理だった。しかしなんだか寿司とか牛肉とか、いいものを食べている。まどがチョコミントアイスを買ってきてくれた。

東京に住んでいた頃は、よく公共の場でゲリラ的に絵を発表していた。しかし高松に引っ越してからはほとんどそういうことはやっていないし、あまりやるつもりもない。高松は狭い街だから…というわけではなく、店を始めてからは特に、この辺に住んでいる人達ときちんと向き合って生きていこうという思いが強くなった。何かやるなら事前にきちんと相談したい。開(ひら)けていたい。そういう意味でも、店はゆっくりと自分のペースで開いていられる。古書店を続けて、いろんな人がいろんな趣味趣向や意志を持っていているんだなと実感できたのが意識の変化にもつながっているんだろうと思う。

再び店へ行き、明日バイトN君が来てくれる予定なのでそのための準備。ブログの更新。

発送がたまっているけど、今日のところは帰ります。

2025年5月25日日曜日

いろいろ日記(2025年05月22~25日)

21日(水)夜

23時頃まで残業し、帰宅。まどと魚豊『ようこそ!FACTへ』の話で盛り上がる。コンビニでプリントした田中菫さんの”HOT MILK LETTERS"最新号を読み、シャワーを浴びて寝る。


22日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の用意。コーヒーを淹れ、ホセ・ドノソ『隣りの庭』続き読む。

外出。作業部屋へ行き、CDや画材の片付け。CD思ったよりもたくさんある。ロスアプソンで買ったチャーハンさんのmixCD、ZAO(フランスのジャズロック)など聞く。少し絵の続きもやった。

開店。昨日かなり忙しかったので、この日はゆっくり目に作業。CDRなんかも焼く。Hさんよりうれしい連絡入り、相談を受けたのでいろいろ返信。楽しみだ。

絵でも店でも、誰かに「これだったら自分にもできるかもしれない」と行動につながる何かを感じてもらえるようなことがやりたい。自分があまり洗練に興味が持てない(洗練志向のものへの敬意はあるつもりですが)のは、その辺に関係があるのだろう。

閉店後、本を発送し、フリーペーパー用の原稿作り。今月末からの神奈川/東京旅行で人に会う用事が多いので、久しぶりに何か渡せるものを作ろうかとなった。最初はAdobe Frescoで絵を描いてみるが、いまいちうまくいかない。結局ノートに描いたドローイングをPhotoshopで加工し、これをプリントして手でコラージュしていくことにする。この日はプリントまで。

帰宅、シャワー。少し読書して寝る。朝方は少し寒かった。


23日(金)

朝7時半に起き、朝ごはん。この日はまども早起き。お弁当を用意し、『隣りの庭』読み終え、鈴木竜太『経営組織論』続き久々に読む。教科書的な本だけど、やはりそれだけに内容の密度は高い。社会学の基礎的な内容もたくさん盛り込まれている。洗濯。

まどと外出、南に入る。『ルーシー・リーの陶磁器たち』読み始める。ノートにドローイング。

開店。小物コーナーが最近売れているので、マッチやメノウ、手芸カードなどを補充。まいこさんが『こんまい高松マップ』の納品に来てくれる。これは高松駅/高松港から商店街アーケード付近のお店を紹介したマップで、書き込みが推奨されている。視覚、聴覚などの五感と場所との関係についての短いエッセイのような文章も載っており、よくある観光ガイドブックとは違った微細な感覚への意識が窺われる。この日は本の品出しはあまりせずに、フリーペーパーの原稿を作る。昨日プリントした素材は結局使わず、ドローイングの断片をPhotoshopで切り抜き、配置した。断片の数が多く、また印刷・製本した際の微妙な位置調整などもあり、それなりに時間がかかる。夜に完成。閉店時間を過ぎてからも発送準備や帳簿付けなどをやった。

帰宅。ルーシー・リー読み終えて寝る。


24日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を用意して外出。この日はアルバイトN君に新しいネット出品作業を教える日。外は雨、めずらしく一日中降るとの予報。

店に着き、少し品出しなどやる。N君諸事情で少し遅れ、10時頃から作業開始。何冊か家にも持ち帰ってやってもらうことにした。

開店。店頭買取1件。品出し、均一本の補充。Hさんとお母さんが、販売用の冊子を納品しに来てくれた。以前持ってきてくれた版では本名を記載していたのが、今回はペンネームの『丗界』となっている(よって、今後は丗界さんと書きます)。20部納品されたうちの半分をネット販売用、もう半分を店舗販売用にすることに。まいこさんも高松マップの追加分を持ってきてくれる。夜、YOMSの開店当初にポーランドからzineを送ってくれたアンナさんが来てくれる。アンナさんはklub zinというレーベル名で出版を手掛けていて、現在日本に長期滞在中とのこと。zineを送ってくれてからもう7年くらいの時間が経ってしまい、ろくにこちらから連絡もしていなかったけど、こうして香川まで訪ねてくれて話ができたのがうれしい。店を続けていられて本当に良かったなと思う。19時になり、丗界さんの冊子のネット販売開始。なんと6分ほどで売り切れてしまう。驚いた。丗界さんに伝えると、号泣したようだった。その後両親と3人で店に来てくれて、しみじみと話す。

閉店後、ルクスで行われているイベントに行く。生物さん主催のイベントで、出演者はルクスのまいちゃんを除いてほぼ県外の方という珍しいブッキング。18時開始なので自分は後半しか見れなかったけど、楽しかった。Daisuke YoshinO)))さんはモジュラーシンセから始まってスピリチュアルジャズ、民謡、ダブなどいろんな音楽をかけていてとてもいい感じ。mezaの片岡さんとも去年の『休みの集い』以来久々に会い、また何かやりましょうと話す。服部さん、堀金君、平尾君とブラジル音楽の話ができたのも良かった。

帰宅。ビールを飲みすぎた。シャワーを浴びて寝る。

アンナさんがやっているklub zinのinstagramはこちら。


25日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。洗濯物畳む。ネットでスニーカーを注文。まどと外出し、南に入って読書。井戸川射子『無形』読み始める。ノートにドローイング。

開店。昨日売れた丗界さんの冊子を中心に、ずっと梱包作業。この日もさらに20部を追加納品してくれて、明日の夜8時からウェブショップで販売しようということになる。海外からのお客さんが堀嵜那奈さんのCDやナガバサヨさんの小さな作品を買ってくれたのもうれしかった。このところ小物コーナーもけっこう動きがある。アンナさんは祖谷のかずら橋を渡っていた。

今日はこれからフリーペーパーの増刷作業。

2025年5月21日水曜日

ドライブ、佐渡(2025年05月20~21日)

19日(月)夜

閉店後、在庫整理作業、本の発送、帳簿付け。22時半くらいになってしまったが、作業部屋に行き少し絵を進める。けっこういい感じ。帰宅、シャワー浴びる。ホセ・ドノソ『隣りの庭』少し読み進めて寝る。


20日(火)

朝7時半に起きる。朝からなんだか暑い…と思ったら、この日の最高気温は29度。とりあえずまどと外出。南に入り、モーニング。ノートにドローイング。

レンタカーを借りて出発。Tamba TrioやErasmo Carlosなど、ブラジルの音楽を聴きながら丸亀へ向かう。天気は快晴、ドライブ日和だ。MIMOKAで猪熊弦一郎展見る。これは猪熊の文化人としての側面や、建築家との協働、デザイナーとしての仕事などに焦点を当てた展覧会。前からこういう展覧会が見たかった。装幀の仕事や、1952年に初めて日本に輸入されたイームズチェアなども展示されており、興味深い内容。

琴平方面に車を走らせる。先月初めて行ってとてもおいしかった極楽孔雀さんへまた行ってみるが、ランチのカレーが無くなってしまったようで、既に閉店していた。残念。琴平の街なかに行き、うどん屋さんへ入る。久しぶりに観光客のうどん屋に行った。なんとなく足らず、テイクアウトのタコスも食べる。まどはソフトクリームを食べていた。

まんのうの塩入温泉へ行く。ロッジもあり、予約すれば泊まれるようだ。森に囲まれた景色を見ながらの外気浴は気持ちよかった。

Podcast『ゼーロンの背中』を聞きながら高松へと戻る。久しぶりにブックカフェソローへ。店内奥がリニューアルされ、店主宮脇さんの作業部屋になっている。宮脇さんは現在野外フェスティバル『いのちの祭り』のドキュメンタリー映画制作で忙しそう。まどは店内の写真を撮っている。namiの北村さんもやってきて、4人でいろいろ話す。いつの間にか3時間もしゃべっていた。スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』購入。

温泉が効いたのか、体がぐったり。車を停めてアピスパイスでカレーなど食べる。スクティおいしい。そういえば羊肉が食べたいと思っていたんだった。

帰宅。買取で入っていた、魚豊『ようこそ!FACTへ』全4巻を一気読み。疲れたし1巻だけ読もうかなと思っていたら、面白くて全部読んでしまった。3巻の、陰謀が加速していく様子には思わず声を出して笑ってしまう。陰謀論がテーマではあるけど、最初から最後まできちんと恋愛ドラマとして描かれていて、ぐいぐいと引っ張られる。ラストとても良かった。


21日(水)

朝8時前に起きる。洗濯をして、軽く朝ごはん。レンタカーを返して、さすがに定休日にしっかり遊ぶとお金がなくなるなぁと思いつつ、またこの日も喫茶店に入る。『隣りの庭』続き。けっこう読めた。レターパックやCD用の不織布ケース、お弁当など購入して店へ。

少し早めの開店。ずっと小雨が降っていたけど、お客さんの入りは少ないというほどではなかった。品出し、発送準備進める。発送件数が多く、時間がかかった。店頭買取2件。小説文庫本、ファッション、建築、アート関連など。とてもありがたい。きゅう!のカナさんが来てくれて、Hさんの山東京伝現代語訳が気になるというので見てもらう。Hさんご家族はよくきゅうまでカレーを食べに来ていたようだ。カナさん「あの子がこんなに…」と感慨深そうに見ているので、1部差し上げることに。自分もなんだかうれしくなった。夜にはルヌガンガの中村さんも来てくれて、久しぶりにあれこれお話する。

新潟県佐渡市でタガヤス君がやっているドーナツ店『タガヤス堂』が最近リニューアルしたようで、今までテイクアウトのみだったのが店内でも食べられるようになったとのこと。イートインスペースには私の絵が飾られている。タガヤス君のパートナーのゆきのちゃんが写真を送ってくれたけど、店内とても素敵な雰囲気だ。『タガヤス堂』の隣にはゆきのちゃんがやっている書店『ニカラ』もある。去年やっと初めて行くことができた。佐渡にはまだまだ行ってみたいところがたくさんあるけど、次に行くのはいつになるだろうか。

閉店時間を過ぎても発送、ブログ更新でもうこんな時間。帳簿付けをやってもう今日は帰ろうと思う。