閉店後、帳簿付けや品出しなど少し作業していたらいつの間にか22時前に。コンビニでビールとおつまみを買って帰る。洗い物をして風呂に入り、読書。途中で放っていたレコード・コレクターズの1990年10月号、戦前ミシシッピブルース特集の続きを読む。Skip Jamesを聴きつつビール。読み終えて、トーマス・ベルンハルト『昏乱』読み始める。40ページほど読んで寝る。首筋のあたりに冷たい空気が漂うのが気になってしまう。
10日(金)
朝8時に起きて、朝ごはんを食べてお弁当の準備。コーヒー淹れて飲む。高松市からアンケート用紙が届いていたので回答。景観改善への取り組みについてや、コロナ禍以降のレジャーについてなど。スケッチブックに数枚ドローイング。良いの少し描けた。
用事をひとつ済ませ、警察署へ。予期せぬタイミングで運転免許証の暗証番号が必要になり、失念していたので窓口で書類を書いて照会。銀行寄る。100均と八百屋で買い物。
開店。発送準備など進める。最近寒い日が続いているけどこの日は特に冷え込みが厳しく、-1℃まで下がったらしい。ストーブをつけると暖かくはなるけど頭がぼーっとしてきて動きが鈍くなる。この日は真行寺さんや、夜には平尾君や大三君が来てくれた。
閉店後、発送準備と帳簿付けを終えて、火曜日に買った木材を組み立てて本棚を作る。1時間半ほどかけて2つ完成。疲れたけど、無事に完成して良かった。この日もお酒を買って帰り、飲みながら読書。気が付いたら2時を過ぎていた。
11日(土)
朝9時前に起きる。ごはんを食べてお弁当を用意し、早々に出発。郵便局で本の発送。土曜日なので本局まで自転車で行く。八百屋で買い物。店に戻り、昨日作った本棚を設置して本を入れる。本のすべりが良くなり、収容力もアップ。在庫整理、そうじ。
開店。13時からO君来てネット出品作業をやってもらう。寝不足と疲れ、気圧による頭痛でいまいち調子が出ず、O君へのフォローがうまくできなかった。それほどフォローせず仕事がまわるようにするのも仕事のうちか。まどはくしゃみや鼻水がひどいらしい。エアコンのせいだろうか。閉店間際、最近よくいらっしゃるDさんが、小物コーナーを見てピンときたのか高松市中心部にあった喫茶店のマッチを持ってきてくれる。シックなものからファンシーなものまで、昭和なデザインが楽しい。いろいろ思い出話も聞かせてくださった。ありがたく買い取る。
年末からずっと忙しく働いているし、今度の火曜は無理やりにでもまったく仕事せず好きなふうに過ごす日に当てようと決める。絵も描きたい。
21時半ごろまで残業し、閉店。本を出荷し、スーパーに寄って帰る。洗い物、風呂。じゃこ天をあぶって生姜醤油をかけ、ビールを飲みながら映画。成瀬巳喜男『妻』見る。原作は林芙美子。高峰三枝子の気怠く嫌味ったらしい表情がいい。2階で物を落とした瞬間、1階で天井を見上げる人物のカットに切り替わる。余韻の残るラスト。
12日(日)
朝9時に起きる。良く寝た。朝ごはんを食べてお弁当の準備。コーヒーを淹れて『昏乱』続き読む。そうじと洗濯。この日の午前中は割とゆっくりめに過ごした。
開店。ゆっくりと品出しや発送準備。小物コーナーを興味深そうに見ているお客さん、積み木やアクリル板をまとめ買いしてくださった。急いで小物コーナーに補充。アルバイトMさん来て支払いと受け渡し。なんだかんだで忙しかった。
閉店後、本の発送。作業部屋へ。こないだ買ったHERESYのCDをライナー読みつつ聴く。新しい板パネルに手をつける。ラッカースプレー、クレヨンなど最近あまり使っていなかった画材を久しぶりに持ち出し、スプレーで指先が汚れる。明日も店なのに困ったな。
帰宅、シャワー。すぐ寝る。指先のスプレーは石鹸で丁寧に洗ったらすぐ落ちた。
13日(月・祝)
朝起きて、ごはんを食べてお弁当の準備。まどとDORSIAでモーニングを食べようかとなり、行ってみるが満席。南へ行く。スケッチブックにドローイングして読書。『昏乱』読み終える。
「ぼくたちはこんなに長くいっしょに暮らしているのに、互いを知らずにいる。ぼくたちはこの上なく密にいっしょでいながら、みんなが完全にばらばらだ。人生全体が、いっしょになろうという闇雲な試み以外のなにものでもない。」(p45)
開店。こつこつ品出し、発送準備。この日は来客が多かったので、段落を分けて書いておきます。
ブック遍路の方々が来られ、古本市についてお話。去年出店を増やしていろいろ思うところもあったので、偉そうかなと思いつつも正直に話す。
この日ルヌガンガでトークの南陀楼綾繁さんと、徳島の行政で文化事業に携わりながらパンク/ニューウェーブ及びサブカルチャーを主に取り上げたミニコミ『ハードスタッフ』を発行している小西昌幸さんが来られる。小西さんは以前もyomsに来られたことがあったがお話したのは初めて。品揃えを褒めていただき恐縮。
以前よく来ていた、見た目は確実に若いけどやたらと渋い趣味をしているなぁと思っていたお客さんが久々に来られる。会計の際に思い詰めた口調で「今日来れて良かったです」とおっしゃるので何事かと思ったら、この日19時閉店と告知していたのを、今日限りで廃業ととっていたようだ。まだ続けますので安心してください、と伝える。昨年春に県外の大学へ進学されたとのこと。年に1人か2人は「何者だろう」という若いお客さんが現れ、少し経つとたいてい進学や就職で県外へと出ていく。いつ寄っていただいても見応えのある棚で出迎えられるよう準備したい。
いつもブックオフで良い本を買っている『倉敷から遠いで』さんが久しぶりに岡山から来店。年始のセールでもたくさん買われていたので、その時のお話など伺う。遠いでさんは、古本好きのお客さんの中では珍しく?自分の絵にも興味を持ってくださっている方で、「(齋藤さんの)作品集も見たいねぇ」とありがたい言葉をいただく。些末事研究福田さんと荻原魚雷さんも来店。魚雷さんはここ数年旧街道を活発に歩いているのもあってか、いつもよりとても快活そうに見えた。香川で数日のんびりと過ごされたようだ。
19時に閉店し、ルヌガンガで南陀楼さんの出版記念トーク『編集者とは何だろう』を聞く。聞き手は福田さんで、スペシャルゲストとして魚雷さんも参加。南陀楼さんと魚雷さんが同じ場でトークというのも珍しい。南陀楼さんの宮武外骨や『本とコンピュータ』、日本全国の本を巡る動きを訪ね歩いたお話はどれも面白い。魚雷さんの、自身の身体感覚と街道沿いの地理とが噛み合ってくる?話もとても興味深かった。
トークが終わり、去年作った『Tさんインタビュー』(yomsのお客さんにインタビューをしてまとめたフリーペーパー)を南陀楼さん、魚雷さん、遠いでさん、小西さんにお渡しする。小西さんは徳島の戦争体験者にインタビューをしてまわったことがあるそうで、その時の経験を踏まえたかなり具体的なアドバイスをいただいた。
帰ってシャワーを浴び、川井俊夫『金は払う、冒険は愉快だ』途中まで読んで寝る。
14(火)
朝7時過ぎに起きる。読書。朝ごはんを食べ、コーヒーをいれてさらに読書。『金は払う』読み終える。スーパーへ行く。帰ってスケッチブックにドローイング。
料理。ジャーマンポテト、にんじんの酢の物、大根と柚子の甘酢漬け、味噌汁を作る。大根は明日の弁当用。初めて作る料理が多くて時間がかかったけど、うまくできた。
食べ終えて外出。南に入ってまた読書。松波太郎『そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?』読み始める。4つの短編が収められていて、最初の作品『故郷』からとても面白い。
店に行き、昨日の売り上げの帳簿付けと1件だけ発送準備。その後、作業部屋で絵の続きをやる。2時間半ほど集中してやり、まずまず進んだ。水道橋の料理店『インド富士子/ムンド不二』発のコンピレーションアルバム『インドムンド分子』聴く。ジャケットはYOMSでもzineやCDを扱っているしわしわによるもの。豪華な面子が参加している。中原昌也さん、ポル・マロさん、ロスアプソンの山辺さん、Computer Soupの針谷さんの4名によるThe Cooking ErrchestraのCD聴く。2000年に初台のICCで行ったパフォーマンスの記録。00年前後の空気感が漂う、ユーモアも豊富な即興演奏。おそらく中原さんの、原始人のような「いななき」が哀愁を誘う。
まどと外でごはんを食べようとなり、よって屋へ行く。この日は開店記念日だったのでYOMSのお金から出すことにする。丸8年が経った。すだち餃子や骨付き鳥などいろいろ食べ、飲む。途中から少ししんどい話になるが、こんな日もあるか。自分もしゃべりすぎた。
帰ってヨーグルト食べる。スマホでブログを少し更新。阿部航太さんによる、ブラジルのグラフィティライターに取材したドキュメンタリー『街は誰のもの?』を見始める。諸事情で途中でやめ、寝た。
15日(水)
朝7時半に起き、朝ごはんとお弁当の準備。すぐに店へと向かう。朝家に1時間もいないうちに出発すると、なんだか賃労働をしていた頃のことを思い出す。
店に到着し、9時からzoomミーティング。来月とあるイベントにゲストで呼ばれていて、その打ち合わせ。あまり参加したことのないタイプのイベントだけど、とても楽しみ。こちらで用意できるネタもたくさんありそうだ。
ミーティングを終えて少しブログの更新をやり、歯医者へ行く。年末から左奥の歯がしみて、気になっていた。半年前にもやはり歯がしみて医者へ行き、その時は特に問題なかったのだけど、今回診てもらったらあいにく虫歯だった。ゴリゴリ削られ、来週も行くことになる。
開店。9年目に前日定休日だったので発送がたまっている。少し品出しをしつつ発送準備。店頭買取1件、とりあえずお預かりし後日査定金額を連絡することに。小物コーナーに丸亀競艇や高松競輪のマッチ箱などを追加。〇〇カップなどの賞レースの日程が書かれていて、まめに作成/配布されていたことがわかる。競艇場や競輪場はタバコを吸う人が多いし、マッチはポケットに常時忍ばせておくものだし、広告としてかなり有効だったのだろう。この日はporteさん、中俣さんやカンデラの2人が来てくれた。porteさんはもう少ししたらアメリカ買い付けに行くそうだ。
今日は早朝から動いて疲れた。早めに帰りたい。
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