2026年5月13日水曜日

連勤明け(2026年05月11~13日)

10日(日)夜

閉店後、外の空気を吸いがてら本の発送。作業部屋で絵の続きをやる。少しづつでも絵が進むのは充実感がある。

帰宅。シャワー浴びて宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑 増補版』続き読む。これはまども以前読んだ一冊で、お互い好きな箇所を話したりした。


11日(月)

朝7時半に起きる。荒俣宏から本の買取時の対応について叱られる夢を見る。朝ごはんを食べ、洗濯物をたたむ。

外出、この日も南へ。『調査される』読み終え、坂野潤治『日本近代史』続き読む。

「「大正デモクラシー」という表現には、大正時代にデモクラシーが存在していたような語感があるが、それはあくまでも「運動」のレベルのことであり、慣行や制度として二大政党制と普通選挙制が実現したのは、むしろ昭和に入ってからのことであった。」(p240)

作業部屋でハリー・パーチ聴きながら絵の続き。

開店。発送準備、昨日入荷した本の整理。均一本の補充と品出し。店頭買取1件。CDRを焼いたりもする。砂古口さんからメールが届き、明日インタビューさせていただけることに。

閉店後、サウナへ行く。水風呂はやめにして外気浴のみ、風が気持ちいい。コンビニでビールを買って外で飲む。店のレジでフリーペーパー『DAYS WITHOUT DRAWING』20部ほど増刷。

帰宅。『日本近代史』を少し読んで寝る。やっと13連勤が終了。


12日(火)

朝7時半に起きる。本秀康『たのしい人生 完全版』読み終える。完全版でないほうを以前持っていたけど、売ってしまっていた。身もふたもない残酷でナンセンスな話がたくさん載っていて、自分に合っている。好きだった『かわいい仲間』はけっこう改変されていた。著作権への配慮があったようだ。

この日発売のコミックビームに、まどの来月発売号からの新連載『やってくる』の告知が掲載。しかも初表紙。楽しみだ。

まどと外出、南に入る。3日連続。砂古口さんにインタビューでお聞きしたい点を箇条書きにして、遅まきながらメールで送る。藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』読み始める。

歩いてきゅうに向かう。アーケードを抜けるともう暑い。飾らせてもらっている絵の写真を撮り、鰹と焼きチーズのカレーを食べる。おいしい。お腹いっぱいになる。かなさんがまどの手塚賞受賞を祝ってくれた。

花屋に寄ってピンクの薔薇を買い、栗金商店に行く。先日みきちゃんが元気な男の子を出産したので、お祝いの品をプレゼント。堀金君と久しぶりにいろいろ話す。まどはチャイナシャツ、自分はネクタイを購入。来月スーツを着る機会があり、新しいネクタイが欲しいと思っていたところだった。

porteに行き、フリーペーパーを置いてもらう。porteは最近県外への出店を積極的にやっている。ワッペンを1枚買った。

店に寄って、砂古口さんのお宅へ。午前中に送ったメールへの返信では「今日は疲れているからそんなに答えられないと思う」とあったが、砂古口さんは話しているうちにどんどん元気になっていき、3時間半もしゃべっていた。最後のほうは自分のほうが疲れていたかもしれない。砂古口さんが通っていたという東京のシナリオ学校の話や、昔の善通寺の書店や映画館の事情なども少し聞けて良かった。紅茶とスコーンをいただく。

スーパーに寄って帰宅。まどは歯医者に行ったりしていて、謎の頭痛もあったりで疲れた様子。実家から米と野菜が届いていた。少し休んでから料理。味噌汁、牛肉とにんにくの芽の炒め物、卵焼きを作る。細切りにしたにんじんとブロッコリーを茹でる。晩ごはんを食べて、またスーパーに行き、アイスを買って食べる。風呂。映画を見ようと思ったけど遅い時間になってしまい、『日本近代史』『ジャクソン・ポロック』続き読む。少し早めに寝た。

連勤明けの割には(いや、だからか)たくさん用事があり疲れたけど、やりたかったことができて良かったと思えた一日。


13日(水)

朝7時半に起きる。眠い。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。

外出。レンタカーを借りて出張買取。段ボール5箱ほどお預かり。戦前の本や戦後すぐに出版された児童書などもあり、うれしい。店に本を置いてレンタカーを返却。喫茶店で一休みしようか迷ったが、やめにする。丸亀町のベンチに座ってドローイングを描いた。店に戻り、査定と在庫整理。なんとかごちゃごちゃの状態は避けられた(といっても、店内に段ボールが積まれた状態にはなっている)。

開店。発送準備、品出し、均一本の補充。辻さんが来てくれて、先日テキサスに行っていた時の話を聞く。午前中に査定していた分、価格了承取れる。

重要な連絡が入って、考え込む。どうしようか。

今日はちょっと休みたい。

2026年5月10日日曜日

ゲラ完成(2026年05月08~10日)

07日(木)夜

閉店後、本の発送。居酒屋へ行こうと思っていたけど、この日も結局行かず。作業部屋で古川卓巳『沖縄の民』見る。銃撃戦のシーンの迫力がすごい。戦争は嫌だなという気分になるが、自分は内地の生まれだし複雑(『沖縄の民』の主人公2人も内地の人だけど)。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


08日(金)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。外出、銀行に行ってお金を預ける。南でノートにドローイングを描き、昨日印刷した山内さんインタビューのゲラをチェック。思ったよりも間違いが多い。話題がけっこうあちこちに飛んでいるけど、どう整理していこう。

開店。品出し、均一本の補充。その後ゲラのチェック、原稿への反映。平日の割にはお客さんけっこう来られた。まどかさんがまどの手塚賞受賞を祝ってくれる。今度3人でごはんでも行こうと話す。買取の本1箱持ち込み。ゴールデンウィーク中にけっこう売れてしまった海外文学の単行本が多く、ありがたい。

閉店後、本を出荷し、気になりつつも行けてなかった居酒屋さんへ行ってみる。ビールとレモンサワー、つまみは七味マヨさきいかとハムカツ。しゃれすぎないが清潔感のある内装、物静かな店主さん、自分のとても好きな雰囲気。来れて良かった。山内さんへのお手紙を書き、ゲラを再度チェックする。

帰宅、シャワーを浴びて早めに寝た。


09日(土)

朝8時半に起きる。最近起きるのが遅くなりがち。朝ごはん、お弁当の準備。コーヒーを淹れて、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み終える。

外出。スーパーで買い物。お釣りの小銭が少なくなっていたことを思い出し、いろんなお店でこまごまと消耗品を買う。

開店。品出し、昨日お預かりした本の査定。査定完了し、価格の了承も取れて、さらに棚へ出していく。SNSで相互フォローになっている、アーティストの影山凛太郎さんが来店。観音寺まで自動車免許を取りに来ていたそう。影山さんの作品のことは前から気になっていたので、いろいろ聞く。熱が入り自分のことも話した。ちょっと話しすぎたかもしれない。砂古口さんが来て、今度またお家に寄らせていただくことに。楽しみだ。夕方に羊雲のちえみさん来てくれる。夜に徳島から高木さん来てくれて、2月の外骨トークの感想を伝えてくれた。大正時代のジャーナリストや、ハードスタッフ小西さんの話などもする。この日は一日中しゃべっていたような感じだけれど、品出しはそれなりにできた。

閉店後、再び山内さんインタビュー修正。ひと段落ついたので印刷して発送。店に戻って帳簿付けをやると、もう23時近くになっていた。帰宅。風呂に入り、宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑 増補版』読み始める。自分もここ最近お客さんへのインタビューを継続していて、民俗調査とは違うけど一応読んでおきたいな…とめくってみたら、アーティストも目を通しておくべき内容なのではないかと思えた。


10日(日)

朝7時半に起きる。早起きできた。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯。

外出。一人で南に入る。ノートにドローイングを描き、『調査されるという迷惑』続き読む。

「理論がさきにあって、事実はそれの裏付けにのみ利用されるのが本来の理論ではなく、理論は一つ一つの事案の中に内在しているはずである。
しかし調査に名をかりつつ、実は自分の持つ理論の裏付けをするために資料をさがしている人が多いのである。」(p23)

「地元の人間にも問題のある人もいないわけじゃない。いろいろ調査されたり、それに協力したりするうちに、しったかぶりの語り部というのがでてくるのね。中途はんぱにしか知らないのに、もう全部知っているようなつもりで話す人がいるわけ。」(p49)

作業部屋へ行き、絵の続き。頭がややボーっとして風邪かなと心配になる。キャンバスの続き。コピーで引き延ばしたドローイングの線をカーボン紙で写す。

開店。品出しなどゆっくりめに進める。店頭買取3件。さくらこが来て、パスカルズのチケット売り切れて良かったと話す。テキサスから帰ってきた辻さんからお土産にお菓子をもらう。この日は店頭買取4件、お預かり1件。高松の商店街付近を楽しそうにまわっているお客さんも来られ、うれしかった。体調は結局問題なし。

今日はこれから絵の続き。

2026年5月7日木曜日

折り合い(2026年05月06~07日)

05日(火)夜

閉店後、本の発送。作業部屋で映画を見ようとしたら、またWiFiの調子が悪いようで見れず。板に描いている絵の続きをやることにする。完成、これも後でパネルにするつもり。できるだけ雑な仕上がりにしよう。

帰宅。丗界さんの『稿本 作者胎内十月圖』下巻読む。これが最終巻。中巻に引き続き細かいダジャレのような表現が頻出しているが、解説もつけられていてわかりやすい。完結お疲れ様でした。

風呂に入ってすぐに寝た。


06日(水・祝)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

一人で外出。近所の公園で坂野潤治『日本近代史』続き読む。近くで4人くらいの子供(全員小学生)が遊んでいて、そのうちの一人が「死ね」「殺すぞ」とやたら言っていて悲しい気分になる。自分がそのグループの中にいる子供の親だったらどんな声をかけるか、と考えていたらよけい気が滅入り、早めに立ち去る。世の中の小さな子を持つ人達はこういう感情や状況にもっとうまく折り合いをつけながら生きているのだろう。

コンビニでスケッチブックに描いたドローイングのコピーをとる。原稿をずらして像を歪ませる。いくつか面白い形ができた。作業部屋へ行き、コピーで作った形をキャンバスに描いていく。

開店。均一本の補充、品出し、発送準備。店頭買取1件。夜から山内さんインタビューの文字起こし作業の続きをやり、思ったより進む。明日には終わりそう。

閉店後、気になっていた居酒屋へ行こうかとも思っていたけどやめにして、家で映画を見ることにする。ビールを買って帰宅。山内さんも好きな映画として挙げていた黒木和雄『とべない沈黙』見る。加賀まりこは当時22歳。冒頭の少年が蝶を虫取り網を持って追いかけるシーンが素晴らしい。撮影はATG作品に多く関わり、山内さんが美術で参加した寺山修司『草迷宮』も手掛けた鈴木達夫によるもの。山内さんは鈴木達夫を大変尊敬していて、『草迷宮』の現場では緊張してとても話しかけることはできなかったそうだ。


07日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。まどはあまり体調が良くないようだ。

外出。南に入り、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み進める。

「なにがなんでも現実と神秘を対立させようとするのはなぜでしょう?私たちが個人的に知っている人々さえ、そのひとりひとりが大部分想像の産物ではないでしょうか?」(p121)

「文体の訓練を通じて、作家は自分の可能性を知るようになるのです。いつ、どのようにして、同時に九人の登場人物を扱えるようになるかがわかってくるのです。それはもう楽しいものです。批評が関心を注ぐべきなのはそういう問題にであって、テーマ批評などではありません。」(p170)

100均で消耗品を買い、作業部屋に行って少し絵を進める。

開店。品出し、文字起こし作業など進める。さっこがパスカルズのロケットマツさんと一緒に来店。12月にオリーブホールで開催予定のパスカルズのライブはチケットが良い売れ行きだそうで、県外からの予約も多数入ってきているようだ。砂古口さんからまど手塚賞受賞のお祝いのメールが届き、返信。砂古口さんにも近々個人史をお伺いするインタビューをしたいと思っていたところだった。rocksteadyの平塚さん来て、月末にアカネビルで行われるイベントのチラシをいただく。

文字起こし完了。これから居酒屋で飲みながらチェックする。

2026年5月5日火曜日

なんとまあ(2026年05月04~05日)

03日(日)夜

閉店後、さらに発送準備と帳簿付け。いつの間にか23時近くなってしまい、絵や文字起こしの作業はできず。

帰宅。まどに小山田浩子さんからのお手紙とおみやげを渡す。風呂に入り、ノートにドローイングを描く。坂野潤治『日本近代史』ほんの少し読んで寝る。


04日(月・祝)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯。コーヒーを飲みながら少し読書。

外出。スーパーに寄ってからルヌガンガへ行き、注文していたローズリー・ゴールドバーグ『パフォーマンス・アート』を買う。最近美術関連で気になる本は5000円ほどのものが多くなってきた。昨今の世界情勢や出版業界の雰囲気だとさらに価格が上がっていきそうな気がする。作業部屋で絵の続き。それほどうまくいかなかったけどまあ進んだ。

開店。均一本の補充、発送準備。店頭買取2件、また良い本が入ってきた。どんどん出していく。山内さん文字起こし作業も少しやる。インドネシア(確かバリ島)の古い音楽をかけていたら、シンガポールから来たというお客さんが反応してくれた。夜、昨日入荷した些末事研究11号を店頭に出す。

閉店後、文字起こし作業続き。このペースでやっていけば、今週中には山内さんへゲラを送れそう。帰宅、シャワー。『日本近代史』少し読んで寝る。


05日(火・祝)

朝7時半に起きる。火曜日はいつもなら定休だけど、この日はゴールデンウィークで臨時営業。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の片付け。

まどと一緒に外出、南に入る。永美太郎さん主宰の合同誌『民民』一号を読み終える。小泉八雲や岡本かの子、中島敦などの日本近代文学をモチーフに描かれた漫画作品が掲載されている。「この人はこの作品」という指定は全て永美さんが行ったとのこと。永美さんは昨年佐渡島へ薪能を見に行ったそうだ。ノートにドローイングを描き、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み始める。バルト、ビュトール、ル・クレジオ、レヴィ=ストロースなどへのインタビュー集。帯には「書き物をして煮詰まっているすべての人へ」とあるが、独特な作家ばかりにインタビューしているのでよけい迷宮入りしてしまうような気もする。

作業部屋に行き、絵の続きを少しやる。もう少しでできそう。

SNSできゅうでの絵の展示の告知をしたら、思ったより反応があってうれしかった。こっちに引っ越してから10年くらい絵(というか、画家やアーティスト?)が全然身近にない生活を送っているからか、たまに自分の描いた絵に友達から反応があるとすごいびっくりする。「なんだ、みんなけっこう絵とか関心あったのか。しかもそんな中で俺の絵を…なんとまあ…」となる。失礼な話かもしれないが。

開店。最近は仕事の合間に文字起こしもやっていて、そろそろ棚に隙間ができ始めた。この日は品出しを重点的に進める。いろいろ補充できた。店頭買取1件。徳島から川田さん来てくれて、ケン・ローチの話など。最近まとまって入った美術関係の本がけっこう売れている。夜に文字起こし作業少し進める。映画の話題がたくさん出てくるので、こちらも映画が見たくなってしまっていけない。

今日はこれから映画を見るか、あと少しで完成しそうな絵を描き上げてしまうか、文字起こしの続きをやるか、迷う。

2026年5月3日日曜日

ゴールデンウィーク(2026年05月01~03日)

30日(木)夜

閉店後、帰宅。風呂に入り、途中のまま放ってあった海野弘(解説・監修)『ファンタジーとSF・スチームパンクの世界』の続きを読む。いつの間にかうとうとしてしまうが、読み終えた。少し早めに寝る。

4月は県外へ遊びに行くようなことはなかったけど、なんだかんだであっという間に過ぎた。ネットプリントを作ったり、きゅうで絵を飾らせてもらったりと、自分の創作のことがやれて良かったなと思う。きゅうでの展示の告知投稿にもけっこう反応があった。


01日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当の準備。

早いうちに出る。南に入り、ジョナス・メカス『どこにもないところからの手紙』読み始める。映画監督の清原惟さんもこの本をインタビューで取り上げていたような。ジョージ・マチューナスなどフルクサスのアーティストも登場する。ノートに何枚かドローイングを描くが、あまりうまいこといかず。

作業部屋へ。CAN聴きながら、板に描いている絵を進める。まずまず良い感じ。

開店。この日も雨が降ったり止んだりの変な天気。品出しをして、店内に平積みにしていた本は全部値付けを終えた。ほかメール返信など。Nさんに今月後半インタビューをさせてもらうことになる。楽しみだ。夜は気分がだれてしまい、古本屋と直接関係のない作業をやってしまう。ここ数日天気が不安定な割には売り上げが悪くはないのが救い。

閉店後、スーパーに寄って帰る。家賃の振り込み。風呂に入ってから料理。味噌汁、ほうれん草おひたしを作る。卵を茹でて味玉を仕込み、味付き鶏肉を焼く。『どこにも~』読み終えて寝る。


02日(土)

朝7時半に起きる。少し熱めの風呂に浸かってから寝ると眠りが深い。朝ごはんを食べてお弁当の準備。コーヒーを淹れ、飲みながら先月分の領収書の入力をやる。坂野潤治『日本近代史』続き読み進める。

外出。作業部屋で絵の続き。ジョー・ミーク作品のアンソロジーを聴くが、面白いけどずっと聴いているとけっこう疲れる。絵はそこそこうまいこと進む。

開店。品出しはひと段落ついたので、発送準備を終えてから山内さんインタビューの文字起こし作業をやる。

閉店後、さっさと帰る。ビールを飲みながら、川島雄三『女は二度生まれる』見る。非常にテンポがよく、構図や人物の動線のバリエーションも豊富で、建築の意匠も見ていて楽しい。俳優の演技も皆良いし、人物像の掘り下げも深みがある。ラストの余韻も良い。


03日(日)

朝8時に起きる。少し遅めの起床。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。東京のフランス実験映画特集でモーリス・ルメートル作品が上映されていて、いろいろ検索してみるとアレスキーとも音楽を共作していたりするようだ。これはダンスのための音楽だったそうで、どんな公演だったのか気になる。まどから『採集』10部新たに買い切り。

外出。スーパーで買い物をして作業部屋へ。絵の続き。今にも雨が降ってきそうな空模様の中、Carcassを聴きながらやる。ジョー・ミークよりもCarcassのほうが聞いてて疲れない。

開店。小山田浩子さん夫妻来られ、少しお話。まどへのお手紙をお預かりし、『Tさんインタビュー』『十河進氏に訊く』をお渡しする。以前通販していただいた『FANDOM MOVIE NOTES』に書いた文章についても感想を頂戴した。些末事研究福田さん来て、最新号の納品。Sさん来られ、読書遍歴についてお伺いする。Sさんは若い頃高橋和巳や柴田翔がお好きで、しかし沢木耕太郎や村上春樹を追いかけてもいる。第三の新人や内向の世代は通っていないようで、そこが少し時代をすっ飛ばしているような、独特な印象を受ける。品出し、発送準備、均一本の補充。漫画のセットや美術関連など、単価の高いものが売れてありがたい。夕方からまた文字起こし作業の続き。3分の1くらい終わる。こういうのは少しずつでも継続して進めていったほうがいい。夜に大河原さんとご友人の女性の方が来られる。最近YOMSに来られた関西に住む共通の知人の方の話や、『高知の前衛』展についてなど話した。この日は天気は悪かったが、賑やかな一日だった。

今日はこれから文字起こしか絵の続きをやる。

2026年4月30日木曜日

飾らせてもらう(2026年04月26~30日)

25日(土)夜

閉店後、本の発送。作業部屋でビールを飲みながら映画を見ようと思ったら、WiFiの調子が悪く断念。絵の続きをやる。完成。なんとなく以前切っておいた板切れにもジェッソを塗り、描いてみる。こちらも完成。板はまだまだあるので、もっと描いてみよう。

自分は会話の輪の中にいる人が突然独白か懺悔を始めて場がシンとなりつつもみんな一応その人の話に耳を傾けているというような時間が好きだけど、そんな瞬間を絶えず心待ちにしていたら普通の会話はできなくなる。人間が他人の話を真剣に聞くためのスイッチがどういうタイミングで入るのかが気になる。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


26日(日)

何かを飲むか食べるかして、サウナ的な「ととのった」感の最上級を味わったような夢を見た。気がする。7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

南へ行き読書。岡田利規『遡行』読み始める。ネットで購入してからだいぶ時間が経ってしまっていた本。自分はチェルフィッチュの公演を生で見たことはないが、それでも著者の思考のドキュメントとしてとても面白く読める。

店へ。セットものの本が売れたので梱包していると、いつもお世話になっている高雄さんがやってくる。高雄さんは以前は公渕森林公園で勤務されていて、ネイチャーポジティブ(この言葉は初めて知ったが、動植物の多様性について知ってもらうということらしい)についての活動をしている。そういえば五色台でネイチャーガイドをしていたまみさん(YOMSに自然についての話題をいろいろ書いたフリーペーパーも置いてくれていた)を紹介できなかったな、と思い出し、お話した。本を発送して、板にジェッソを塗る。

開店。品出しなど進める。浅見さん来てくれる。愛媛で家族の集まりがあった模様。odd eyesのwhatmanさんや小松千倫さんは大学の同級だったそうだ。自分も昔の話を少しした。夕方から雨が降り、ずっと降り続ける。発送準備。

閉店後、午前中下塗りした板に絵を描いてみる。うまくいかず。昨日の良い具合のテンションは一体どこにいったのか。帰宅。風呂に入り、本を読んで寝る。


27日(月)

7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

まどの『怪獣を解剖する』が手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。6月11日には東京で授賞式が行われる予定で、特に何もしていない自分も出席させてもらうことになっている。著名な方も来られるようだ。

受賞の記事が載っている朝日新聞を買い、まどと南に入る。『遡行』続き。自身の問題意識と実践の軌跡が、驚くほどわかりやすい言葉で語られる。後半のイメージと身体の部分は思わず目頭が熱くなった。例えば以下の部分からはベイトソンも思い出したし、ADHDについて考えた。

「不必要なまでに豊かになったイメージが役者の身体にもたらす動きは、もはやせりふとは何ら直接的な関係を見出せないようなものになりうる。だってそのとき彼なり彼女なりが持っているイメージの中には、それがせりふとして、つまり言葉という形に変換されて発せられることのないものが含まれているから。」(p194)

「日常の身体は過剰なのです。少しだけ大袈裟に言うなら、それはいつも混乱しているし、迷走しています。だって生きるのって大変じゃないですか。」(p207)

身体が思うように動かない、言葉が他者にうまく伝わらない時のもどかしさ。それでも歩み寄ろうとする(あるいはすれ違うままに進む)人間が詩的な感情を呼び起こす瞬間。そのほとんどが傍から見れば記述される価値を見出されることもなく忘れ去られてしまうという事実。

作業部屋に行き、片付け。アルバイトN君が来て作業開始。

開店。品出しなど進める。店頭買取が2件あってまた良い本がいろいろと入り、早速店頭へ出す。夜、さっこがパスカルズシールとライブのチケットを置きに来てくれる。一緒に来られた徳島の横澤さんからは、5月に行われる友部正人さんのライブのチラシをお預かり。こちらは友部さんのドキュメンタリー映画の上映も併せて行われるようだ。

閉店後、最近YOMSに来られたお客さんNさんのお家に遊びに行く。Nさんは香川県観音寺市の生まれで、小学生の頃から現代音楽や民族音楽を聴くようになり、その後一時期はご自身も音楽制作やメールアートの活動もしつつ、ノイズ/アヴァンギャルド、現代音楽、電子音楽などの音源を買い続けている方。今回は3時間ほどNさんのコレクションを見せていただいた。再発ものだけでなく、INA-GRMからの近年活躍しているアーティストの作品、Nyege Nyege Tapesの諸作やLegowelt、Monopoly Child Star Searchersなどもある。メールアートを盛んにされていた頃に購入/収集されたものの中には貴重なものや一点ものも多く、改めてNさんはコレクターというよりは当時のシーンの当事者だったんだと思わせられた。

LUUPに乗って帰宅。シャワーを浴びて寝た。


28日(火)

朝7時半に起きる。この日は出張買取。ひとつ用事を済ませてから南へ行き、『遡行』読み終える。とても良かった。感想をinstagramへ投稿。

レンタカーを借り、出発。昼ご飯は仏生山の『うどんの田』でカレーうどん。買取先はもうすぐ取り壊すというお家で、ご依頼主の男性はお子さん家族の住む大阪へと移住されるとのこと。お金はいいからいるものを取って行ってほしいとのことで見ていくが、今回あまり取れず。

コンビニでアイスを食べて休憩し、店で本をおろし、レンタカーを返す。とある連絡があり、まどにも内容を伝えてしばらく考え込む。どうにかなるだろうか。そわそわしつつ、作業部屋で絵の続き。

まどとraiさんで晩ごはん。ちょうどサンドマンもいた。手塚賞のことについてなどいろいろ話し、ビールも飲む。

その後、ルクスでDJイベント。小野君が一番最初のDJ、彼は来月いっぱいでいったんDJ活動に区切りをつけるらしい。空中水泳さんが佐山聡のTシャツを着てfootworkなどをかけていた。suiminさんのDJはレイクをあまり入れずじわじわ上げていく展開がかっこいい。もっとロングセットでも聴きたい。気が付いたらやたらとお酒を飲んでしまった。まいちゃんがウーロンハイを濃いめに作ってくれるのがありがたかった。

帰宅。なんとかシャワーを浴びて寝る。いろいろあった一日。


29日(水・祝)

朝7時半に起きる。久しぶりにたくさん飲んだせいで若干頭が痛い。朝ご飯を食べながら、映画監督の川上さわさんと映画研究や書籍編集をされている阿部真佑さんが書籍『演出をさがして 映画の勉強会』のロベール・ブレッソンの章について語っている動画を見る。コーヒーを淹れて、ノートにドローイングを描く。

外出。銀行に寄ってお金をおろす。作業部屋で少しだけ絵の続き。お弁当のおかずをスーパーまで買いに行く時間がなくなり、あわててコンビニでカップのお惣菜を買った。

開店。品出し、発送準備、均一本の補充。ソロー宮脇さんが、自身の監督した映画「inochi」のチラシを持ってきてくれる。これは12年に一度開催されてきた「いのちの祭り」という、日本の反体制やカウンターカルチャー(対抗文化)、そしてヒッピー文化における伝説の祭りをベースにした、インタビュー主軸のドキュメンタリー。国内外の政治の混迷ぶりが極まるとこの辺の文化のありようについて考えたくなる。奥田亜紀子さんから再注文していた商品が、東京の平岡花さんから文芸誌『らんちう』の2号が届く。『らんちう』のこの号は性をテーマに、20代の28人が文章を綴った1冊。

閉店後、明日高松市錦町のカレー屋さん『きゅう!』に飾らせてもらうための絵を選ぶ。料理店に合うようにとか、限られた枚数でどう振れ幅あるいは統一感を持たせるかなどを考えていると、思ったよりも時間がかかる。6枚選び梱包。店のレジで、昨年作ったフリーペーパー『DAYS WITHOUT DRAWING』を増刷。昨日のDJイベントの疲れがじわじわきている。

帰宅。フリーペーパーを折って本の形にする。疲れ果ててベッドへ。


30日(木)

朝7時半に起きる。最近早起きできてるな。朝ごはん食べながら、昨日の朝見た動画の続き。

外出。雨の中絵をもってきゅうまで行く。待ち合わせの時間の少し前に着いてしまったけど、店主のかなさんはもうお店にいた。枚数も少ないので、搬入は20分ほどで完了。かなさんも絵をかわいいと言ってくれてひと安心。写真を撮る。今回の展示をやることはかなさん以外には伝えておらず、かなさんには「絵のことについて何か聞かれたら、YOMSのショップカードを渡して齋藤へ連絡するよう言ってください」とだけ言ってある。告知DMや価格の書かれた作品リストもなし。今YOMSではバンド『ジョンのサン』の立石さんの絵の展示をやっているけど、それとほぼ同じような運営の仕方で、展覧会とも呼べるかわからないようなヌルっとした始まり。ただ「店に絵がある状態」に留めたかった。行動のきっかけをくれた立石さんに感謝。

店に戻り、片付け。開店。品出し、発送準備、ブログの更新。昨日届いた『らんちう』を店頭に出す。表紙は野良洞さんという方によるイラストで、この方は1話を大判の1ページに収めた漫画や、日中韓の3言語を交錯させた多言語漫画などを制作されている。ホームページでかなりの量を見ることができる。


今日は早めに帰って風呂に入り、本を読むか映画を見るかするつもり。

2026年4月25日土曜日

面白目線(2026年04月23~25日)

22日(水)夜

帰宅、シャワー。日野啓三『蛇のいた場所』読み進めて寝る。


23日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。少し読書。この日は一日雨の予報。外出、店へ行きネット出品や在庫整理を進める。

開店。非常に気分が優れないが、品出しや発送作業など作業を進める。お預かりしていた本の査定2件が完了。売れていく冊数に比べて入荷が多い。良い本がバックヤードにたまっているのに、それを出すスペースと時間が取れないのがもどかしい。香川市民劇場の湯浅さん来てくれる。湯浅さんはベタなボケを小刻みにはさんでくるが、自分はそういう文化圏で育っていないので的確なツッコミなどできない。放置してしまうことも多いが仕方がない。

閉店後、少しお酒を飲みつつTSUTAYAから借りたCDをRに焼く。帰宅。Stan Brakhage "The Wonder Ring"見る。NYだろうか、電車の車窓から見えるアメリカの町並みが続く短編。ブラッケージの特色であるフィルムへの加工はほぼないが、構成の巧みさを感じた。『蛇のいた場所』読み終えて寝る。


24日(金)

朝7時半に起きる。今日は早起きできた。朝ごはん、お弁当の準備。

さっさと外出して南へ行く。カンディンスキーの『芸術と芸術家』という本をめくっていたら、『舞踏曲線』という章でダンサーの体の姿勢から線を導き出したドローイングがあった。昨年の5月、自分が絵をひもで吊るし、その間で成瀬遠足さんに踊ってもらった時の記録動画がそのままになっていたことを思い出し、自分でも『舞踏曲線』をやってみようとノートに描いてみる。身体の量感を単純な線分に置き換えることに思ったより躊躇してしまい、最初はうまいこといかず。その後は何枚か描けて、まずまずうまいこといった。手法自体は100年以上前に誰かがやったものではあるけど、いざ実際にやってみると自分の手癖が発見できたり、後になって以前に蓄えたボキャブラリーが出てきたりして面白い。

店に行き、在庫整理作業を少し進める。思ったよりできず。

開店。品出しなど進める。棚も埋まってきているので、とりあえず木箱に入れて床に置いた。ただでさえ狭い店がさらに狭くなる。発送準備をしたり、CDRを焼いたり。山内さんが来られていろいろお話。この日はさっこも来てくれて、去年亡くなったタケイさんが10代の頃書いた詩や文章を見せてくれた。タケイさんらしい率直さと優しさが感じられる。ビール1本もらった。

閉店後、ルクスへライブを見に行く。smegmaとも交流があるというPsychic Soundsのお二人のライブ。ノイズというよりはニューエイジ、フリーフォークといった感じの音。ESP diskあたりの音を思い出す瞬間もあった。店に戻り、帳簿付けとブログの更新。

帰宅。早めに寝た。


25日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。シャツにアイロンをかける。外出。この日の午前中は在庫整理。そこそこ進んだ。

開店。品出しや発送準備をしつつ、CDRを焼いたりする。店頭買取2件、以前お預かりした分の支払いが1件。この日は一日中天気が良く、それだけで自分のテンションが上がっているのを実感。天気に気分が左右されるのは辛いけど、引いたところから見れば面白くもある。できるだけ面白目線で自分を見ていたい。

今日はこれから映画を見て、絵を描く。