閉店後本を発送し、少しインタビューの作業をする。帰宅。風呂に入り、ヨーグルト食べる。『ファンタジーとSF・スチームパンクの世界』読み始める。監修・解説は海野弘。自分はドイツ・ロマン派の文学やフランスの幻想文学を昔少し読んだことがあるくらいで、この辺には疎い。図版が豊富で楽しく、文学と絵画、政治、宗教の関係もざっくりとではあるけど解説されていて勉強になる。クロード・シモン『アカシア』少し読み進めて寝る。
16日(木)
朝8時半に起きる。寝すぎた。まどは阿佐ヶ谷姉妹が実は自分より年下だったという夢を見たらしい。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。花粉症がひどく、くしゃみが出る。出張買取依頼のお電話が入り、来週火曜にお伺いすることに。今回は坂出にある画家の方のアトリエ。少し『ファンタジーと~』読み進める。
外出。近所の公園を通り過ぎて店へと向かう。中央公園が現在改装工事中で読書ができず、代わりに本が読めるような公園を探している。作業部屋の片付け。
開店。この日はアルバイトO君が来て作業。品出し、発送準備進める。この日も発送件数が多かった。郵送買取分の本の状態を確認してメール。『サイバーヒッピー』という雑誌を作っている女性の方が来られる。『サイバーヒッピー』には大田ステファニー歓人さんも寄稿していていて、以前ソローの宮脇さんからこんな雑誌があるよということは聞いていた。最近東京から兵庫に引っ越してこられたそうで、加西にVoidというギャラリーがあるので行ってみてください、と伝える。その後山内さん、黒川さん来てくれて話す。
閉店後、O君といろいろ話す。今月来月とDJの予定が入っているようだ。この日は久しぶりにいろんな人と話して勢いづいたせいで、しゃべりすぎたかもしれない。本の発送。ルクスに行き、まいちゃんとしゃべる。帰ってシャワーを浴びて寝た。
17日(金)
なぜか5時半くらいに目が覚めてしまう。二度寝しようと思ってもなかなか寝付けず、早めの朝ごはん。YouTubeで公開されている川上さわ『はね』見る。4分ほどのごく短い作品。長編もいつか映画館で見てみたい。お弁当の準備をする。
7時頃に外出。南に行き、『アカシア』読み進める。相席の人と隣の人のアイコスの臭いが二重にきてちょっとしんどい。ノートにドローイングを描く。
まだまだ開店まで時間があるし何かやれそうだと思い、以前から作りたかったネットプリントの原稿を店のパソコンで制作。イメージが固まっていたので作業はスムーズに進む。ユーザー登録をしてアップロード、プリントも問題なし。今までフリーペーパーとかたくさん作ってきたのに、ネットプリントで発信するのはそういえば初めてだ。スーパーでコピー用紙を買う。
開店。ネットプリントの告知をするとけっこう反応がありうれしい。品出しなど進める。ゆっくり作業をしていると店頭買取が立て続けに舞い込み、店内に段ボールが一気に増えた。夜に奥田亜紀子さんの冊子『綴方教室』と、『綴方教室』に登場するキャラクターをモチーフにしたステッカーやキーホルダーを品出し。冊子はPDFでも販売されているがやはり紙で持っておきたい人は多いようで、早速売れていく。
いつもより2時間半早く起きたら、スタミナ切れも2時間半早くやってきた。スーパーに寄って早めに帰る。風呂に入り、松本大洋『東京ヒゴロ』1巻読み終えて寝る。松本大洋は大学の時『ピンポン』や『鉄コン筋クリート』が流行っていて、逆張りの気持ちでほとんど読んだことがなかった。『東京ヒゴロ』はとても良く、考えを改めた。
18日(土)
朝8時に起きる。ヘトヘトの状態で寝たのでよく眠れた。朝ごはんを食べながらシャンタル・アケルマン『Portrait of a Lazy Woman』、レオン&コシーニャ『The Bones』見る。どちらも短い作品。洗濯、お弁当の準備。コーヒーを淹れて『東京ヒゴロ』2巻読み終える。
開店。品出し、発送準備進める。夕方ごろに但馬さん来る。来月kruhさんで展覧会をやるそう。スペインでガウディの建築を見てきた話などを聞く。物価は思ったほど高くはなかったとのこと。夜には先日ご来店いただいた西山さんがまた来てくださり、2時間ほどずっとお話。西山さんは観音寺の生まれで、10代の頃から現代音楽や民族音楽、ノイズ/インダストリアルミュージックがお好きで、音楽制作やメールアートの活動もされていたとのこと。インターネット以前のノイズ/インダストリアルミュージックのシーンについて書かれたような本てないですかね?と尋ねると、昨年海外で出た”Shock Factory"という本を教えていただく。TGのコージーが表紙で、図版もたくさん載っているようだ。西山さんは他にもすごいコレクションをお持ちだとわかり興奮。
閉店後、またルクスへ行きまいちゃんとしゃべる。西山さんはじめいろんなお客さんのことなどを話す。最近は何か作ったり書いたりされている年長の方と店を通して知り合う機会が増えた。
店に戻り、発送準備作業の続き。商品を発送して帰宅、すぐに寝る。
19日(日)
朝8時半に起きる。布団が暑くてあまりよく眠れなかった。朝ごはんはパン。コーヒーを淹れて、『東京ヒゴロ』最終巻の3巻読み終える。とても良かった。ノートにドローイング1枚描く。
外出。スーパーで買い物をして店へ。開店。昨日の売り上げの帳簿付けをやり、品出し、発送準備。けっこうたくさん本を出せたと思う。ゴールデンウィーク中の営業について告知。夜はお預かりしていた本の査定をやり終える。
閉店後本を発送し、コンビニでビールを買って帰る。アサヒのビールを久々に飲むと酸味を感じる。電子音楽を聴きながら絵の続き。拡大コピーしたドローイングの線をカーボン紙で写してみた。23時前までやる。
帰宅。風呂に入り、読書。『アカシア』読み終えて寝る。
20日(月)
朝7時半に起きる。この日は早起きできた。朝ごはん、お弁当の準備。外出。『ゼーロンの背中』つげ義春の回を聴きながら歩く。雨が降りそうな不穏な雲行き。
南に入り、石井雍大『評伝 和田邦坊』読み始める。買取で入ってきたものの読まずにいた一冊。邦坊の小説『うちの女房にゃ髭がある』は2度映画化されていて、同名の主題歌もあることを知る。今まで画家として認識していたけど、当時は文筆の才能も評価されていた。ノートにドローイングを描く。100均で消耗品を買い、ルヌガンガで注文していたグリセルダ・ポロック『視線と差異』購入。作業部屋で絵の続き。昨日のカーボン紙で線を写す作業の後これはどうなんだろう、だめになったかもしれないと思ってしまったけど、そんなことはなくまあいけそう。とりあえず手を動かしていくことが大事。
開店。以前お預かりした本の支払いが1件。品出しなど進める。イッペンさんやふみくらの平池さんが来てくれた。夕方ごろ、おやつに月餅を食べる。小さいけど食べ応えがあるのでこれくらいがちょうどいいかもしれない。この日はかなりゆっくりめにメールの返信などをした。
閉店後、本の発送。店に戻って在庫整理。帰宅。シャワーを浴び、『和田邦坊』読み終え、『ファンタジー~』読み進めて寝る。
21日(火)
朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ外出。少し暑いくらい。
レンタカーを借りて牟礼にある山内さんのお宅へ。山内さんは段階的に蔵書を整理されていて、月1くらいでお預かりしている。今回はミステリ、漫画、映画チラシなど。
昼ご飯は鬼無のヨコクラうどんに初めて行く。とても立派な店構え。炙ったチャーシューが乗ったうどんと、天ぷら3点盛り(いりこ、高野豆腐、ちくわ)を食べる。とてもおいしい。いりこの天ぷらは紅ショウガと一緒にかき揚げにしてあって食べやすかった。
出張買取2件目のお宅へと向かう。坂出の五色台の麓にある、芸術家の方のアトリエ。細い道が多く、迷いつつもなんとか到着。70~80年代に発行された美術関係の書籍や雑誌、禅やヨガなど東洋思想、ほかやきもの関係などを1時間ほどかけて車に積み込む。Tシャツ1枚で作業した。
買取先を出て、コンビニでアイスを食べ休憩。五色台の新緑を眺めながら高松へ戻る。店に本を降ろしてまどと合流。オフハウスにいろいろ売りたいというのでついていく。自分もTシャツを買った。
カフェに行き、まどはマンガ作業。ノートにドローイングを描き、坂野潤治『日本近代史』読み始める。これは東京時代の知人谷内さんが薦めていた本。ざっくりと読むには密度が高いけど、少しずつ読んでいきたい。初めてしゃぶ葉に行き、晩ごはん。その後ぽかぽか温泉に行く。郊外生活という感じ。風呂から上がって『日本近代史』続き、さらに日野啓三『蛇のいた場所』読み始める。幼少期の朝鮮での生活を題材とした作品も。
帰宅。清水宏『花形選手』見る。これはすごい。最初は人がぞろぞろ歩いているところばかりが続き、一体何を見せられているんだろうという気分になるが、中盤以降に清水宏特有の人生の影がしっかりと落ちる。そのコントラストは『有りがたうさん』など他作品にも共通する部分があるけど、『花形選手』はさらに構成が自由というかいい加減というか、かなり変わっている。日中戦争が開戦してすぐの作品で、リズムに乗せ「勝ったほうがいい」とはやし立てるシーンに戦時中の雰囲気を感じることはできるが、しかしこれは政府を馬鹿にしていると思われかねないのではないか。
22日(水)
朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、『ファンタジー~』少しだけ読む。レンタカーを返し、南に入る。ノートにドローイング、『蛇の~』続き。ここ数日は日本の政治状況について考えて憂国モードに入っており、非常に暗い気分。
店に行き、昨日お預かりした本の査定をやりつつ整理。美術系の本や雑誌はやはり興味深い内容のものが多く、つい中身を見てしまう。なんとかお客さんが通れるくらいにはなった。そのくらいではいけないが。
開店。定休日明けで発送件数が多い。品出しも少しやる。ミクさんやまいちゃんが来てくれた。国家情報会議創設法案が、中道改革連合や国民民主党の賛成もあり可決してしまう。中道党首の小川も国民党首の玉木も香川。なにやってんの。
閉店後、雨が降ってきて気分も暗いが、燦庫で行われている上映会に行く。沖縄のアルカシルカというバンドがヨーロッパツアーを行った際にいろんな国のスクウォットを訪ねたドキュメンタリー。スイスのスクウォット(訪ねた後、警察の介入により解体されてしまったらしいが)の人達が周りの住民へ自分たちが企画するイベントのチラシを配っていたのが印象的。いかに自分の味方を多く見積もりアプローチするか、というのは昨日『日本近代史』で読んだ西郷隆盛の姿勢についても感じたこと。行って良かった。
今日はこれから帰ります。