04日
朝8時過ぎに起きる。
「老いと踊り」読み進める。日本の「芸」は、踊り手の人格と劇中の人物の人格が同時に存在することを尊ぶ。能についての記述も興味深い。佐渡に行きたくなる。
フランスパンを切って、スプレッドチーズを乗せてレンジで焼く。残っていたカレーをつけて食べる。
外出。郵便局へ本の発送。人が少ない。
開店。店頭買取1件。雑誌、料理本など。休憩も無しでどんどん品出しする。
「小島信夫の本はありますか」と、お客さんから質問を受ける。一瞬驚いて、「小島信夫がお好きなんですか?」と聞くと、このブログを読んで気になったとのこと。お店をやっているといろんなことがあるもんだ、とうれしい気持ちになった。「アメリカン・スクール」「女流」「実感・女性論」と、3冊もご購入。「美濃」や「別れる理由」以降の、メタフィクション要素が強い作品も薦めたかったけど、あいにく在庫なし。今回の3冊がきっかけになって、後期の作品にも入り込んでもらえたらうれしい。
閉店。本当に疲れてしまい、本の出荷ついでに公園で散歩。帰ってしばらく放心。「老いと踊り」読み終え、多和田葉子「百年の散歩」少し読んで寝る。
05日
嫌な夢を見て、胸が苦しくなって目が覚める。お湯を飲んで二度寝。
ごはんを食べて、朝風呂に入る。まどがスコップビーンさんで買った豆でコーヒーをいれてくれた。少し打ち合わせ。
昼ごはんは、お隣のれんげ料理店さんでランチ。れんげさんは人気の居酒屋で、普段は夜営業のみだけど、最近はランチ営業もされている。混んでいることが多くてなかなか行けなかったので、この機会に来れて良かった。
そのまま公園へ散歩。本を読んでいる人も多い。
店に戻る。日記を書いて、売れた本の発送準備をし、ポストへ出しに行く。
スーパーへ買い物に行き、帰って料理。ほうれん草とゆで豚を乗せたそうめんを作る。薄味を狙ってみたけど出汁の旨味が足りず残念。
朝風呂が良くなかったのか、どうも体調が悪い。水を飲んですぐに寝る。途中起きて、「百年の散歩」を読み進めた。
06日
朝9時頃に起きる。体調まずまず回復。この日は公園コンサートに配信で出演。公園コンサートは友人の直嶋岳史さんが長年やっているイベントで、自分は第一回から断続的に参加している。今回はK/A/T/O Massacreというイベントとの共同開催。
公園コンサートの思い出をいくつかツイートする。
「公園コンサートは、とにかくみんな異常なほど『受け入れる準備』ができている。会場に出演者が来なくて、その人がどこかでやっているということだけは知らされていたからその出演時間はやっていることを想像しよう、という回もあった。『出演』や『演奏』が融ける。」
「別の回。会場に突然知らない人がやってきて、『○○さんはいませんか』と言う。○○は出演者だけど、来ていない。『いや、来てませんよ』その人はものすごく動揺した表情をして帰ってしまった。○○は、その人を自分の出演時間に合わせて会場に誘って、自分は来ないという演奏をしていた。」
「こうやって並べてみると、自分にとって公園コンサートの面白いところのひとつは『不在』だったのかなと思う。自分はふつうにパフォーマンスぽいことを考えてやっていた。平間貴大と古田直人がとにかくすごかった。」
最後のツイートで平間と古田がすごかったと書いているのは、この2人が現場に来ない演奏をよくやっていたからだ。特に厄介なのは古田で、平間は「行かない」とはっきり言うので「そうなんだな」と思えるのだけど、古田は来ているのかそうでないのかわからない時が何回かあり、現地でやっている出演者は遠くで何か変な音がしたりするたび「あれは古田の演奏では」と疑心暗鬼になっていた。結局それは古田の演奏ではなかった。しかし、確かにあの時は演奏を聴いていたのだと思う。あんな演奏はそうそう聞けるもんじゃない。
結局この日自分は電波状況の関係で店の中で演奏した。キャンバスをひもで吊り下げて操作するライブ。
店のレジに戻ったらやることがたくさんあって、店頭買取も入り、ドタバタして他の人の演奏はあまり見れず。ずっと作業して、あっという間に22時を過ぎてしまう。
「百年の散歩」読み終える。
07日
朝8時起き。火曜日の夜ずっと寝ていたせいか、体がこわばっている。昨日のライブの反応がSNSでちらほらあり、うれしい気分になる。
サミュエル・ベケット「モロイ」読み始める。三輪秀彦訳。
八百屋へ買い出しに行き、帰って料理。小松菜のおひたし、ポテトサラダ、ささみの辛みそ和え。洗濯物を片付ける。
開店。発送準備と品出しを進める。昨日お預かりした買取の本の査定。さらに店頭買取1件。
入口のドアをウイルス対策として開けている。しかし、暖かくなって蚊が出てきたので、どうすべきか迷う。エアコンはレジカウンターから離れている。暑くなったらどうしよう。
今日はこれからまたまどと打ち合わせ。
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