2026年7月6日月曜日

スタイル(2026年07月02~06日)

01日(水)夜

閉店後、帳簿付けをして店を出る。コンビニでヨーグルト買う。帰宅。ヨーグルトを食べながら、高松近辺のリフォーム業者や粗大ゴミの捨て方などを調べる。シャワーを浴び、『芸術文化の価値とは何か』続き読む。時間のかかる本だけどとても面白い。

建物や土地が比較的永続するもので、人々やコミュニティがこれらに形づくられるということは、これらが記憶やアイデンティティの源となるだけでなく、空間そのものの支配や意味をめぐる争いの源となることを意味する。(p156)


02日(木)

朝7時半に起きる。二度寝したら8時過ぎになっていた。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。納豆ご飯に味付きごまと揚げ玉をかけて食べてみる。おいしい。

外出。銀行でお金を降ろし、南に入って読書。

文化セクターが経済に与える影響を測定する方法は二つある。一つは、文化セクターの経済への影響を経済的インパクト調査のような支出測定の手法を用いて測定する方法。もう一つは、計量経済学的な評価手法(もっとも一般的なのは仮想的市場評価法、顕示選考法、主観的幸福度評価)を用いて、人々が非市場的財に対してもつ価値を見つけ出し、それを金銭的に表現する方法である。(p219)

新店舗のZINE/CDコーナーの棚レイアウトを考える。こういう作業が楽しいけど、根を詰めすぎると気持ちがキリキリしてくるので注意が必要。

南を出るとトキワパーラーの吉田さんに出くわし、歩きながらしゃべる。交番がなくなってそこそこ経ちましたねという話題になり、自分はそんなに雰囲気も変わらないように感じていたけど、吉田さんはだいぶ治安が悪くなったと言っている。自分が鈍いだけなのかもしれない。

開店。店頭買取2件。郵送買取分査定了承取れ、振り込み。不動産屋やリサイクル業者と連絡をとり、スケジュール調整。鍵をもらうのはまだ少し先だけど、すぐに不用品の撤去や処分を進められるよう手配しておく。発送準備。今までのお客さんへのインタビュー3つを、note記事に転載する。100円払えばそれぞれの全文が読めるようにする予定(もちろん取材した方々へは許可をとってあります)。ウェブショップでPDFを販売していたけど、noteのほうが読みやすいという人も多いだろう。もう少しで公開できそうだ。閉店間際、Mさん来て打ち合わせ。うまく話がまとまると良いけど。

帳簿付けをやって帰宅。風呂。本を読んで寝る。


03日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん。昨日の納豆ごま揚げ玉ごはんにさらにネギを乗せてみる。うまい。コーヒー飲みつつ読書、『芸術文化の価値とは何か』読み終える。けっこう時間がかかったけど面白かった。

外出。ルヌガンガへ行き、香山哲さんの『レタイトナイト』2巻を買う。涼子さんから、些末事福田さんが齋藤さんのことほめてましたよということを聞く。うれしい。

開店。この日はなんだかやる気が全然出ず。昨日連絡関係などたくさんやって疲れたのだろうか。店頭買取1件。閉店間際に段ボール一箱分お持ち込み。査定終わり次第また連絡ということになる。

閉店後、スーパーに寄って買い物をして帰宅。ビールを飲みながらロバート・アルドリッチ『キッスで殺せ!』見始めるが、うとうとしてしまい途中で見るのをやめる。歯だけ磨いて寝てしまった。


04日(土)

朝7時半に起きる。8時間半くらい寝た。朝ごはん、シャワー。お弁当の用意をして外出。そして、店の前で鍵を忘れたことに気が付く。2往復。少し前にも忘れたことがあったな。梅雨開けろ。

最近出雲で句読点さんとお話したり、三鷹の水中書店さんが来てくださったり、宮城の某古書店で勤務経験のある佐藤さんと東京で飲んだりと、古本屋さんと話をする機会が多い。当たり前だけど、経営のスタイルはそれぞれ全く違っていて(YOMSも違う)面白い。15年前は自分がこんなに経営に興味を持つような人間になるとは思っていなかった。古書ワルツさん、徒然舎さん、馬燈書房さんが相次いで店舗営業終了の発表をされた時には驚いたけど、自分なりにコツコツ積み重ねていけたらと思う。

店に荷物を置いて南へ。長新太『ユーモアの発見』読み始める。ノートにドローイング1枚書く。その後作業部屋へ行き、絵を改良。なんとか完成。

開店。発送準備など進める。先日自作の小説や詩を持ってきてくれたお客さん2人が来てくれて、お話する。その後みくさんや辻さん来てくれて、映画や文学フリマなどの話。みくさんに山内さんインタビューを印刷して渡す。『昭和50年 高松商店街展望』が久々に入荷したので品出し。約半世紀前に出版された、商店街の当時の写真や戦前の高松のいろんな話が収められているとても楽しい本。いかにも1975年な表紙が良い。instagramをチェックしていたらしきお客さんが早速ご購入された。

閉店後、残業してアルバイトにネット出品してもらうための本を準備。思ったより時間がかかる。そして、意外と出せる本が少ない…。

本を発送して帰宅。ヨーグルトにブルーベリージャムを入れて食べる。風呂。『ユーモアの発見』少し読み進めて寝る。


05日(日)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯。梅干しの入った瓶を割ってしまう。ガラスのかけらが梅干しに入ってしまい、丸ごと捨てる。最近不注意が多い。メッセージを一つ返信。実家からトウモロコシが送られてくる。

外出。店に行き、ネット出品用の本の準備や均一本の補充など。最近は均一本がよく売れている。アルバイトO君来て作業開始。雨がそこそこ降っている。

開店。減っていた絵本などの品出しを進める。発送準備。一昨日持ち込み分の本の査定完了。夜にインタビュー記事のnoteへの転載作業を進める。無事公開。O君に店の移転作業手伝いに関する確認をとる。パソコン音楽クラブ柴田さんのソロアルバムとても良い。

帳簿付けは翌日にまわし、本を発送してスーパーに寄り帰宅。シャワーを浴びて、韓国のりと冷奴をつまみにビール。柴田さんのアルバム聴きつつ『ユーモアの発見』読み終え、楳図かずお『洗礼』読み始める。ドロドロと情念の渦巻く話で、思ったよりも破綻は少ない。1巻読み終えたところで早めに寝る。


06日(月)

朝7時に起きる。朝ごはんを食べ、『洗礼』読み進める。雨がまだまだ降っている。ネットで注文したベンヤミン『パサージュ論』5巻揃いが到着。

久しぶりにまどと南へ。『洗礼』4巻途中まで読み進め、千種創一歌集『千夜曳獏』読み始める。以前一度読んだことがあるけど買い直した。新店舗では詩歌関係も充実させていきたいが、まずは自分が楽しんで読む人間にならないといけない。ノートにドローイング1枚描く。ルヌガンガに寄り、店へ。まどはぽかぽか温泉へ向かった。

開店。北川フラムさんの髪を毎月切っているという高松の理容師さんがいらっしゃり、郷土の人物や民俗学についてなど話す。博識な方。その人の生業以外の趣味の部分を知れるというのは古本屋の特権かもしれない。その後、パソコン音楽クラブのファンだというお客さんが来られる。自分のinstagramのストーリーを見てくれていたようだ。兵庫から来月香川に引っ越してくるそうで、音楽のことなどいろいろお話する。発送準備など進める。店頭買取1件。現店舗の大家さんに伝えるべきことを文章にまとめる。あきやんが来て、作ったばかりのカンデラ新聞をもらう。かわいい。こないだCenterで行われたイベントで山崎由紀子さんと話したようだ。杉浦茂の漫画をおすすめする。

今日はこれから絵を描くつもり。

2026年7月1日水曜日

アイディア出し(2026年06月29日~07月01日)

28日(日)夜

閉店後、本を発送してスーパーでビールを買い、作業部屋で飲む。キャンバスの続きをやり、1枚完成。

帰宅。風呂。腕時計用の電池が届いていたので交換。裏蓋をペーパーナイフの先を使って開け、金具をどかして電池を外す。思っていたよりも簡単にできた。映画『急に具合が悪くなる』パンフレット読む。カメラはギヨーム・ブラック作品をよく撮っている人らしい。出演していたフランス人俳優についてはほとんど何も知らなかったけど、シャブロルやガレル作品などにも出演しているベテランが多いとわかった。

まどの漫画作業が忙しいようなのでマッサージ。背中が凝っている。少し夜更かしして1時半ごろに寝た。


29日(月)

朝7時半に起きる。外は晴れていい天気。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。

外出。蒸し暑く、もう少しで夏が本格的に来そうな感じ。回覧板をまわし、銀行でお金をおろす。南へ。今月8日から3週間ほどの長期休業をされていてこの日が再開初日だったけど、思ったより混んでなかった。皆さん初日は混雑すると思って様子を見ているのかもしれない。『芸術文化の価値とは何か』少し読み進め、ジル・ドゥルーズ『絵画について』読み始める。

100均で消耗品を買い、作業部屋へ。昨日完成させた絵に手を加えて、もう一枚のキャンバスも進める。こちらもほぼ完成。もう何枚か、ざっくり描く感じでやってみたい。

開店。品出し、発送準備進める。砂古口さん来られ、いろいろお話。来月中旬に東京で外骨忌が行われる予定、しかし砂古口さんは事情あり行けないとのこと。まどの同人誌を買ってくれる。山内さんインタビューもお渡しした。

閉店後、サウナへ行く。いつもより温度設定が高めな気がした。よく汗をかいた。出て、コンビニでビールを買う。広場では3組くらいの若者グループがだらだらしていて良い雰囲気。少し離れたところで「自分も飲むか…」と石の椅子に座ると、黒く素早い虫が近づいてきたので退散。店に逃げ帰り、飲みながら新店舗のレイアウトなどを考える。

帰宅。まどといろいろ話してから少し早めに寝る。


30日(火)

朝7時に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯物を片づける。夜中にエアコンをずっと除湿にしていて、ノドが痛くなった。

外出。この日もまた南へ。『芸術文化の価値とは何か』続き読む。

(※不平等社会における)「アクセスの障壁」のような単純化された考え方を押しつけないことは重要だ。なぜなら障壁の反対側にいる人たちは、文化に関与していないのではなく、異なる方法で文化に関与していることが多いからだ。(p66)

特定の文化に関与していないのは問題だとする「欠如モデル」(芸術文化に関与しないのは、芸術文化に親しむ機会がなかったからだという考え方)に焦点をあてることは、文化から排除されていると言われている集団やコミュニティに見られる文化実践を無視することにつながる(p69-70)

その後、新店舗レイアウトのアイディア出し続き。思いついたとこ、気になったことをどんどん書いていく。

南を出て店へ。アイディア出し。田舎さんへ行き中華そばセットいただく。700円は安い。移転の旨お伝えする。店でCDR焼いて、またアイディア出し。その後作業部屋で絵をやる。瀬戸夏子さんのPodcastを聴きながら。

スーパーに寄って帰宅。晩ごはんは冷やしそば(大根おろし、ほうれん草、ネギ、わかめを乗せた)とカツオのたたき、ミニトマト。頭を使いすぎたのか、なんだか眠い。少し休んで風呂に入り、またアイディア出し。11時半頃に寝た。


01日(水)

朝7時半に起きる。いつもよりたくさん寝て良い気分。朝ごはんを食べ、髪を切る。いつもはまどにやってもらうけど今回は自分で切った。お弁当の準備。コーヒーを淹れ、ノートにドローイング1枚描く。『芸術文化の価値とは何か』続き。

アーティストや主催者が資金を申請する際に、自分の作品がどのような効果をもたらすかを事前に予測することを奨励することで、芸術実践のもつ強みを損なう可能性がある。(略)もっとも興味深い結果は往々にして事前に予測できない。(p66)
↑アーティスト側が自分の思考を助成金取得に採択されやすい語りへ無意識に寄せていることも多そうだ。

外出。雨が降り始める。スーパーでコーヒーを買って店へ。開店。一日雨になるようだ。連絡や発送準備など少しずつ進める。東京からの郵送買取の本が届き、内容を確認。徳島の小西さんより、まどの手塚賞受賞のお祝い電話をいただく。夜は移転に向けてのスケジュール確認など。

今日は店でもう少し作業。雨さっさと止んでほしい。

2026年6月28日日曜日

台風(2026年06月26~28日)

25日(木)夜

小雨の中帰宅。気圧のせいで頭が痛い。スーパーで買ったビールを飲みながら、買取で入っていた『文藝別冊 赤瀬川原平』を何気なく読み始める。冒頭の松田哲夫/南伸坊/山下裕二の鼎談では美學校での授業の模様や、赤瀬川の荒川修作や高松次郎への微妙な心情が伺えるエピソードなどが語られていてとても面白い。シャワー浴びて寝る。


26日(金)

朝7時半に起きる。朝方は雷混じりの強い雨が降っていた。朝ごはんを食べて読書。外出、作業部屋で絵の続き。何か決め手が足りない気がする。

開店。台風でずっと雨。さすがにお客さんは少ないが、ありがたいことに通販の依頼などが入る。品出し、郵送買取分の査定、受託商品関連の連絡などを進める。夜になって最近よく来てくださる若い男性2人が自分で書いたという小説や詩を持ってきてくれて、読ませてもらうことに。小説の話をいろいろする。

閉店後、本を発送して帰宅。風呂。ノートにドローイングを描き、本を読んで寝る。

台風が来るたびに、店(古い物件)の雨漏りの心配をしなければいけないのがストレス。移転を決めて良かったなと思う。


27日(土)

朝8時半に起きる。いつもより1時間遅く起きた。二度寝でうとうとしている時のまどろみが気持ちよかった。お弁当を用意し、洗濯物をたたむ。

外出。店に寄ってからグレコへ行き、『文藝別冊 赤瀬川原平』続き。高野慎三へのインタビューでは川仁宏への言及が多い。川仁宏は谷川雁の大正行動隊へ参加したり、美學校の設立に関わったり、現代思潮社で様々な書籍の編集を手掛けたりといろんなことをやっているけど、語られることが少ないような気がする。編集者や後見人の立ち位置にまわることが多いからか。

作業部屋で絵の続き。煮詰まって、勢いで一部塗りつぶす。塗りつぶしている時は「うわ、やってしまったな…」という感じだったけど、なんか良くなったかも。

開店。今日は街でいろいろイベントも行われているようだ。あなぶきアリーナでは今日明日と福山雅治のコンサート。アリーナができてからB’zやミスチルなど規模の大きなコンサートが多い。商店街の小売店にはあまり関係ないが。こないだの火曜にごそっとお買い上げいただいた絵本を中心に品出し。発送準備。辻さんが久しぶりに来てくれて、お互いの近況を話す。最近一人暮らしを始めようか考えているとのこと。夜にはまどかさんも来てくれた。

閉店後、本を発送し、スーパーでビールを買って帰る。飲みながら、昨日お客さんから預かった原稿を読む。気になった箇所に印をつけていく。その後、文藝別冊を読み終えて寝る。


28(日)

朝8時半に起きる。この日もいつもより1時間遅いスタート。朝ごはん、シャワー。外は晴れてきているが、気圧のせいか腹痛がひどい。もうこの日はゆっくり営業することに決める。

外出。ひとつ用事を済ませ、スーパーでおせんべいとコーヒーを買い、作業部屋で食べる。絵を進めたかったけど、途中の状態のキャンバスをせんべい食べながら眺めるだけで終わった。

開店。久々にジュノ君来てくれて話す。なんと2月に娘さんが生まれたそう。めでたい。偶然現YOMS店舗を借りる際に大変お世話になった不動産屋さんが通りかかり、移転の件をお知らせする。新店舗の家賃を伝えると「やったな!」と驚いていた。いろいろ励ましていただきありがたい。やる気がさらに湧いてきた。この日はそれほど暑くもなく、お客さんが多い。返信しそびれていたメールを返したりする(申し訳ございません)。夜に服部ご夫妻が来て少し話す。

これからまた少し作業。


2026年6月25日木曜日

下見など(2026年06月22~25日)

21日(日)夜

帳簿付けを終えて帰宅。なんだかだらけた気分。シャワー。ヨーグルトを食べて『つげ義春流れ雲旅』読み始める。写真や挿絵も多く、するすると読み進められる。


22日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはん。台風が近づいているらしいが、今日のところは曇りで雨は降らない模様。『流れ雲旅』読み終える。徳島の祖谷も出てくる。念仏を唱えながら浸かる山形の今神温泉(湯治専門で、1週間以上滞在しないといけないらしい。現在は使われていないようだ)も気になった。

外出。作業部屋で絵の続き。まずまず良い具合に進む。対応に迷うトラブル発生。どうしようか。

開店。トラブルのせいで気もそぞろ、しかしゆっくりと品出しなどの作業を進める。

15時になり、新店舗の下見。隣なのですぐ行けるのは助かる。大家さんが持っていく家具や備品の確認をしたり、部屋のサイズを測ったりする。契約の日にちも決定。内装をやってくれる古本たかつかさんと凹ム商店の黒田さんも岡山からわざわざ来てくださり、確認や打ち合わせ。たかつかさんの本業は看板屋さんで、新店舗に今ついている看板の撤去や、現店舗についている看板照明の移設もお願いする予定。大変助かります。16時に店に戻る予定が延びてしまい、まどに店番を頼む。海外からのお客さんが来て高い写真集を買ってくれた。よかった。

店再開。発送準備、諸々の連絡などやる。高縄さんと十河さんに、以前とらせていただいたインタビューについてnoteへ掲載してもよいかとお願いのメールを送る(お二人とも快諾。ありがとうございます)。

閉店後、帰宅。トラブルは結局解決した。しかしいろいろあって疲れた日。風呂に入り、神代辰巳『赤線玉の井 ぬけられます』見る。芹明香の存在感はやはり強烈。蟹江敬三も良い。カラッカラに乾き切った抜け殻のような情念。


23日(火)

朝7時半に起きる。まどもがんばって早起き。外出して、春風堂でパンを買って瓦町駅で食べる。

志度線で沖松島へ。『芸術文化の価値とは何か』読み始める。

〈文化的価値プロジェクト〉を通して見えてきたのは、文化的価値の研究の中心に、芸術文化活動における個人の直接的体験を位置づけ直す必要があるということだ。あまりにも多くのケースで、経済や都市、健康などへのインパクトが、人々の文化体験より重視されている。(p18)

イオンシネマで濱口竜介『急に具合が悪くなる』見る。途中の長い対話のシーンは賛否が分かれるかもしれない。自分はちょっと長いような気がしたけど、ラスト近くの劇のシーンが素晴らしく、最終的に良かった。

歩いて商店街へと戻る。カンデラへ久しぶりに行き、ナポリタン。カンデラではこの日からうわのそらにあくびことあきやんの個展が開催。くまはんという熊のキャラがいろんなところにいる。食べ終えた後もジュースを飲みながらまどと移転/引っ越しの段取りについて会議。

まどと別れて店へ。品出し作業やる。お客さんが入ってきて、絵本などたくさん買ってくれて助かった。通販希望の依頼がきていた本や雑誌の発送もできた。

スーパーに寄って家に帰る。晩ご飯は梅としそであえたきゅうりを乗せたぶっかけうどん。おいしい。ウインナーやミニトマトも食べる。

一休みしてブログの更新。明日のお弁当用にサラダを作る。風呂に入って溝口健二『東京行進曲』見る。菊池寛原作。内容的になんだか食い足りないなと思ったら、101分あるオリジナル版のうち30分ほどしか現存していないらしい。ツノの演出などに1920年代らしさを感じた。


24日(水)

朝7時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当を用意して外出。台風が近づいている(しかも2個同時に)影響で週末まで雨の日が続くとの予報。

店に行き、少し片付けなどやる。9時頃、富山からちょうど中四国をまわる用事で香川に来ている林ショップの林さんとスタッフの吉野さんが来店。林さんとは2年前の5月に行われたBOOKDAYとやまでデザイナーの高森君とイラストレーター/漫画家の堀道広さんとごはんを食べた以来。林さんは最近絵の展覧会を新潟や京都で開催されていて、そのお話なども伺う。自営業を始められる前から絵や写真などをやっていて、お店をやっている現在でも発表を続けている姿に勝手ながら共感。林さんが最近出版されたエッセイ集『うれしい出会い、あれこれ』も直納品。北日本新聞に連載された文章に書き下ろしを加えてまとめられたもの。デザインは高森君がやっている。

林ショップのお2人は広島へ。台風接近直前のタイミングで良かった。在庫整理、品出し。アルバイトO君来て作業開始。

開店。品出しなど進めていく。O君はネット出品のほか、出店用ストックの値付けなどもお願いした。店頭買取1件。アートや郷土関連が多く、大変ありがたい内容。査定額にも満足していただけたようで良かった。不動産屋とやり取り。林さんの本を品出しする。TUG BOOKS田山さんから、小豆島のご年配の方々への聞き取りをまとめた冊子『いとなみ』5部届く。これで在庫は一旦なくなったとのこと。

閉店後、O君と音楽の話などする。帳簿付けの作業をして帰宅。風呂。『うれしい出会い、あれこれ』を途中まで読んで寝る。


25日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。洗濯。林さんからおみやげにいただいたコーヒーを飲む。すっきりしていておいしい。『うれしい出会い』読み終える。お店で取り扱っている作家さんのことから解けかけた雪の形まで、様々な物事が淡々とユーモアも交えて書かれている。高森君のデザインも絶妙な塩梅。

十河さんが山内さんインタビューを読んだ感想をメールで送ってくれる。熱い感想。うれしい。

外出。作業部屋で絵の続き。スマホで撮影した以前の状態の絵を見返すと、なんだかこっちのほうが良いような気もしてしまう。どうしようか。

開店。この日も降ったり止んだりの一日。発送準備、品出し進める。女性のお客さんが「ポップアートの本てなかった?」とやってくる。あった。購入。聞けば息子さんが勝手に終活だと言って売ってしまったらしい。実家に置いていた本や雑誌をいつの間にか親に捨てられたという話はよく聞くけど、こういうケースもあるのか。昨日届いた『いとなみ』を品出し。

台風接近のせいか頭痛がひどい。今日は早めに帰ります。

2026年6月21日日曜日

小さな部分(2026年06月18~21日)

17日(水)夜

閉店後、山内さんインタビューの原稿データ修正作業。すぐに終わるが、まだ確認しないといけない箇所がいくつかある。

帰宅。住民税の通知書や健康診断のお知らせなどが届いている。武藤大祐・夏堀うさぎ編著『現代ストリップ入門』読み進める。シャワー浴びてスクワットとストレッチ。12時半頃に寝た。


18日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。今年は去年と比べてずいぶん涼しい気がする。

外出。朝晩のスクワットの効果が少し出てきた気がする。銀行でお金をおろして住民税の支払い。久しぶりに丸亀町のドトールに入ってアイスカフェオレ。東京で銀座のドトールに入った時「やっぱり狭苦しいドトールに入ると東京に来たって感じがするな」と思ったけど、別にここもたいして変わらなかった。『現代ストリップ入門』読み終える。

作業部屋へ。昨日完成させたキャンバスに手を加える。100人に見てもらっても気にする人はいないであろう小さな部分に、「これじゃだめだ」と描いてる本人だけがこだわってるのって不思議だな。

開店。品出し、出店用ストック作り、発送準備など進める。山内さんと電話し、インタビュー文面の最終チェック。何部送りましょうかと聞いてみると、恥ずかしいから5部だけでいいとのお返事。ご協力ありがとうございました。みきちゃんが久しぶりに来てくれる。出産後初、2ヶ月ぶりに高松まで来たそうだ。赤ちゃんの話や、まどの受賞の話などする。香港から来たというお客さんが、野良洞さんの日中韓3か国語漫画を買ってくれた。うれしい。

閉店後、本を発送してコペンハーゲンに行く。この日は自分ひとりだった。おでんなどをつまみながらビール。移転後に業務の流れをどう変えていくか考える。どうしても自分でないと先日公開されたju seiのインタビューを読む。2人の長い関係性がいかにあの複雑な曲たちを作る上で血肉になっているのかがよくわかる内容で、とても良かった。山本精一さんがju seiの新しいアルバムを聴いて「James Blakeを初めて聴いた時のことを思い出した」と言っていたそうだ。

国民投票法改正法案が可決されてしまった。小川淳也(香川1区)が党首の中道改革連合は、法案に賛成した模様。もうどんな法案でも通ってしまいそうな勢い。暗い気分になる。

帰宅。シャワーを浴びて寝た。


19日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。まどはまんが王国とっとり賞の授賞式のため、今日明日とまた東京へ。まどの淹れてくれたコーヒーを飲みながら温又柔『台湾生まれ、日本語育ち』読み始める。まだ序盤だけれど、とても良いエッセイ。温さんは今度ルヌガンガに来られるようだ。

外出。郵便局で発送。作業部屋に行きキャンバスの続き。良いとこまできたけど、少し様子を見ることにする。

開店。発送準備、出店用ストック作りなど進める。CDRを焼いたりもする。

閉店後、ルクスでやっているイベントへ。この日はイタリアのアーティストBROSHUDAがゲスト。ノイズ/インダストリアルな出だしからJukeやダブテクノ的な展開もあり、とても面白かった。

帰宅。シャワー浴びて寝る。微妙に蒸し暑く、何回か起きた。


20日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物がまだ湿っぽい。

早めに外出。グレコに入って『台湾生まれ』続き読む。その後、作業部屋で絵。一旦完成させた絵の改良を済ませて、新しいキャンバスを2枚同時に進める。まずまず良い感じ。

開店。雨が降ったり止んだりの一日。午後の早いうちはけっこうな量が降っていた。市が主催の(といっても、実際に企画していたのは下請けの企業らしい)本屋めぐりという企画も行われていたようで、お客さんは多い。ここのところ国内外の観光客も増えてきた気がする。夜には前から補充したかった創元推理/SF文庫をたくさん品出しできた。

閉店後、午前中に進めた絵を写真に撮る。スーパーに寄って帰宅。まどもちょうど東京から帰宅したところだった。受賞式の様子など聞く。『隙間』の高妍さんともたくさんお話できたようだ。きなこヨーグルトを食べ、風呂に入り、本を読んで寝る。

ここ2年くらい、仕事終わりに作業するのがもうしんどくなってきた。以前は仕事を終えてから1時間本を読んで、それから絵を少し描くくらいはやっていたけど。これが加齢か。


21日(日)

朝7時半に起きる。朝ごはん、読書。『台湾生まれ』読み終える。これはエッセイだけど、温又柔さんの小説も読んでみたい。洗濯。押し入れにしまっている読み終わった本の結束。少しずつ進めていこう。体操、スクワット。

外出。スーパーに寄って店へ。外から店の中を伺っている人がいるなと思ったら川田さんだった。いつものように本や映画の話。ジョン・ヒッグス『ザ・ビートルズ vs ジェームズ・ボンド』がとても面白いという話から、『ターミネーター』や『バックトゥザフューチャー』に出てくるエアロビの話など細かいところまで、いろんな話題をつなげて面白く話してくれる(興味のある方は川田さんの書いている『映画をつなげて見るブログ』を読んでみてください)。

開店。この日は品出しはあまりせず、発送準備と在庫整理をした。途中まどが来てくれたので、発送をお願いする。山内さんインタビューのフリーペーパーができたので、印刷して発送準備。以前インタビューさせていただいた高縄さんと十河さんにも送る。SNSでも告知。閉店間際に海外からのお客さんが来て、zineなどたくさん買ってくれる。こないだ香港から来たお客さんは日本語がけっこうわかる人だったけど、今日は欧米から来られた流暢な英語を話すお客さん。しどろもどろになりながらもなんとかやり取り。たまたまかけていたKath Bloomに反応してくれてうれしかった。

今日はこれから帳簿付け。絵も描けるかな。

2026年6月17日水曜日

やや浮上(2026年06月13~17日)

12日(金)夜

閉店後、本の発送。セット出品していた段ボール1箱の発送は明日にまわす。とにかく疲れた。

帰宅。荷物を片付け、風呂に入る。まども東京から無事に到着。懇親会の時にみんなとどんな話をしたかを報告する。早めに寝た。


13日(土)

朝7時半に起きる。このところ寝つきのよくない日が多かったけど、この日はさすがによく眠れた。朝ごはんを食べ、洗濯とそうじ。肉を焼き、にんじんのサラダを作る。

外出。スーパーに寄って店へ。段ボール一箱発送。作業部屋の片付け。今日明日はアルバイトO君が来てくれて作業。

開店。ゆっくり査定など進める。鼻の奥のあたりが微妙に痛く、のど飴をなめる。風邪だったら嫌だな。大三君や仲俣さんが来てくれる。この日はミスチルがあなぶきアリーナで、LUNA SEAがレグザムホールでコンサート。商店街への客足の影響はあっただろうか。

閉店後、本を発送。ルクスで生物さんがイベントをやっていたけど、体調が思わしくないのですぐに帰る。風呂。きなこヨーグルトを食べて早めに寝た。


14日(日)

朝8時に起きる。昨日よりは具合が良くなったけど、頭がぼーっとする。体温を測ってみても平熱。まあ仕事には行けそう。朝ごはん、洗濯物の片付け、お弁当の準備。田中六大さんの『六大日記 人という字』読み終える。面白すぎて何度か声を上げて笑う。前澤友作が宇宙へ行った日に家のトイレが詰まったという話が特に良かった。

外出。スーパーで買い物をして段ボールをもらい、店へ。O君来てくれて作業スタート。店の引っ越しに向け、在庫の本を結束/箱詰めしてもらっている。その後ネット出品作業へ。店頭買取2件。山内さんインタビューのフリーペーパー原稿データが完成。これから送って確認してもらう。今月中にはできるだろう。メールで大学教授の方より出張買取の依頼あり。あさって火曜日に行くのは体力的にしんどいので、23日はどうでしょうと提案する。

閉店後、O君と映画や音楽のことなど話す。本を発送して帰る。風呂。アロエヨーグルト食べる。藤枝静男『ヤゴの分際』読み始め、早めに寝る。


15日(月)

朝7時半頃に起きる。のどの痛みはあるけど、だるさはほぼなくなった。まどと車に乗って空き地に停めたら、うちのぬいぐるみが何匹か生息していて驚く…という夢を見た。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。読み終えて押し入れにしまっていた本を少し結束しておく。

外出。南は現在休業中なのでグレコに入り、『ヤゴの分際』続き。まったく派手な文章ではなく、むしろ病気の話題が多いので若干陰鬱な雰囲気だけれど、淡々とした滋味深さを感じる。アイスコーヒーにガムシロップを入れすぎて、少し気持ち悪くなる。作業部屋でピエール・アンリ聴きながらキャンバスの続き。

絵を描く時間をもっと作るには古本屋の仕事を効率よく進めていかなければならず、そのために業務の流れの見直しが必要。自分ひとりでやれる規模は既に超えているし、今後規模が縮小していくとも考えにくい。移転が良い機会になればいいんだけど。

開店。ゆっくり品出しと発送準備。ほか諸々の連絡や、TSUTAYAで借りたCDをRに焼いたりなど。店頭買取1件。昨日メールのあった出張買取依頼は結局来月店頭まで持ってきていただけることになった。ありがたい。

閉店後、本の発送。スーパーでお酒とつまみを買って、作業部屋で1人で飲む。少し読書。映画を見ようと思ったけどやめた(気がする。Wi-Fiが弱かったような)。帰宅。風呂に入り、『ヤゴの分際』読み終えて寝る。


16日(火)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、ノートにドローイング1枚描く。午前中はコーヒーを飲みながら読書。武藤大祐・夏堀うさぎ編著『現代ストリップ入門』読み始める。ストリップは今まで道後と小倉とで2回見た(道後は四国唯一、小倉は九州唯一の劇場)。エロ無しでは成立しないために芸術として語られることはあまりなく、しかし秩序は保たれていて、踊り子さんごとの美意識はきちんとある。不思議な表現/芸能。昼ご飯はキャベツとツナのパスタ。

外出。気温は普通だけどなんだか頭が痛い。店に行って少し在庫整理と品出し。2時間ほどやってから作業部屋で絵の続き。3時間弱くらいかけてやっとキャンバス仕上がる。途中山内さんからフリーペーパー修正箇所について電話あり。念入りに読んでくださっている。

スーパーで買い物をして帰宅。料理。味噌汁、エリンギバター醤油、サラダ作る。肉を焼いて晩ごはん。ビールも飲む。東京から手塚賞トロフィーなど届く。重い。立派なトロフィーだ。

洗い物をして、吉村公三郎『夜の素顔』見る。新藤兼人脚本。京マチ子、若尾文子主演。光の演出や構図は見事だけど、自分はこういったドロドロした話を引いて楽しむことがなかなかできず、普通に暗い気分になってしまう。浪花千栄子のうざったいばあさん役がはまっていた。

風呂。最近下半身の筋肉の衰えを感じるのでスクワット。また少し本を読んで寝る。そこそこ自分のことを進められた一日。


17日(水)

朝8時に起きる。熱い風呂に入ったおかげでぐっすりと眠れた。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。

外出。作業部屋に行き、在庫整理作業。アルバイトO君来て、新しい作業手順を少し教える。開店。発送準備、ブログ更新、品出しなど。不動産屋から電話あり、来週月曜午後に物件を下見できることになった。設備の確認も細かくやるとのこと。内装を頼もうと思っている知人に連絡すると、遠方にも関わらず来てくれることになった。ありがたい。

今日はこれからフリーペーパーの修正作業。

2026年6月12日金曜日

贈呈式(2026年06月10~12日)

10日(水)

朝に高松を出発、飛行機で東京へと向かう。道中、油井正一『ジャズの歴史物語』読み終える。

アルバート・アイラーの《ゴースト》をきいた人は皆「カリプソ」のようだという。アイラーの音楽は「先祖がえり」の典型的な一例だ。彼はアメリカに生まれ育った黒人だが、血に忠実な彼の音楽は、西印度諸島を経てアフリカにつながる驚異の逆ルートを展開してみせるのである。(p432-433)

12時半頃に東京駅に到着し、コインロッカーに荷物を預けてそばを食べる。まどは自分と別行動で新幹線で東京へと向かい、こちらに到着してからも取材があるためほとんど単独行動。お茶の水へ行き、加瀬透君も以前個展をやっていたThe Whiteというギャラリーへ。現在はグラフィックデザイナー高田唯さんの個展が開催中。壁にカッティングシートで大きな人物が描かれている。

地下鉄と小田急を乗り継いで経堂へ向かう。電車内で郡司ぺギオ幸夫『時間の正体』読み始める。駅からほど近い場所にあるゆうらん古書店さんへ。海外文学、映画、音楽、芸術などなどとても充実した品ぞろえ。CD(ジョンのサンのCDも置いている)やレコードもあり、時間をかけて隅々まで見てしまう。背表紙を追っているだけでこちらも同業者として気合が入る。前々から欲しかった岡田則夫『SPレコード蒐集奇談』が定価よりも安く手に入ったし、クラリッセ・リスペクトル『ソフィアの災難』も買えた。他にも欲しい本がいろいろあったけど我慢。

新宿、ユニオンに行く。6階のオルタナティブ館から見て降りていき、Phantasiaというアメリカのサイケバンドや、ペリー・ヒベイロ、ジャクリーヌ・タイエブなど買う。その後中古センターに行き、サブー・マルティネスや50年代イギリスのカリプソコンピなど。

学芸大学へ。サテライトレコードへ行き、4枚千円のCDコーナーから選んで購入。ギャラリー『準備中 五木』にて行われている友人神田さんの個展へ。神田さんはプログラミングを仕込んだ数台のノートパソコンやタブレットなどを使った即席のインスタレーションのようなライブをやっている人で、今回はモーターや牛乳瓶、自作キーボードなども絡めた展覧会。数日にわたって行うのはやはり調整が難しいようだけど、普段ライブハウスなどでやることの多い神田さんがこういうことを行う機会は貴重だろうし、見れて良かった。びきさんやなでさんとも久しぶりに会っていろいろ話せた。まどもここで合流。

まどと新宿へ行き、西口のぼるがという焼きとん屋へ。良い雰囲気。串、野菜サラダ、ポテトなど食べる。思ったよりすぐお腹いっぱいになった。

ホテルに着。シャワーを浴びて荷物の整理。少し早めに寝るが、何回か目が覚めてしまった。


11日(木)

朝7時頃に起きる。ホテルのビュッフェでモーニング。周りの方々はけっこうもりもり食べているが、自分たちはパン、グラノーラ、フルーツ程度でお腹いっぱい。

近くのドトールに入り、まどは手塚賞贈呈式スピーチのための原稿作り、自分はドローイングや読書。

セルバンテスが存在者であるから、ドン・キホーテの冒険譚は過去に書かれた、というわけではない。セルバンテスが書いたという出来事に対して、この私という存在者が、現在を開設している。だから、セルバンテスが書いたことは過去となる。出来事に対して、「私」が接続される。(『時間の正体』p127)

ホテルに戻って、着替えて一人で出る。有楽町駅のロッカーに荷物を預けて亀有へ。『ラッキー二号店』という喫茶店に入ってまた読書の続き。その後、15分ほど歩いてSKWATという高架下にあるアートスポットへ。twelvebooksが卸しているアート/デザイン関連の洋書や、中古レコードなどが販売されている。現在はArt into Lifeよりリリースされた塩見允枝子のLP/CDに関連して、フルクサス関連の資料が展示されている。予想以上に規模の大きな施設でつい長居。

The Authentic Apartmentというカレー屋さんに行くが、出店で臨時休業中だった。残念。Golden Crownという南インド料理店でマサラドーサランチを食べる。ドーサは初めて食べたけど、クレープ状の生地にスパイスで味付けされたマッシュポテトが巻かれていて、それをナイフで切ってカレーにつけて食べる。おいしい。量もちょうどよかった。

地下鉄で日比谷駅まで行き、有楽町朝日ホールで手塚賞贈呈式。まどのお姉さんと会うのも久しぶりだった。まどは数日前からスピーチの件でかなり緊張していたけれど、話ぶりも堂々としていたし、今までの漫画作品を貫いている核の部分をうまく言葉にできていたなと思う。児島青さんとかわじろうさんのスピーチも素敵だった。自分は贈呈式が終わったらさっと帰ろうかと思っていたけど、しやさんやメグさんなどみんな懇親会にも行くというので自分も行くことにする。現在マガジンハウスにいるダブ丸とも10年以上ぶりにしゃべった。まさかこんなところで会うことになるとは。これもまどのおかげ。岩明均先生とまどが話す瞬間にも立ち会えて感無量だった。

まどはいろんな人との挨拶で忙しそうだったので、ささっと出る。ロッカーから荷物を出して着替え、南阿佐ヶ谷へと向かう。移転後のポポタムに初めて行った。この日は福島から東京へ出てきたばかりのグラフィックデザイナー佐藤豊さんが店番をしていて、いろいろお話をしつつ商品を見る。中古コーナーよりジョナサンリッチマンのCDと金井美恵子の文庫本を購入。その後電車で新宿まで移動して、ベルクで飲み食べ。佐藤さんは古書店での勤務経験もあり、いろんな話ができて楽しい。なぜか共通の友人知人も多い。

バスに乗り高松へ。


12日(金)

朝8時半ごろ高松駅に到着。ちょうど高徳線の電車が行ってしまったところで、このまま店に行くことにする。まどはまだ東京で、漫画家友達とカラオケへ行くことになっているそう。

皇帝に入ってモーニング。『時間の正体』読み終える。途中の集合論や量子論(ということでいいのかな)の話題が自分には難しすぎて飛ばしてしまったけど、面白い部分も多かった。レターパックを買い足して店へ。少し作業。

開店。発送準備、ブログ更新などを進める。この日ルヌガンガでトークのヤマザキOKコンピュータさんが来てくれる。今は神戸にお住まいのようだ。香山哲さんともよく会っているそうで、いろいろお話を聞く。もう高松滞在は3日目とのことで、自分のまだ行ったことのない喫茶店を教えてもらったりもした。店頭買取1件。持ち込みさらに1件。夜はたまった疲れが出た。

今日は早めに帰ります。

2026年6月10日水曜日

原稿作り(2026年06月07~09日)

06日(土)

閉店後、帳簿付けなどやっていたらいい時間になってしまった。作業部屋の片付けもやろうと思っていたけど帰宅。風呂に入り、ブルーノ・ムナーリ『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』読み進めて寝る。


07日(日)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。外は雨が降っていて暗い。

まどと外出し、南に入る。明日から南は3週間ほどの長期休業に入る予定で、さすがにお客さんが多かった。『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』読み終え、ノートに1枚ドローイングを描く。

100均で消耗品を買い、作業部屋で絵の結束作業。

開店。山内さんに電話し、明日朝にお家へ伺うことになる。インタビューの件で追加確認と、山内さんの書やニット作品を撮影させていただく予定。岡山から古本たかつかさん来て打ち合わせ。夜は田村さんと平尾君が来てくれた。天気が悪く気持ちがだれたので、買取で入ってきた”William Eggleston’s Guide”を見る。久しぶりに荻原魚雷さんのブログを読んで、セシオン杉並や妙正寺川といった固有名詞に懐かしさを覚える。壊れたホテルの熊本さんに新店舗照明の施工についてメッセージ送る。鍵をもらってからまた連絡するという流れになった。

閉店後、スーパーで買い物をして帰宅。洗い物をして風呂。ビール飲みながら油井正一『ジャズの歴史物語』続き読む。水・木曜の東京でもこれを読むことになりそうだ。


08日(月)

朝7時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

早めに外出して、瓦町から八栗まで電車で向かう。車内で読書。ニット作家山内さんのお家でいろいろお話。インタビューの中で詳細に聞くべき箇所と、掲載する作品の画像についての確認。最近完成したという宮武外骨ニットを見せていただく。側面にも図柄が編まれていて凝ったつくりだ。砂古口さんと南陀楼さんにも画像を送ろう。

瓦町へ戻る。雨が降り始め、気圧のせいかひどく眠い。

開店。この日は品出しなどは最小限にして、メール連絡と山内さんインタビューのフリーペーパー原稿作り。夜まで弱い雨が降り続いた。神奈川県の『冒険研究所書店』店主さんが来てくださる。閉店後も原稿作業、けっこう進んだ。

帰宅。風呂に入り、早めに寝る。


9日(火)

朝7時半ごろに起きる。朝ごはん、洗濯物の片付け。引っ越しも近いので、いらない服などをポリ袋ひとつ分まとめる。スッキリ。コーヒー淹れて『ジャズの歴史物語』続き読む。

10時半にYOMSのお客さんKさんと待ち合わせ、車で送っていただき某所でいろいろお話。古本の商売や、今までKさんが経験してきた銀行とのやり取りの話など。融資を受けるためのコツなどを教えていただく。自分が融資が必要なほど大きな規模の商売をすることはないような気がする(しかし、わからないが…)けど、とてもためになるし、Kさんの熱い語り口は聞いていて勇気が出る。移転に関しても前向きな気持ちになれた。

12時半ごろに帰宅。まどと外出して燦庫食堂でカレーを食べ、グレコで読書。なタ書藤井さんもいた。まどは手塚賞受賞式のスピーチを考えている。スマホに打ち込んだ文章を読ませてもらうと、とてもしっかりした内容で驚いた。自分だったら照れ臭さからおどけてしまいそう。もっと堂々としていてもいいのだ。

店へ。昨日の売り上げの帳簿付け、本の発送。原稿作業続き。もうあと少しで完成しそう。完成次第また山内さんへ送る予定。

スーパーに寄って帰宅。味噌汁とサラダを作り、肉を焼く。晩ご飯。まどは受賞式翌日に予定している友達とのカラオケが楽しみな様子。

旅行の準備、風呂。その後映画。アラン・ルドルフ『堕ちた恋人たちへ』見る。前に見た『チューズ・ミー』とはまた違う雰囲気の作品で、ロマンスとアメリカンニューシネマ的な荒廃した雰囲気とのコントラストが鮮やか。登場人物みんなキャラが立っている。『ツイン・ピークス』直後のララ・フリン・ボイルがとても良い。2本目、小沢啓一『無頼 黒匕首』見る。ヤクザのネチネチした嫌がらせがひたすら続き、とても重い気分になる。しかし後半の、狭い列車内や複数の場面転換を挟みながら展開するアクションシーンの見せ方はとても面白かった。


10日(水)

移転のことやなんかで興奮しているのか、7時に起きる予定が5時半に目が覚めた。おかげでブログの更新ができた。

これから東京。



2026年6月6日土曜日

のんびり構えたい(2026年06月04~06日)

03日(水)夜

閉店後、本を発送して帰宅。砂糖入りのきなこをヨーグルトに混ぜて食べる。おいしい。シャワー。こないだ小泉八雲記念館に行って改めてクレオール文化に興味が出たのもあり、油井正一『ジャズの歴史物語』読み始める。

黒人とヨーロッパ音楽はどういうふうに出会ったか?ヨーロッパ音楽の教養を深く身につけたクリオールが実際的な媒介役を果したのである。奴隷解放令によって、地位のあがった奴隷の子孫と、地位のさがったクリオールの子孫が対等な出会いを行い、ミックス・バンドを組んだところからジャズという新しい音楽が発生した。(p21)

いろんな人間がちがった場所でお互いに無関係でいながら、おなじような芸術的成果をあげているということーーこれもまた、純粋な芸術にみられる特徴である(p21)


04日(木)

朝7時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。まどと来週の手塚賞授賞式に着ていく服の確認。まどがこないだ岡山まで行って買ってきたパーティー用の服良い感じ。

外出。市役所へ行く。まどが日本漫画家協会に加入して文芸美術国民健康保険というものに入った関係で、自分もそれにしたほうがいくらか保険料が安くなるとのことで手続き。その後南へ入り読書。ノートにドローイング描く。酒屋で飲み物の買い出し。

開店。出張買取分の査定が完了し、振り込み。店頭買取1件。品出し、ネット出品進める。夜はお客さんが少なく、中原昌也さんのYouTube配信を少し見た。朝吹真理子さんが中原さんの小説を朗読していた。

閉店後、本を発送して帰宅。店に財布を忘れてきたことに気が付く。家にあった食費を使ってビールを購入。シャワーを浴びて、ビールを飲みながらドン・シーゲル『仮面の報酬』見る。アクションシーンはさすが元ボクサーのミッチャム、きまっている。きざな会話のキャッチボールも小気味良い。71分という短さだけど濃厚だった。


05日(金)

朝7時に起きる。朝ごはん、洗濯物の片付け。少し読書。

外出。店に着くと、なんと鍵を忘れていた。また家まで戻る。こういう時こそいつもよりのんびり構えたい。運動になった。在庫整理作業を進める。

開店。品出し、出店用ストック作り、発送準備、均一本補充。よく来てくれる外国人のお客さんが、実は今度富山に転勤になったと挨拶をしてくれる。なんと今まで室戸から来てくださっていたそうだ。だいぶ遠いな。富山には「BOOK DAYとやま」という良い古本市がありますよと伝えると、行ったことがあるようだった。駅の近くのボーリング場にある喫茶店が良い雰囲気ですよ、と教えていただく。今日はこずえちゃん、田村さん、宮崎さんなど知り合いも多く来て、いろいろおしゃべりした。移転のことをみんな気にしてくれていてうれしい。がんばりたい。夜には静岡から仕事で来ているという教員の方も来られた。

閉店後、本を発送。コンビニで安くなっていたアメを買って、舐めながら屋台ずしのベンチでぼーっとする。店に戻り、品出しや在庫整理などの続き。棚にある渋めの本を入れ替えて、出店用ストックにまわしたりする。美術関係が充実して良い気分。ストックも段ボール7箱できた。

帰宅。シャワーを浴びて、少し本を読んで寝る。


06日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

外出。長袖か半袖か迷う気温。南へ行き、ブルーノ・ムナーリ『デザインとヴィジュアル・コミュニケーション』読み始める。ハーバード大での講義録。ノートにドローイング1枚描く。

ナイロンの黒い服を選択すると白い汚れのつくことが多くて困る。濡れタオルで擦ると落ちるが面倒だ。調べてみると、洗剤が少なかったり一度にたくさんの服を選択すると汚れがつきやすいらしい。次からやり方を変えてみるか。

店に行き在庫整理。作業部屋に置いているキャンバスをビニール紐で結束。

開店。品出し、出店用ストック作り、発送準備、均一本の補充。お客さんが多い。山内さんにインタビューの件で電話。近々お家まで寄らせていただくことにする。お客さんの棚への真剣な視線を感じつつJorge Ben Jorを聴いてたら、感情が昂ぶってやばい感じになった。こういう瞬間に得も言われぬような幸せを感じる。広島から山原さん来てくれて、マイブラのライブやYBA展に行った時の話など聞く。

今日はもう少し作業部屋の整理をしたい。

2026年6月3日水曜日

山陰旅行(2026年05月29日~06月03日)

28日(木)夜

閉店後、早めに帰る。風呂。『チャールズ・ブコウスキー詩集 指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』読み終える。最後の『芸術』という詩が良い。『酒宴/残光 吉田健一短編小説集成』読み進めて寝る。夜少し肌寒かったからか、何度か起きた。


29日(金)

朝7時半に起きる。あまり疲れ取れず。朝ごはんを軽く食べて、洗濯物を畳む。旅行に持って行くための着替えの準備。

外出。レンタカーを借りて三木のほうまで出張買取。ちょっと状態の悪いものが多かったが、ヴィム・ヴェンダースやヨハネス・イッテン、タイガー立石が絵を描いた『たくさんのふしぎ』などもある。店に戻って本をおろし、書類の提出。

店に戻り、開店。午前中にお預かりした本の査定、出店用ストック作り、品出しなど。電話連絡。須鼻さんがフィルムアート社の編集の方を連れて来てくれたり、横須賀の古書店AMISの方が来店されたりと楽しい日になった。

9月頭に現店舗の隣の物件へ移転する旨を告知。店舗面積が現在の2.5倍くらいになる(3倍近いかも)ので、いろいろやれそう。もちろん品揃えも充実させる。入りやすくて楽しい店になればいいなと思う。

閉店後、早めに帰宅。まどとぽかぽか温泉に行く。帰って少し本を読んで寝た。


30日(土)

朝7時半に起きる。この日は15回目の結婚記念日で、店を臨時休業にして山陰へ旅行。

南でモーニング食べて出発。今回のルートは尾道から中国道に入って北へ向かう。尾道を過ぎるとすぐ一車線になり、だいたいが無料区間でサービスエリアなどはない。4時間ほどかかって出雲に到着。

『羽根屋』という有名な出雲蕎麦屋さんへと向かう。香川と比べ、島根の人たちは車の運転が大変穏やかで感動(香川が荒過ぎるんだと思う)。蕎麦は少し並んだけど、待つ間の読書時間が休憩にもなり、ちょうど良かった。まどは天ぷらとざるそば、自分は鴨南蛮。おいしい。

出雲民藝館へ。郊外の住宅地の一角にあり、個人宅(現在も住まわれている)の一部を改装して民芸品を展示している。郷土ゆかりのものが多く楽しい。黄色い釉薬のかかった陶器や、カルメラ焜炉、貝焼焜炉など気になった。

宿に荷物を置く。貸切の戸建てで、きれいな宿。再び車を出して出雲大社へ。抽象的な形の彫刻作品があったり、本殿も改装されてガラス張りのところがあったりして、現代的な印象。神楽殿は大きなしめ縄含めとてもかっこよかった。古い部分の意匠に注意してみると、細かい工夫がこらされていることがわかる。

一畑電鉄にも乗ってみたかったけど、本数が少なく終電も早いので結局車で移動。出雲市街へ出て、句読点さんへ行く。奥に長い店内で、芸術や詩の洋書も多い。現代詩文庫の北園克衛と、以前から買い直したいと思っていたミシェル・フーコー『レーモン・ルーセル』を購入。まどもけっこう買っていた。店主さんといろいろお話。先日水中書店さんとも話して思ったけど、古本屋の経営のあり方は店によってかなり違う。みなさんそれぞれの工夫をされている。

遠くの街に住んでいる方が自分のことを知ってくれているとうれしいけど、基本は誰にも知られていない前提でいきたい。おごり高ぶっていてはいかん。

出雲の商店街を歩く。シャッターの閉まっているところも多いがところどころ新しくリノベーションされた居酒屋があり、どこも混んでいる。クラフトビールのお店やバーもある。これからまだお店が増えていきそうな雰囲気。ツバメヤというお店に入り、お刺身や赤天という地域の名物らしき辛口の練り物など、いろいろ食べる。どれもおいしい。その後出雲市駅のすぐそばにある温泉へ。茶色い濁りのあるお湯。

宿に戻って、ビール飲みながら読書。少し早めに寝る。


31日(日)

朝7時半に起きる。荷物をまとめて出発。

宿から少し離れたところにある『軽食喫茶ラブラブ』というお店へ行く。まだ朝早いけど、若いお客さんがけっこういる。アンティークな雰囲気のお店で、店主のご夫婦も素敵な方。

松江方面へ向かう。日差しが強く、暑い。30度を超えるらしい。途中玉造温泉をざっと見る。宍道湖がきれい。松江市街はビルが多いけど、なんとなく開けていて明るい。

松江城の北側にある小泉八雲記念館と八雲旧邸を見る。人が多かった。記念館のほうは充実した内容で、クレオール文化研究者としての八雲に改めて興味をそそられた。旧邸はぐるっと囲むように庭があり涼しげ。近くの売店でソフトクリーム食べる。

昼ごはんに回転寿司北海道へ行くが、40組以上が待っていてやめる。この日も結局蕎麦。おいしかった。

『青と緑』さんへ行く。『塔』所属の歌人の方が松江に来られているようで、短歌関係の方がお店に集まっていた。お店の品揃えも詩歌が多い。FALL三品さんの『すべての雑貨』を買う。お店の方と少しお話して、ショップカードを置いていただく。

松江城のそばにある亀田山喫茶室へ。明治時代の洋館『興雲閣』の一角にある喫茶店。高松から松江に引っ越したアルバイトMさんこと黛さんとお茶。この辺の街や古本の事情などいろいろ聞く。

黛さんに、近くの古本屋『冬營舎』さんまで案内してもらう。県庁近くの、ちょっと奥まったところにあった。アンリ・トマ『岬/世捨て人』購入。これは植草甚一が何かの本で「変わった小説」と書いていて、前から気になっていた。買えてよかった。店主さんはYOMSに来られたことがあるようだった。ショップカード置かせていただき、冬營舎さんのカードもお預かりする。

松江市街から20キロほど離れた美保関へと向かう。この日泊まったのは最近文化財登録もされた美保館。といっても宿泊は文化財登録された本館のほうではなく新しく建てられた新館のほう。泊まると本館を夜に見学できたり、朝食を本館で食べられたりする。本館は元々2つに分かれていた建物をドッキングさせたような、不思議なつくり。夕食はいろんな地のものが出た。風呂、浴衣で本館見学、部屋で読書。『酒宴/残光』読み終える。早めに寝た。


01日(月)

朝7時ごろに起きる。本館2階で朝食をとり、荷物をまとめる。チェックアウトして、荷物を車に入れておく。

宿のすぐ近くにある美保神社で「朝のおつとめ」があるとのことで見に行く。毎朝行われている神事のようだ。40分ほど外から見学。神社の建築も見ごたえがあった。

大きな橋を渡って境港へ。Googleマップを見ていて目に留まった『海とくらしの史料館』に行ってみる。様々な海の生き物のはく製がかなりの量展示されていて楽しい。境港周辺で行われている漁法などの解説もためになる。2階には絣の帯など郷土の工芸品も展示されていた。

史料館から割と近くにある水木しげるロードへ。平日にも関わらずけっこう人が歩いている。ぬいぐるみを取り出し、妖怪の銅像との写真をたくさん撮った(並べて撮るのにちょうどいい大きさ)。2024年にリニューアルオープンしたという水木しげる記念館は戦争体験に重きを置いた充実の展示内容。とてもきれいな館内。おみやげに『河童の三平』のタヌキのグラスを買う。ソフトクリームを食べて休憩。

米子方面へ。時間が足りなくて今回米子市街はまわれず。昨日行きそびれた回転寿司北海道がこっちにもあったので、行ってみる。待たずにすぐ入れた。

植田正治写真美術館へ。大山の麓の、かなり郊外にある。川村記念美術館を思い出した。まとめて作品を見ると変遷が伺えて面白い。特別展は松江を撮った写真の特集展示で、昨日松江に行ったばかりなのでより興味深く見ることができたような気がする。

帰りは米子道~中国道と南下。2車線の区間が多かったのもあって、行きは4時間かかったのが2時間半くらいで高松に到着。中国地方の内陸部の山深さを改めて思い知る。

仏生山温泉に行き、汗を流してから晩ごはん。緊張が解けて眠くなる。少し横になったらだいぶ良くなった。帰宅、荷物の整理。疲れ果てて10時くらいにベッドに入る。

いろんなところに行った3日間だった。


02日(火)

朝7時頃に起きる。スマホでブログを更新。洗濯。

外出。台風がきているけど今のところそれほどでもない。レンタカーを返し、南に入って読書。青と緑さんで買った三品輝起『すべての雑貨』読み始める。とても面白い。三品さんの本は以前別のを読んだ気がしていたが、記憶をたぐるとどうもこの本の単行本版だったようだ。前に読んだ時と印章がずいぶん違う。自分の中の物を見る目か何かが変わったのだろうか。

店へ行き、たまっている発送作業。昼ご飯は綿谷で肉うどん。メール連絡など細かい作業もやっていたらあっという間に時間が過ぎていく。本の発送で郵便局まで2往復。入口のドアだけ開けているような状態でもお客さんがやってきて、何冊か買ってくれた。

スーパーに寄って帰宅。まどはこの日ネットを介しての遠隔対談や歯医者なんかで忙しかった様子。料理。そら豆のにんにく炒め、青梗菜のお浸し、味噌汁、豚の生姜焼きを作る。そら豆は下準備に時間がかかるけどおいしいな。境港で買ったたぬきグラスがかわいい。

晩ごはんを食べ終えて、先月分のレシート入力作業。シャワー。台風の影響で猛烈な雨風。少し本を読んで早めに寝る。


03日(水)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。『すべての雑貨』読み終える。最後のレゴのエッセイもとても面白かった。3年前に吉祥寺で個展をやった時三品さんが見に来てくれたけれど、あの時は搬入の日で自分もバタバタしていた。また落ち着いて見ていただく機会が作れたらいいなと思う。

用事をひとつ済ませ、LUUPに乗ってきゅうへ行き絵の搬出。久しぶりの香川での絵の展示の機会をかなさんのお店で持てたことがうれしい。いろいろお話しながら梱包する。かなさん美保館に興味を持ってくれたようだった。

再びLUUPに乗り、店に戻る。なんとか開店時間に間に合った。この日はお客さんから移転について話しかけられることが多く、旅の疲れが遅れて出ていたものの楽しい一日。些末事福田さんも「いろいろできるね」と励ましてくれる。査定、品出し、均一本の補充、発送準備。新しい店舗になったら棚への補充は間に合うのか。バイトの人とも連携してより速く動ける仕組みを作らないといけないな。夜にミヤモト惣菜店さん来てくれて、お店の話。異業種でも商売の話を聞くのは楽しい。

今日は早めに帰って休みたい。明日は朝から市役所へ行く予定。

2026年5月28日木曜日

ストック作り(2026年05月26~28日)

25日(月)

閉店後、本を発送して早めに帰る。疲れ果てた。風呂に入り、山本理顕『細胞都市』読み始める。


26日(火)

朝7時半に起きる。久しぶりに特に予定のない定休日。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳む。『細胞都市』読み終える。住宅や団地の話から日本の核家族の問題にまで言及している箇所が興味深かった。

「愛情があるから、子供の世話をして、老人の面倒もみて、洗濯もして、御飯もつくって、掃除もして…」そういうことになっているわけである。そういう建前になっている。だから、この"夫婦の愛情"とやらが破綻すると、家族という関係の全てが破綻するような仕組みになっている。(略)家族という集団が社会を構成する最小単位であるのだとしたら、こんなあぶなっかしい最小単位で構成される社会というのも、かなりあぶなっかしいものだと思う。(p32-33)

もし住宅の集合に何らかの有効性があるのだとしたら、それは多分、日常生活の中に、自立できないメンバーを抱え込むことができるようなシステムを、その住宅の集合の中心に組み込むことができる、というところにあるのだと思う。(p47)

まどと外出し、南に入る。ノートにドローイング。『酒宴/残光 吉田健一短編小説集成』読み始める。吉田健一は小説と批評とエッセイの垣根がゆるく、作品ごとに感触がかなり違うように感じる。以前読んだ『時間』は読み進めるのがけっこう苦しかったけど、これは短編ということもあってか読みやすい。

店に戻って、回覧板をまわして提出。Googleドライブにアップロードしたインタビューの音声データを送る。商店街に新しくできたこがね製麺所で昼ごはん。きれいで明るい。午後は発送準備を少しやった他は、ひたすら出店用の本の値付けをやっていた。今年は8月に岡山、10月に香川と愛媛で古本市に参加する予定で、近くなってから選書をするのは手間がかかるので今のうちにやっておく。店の棚も本でいっぱいで「もう出せないな」と品出しのスピードが鈍っていたところだったけれど、出店用ストックを作っていると思う存分値付けができてアドレナリンが出る。結局5時間以上作業して、段ボール4箱分ほどが完成。少しずつ進めて10箱くらい準備しておきたい。

晩ごはんは関東から来ている漫画家のメグマイルランドさん、北海道から来ているイラストレーターのサカモトナオさんとで4人で居酒屋へ。お二人はこの日の朝香川に到着し、女木島へ行ってきたとのこと。香川はやはり蒸し暑いらしい。ビール飲む。けっこう食べた。

4人でことでんに乗って太田へ行き、ソローに向かう。店主宮脇さんの監督した映画inochi(12年に1度行われる『いのちの祭り』を追ったドキュメンタリー)のパンフレットが完成していた。いろいろお話。まどがメグさんと作った『怪獣と棕櫚』に載っているマンガにはソローも出てくる。メグさんはこの日が初訪問。帰りは宮脇さんが車で送ってくれた。

帰宅、風呂。この日もなかなか疲れたけど、やるべきことはやれた。


27日(水)

朝7時半に起きる。空が曇っていて暗い。朝ごはん。

この日もまどと南へ。ドローイングを描くがうまくいかず。『酒宴/残光』続き読む。

まどはメグさんナオさんと志々島へ。自分は打ち合わせへ。お相手の方は以前からYOMSに来てくださっていた方で、最近になって改めてご挨拶をしてくださり、実は大きな事業をされてきた方ということを知った。それに比べれば自分は豆粒のような規模の商売で恐縮してしまうが、あまりこういう機会もないのでこちらもいろいろ相談をする。勇気が湧く言葉をいただいた。

店に戻る。アルバイトN君来て作業。自分は在庫整理。

開店。この日は一日中小雨混じりの天気だったけれど、売り上げは悪くなかった。N君にたくさん作業してもらっているおかげで、ネットのほうの売り上げも良い。この日も出店用ストックの値付けを進めた。雑誌にYOMSの名前が小さく載るようで、確認のための連絡が来る。夜に志々島に行っていた3人が来てくれる。N君は6月からフルタイムの仕事を始めるとのことで、この日でYOMSでの作業は最後。お世話になりました。

電話をする。どうなるだろう。

まどと帰宅。風呂に入る。料理。さっこからもらったほうれん草をお浸しにして、卵焼き、蒸しナス、味噌汁を作る。スマホでブログを更新して早めに寝た。


28日(木)

朝6時半に起きる。洗濯をして朝ごはん。お弁当の準備。『チャールズ・ブコウスキー詩集 指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け』読み始める。長いタイトルだ。

まどとまた南へ。いろいろ話し合い、読書。出て、銀行と郵便局をまわる。店に戻って在庫整理。作業部屋で少しキャンバスの続きをやる。

開店。業者さん来て、書類をいただく。東京・三鷹の水中書店さんが来てくださる。今回は観光で来られていて、初四国とのこと。水中書店さんには3年前に吉祥寺の百年さんで絵の個展をやった時にもチラシを置かせていただいた。店の経営のことについても少しお話するが、やはり東京と香川では事情が違うものだなと思った。どちらが良いとも言えないが。均一本の補充、出店用の本のストック作り。査定2件完了。途中少し店を抜けて、ルヌガンガで『ハリー・スミス講義録』購入。とても楽しみにしていた1冊。この日の夜にはDOMMUNEでハリー・スミス特集も行われた。あさってからの旅行に持って行くCDを選ぶ。

今日は早めに帰る。明日は朝から出張買取。

2026年5月25日月曜日

迷う(2026年05月23~25日)

22日(金)夜

仕事を終えて査定の続きをやろうと思っていたけど、帳簿付けや山内さんインタビューの原稿修正をやっていたらあっという間に23時半になってしまった。帰宅、風呂。藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』続き読んで寝る。


23日(土)

朝6時半に起きる。二度寝しようと思ったけど、興奮しているのか寝れず。『ポロック』読み終える。

「いわゆる文学的な、とくに真のシュールレアリスムからほど遠いシュールレアリスム系の批評家たちはその文章を読めば明らかなように、あたかも、自らの脳裏に豊かに蓄積されていると思っている内的イメージに合わせるために、作品を見ている。しかし、イメージは作品の表面に具体的に描かれ、現れている形象、そしてかたちに他ならないばかりか空間構造という全体性とかたく結びついている。」(p206)

朝ごはん、洗濯。まどと外出。話し合いの後、南に入る。迷う。しかもこんな時に限って世界情勢が良くなる気がしない。

開店。インタビュー原稿の修正を終え、話し合いの結果をまとめる。その後も一人で考え込んでいた。少し品出し、発送準備、均一本の補充。以前お預かりした本のお支払い。さらにお預かり1件と、買取1件。新たな出張買取の依頼も入る。ドイツ語の書籍も多いとのこと。

閉店後、少し連絡。ありがたいお返事をいただく。過去の帳簿など見直し、店を出て居酒屋に行こうとするが、なぜか閉まっていた。帰宅。シャワーを浴びて、久々に坂野潤治『日本近代史』の続きを読む。途中からうとうとしてしまい、ベッドに入った。


24日(日)

朝6時半に起きる。早起き気味。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の片付け。

早めの外出。スーパーで買い物をして店へ。在庫整理、受託商品に値札つけ。銀行へ行きお金をおろす。100均で消耗品の買い足し。ルヌガンガでネイサン・クリック『プロパガンダ入門』購入。店に戻って在庫整理。アルバイトN君来て作業開始。出品した後の本の整理もやってもらっているおかげで自分の負担が減った。査定1件終える。

開店。査定、品出し進める。午前中に査定を終えた分のお金を振り込み。最近出ていくお金が多い。売れてくれ。他にも店頭買取3件。夜にルヌガンガ中村さん来てくれて、話を聞いてもらう。元気が出た。

閉店後、早めに帰宅。ビールを飲みながら、ジャン=ピエール・メルヴィル『リスボン特急』見る。ところどころメルヴィルらしいキレのあるシーン(序盤のカウンターからの発砲、ラスト近くの犯人確保、ドロンの空中を泳ぐ視線など)はあるけど、中盤のミニチュアのシーンが長すぎて気がそがれる。登場人物同士の関係もちょっとわかりにくい。風呂に入り、『日本近代史』続き読んで寝る。


25日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

まどと南へ行く。腹を決めたので、いろいろ話し合い。まどはこの日岡山まで手塚賞受賞式用の服を買いに行くとのこと。ずいぶん遠くまで行くなと思ったけど、実物を見て決めたいらしい。『日本近代史』読み終える。1930年代中盤に日本国内の指導勢力が乱立分散し、政治エリートの質が低下。そして対外関係を制御できなくなり、日中戦争を停めたり太平洋戦争を回避したりするような政治体制の再編をめざす指導者は存在しなくなった…とある。軍部が勝手な行動をしだすところも含め、現在の日本の政治状況との共通点が多いと感じる。

店に行き、YOMSに飾らせてもらっていたジョンのサン立石さんの絵を梱包して郵便局で発送。今回の立石さんの粋な計らいに自分も影響されてきゅうでの絵の展示をやることができた。勇気をもらえたと思う。

開店。以前問い合わせいただいた出張買取の件、金曜の午前中に伺うことになる。開店直後に店頭買取も1件。新しめの本や雑誌が多くありがたい。アルバイトに出品してもらうための本の準備や発送作業。一箱入れ替え。夜、きゅうのかなさん来ていろいろお話。

今日も早めに帰ります。

2026年5月22日金曜日

情報量(2026年05月19~22日)

18日(月)夜

閉店後、本の発送。少し早めに帰宅。シャワーを浴びて、ミケランジェロ・アントニオーニ『ある女の存在証明』見る。霧の中をドライブするシーン以降がとても良い…とか思って見ていたら、突然映像が止まってしまった。DVDを出してみると盤面が傷だらけになっていた。連絡し、別のディスクを送ってもらえることになる。


19日(火)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、早めに外出。スーパーで段ボールをもらい店へ。ネットで売れた本のピックアップ。

歯医者へ行く。ここには以前からお世話になっているが、久しぶりに来てみると使い捨てのよだれかけがちいかわ柄になっており、一瞬ひるむ。しかし医者には逆らえず、平静を装った。右下奥の歯に窪みがあって痛むなと思っていたら、そこは前に治療したところだったようで、詰め物が取れていたらしい。処置は15分ほどで完了。

レンタカーを借り、たまっていた段ボールを捨てる。西村ジョイへ行き、商品の在庫状況や価格をチェック。合板や塗料は値上がりはしているものの在庫があるけど、マスカーの棚がほぼ空っぽになっていた。塗装業の人は大変だ。

車の中で朝方買ったパンを食べ、1件目の出張買取先へ。海辺にある立派な平屋で、戦後すぐに建てられて最近また改築されたとのこと。本のジャンルは工芸、文学、芸術、デザイン、歴史、政治経済などとても広く、ありがたい内容。ご依頼主の方は新潟にも仕事でよく行っていたそうで、新潟の話も少しした。コツコツと会社員をやり子供を育て、特に自分が表現活動などをするわけではないが、静かにマイペースで文学や芸術を楽しんでいる人はやはりいる。

店に行って本をおろし、2件目の現場へ。こちらは設計事務所。ご高齢の社長さんが事務所にある本や雑誌を処分しようとしていたところ、ここで働かれている方がたまたまYOMSのお客さんで、「買い取ってくれるかもしれないから連絡してみましょう」と待ったをかけてくれたという流れ。ここでも面白い話を聞いた。a+uの臨時増刊号(売って若干後悔していたピーター・クックの作品集もあった)や柳宗悦選集、バックミンスター・フラーなどをお預かり。

また店で本をおろし、一旦家に帰って着替える。汗だくになってしまった。レンタカーを返し、皇帝に入って休憩。牟礼の山内さんからインタビューのゲラの戻しが来ていたので確認。新たな事実がわかり、驚く。まどと合流して、皇帝の下にある寿司屋で晩ごはん。最初寄鳥味鳥に行こうと思ってたけど、行列だったのでやめた。しかしこの寿司屋もネタが大きくてけっこうおいしい。

まどとまた分かれ、高松駅2階の休憩スペースでゲラ作業続き。高校生が多い。スーツ姿の若い女の人が机に突っ伏して寝ている。新卒で入社した人だろうか。

西山さんのお家へ行き、所蔵の音源や資料を見せていただきながら5時間インタビューというかおしゃべり。今回は西山さんの生い立ちから音楽やメールアートとの出会いなど、80年代後半までの話題が主。80年代半ばにあったカセットダビングサークルのミニコミやメールアート作品をたくさん見せてもらっていると、沼田元氣や岡崎京子など後のサブカルチャーの重要人物や、秋田昌美などのノイズ/インダストリアル系の音楽家、P-MODELやモダンチョキチョキズなどメジャーなフィールドで活動していたミュージシャン、嶋本昭三やダダカンなど60~70年代から活動していた美術家などがごちゃまぜになっており、その環境のありようがとても刺激的。そこにまた光を当てることは、現代のzine/アートブックの出版をめぐる状況に再考を促すことにもなるはず。今まで『牧歌メロン』や『ラッキーホラーショー』などの80年代後半に発行されたあの辺の雑誌がどういう文脈にあるのかよくわかっていなかったけど、やっとそこに至る流れが理解できたような気がする。メールアート的な音源交換を伴うヨーロッパのノイズ/インダストリアルシーンの在り方については去年出た”Shock Factory”という本に詳しいようだけど、日本におけるこの辺のシーンは同人文化やクィアカルチャーも混じっていて、独特な雰囲気を感じさせる。しかしその辺が単著としてまとめられたことは未だにないんじゃないか。最後の1時間くらいは自分の経験も含めつつ、90~00年代の話もした。

情報量の多さにへろへろになりつつ、LUUPに乗ってルクスに行く。まいちゃんに西山さんとしゃべったことをいろいろ報告し、帰宅。風呂に入って3時頃に寝た。


20日(水)

朝9時前に起きる。二度寝しようかと思ったけど寝れず。朝ごはんを食べ、洗濯。

外出。店に行き、店内に積まれた昨日の買取本の山を前にして呆然となる。身体は既に疲れている。開店まであと1時間くらい。どうしようかな…と思っていると、アルバイトN君が登場。バイトの日を今日だと勘違いしていたらしい。願ったり叶ったりで、本の移動を手伝ってもらう(もちろん給料は払っています)。

開店。発送準備、少し品出し。N君は本の移動を終えた後そのままネット出品作業へ。この日はさすがに疲れと睡眠不足でなかなか作業進まず。

閉店後、すぐに切り上げて本を発送し帰宅。風呂。ビールを飲みながら『ある女の~』続き見終え、寝る。


21日(木)

朝8時頃に起きる。この日は昼過ぎから雨の予報で、朝から既に蒸し暑い。朝ごはん、お弁当の準備。

外出。南に入って藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』続き。

グリーンバーグ「ポロックは大きな画面に描くために腕を伸ばさざるを得なかったのです。…物理的アクションとは大画面における運動量の大きさにすぎません。ポロックは決してオートマティックではなかった。(略)そして彼の描く速度は遅いのです。」(p141)

開店。雨は夜には止む予報だったけど、結局一日中降っていた。店頭買取1件。先日取り扱いを始めたzine『らんちう』の表紙を手掛けている野良洞さんの漫画が届いていたので、お金の振り込み。今回仕入れた2種類はいずれも日中韓の3か国語を使った多言語漫画。まだ冊子にはなっていないが、野良洞さんにはA3サイズの紙1枚に一話を描く大判の漫画作品『今宵の国々』もあり、そちらもすごい迫力だ。以下のリンクから見ることができる。

閉店後、本の発送。休憩がてらまたルクスへ。よろずやのソウタさんも来て、古物や古本の話をする。古物や古着など、他業種の古いものを扱っている人と話すのはとても刺激になる。しかし、古本は圧倒的に他と比べて少ない利幅で単価も安いことを実感させられもする。相場もけっこうはっきりしているので、こつこつやっていくしかない商売。それでも自分は楽しさが上回っているんだから、向いているということなのだろう。

帰宅。シャワーを浴び、ゲラ確認作業を終えて寝る。


22日(金)

朝8時に起きる。朝ごはん。児島青『本なら売るほど』3巻を読み終える。『愛のコリーダ』を置くかどうか店主が悩む話が出てくる。自分はエロもそうだけど、山上たつひこや谷岡ヤスジ作品などに顕著な女性蔑視ネタもきつい。いつも悩む。

外出。一昨日運んだ買取本の査定を進め、1件完了。アルバイトN君が来て、新しい作業を教える。N君は来月頭からまた別の仕事が始まるとのことで、良かった。在庫整理作業。

開店。均一本の補充、少し品出し、査定、ブログの更新。査定さらに1件完了。店頭買取も1件。N君といろいろ話す。野良洞さんの本を品出し。

一昨日に西村ジョイでマスカーの在庫がほぼ欠品していたのを写真とともにSNSに投稿した。小売店を非難する意図はなく世界情勢の悪化を危惧したのだけど、投稿を見た小売店の方は心苦しい思いをすることになる。向こうには人間がいるという意識が足りなかったと思う。反省。

今日はこれから査定の続き。

2026年5月18日月曜日

休みのほうが忙しい(2026年05月17~18日)

16日(土)夜

閉店後、本の発送。店の近所にあるドラッグストアが最近閉店時間を延長したようで、飲み物を買って外にあるベンチで一休み。店に戻って在庫整理。24時近くまでやった。


17日(日)

朝7時半に起きる。朝ご飯を食べながら久しぶりに映画。サミュエル・フラー『東京暗黒街 竹の家』見る。1950年代半ばの浅草や銀座の風景がカラーで見れるのは貴重だ。人が少し暴れると、フラー映画のいつもの感じで手桶などがガラガラと大きな音を立てて崩れる。キッチュな和のテイストをこれでもかと入れてくるので可笑しい。お弁当の準備。洗濯と掃除。Tシャツにアイロンをかける。

外出。スーパーでコピー用紙などを買って店へ。在庫整理。だいたいひと段落ついた。

開店。店内で行っていたジョンのサン立石さんの絵の展示もこの日が最終日。品出し、メール連絡、ネット出品作業など進める。以前出張買取について問い合わせいただいたお客さんからまた連絡があり、今度の火曜午後にお伺いすることになった。16時に丗界さんの冊子をウェブショップに追加すると、すぐに売れていく。早速発送。夜に大三君が来てくれていろいろ話す。店頭買取1件。

閉店後、本の発送。作業部屋で久しぶりにキャンバスの続き。どんどんやっていきたい。帰宅、風呂。藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』続き読む。オールオーバーの作風に近付くにつれ、引用される言葉もアーレントやグリーンバーグなど自分の関心に近づいて面白くなってきた。


18日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。昨日からなんだか歯が痛いので歯医者を予約。治療痕だらけ。

外出。自治会費の集金を終え、まとめて納める。店で立石さんの絵の梱包。一枚購入させてもらうことにする。100均で消耗品を購入。テープ類やビニール紐が少なくなっていたけど、ナフサ不足の影響が出てきているのか。もりわきひとみさんのPodcastを聴きながらキャンバス続きやる。森脇さんは今岡山の山間地域に住んでいる。Podcastではパートナーのハマスさんと地区の総会に出席した時のことについて話していて、とても良かった。自治会の仕事を終えた後だったのでよけい染みたかも。この日はアルバイトN君が来て作業。

開店。スケジュール調整の連絡、発送準備など。木曜朝に予定していた出張買取が明日に変更になる。めいさんが来てくれて、島根の石見神楽のことなど教えてくれる。夕方さっこが来て、パスカルズのライブについての話など。チケット完売後も問い合わせがけっこう来ているそうだ。眞弓優子さんの作品集を品出し。眞弓さんは様々な場所で撮影した写真を素材に小石のような立体作品を作っている。デザインは『宮武外骨解体新書』のチラシもお願いした梶原良太さんによるもの。7月には東京のprint galleryで刊行記念の展覧会が行われるようだ。

今日は早めに帰る。明日は休みだけど、午前中歯医者、午後出張買取2件、夜はインタビューと忙しい。

2026年5月16日土曜日

考える(2026年05月14~16日)

13日(水)夜

閉店後、先週も行った居酒屋にまた行ってみる。今回はお客さんがたくさんいた。レモンサワー2杯と、じゃこ天、きくらげ、ハムカツ。林京子『長い時間をかけた人間の経験』読み始める。タイトルは放射線被ばくのこと。帰ってまどといろいろ話し、寝る。


14日(木)

朝9時前に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当の用意。まどとまた話し合い。悩む。

外出。郵便局で本を発送し、店に戻って開店。昨日の出張買取でお預かりした本の査定を進めていく。在庫整理や発送準備も。買取の問い合わせ1件。夜にripple coffeeのマルさんが来て、現在制作中のzineの進捗について少し話す。データ制作を安岐さんが手伝っているそうだ。自分も短い文章を書かせてもらった。

閉店後、本の発送。音楽を聴いたり、ここ数年の決算書を見ていろいろ考えたり。帰宅、風呂。『長い時間~』少し読み進めて寝る。


15日(金)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当の用意。洗濯。『長い時間~』読み終え、まどと同時に手塚賞を受賞したかわじろうさんの『あたらしいともだち』を読み始める(まどは新生賞、かわじろうさんは短編賞)。

早めに外出し、店の近所のお店やお家へ自治会費の集金にまわる。ジュノンの河田さんと少しお話。その後南に入り、ドローイングを描いて、いろいろ考えを練る。

開店。店頭買取1件。発送準備、品出し。何冊かまとめ買いしてくださるお客さんが多い。来週木曜、近場で出張買取に伺うことになった。それほど量は多くならなそうなので、台車で行く予定。アルバイトN君月曜に入ってくれることになる。

閉店後、本の発送。この日も過去の決算書など見る。その後在庫整理。帰宅。風呂に入り、『あたらしいともだち』読み終えて寝る。


16日(土)

朝8時に起きる。朝方は涼しい。朝ごはん、お弁当の準備。

まどと外出し、kruhで今日から始まった但馬さんの個展に行く。小ぶりの作品がワイヤーでたくさん吊るされている。レリーフのような半立体の作品もあった。

また南へ。藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』続き読む。今のところポロックのユングやピカソ、シュルレアリスムからの影響について論じられていて、アメリカの抽象表現主義には話が至っていない。ノートにドローイングを描きながら、まどといろいろ話す。

少し在庫整理をして開店。品出しなど進める。棚はどんどん埋まっていくが、正直もっと売れてほしいところ。店頭買取3件。まどから『怪獣と棕櫚』を新たに10部買い切らせてもらう。夕方に丗界さんのお母さんが来て、『稿本 作者胎内十月圖』中巻・下巻を各15部納品。ゴールデンウィークに東京の文学フリマへ行ってきたそうで、いろいろお話を聞いた。丗界さんは家の近くにあるお店でアルバイトも始めたそうだ。なかなか出費の多い一日だったけど、明日はどうなるだろう。ここのところ、連休でもない限りは平日と週末の売り上げの差はあまりない。

今日はまだ在庫整理など続ける。来週もいろいろ予定があるし、スケジュール管理をちゃんとしたい。

2026年5月13日水曜日

連勤明け(2026年05月11~13日)

10日(日)夜

閉店後、外の空気を吸いがてら本の発送。作業部屋で絵の続きをやる。少しづつでも絵が進むのは充実感がある。

帰宅。シャワー浴びて宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑 増補版』続き読む。これはまども以前読んだ一冊で、お互い好きな箇所を話したりした。


11日(月)

朝7時半に起きる。荒俣宏から本の買取時の対応について叱られる夢を見る。朝ごはんを食べ、洗濯物をたたむ。

外出、この日も南へ。『調査される』読み終え、坂野潤治『日本近代史』続き読む。

「「大正デモクラシー」という表現には、大正時代にデモクラシーが存在していたような語感があるが、それはあくまでも「運動」のレベルのことであり、慣行や制度として二大政党制と普通選挙制が実現したのは、むしろ昭和に入ってからのことであった。」(p240)

作業部屋でハリー・パーチ聴きながら絵の続き。

開店。発送準備、昨日入荷した本の整理。均一本の補充と品出し。店頭買取1件。CDRを焼いたりもする。砂古口さんからメールが届き、明日インタビューさせていただけることに。

閉店後、サウナへ行く。水風呂はやめにして外気浴のみ、風が気持ちいい。コンビニでビールを買って外で飲む。店のレジでフリーペーパー『DAYS WITHOUT DRAWING』20部ほど増刷。

帰宅。『日本近代史』を少し読んで寝る。やっと13連勤が終了。


12日(火)

朝7時半に起きる。本秀康『たのしい人生 完全版』読み終える。完全版でないほうを以前持っていたけど、売ってしまっていた。身もふたもない残酷でナンセンスな話がたくさん載っていて、自分に合っている。好きだった『かわいい仲間』はけっこう改変されていた。著作権への配慮があったようだ。

この日発売のコミックビームに、まどの来月発売号からの新連載『やってくる』の告知が掲載。しかも初表紙。楽しみだ。

まどと外出、南に入る。3日連続。砂古口さんにインタビューでお聞きしたい点を箇条書きにして、遅まきながらメールで送る。藤枝晃雄『ジャクソン・ポロック』読み始める。

歩いてきゅうに向かう。アーケードを抜けるともう暑い。飾らせてもらっている絵の写真を撮り、鰹と焼きチーズのカレーを食べる。おいしい。お腹いっぱいになる。かなさんがまどの手塚賞受賞を祝ってくれた。

花屋に寄ってピンクの薔薇を買い、栗金商店に行く。先日みきちゃんが元気な男の子を出産したので、お祝いの品をプレゼント。堀金君と久しぶりにいろいろ話す。まどはチャイナシャツ、自分はネクタイを購入。来月スーツを着る機会があり、新しいネクタイが欲しいと思っていたところだった。

porteに行き、フリーペーパーを置いてもらう。porteは最近県外への出店を積極的にやっている。ワッペンを1枚買った。

店に寄って、砂古口さんのお宅へ。午前中に送ったメールへの返信では「今日は疲れているからそんなに答えられないと思う」とあったが、砂古口さんは話しているうちにどんどん元気になっていき、3時間半もしゃべっていた。最後のほうは自分のほうが疲れていたかもしれない。砂古口さんが通っていたという東京のシナリオ学校の話や、昔の善通寺の書店や映画館の事情なども少し聞けて良かった。紅茶とスコーンをいただく。

スーパーに寄って帰宅。まどは歯医者に行ったりしていて、謎の頭痛もあったりで疲れた様子。実家から米と野菜が届いていた。少し休んでから料理。味噌汁、牛肉とにんにくの芽の炒め物、卵焼きを作る。細切りにしたにんじんとブロッコリーを茹でる。晩ごはんを食べて、またスーパーに行き、アイスを買って食べる。風呂。映画を見ようと思ったけど遅い時間になってしまい、『日本近代史』『ジャクソン・ポロック』続き読む。少し早めに寝た。

連勤明けの割には(いや、だからか)たくさん用事があり疲れたけど、やりたかったことができて良かったと思えた一日。


13日(水)

朝7時半に起きる。眠い。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。

外出。レンタカーを借りて出張買取。段ボール5箱ほどお預かり。戦前の本や戦後すぐに出版された児童書などもあり、うれしい。店に本を置いてレンタカーを返却。喫茶店で一休みしようか迷ったが、やめにする。丸亀町のベンチに座ってドローイングを描いた。店に戻り、査定と在庫整理。なんとかごちゃごちゃの状態は避けられた(といっても、店内に段ボールが積まれた状態にはなっている)。

開店。発送準備、品出し、均一本の補充。辻さんが来てくれて、先日テキサスに行っていた時の話を聞く。午前中に査定していた分、価格了承取れる。

重要な連絡が入って、考え込む。どうしようか。

今日はちょっと休みたい。

2026年5月10日日曜日

ゲラ完成(2026年05月08~10日)

07日(木)夜

閉店後、本の発送。居酒屋へ行こうと思っていたけど、この日も結局行かず。作業部屋で古川卓巳『沖縄の民』見る。銃撃戦のシーンの迫力がすごい。戦争は嫌だなという気分になるが、自分は内地の生まれだし複雑(『沖縄の民』の主人公2人も内地の人だけど)。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


08日(金)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。外出、銀行に行ってお金を預ける。南でノートにドローイングを描き、昨日印刷した山内さんインタビューのゲラをチェック。思ったよりも間違いが多い。話題がけっこうあちこちに飛んでいるけど、どう整理していこう。

開店。品出し、均一本の補充。その後ゲラのチェック、原稿への反映。平日の割にはお客さんけっこう来られた。まどかさんがまどの手塚賞受賞を祝ってくれる。今度3人でごはんでも行こうと話す。買取の本1箱持ち込み。ゴールデンウィーク中にけっこう売れてしまった海外文学の単行本が多く、ありがたい。

閉店後、本を出荷し、気になりつつも行けてなかった居酒屋さんへ行ってみる。ビールとレモンサワー、つまみは七味マヨさきいかとハムカツ。しゃれすぎないが清潔感のある内装、物静かな店主さん、自分のとても好きな雰囲気。来れて良かった。山内さんへのお手紙を書き、ゲラを再度チェックする。

帰宅、シャワーを浴びて早めに寝た。


09日(土)

朝8時半に起きる。最近起きるのが遅くなりがち。朝ごはん、お弁当の準備。コーヒーを淹れて、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み終える。

外出。スーパーで買い物。お釣りの小銭が少なくなっていたことを思い出し、いろんなお店でこまごまと消耗品を買う。

開店。品出し、昨日お預かりした本の査定。査定完了し、価格の了承も取れて、さらに棚へ出していく。SNSで相互フォローになっている、アーティストの影山凛太郎さんが来店。観音寺まで自動車免許を取りに来ていたそう。影山さんの作品のことは前から気になっていたので、いろいろ聞く。熱が入り自分のことも話した。ちょっと話しすぎたかもしれない。砂古口さんが来て、今度またお家に寄らせていただくことに。楽しみだ。夕方に羊雲のちえみさん来てくれる。夜に徳島から高木さん来てくれて、2月の外骨トークの感想を伝えてくれた。大正時代のジャーナリストや、ハードスタッフ小西さんの話などもする。この日は一日中しゃべっていたような感じだけれど、品出しはそれなりにできた。

閉店後、再び山内さんインタビュー修正。ひと段落ついたので印刷して発送。店に戻って帳簿付けをやると、もう23時近くになっていた。帰宅。風呂に入り、宮本常一・安渓遊地『調査されるという迷惑 増補版』読み始める。自分もここ最近お客さんへのインタビューを継続していて、民俗調査とは違うけど一応読んでおきたいな…とめくってみたら、アーティストも目を通しておくべき内容なのではないかと思えた。


10日(日)

朝7時半に起きる。早起きできた。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯。

外出。一人で南に入る。ノートにドローイングを描き、『調査されるという迷惑』続き読む。

「理論がさきにあって、事実はそれの裏付けにのみ利用されるのが本来の理論ではなく、理論は一つ一つの事案の中に内在しているはずである。
しかし調査に名をかりつつ、実は自分の持つ理論の裏付けをするために資料をさがしている人が多いのである。」(p23)

「地元の人間にも問題のある人もいないわけじゃない。いろいろ調査されたり、それに協力したりするうちに、しったかぶりの語り部というのがでてくるのね。中途はんぱにしか知らないのに、もう全部知っているようなつもりで話す人がいるわけ。」(p49)

作業部屋へ行き、絵の続き。頭がややボーっとして風邪かなと心配になる。キャンバスの続き。コピーで引き延ばしたドローイングの線をカーボン紙で写す。

開店。品出しなどゆっくりめに進める。店頭買取3件。さくらこが来て、パスカルズのチケット売り切れて良かったと話す。テキサスから帰ってきた辻さんからお土産にお菓子をもらう。この日は店頭買取4件、お預かり1件。高松の商店街付近を楽しそうにまわっているお客さんも来られ、うれしかった。体調は結局問題なし。

今日はこれから絵の続き。

2026年5月7日木曜日

折り合い(2026年05月06~07日)

05日(火)夜

閉店後、本の発送。作業部屋で映画を見ようとしたら、またWiFiの調子が悪いようで見れず。板に描いている絵の続きをやることにする。完成、これも後でパネルにするつもり。できるだけ雑な仕上がりにしよう。

帰宅。丗界さんの『稿本 作者胎内十月圖』下巻読む。これが最終巻。中巻に引き続き細かいダジャレのような表現が頻出しているが、解説もつけられていてわかりやすい。完結お疲れ様でした。

風呂に入ってすぐに寝た。


06日(水・祝)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

一人で外出。近所の公園で坂野潤治『日本近代史』続き読む。近くで4人くらいの子供(全員小学生)が遊んでいて、そのうちの一人が「死ね」「殺すぞ」とやたら言っていて悲しい気分になる。自分がそのグループの中にいる子供の親だったらどんな声をかけるか、と考えていたらよけい気が滅入り、早めに立ち去る。世の中の小さな子を持つ人達はこういう感情や状況にもっとうまく折り合いをつけながら生きているのだろう。

コンビニでスケッチブックに描いたドローイングのコピーをとる。原稿をずらして像を歪ませる。いくつか面白い形ができた。作業部屋へ行き、コピーで作った形をキャンバスに描いていく。

開店。均一本の補充、品出し、発送準備。店頭買取1件。夜から山内さんインタビューの文字起こし作業の続きをやり、思ったより進む。明日には終わりそう。

閉店後、気になっていた居酒屋へ行こうかとも思っていたけどやめにして、家で映画を見ることにする。ビールを買って帰宅。山内さんも好きな映画として挙げていた黒木和雄『とべない沈黙』見る。加賀まりこは当時22歳。冒頭の少年が蝶を虫取り網を持って追いかけるシーンが素晴らしい。撮影はATG作品に多く関わり、山内さんが美術で参加した寺山修司『草迷宮』も手掛けた鈴木達夫によるもの。山内さんは鈴木達夫を大変尊敬していて、『草迷宮』の現場では緊張してとても話しかけることはできなかったそうだ。


07日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。まどはあまり体調が良くないようだ。

外出。南に入り、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み進める。

「なにがなんでも現実と神秘を対立させようとするのはなぜでしょう?私たちが個人的に知っている人々さえ、そのひとりひとりが大部分想像の産物ではないでしょうか?」(p121)

「文体の訓練を通じて、作家は自分の可能性を知るようになるのです。いつ、どのようにして、同時に九人の登場人物を扱えるようになるかがわかってくるのです。それはもう楽しいものです。批評が関心を注ぐべきなのはそういう問題にであって、テーマ批評などではありません。」(p170)

100均で消耗品を買い、作業部屋に行って少し絵を進める。

開店。品出し、文字起こし作業など進める。さっこがパスカルズのロケットマツさんと一緒に来店。12月にオリーブホールで開催予定のパスカルズのライブはチケットが良い売れ行きだそうで、県外からの予約も多数入ってきているようだ。砂古口さんからまど手塚賞受賞のお祝いのメールが届き、返信。砂古口さんにも近々個人史をお伺いするインタビューをしたいと思っていたところだった。rocksteadyの平塚さん来て、月末にアカネビルで行われるイベントのチラシをいただく。

文字起こし完了。これから居酒屋で飲みながらチェックする。

2026年5月5日火曜日

なんとまあ(2026年05月04~05日)

03日(日)夜

閉店後、さらに発送準備と帳簿付け。いつの間にか23時近くなってしまい、絵や文字起こしの作業はできず。

帰宅。まどに小山田浩子さんからのお手紙とおみやげを渡す。風呂に入り、ノートにドローイングを描く。坂野潤治『日本近代史』ほんの少し読んで寝る。


04日(月・祝)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯。コーヒーを飲みながら少し読書。

外出。スーパーに寄ってからルヌガンガへ行き、注文していたローズリー・ゴールドバーグ『パフォーマンス・アート』を買う。最近美術関連で気になる本は5000円ほどのものが多くなってきた。昨今の世界情勢や出版業界の雰囲気だとさらに価格が上がっていきそうな気がする。作業部屋で絵の続き。それほどうまくいかなかったけどまあ進んだ。

開店。均一本の補充、発送準備。店頭買取2件、また良い本が入ってきた。どんどん出していく。山内さん文字起こし作業も少しやる。インドネシア(確かバリ島)の古い音楽をかけていたら、シンガポールから来たというお客さんが反応してくれた。夜、昨日入荷した些末事研究11号を店頭に出す。

閉店後、文字起こし作業続き。このペースでやっていけば、今週中には山内さんへゲラを送れそう。帰宅、シャワー。『日本近代史』少し読んで寝る。


05日(火・祝)

朝7時半に起きる。火曜日はいつもなら定休だけど、この日はゴールデンウィークで臨時営業。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の片付け。

まどと一緒に外出、南に入る。永美太郎さん主宰の合同誌『民民』一号を読み終える。小泉八雲や岡本かの子、中島敦などの日本近代文学をモチーフに描かれた漫画作品が掲載されている。「この人はこの作品」という指定は全て永美さんが行ったとのこと。永美さんは昨年佐渡島へ薪能を見に行ったそうだ。ノートにドローイングを描き、ジャン=ルイ・ド・ランビュール『作家の仕事部屋』読み始める。バルト、ビュトール、ル・クレジオ、レヴィ=ストロースなどへのインタビュー集。帯には「書き物をして煮詰まっているすべての人へ」とあるが、独特な作家ばかりにインタビューしているのでよけい迷宮入りしてしまうような気もする。

作業部屋に行き、絵の続きを少しやる。もう少しでできそう。

SNSできゅうでの絵の展示の告知をしたら、思ったより反応があってうれしかった。こっちに引っ越してから10年くらい絵(というか、画家やアーティスト?)が全然身近にない生活を送っているからか、たまに自分の描いた絵に友達から反応があるとすごいびっくりする。「なんだ、みんなけっこう絵とか関心あったのか。しかもそんな中で俺の絵を…なんとまあ…」となる。失礼な話かもしれないが。

開店。最近は仕事の合間に文字起こしもやっていて、そろそろ棚に隙間ができ始めた。この日は品出しを重点的に進める。いろいろ補充できた。店頭買取1件。徳島から川田さん来てくれて、ケン・ローチの話など。最近まとまって入った美術関係の本がけっこう売れている。夜に文字起こし作業少し進める。映画の話題がたくさん出てくるので、こちらも映画が見たくなってしまっていけない。

今日はこれから映画を見るか、あと少しで完成しそうな絵を描き上げてしまうか、文字起こしの続きをやるか、迷う。

2026年5月3日日曜日

ゴールデンウィーク(2026年05月01~03日)

30日(木)夜

閉店後、帰宅。風呂に入り、途中のまま放ってあった海野弘(解説・監修)『ファンタジーとSF・スチームパンクの世界』の続きを読む。いつの間にかうとうとしてしまうが、読み終えた。少し早めに寝る。

4月は県外へ遊びに行くようなことはなかったけど、なんだかんだであっという間に過ぎた。ネットプリントを作ったり、きゅうで絵を飾らせてもらったりと、自分の創作のことがやれて良かったなと思う。きゅうでの展示の告知投稿にもけっこう反応があった。


01日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当の準備。

早いうちに出る。南に入り、ジョナス・メカス『どこにもないところからの手紙』読み始める。映画監督の清原惟さんもこの本をインタビューで取り上げていたような。ジョージ・マチューナスなどフルクサスのアーティストも登場する。ノートに何枚かドローイングを描くが、あまりうまいこといかず。

作業部屋へ。CAN聴きながら、板に描いている絵を進める。まずまず良い感じ。

開店。この日も雨が降ったり止んだりの変な天気。品出しをして、店内に平積みにしていた本は全部値付けを終えた。ほかメール返信など。Nさんに今月後半インタビューをさせてもらうことになる。楽しみだ。夜は気分がだれてしまい、古本屋と直接関係のない作業をやってしまう。ここ数日天気が不安定な割には売り上げが悪くはないのが救い。

閉店後、スーパーに寄って帰る。家賃の振り込み。風呂に入ってから料理。味噌汁、ほうれん草おひたしを作る。卵を茹でて味玉を仕込み、味付き鶏肉を焼く。『どこにも~』読み終えて寝る。


02日(土)

朝7時半に起きる。少し熱めの風呂に浸かってから寝ると眠りが深い。朝ごはんを食べてお弁当の準備。コーヒーを淹れ、飲みながら先月分の領収書の入力をやる。坂野潤治『日本近代史』続き読み進める。

外出。作業部屋で絵の続き。ジョー・ミーク作品のアンソロジーを聴くが、面白いけどずっと聴いているとけっこう疲れる。絵はそこそこうまいこと進む。

開店。品出しはひと段落ついたので、発送準備を終えてから山内さんインタビューの文字起こし作業をやる。

閉店後、さっさと帰る。ビールを飲みながら、川島雄三『女は二度生まれる』見る。非常にテンポがよく、構図や人物の動線のバリエーションも豊富で、建築の意匠も見ていて楽しい。俳優の演技も皆良いし、人物像の掘り下げも深みがある。ラストの余韻も良い。


03日(日)

朝8時に起きる。少し遅めの起床。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。東京のフランス実験映画特集でモーリス・ルメートル作品が上映されていて、いろいろ検索してみるとアレスキーとも音楽を共作していたりするようだ。これはダンスのための音楽だったそうで、どんな公演だったのか気になる。まどから『採集』10部新たに買い切り。

外出。スーパーで買い物をして作業部屋へ。絵の続き。今にも雨が降ってきそうな空模様の中、Carcassを聴きながらやる。ジョー・ミークよりもCarcassのほうが聞いてて疲れない。

開店。小山田浩子さん夫妻来られ、少しお話。まどへのお手紙をお預かりし、『Tさんインタビュー』『十河進氏に訊く』をお渡しする。以前通販していただいた『FANDOM MOVIE NOTES』に書いた文章についても感想を頂戴した。些末事研究福田さん来て、最新号の納品。Sさん来られ、読書遍歴についてお伺いする。Sさんは若い頃高橋和巳や柴田翔がお好きで、しかし沢木耕太郎や村上春樹を追いかけてもいる。第三の新人や内向の世代は通っていないようで、そこが少し時代をすっ飛ばしているような、独特な印象を受ける。品出し、発送準備、均一本の補充。漫画のセットや美術関連など、単価の高いものが売れてありがたい。夕方からまた文字起こし作業の続き。3分の1くらい終わる。こういうのは少しずつでも継続して進めていったほうがいい。夜に大河原さんとご友人の女性の方が来られる。最近YOMSに来られた関西に住む共通の知人の方の話や、『高知の前衛』展についてなど話した。この日は天気は悪かったが、賑やかな一日だった。

今日はこれから文字起こしか絵の続きをやる。

2026年4月30日木曜日

飾らせてもらう(2026年04月26~30日)

25日(土)夜

閉店後、本の発送。作業部屋でビールを飲みながら映画を見ようと思ったら、WiFiの調子が悪く断念。絵の続きをやる。完成。なんとなく以前切っておいた板切れにもジェッソを塗り、描いてみる。こちらも完成。板はまだまだあるので、もっと描いてみよう。

自分は会話の輪の中にいる人が突然独白か懺悔を始めて場がシンとなりつつもみんな一応その人の話に耳を傾けているというような時間が好きだけど、そんな瞬間を絶えず心待ちにしていたら普通の会話はできなくなる。人間が他人の話を真剣に聞くためのスイッチがどういうタイミングで入るのかが気になる。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


26日(日)

何かを飲むか食べるかして、サウナ的な「ととのった」感の最上級を味わったような夢を見た。気がする。7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

南へ行き読書。岡田利規『遡行』読み始める。ネットで購入してからだいぶ時間が経ってしまっていた本。自分はチェルフィッチュの公演を生で見たことはないが、それでも著者の思考のドキュメントとしてとても面白く読める。

店へ。セットものの本が売れたので梱包していると、いつもお世話になっている高雄さんがやってくる。高雄さんは以前は公渕森林公園で勤務されていて、ネイチャーポジティブ(この言葉は初めて知ったが、動植物の多様性について知ってもらうということらしい)についての活動をしている。そういえば五色台でネイチャーガイドをしていたまみさん(YOMSに自然についての話題をいろいろ書いたフリーペーパーも置いてくれていた)を紹介できなかったな、と思い出し、お話した。本を発送して、板にジェッソを塗る。

開店。品出しなど進める。浅見さん来てくれる。愛媛で家族の集まりがあった模様。odd eyesのwhatmanさんや小松千倫さんは大学の同級だったそうだ。自分も昔の話を少しした。夕方から雨が降り、ずっと降り続ける。発送準備。

閉店後、午前中下塗りした板に絵を描いてみる。うまくいかず。昨日の良い具合のテンションは一体どこにいったのか。帰宅。風呂に入り、本を読んで寝る。


27日(月)

7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

まどの『怪獣を解剖する』が手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。6月11日には東京で授賞式が行われる予定で、特に何もしていない自分も出席させてもらうことになっている。著名な方も来られるようだ。

受賞の記事が載っている朝日新聞を買い、まどと南に入る。『遡行』続き。自身の問題意識と実践の軌跡が、驚くほどわかりやすい言葉で語られる。後半のイメージと身体の部分は思わず目頭が熱くなった。例えば以下の部分からはベイトソンも思い出したし、ADHDについて考えた。

「不必要なまでに豊かになったイメージが役者の身体にもたらす動きは、もはやせりふとは何ら直接的な関係を見出せないようなものになりうる。だってそのとき彼なり彼女なりが持っているイメージの中には、それがせりふとして、つまり言葉という形に変換されて発せられることのないものが含まれているから。」(p194)

「日常の身体は過剰なのです。少しだけ大袈裟に言うなら、それはいつも混乱しているし、迷走しています。だって生きるのって大変じゃないですか。」(p207)

身体が思うように動かない、言葉が他者にうまく伝わらない時のもどかしさ。それでも歩み寄ろうとする(あるいはすれ違うままに進む)人間が詩的な感情を呼び起こす瞬間。そのほとんどが傍から見れば記述される価値を見出されることもなく忘れ去られてしまうという事実。

作業部屋に行き、片付け。アルバイトN君が来て作業開始。

開店。品出しなど進める。店頭買取が2件あってまた良い本がいろいろと入り、早速店頭へ出す。夜、さっこがパスカルズシールとライブのチケットを置きに来てくれる。一緒に来られた徳島の横澤さんからは、5月に行われる友部正人さんのライブのチラシをお預かり。こちらは友部さんのドキュメンタリー映画の上映も併せて行われるようだ。

閉店後、最近YOMSに来られたお客さんNさんのお家に遊びに行く。Nさんは香川県観音寺市の生まれで、小学生の頃から現代音楽や民族音楽を聴くようになり、その後一時期はご自身も音楽制作やメールアートの活動もしつつ、ノイズ/アヴァンギャルド、現代音楽、電子音楽などの音源を買い続けている方。今回は3時間ほどNさんのコレクションを見せていただいた。再発ものだけでなく、INA-GRMからの近年活躍しているアーティストの作品、Nyege Nyege Tapesの諸作やLegowelt、Monopoly Child Star Searchersなどもある。メールアートを盛んにされていた頃に購入/収集されたものの中には貴重なものや一点ものも多く、改めてNさんはコレクターというよりは当時のシーンの当事者だったんだと思わせられた。

LUUPに乗って帰宅。シャワーを浴びて寝た。


28日(火)

朝7時半に起きる。この日は出張買取。ひとつ用事を済ませてから南へ行き、『遡行』読み終える。とても良かった。感想をinstagramへ投稿。

レンタカーを借り、出発。昼ご飯は仏生山の『うどんの田』でカレーうどん。買取先はもうすぐ取り壊すというお家で、ご依頼主の男性はお子さん家族の住む大阪へと移住されるとのこと。お金はいいからいるものを取って行ってほしいとのことで見ていくが、今回あまり取れず。

コンビニでアイスを食べて休憩し、店で本をおろし、レンタカーを返す。とある連絡があり、まどにも内容を伝えてしばらく考え込む。どうにかなるだろうか。そわそわしつつ、作業部屋で絵の続き。

まどとraiさんで晩ごはん。ちょうどサンドマンもいた。手塚賞のことについてなどいろいろ話し、ビールも飲む。

その後、ルクスでDJイベント。小野君が一番最初のDJ、彼は来月いっぱいでいったんDJ活動に区切りをつけるらしい。空中水泳さんが佐山聡のTシャツを着てfootworkなどをかけていた。suiminさんのDJはレイクをあまり入れずじわじわ上げていく展開がかっこいい。もっとロングセットでも聴きたい。気が付いたらやたらとお酒を飲んでしまった。まいちゃんがウーロンハイを濃いめに作ってくれるのがありがたかった。

帰宅。なんとかシャワーを浴びて寝る。いろいろあった一日。


29日(水・祝)

朝7時半に起きる。久しぶりにたくさん飲んだせいで若干頭が痛い。朝ご飯を食べながら、映画監督の川上さわさんと映画研究や書籍編集をされている阿部真佑さんが書籍『演出をさがして 映画の勉強会』のロベール・ブレッソンの章について語っている動画を見る。コーヒーを淹れて、ノートにドローイングを描く。

外出。銀行に寄ってお金をおろす。作業部屋で少しだけ絵の続き。お弁当のおかずをスーパーまで買いに行く時間がなくなり、あわててコンビニでカップのお惣菜を買った。

開店。品出し、発送準備、均一本の補充。ソロー宮脇さんが、自身の監督した映画「inochi」のチラシを持ってきてくれる。これは12年に一度開催されてきた「いのちの祭り」という、日本の反体制やカウンターカルチャー(対抗文化)、そしてヒッピー文化における伝説の祭りをベースにした、インタビュー主軸のドキュメンタリー。国内外の政治の混迷ぶりが極まるとこの辺の文化のありようについて考えたくなる。奥田亜紀子さんから再注文していた商品が、東京の平岡花さんから文芸誌『らんちう』の2号が届く。『らんちう』のこの号は性をテーマに、20代の28人が文章を綴った1冊。

閉店後、明日高松市錦町のカレー屋さん『きゅう!』に飾らせてもらうための絵を選ぶ。料理店に合うようにとか、限られた枚数でどう振れ幅あるいは統一感を持たせるかなどを考えていると、思ったよりも時間がかかる。6枚選び梱包。店のレジで、昨年作ったフリーペーパー『DAYS WITHOUT DRAWING』を増刷。昨日のDJイベントの疲れがじわじわきている。

帰宅。フリーペーパーを折って本の形にする。疲れ果ててベッドへ。


30日(木)

朝7時半に起きる。最近早起きできてるな。朝ごはん食べながら、昨日の朝見た動画の続き。

外出。雨の中絵をもってきゅうまで行く。待ち合わせの時間の少し前に着いてしまったけど、店主のかなさんはもうお店にいた。枚数も少ないので、搬入は20分ほどで完了。かなさんも絵をかわいいと言ってくれてひと安心。写真を撮る。今回の展示をやることはかなさん以外には伝えておらず、かなさんには「絵のことについて何か聞かれたら、YOMSのショップカードを渡して齋藤へ連絡するよう言ってください」とだけ言ってある。告知DMや価格の書かれた作品リストもなし。今YOMSではバンド『ジョンのサン』の立石さんの絵の展示をやっているけど、それとほぼ同じような運営の仕方で、展覧会とも呼べるかわからないようなヌルっとした始まり。ただ「店に絵がある状態」に留めたかった。行動のきっかけをくれた立石さんに感謝。

店に戻り、片付け。開店。品出し、発送準備、ブログの更新。昨日届いた『らんちう』を店頭に出す。表紙は野良洞さんという方によるイラストで、この方は1話を大判の1ページに収めた漫画や、日中韓の3言語を交錯させた多言語漫画などを制作されている。ホームページでかなりの量を見ることができる。


今日は早めに帰って風呂に入り、本を読むか映画を見るかするつもり。

2026年4月25日土曜日

面白目線(2026年04月23~25日)

22日(水)夜

帰宅、シャワー。日野啓三『蛇のいた場所』読み進めて寝る。


23日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。少し読書。この日は一日雨の予報。外出、店へ行きネット出品や在庫整理を進める。

開店。非常に気分が優れないが、品出しや発送作業など作業を進める。お預かりしていた本の査定2件が完了。売れていく冊数に比べて入荷が多い。良い本がバックヤードにたまっているのに、それを出すスペースと時間が取れないのがもどかしい。香川市民劇場の湯浅さん来てくれる。湯浅さんはベタなボケを小刻みにはさんでくるが、自分はそういう文化圏で育っていないので的確なツッコミなどできない。放置してしまうことも多いが仕方がない。

閉店後、少しお酒を飲みつつTSUTAYAから借りたCDをRに焼く。帰宅。Stan Brakhage "The Wonder Ring"見る。NYだろうか、電車の車窓から見えるアメリカの町並みが続く短編。ブラッケージの特色であるフィルムへの加工はほぼないが、構成の巧みさを感じた。『蛇のいた場所』読み終えて寝る。


24日(金)

朝7時半に起きる。今日は早起きできた。朝ごはん、お弁当の準備。

さっさと外出して南へ行く。カンディンスキーの『芸術と芸術家』という本をめくっていたら、『舞踏曲線』という章でダンサーの体の姿勢から線を導き出したドローイングがあった。昨年の5月、自分が絵をひもで吊るし、その間で成瀬遠足さんに踊ってもらった時の記録動画がそのままになっていたことを思い出し、自分でも『舞踏曲線』をやってみようとノートに描いてみる。身体の量感を単純な線分に置き換えることに思ったより躊躇してしまい、最初はうまいこといかず。その後は何枚か描けて、まずまずうまいこといった。手法自体は100年以上前に誰かがやったものではあるけど、いざ実際にやってみると自分の手癖が発見できたり、後になって以前に蓄えたボキャブラリーが出てきたりして面白い。

店に行き、在庫整理作業を少し進める。思ったよりできず。

開店。品出しなど進める。棚も埋まってきているので、とりあえず木箱に入れて床に置いた。ただでさえ狭い店がさらに狭くなる。発送準備をしたり、CDRを焼いたり。山内さんが来られていろいろお話。この日はさっこも来てくれて、去年亡くなったタケイさんが10代の頃書いた詩や文章を見せてくれた。タケイさんらしい率直さと優しさが感じられる。ビール1本もらった。

閉店後、ルクスへライブを見に行く。smegmaとも交流があるというPsychic Soundsのお二人のライブ。ノイズというよりはニューエイジ、フリーフォークといった感じの音。ESP diskあたりの音を思い出す瞬間もあった。店に戻り、帳簿付けとブログの更新。

帰宅。早めに寝た。


25日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。シャツにアイロンをかける。外出。この日の午前中は在庫整理。そこそこ進んだ。

開店。品出しや発送準備をしつつ、CDRを焼いたりする。店頭買取2件、以前お預かりした分の支払いが1件。この日は一日中天気が良く、それだけで自分のテンションが上がっているのを実感。天気に気分が左右されるのは辛いけど、引いたところから見れば面白くもある。できるだけ面白目線で自分を見ていたい。

今日はこれから映画を見て、絵を描く。

2026年4月22日水曜日

アプローチ(2026年04月16~22日)

15日(水)夜

閉店後本を発送し、少しインタビューの作業をする。帰宅。風呂に入り、ヨーグルト食べる。『ファンタジーとSF・スチームパンクの世界』読み始める。監修・解説は海野弘。自分はドイツ・ロマン派の文学やフランスの幻想文学を昔少し読んだことがあるくらいで、この辺には疎い。図版が豊富で楽しく、文学と絵画、政治、宗教の関係もざっくりとではあるけど解説されていて勉強になる。クロード・シモン『アカシア』少し読み進めて寝る。


16日(木)

朝8時半に起きる。寝すぎた。まどは阿佐ヶ谷姉妹が実は自分より年下だったという夢を見たらしい。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。花粉症がひどく、くしゃみが出る。出張買取依頼のお電話が入り、来週火曜にお伺いすることに。今回は坂出にある画家の方のアトリエ。少し『ファンタジーと~』読み進める。

外出。近所の公園を通り過ぎて店へと向かう。中央公園が現在改装工事中で読書ができず、代わりに本が読めるような公園を探している。作業部屋の片付け。

開店。この日はアルバイトO君が来て作業。品出し、発送準備進める。この日も発送件数が多かった。郵送買取分の本の状態を確認してメール。『サイバーヒッピー』という雑誌を作っている女性の方が来られる。『サイバーヒッピー』には大田ステファニー歓人さんも寄稿していていて、以前ソローの宮脇さんからこんな雑誌があるよということは聞いていた。最近東京から兵庫に引っ越してこられたそうで、加西にVoidというギャラリーがあるので行ってみてください、と伝える。その後山内さん、黒川さん来てくれて話す。

閉店後、O君といろいろ話す。今月来月とDJの予定が入っているようだ。この日は久しぶりにいろんな人と話して勢いづいたせいで、しゃべりすぎたかもしれない。本の発送。ルクスに行き、まいちゃんとしゃべる。帰ってシャワーを浴びて寝た。


17日(金)

なぜか5時半くらいに目が覚めてしまう。二度寝しようと思ってもなかなか寝付けず、早めの朝ごはん。YouTubeで公開されている川上さわ『はね』見る。4分ほどのごく短い作品。長編もいつか映画館で見てみたい。お弁当の準備をする。

7時頃に外出。南に行き、『アカシア』読み進める。相席の人と隣の人のアイコスの臭いが二重にきてちょっとしんどい。ノートにドローイングを描く。

まだまだ開店まで時間があるし何かやれそうだと思い、以前から作りたかったネットプリントの原稿を店のパソコンで制作。イメージが固まっていたので作業はスムーズに進む。ユーザー登録をしてアップロード、プリントも問題なし。今までフリーペーパーとかたくさん作ってきたのに、ネットプリントで発信するのはそういえば初めてだ。スーパーでコピー用紙を買う。

開店。ネットプリントの告知をするとけっこう反応がありうれしい。品出しなど進める。ゆっくり作業をしていると店頭買取が立て続けに舞い込み、店内に段ボールが一気に増えた。夜に奥田亜紀子さんの冊子『綴方教室』と、『綴方教室』に登場するキャラクターをモチーフにしたステッカーやキーホルダーを品出し。冊子はPDFでも販売されているがやはり紙で持っておきたい人は多いようで、早速売れていく。

いつもより2時間半早く起きたら、スタミナ切れも2時間半早くやってきた。スーパーに寄って早めに帰る。風呂に入り、松本大洋『東京ヒゴロ』1巻読み終えて寝る。松本大洋は大学の時『ピンポン』や『鉄コン筋クリート』が流行っていて、逆張りの気持ちでほとんど読んだことがなかった。『東京ヒゴロ』はとても良く、考えを改めた。


18日(土)

朝8時に起きる。ヘトヘトの状態で寝たのでよく眠れた。朝ごはんを食べながらシャンタル・アケルマン『Portrait of a Lazy Woman』、レオン&コシーニャ『The Bones』見る。どちらも短い作品。洗濯、お弁当の準備。コーヒーを淹れて『東京ヒゴロ』2巻読み終える。

開店。品出し、発送準備進める。夕方ごろに但馬さん来る。来月kruhさんで展覧会をやるそう。スペインでガウディの建築を見てきた話などを聞く。物価は思ったほど高くはなかったとのこと。夜には先日ご来店いただいた西山さんがまた来てくださり、2時間ほどずっとお話。西山さんは観音寺の生まれで、10代の頃から現代音楽や民族音楽、ノイズ/インダストリアルミュージックがお好きで、音楽制作やメールアートの活動もされていたとのこと。インターネット以前のノイズ/インダストリアルミュージックのシーンについて書かれたような本てないですかね?と尋ねると、昨年海外で出た”Shock Factory"という本を教えていただく。TGのコージーが表紙で、図版もたくさん載っているようだ。西山さんは他にもすごいコレクションをお持ちだとわかり興奮。

閉店後、またルクスへ行きまいちゃんとしゃべる。西山さんはじめいろんなお客さんのことなどを話す。最近は何か作ったり書いたりされている年長の方と店を通して知り合う機会が増えた。

店に戻り、発送準備作業の続き。商品を発送して帰宅、すぐに寝る。


19日(日)

朝8時半に起きる。布団が暑くてあまりよく眠れなかった。朝ごはんはパン。コーヒーを淹れて、『東京ヒゴロ』最終巻の3巻読み終える。とても良かった。ノートにドローイング1枚描く。

外出。スーパーで買い物をして店へ。開店。昨日の売り上げの帳簿付けをやり、品出し、発送準備。けっこうたくさん本を出せたと思う。ゴールデンウィーク中の営業について告知。夜はお預かりしていた本の査定をやり終える。

閉店後本を発送し、コンビニでビールを買って帰る。アサヒのビールを久々に飲むと酸味を感じる。電子音楽を聴きながら絵の続き。拡大コピーしたドローイングの線をカーボン紙で写してみた。23時前までやる。

帰宅。風呂に入り、読書。『アカシア』読み終えて寝る。


20日(月)

朝7時半に起きる。この日は早起きできた。朝ごはん、お弁当の準備。外出。『ゼーロンの背中』つげ義春の回を聴きながら歩く。雨が降りそうな不穏な雲行き。

南に入り、石井雍大『評伝 和田邦坊』読み始める。買取で入ってきたものの読まずにいた一冊。邦坊の小説『うちの女房にゃ髭がある』は2度映画化されていて、同名の主題歌もあることを知る。今まで画家として認識していたけど、当時は文筆の才能も評価されていた。ノートにドローイングを描く。100均で消耗品を買い、ルヌガンガで注文していたグリセルダ・ポロック『視線と差異』購入。作業部屋で絵の続き。昨日のカーボン紙で線を写す作業の後これはどうなんだろう、だめになったかもしれないと思ってしまったけど、そんなことはなくまあいけそう。とりあえず手を動かしていくことが大事。

開店。以前お預かりした本の支払いが1件。品出しなど進める。イッペンさんやふみくらの平池さんが来てくれた。夕方ごろ、おやつに月餅を食べる。小さいけど食べ応えがあるのでこれくらいがちょうどいいかもしれない。この日はかなりゆっくりめにメールの返信などをした。

閉店後、本の発送。店に戻って在庫整理。帰宅。シャワーを浴び、『和田邦坊』読み終え、『ファンタジー~』読み進めて寝る。


21日(火)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ外出。少し暑いくらい。

レンタカーを借りて牟礼にある山内さんのお宅へ。山内さんは段階的に蔵書を整理されていて、月1くらいでお預かりしている。今回はミステリ、漫画、映画チラシなど。

昼ご飯は鬼無のヨコクラうどんに初めて行く。とても立派な店構え。炙ったチャーシューが乗ったうどんと、天ぷら3点盛り(いりこ、高野豆腐、ちくわ)を食べる。とてもおいしい。いりこの天ぷらは紅ショウガと一緒にかき揚げにしてあって食べやすかった。

出張買取2件目のお宅へと向かう。坂出の五色台の麓にある、芸術家の方のアトリエ。細い道が多く、迷いつつもなんとか到着。70~80年代に発行された美術関係の書籍や雑誌、禅やヨガなど東洋思想、ほかやきもの関係などを1時間ほどかけて車に積み込む。Tシャツ1枚で作業した。

買取先を出て、コンビニでアイスを食べ休憩。五色台の新緑を眺めながら高松へ戻る。店に本を降ろしてまどと合流。オフハウスにいろいろ売りたいというのでついていく。自分もTシャツを買った。

カフェに行き、まどはマンガ作業。ノートにドローイングを描き、坂野潤治『日本近代史』読み始める。これは東京時代の知人谷内さんが薦めていた本。ざっくりと読むには密度が高いけど、少しずつ読んでいきたい。初めてしゃぶ葉に行き、晩ごはん。その後ぽかぽか温泉に行く。郊外生活という感じ。風呂から上がって『日本近代史』続き、さらに日野啓三『蛇のいた場所』読み始める。幼少期の朝鮮での生活を題材とした作品も。

帰宅。清水宏『花形選手』見る。これはすごい。最初は人がぞろぞろ歩いているところばかりが続き、一体何を見せられているんだろうという気分になるが、中盤以降に清水宏特有の人生の影がしっかりと落ちる。そのコントラストは『有りがたうさん』など他作品にも共通する部分があるけど、『花形選手』はさらに構成が自由というかいい加減というか、かなり変わっている。日中戦争が開戦してすぐの作品で、リズムに乗せ「勝ったほうがいい」とはやし立てるシーンに戦時中の雰囲気を感じることはできるが、しかしこれは政府を馬鹿にしていると思われかねないのではないか。


22日(水)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、『ファンタジー~』少しだけ読む。レンタカーを返し、南に入る。ノートにドローイング、『蛇の~』続き。ここ数日は日本の政治状況について考えて憂国モードに入っており、非常に暗い気分。

店に行き、昨日お預かりした本の査定をやりつつ整理。美術系の本や雑誌はやはり興味深い内容のものが多く、つい中身を見てしまう。なんとかお客さんが通れるくらいにはなった。そのくらいではいけないが。

開店。定休日明けで発送件数が多い。品出しも少しやる。ミクさんやまいちゃんが来てくれた。国家情報会議創設法案が、中道改革連合や国民民主党の賛成もあり可決してしまう。中道党首の小川も国民党首の玉木も香川。なにやってんの。

閉店後、雨が降ってきて気分も暗いが、燦庫で行われている上映会に行く。沖縄のアルカシルカというバンドがヨーロッパツアーを行った際にいろんな国のスクウォットを訪ねたドキュメンタリー。スイスのスクウォット(訪ねた後、警察の介入により解体されてしまったらしいが)の人達が周りの住民へ自分たちが企画するイベントのチラシを配っていたのが印象的。いかに自分の味方を多く見積もりアプローチするか、というのは昨日『日本近代史』で読んだ西郷隆盛の姿勢についても感じたこと。行って良かった。

今日はこれから帰ります。

2026年4月15日水曜日

こつこつ日記(2026年04月13~15日)

12日(日)夜

閉店後、ブログを更新。帳簿付け、インタビュー文字起こしについての連絡、領収書PDFの送付など細かい作業をする。その後作業部屋の整理。明日はアルバイトN君が来てくれる予定。

23時半頃に帰宅。クロード・シモン『アカシア』続き少し読んで寝る。


13日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べながら、YouTubeにあった福岡正信を取材したテレビ番組の特集を見る。15分ほどのもの。1時間弱ある別の番組もあったので、また別の日に見てみよう。

お弁当の準備をして外出。南へ行き、『アカシア』、ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ』読み進める。ノートにドローイング。作業部屋に戻って片付け。

開店。N君体調悪くなり来れないとのこと。憲法9条フリーペーパーを増刷し、店頭に出す。均一本の補充、品出しなど進める。以前録音したインタビューのデータを、専用ソフトを使い文字起こし。こちらも少しずつ進めていく。

閉店後、久しぶりにサウナへ行く。平日で空いていて、とても良かった。コンビニでビールと柿ピーを買い、作業部屋で田中登『神戸国際ギャング』見る。高倉健、菅原文太、丹波哲郎、田中邦衛など錚々たる面子が出ているのに、どうもテンポがたるい。丹波があっけなく死んだ後、巻き添えを食らう配達のお兄さんの死にざまが丹波より明らかに丁寧に撮られているのはなぜか。『めす市場』や『阿部定』でのキレはどこへ…。良い映画を作るのって難しい。

帰宅、歯を磨いて寝る。


14日(火)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べながらKen Jacobs ”Blonde Cobra”見る。1963年の作品。字幕はないので何を言っているのかはわからないが、あってもわからなさそう。わちゃわちゃやっている。Jack Smith ”Flaming Creatures”を思い出させるが、実際併映されていたそうだ。

まどが起きてきて、髪を切ってもらう。シャワーを浴びてスーパーで買い物。昼ご飯はトマトソースパスタ。

外出。南へ行って読書。店内が異様に蒸し暑かったがじきにエアコンがついた。『アートワーカーズ』読み進める。作業部屋へ行き、絵を描く。新しいF6号のキャンバスに手を付け、途中の板パネルも少しずつ進めた。ウサチェフスキーやピエール・アンリなど聴く。コンクレートは絵の作業にとても合う。

帰宅。味噌汁、焼きナス、ほうれん草おひたし、卵焼き、サイコロステーキ作る。森脇ひとみさんのPodcastを聞きながら食べた。

夜はずっと読書。『アートワーカーズ』読み終える。イヴォンヌ・レイナーはハンス・ハーケのグッゲンハイム美術館での個展が中止になった(担当のキュレーターも解雇された)際、キューバのコンガラインというダンス(螺旋状の動きを伴うもので、それをグッゲンハイム美術館の螺旋構造と重ねている)を美術館の中でゲリラ的に踊り抗議したそうだ。この本は近頃「アーティストがストライキを行うとしたらどういった形をとることになるんだろう」と考えていたところにちょうど60~70年代アメリカにおける実践の歴史が書かれていたし、レイナーがとても重要な役割を果たしていたこともわかり、非常に面白かった。『アカシア』も読み進める。巻末の訳者解説にあるような物語を自分はなかなか読み取れないが、目についたもの、登場するものにまつわる事柄を全面的に記述するかのようなシモンの書きぶりには興奮させられる。ハーシュノイズを聴いているような感覚にも近いかもしれない。


15日(水)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べ、鶏肉のカレー粉炒めを作ってお弁当の準備。コーヒーを淹れ、少し読書。外出。作業部屋でキャンバスの続きをやる。

開店。この日は一日雨の予報。たまっている発送を進める。神奈川県より郵送買取1箱届く。ほか、香川県内から買取について問い合わせの電話あり。お客さんは少なかったけど、先日出したばかりの音楽本が売れたり、SNSいつもチェックしていますとお声がけいただいたりと、うれしいことがあった。夜に少し品出し進める。

今日はこれからインタビュー作業。

2026年4月12日日曜日

食べない(2026年04月09~12日)

08日(水)夜

閉店後、作業部屋で絵の続き。カーボン紙を使って写した線に沿って色を塗る。ミクさんが高松駅前で行われたデモに憲法9条フリーペーパーを持って行って、好評だったようだ。

帰宅。風呂に入ってクロード・シモン『アカシア』読み始める。1時前に寝る。


09日(木)

朝、ご飯を食べながら店で始まった立石さんの展示について考える。今回はあらかじめ展示の会期や作品の販売、配置などについて打ち合わせをしたわけでもなく、ヌルっと始まった。ヌルっと始めよう、という合意があったわけでもない。結果的に、自分がここ最近考えていた「絵にとって、展覧会の運営に関する暗黙の了解や儀礼ってもしかして邪魔なだけなんじゃないか」と思ってみることからどんな可能性が視野に入ってくるのか、をある程度実践する機会になったような気がする。展覧会をやる側にせよ場所を提供する側にせよ、「絵で食べない」ことを積極的に選択して初めて試せるようなこともあるだろう。こういうことは、東京から離れて小売業を始めなかったら出てこなかった発想かもしれない。

外出。作業部屋に行って片付け。まだ時間があるので南へ行き、読書。ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ』読み進める。

作業部屋に戻り、アルバイトO君と合流してネット出品の作業手順を教える。tomoさんへお弁当を買いに行く。

開店。この日はoar pressから発行された新刊2種が届き、振り込み。以前お預かりした本の査定完了し、金額をご連絡する。品出し、発送準備。店頭買取3件。O君はかなりの量を出品してくれて助かった。

閉店後、本の発送。CDR焼いたり、帳簿付けなどをやっていたらいつの間にか時間が過ぎた。帰宅。風呂に入り、少し本を読んで寝る。


10日(金)

朝8時に起きる。外は暗く、雨が降っている。朝ごはんを食べながらgenjitsu filmsにアップロードされている無声映画を2本見る。作者不詳の『灯台守』とレオ・マッケリー『チャーリー・チェイスの青ひげ作戦』、どちらも10分ほどの短い作品。後者は短さを感じさせない見ごたえのあるコメディで、とても面白かった。

家にいてもなんだか暗いので、この日も南へ行く。ノートにドローイングを描いて読書。作業部屋へ行き、少し本の整理。

開店。この日は品出しを少しずつ進めた。雨が降ったり止んだりの一日。まさみさんが来て、音楽の話。平尾君と植松さんが来て、映画の話をする。

閉店後、帳簿付けをやり、音楽を聴く。帰ってoar pressより届いた加納大輔『”永遠”の精緻なレプリカ』読む。音楽、美術、メディア史など様々なジャンルの言説や作品を引用しながら、自身の制作や生活を絡めて綴った文章。


11日(土)

朝8時に起きる。YouTubeで見つけた菊地敦己と西澤徹夫のトーク「デザインと表現」聞きながら朝ごはん。京都で行われた倉俣史郎展の関連イベントとして行われたもので、透明でサイズの大きな作品を展示する難しさや、グラフィックデザイナーと建築家の色彩の扱い方の違い、他者との共同作業についてなど、興味深い話題がたくさん。コーヒーを淹れ、日原聖子『内と外』読む。こちらもoar press発行の冊子。編み物や刺繍の民俗学的な考察や社会主義時代のチェコのアーティストの活動など、面白い。

外出。作業部屋へ行き、絵の続きをやる。おととい描いた時にはあまりうまくいく気がしなかったけど、良い風に進みそうな気もしてきた。

開店。品出しなど進める。注文していたキャンバスが届く。この日は若い女性のお客さんが多く、あなぶきアリーナで行われていたアイドルのコンサートの影響もあったりするのかなと思ったけど、果たしてどうだろう。久しぶりに竹内さん来て少し話す。oar pressの2冊を品出し。

閉店後、本を発送し、スーパーで久々にビールを買う。作業部屋で飲みながら、マノエル・ド・オリヴェイラ『訪問、あるいは記憶、そして告白』見る。1982年に製作されたセルフドキュメンタリーで、死後に発表するよう指示してあった作品とのこと。見終えてから絵の続きをやる。

帰宅。風呂に入り、『アートワーカーズ』少し読み進めて寝る。


12日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。

外出。kruhさんでフリマをやっているというので行ってみる。食器、古本、古着、レコードなどが広い空間に並べられている。古着でいくつか気になるのがあり試着してみたけど、今回はパスした。

歩きながら、YouTubeにあった沢山遼さんのジョゼフ・アルバースに関する講演を聞く。川村記念美術館で行われたアルバース展に関連して行われたもので、基本事項をおさえていくような内容が主だけど、忘れていたことも多くためになる。沢山さんは声が良く聞いていて癒される。郵便局で本を発送し、銀行にお金を預ける。無印で靴下を購入。田村さんが声をかけてくれた。

開店。早々に買取2件あったりでなかなか忙しいスタート。ヒマさんファミリーも久しぶりにご来店、いろいろ話す。品出し、発送準備。日が暮れると急に冷え込み慌てた。

先週来られたお客さんより、大変丁寧なメールをいただく。YOMSで販売している映画ZINE”ORGASM”を全種類レジに持ってきて「Nurse With Woundが好きで…」と声をかけてくださったのだけど、メールを見るとその他にも趣味趣向に交わる部分が多く、驚いた。またいろいろお話してみたい。

今日はこれからもう少し作業。

2026年4月8日水曜日

ふと思い立ち(2026年04月07~08日)

06日(月)夜

外骨トーク打ち上げの文字起こしを切り上げ、帰宅。風呂。小林泰彦『イラスト・ルポの時代』読み終えて寝る。掛け布団が暑くて5時頃に目が覚めてしまった。嫌な夢も見た。


07日(火)

朝8時過ぎに起きる。お花見でもしようかと思っていたけど、雨風が強く寒いのでやめにする。

朝ごはんを食べて、さっさと外出。南に入り、ノートにドローイングを描き、読書。『ORGASM』12号、アラン・ルドルフ特集号読み終える。YOMSにもよく来てくださる徳島の川田さんも何本か原稿を書いていて、文章がふるっている。おまけのコラムも面白い。ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ』も少し読む。時間のかかる本だけど、自分の今の問題意識と重なる部分が多いし、じっくり読んでいきたい。

店に行き、文字起こし作業の続き。とりあえず最後まで完了。綿谷で肉うどん食べて、文章を見直す。さすがに本編ほどではないけど、そこそこの文章量。砂古口さんと南陀楼さんへ送る。

作業部屋へ行き、絵の続き。こないだ拡大コピーしたドローイングの線を、カーボン紙で板パネルに乗せる。いい感じ。コピーの際に原稿をずらしてぐにゃっとさせるやつを久しぶりにやろうと思いつき、またコンビニへ。いろんな展開がありそう。

スーパーに寄って帰る。料理。味噌汁、卵焼き、ほうれん草おひたし、サツマイモサラダ、焼きナスを作る。カツオのタタキを切る。晩ごはん。まどは郵便局の本局まで歩いたようだ。

食べ終えてアラン・ルドルフ『チューズ・ミー』見る。冒頭からむせ返るようなムーディーな雰囲気で、そわそわしてしまう。現実世界ではあり得ないような設定、狂ったように女性との関係を求め続ける男(と、それほど拒まない女たち)…内容は無いと言えば無いが最高。

風呂に入り、掛け布団を少し薄めのものに変えて寝る。


08日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、黒沢清『Chime』見る。45分ほどの短い作品。橋のシーンとても良かった。餃子を焼いてお弁当の準備。洗濯。

外出、早めに店へ行く。ジョンのサン立石さんが送ってくれた絵を店内に展示するため、少し壁面を作り足す。ちょうどいい角材と板があって良かった。森脇ひとみさんのPodcastを聴きながら作業した。今回は9点の作品を展示。ゴールデンウィーク過ぎくらいまでやろうということになる。

開店。一箱入れ替え。品出し、均一本の補充。総務省/経済産業省から経済センサスのアンケート依頼があったので回答する(早めにやっておかないとずるずるになりそうなので)。発送準備。夜にミクさんが来てくれて、昨日見た『チューズ・ミー』の話。これから高松駅前で行われるデモに行くそうだ。

ふと思い立ち、つくば・PEOPLE BOOKSTOREの植田さんへ連絡。『Tさんインタビュー』『十河進氏に訊く』を各10部置いてもらいたいとお願いする。増刷。時間の余裕があるうちにこういうことをやっておきたい。

昨日、ヤフオクで買った滑稽新聞社発行の絵葉書が届いた。大阪日報らしき新聞の題字の一部とドスが描かれていて、枠の外には「ユスリ用の兇器」と書かれている。ユスリを行うには新聞とドスを凶器として使うのが最適、ということだろうか。当時、大阪日報がユスリをはたらいたという疑惑も何かあったのかもしれない。いかにも外骨らしい皮肉の効いた絵葉書だ。とXに書いたところ、「大正~戦前の時代は新聞社への襲撃が多くあったことを考えると、ストレートに「新聞社に突き付けられた凶器」とも考えられます」とのリプをいただいた。確かにその線も考えられるか。

今日はこれから絵を描く。明日はアルバイトO君が来て作業してくれる予定。

2026年4月6日月曜日

ふつうの日記(2026年04月04~06日)

03日(金)夜

閉店後、本を発送し、スーパーでビールを買って帰る。Spotifyで久しぶりにプレイリストを作ろうとして、暗い選曲になりそうだったので途中でやめる。風呂。

ビール飲みながら田中登『実録阿部定』見る。坂田晃一(『おしん』の音楽も坂田によるもの)の音楽が素晴らしい。ずっと一定のテンションでセックスと重い愛情が続くのに、全く退屈しない。終盤の定の生涯を辿るシーン、工場と墓地が立ち並ぶ光景の荒涼とした美しさ。あれはどこなのだろう。午前中に見たオリヴェイラ『夜顔』と良い組み合わせになったと思う。

福原麟太郎『本棚の前の椅子』読み進めて寝る。


04日(土)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べてお弁当の用意、洗濯物の片付け。

外出。雨が降っている。店に行き、作業部屋の整理。明日はN君が来てくれる予定。銀行でお金をおろし、年金をまとめて払う。南へ入り読書。『本棚の~』読み終え、丗界『稿本 作者胎内十月圖』中巻読み終える。『作者~』薄い冊子ではあるけど読み応えがある。途中、ダジャレをつなげているような箇所があり、この細かいニュアンスを汲み取って現代語訳するのは大変だっただろうと想像できた。山東京伝の作るお話は不思議でのんきで楽しい。丗界さんが冊子を持ってきていなかったら、日本の近世文学に疎い自分が面白さに気づくのはずいぶん後になっていたんじゃないだろうか。

スーパーで買い物をして、店に戻る。開店。在庫整理をして、昨日の郵送買取の査定をして振り込み。品出し、発送準備進める。6月にとある用件がありまた東京へ行くことになりそう。

店を少し早めに閉めて、ルクスで行われている生物さんと熊本さん企画のイベントに行く。楽しかったし、いろんな人に久しぶりに会えて良かった。ten to senやSABIの人もいていい感じ。

帰宅。YouTubeのおすすめで流れてきたWolfgang Kolb "Hoppla!"見る。1989年の、3分もない短い作品。ダンサーと協働した、ダンス作品というよりは映像作品。どちらに重心が置かれているのだろうと考えながら見た。Kolbを検索すると、Filmmakerとのプロフィールが出てくる。シャワーを浴びて、6月の東京行の飛行機などを予約して寝る。


05日(日)

朝8時頃に起きる。ご飯を食べながら、鈴木志郎康『枯れ山搦めて』見る。ご家族の方がVimeoにアップロードした80年代の作品。短い作品だけど作り込まれている。ほうれん草のおひたしと卵焼きを作る。スーパーで買い物をして、さらに肉を焼いてお弁当完成。コーヒーを淹れて、飲みながらノートにドローイングを描く。

外出。店に行って少し片付け。N君がアルバイトに来てくれる予定だったのが、体調不良との連絡が入り無しになる。開店。品出し、発送準備進める。なんとなく思ったけど、4月初めの週末って一番県外からの観光客が少ないんじゃないか。CDR焼く。夜に入ってから外骨トーク打ち上げの文字起こし続き。良いペースで進む。閉店の時間を過ぎてもずっとやっていると、大三君が来てくれて少し話す。その後常連さんもやってきて、ミステリの文庫を何冊かお買い上げ。

閉店後、帰ってシャワー。小林泰彦『イラスト・ルポの時代』読み始める。『平凡パンチ』での連載をまとめたもの。面白い上に読みやすく、思った以上にページが進んだ。


06日(月)

朝8時半に起きる。寝すぎた。朝ごはんを食べながら、SNSで話題になっていた北野武『朝』見る。2014年に作られた短編で、長さ3分半ほど。セリフはほぼなし。お弁当を用意して洗濯物を片づける。目のあたりがかゆい。スギ花粉の時期はまだ続いているんだろうか。

外出。本を発送して南に入る。『イラスト・ルポの時代』続きを読み進め、ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ』も少し読む。2冊とも同じ時期の出来事を扱っているけど柔らかい内容と硬い内容で、並行して読んでいくのは楽しい。

「アートワーカーという単語に付随する多くの問題ーーとりわけ、当時「労働者」という区分自体が大きな圧力にさらされていたにもかかわらず、労働者と自らを同一視したり、一方では距離を置いたりしたアーティストたちの矛盾をはらんだ動き」(『アートワーカーズ』p38)

開店。以前買い取ったSFやミステリの文庫を品出し。店頭買取1件。発送準備進める。ジョンのサンの立石さんから新作のCDと、立石さんが描いた絵が送られてくる。立石さんは去年の6月に東京で個展をやっていて、自分は1週間前くらいに東京に行ったけどすれ違いで見れず、悔しい思いをした。今回は送っていただいた絵をYOMSの店内に一定期間展示させてもらう予定。1枚くらい購入したい。新作のアルバムは連続でリリースされた4枚のうちの最終作で、今までの3枚にはなかった音の響きの面白さもあり、また違う雰囲気だった。夜、東京から来たという年配の女性がいらっしゃる。以前行った覚えのあるホテルにまた行こうと思っていたけど街も変わっていて迷ってしまった、とのこと。話をよく聞くと片原町のニューグランデみまつのことを言っているようだ。道は簡単だけどけっこう距離があるので、ざっくり地図を書いてお渡しする。斎藤茂吉、北杜夫、沢木耕太郎はあるかと聞かれ、ありますよと言って出すと、全て買ってくれた。旅先だしそれなりの量があるけど、大丈夫だろうか。

閉店後、本の発送。店に戻り、外骨トーク打ち上げの文字起こしをしながらブログの更新。

これから家に帰ります。明日お花見に行こうか迷う。

2026年4月3日金曜日

新生活(2026年04月02~03日)

01日(水)夜

帰宅後、風呂に入る。受託商品関連のメールに返信。ヤフオクでCDなど見ていたら時間が過ぎてしまい、そのまま寝た。


02日(木)

朝8時前に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。ごはんを食べながらイヴォンヌ・レイナー”Trio A”をもう一度通して見た。

昨日届いた新しい靴を履いて外出。気分がいい。郵便局で本を発送し、南に入る。ノートにドローイングを描くがうまくいかない。福原麟太郎『本棚の前の椅子』読み進め、ジュリア・ブライアン=ウィルソン『アートワーカーズ』読み始める。副題は「制作と労働をめぐる芸術家たちの社会実践」。

「アートワーカーは集団的な政治的アクションを組織しようとはしていたが、集団での作品制作という方法を採用したり強調したりしていたわけではなかった。AWC(アートワーカーズ連合)は連合を名乗っていたにもかかわらず、単一の作者(シングル・オーサーシップ)という概念自体を疑問視する者はほとんどいなかったのである。この問題は、ここでは意図的に未解決のままにされている。」(p20)

八百屋でデコポンを買って店へ。開店。品出しなど進める。この日も発送件数が多く、忙しかった。店頭買取も2件。CDR少し焼いた。ネットで梱包用の袋を注文。

閉店後、本の発送。スーパーをうろうろして、なぜかバナナ豆乳の大きいパックを買う。店に戻り、『宮武外骨解体新書』打ち上げの録音を聴きながら文字起こし。さすがに全部使うほどではないので、思ったよりも早く進む。ジョンのサンの立石さんと、新しいアルバムが完成したとのことでやり取り。ジョンのサンの人達は音楽の他にもいろんな活動をしているし、みんなしゃれてるなと思う。

帰宅。シャワーを浴び、『本棚の~』読み進めて寝る。


03日(金)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べながら、マノエル・ド・オリヴェイラ『夜顔』見る。オリヴェイラ97歳の時の作品らしい。ブニュエル『昼顔』の38年後ということで、ミシェル・ピコリも出ている。ダイナミックな展開はないけど、そこがいい。光と時間の流れの美しさにうっとりとさせられた。

お弁当を用意して外出。小松千倫さんと船川翔司さんがやっているPodcastを聴きながら歩く。スーパーのコピー機でドローイングを拡大コピーする。店に行き、在庫整理。作業部屋で絵の続き。へろへろといろんな色を乗せる。この上から、さらに拡大したドローイングの線を乗せてみるつもり。

開店。セガ君来てくれて、うれしそうにしているのでどうしたのと聞いてみると、今まで小豆島勤務だったのが新年度から高松勤務になったそうで、昼休みにYOMSにも来れるようになったとのこと。うれしい。SNSを見ると、丗界さんも新生活を楽しんでいる模様。神奈川県より郵送買取2箱届く。これから査定。この日も発送が多く、忙しかった。アルバイトN君があさって日曜に作業してくれることになる。ivoryさんが5月末に予定しているイベントのフライヤーを持ってきてくれた。

今日は早めに帰って、ゆっくり風呂に入る。ビールでも飲もうか。

2026年4月1日水曜日

しとしと日記(2026年03月30日~04月01日)

29日(日)夜

ブログを更新したりバタバタしていて、閉店が遅くなる。帳簿付けを翌日にまわす。閉店後、本の発送。絵の続きをやる。あまり手数を増やさず仕上げてしまいたい。高柳昌行を小さな音量で聴いた。

帰宅。シャワーを浴びてすぐに寝る。


30日(月)

朝8時過ぎに起きる。危うく寝坊するところだった。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯物の片付け。

コーヒーを淹れ、山内さんから借りていた寺山修司『草迷宮』のDVDを見る。この映画は40分ほどの短いもので、フランス資本により1979年に製作されたが難解との理由で日本公開は数年見送られた不遇の作品だったようだ。香川県の大川郡(現、東かがわ市)や、丸亀にあった遊郭跡などで撮影が行われている。遊郭跡の建物はもう取り壊されてしまったし、内部の映像を少しでも見ることができるのは貴重なんじゃないか。山内さんは終盤に登場する襖絵に書を書いている。この襖絵は花輪和一によるもので、山内さんはその上からやり直しがきかない状況で書かなければならず、大変緊張したそうだ。

外出。八百屋でデコポン、100均でテープを買う。

開店。山内さんが来て、早速『草迷宮』の感想をお伝えする。映画のチラシ(関東にお住まいの知人から送られてきたものだそう)がたくさん入ったクリアファイルを4冊もくださった。うれしい。お預かり分の支払い1件と、店頭買取2件。新潟県佐渡島の書店『ニカラ』のゆきのちゃんに紹介してもらったというお客さんも来られ、ありがたかった。16時に丗界さんの冊子の通販を開始すると、どんどん売れていく。夜はその梱包。

閉店後も梱包作業を続ける。発送し、店に戻って帳簿付け。メグマイルランドさんから新しい冊子が届いたのでお金を振り込む。絵を描こうと思っていたけど、この日はできず。明日ゆっくりやろうと気持ちを切り替えた。

帰宅、シャワー。『小野十三郎全詩集』読み進めて寝る。


31日(火)

朝8時に起きる。用事のない定休日はうれしい。洗濯。

まどと外出。こないだGoogleマップを見ていて発見した鳥貴族の裏の公園を通ってみるが、放置されている感じでじめっとしていた。瓦町小学校跡と書かれた碑が立っている。

南に入り、福原麟太郎『本棚の前の椅子』読み始める。1959年発行、装幀は花森安治。内容は文芸時評的なエッセイで、あまり知らない作家も出てきて面白い。ビルギット・ヴァイエ『マッド・ジャーマンズ ドイツ移民物語』読む。東西ドイツ再統一前にモザンビークからやってきた移民労働者を描いたコミック。作者は幼少期にアフリカでの生活を経験しているドイツ人の方。とても面白く、現代の日本にも通じる内容で、一気に読み終えてしまった。

丸亀町に先日移転オープンしたタカラヤさんで鶏白湯ラーメンを食べる。ちょうどよい濃さで、ほのかに柚子などの香りも漂ってくる。おいしかった。

まどと別れて、BOY MEETS RECORDさんへ初めて行く。店主の宮崎さんはYOMSにも良く来てくれる。一通り見て、昔の録音らしきブルーグラスのレコードを買った。

八百屋で買い物して店へ。借りていたCDをRに焼く。お客さんも来て、少し買ってくれた。その後、作業部屋で絵の続き。板パネルの絵が完成する。さっき買ったレコードも聴いた。また別の板パネルも下塗り。

スーパーで買い物して帰宅、料理。味噌汁、ポテトサラダ、キャロットラペ作る。牛肉をにんにく塩コショウで炒め、ブロッコリーを茹で、ミニトマトを添える。ごはん。

食べ終えて、ミクさんから借りていたギヨーム・ブラック『みんなのヴァカンス』DVD見る。ブラックはプライムビデオで一時期見れた『宝島』と『リンダとイリナ』に続き3本目。ブラックの映画には水のある風景がよく出てくるな。これも明るい画面の中にヒリヒリとした人間関係が漂っていて良かった。

『本棚の前の椅子』読み進めて寝る。


01日(水)

朝9時に起きる。10時間くらい寝た。たまにはいいか。ごはんを食べて、ウインナーを焼いてお弁当の準備。山内さんへの手紙を書く。コーヒー飲みながら少し読書。

外出。少し早めに店に着き、在庫整理。ルヌガンガで『能勢伊勢雄入門』購入。COCHAEの軸原さんが岡山のラウンジカドで開催していたイベントの記録が本としてまとまったもの。これが『高知の前衛』図録と同時期に刊行されたことには(単なる偶然だけど)勇気づけられるものがある。外骨トーク冊子もがんばろう。

開店。この日は一日雨だったけど、お客さんが少ないわけでもなく、ヒウラ君や辻さんなど知り合いも来てくれた。ネット出品していたものがよく売れて、発送がとても多い一日。少し品出しもやる。メグマイルランドさんがネパール旅行の記憶や写真をもとに描いたサイレント漫画冊子『Kathmandu Beat』を店頭に出す。先月分のレシートの入力作業。忙しかった。

閉店後、本の発送と帳簿付け。

今日はもう帰って風呂に入ります。

2026年3月29日日曜日

誰かの通路(2026年03月27~29日)

26日(木)夜

閉店後、店レジで音楽を聴く。サイケ、ガレージなど。家に帰り、シャワーを浴びてグレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』下巻読み進める。下巻は動物の行動や生理、サイバネティクスなどについての文章が多い。


27日(金)

朝8時過ぎに起きる。午前中はまどと市役所の年金係に行っていろいろ話を聞いたりした。が、全然別のとあることで元気がなくなってしまい、集中できず。

開店。少しずつ品出し、発送準備の作業を進める。豆大福など食べてコーヒーを飲み、気を紛らわす。まどについてとてもうれしい知らせが入る。以前お預かりした買取の支払いが1件、ほか店頭買取1件。

閉店後、本を発送し、スーパーでビールとチーズを買う。店の作業部屋で石井隆『夜がまた来る』見る。うまくいかない日にはとことん暗い映画を見るのが良いな。

帰宅、シャワー。『小野十三郎全詩集』を眠くなるまで読み進め、寝る。


28日(土)

朝8時前に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。まどと外出、郵便局で本の発送とレターパックの購入。南へ。『精神の生態学へ』読み、ノートにドローイング。店に行き、在庫整理作業。

開店。店頭買取2件。品出しなど進めていく。香川から東京へ引っ越したゆうたさんと出石さんが来て、まどの漫画がよく本屋で平積みされていると教えてくれる。香川にいるとどのくらい推されているのかがいまいちわからないのでありがたい。.

閉店後、本の発送。作業部屋でCD聴きながら絵をやる。新しい板パネルをスプレーやガッシュで白く塗り、線を引く。午前中にノートに描いたドローイングからキャラクターを引っ張って乗せてみる。Personaというブラジルのユニットが現代美術家のインスタレーション作品内に組み込まれたゲーム?につけた音楽を聴く。とても良い。1975年作。アヴァンギャルドだけどトロピカリズモな雰囲気がある。5年前にイタリアのレーベルからレコードで再発された時には、鏡やろうそくも付いていたらしい。AMMなども聴く。昔は「なんだかどんよりしていて苦手だな」と感じた記憶があるけど、久しぶりに聴いてみたら良い感じだった。作業BGMにしていたのが良かったのかもしれない。

帰宅。シャワーを浴びて、眠くなるまで本を読んで寝た。


29日(日)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯。今日まどはあづささんのお家へ遊びに行くそうだ。

外出し、この日も南へ。混んでいて少し並ぶ。『精神の生態学へ』下巻読み終える。『天使のおそれ』も文庫化されるというニュースをネットで見た気がする。楽しみだ。ノートにドローイングを何枚か描くが、うまくいかず。

店へ行き、早めに開店。この日は外海書房の中川さんがやっている本の交換会(行く先々で本を購入し、それを後でいろんなお話をしながら交換し合うという内容)に参加する皆さんがいらっしゃり、たくさん買ってくださる。その後もしばらくはお客さんが続いた。夕方になって人が引いたので、先日買い取った昔のミステリ文庫を集中して品出し。丗界さんが来て、待望の山東京伝現代語訳中巻を上巻とセットで納品してくれる。無事志望校に入学し、明日もう東京へ発つとのこと。今回の冊子も力作、明日16時にウェブショップでの通販を開始することにした。夜は発送準備。

丗界さんの冊子のこともあり、なんとなく「誰かの通路でいたい」というようなことを考えていた。誰かが後で振り返って「あれはけっこう良かったかもしれない(けど、あの人誰だったっけ、あの店どこだっけ)」と思ってもらえるぐらいの感じ。絵を描いて発表する、いわゆるアーティストの活動をしているとどうしても自身の存在価値をフレームアップするような方向に流れてしまいがちだけど、店では自分が作ったわけではないものが主役なので、ひっそりとしていられる。しかし、絵を描くことは好きだし、発表し続けている状況がたまに巻き起こす日常生活とはかけ離れた人間の飛躍した行動(わかりにくいけど、そうとしか言えないような出来事がある)の魅力は捨てがたい。そもそも絵画に対して展覧会という発表形式がそれほど合っていなかったんじゃないか、という気もする。展覧会は今後もやっていくことになるだろうけど、それが自明のものとなっている以上は負け戦感が否めない。絵で食べていこうとしてるわけでもないんだから、もっともっとずれていくべきなんだろう。

今日はこれから絵を描く。

2026年3月26日木曜日

インタビュー(2026年03月24〜26日)

23日(月)夜

ブログを更新し、在庫整理作業をやって帰宅。シャワーを浴びる。『定本 小野十三郎全詩集』読み始める。本自体大変大きく、自宅で少しずつ読み進めていくしかない。そんな読み方がふさわしいようにも感じる。


24日(火)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、一つ用事を済ます。まどと合流して南へ。ノートにドローイングを描き、グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』下巻読み始める。

レンタカーを借りて出発。たまりにたまっていた段ボールを捨てる。屋島の喫茶店『アーチ』でミートスパゲティ。昼ごはん時でお客さんが多かった。

牟礼のニット作家山内さんのお宅へ。今日はまども一緒。まどは初めてで自分は3回目。フリーペーパー『Tさんインタビュー』『十河進氏に訊く』とこないだの外骨トークのゲラ刷りをお渡しし、山内さんの作品を早足で見た後、インタビューを2時間弱ほどさせていただく。山内さんはご自身の作品の他にも映画、漫画、音楽、文学などさまざまな表現がお好きで、それらについて細かく幼少期からの体験を時系列に聞いていくのはなかなか難しい。どうしても行ったり来たりすることになる。しかし今回も面白いお話をたくさん聞くことができた。山内さんは寺山修司監督の1979年の映画『草迷宮』(香川の丸亀や大川郡でロケが行われた)で一部美術を担当されている。その時の寺山やJ.A.シーザーとのエピソード。また、高縄さんや十河さんにインタビューした時に「あれは誰が企画していたんだろう」と言っていた、1970年前後の高松市での自主映画上映会に山内さんが関係していたのがわかり、その辺のお話も聞けた。点と点がつながった感じがあった。上映会を企画していたのは労働組合関係の方々だったようだ。香川県の労働組合が企画していた文化活動の歴史も気になる。映画関係の資料もいろいろ見せていただく。ファスビンダー『ケレル』のサントラLPがあり驚いた。

山内さんの家を出て、西宝町のTSUTAYAにまどを降ろし、自分は2件目の出張買取へ。海辺にある素敵なお家。段ボール8箱ほどお預かりする。

再びまどを乗せて出発。ここもで寿司を食べる。値段の割にとてもおいしい。その後ぽかぽか温泉へ。大学生くらいの男の子たちが体重計に乗るだけで盛り上がっていたり、ドライヤーを力いっぱい嫌がる女の子がいたりしてなんか良かった。朝から動いて疲れていたので、マッサージチェアもやる。

帰りの車中でまどといろいろ話す。外骨トーク以降、調べものや取材のタイミングについて考えることが多い。ヒデさんのことも思い出す。

コープで買い物して帰る。アイスを食べ、歯を磨いて早めに寝た。


25日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当箱にご飯だけ詰める。

外出。レンタカーを返す。片原町で行われていた市でみかん、スーパーでコピー用紙を買う。店へ行き片付け。アルバイトO君来る。O君は久々の作業なので、軽く復習。

開店。O君に作業してもらうための本の準備をしてその都度追加しつつ、品出し、発送準備。香川にしては珍しく一日中雨模様だった。関西で地震が起き、香川も揺れたらしいが気づかなかった。東京では国会前でデモが行われ、たくさんの人が詰めかけている。中国大使館に現役の陸上自衛官が侵入し逮捕。緊張感のある日。夜に入ってから査定を進める。

閉店後、早めに帰宅。シャワー浴びてサム・ペキンパー『ガルシアの首』見る。狂犬のような性格かと思ったら急に静かになったり、ナイーブな心の動きを見せる主人公。ラストも良かった。


26日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。『小野十三郎全詩集』ほんの少しだけ読み進める。O君に昨日作業してもらった本がもう売れている。

外出。郵便局でお金をおろし、本を発送。一人で南に入る。『精神の生態学』下巻読み進め、ノートにドローイング。四国新聞を読んでいると、抽選で100名にこんぴら歌舞伎入場券をプレゼントという広告が載っていた。喫茶店を出た後にすぐコンビニでハガキを買い、書いて投函。

店に行き、少し在庫整理をする。開店。品出し進める。久々に集中して品出しができた気がする。夜ごろから旅行らしき欧米からのお客さんや若い女性グループなんかも来て、なんとなく春らしい雰囲気。桜木彩佳さんの日記本『DARK DARNING DARLING』を品出し。これはメールマガジンで発信されていた日記をまとめたもの。桜木さんは下北沢のBONUS TRACKや原宿のハラカドなどで編集、企画、マネジメントなどをやっている。自分は友人の川口貴大さんが一時期お酒や料理を出していたので東京へ行った時にBONUS TRACKにはよく寄っていて、そこで桜木さんと知り合った。桜木さんもYOMSには2回ほど来てくれていて、この日記本にはその時のことも書かれている。改めてページをめくると、他者とのコミュニケーションへの意識の細やかさや、頭の中で様々な物事が芋づる式につながっていく様子が印象に残る密度の濃い文章。

今日はゆっくり過ごす。

2026年3月23日月曜日

数珠繋ぎ(2026年03月22~23日)

21日(土)夜

閉店後、本を発送してスーパーに寄って帰宅。風呂。フランソワ・トリュフォー『私のように美しい娘』見る。あばずれドタバタコメディ。異様なテンポの良さ。トリュフォーはいろんな雰囲気の作品があって面白いな。


22日(日)

朝8時前に起きる。まどが作ってくれていた味噌汁を飲む。お弁当の準備。まども起きてきて、結婚記念日はどう過ごそうかという話をする。東日本大震災のあった年に結婚したので、今年はちょうど15周年の年。10周年の時はコロナ禍だったというのもあって近場で過ごしたけど、遠出してみようか。いつもお互いの誕生日より結婚記念日のほうが盛り上がっている。

外出。久々にkruhさんへ行き、モーニング。『レコード・コレクターズ』2000年11月号、スウィンギン・ロンドン特集を読み始める。冒頭の対談で、当時のロンドンではパープル・ハートというドラッグが流行していたとある。そういえば、以前買ったガレージサイケのコンピレーションLPで『PURPLE HEART SURGERY』というのがあった。あれはアメリカのバンドを集めたものだったはずだけど。モーニングはパンもスープもおいしい。2階で開催中のまきのさんの個展を見る。テキスタイルと短い文章、ドローイングによる展示。

店に行き、在庫整理をやる。水曜にO君が久々にアルバイトで入ってくれる予定。

開店。品出し、発送準備進める。昨日南陀楼さんと砂古口さんに送ったトーク文字起こしに返信が来ていたので、一部修正して返信。古本たかつかさん来てくれる。『高知の前衛』展を見に行ったらしい。横山勇一さんの冊子『はぜつぼ』(たかつかさんがメンバーの津山・喫茶曲がりでも扱っている)や、先月の外骨トークの話などをする。ミクさんが取り置きの品物などを買いに来てくれた。夜は少し気持ちがだれてあまり作業できず。

閉店後、少しCDRを焼いたりして帰宅。シャワー。まどと話しながら旅行の予定を立てる。前々から行きたいとお互い言っていた、島根に向かうことにした。


23日(月)

朝8時前に起きる。ごはん、お弁当の準備。早速出雲と松江の宿を予約する。松江のほうはSNSでフォローしている旅アカウントの人が推していて前から気になっていた旅館。とても楽しみ。宿目的で旅行の予定を立てたのは、もしかすると初めてかもしれない。出雲大社や出雲民藝館、玉造温泉、小泉八雲記念館など他にも行きたいところがたくさんある。

まどと外出して南へ。レココレ読み終える。イギリスの60年代の音楽についてはそんなに知らないし、ビートルズやストーンズですらたいして聴いていない。あれはこれの元ネタだったのか、というのがけっこうあった。100均で買い物をして、郵便局でお金を預ける。

開店。品出しとアルバイト作業用の本の準備をする。平日の割にはお客さんが多かった。夜に眞行寺さんが落語会のチラシを持ってきてくれる。眞行寺さんは音楽もいろいろお好きで、橋の下音楽祭に行った時のお話など聞く。

品出しをしていると、阿木譲が出していた雑誌『EGO』の7号が出てきた。1986年発行で、メールアートの特集。秋田昌美がTRAXレーベル(シカゴのハウスのレーベルではなく、イタリアのノイズレーベルのほう)について書いている。フルクサスやコンセプチュアルアートの方法論が80年代のノイズやインダストリアルのシーンに与えた影響がうかがえて面白い。その後に雑誌『アイデア』を出していたら、松本弦人さん関連で90年代のデジタルコンテンツ即売会『フロッケ』の歴史がまとめられたページを発見。これも楽しく読む。こういうイベントって、美術手帖やスタジオボイスよりもガロとかに載ってたような気がするな…design plexは90年代後半だし…と淡い記憶をたどり、神戸での出張で譲っていただいた90年代前半のガロをめくる。この頃のガロはサブカルチャー総合誌っぽい雰囲気。00年代の代々木公園のzine picnicのことが頭に浮かんで検索すると、自分が香川に引っ越してくる直前にポリ裏でもzine picnicが行われていたことを知った。これは誰の企画だったのだろう。さらにインターネットヤミ市(というイベント)を思い出して検索してみると、記録集が無料ダウンロードできることを知った。しかし容量が1.15GBもあって躊躇した。いつかダウンロードしたい。こういういろんな記憶や物事が数珠つなぎになっていく感覚は楽しい。

今日はこれから在庫整理。

2026年3月21日土曜日

文字起こし(2026年03月19~21日)

18日(水)夜

閉店後、本の発送。店に戻ってブログを更新し、その後『宮武外骨解体新書』文字起こし作業。24時までやる。ほとんど休憩なしで数時間やるとさすがに疲れる。ヘトヘトで帰宅、すぐに寝てしまった。


19日(木)

朝9時に起きる。寝すぎた。やはり夜はあまり粘らないほうがいいのかも。なんかいろんな場面が細切れに切り替わる変な夢を見た。

朝ごはんを食べて、昨日スーパーで買った味付け済みの鶏肉を焼いてお弁当の準備。まどは外で作業するとのことで早めに出て行った。コーヒーを淹れ、エイモス・チュツオーラ『甲羅男とカブト虫女』読み終える。次に読む本は外骨の『アメリカ様』にしよう。この本は東京裁判開廷日に出版され、戦争に向かった政府と追従した人々を批判しつつも、自らを「半米人」と名乗りアメリカをほめ殺すことによって新たな主人に尻尾を振る日本人を皮肉っている。まさに今が読むべきタイミングな気がする。出版当時、外骨は80歳手前。

外出。スーパーと八百屋で買い物をして店へ。トキワパーラーの吉田さんと少し話す。開店。品出し、発送準備進める。買取の問い合わせ数件あり。韓国ソウルから来られた、日本語の堪能なお客さんと少しお話。韓国は新刊は数多く出版されているけれど、ソウルにすらあまり古本屋はないとのこと。前も韓国から来た別のお客さんから同じようなことを聞いたことがある。明日から三連休だからか、お客さんが多い。店頭買取2件。少し文字起こし作業を進める。

閉店後、本を発送して帰る。風呂に入り、まどとマイク・ニコルズ『卒業』見る。言わずと知れた名作だけど、初めて見た(そんなものばかり)。有名なラストはじめ、テレビでもパロディを見た覚えのあるシーンが多い。ダスティン・ホフマンはこれがデビュー作なんだな。


20日(金・祝)

朝8時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。

外出、まどと南へ。三連休初日で混雑しているかと思ったけど、すんなり座れた。宮武外骨『アメリカ様』読み進める。終戦から半年ほどで共産党が朝日新聞紙面で天皇批判をしていたりと、当時の社会の急激な変化が感じ取れる。リズムネタみたいな短い風刺表現をいくつも連発したりするのは外骨らしいユーモア。ノートにマーカーで絵を描く。

100均でリングファイルとクリアポケットリフィールを買ってみる。ウェブで公開されているインタビュー記事や論文などは読み逃したり、後で読み返そうとしてもわからなくなってしまうことが多いので、プリントしてファイリングしてみようかと思う。

開店。品出し、発送準備、文字起こしを並行して進める。店頭買取2件。一箱入れ替え。店のことと文字起こしとを切り替えながらやるとモチベーションを保ちやすい気がする。お客さんは夜になって少し増えたが、売り上げにはそれほどつながらず。今日明日と商店街では規模の大きな音楽イベントが行われていて、そういう時はだいたいこんな感じだ。

閉店後、本の発送。文字起こしの続きをやり、大きめの本の梱包。帳簿付け途中までやる。帰宅。シャワー浴びて、読書して寝る。


21日(土)

朝8時前に起きる。寝坊せず起きれた。ご飯を炊くのを忘れていて、炊きあがるまでの間に『アメリカ様』読み終える。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯物の片付け。

まどと外出。郵便局で本の発送。作業部屋へ行き、新しい板パネルに手を付ける。へろへろ、スカスカのまま進めていきたい。

開店。この日は品出しはそれほどせず、発送準備を終えた後は外骨トークの文字起こし作業をやっていた。14時過ぎから20時までN君がネット出品作業をやってくれる。セガ君来て、少し詩やボサノバの話をした。文字起こしはやっと終わり、PDFにして砂古口さんと南陀楼さんに送る。火曜にニット作家の山内さんのお家に行く予定で、山内さんは砂古口さんとお知り合いでもあるけれど用事でトークに来れなかったので、PDFをプリントして持って行こうと思う。

今日はこれから家に帰って映画を見る予定。

2026年3月18日水曜日

ゆっくり休日(2026年03月17~18日)

16日(月)夜

閉店後、本の出荷。スーパーでビールとチーズを買って、店で飲む。飲みながら鈴木翁二『透明通信』読み終える。ここ数日、今後の世界情勢のことを考えていて気分が重かった。店で憲法9条のフリーペーパーを配布したり、ささやかだけど街の人達の視界に入るようなことがやれて良かったな。

先月行った『宮武外骨解体新書』の文字起こし作業を少し進める。集中して一気にやってしまいたい。

ギャラリーのオープニングパーティーとかかったるいけど、そのかったるさの理由(空間でやり取りされる作品や人間同士の関係)についてじっと考えていると、それが店づくりに活きてくる。でもその店はアートとはみなされない。そこがいい。

帰宅。風呂に入り、柳宗悦『茶と美』少し読み進めて寝る。


17日(火)

8時頃に起きる。久しぶりに予定のない定休日。洗濯物を片付け、早速南へ行く。まども合流。少しノートにドローイングを描いて、読書。『茶と美』読み終える。切手やマッチラベルの収集を大したものではないと断じていたり(柳の民藝理論からすれば、印刷物である紙ものはそりゃ物足りないだろうけども)と、ちょっと独断過ぎる箇所が多いように感じた。エイモス・チュツオーラ『甲羅男にカブト虫女』読み始める。『やし酒飲み』と比べるとだいぶマイルドな読み応え。鴻巣友季子の解説からは原文のニュアンスをどう汲み取るかに苦心した様子がうかがえる。

出て、郵便局でお金をおろし、燦庫で昼ご飯。BOY MEETS RECORDへ行くが、この日はお休みのようだった。八百屋と100均で買い物。

店に行き、借りていたCDをRに焼く。その後作業部屋でレコードを聴きつつ、大きめの画用紙にドローイング。先日古本さんから買ったコピックマーカーを使ってみる。コピックのにじみが今まであまり好きになれなかったけど、あえてにじませるように描いてみたら面白くやれた。おやつに焼き芋食べる。ドローイングは1枚完成。久しぶりに絵に集中できてとても気分が良い。

トキ新の麻婆豆腐屋さんで晩ごはん。おいしいけどちょっと高いか。でも今時こんなもんなのかもしれない。ドラッグストアでアイス買う。店に戻り、また少しCDRを焼いて、文字起こし作業続き。そこそこ進んだ。

23時頃に帰宅。風呂に入り、味噌汁だけ作って寝る。


18日(水)

朝8時に起きる。朝ごはん。まどはこの日三木町の福岡さんちに行き、夜はさっこ企画のライブ。お弁当のおかずにほうれん草のおひたしと根菜の煮物、鶏肉のカレー粉炒めを作る。おひたしと煮物は多めに作っておいた。少し読書、『甲羅男』読み進める。

外出。店に行き片付けと在庫整理。N君に作業してもらう予定だったけど、体調不良らしく延期になった。

開店。発送準備、品出し、均一本の補充を進める。小雨の天気でお客さんは少なめ。少し文字起こし作業を進める。閉店間際に海外から来たお客さんがけっこう買ってくれた。そういえば今週末の金曜は祝日だな。国内の観光客も増えるだろうか。

今日はこれから文字起こしの続き。

2026年3月16日月曜日

短め日記(2026年03月14~16日)

13日(金)夜

閉店後、すぐに帰る。家に着くと、まどは風呂に入っていた。柳宗悦『茶と美』読み進め、自分も風呂。『ピエール・カルダン デザインアーカイブ』読み始める。図版が多い。24時頃に寝る。


14日(土)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べてコーヒーを淹れ、少しカルダン読み進める。外出。スーパーでお惣菜を買い、店へ。在庫整理作業。月曜にまたアルバイトN君に作業してもらう予定。

開店。品出し、発送準備、均一本の補充。店頭買取1件。決してダラダラしているつもりはないのに、溶けるように時間が過ぎていく。mezaの靴下を品出し。

閉店後、早めの帰宅。まどが奨学金を完済したので、ケーキをプレゼント。メグさんと奥田さんと作業通話している。『カルダン』読み終え、シャワーを浴びて寝る。


15日(日)

朝8時前に起き、ごはんを食べつつ前田陽一『にっぽんぱらだいす』見る。終戦から売春禁止法で廃止されるまでの遊郭の話。香山美子のしっとりとした演技の変化。加賀まりこ演じるインテリ大学生の乱入にハラハラ。湿っぽくなくカラッと描いている。

お弁当を準備して外出、店に向かう。この日は香川マラソンで、いろんな場所で交通整理をしていた。在庫整理作業をやり、ひと段落つく。

開店。品出し少しずつ進める。発送準備。mezaのトートバッグを品出し。さっそく反応あり。うれしい。

閉店後、本の発送。なんとなく思い立って、憲法9条を印刷したフリーペーパーを作ってみる。店頭で配ろう。ガソリンが一気に数十円値上がりして、またいろんなところに影響が出てきそうだ。

帰宅。『茶と美』読み進めるが、眠気に襲われそのままベッドへ。


16日(月)

朝9時半に起きる。10時間近く寝てしまった。シャワーを浴び、朝ごはん。お弁当の準備。

まどと外出。八百屋でデコポン買って店へ。少し在庫整理などをやる。アルバイトN君が事情あり少し遅れることに。郵便局へ本の発送。

開店。昨日の9条ペーパーのPDFをGoogle Driveで共有する。新宿『見た目!』渡辺さんがプリントしてくれた。品出し、発送準備など進める。そろそろ外骨トークの文字起こし作業をやらなければいけない。イベント後も出張買取が続いたりで忙しく、まだまったく手をつけられていない。もう1ヶ月が経ちそうだ。

東京から帰ってから「これから世界や日本はどうなってしまうんだろう」と考える時間が多くて疲れた。

今日はこれから少し休んで、文字起こし作業。明日は久々の1日休み。

2026年3月13日金曜日

高知、東京(2026年03月10~13日)

09(月)夜

閉店後、突発的に詩のフリーペーパーの原稿データを作る。ノートに書いた詩を見返してみてもそれほど完成と思えるほどのものがなく、結局途中までで終わった。手をつけられただけでもよし。

帰宅。シャワーを浴びて、着替えなどを準備して寝る。


10日(火)

この日は高知へ。軽く朝ごはんを食べて外出。8時に電車に乗り、特急しまんとで高知までは2時間と少し。大歩危あたりの景色の変化が楽しい。少しノートに絵を描いて、途中まで読んで放ったままになっていたグレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』中巻読み進める。

「母の本当の気持ちはこうであり、優しさを表すメッセージの方は、母の心をそのまま示すのではなく、それとは別レベルの論理階型に属するということを受け入れてしまったら、母子の関係がもたない。結果的に、子供はメタなレベルのシグナルについての自分の理解を体系的に歪める必要に迫られる。」(p110)

高知駅着。去年の2月に土佐市へは行ったけど、高知市中心部はかなり久しぶり。小腹がすいて、駅構内のリトルマーメイドでパンとコーヒー。とさでん一日乗車券を買い、高知県立美術館へ。商店街のあたりからは少し離れている。

『高知の前衛 高﨑元尚と浜口富治』見る。北園克衛や具体と交わりながらコンセプチュアルな作品を練り上げていった高﨑と、50~60年代日本美術との同時代性を感じさせながら最終的には高知の土俗性へと回帰していく浜口とでは作風も作家性も対照的に見えるが、時系列に沿って資料と2人を中心とした作品を見せていて、とてもまとまった構成になっていた。高知の前衛詩運動(『POP』や『MES』といった当時の詩誌も展示。美術家による作品や文章も掲載されている)との協同や、詩人や芸術家たちが集まっていた高知市中心部の喫茶店の歴史にも触れられていて、興味深かった。

再びとさでんに乗り、枡形へ。パン屋さんで抹茶スコーンを買って歩きながら食べる。外骨トークでもチラシを送らせていただいた書店/カフェ/ギャラリー『十月』さんへ。本は新刊がメインのようだ。今回は古本で岡潔『情緒と日本人』を購入。後で気づいたけど、PHP文庫を初めて買ったかもしれない。お店の方にも改めてご挨拶できた。

はりまや橋まで戻り、マッシュルームレコードに行く。広い。CDもある。戦前録音のカリプソを集めたコンピレーションLPを購入。旅行序盤にLPを買う私。

ぶらぶら歩き、ジャズ喫茶『木馬』に入ってカフェオレ。絵を描く。こじんまりとした店内にコックピットのような席、良い音でジャズが流れる。席を区切るパーテーションが本棚になっていて、その中に『入谷コピー文庫』というコンビニコピーホチキス留めの冊子がたくさん入っていることに気が付く。ガサガサとあさってみると古今亭志ん朝、浅丘ルリ子、早川義夫など様々な特集があり、いろんな方が文章を寄せている。限定15部での発行だとか。お店の方に聞いてみると、東京在住で高知に所縁のある編集者の方?が発行されているそうだ。古い喫茶店や映画館、古本屋が大好きだそうで、気になったお店に置いてもらったり送ったりしているとのこと。2部送られてきたという今年の1月半ばに発行された309号(もうそんなに続いているのか)をいただき、めくってみる。漫画家の山川直人さんやYOMSもお世話になっている高知の机屋さんが文章を書いていた。高知市旭町の喫茶店『マホロバ』の方が急逝された大木裕之さんについて書いた文章も載っている。

商店街にあるサウナに行き(ゆっくり浸かれる浴槽がなくちょっと残念)、ひろめ市場へ。外国からの観光客が多い。ひろめ市場では相席になった方との交流も醍醐味とされているけどどうしようかな…と歩いていると、『やいろ亭』のすぐ近くにビールサーバーのあるU字型バーカウンターを発見。一人で飲んでいる人もいて、空いている。カツオのタタキとあおさ天を注文して持ち込み、黒ビールを注文。入谷コピー文庫を読みながら飲む。タタキと黒ビールがとても合う。市場の外でラーメンも食べた。

バスにギリギリに乗り込む。高知発の夜行バスは鳴門で一度降りて名古屋行き、東京行き、北陸行きへと乗り継ぐ形式。『精神の生態学へ』中巻読み終える。


11日(水)

朝7時前に新宿着。ベルクへ行き、モーニングを食べながら瀬戸夏子『そのなかに心臓をつくって住みなさい』読み始める。香川からやってきたまども合流。

都営新宿線で菊川へ。駅近くの喫茶店『チロル』に入り、読書と絵。『そのなかに』読み終える。きれいでかわいいお店。

複数の展覧会が同時開催中の東京都現代美術館へ。呉夏枝+梅田哲也展、ソル・ルウィット展、コレクション展と見る。天井の高い空間をたっぷりと使った展示はやはり気持ちがいい。なんだか馬鹿みたいな感想だけど、ソル・ルウィット展は実際のウォール・ドローイングと元となる指示とのインパクトの差が大きい方が効果的だろうから、やはり意味はあるだろう。呉+梅田展も空間の使い方や視線の誘導が面白かった。コレクション展はユアサエボシが自作品と作家のコレクションした作品、美術館の所蔵作品とを取り混ぜて展示していて、個展並みの見ごたえがあった。

木場駅の近くにある『しんま』で、刺身3種盛りランチ900円を食べる。慣れないセルフ形式に戸惑うが、小鉢も2つついていて、安くてボリュームがありおいしい。

地下鉄で銀座へ。気になっていたLOEWEの新しいビルなどを眺め、資生堂ギャラリーで行われている仲條正義展へ。80年代の資生堂でのパッケージやポスターデザインを中心とした展覧会。ポップな色彩がはじけている。花椿のバックナンバーも多数展示。まども楽しんでいた。

まどはKADOKAWAのパーティーへ向かい、自分は外苑前へ。ワタリウム美術館でドナルド・ジャッド展を見る。点数は多くはないものの、初期の絵画から立体、家具、ドローイング、建築図面などバリエーションに富んでいて、解説も充実していた。日本でジャッドの初個展を開催したのがワタリウムだったそうだ。偶然スタッフの方による解説も聞けた。

地下鉄で神保町へ行き、『梅の湯』で風呂に入る。小さな銭湯だけど宿無し旅を送っている身にはうれしい。

歩いてアテネフランセへ。初めて来た。上映時間40分前にも関わらず既にチケット販売を待つ列ができている。自分も並び、柳宗悦『茶と美』読み始める。今回見たのはイヴォンヌ・レイナー『パフォーマーたちの人生』という映画。レイナーはダンサーから出発してその後実験映画を撮るようになった人らしく、全然知らなかったけど、告知を見かけてカンで面白そうと思い行ってみた。登場人物(たくさんのダンサーたち)のセリフのほかにナレーションやテロップも多用され、またナレーションに対するガヤなども入り、オフショットが挿入され、パフォーマンスの記録映像なのかと思ったら不意にカメラが変な動きをしたりと、映像を支えるいろんな要素がメタ的に揺さぶられる。その揺さぶりにつられるようにほのかに流れるメロドラマ的な要素もカットアップされ、しかしそれがむしろドラマ性を補完しているようにも思えて、不思議な感動があった。しかし、3日間のみの特集上映にも関わらず通し券を購入している人が多かったな。

アテネからも近いムンド不二に行く。中に入ると偶然しわしわとmadoさんがいて驚く。これから浅沼さんも来るとのこと。tegadeteru、あったか~いさん、生物さん(いずれも人名です)が来て、話しながらいろいろ食べる。音楽イベントは昼間にやるのが最高、など。料理はどれもおいしかった。あったか~いさんが最近公園コンサートについて調べていたらしく、いろんなことを思い出した。

20時15分くらいに出る。しわしわにポルトガル料理屋で買ったというおみやげをもらった。東京駅からバス。展覧会をたくさん見た2日間だった。


12日(木)

朝6時過ぎに岡山に着き、マリンライナーに乗り換えて高松着。一旦帰ろうかなとも思ったけど南へ入り、絵を描いて読書。店へ行き、酒屋へ飲み物の買い出し。綿谷でカレーうどん。最近国内外の観光客が明らかに増えていて(中国語をしゃべっている人が多いが中国か、香港か、台湾か)、10時半くらいでも外まで行列が伸びている。店で在庫整理。

開店。2日休むと発送がたまっている。岩手の村上巨樹さんからミャンマーレコード研究冊子の増刷版が届く。表紙の色が変わっていた。神奈川県のお客さんから郵送買取が1箱届き、状態を確認して振り込み。店頭買取2件。牟礼の山内さんから、また出張買取を頼むとのお電話。借りているDVDを返さなきゃ。いろいろお互い話したいこともある。半空の岡田さんや真鍋さん来てくれる。最近半空の人達がよく来てくれてうれしい。外骨トークの宣伝でも大変お世話になった。夜は疲れてだれていたけど、少しブログの更新などをする。

逃げるように帰宅。風呂に入ってすぐに寝る。家の風呂とベッドは最高。


13日(金)

朝8時頃、まどが東京から帰ってきて自分も起きる。コミックビーム30周年記念パーティーでいろんな作家さんと会えたようだ。軽く朝ごはんを食べて、洗濯機を2回まわす。

外出、2人でこの日も南へ。ノートに絵を描き、『茶と美』読み進める。蒐集の章では柳の哲学がうかがえて面白いが、あまりに独断的でどうかと思うところも。郵便局に行き、岡山県立美術館に注文していた坂田一男展の図録を受け取る。美術館で見た時にはコルビュジェやモランディの絵画も展示されていたような記憶があるが、図録では坂田の作品のみまとめられているようだ。

開店。meza片岡さんから商品の請求書が届き、振り込み。昨日届いた村上さんの冊子分も振り込む。売っていかなければ。ブログを更新しつつ、少し品出しをしたりゆっくりめにやる。村上さんの冊子を店頭に出した。辻さんやあづささんが来て、いろいろ話す。音楽イベントを企画されているBOYS WONDERしおたさんとも少しお話した。あづささんは先日東京のGallery TOWEDで行われたグループ展に参加していて、その話なども。ちょっといろいろしゃべりすぎたかも。すみません。

今日も早めに帰ります。

2026年3月9日月曜日

9冊(2026年03月07~09日)

06日(金)夜

早めに帰るはずが、帳簿付けやブログ更新をしていたらいつの間にか時間が過ぎた。本を発送し、23時頃帰宅。クタクタに疲れている。


07日(土)

朝8時に起きる。良く寝た。着替えて外出。スーパーでお弁当のおかずを買い、店に荷物を降ろして南へ。阿部昭『散文の基本』読み終える。

「志賀直哉は独歩への共感と愛着を終生持ち続け、戦後も『窮死』を名ざして「フォークナーが黒ン坊のことを書いたものより、五十年前の独歩のものの方が段ちがいにいい」という感想さえ洩らしている。」(p178)←志賀直哉がこんなことを書いていたとは知らなかった。

堀井さんと古本さんのお家で行われているフリマへ。近々引っ越すそう。まどはMacのキーボードや木箱、自分はコピックマーカーや紙粘土を購入する。店まで運ぶ。

開店。品出し、発送準備など。お客さん多い。国内の観光の人も増えている気がする。小内光さんから新刊『スペシャル・タイム』と、以前にも扱わせてもらっていた既刊2種追加分が届く。新刊は思ったよりも大きいサイズで、活字もとても大きい。なんとなく、目を見開かされるような気持ちがする。明津設計によるデザイン。半年ほど前に仕入れた新刊のマルタン・マルジェラの本が店頭で売れる。仕入れ値は高くても「絶対に反応してくれる人はいるだろう」という本が目の前で売れるのは気持ちがいい。

閉店後も発送準備、帳簿付け。本の発送。なんだかんだで22時を過ぎる。帰宅、ゆっくり風呂に浸かる。ヨーグルトを食べ、荒川修作+マドリン・ギンズ『建築する身体』続き読んで寝る。


08日(日)

朝7時に起きる。朝ごはん食べながらテオ・アンゲロプロス『狩人』見る。3時間弱。外骨トークが終わってやっと長い映画が見れるぞと意気込んで借りたものの、結局返却期限間近で見ることになった。カメラの動きによって移り変わる構図の美しさに引き込まれていると、銃声や暴力によって遮断される。当時のギリシャの政治状況についてもっと詳しく知っていたら、より理解が深まっただろう。洗濯。あさってからの旅行中に読む本を選ぶ。いつもこの時間がとても楽しい。お弁当の準備、洗い物、洗濯。

外出。先日岡山県立美術館に通販希望の問い合わせをした、坂田一男展の図録の代金を郵便局で振り込む。送料はかかるけど、およそ半額になっていてありがたかった。

開店。この日はゆっくりペースで品出しなどやる。高知県土佐市から、『わくせい』でのイベントでもお世話になった古田さんが来てくれる。大三君もちょうどやってきたので、紹介できてよかった。今度『わくせい』に川瀬慈さんが来るそうだ。他にも桃谷君、黛さん、ネグ君など友人知人や常連さんがたくさん来てくれて、にぎやかな一日。

閉店後、早めに帰宅。風呂に入り、横山商店『はぜつぼ』を読み終える。はぜつぼは瀬戸内海の一部で使われているハゼを獲るための漁具で、口が2つ、側面の中央上部に穴の開いた独特な形をしており、民藝としての評価も高かったそうだ。宇多津や多度津でも焼かれていたとのことだけど、その辺にまだ残っていないだろうか。欲しい。『建築する身体』眠くなるまで続きを読み、寝る。


09日(月)

朝8時半に起きる。良く寝た。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯物の片付け。コーヒー淹れて読書。『建築する身体』読み終える。

「もし有機体がすみやかに環境を取り込むことで、人間としてみずからを形態化するのであれば、そのとき有機体は、身体のみならず、領域をも、すなわち活動と影響の圏域をもふくんでいる。」(p100)

SNSで「自分を構成する9つの○○」というのが流行っていて、自分も9冊本を選んでみる。

1.北園克衛『単調な部屋』
2.ポール・ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』
3.イーフー・トゥアン『空間の経験』
4.パウル・クレー『造形思考』
5.小島信夫『美濃』
6.ラニ・シン(編)『ハリー・スミスは語る』
7.ロベルト・ムージル『愛の完成|静かなヴェロニカの誘惑』
8.クロード・シモン『ファルサロスの戦い』
9.グレゴリー・ベイトソン『精神と自然』

外出。最近家から店までの道の途中にできた無人販売所でバナナを買う。4本で100円。本を発送。借りていたCDやDVDを郵送返却。

開店。品出し、発送準備、均一本補充。最近大型本の図録などがよく売れてその辺が傾いていたので、まとまって入ったSTUDIO VOICEをどんどん詰めていく。イモスケさんが来て、移転後のライジンで開催するテクノイベントのフライヤーを持ってきてくれる。久しぶりにいろいろ話した。自分の作業もやろうと思っていたけど、なかなか忙しかった。

明日あさっては旅行。高知と東京へ行く。