02日(水)夜
閉店後、本の出荷。作業部屋に戻ってキャンバスの続きをやる。時間をかけて進めていたほうではなく、一休みしてなんとなしに手を付け始めたキャンバスのほうが調子がいい。少し早めに帰宅。本を読もうかと思っていたのがいつの間にか時間が過ぎてしまい、シャワーを浴びて寝た。
03日(木)
朝8時前に起きる。ご飯を食べて、こないだ届いた田中菫さん作のTシャツにアイロンがけ。「作家主義」ジャン・ルノワールの章を読む。写真家のアンリ=カルティエ・ブレッソンはジャン・ルノワール作品に助監督として関わっていたんだな。外出。まどと南珈琲に入る。スケッチブックを2枚ほど描くがいまいち。トリスタン・グーリー「日常を探検に変える」読む。作業部屋に行ってキャンバスを進め、完成。
開店。発送準備、品出し進める。この日もお客さんはそこそこ来る。いつもの方から観光らしき方までいろいろ。暖さん来てくれる。半空はお盆期間も変わらず月曜定休で営業するとのこと。田中菫さんのメデューサTシャツを品出し。
まどから「ZARAだったビルがドンキになってるよ」との連絡が入る。調べてみると2ヶ月ほど前に既にニュースになっていたようだ。なんか嫌だな。商店街沿いに新しく建つタワマンの1階とかも、賃料は高いだろうから大手チェーンが入ることになるだろう。今後商店街の雰囲気はどう変わっていくだろうか。
閉店後、本の発送。カール・テオドール・ドライヤー「裁かるるジャンヌ」見る。ファルコネッティの表情の迫力はやはりすごいが、ラストの騒乱シーンも良かった。ずっとロベール・ブレッソンの「ジャンヌ・ダルク裁判」を思い出しながら見ていた。キャンバスにガッシュを塗って帰宅。シャワー。「作家主義」ロベルト・ロッセリーニの章を読んで寝る。
04日(金)
朝8時前に起きる。まどとモーニングへ行くことに。お弁当を用意して出発。風があり日陰は若干涼しく感じる。「日常を~」続き読み、スケッチブック2枚ほど描く。まどと別れて自分は作業部屋に行き絵を描く。昨日一旦完成させた絵を改良。まどは向かいのビルに今日からオープンしたカフェに行ったようだ。
8、9日と広島へ旅行に行く予定だったのが、台風6号接近により微妙な雰囲気になってきた。とりあえず宿をキャンセルして、考え直すことにする。
開店。この日はあまりお客さん来ず。発送準備や品出し、ネット出品を進める。ネットに出していた高めの本が売れて、売り上げはなんとかなった。イモスケさんや平尾君来てくれる。パソコンやスマホの見すぎかなんなのか、どうも気持ちが落ち着かない。店頭買取1件。
閉店後、本の発送。スーパーで買い出し。レジに戻って帳簿付けと片づけ。ビール飲みつつ読書。つまみに買い置きしておいた豆腐を食べる。最近豆腐は本当に良い食べ物だなあと改めて思う。お腹にたまって健康にも良いしおつまみにもなる。
いつの間にか23時近くまで時間が過ぎていた。なんとなくHans Richter "Ghosts Before Breakfast" (1927)とMaya Deren "Witch's Cradle" (1943)を見る。リヒターはともかくとして、デレンはピンとこなかった。こないだ見たヴェルトフやドライヤーのほうがよっぽど実験的に感じてしまい、そもそも実験映画ってなんだっけ…という気分になってしまった。20代前半の頃は、こういう作品がとても好みなはずだったんだけど。
05日(土)
朝8時に起きる。ごはんを食べて、「作家主義」ハワード・ホークスの章とアルフレッド・ヒッチコックの章の途中までを読む。料理。ゴーヤチャンプル―とポテトサラダを作る。
デレンの作品のことを考える。メディア史的な部分や当時のニューヨークの状況などを踏まえて、点ではなく線的に考えないといけないなと思った。
外出して店へ。途中、クリーニングに出したTシャツを受け取る。前半少しまどが店番してくれることになったので、自分は2階でお弁当を食べてネット出品作業。店頭買取2件。店番を交代し、発送準備、ネット出品など進める。4年ぶりに来たというお客さんが来られた。レジに座ってるだけだとただ日常として時間は過ぎていくけど、「yoms〇年ぶりに来たなあ」という感慨を感じているお客さんは他にもいるのかもしれないと思うと、うれしい気持ちになってくる。
今日はこれからキャンバスを少しやって、展覧会の準備作業をする。
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