閉店後、本の発送。作業部屋でビールを飲みながら映画を見ようと思ったら、WiFiの調子が悪く断念。絵の続きをやる。完成。なんとなく以前切っておいた板切れにもジェッソを塗り、描いてみる。こちらも完成。板はまだまだあるので、もっと描いてみよう。
自分は会話の輪の中にいる人が突然独白か懺悔を始めて場がシンとなりつつもみんな一応その人の話に耳を傾けているというような時間が好きだけど、そんな瞬間を絶えず心待ちにしていたら普通の会話はできなくなる。人間が他人の話を真剣に聞くためのスイッチがどういうタイミングで入るのかが気になる。
帰宅。シャワーを浴びて寝る。
26日(日)
何かを飲むか食べるかして、サウナ的な「ととのった」感の最上級を味わったような夢を見た。気がする。7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。
南へ行き読書。岡田利規『遡行』読み始める。ネットで購入してからだいぶ時間が経ってしまっていた本。自分はチェルフィッチュの公演を生で見たことはないが、それでも著者の思考のドキュメントとしてとても面白く読める。
店へ。セットものの本が売れたので梱包していると、いつもお世話になっている高雄さんがやってくる。高雄さんは以前は公渕森林公園で勤務されていて、ネイチャーポジティブ(この言葉は初めて知ったが、動植物の多様性について知ってもらうということらしい)についての活動をしている。そういえば五色台でネイチャーガイドをしていたまみさん(YOMSに自然についての話題をいろいろ書いたフリーペーパーも置いてくれていた)を紹介できなかったな、と思い出し、お話した。本を発送して、板にジェッソを塗る。
開店。品出しなど進める。浅見さん来てくれる。愛媛で家族の集まりがあった模様。odd eyesのwhatmanさんや小松千倫さんは大学の同級だったそうだ。自分も昔の話を少しした。夕方から雨が降り、ずっと降り続ける。発送準備。
閉店後、午前中下塗りした板に絵を描いてみる。うまくいかず。昨日の良い具合のテンションは一体どこにいったのか。帰宅。風呂に入り、本を読んで寝る。
27日(月)
7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。
まどの『怪獣を解剖する』が手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。6月11日には東京で授賞式が行われる予定で、特に何もしていない自分も出席させてもらうことになっている。著名な方も来られるようだ。
受賞の記事が載っている朝日新聞を買い、まどと南に入る。『遡行』続き。自身の問題意識と実践の軌跡が、驚くほどわかりやすい言葉で語られる。後半のイメージと身体の部分は思わず目頭が熱くなった。例えば以下の部分からはベイトソンも思い出したし、ADHDについて考えた。
「不必要なまでに豊かになったイメージが役者の身体にもたらす動きは、もはやせりふとは何ら直接的な関係を見出せないようなものになりうる。だってそのとき彼なり彼女なりが持っているイメージの中には、それがせりふとして、つまり言葉という形に変換されて発せられることのないものが含まれているから。」(p194)
「日常の身体は過剰なのです。少しだけ大袈裟に言うなら、それはいつも混乱しているし、迷走しています。だって生きるのって大変じゃないですか。」(p207)
身体が思うように動かない、言葉が他者にうまく伝わらない時のもどかしさ。それでも歩み寄ろうとする(あるいはすれ違うままに進む)人間が詩的な感情を呼び起こす瞬間。そのほとんどが傍から見れば記述される価値を見出されることもなく忘れ去られてしまうという事実。
作業部屋に行き、片付け。アルバイトN君が来て作業開始。
開店。品出しなど進める。店頭買取が2件あってまた良い本がいろいろと入り、早速店頭へ出す。夜、さっこがパスカルズシールとライブのチケットを置きに来てくれる。一緒に来られた徳島の横澤さんからは、5月に行われる友部正人さんのライブのチラシをお預かり。こちらは友部さんのドキュメンタリー映画の上映も併せて行われるようだ。
閉店後、最近YOMSに来られたお客さんNさんのお家に遊びに行く。Nさんは香川県観音寺市の生まれで、小学生の頃から現代音楽や民族音楽を聴くようになり、その後一時期はご自身も音楽制作やメールアートの活動もしつつ、ノイズ/アヴァンギャルド、現代音楽、電子音楽などの音源を買い続けている方。今回は3時間ほどNさんのコレクションを見せていただいた。再発ものだけでなく、INA-GRMからの近年活躍しているアーティストの作品、Nyege Nyege Tapesの諸作やLegowelt、Monopoly Child Star Searchersなどもある。メールアートを盛んにされていた頃に購入/収集されたものの中には貴重なものや一点ものも多く、改めてNさんはコレクターというよりは当時のシーンの当事者だったんだと思わせられた。
LUUPに乗って帰宅。シャワーを浴びて寝た。
28日(火)
朝7時半に起きる。この日は出張買取。ひとつ用事を済ませてから南へ行き、『遡行』読み終える。とても良かった。感想をinstagramへ投稿。
レンタカーを借り、出発。昼ご飯は仏生山の『うどんの田』でカレーうどん。買取先はもうすぐ取り壊すというお家で、ご依頼主の男性はお子さん家族の住む大阪へと移住されるとのこと。お金はいいからいるものを取って行ってほしいとのことで見ていくが、今回あまり取れず。
コンビニでアイスを食べて休憩し、店で本をおろし、レンタカーを返す。とある連絡があり、まどにも内容を伝えてしばらく考え込む。どうにかなるだろうか。そわそわしつつ、作業部屋で絵の続き。
まどとraiさんで晩ごはん。ちょうどサンドマンもいた。手塚賞のことについてなどいろいろ話し、ビールも飲む。
その後、ルクスでDJイベント。小野君が一番最初のDJ、彼は来月いっぱいでいったんDJ活動に区切りをつけるらしい。空中水泳さんが佐山聡のTシャツを着てfootworkなどをかけていた。suiminさんのDJはレイクをあまり入れずじわじわ上げていく展開がかっこいい。もっとロングセットでも聴きたい。気が付いたらやたらとお酒を飲んでしまった。まいちゃんがウーロンハイを濃いめに作ってくれるのがありがたかった。
帰宅。なんとかシャワーを浴びて寝る。いろいろあった一日。
29日(水・祝)
朝7時半に起きる。久しぶりにたくさん飲んだせいで若干頭が痛い。朝ご飯を食べながら、映画監督の川上さわさんと映画研究や書籍編集をされている阿部真佑さんが書籍『演出をさがして 映画の勉強会』のロベール・ブレッソンの章について語っている動画を見る。コーヒーを淹れて、ノートにドローイングを描く。
外出。銀行に寄ってお金をおろす。作業部屋で少しだけ絵の続き。お弁当のおかずをスーパーまで買いに行く時間がなくなり、あわててコンビニでカップのお惣菜を買った。
開店。品出し、発送準備、均一本の補充。ソロー宮脇さんが、自身の監督した映画「inochi」のチラシを持ってきてくれる。これは12年に一度開催されてきた「いのちの祭り」という、日本の反体制やカウンターカルチャー(対抗文化)、そしてヒッピー文化における伝説の祭りをベースにした、インタビュー主軸のドキュメンタリー。国内外の政治の混迷ぶりが極まるとこの辺の文化のありようについて考えたくなる。奥田亜紀子さんから再注文していた商品が、東京の平岡花さんから文芸誌『らんちう』の2号が届く。『らんちう』のこの号は性をテーマに、20代の28人が文章を綴った1冊。
閉店後、明日高松市錦町のカレー屋さん『きゅう!』に飾らせてもらうための絵を選ぶ。料理店に合うようにとか、限られた枚数でどう振れ幅あるいは統一感を持たせるかなどを考えていると、思ったよりも時間がかかる。6枚選び梱包。店のレジで、昨年作ったフリーペーパー『DAYS WITHOUT DRAWING』を増刷。昨日のDJイベントの疲れがじわじわきている。
帰宅。フリーペーパーを折って本の形にする。疲れ果ててベッドへ。
30日(木)
朝7時半に起きる。最近早起きできてるな。朝ごはん食べながら、昨日の朝見た動画の続き。
外出。雨の中絵をもってきゅうまで行く。待ち合わせの時間の少し前に着いてしまったけど、店主のかなさんはもうお店にいた。枚数も少ないので、搬入は20分ほどで完了。かなさんも絵をかわいいと言ってくれてひと安心。写真を撮る。今回の展示をやることはかなさん以外には伝えておらず、かなさんには「絵のことについて何か聞かれたら、YOMSのショップカードを渡して齋藤へ連絡するよう言ってください」とだけ言ってある。告知DMや価格の書かれた作品リストもなし。今YOMSではバンド『ジョンのサン』の立石さんの絵の展示をやっているけど、それとほぼ同じような運営の仕方で、展覧会とも呼べるかわからないようなヌルっとした始まり。ただ「店に絵がある状態」に留めたかった。行動のきっかけをくれた立石さんに感謝。
店に戻り、片付け。開店。品出し、発送準備、ブログの更新。昨日届いた『らんちう』を店頭に出す。表紙は野良洞さんという方によるイラストで、この方は1話を大判の1ページに収めた漫画や、日中韓の3言語を交錯させた多言語漫画などを制作されている。ホームページでかなりの量を見ることができる。
今日は早めに帰って風呂に入り、本を読むか映画を見るかするつもり。
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