2025年5月9日金曜日

こういうもの(2025年04月07~09日)

06日(火)夜

在庫整理をやろうと思っていたところ、まどから「家が停電した」との連絡が入る。店のあたりはどうやら問題ない模様。少し時間が経ってまた電気はついたが、念のため店で合流し、一緒に帰ることにする。SNSで奥田亜紀子さんが最近布教しているジャイアントコーン黄色をスーパーで購入。

シャワーを浴び、サミュエル・フラー『バトルロイヤル』読み終え、トム・ルッツ『無目的』少し読み進めて寝る。


07日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当を準備し、まどと外出。南に入りモーニング。ノートにドローイングを描き、読書。電話がある。どうやら用事を忘れていたようで、12時に行くことになる。店の開店を遅らせた。

開店。この日は非常にいろんなことがあり、疲れた。しかし良いこともあった。まどの『怪獣を解剖する』の重版が決定。そして小物コーナーに置いていた自分の絵を中国から来た男の子が買ってくれた。県外からの通販依頼もあった。アルバイトMさんが来て本の受け渡しと支払い、CRX magazineの品出し。

閉店時間を過ぎてもなかなか作業終わらず。帰って風呂。『無目的』読み終えて寝る。

「自分を疑うことは、無目的性の影の部分であり、希望や自由、休息のない無目的性と言える。私たちが「無目的性」を終わらせたいと思っているという事実を露見させる。」(p87)

「スタインおよび老子にとって、日常生活での事実のみが思索の対象であり、思索に全的な価値を置いてはいない。「描写自体は終わらない」「描写を終わらせることは可能」とスタインは書いている。語ることができることは永遠の「道(タオ)」ではないと、老子は語っている。」(p120)


08日(木)

朝8時に起き、朝ごはん。この日もまたモーニング。小島信夫『夫のいない部屋』読み始める。最近けっこう本が読めていて良い感じだ。ノートに少し絵を描く。

店に行き、在庫整理作業。11時半にアルバイトN君来る。再び外出し、買い物。

開店。この日はなんかだらけてしまったが、まあこのところ全然休んでないしと開き直った。よって品出しはそれほどできず。店頭買取1件。預かり分の査定終える。

閉店後、本の発送。ネットで注文したキャンバスが届いたので、作業部屋に行き手をつける。帰って少し読書。


09日(金)

朝8時に起きる。なんとなくヤフオクでCDやレコードを見ていたらあっという間に30分ほど経過。まずい。遅れを取り戻すため(?)朝ごはんを食べながらバスター・キートン『キートンの鍛冶屋』見る。お弁当の準備。外は小雨で暗い。

外出。郵便局で本を発送し、作業部屋の片付け。まだまだ傍から見れば汚いけど、片付けもやろうと心が決まれば楽しい。在庫整理も少し。キャンバスの続きをやる。

一昨日自分の絵が売れたことについて考える。自分の絵はそれほど高くなく(自分がそう思っているだけなので、もちろん高く感じる人もいるだろうけど)、「安すぎませんか?笑」と言われることもある。しかし自分で「この程度のもの」と考えているのではなく、「こういうもの」と考えているから安くしている。この差は大きい。いつまでも絵を「こういうもの」にしておきたいので生業を別の仕事にしているし、古本屋としての日々の作業にも精が出る。そう考えると、絵を描くことと日々の仕事は密接に関係している。

開店。この日は品出しを進めた。均一本もたっぷりと補充。一日中あいにくの天気だったけれど、売り上げはひどいというほどでもなかった。

今日は早めに帰って本を読む。

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