15日夜
スーパーに寄ってアイスを買う。安いしろくまアイスを食べる。本物の豪華なしろくまを食べてみたい。まどからもらったパイロールという軟膏が日焼けの肌に効く。保湿が大事。風呂に入って、本を読んで寝る。
16日
朝8時に起きる。洗濯物をたたむ。まどはゆめタウンに行くらしい。料理。手羽の酢醤油炒め、きゅうりの塩もみ、にんじんとピーマンのおかか和えを作る。サマセット・モーム「雨・赤毛 他一篇」読み終え、小島信夫「月光・暮坂」読み始める。絵ほんの少し進める。
開店。今日はお盆休み最終日で、お客さんはそこそこ。休憩中にトーチwebで川勝徳重「電話・睡眠・音楽」を読む。新潟出身だというお客さんが来て、少し話す。
自分の一生懸命やっていることがどうやら誰かを否定することにもなるらしいとわかって、ウッとなって立ち止まるようなことに対しては、みんな「しょうがないよ」くらいしか言わずに胸の中にしまっていくけれど、そういうのが意外と人生の醍醐味なのかもしれない。
閉店。本を出荷して、スーパーでアセロラチューハイを買って家で呑む。すっきりとした甘さで、アルコール度数も4%とあまり高くなくて良い。ストロング系とか、ウォッカベースのやつは中毒性が高すぎるような気がしてなんだか怖い。「月光・暮坂」読む。
「可哀想に愚かさのためにその報いをうけ、それからの脱出法も分らずに、なぜ愚かであったのか、自分はそんなはずがないと思い、他人を咎めようとしてみるが、うまく行かず…というのは、むしろ万人の問題ではないのだろうか。」「あなた方は、気がつかずにやりすごしてきたが、運がよかったか(不運なのかもしれませんよ)、それともこれから、めぐりあうかもしれないのですよ、死にめぐりあうように。」(「返信」)
シャワーを浴びて、キャンバスを少し進めて寝る。
17日
朝8時過ぎに起きる。最近少し起きるのが遅くなってきた。
少し絵を進める。こないだ完成した絵の画像にいいねがけっこうついたので、その絵に描いたツタのような模様を、今進めている絵にも描き加えてみる。松の絵にしようかと思っていたけど変わるかもしれない。そういえば松の木にツタが絡んでいるところは見たことがない気がする。そのことに気が付けたのは、この絵を描いているおかげだ。
喫茶店に行って読書。「月光・暮坂」続き読む。本や雑誌、新聞を読んでいる人が多く、スマホを見ている人はそれほど多くない。カウンター席で両隣の人がどちらも本を読んでいた時はうれしくなる。
「私は、彼女がいなくなると、何か安心したように、いっきょに、たいへんな速さで娘時代から幼い頃へとさかのぼり、そのあたりのところに、自分が停滞するというか、そんな状態に見舞われた。その時代から、ゆっくりと先へ進みはじめ、不意に彼女がカチンと音を立てる。我に返ると、それがほかならぬこの私であった。」(「月光」)
「私、小島と妻の愛子は、ずっと考えに考えて袋小路にはまりこみ、それから這い上り、そこへ出て見上げると青い空が見える、というふうに思うころがあり、そこから転落した。」(「暮坂」)
八百屋に寄って帰り、空心菜炒めを作って弁当完成。なんとなく冷蔵庫の保冷能力が落ちている気がするのは気のせいだろうか。暑さのせいにしてしまいそうになる。福島県に住んでいる知人のナガバさんが、暑くて部屋で飛び跳ねた後に室内と庭の芝生の放射線量を測っていた。浜松では気温41.1℃を記録。カリフォルニアは50℃を超えたらしい。
開店。店頭買取1件。少しずつ品出しを進める。お盆明け初日ということもあってか、お客さんは少ない。
ある著名な古本屋さんが、「均一に100円では出してはいけない本を出してしまっていたらしい。こういうこともある。」とツイートされていて、あんなに博識な方でもやはりそういうことはあるんだな、と腹に力が入る。「これは!」と反応できる本を自分の中に日々蓄積し続けていきたい。
明日は定休日。サウナに行きたいけど、日焼けして背中の皮がむけているので無理そう。
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