2020年9月6日日曜日

2020年09月05~06日

04日夜

市川崑監督「穴」見る。京マチ子はすごいな。ベッドに寝ころんで、まどとフェミニズムや映画のことなどについて話す。まどはフェミニズムをかなり誤解しているように感じる。シャワー浴びて、本を読んで寝た。


05日

朝7時半に起きる。まどとモーニング。老舗の喫茶店は空調も年配の方向けに調整しているのか、冷房がギンギンに効いていることが多い。次に来る時は何か羽織るものを持って来ようと思って、いつも忘れてしまう。

自転車に乗り一人でゆめタウンに向かう。自宅キッチンで使っている冷蔵庫が霜のたまりやすい直冷型のもので、他にもいろいろ不便な点があるので買い替え。エディオンで久しぶりに冷蔵庫をいろいろ見る。これかなというやつは5万円ちょいで、思ったより高い。近くのリサイクルショップを何軒かまわってみたら、2019年製で同じくらいの容量のものが配達料込み2万5千円だったので、それにする。13時くらいに配達してくれることに。うどん食べて帰宅。今使っている冷蔵庫をどかしてスペースを作る。リサイクル業者に電話したら、6千円ほどで古い冷蔵庫をさっそく明日に引き取ってくれることになる。市に頼んでもほぼ同額かかるので助かった。新しい冷蔵庫到着。通りかかった竹森と少し立ち話をする。まどと少し交代してから、古い冷蔵庫の拭き掃除。少しスケッチブックに絵を描く。

店番交代。まどからもらったハッピーターンを食べていたら、舌が痛くなってきた。いつ頃からか急に添加物に弱くなった気がする。チェーン店の牛丼や、マクドナルドのハンバーガーやナゲットを食べていても、すぐに口内炎ができる。抵抗感なく添加物まみれの食べ物をとり続けるよりは良いかもしれない。

閉店。売れた本を出荷する。帰って読書。ドウス昌代「宿命の越境者 イサム・ノグチ」上巻を読み終える。筋トレ、風呂。午前中いろいろ動いたからか疲れてしまい、早めに寝る。


06日

朝7時半に起きる。お米を炊きながら昼ごはんのおかずを作る。ゴーヤチャンプルーとオクラの梅肉和え。朝ごはんは納豆ごはんで済ませる。

まどとこの日もモーニングへ行く。「イサム・ノグチ」の下巻は後にして、村上春樹「若い読者のための短編小説案内」を読み始める。まどはphaさんの「どこでもいいからどこかへ行きたい」を読んでいる。お互い面白い箇所にでくわすたびに「こういうことが書いてあって面白い」と報告しあう。唐突な話題に切り替わっても、その本に書いてあったんだなということで双方心の準備ができている。楽しい。

「若い読者の~」では村上春樹が吉行淳之介、小島信夫、安岡章太郎、庄野潤三など「第三の新人」の作家の短編について書いている。小島信夫の章では「馬」が取りあげられていた。
「むしろ、彼は他者の手になるそのような『企み』の中に巻き込まれて埋没することに、いつにない喜びのようなものを覚えているようにさえ見えます。なぜかといえばおそらく、その企みがより巨大であればあるほど、より巧妙で複雑であればあるほど、彼は何も考えなくていいからですね。そうなれば、自意識を放棄してしまえる正当な事由ができるからです。(中略)反カフカ的というか、むしろ主人公は自我を不鮮明にすることで自己を防御しようとしているようにさえ思えます。つまり早い話、自分が朝起きて虫になっちゃっていたら、『おお、やったやった』と逆に喜んじゃうわけでしょう。」

スーパーで赤のポスカを買って帰る。開店。長野に住んでいる田口さんから、新刊のサンプルと既刊作品のカタログが届く。田口さんはどこにいても常に何かを調べるか作るかしている。少なくともそう感じる。いろんな人の背中を動かしている。

14時前に冷蔵庫の引き取り。高松市に頼むとリサイクル料と手数料とで6千円弱ほどかかり、順番待ちで日程がけっこう先になりそうな気もしたので、リサイクル業者に頼んだ。電話での見積りでは市と同じくらいの費用ということだったけど、現物をチェックしてもらうと、なんとタダで引き取ってもらえることになった。よくわからないけど、ありがたい。

15時頃から雨。来客はほとんど望めなさそうな空模様になってきた。万が一浸水の危険が迫ってきた時のことを想定して、対策を練る。店頭の均一棚のフタに使っている板を横にして置いてみると、止水板として使えそう。普段は古本を入れている木箱を玄関のドアを囲うように並べて、中にゴミ袋を使って作った水のうを入れる。止水板と木箱をビスで止め、板が倒れないようにする。気になる隙間をさらに水のうで埋めていく。これくらいやればしのげるだろうか。それでもどうにもならなそうな時は、もう本を運ぶしかない。

夜になって、やる気も起きないので、26日に店でやる自作印刷物交換会Paper Talk用のフリーペーパーに載せる文章を書く。今回は2020年9月31日の日記を書いて出すことにした。

今日はこれから本を読もうか、絵描こうか、映画見ようか。

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