2025年12月31日水曜日

2025(2025年12月30〜31日)

29日(月)夜

少し残業して、帳簿付けと発送準備。コンビニでビールを買って帰宅。

ビール飲みながら木下恵介『女』見る。70分もない短い映画だけど、迫力ある火事場のシーンや、なんとなくソビエトの映画を思い出す画面右下奥から走り込んでくるカットなど、印象的な場面が多い。主演2人の表情も情緒に富んでいる。

『時里二郎詩集』(現代詩文庫)読み終えて寝る。


30日(火)

朝8時前に起きる。この日から2日から年末年始休業。いつもなら31〜3日を休みにするところだけど、今年は30日が火曜、3日が土曜なので、ずらすことにした。自治会の方からいただいた柿を食べ、ルイジ・ギッリ『写真講義』読み進める。

まどと陽だまり珈琲へ行き、アルバイトMさんのご家族とモーニング。Mさんのパートナーの方は民俗芸能の研究を専門とされている学芸員で、お仕事や調査研究のことについていろいろお話を伺う。資料の受け入れの流れや企画展の成り立ち、調査の進め方など。「古い家を取り壊すことになったんですが」と連絡をもらうこともあるようで、古書店の仕事と共通する部分もあった。

陽だまり珈琲を出て、歩いてリニューアルオープンされたトロッコさんへ行く。国分寺にあった店舗とはかなり趣が異なる、アンティークな品物が並ぶすっきりとした空間になっていた。今回はほんの少ししか買えなかったけど、また伺いたい。

昼ごはんをどこにしようか迷いつつ商店街へ。どこも混雑している。結局うどんを食べた。店に荷物を置いてジュンク堂のカフェで休憩。読書、ノートにドローイングを描く。その後作業部屋へ行き、絵の続き。

まどと再び合流して、スーパーで買い物して帰宅。まどはコレクションした細々としたものの整理。自分は晩ご飯のすき焼きの準備をする。すき焼きおいしかったけど、すぐにお腹いっぱいになってしまった。切った野菜などはまた明日に持ち越すことにする。

長谷川和彦『青春の殺人者』見る。原作は中上健次。音楽ゴダイゴ。日本の70年代のこういう映画は、アメリカンニューシネマの乾いた雰囲気と違ってじっとりした情念が渦巻いていて、どちらかというと苦手。しかし破滅をギリギリのところで回避してしまう主人公には最終的に笑いが起こってしまった。

風呂。『写真講義』読み終える。来年のイベントのチラシについてのやり取り。25時ごろ寝る。


31日(水)

朝8時過ぎに起きる。昨日けっこう歩いたのでふくらはぎが痛い。朝ごはん食べたり、洗濯やそうじをしたり、スーパーまで買い物に行ったりしつつ、途切れ途切れでジャック・リヴェット『セリーヌとジュリーは舟でゆく』を見る。主人公の2人がおしゃれ。奔放でゆったりとした時間が流れる。昼ごはんはキムチチャーハンと味噌汁。最近、いつも買っているキムチの味が変わった気がする。

まどと歩いて店へ。まどの同人誌『採集』追加で30部納品、お金を払う。発送が溜まっていたので仕事。幸子さん来てくれて、『怪獣と棕櫚』買ってくれる。在庫整理、借りたCDをRに焼いたりなどもしていたら、思ったより早く時間が過ぎた。

帰宅。まどが牛肉や野菜、きのこなどたくさん具材の入ったそばを作ってくれる。牛肉の旨みがつゆにも染みていてとてもおいしい。

たまに連休ができるとやりたかったことを詰め込んでついあくせくしてしまうけど、だらっとするために休んでいるのだ。でも、やりたかったことがたくさんこなせたらそれはそれで良いことだし、結果どう過ごそうと良い結果と言えるのかもしれない。

井戸川射子『移動そのもの』読み終える。

映画2025:

⚪︎フランソワ・トリュフォー『ピアニストを撃て』

⚪︎蔵原惟繕『ある脅迫』

⚪︎井上梅次『死の十字路』

⚪︎西村昭五郎『残酷おんな情死』

⚪︎曽根中生『らしゃめんお万 雨のオランダ坂』

⚪︎田中登『○秘色情めす市場』

⚪︎バーバラ・ローデン『ワンダ』

⚪︎黒沢清『降霊』

⚪︎川島雄三『しとやかな獣』

⚪︎神代辰巳『かぶりつき人生』

⚪︎草野なつか『王国(あるいはその家について)』

⚪︎ギヨーム・ブラック『宝島』

⚪︎山下耕作『関の弥太ッペ』

⚪︎石井隆『死んでもいい』

⚪︎リチャード・フライシャー『10番街の殺人』

⚪︎木下恵介『女』

⚪︎ジャック・リヴェット『セリーヌとジュリーは舟でゆく』

来年は戦争映画と西部劇をもっと見たい。

本2025:

⚪︎荒川徹『ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム』

⚪︎松波太郎『そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか?』

⚪︎ガートルード・スタイン『地球はまあるい』

⚪︎『相倉久人にきく昭和歌謡史』

⚪︎モーリス・メルロ=ポンティ『眼と精神』

⚪︎魚豊『ようこそ!FACTへ』

⚪︎砂古口早苗『ブギの女王 笠置シヅ子』

⚪︎日野啓三『砂丘が動くように』

⚪︎松島利行『日活ロマンポルノ全史』

⚪︎木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』

⚪︎ユズキカズ『枇杷の樹の下で』

⚪︎itou『手に負えない空間』

⚪︎田中菫『BABOSA NEGRA』

⚪︎ノエル・キャロル『批評について 芸術批評の哲学』

⚪︎山中明『カストリ雑誌に見る戦後史』

⚪︎『ハードスタッフ』12号

⚪︎ペーター・ツムトア『建築を考える』

⚪︎楳図かずお『わたしは真悟』

⚪︎ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』

⚪︎入沢康夫『詩の構造についての覚え書』

⚪︎鈴木哲生『かんじ』

⚪︎町田洋『夜とコンクリート』

⚪︎『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』

⚪︎サイトウマド、メグマイルランド『怪獣と棕櫚』

小説が少ない。身内が多い…。


今年はまどが漫画家やイラストレーターのお友達と作業通話しているのを横で聞くことが多く、それがとても刺激になった。


高知、京都、東京、横須賀、今治、姫路、福岡、久留米、小倉といろんなところに行った。


来年は今年に準備したものがいろいろ展開していくはずなので、(できるだけゆっくり)頑張ろうと思う。



2025年12月29日月曜日

仕事納め(2025年12月26~29日)

25日(木)夜

閉店後、まどと合流し、本を発送して帰宅。お茶を飲みながらケーキを食べる。風呂。小島信夫『私の作家遍歴Ⅲ 奴隷の寓話』続き読んで寝る。


26日(金)

朝8時半に起きる。朝ごはん。お弁当のおかずを買って済まそうか迷ったけど、作ることにする。卵焼き、春菊のごま和え、冷凍の餃子。冷凍食品は楽だな。20分で料理できた。

郵便局で本を発送し、開店。寒くてあまり体動かず、あまり何をやったか覚えていない。少し品出し、発送準備。何かの作業を始めると他の作業が頭に浮かび、まだ途中なのにそっちに移ってしまうという悪循環。右の扁桃腺がずっと痛かった。

閉店後、扁桃腺のこともあり早めに帰る。風呂。温めた豆乳を飲みながらずっと『奴隷の寓話』を読んでいた。もう少しで読み終わりそう。


27日(土)

朝7時半に起きる。早起きに成功。朝ごはん、洗濯物の片付け、お弁当の準備。コーヒー飲みながら読書。

外出。八百屋でみかんを買う。いつも猫が寝ている陽だまりに猫がいないが、写真だけ撮る。作業部屋へ。新しい板パネルに手をつける。

開店。在庫整理、均一本補充など。丗界さんが山東京伝現代語訳の冊子を納品しに来てくれる。ウェブショップにすぐ追加すると告知を見逃した人が不利なので、明日の16時に追加することにした。その旨SNSで告知すると、早速いろんな方から反応が。夜には奥田亜紀子さんの一筆箋とビーズピアスを品出し。あわせてYOMS8周年記念手ぬぐい(イラストを奥田さんに描いてもらった)を改めて宣伝すると、さっそく動きがあった。休憩に少し読書、『奴隷の寓話』読み終える。

閉店後、スーパーに寄ってすぐに帰宅。小沼勝『さすらいの恋人 眩暈』、ノア・バームバック『フランシス・ハ』続けて見て寝る。今年はロマンポルノをいろいろ見た年になったな。


28日(日)

朝9時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。コーヒー飲みながら、現代詩文庫『時里二郎詩集』読み始める。あまかわ文庫で買ったもので、サイン入り。

倉敷のあたりをGoogleマップで見ていると、茶色や黒に染まった埋立地が目に入る。西日本製鉄の敷地のようだ。こんなに遠目で見てもわかるほどに色が変わるものなのか。見学は10名以上の団体であれば可能なようだ。

開店。徳島の川田さんが来てくださり、いつものように映画の話など。しかし川田さんの話のつなげぶりはすごい。一人でトークイベントできるんじゃないだろうか。前半は品出しを集中的にやる。16時に丗界さんの冊子をウェブショップに登録すると、あっという間に売れていき、発送が忙しくなった。この日はいつも来てくださるお客さんが多くいい感じ。クリスマスあたりは正直少し寂しい結果だったので、大変ありがたい。

閉店後、作業部屋でビールを飲みながら読書。少しだけ絵も進める。23時半頃に帰宅。風呂に入り、また少し本を読んで寝る。


29日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。

まどと久しぶりに南へ行く。『時里二郎詩集』続き読み、ルイジ・ギッリ『写真講義』読み始める。その後ルヌガンガへ。井戸川射子『移動そのもの』購入。気になっていてまだ買えていなかった本を買えて良かった。まどはカシワイさんのイラスト集を買っていた。

開店。年内最終営業日。この日もお客さん多く、発送準備が忙しかった。まどの同人誌を購入するため広島から来られたお客さんも。ripple coffeeのマルさんが来てくれて、深夜珈琲に出していた品物と売り上げのお金を頂戴する。年末年始もほぼ通常通り営業するそうだ。街の名物おじさんの話(自分が知らないおじさんもたくさんいた)などする。夕方に生物さん来てくれて、いろんな話。考えてみると、新潟と東京と香川の話ができるのって友人知人で生物さんだけかもしれない(生物さんは子供の頃新潟に住んでいて、その後関東で過ごしている)。夜にルヌガンガの中村さん来てくれて、本のことなどいろいろ話す。

今日はよく働いた。これから映画を見て、絵の続きをやりたい。

2025年12月25日木曜日

おっさん、10枚(2025年12月23~25日)

22日(月)夜

買い取った雑誌の仕分け続き。思ったよりも時間がかかる。絵の続きをやるのはあきらめて帰宅。シャワーを浴び、小島信夫『私の作家遍歴Ⅲ 奴隷の寓話』続き読んで寝る。


23日(火)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳む。

外出。郵便局でお金をおろし、まどと一緒に南へ行く。『奴隷の寓話』少し読み進め、宮武外骨『滑稽漫画館』読み始める。「海老茶式部」(明治末期~大正に隆盛した活動的な女学生を指す俗称)を揶揄する箇所は気になるけど、ユーモアの切れ味は今読んでも十分に面白い。先月末に買った10枚入りのコーヒーチケットがなくなる。チケットで買っておくと、どのくらいの頻度で行っているかがわかって良いかもしれない。割安になるし一石二鳥。

書店で少し立ち読みして、店へ。ウェブショップで売れた鈴木哲生カレンダーなどの梱包作業。途中で綿谷に行き肉うどん。先日買取をご依頼いただいたお客さん、また車で持ってきてくれる。15時前にひと段落し、郵便局で発送。ついでに八百屋でみかんや野菜を買う。

塩上町のripple coffeeさんで明日行われる『深夜珈琲』に出すzineやアートブックなどを搬入。到着すると、他の出店者さんは既に搬入を済ませている方が多い。シビレ書林さんが、普段出店には出していないであろう貴重な本を閲覧用に持ってきている。「あるうちに自分も買っておけば良かった」という本が何冊かあった。コーヒー飲みながら、rippleのマルさんと少し話す。

CanのLost Tapes聴きながら、作業部屋で絵の続き。だいぶいいところまで進む。

スーパーで買い物して帰宅。料理。既に味つけしてある鶏肉(ガーリック、スパイス)を焼き、レタスを添える。ほうれん草のおひたし、根菜としいたけの柚子味噌煮を作る。アルバイトMさんからもらった下仁田ネギ、ルヌガンガ涼子さんからもらった柚子を使った。まどと食べる。とてもおいしい。お腹いっぱい食べた。

食器を片づけて風呂。リチャード・フライシャー『10番街の殺人』見る。これは良かった。主演リチャード・アッテンボローのねっとりした気味の悪い演技を、派手な演出なしに淡々と見せていく。『エレファントマン』でジョン・メリック役を演じた(=エレファントマンの中の人)ジョン・ハートも良い。

『滑稽漫画館』少し読み進めて寝る。


24日(水)

朝9時に起きる。良く寝た。朝ごはんを食べてお弁当の準備。

外出。スーパーに寄ってから店へ。昨日の梱包作業で散らばった紙屑やら道具やらを片づける。作業部屋で絵の続きをやり、完成。行き当たりばったりに思いついたアイディアを重ねていくような絵を年末に描けて良かった(と書いても、画像がないとなんのことやらさっぱりですね。絵の進捗はinstgramの個人アカウントyesyouareokにあげています)。

開店。なんだかあまり体調がよくなく、ゆっくり作業。体がだるい。水分をたくさん摂り、食後に家にあったコンタックを飲んでいたらなんとか回復した。しかし大事を取って、閉店後の深夜珈琲はやめておくことにする。残念。品出し、発送準備。この日はウェブショップの商品がたくさん動いた。ありがたい。

おっさんになると「知ってはいるけどもう15年くらい会ってないし、実質知らないようなもんだから知っていると言うのも躊躇してしまう」人が増えてくる。若い頃は年上の人らがなんでみんな昔の話をしたがらないのか不思議だったけど、最近ようやくわかってきた。全然クリスマスイブらしくないことを考えている。

帰宅。『滑稽漫画館』読み終えて寝る。深夜珈琲では思ったよりも本が売れていた模様。回を重ねるごとに売り上げが伸びている気がする。ありがたいことだ。


25日(木)

朝8時半に起きる。朝ごはん、洗濯。外は雨が降っていて、なんだか暗い。まどは背中が痛いらしい。お弁当の準備。コーヒーを淹れて、ジャンプ+で公開された奥田亜紀子さんの新作漫画『DRIVE over DRIVE』を読む。11ページとは思えない密度の高さ。ほろ苦いがさわやかなストーリー、良かった。『奴隷の寓話』続き少し読む。

外出。傘を全部店に置いてきたようで、小雨の中濡れながら歩く。雨の日、松葉杖や車椅子の人は大変だなと思う。ルヌガンガで本の注文。春風堂でケーキを買う。

開店。少し品出しをやり、発送準備、受託商品の連絡。奥田亜紀子さんから頼んでいた商品が届く。とてもかわいい。

今年の10枚(友人知人を極力除く)をinstagramに投稿してみた。

1.For You / Angelo Noce Santoro
2.Ein Traum für dich / Kayo Makino
3.20´s Hot Jaz Doom Cold Sleep / dj pooper scraper
4.若き日のドリス・モンテイロ 1951〜56
5.Rossignol de Guinee / M’Mah Sylla
6.Mitologia Del Tango(タンゴの神話)
7.Devout Catalyst / Ken Nordine
8.S.T. / ORA
9.波紋/菊池雅晃スターマイン
10.S.T. / I.D. Company

https://www.instagram.com/p/DSr1ZkUEyLZ/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

今日は帰ってケーキを食べます。

2025年12月22日月曜日

姫路、加西(2025年12月18~22日)

17日(水)夜

閉店後、本を発送して帰宅。風呂。石井隆『死んでもいい』見る。止まない雨。大竹しのぶ素晴らしい。永瀬正敏のサイコ役も良い。序盤の暴行シーンのカメラの低さと平行移動にフラーを感じた。破滅志向と男性性について考える。24時半頃に寝る。


18日(木)

朝9時前に起きる。よく寝た。朝ごはんを食べてお弁当の準備。まどと南へ行き、フラナリー・オコナー『賢い血』続き読む。フォークナーやマッカラーズなど、アメリカ南部の作家の作品は好きなものが多い。

開店。品出しなど進める。Kさん来てくれて、いつものように映画の話などしていると、高縄さん夫妻も来られ、紹介することができた。店頭買取1件。まどがメグマイルランドさんとの共作同人誌『怪獣と棕櫚』を納品してくれる。お互いがそれぞれの漫画のモチーフを交換し合って描いた『交換漫画』、(ほぼ)YOMSが舞台として登場する『地産漫画』、2人の往復書簡が収録されている。往復書簡からはまどもメグさんも日々いろんな方向に好奇心を持っていて、それを創作にも活かしていることが伝わってくる。

閉店後、作業部屋へ。『賢い血』読み終える。TSUTAYAディスカスで借りるDVDやCDを考える(たくさん借りると送料が安くなり、貸出期間が延びる)。新しいキャンバスに少し手を付ける。

帰宅。シャワー浴びて、グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』上巻少し読んで寝る。


19日(金)

朝9時前に起きる。ちょっと寝すぎかも。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。まどは先に外出して、自分はゆっくり準備。

外出。作業部屋で絵の続きをやる。「これ途中?」というところで完成にしてみたいけど、どうなるだろうか。

開店。直後にお客さんより買取の持ち込みがある。80年代末~90年代頭に発行された建築系の雑誌や、郷土関係など。文庫にもミステリや哲学関連など良いものがあった。整理と査定を進める。

閉店後も在庫整理作業。帰宅、風呂。小島信夫『私の作家遍歴Ⅲ 奴隷の寓話』読み始める。この3巻目で完結だけど、これも600ページ弱ある。今年中に読み終えられるかな。


20日(土)

朝8時前に起きる。この日は臨時休業をとり、兵庫県加西市のVoidまでライブを見に行く。

来年2月に予定しているイベントのフライヤー、仮デザインが届く。とても良い。テンションが上がった。

レンタカーを借りて、久々の高速道路。高松西ICから入って、瀬戸大橋の手前で既に飽きてくる。一人だとしゃべったりもできないしつまらない。電車なら本を読みながら移動できる。しかし高松から加西市北条までは5回くらい乗り換えないといけないし6時間くらいかかる。車なら小休憩をはさんで2時間半くらい。龍野西SAで、用意してきたお弁当を食べた。

姫路で高速を降り、あまかわ文庫へ。尾崎さんとは夏にもお会いしているので、それほど久々という感じはしない。最近沖縄へ行かれたそうで、沖縄関連の本(郷土史的なものから写真集までいろいろ)が増えている。大澤慶久『高松次郎』、『高祖保随筆集 庭柯のうぐひす』の2冊を購入。どちらも古本ではあまり出会うことがないだろうし、良いタイミングだった。

あまかわ文庫から少し歩き、外観が気になった喫茶店へと入ってみる。テンションの高いJポップがかかっていて驚く。読書しようにも集中できず、さっと出てしまった。

姫路市街から北のほうにある、日本玩具博物館へと向かう。途中ハードオフを見つけて入ってみるが、特にめぼしいものなし。博物館はそこそこ辺鄙なところにあった。すぐ近くには川が流れ、田んぼが広がっている。中に入ってみると、家族連れのお客さんが何組もいて賑わっている。国内外のいろんなおもちゃがショーケースに展示されており、国内は2000年代頃までフォローされていた。一部のおもちゃは実際に手に取って遊ぶことができる。クリスマスの特集展示や、サンタの格好をしたスタッフの方もいたりと、力が入っていた。

加西へ。イベント会場のVoidでは一昨年個展をやらせていただいたこともあり、途中から見覚えのある道に入る。給油して『すし官太』という回転寿司に入る。兵庫県西部を中心にチェーン展開しているお店のようで、少しだけ高めだったけどおいしかった。ローカルな回転寿司をいろいろ食べてみるのもいいな。

Voidに到着。この日はゑでぃまぁこんとジョンのサンの2マンライブ。ジョンのサンは9人編成(5人は東京から、4人は愛知から)で、こっち(って、どっちだ)で見れるのは貴重な機会。ライブで見ると、誰がどのタイミングで歌っているのかわかって良かった。しかし、普段かなりの距離離れて生活しているメンバーがその日に集まってライブをやるのは大変そうだ。どうやっているのだろう。ライブ終了後、ジョンのサンの立石さん、辻井さんと初めてお話する。辻井さんがメンバーのバンド『YODO』のCDをその場で買い切り、仕入れさせてもらった。Voidのダイゴさんに、先日東京のアートフェアEAST EASTに出していたという作品を見せてもらう。良いタイミングで来れた。Voidでは来年一月半ばから坂口恭平さんの絵画展が行われるとのこと。チラシをお預かりする。

高速をとばし、24時半に帰宅。


21日(日)

朝8時に起きる。レンタカーを返し、南へ入る。『奴隷の寓話』続き読む。スーパーに寄って店へ。ルヌガンガへ坂口恭平展のチラシを持って行く。買い取った本や雑誌の整理。

昨日放送された『王様のブランチ』で、お笑いコンビ『かが屋』の賀屋壮也さんがまどの『怪獣を解剖する』を紹介してくださったそう。自分たちはテレビを持っておらず確認できていないが、なんと古本屋のことにまで少し触れられているらしい(と、偶然放送を見た方がSNSでメッセージをくれた)。とても気になる。なんとかして見たい。

開店。品出し、発送準備、ブログの更新など。自主制作の商品がよく売れる。松山からというお客さんが、まどの編みぐるみと同人誌2種類お買い上げ。他にもよくよく本を吟味して写真集を買ってくれた若い男性2人組など、真剣に本を見てくださるお客さんが多かった。おととい持ち込みいただいた買取2件、共に査定額了承取れる。

閉店後、早めに帰る。風呂。映画を見ようと思っていたら、いつの間にか微妙な時間帯になってしまった。お酒飲みながら本を読んで、寝た。


22日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。加西のイオンで買ったドラゴンフルーツを食べてみる。見た目は派手だけど味は淡泊。味の薄いキウイ?

外出、作業部屋に行く。絵の続き。少しずつ進めている。

開店。品出し、発送準備。店内に積んでいた買い取り済みの雑誌の仕分け。昼に高縄さん夫妻来られる。年内で春秋空港は高松発着便を終了するらしい。最近の日中関係も影響しているのだろうか。航空会社に勤めている人も大変だな。夜には堀金君が来てくれて、映画の話など。

今日はこれから雑誌の仕分け続きをやって、絵を描く。明日は定休日。

2025年12月17日水曜日

ぶらり旅(2025年12月15~17日)

14日(日)夜

閉店後、スーパーで買い物して帰る。風呂に入り、ビール飲みながらポール・シュレイダー『ハードコアの夜』見る。12時半頃に泥のようにベッドに入ると、まどが大阪から帰ってきた。明日と思っていたけど、今日さっさと帰ることにしたらしい。


15日(月)

朝8時に起きる。眠い。朝ごはんを食べて、肉野菜炒めを作る。麻婆ナスの素でピーマン、玉ねぎ、にんじんを炒めた。レタスと卵焼きを添えてお弁当の完成。洗濯物を畳む。

まどと外出、南へ入る。『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』続き読む。470ページもあるし、内容も固めなので途中で他の本をいろいろ読むことになるかと思っていたけど、面白いのでずっと読んでいられる。

店に戻り、開店。発送準備、受託商品の品出しなど。ジョンのサンの新作アルバム『プレイオール』、明津設計デザインの予定帳、予定表を出す。ウェブショップへの登録や在庫管理表への入力などいろいろ手間もかかるけど、この日いっぱいまで使えるBASEの15%オフクーポンが発行されていたのでがんばった。その甲斐あり、商品そこそこ動く。

閉店後、本の発送。その後作業部屋で絵の続きをやる。なんかいけそうだ。

帰宅。シャワーを浴びて、本を読んで寝た。


16日(火)

朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯。

ソローの宮脇さんと待ち合わせ、車に乗せてもらい琴平へ。宮脇さんは金毘羅宮の書院と高橋由一館で昨日まで個展をやっていた。裏参道というところを初めて通る。樹齢1000年近い大きなクスノキや、古くからある宮大工のための小屋?などがあった。会場に着き、搬出を手伝う。

宮脇さんは引き続き搬出作業、自分とまどは参道へと出る。今回、本当はメグマイルランドさんも来るはずだったがインフルエンザで来れず。残念だけど、参道の土産物屋さんでお土産を買う。まどはメグさんの作った人形を持ってたくさん写真を撮っている。フライドポテトを買って食べ、足湯に浸かる。琴平のどこかで温泉に入ろうと思っていたら、どうやら少し前にどの旅館も日帰り入浴はやめてしまったようだ。

ニューグリーンという喫茶店で、宮脇さんや琴平で物件をリノベーションし様々な事業を手掛けられている方と一緒にご飯。ローカルな琴平の話題をいろいろ聞く。

商店街をまどと歩く。火曜は定休日のお店が多いようだ。寂しいけど自分だってこうやって休んでいる。『駅前』という喫茶店に入ってコーヒー。店名からして老舗、きれいなお店。町田洋『夜とコンクリート』読み終える。少ない線とトーンで表現された空間と光が心地よい。『風景』続き読む。

ことでんで伏石駅まで行き、バスでぽかぽか温泉へ行こうとしたら、20分ほど待たなければならないことがわかる。なめてた。待合室があって良かった。久々に行ったぽか温はとても良かった。上がった後に和室で読書、『風景』読み終える。

バスで瓦町駅まで戻る。よって屋で晩ごはん。いつもの通り骨付き鳥、すだち餃子、雑炊など。2杯飲む。おいしくて安い。

スーパーに寄って帰宅。MOWのきなこ味を食べる。おいしい。風呂も入ったし気楽だ。料理は明日やることにして読書。グレゴリー・ベイトソン『精神の生態学へ』上巻、フラナリー・オコナー『賢い血』読み始める。

「その赤んぼうはその女が生んだ子だったんだけれど、醜かったので、その女は全然その子をかわいがっていなかったの。でも、この赤んぼうにはイエスさまがついていたのよ。だけど、女のほうには何もなくて、ただ器量がよくて、罪の中でいっしょに暮らしている男がいただけなの。」(『賢い血』p62)

12時半頃に寝る。健康体だし意識を失ってもいないのにいきなり本気の心臓マッサージをされてびびる、という夢を見た。


17日(水)

朝7時半に起きる。足が筋肉痛。朝ごはんを食べてカレーを作る。お弁当を用意して、洗濯物を畳む。今日は雨の予報、昨日洗濯しておいて良かった。

外出、早めに店へ。おととい出した『予定表』がウェブショップで売れていて、これは定形外郵便で出さないといけないので午前中のうちにささっと梱包し、郵便局で発送。八百屋でみかんを買う。

作業部屋で絵の続き。エアコンだけではもう寒く、ストーブを運んでくる。良い具合に進んで、1枚完成。今年中にもう何枚か描き上げたい。この日の午前中はいろいろできて良かった。

開店。たまっていた発送準備を進める。店頭買取1件。ほか、買取についての相談も受ける。少し品出し。原稿の依頼ひとつ来る。

今日はこれから映画を見る。

2025年12月14日日曜日

サンダル(2025年12月12~14日)

11日(木)

閉店後、本を発送してスーパーに寄り、帰宅。山下耕作『関の彌太ッペ』見る。ぐいぐいと練り上げられるメロドラマ。竹藪での殺陣素晴らしい。田中小実昌『また横道にそれますが』読み進めて寝る。

メグマイルランドさんがインフルエンザにかかり、14日に行われる大阪ZINEフェスにまどは一人で出展することになった。コロナ、胃腸炎など、ウイルス性の病気が流行っている。自分もこないだ5日間も寝込んでしまったし(こんなに病気で長いこと休んだのは開業以来初めてだった)、気を付けないと。


12日(金)

朝8時に起きる。ご飯を炊くのを忘れていた。ほうれん草としめじの味噌汁、卵焼き、レタスと大根のサラダ作る。朝ごはんを食べてお弁当の準備。まどが淹れてくれたコーヒーを飲みながら、『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』続き読む。途中に詩も入っている。以前ちくま学芸文庫版の『見るということ』を読んだ時にはあまりピンとこなかったけど、『風景』は「おっ」とつい手を止めてしまう箇所が多い。

外出。作業部屋へ行き、Milford Gravesなど聴きながら絵の続き。今までと違った感じのことをやってみたいけど、どうなるだろうか。

開店。来週あたりから12月としては異例の温かさになるらしい。気圧の変化のせいか頭や背中が痛い。ゆっくりと発送準備、イベント関係の連絡、アレに関する連絡など(何もわかりませんね)。夕方に発送準備。この日は燦庫でweaveの上映会があり、徳島から川田さんが来てくれるが、頭がまわらずそれほどうまく話せなかった。ORGASMのアラン・ルドルフ号、うちの映画好きのお客さんからの反応ありましたよと伝えられたのでまあ良かったか。店頭買取2件。うち1件は絵本多め。夜平尾君来てくれてしゃべる。なんでもないことだけ話したけど楽しい。

22時頃に帰宅。りんごをむいて食べる。風呂に入り、『横道』読み終える。「月に30時間くらいしか書いてない」と言いつつ、やたらと海外旅行に行っている。『風景』続き読んで寝る。下駄箱で自分のサンダルがなかなか見つからず、外にいる押尾学を待たせてしまう夢を見た。どういう関係。


13日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、洗濯物を干す。コーヒー飲んで読書。

外出。まどは大阪へ。スーパーで総菜、100均で消耗品を買って店へ。品出しできそうな本や雑誌を在庫の山から見繕う。

開店。100均で買った領収書にハンコを捺す。この日は品出しをがんばった。最近イベント関係の連絡ばかりやっていて品出しができていなかったので、棚が埋まっていくのが楽しい。マッチラベルも小物コーナーに追加する。夜からいつもの頭痛。雨も降ってきた。朝洗濯したのにまた濡れたな。

閉店後、本の発送。店のレジでビールを飲み休憩。以前買取で入ったボロボロの戦前の雑誌を素材に、コラージュキーホルダーを作る。1時間半ほど作業して8つ完成。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


14日(日)

朝9時に起きる。良く寝た。朝ごはんを食べて料理。卵焼きを作り、カレー味のつけられた肉を細かく切ったピーマン、玉ねぎ、にんじんと一緒に炒めた。

スーパーで買い物をして作業部屋へ。絵を少し進める。まずまず良い感じ。

開店。この日は店頭買取2件、少し変わった本が多くありがたかった。品出し進める。昨日作ったキーホルダーも小物コーナーに追加。ウェブショップでju seiのLPやtaishijiのCDが売れた。夜にネグ君来る。燦庫でバイトしたそうで、この日はインドネシアの人達がイベントをやっていて大盛り上がりだったとのこと。

今日は早めに帰って映画を見たい。まどが大阪へ行っている間に、家で一度飲んだくれてみたい気もする。

2025年12月11日木曜日

梱包梱包(2025年12月09~11日)

08日(月)夜

閉店後、すぐに帰宅。ビールを飲みながら、アーサー・ペン『冬の嵐』見る。おお、と興奮させられるようなものは無かったけど、タイトな展開が良かった。シャワーを浴び、田中小実昌『また横道にそれますが』少し読み進め、うつらうつら。12時半頃に寝る。


09日(火)

朝7時半に起きる。ご飯を炊き忘れていたことに気が付き、まどと南へ。『批評の「風景」 ジョン・バージャー選集』読み始める。

「絵画や彫刻を前にした鑑賞者は、その主題と一体となり、そのイメージを自分に合わせて解釈しようとする。一方、素描を前にした鑑賞者は、芸術家と一体となり、そのイメージを利用して、まるで芸術家の目を通して見ているかのような意識経験を獲得しようとする。」(p72)

店に行き、少し作業。アルバイトMさん来て、支払いと本の受け渡し。その後まどと燦庫でごはん。待つ間に『また横道』続き読む。

店に戻り、CDR焼く。その後、鈴木哲生カレンダーの梱包作業。まずプチプチで巻き、その後に段ボール板を当てる。部数が多く、なかなか大変。

帰宅。まどとトムヤムスープ、サラダ、牛肉をにんにくで焼いたやつ、を作る。ごはん。トムヤムスープは無印で買ったものだけど、とてもおいしい。何を入れてもけっこう合う気がする。

ミケランジェロ・アントニオーニ『赤い砂漠』見る。ラスト近くの幻想的(幻覚的、と言ったほうが適格かもしれない)なシーンが良かった。途中ストーブの灯油が切れてしまう。

風呂に入り、カレンダー用ゆうパック伝票の宛名書き作業。早めに寝る。明け方寒くて起きた。


10日(水)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳む。

早めに外出し、カレンダーの梱包作業続き。なんとか完了して郵便局へ、午前中のうちに発送できた。一気に財布の中のお金が無くなった。

まどの『怪獣を解剖する』が、宝島社発行『このマンガがすごい!2025』オトコ編の10位にランクイン。Amazonでは在庫なしの状態になったようだ。すごいな。

開店。発送準備、品出し、カレンダーの発送連絡など。トキワパーラーの吉田さんが韓国かららしき観光客の方を連れてやってくる。しおりにも使えるようなかわいい紙ものをお探しとのことで、マッチラベルのファイルを見せると、1枚買ってくれた。最近マッチラベルが活躍している。夜、お客さんから高松の昔の古本屋さんの話を聞く。長尾街道の入口あたりにも小さな古本屋があったらしい。これは十河さんから聞いた、隣に蛇屋のあった貸本屋がその後古本屋になったものだろうか。

閉店後、久しぶりにルクスへ。げんさんに久しぶりに会った。県外からのお客さんが、Mark FellとかSNDとかそっち方面に詳しい人だった。よろずやのソウタさんも来る。パイナップルジュース2杯飲んでいろいろ話した。

帰宅。シャワーを浴びて、少し本を読んで寝た。


11日(木)

朝8時に起きる。まどの作ってくれていた味噌汁を飲んで、お弁当を用意して外出。郵便局で本を発送し、お金をおろす。

くつわ堂へ行き、はまぐちさくらこと合流。ボリュームのあるモーニングを食べながら、絵の活動やさくらこのご先祖の話などする。食べ終えて、紙に3人で絵を描く。さくらこがブラシマーカーをたくさん持ってきてくれていて助かった(自分はたいして何も考えておらず、ボールペンしか持っていなかった)。他の人と同時に描いていると、自分や相手の癖が見えてきて面白い。さくらこは画面いっぱいに薄い色で大きめのキャラクターを描いた後、濃い色で小さいキャラクターを密度高くたくさん描き込んだりする。フォーカスの緩急がダイナミックだ。柄、パターンのボキャブラリーも豊富。自分も本を見て勉強や模写をすべきかもしれない。

銀行でお金をおろして店へ。開店。この日はあまり発送件数はなく、少し品出しをして、来年のイベントに向けてチラシ配布を各所へお願いした。皆さん親切に対応してくださりありがたい。宇野から栗田さん来てくれて、経営するゲストハウスんどへのチラシのお願いもできた。メグマイルランドさんがGINZAでマストバイアイテムを紹介していたのをまどが発見。写真付きで掲載されている。おしゃれな部屋だ。愛知のお客さんより郵送買取1箱到着、査定して振り込み。最近の文芸書、人文書が多め。meza片岡さんより久々に連絡あり。うれしい。ジョンのサン立石さんより、新しいアルバムの連絡も入った。

今日はこれから帰って映画を見る。

2025年12月8日月曜日

腰掛(2025年12月06~08日)

05日(金)夜

閉店後、スーパーに寄って帰る。ビールを飲みながらフランソワ・トリュフォー『突然炎のごとく』見る。最近忙しくなってきたせいか、頭にいろんな物事がチラついてあまり集中できず。「戦争でいやな事は個人の戦いができない事だ」というセリフが印象に残る。シャワーを浴びて寝る。


06日(土)

朝8時前に起きる。岡山でバイレファンキのDJや占いをやっているNURIさん(YOMSにも何回か来ていただいた)がやっている読書Podcast『DOG書会』を聞く。現在7回ほどアップロードされていて、扱われている本が岡田則夫のSPレコード収集エッセイ、千葉雅也やアーヴィン・ゴフマン、松浦弥太郎やくどうれいんなど、とても幅が広い。朝ごはん、お弁当の準備。

外出。まどは南へ行き、自分はパッケージプラザへ梱包資材を買いに行く。毎年恒例の鈴木哲生カレンダー用。今年はかなりの数字が描き変わっているそうで楽しみだ。YOMSでまどと合流し、ルヌガンガへ行く。久しぶりに来るといろいろ欲しくなってくる。注文していた鈴木哲生氏の絵本『かんじ』がちょうど届いていたので購入。朝日新聞で最果タヒが書評を書いていた。

開店。品出し、発送準備進める。丗界さん来てくれる。以前、YOMSによく来てくれる丗界さんと趣味の合いそうな高校生の女の子に丗界さんのzineを渡したのだけど、それから少し経って2人は友達になったようで、初めて一緒に来てくれた。うれしい。夜にNURIさんと、一緒に『DOG書会』をやっているけんたろうさんが来店。この日ルクスで行われるSweetieに行くとのこと。朝にPodcastを聞いていたのはたまたまで、このタイミングで来ていただけてうれしい。感想を直接伝えることができた。

閉店後、本の発送。コンビニでミルクティーとチョコラムネを買い、店に戻って帳簿付け。TSUTAYAディスカスで借りたCDをRに焼く。

23時半頃帰宅、シャワー。『かんじ』読み終える。制作には足掛け6年ほどの時間をかけたそうで、濃密な1冊になっている。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』続き読んで寝た。


07日(日)

朝6時半頃に起きてしまい、「尿意の意志の主体は人間と尿のどちらにあるのだろう」などと考えていたら二度寝もできず、そのまま読書。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳み、お弁当の準備。

まどと南へ。『美しい夏・女ともだち』読み終える。

「ところであなたの説では、趣味のいい人間は少数だから、お客の数なんか問題でないんでしょう。いったい、趣味がいいか悪いかは誰が決めるんですか?」「いちばんずるい人間が決めるんだよ」(p332)

100均で収納用品や消耗品を購入し、店に戻る。

開店。品出し、発送準備を進める。この日はBASEでもけっこう品物が売れたし、ほかネット出品していた商品も動いた。哲生君のカレンダーも売れる。20日の土曜日は休みを取る予定で、レンタカーを予約。店頭買取2件。夕方、先日閉業した国分寺の純喫茶ニューアスカのファンの方が来店。Instagramアカウント開設や閉業に際してのお話をいろいろ聞く。家族ぐるみのお付き合いをされているほどの方なので、うちに入荷したニューアスカのマッチラベルは差し上げようかと思っていたけど、お金を出して買わせてくださいということで、お売りする。お客さんにつないでいただいて、品物が持つべき人の元へと渡った実感あり。よかった。この日はネグ君もまた来てくれたり、fragrantのカオリさんが来てくれたり、楽しかった。18時にカレンダーのウェブショップ販売開始。早速動く。この日はけっこう暖かかったし、お客さんも多かった気がする。疲れたけど気持ちの良い日。

閉店後、本の発送。スーパーで飲み物を買い、段ボールをもらう。店に戻り、少しCDR焼く。その後、在庫整理作業。ちょっと片づけるくらいかなと思っていたけど、予想以上に時間がかかった。

台車を押しながら、23時半頃帰宅。疲れた。シャワーを浴びて、田中小実昌『また横道にそれますが』読み始める。善通寺に『こみちゃん』という店名の腰掛があった、との記述が。腰掛というのは非常に席数の限られた小さな居酒屋の、香川特有の俗称だと何かの本に書いてあった(何の本だったか思い出せない)。高松にも、シティホテル向かいの建物に『腰掛 つたや』という看板がまだ残っている。こういうのもいつ取り壊されるかわからないから、写真に撮っておいたほうがいいだろうな。


08日(日)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を準備し、洗濯物を干す。少しだけ読書。

家の近所のマンションにて出張買取。最近に出た&Premiumやクウネルなどライフスタイル雑誌多め。その場で査定してお支払いする。

店まで行き、荷物を降ろしてスーパーで買い物。その後少し片付け。アルバイトN君来て作業開始。

開店。開けてすぐ来られたお客さんが、アート関連や漫画など買ってくださる。「今日はいけそうだ」とだいぶ気が楽になった。在庫整理、アルバイトの人に作業してもらうための本の準備など。その後品出し。ずっと作業していてヘトヘト。

今日は早めに帰って映画を見る。

2025年12月5日金曜日

モノの中(2025年12月04~05日)

 03日(水)夜

閉店後、本の発送。帳簿付けやCDR焼いたりしていたらなんだかんだで時間が過ぎてしまった。

福岡のタイキさんのストーリーで、国分寺の純喫茶ニューアスカが閉店したことを知る。ファンの方が公認で運営しているInstagramアカウントにも閉店とあった。一度行ったのは春ごろか。コントラストの激しい色彩の内装にも関わらず、不思議と居心地が良かった。

帰宅。風呂に入り、入沢康夫『詩の構造についての覚え書』続き読んで寝る。


04日(木)

朝9時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。少し読書。

外出。コーヒーやお菓子を買って店へ。開店。この日はひどく寒く、のろのろ作業。開店の投稿で、以前買い取ったマッチラベルコレクションの中に入っていたニューアスカのラベルをあげてみた。するとそれを見た、香川の純喫茶マニアの方が来店。ファイルをお見せして、喫茶店に関するいろんな話を聞かせていただく。足で稼いだ情報量がすごい。ニューアスカのInstagramを運営されている方ともお知り合いらしく、連絡をとっていただき、その方も今度YOMSに来てくださることになった。楽しみ。いろんなところにすごい情熱を持った方はいるもんだ。そういう方とのご縁を生むのはモノだし、モノの中に潜む物語や文脈に敏感でありたい。日々勉強。この日はあまり品出しはせず、ほぼ来年2月のイベントの告知に関する作業をしていた。夜、タイキさんが来店。9月末に久留米で会ったばかりだから、それほど久しぶりな感じはしない。今回はjawbreakerの来日ライブを見るために福岡から横浜まで行き、さらに横浜から香川までやってきたそう。車で、しかも高速使わずに下道で。タイキさんは基本高速には乗らないそうで、グーグルマップにピンを立てておいたお店や場所などをめぐりながら少しずつ移動している。高速乗ると途中にある面白いものを見逃す、と言っていた。タイキさんのお金やモノ、時間に関する考え方は話していてとても刺激になる。自分がわかった気になっていることの中に本当はまだまだ考えるべきことがあったのではないか、と思い直させてくれる。

閉店後、帳簿付け。この日は受け取った情報量がとても多く、考え事をしていたらいつの間にか23時を過ぎていた。こういう日は意外と売り上げも悪くない。

寒い中帰宅。シャワーを浴びて、『詩の構造』読み終えて寝る。


05日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、ひとつ用事。家に戻り、お弁当を用意してまどと外出。郵便局で本を発送し、南へ行く。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』続き読む。ここ最近小説になぜかのめりこめなかったけど、この日はいけた。ノートにドローイング描く。

開店。最初に雑誌や映画パンフレットの品出しと均一本の補充を進め、それからイベント広報に関する作業。チラシ配布に協力いただける施設が意外と多く、人間捨てたものじゃない、とバカでかい気持ちになる。この日は些末事福田さんとあかねさん、カンデラのあきちゃん、rocksteady平塚さんとporteのみさとさん、BOOK WEEKENDの篠原さん、ネグ君と友人知人がたくさん来てくれて楽しい一日。あきちゃんは売り切れていたドローイングzineを再納品してくれた。なんと、入荷の投稿をする前に3つ売れる。人気すごいな。

今日は帰って映画を見る。

2025年12月3日水曜日

いいもんだ(2025年12月01~03日)

30日(日)

閉店後、本の発送。疲れていたけど、少し休んで帳簿付け。その後絵の続きを23時過ぎまでやる。完成。

帰宅。シャワー。ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』読み終えて寝る。


01日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、家賃の振り込み、領収書の入力と整理、洗濯、お弁当の準備。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』少し読み進める。まどの新しい同人誌『採集』が届く。ウェブなどで発表した未単行本化の作品をまとめたもの。今回は300冊印刷していて、まずはYOMS店頭で販売、その後今月14日に行われるZINEフェス大阪と来年2月のコミティアで販売されたのち、YOMSウェブショップで通販という流れ。世界堂のウェブショップで画材を注文。久しぶりにカラーインクを買ってみた。

外出。スーパーでコピー用紙を買って店に行く。開店。発送準備など進める。砂古口さん来て、少しお話。元気の出る言葉をかけていただく。来年のイベントに向け連絡。ことさら出版さん来られる。奈良で出店があったようで、和歌山からフェリーで徳島へ行き、その後香川へとやってきたそう。『採集』をご購入いただいたほか、『Tさんインタビュー』と『十河進氏に訊く』もお渡しする。その後も『採集』への問い合わせが多いので、店頭へ出してみると、早速売れ始めた。まどの編みぐるみも売り切れ。羊雲のちえみさんも一つ買ってくれた。夜、ripple coffeeのマルさん来てくれてお話。今月また「深夜珈琲」をやるとのことで、出店することになりそう。マルさんの考える出店者の組み合わせはいつも面白い。その後入れ替わりな感じで大海さん来て話す。この日はいろんなお客さんが来てくれて楽しかった。

閉店後、帳簿付け。Mississippi RecordsのBandcampでNYPになっているブルースのコンピレーションアルバムをCDRに焼く。その後、作業部屋で絵の改良。加筆して向きを変えて完成。

帰宅。風呂に入って寝る。


02日(火)

朝8時前に起きる。また咳が出る。窓を開けてみると霧がすごい。朝のフェリーは欠航だろう。洗濯物を取り込み、ネジマキネコさんにもらった柿を食べる。

まどと南へ行く。入沢康夫『詩の構造についての覚え書』読み始める。ノートにドローイング。

まどと別れて店へ。Bandcampでウィッシュリストに入れていたNYP音源をCDRに焼いていく作業。昼ご飯は田舎さんでカツ丼(600円)。八百屋で野菜やミカン、焼き芋を買う。焼き芋は胃腸に良い気がする。帰ってまたCDR。

外出、某所で来年のイベントに向け会場を予約するための申請書類提出。無事受領。ナルホドで筆とガッシュを買う。

作業部屋で絵の続きを2時間半ほどやる。CDRに焼いたフィールドレコーディング音源や、OPNなど聴きながら。いい感じ。最近は絵を描く時間が割と取れている。キャンバス1枚完成。

まどと合流し、久しぶりにraiさんで晩ごはん。生春巻き、牛肉焼いたの、ビーフン、ポテト。どれもおいしい。ビール飲む。

帰宅。ロベール・アンリコ『冒険者たち』、曽根中生『色暦女浮世絵師」見る。後者は曽根中生の第1回監督作品。時代劇でロマンポルノだけど、音楽がバッハ。カット割も妙な間合いで、B級ホラーを見ているような感覚に陥る。

2週連続でゆっくりと定休日を過ごすことができて、良かった。最近はあまり県外に出ていないけど、近場で過ごすのもいいもんだ。


03日(水)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べて料理。春菊のおひたし、根菜の煮物、ポークジンジャーを作る。ポークジンジャーはまどから教えてもらったレシピを参考にして、玉ねぎをすりおろし、はちみつも入れた。コーヒー飲みつつ、『詩の構造』続き読む。手元に置いて、折に触れて見返したい本。

外出。八百屋でみかん買う。CDRを買いに初めて丸亀町のドン・キホーテに行くが、DVDRとBlu-rayしかなかった。近くの電気店で購入。

開店。発送準備、品出しなど。竹浪音羽さんのドローイング作品集が届く。竹浪さんは初めて会った時から作風がかなり変化して、最近は柔らかな色彩の色鉛筆(おそらく)画。早速ウェブショップに登録し、店頭に出す。ORGASMの遠藤さんより、送ったフリーペーパーの感想が届く。喜んでいただけたようでとてもうれしい。ほか、来年イベントの連絡。今まで自分が関わった企画とは規模が違うので、広報に関してはわからないことだらけ。たくさんの人に来てほしい。

今日はこれから少し絵を描きたい。




2025年11月30日日曜日

ふつうの日記(2025年11月28~30日)

27日(木)夜

閉店後、本を発送。フリーペーパーを印刷しつつブログを更新する。

帰宅、風呂。ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』続き読んで寝る。咳がまたぶり返して、起きてしまう。無料公開中の楳図かずお『わたしは真悟』少し読んで寝る。


28日(金)

朝9時前に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。まどは10時から早速編集者さんとの打ち合わせ。『わたしは真悟』続き読む。『14歳』よりもだいぶ読みやすく感じる。

外出。ミカン買う。作業部屋からキーホルダー作りに使うパーツを取ってくる。

開店。原マスミさん来てくださる。今年の6月頭にゴールデン街のBILLYというバーで偶然居合わせてショップカードをお渡ししたのだけど、覚えていてくださっていてありがたい。神戸から広島に向かう途中(といっても、高松へ行くのはかなり迂回することになるが)とのことだった。この日は店の作業もいろいろやった。品出しはあまりできず。受託商品関連の連絡。プリンタインクの注文。ORGASM最新号届き、お金を振り込み、火曜に入荷した高松工芸高校美術科の生徒さんたちが作った雑誌『F』と共に品出し。今回のORGASMには『映画をつなげて見るブログ』の川田さん(YOMSの常連でもある)も文章を書いている。十河さんと高縄さん、そしてORGASM遠藤さんにもフリーペーパーを発送。夜は発送準備。

閉店後、本の発送。店に戻って帳簿付け。今後の絵の活動について考えていることを文章にしてみる。

帰宅。シャワー。『わたしは真悟』続き読んで寝る。


29日(土)

朝8時に起きる。空気が乾燥していて起きるとのどが辛い。朝ごはんを食べ、お弁当の用意。まどと外出。作業部屋に行って絵の続きをやる。

開店。発送準備など進める。一箱入れ替え。来年のイベントに向けてメール連絡など。夜になると疲れてほとんど何もできなかった。『わたしは真悟』読み終える。真悟のロボットゆえのひたむきさが泣ける。こんなに新潟が主要な舞台になっているとは思わなかった。佐渡で人間同士の殺し合いが始まっていた。

閉店後、本を発送してすぐに帰る。風呂。井上梅次『黒蜥蜴』見る。原作江戸川乱歩、主演京マチ子。ミュージカル調(音楽は黛敏郎)でテンポは非常に軽快、乱歩色薄めだけど楽しいエンターテイメント作。

12時頃、早めに寝る。


30日(日)

朝8時に起きる。ご飯を食べながら、勅使川原宏『東京1958』『動く彫刻 ジャン・ティンゲリー』続けて見る。前者は正確には勅使川原の単独作ではなく、羽仁進や荻昌弘らも含むグループで海外の映画祭に向け製作されたもののようだ。フランス語と英語のナレーションをバックに1950年代末の東京をスクラップブック風に、エキゾチシズムをまぶしつつ表現。コンクレート風の音楽が面白い。後者はティンゲリーが南画廊で行った個展を追ったドキュメンタリー。ナレーション原稿は大岡信、音楽は一柳慧。

お弁当の準備、洗濯物の片付け。まどと南に行き、『モノからモノが生まれる』続き読む。ノートにドローイング。100均で消耗品買い足す。

開店。発送準備をしようと思ったらプリンターのインク切れ。注文したインクカートリッジは店でなく家に届いていて、仕方なく発送をあきらめ、品出しや均一本の補充を進める。ネジマキネコさん来られて、BOOK WEEKENDについての話など。この日も夜にひどい疲れ。風邪のせいで体力が落ちているようだ。運動しないと。Photoshopで1枚絵を描いた。

今日はこれからどうしよう。

2025年11月27日木曜日

ゆっくり休日(2025年11月25~27日)

24日(月)夜

閉店後、ブログを更新して帰宅。

ギヨーム・ブラック『リンダとイリナ』見る。40分ほどの短編だけど、2人の女の子の、当人たちにとってはなんてことないのかもしれないけど、シビアな日常に打たれる。あまりにも悲しい。なんとなく『ワンダ』を思い出す。

風呂に入り、布団の中で後藤明生『夢かたり』読み終えて寝る。早朝に目が覚め(風邪をひいていた時、咳でこのくらいの時間目が覚めていたのが癖になっているのだろう)、ペーター・ツムトア『建築を考える』少し読んで寝る。


25日(火)

朝起きて、少しノートにドローイング。今日は定休日、仕事をできるだけやらないようにしようと決める。朝ごはん。まどと南に行き、『建築を考える』読み終える。

建物によって私たちが作り出す意味のつながりは、想起のプロセスを尊重していなければならない。ただし、思い出されたものは、一本の線の終着点のようなものではない、と『見るということ』のなかでジョン・バージャーが述べている。「思い出す行為のなかにはさまざまな可能性が入りこみ、合流している。イメージ、雰囲気、形、言葉、記号、比較などが、そこに至る道を開いていく。歴史的、審美的、機能的、日常的、個人的、感情的といったさまざまな観点から同時に観察できるようになるには、作品を中心として、そのまわりに放射状システムが築かれていなければならない」(p17-18)

まどと別れて、自分はソレイユへ。三宅唱『旅と日々』見る。原作はつげ義春の『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』。河合優実の出ている映画を始めて見たけど、いい感じだ。波が迫ってくるシーンがとても不穏かつ瑞々しい。雪景色を見ると落ち着く。なんだそりゃという感想だけど、和やかな気持ちになった。

うえまつ食堂で中華そば。ミニシアターで映画を見た後、個人経営の食堂にすぐ立ち寄れる幸せを噛み締める。近くの八百屋でみかんと焼き芋を買う。

店へ。みかんと焼き芋を食べ、レジのパソコンで作業。ノートに描いたドローイングを写真に撮り、Photoshopで切り抜いて小さな部品にしていく。こつこつ単純作業。

まどが店にやってきて、一緒に帰る。今日も無印の養生鍋。準備はまどがやってくれることになり、済東鉄腸『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』読み始める。ルーマニアや旧ユーゴスラビアの映画についても書かれていて面白い。人間はどんなきっかけで秘めたバイタリティーを発揮するかわからない。ご飯を食べ、風呂に。読書続き。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』も読み始める。


26日(水)

朝8時に起きる。この日は朝ごはんとお弁当の準備をして早めに外出。酒屋でビール、ガソリンスタンドで灯油を買い足す。そろそろストーブの時期だ。体が思うように動く喜び。

開店。この日は発送件数が多かった。受託商品に関する連絡なども。まどかさん来てくれて、映画の話。『旅と日々』のほか、イオセリアーニ、ベルイマンなど。

ju seiの新作アルバム『申』のLPを品出し。アルバムとしては14年ぶり(!)のセカンド。せいさんと淳一郎さんと知り合ってもう長い。結婚記念パーティーでもライブをやってもらった。その時はまさか自分の経営する店でju seiの音源を扱うことになるとは思っていなかった。ライブで聞いたことのあった曲も全く違うアレンジになっていて驚かされる。電子音のテクスチャーも今日的で、淳一郎さんとはそれほど普段音楽の話はしないけれど、いろいろ研究しているんだろうなと思わされた。先が読めない展開にも関わらず、後味はポップとしか言いようがないのはすごい。待った甲斐のあるアルバム。

閉店後、本の発送。『十河進氏に訊く』を印刷しつつ、Photoshop作業続き。Photoshopひと段落ついたので、コラージュも作ってみる。とりあえず1つできた。

帰宅。シャワーを浴び、読書。『千葉ルー』読み終えて寝る。


27日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。まどと南へ行く。ノートにドローイング。ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』読み始める。とても面白い。ツムトアの本もだけど、最近は小説よりも建築やデザイン、哲学の本などから強い印象を受けることが多い。論理とひらめきのバランス(←これも適当に書いていますが)がちょうどいいのだろうか。

作業部屋へ行き、一旦完成させてキャンバスを塗りつぶす。

開店。この日は品出しに精を出す。在庫整理、来年のイベント関連の連絡、発送準備なども。ミャンマーの音楽をかけていると、先日ミャンマーへ行っていたというお客さんが声をかけてくれる。以前開催した、村上巨樹さんのミャンマー音楽トークにも来られていたとのこと。やはり政情は未だ不安定のようで、ミャンマーを出たいという人もとても多いそう。そのお客さんは日本語講師になるべく行き来しているそうだ。

本を発送して帰ります。雨が降ってきた。

2025年11月24日月曜日

風邪、10年(2025年11月15~24日)

14日(金)夜

閉店後、本の出荷。帳簿付けをやり、ブログの更新。帰宅。シャワーを浴びて、『ハードスタッフ』12号続きを読んで寝る。

今日みくさんが燦庫で企画した『パーティーガール』上映会に、YOMSで扱っている映画zine”ORGASM”にも寄稿している徳島県阿南市在住の映画フリーク、川田さん(YOMS常連でもある)と一緒に行った。上映開始までの間、そういえば川田さんは小西さんのことを知っているのだろうか?と思い、『ハードスタッフ』を見せると「えっ何これ?めっちゃすごいやん。北島にこんな人いんの?」と言っていた。全然知らなかった様子。こういう瞬間の積み重ねが大事だ。


15日(土)

朝8時に起きる。まどもこの日は早起き。朝ごはんを食べてお弁当の準備。はまぐちさくらこからもらったコーヒー豆を挽き、工藤冬里さんの器で飲む。おいしい。『ハードスタッフ』ようやく読み終える。濃密な記事ばかりで読み応えがあった。昨年小西さんと初めてお会いして『Tさんインタビュー』を渡した時、小西さんはすごい速さで目を通し、「あなたのやっている「これ」に何か名前をつけて、周りの人に広めなさい。同志を増やしなさい。一人でやれることには限界があるから」と、初対面にも関わらず非常に具体的なアドバイスをくださった。

開店。昨日SさんTさんへ送ったPDF、ミスがあったので修正して再送。品出し、発送準備。CDR少し焼いたりもする。

閉店後、本の発送。帳簿付け。キャンバスの続きをやり、帰宅。風呂、寝る。


16日(日)

朝8時に起き、ご飯を食べてお弁当の準備。

外出。この日はSANUKI X GAMEという商店街各所を回遊する形のゲームイベントが行われ、YOMSも会場のひとつになっている。設営があるため早めに店へ。スタッフの方とゲームクリエイターの方が来られて、準備を始める。事前に片付けもしておいたので、それほど時間はかからずに済んだ。

早めの開店。イベントのことも周知が行き届いているからか、さっそくお客さんが来られる。意外だったのは、いつものYOMSのお客さんもけっこうゲームをやっていくことだった。新鮮な気持ちになる。

しかし、13時前頃から体調悪化。熱を測ってみると37.7度。朝もだるかったけど、平熱だったのに。スタッフの方に連絡し、ゲームをルヌガンガのほうに移してもらい、店を閉めさせてもらう。申し訳ないです。

日曜で病院も開いてないし、帰宅。ひたすら寝る。夕ご飯にまどが養生鍋を作ってくれた。


17日(月)

朝8時に起きる。鍋の残りを食べる。熱は平熱まで下がった。

外出。薬局で抗原検査キットを買い、店で試す。陰性。よかった。その後、場所下見。良い具合にいけそう。

帰宅。昼ごはんを食べながら、日本映画NETで配信されている草野なつかさんの『王国(あるいはその家について)』見る。演技/映画のフレームがぐらぐら揺るがされる作品。スクリーンでも見たい。

後藤明生『夢かたり』、レコード・コレクターズ2000年03月号『セルジュ・ゲンスブールと女たち』少しずつ読み、ひたすら寝た。


18~20日(火~木)

ずっと寝ていた。朝は平熱だけどすぐ熱が上がる、その繰り返し。18日にレココレ読み終える。20日にジャック・ベッケル『幸福の設計』、エルンスト・ルビッチ『天使』見る。頭の回転が鈍っているので、わかりやすそうな映画を選んだ。

些末事福田さんより、荻原魚雷さんが高松来てるから一緒に飲みに行かないかとお誘い入るが、行けず。すみません。


21日(金)

朝8時半頃に起きる。平熱、今日はいけそう。少し早めに店に行き、掃除や片付け。ゲームイベントの時にどかした本がそのままになっていて、元に戻す。ずいぶん時間が経ったな。

開店。アルバイトMさん来て支払い。平日にも関わらずお客さんが多くうれしくなる。海外からのお客さんは少ない。風邪で寝込んでいる間に日中関係がいきなり冷え込んでしまった。発送準備進める。YOMSで好評だった山東京伝現代語訳冊子を作った丗界さんが、無事第一志望の大学に合格したと報告しに来てくれる。うれしい。大学は都内中心部で、古本屋にも寄りやすそうだ。ネットで梱包材や灯油タンクを注文する。

閉店後、すぐに帰宅。風呂に入って寝た。夜になると咳が辛い。


22日(土)

朝7時半に起きる。東京から香川に引っ越して10年が経った。今は満身創痍だけど、好きな仕事で何とか生きれてて良かった。運が良かったし、周りの方々に恵まれていたと思う。

ご飯を食べて、咳が辛いのもありまた病院へ行く。ちょっといろいろ思うところあり、もうここへ来るのはやめにしよう、となった。

帰宅、お弁当の用意。後藤明生『夢かたり』続き読む。朝鮮での話が多い。

開店。この日は品出し少しやり、昨日届いた受託商品のお金の振り込み。夜に『十河進氏に訊く』を少しレイアウト調整、BASEにPDFをアップロード。以前よりこの日記に書いていた「TさんSさん対談」とはこれのことで、出版社・玄光社で数々の雑誌の編集に携わり、映画や文学に造詣の深い十河進さんのもとへ、『Tさんインタビュー』のTさんこと高縄洋さんと自分とで話を聞きに行ったもの。十河さんは高松高校で高縄さんの1年先輩、よくお2人で映画や小説についてのお話をされているそうだ。雑誌編集時代の大林宣彦、岡本喜八、加藤泰など映画関係者との思い出もとても興味深い内容。お話を伺ったのは7月末で、だいぶ時間がかかってしまったけど、なんとかまとまって良かった。
(↓こちらでPDFが購入できます)

ちょっと集中しすぎたのか具合が悪くなり、早め(といっても15分程度)に切り上げて帰る。帰宅する頃には、なぜか体調はましになっていた。シャワーを浴びて早めに寝た、気がする。


23日(日)

午前中は少し本を読んだような。あまり覚えていない。まどは昨日こんぴらさんに行って足が痛い様子。

開店。この日は前日の分の帳簿付けをやり、品出しを熱心にやる。来年2月に行うイベントの詳細について諸々連絡など。みくさん来てくれて、こないだ行ったという金沢の感想など聞く。鈴木大拙館良かったらしい。金沢おでんもおいしそう。weave来月の上映会のチラシをお預かりする。夜、栗金商店の2人来る。堀金君と映画の話など。堀金君はInternational AnthemよりリリースされるJeff Parker(TortoiseやIsotope 217の方)のremix LPに曲が収録されることになったそうで、大変めでたい。すごいことだ。

閉店後、本を発送して帰宅。『夢かたり』続き読んで寝る。


24日(月・祝)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べながら、ギヨーム・ブラック『宝島』見る。堀金君から「アマプラに入ってるのもうすぐで見れなくなりますよ」と教えてもらったのだった。限られた範囲の舞台で、ゆったりとした時間の中でたわむれる人もいれば、生活の苦しさも吐露する人もいる。様々なルーツを持つ人々が行き交う時間や空間の推移を見せていく。素晴らしかった。洗濯、掃除。

開店。BASEでもブラックフライデーの何か(よくわかっていない)が始まっていて、ウェブショップの商品が売れている。品出し、昨日の分の帳簿付けなど進める。この日は丸亀の大竹伸朗展が最終日。徳島からハードスタッフ小西さんやソラリスの瀬尾さん、愛媛から髙本さんが来てくれる。丸亀から割と離れているというのについでに寄ってくださるのはありがたいことだ。小西さんに『十河進氏に訊く』を渡すことができた。来年2月のイベントに関してもアドバイスをいただく。

明日はゆっくりできそう。風邪では寝ててもゆっくりできたとは言えない。

2025年11月14日金曜日

動き始める(2025年11月11~14日)

10日(月)夜

閉店後、スーパーに寄って帰宅。風呂に入り、ビール飲みながらフェデリコ・フェリーニ『アマルコルド』見る。名作とされているものでも見ていないものがたくさんある。


11日(火)

朝8時半頃に起きる。定休日。朝ごはんを食べ、洗濯。筋トレ。

1人で南へ行き、読書。ガストン・バシュラール『空間の詩学』読み終える。まどが合流したタイミングでおかわりし、雑誌『ハードスタッフ』12号読み始める。『ハードスタッフ』は徳島県北島町在住の小西昌幸さんが制作されていて、この号は関西のパンクシーンで大きな役割を果たした林直人の追悼号。長い交流の年月と資料の蓄積の成果が凝縮されている。

まどと『おなじみ』に行くが、臨時休業。チャローさんでエビと卵のカレーを食べる。まどとお互いに進めている原稿を見せ合う。良い時間。

アルバイトMさんがやっている小さな古書店『カクエキテイシャ』に行く。単身用のワンルームアパートだけど、不動産屋さんと大家さんと交渉して、古物商登録と商品の販売とともに問題なくやれているそうだ。まどはみんぱくの広報誌を数冊購入。自分は治水関係の遺構をまとめた本を買った。

まどは綾川のイオンまで『もののけ姫』を見に行き、自分は店へ。Bandcampで無料ダウンロードできる音源をCDRに焼く。インダストリアル系の音。

作業部屋で絵の続き。偶然、小西昌幸さんから電話。偶然とは言っても、実は小西さんとは来年少し協働して進める予定のことがあり、自分も改めて連絡を取ろうかと思っていたところだったのだ。絵は途中までは全然うまくいかず、むしろ後退していたけど、粘り強くやっていたら良いふうに転がってきた。

スーパーに寄って帰宅。この日の晩ごはんは鍋、具材を切ってまどの帰りを待つ。先週は無印の『辛い養生鍋』を作って、今回はふつうの『養生鍋』。辛いほうが好きかもしれない。途中で豆板醤を入れた。

洗い物をして、ピエトロ・ジェルミ『刑事』見る。クライマックスで犯人側の人間の泥臭さ、どうしようもない人間の悲哀が解き明かされる。ためにためてからの展開が気持ちよい。序盤の階段を活かした構図も良い。

風呂に入り、『ハードスタッフ』続き読んで寝る。


12日(水)

朝8時半に起きる。空が曇っていて暗い。洗濯物を中に入れておく。朝ごはんを食べ、まどとまた南へ。『ハードスタッフ』続き。林直人追悼特集に次いで収録された、印刷やタイポグラフィに関する鼎談も非常に面白い。

開店。TOKYO ART BOOK FAIRのチラシとインビテーション届く。東さんありがとうございます。自分は現地には行けないので、インビテーションは香川から行く予定の人がいたらあげようかと思う。大阪・LVDB BOOKSの上林さん来てくれる。上林さんは今までいろんな場所で居合わせたことはあったけど、お話するのは初めて。この日は丸亀に泊まるそうで、これから競艇に行くと言っていた。競艇場は西日本に多いそうだ。発送準備など進める。夕方には横須賀から朝田翔一郎さんとえりかさん来てくれる。2人とも店をすごくほめてくれて、とてもうれしい気持ちになる。神戸のADAMAY Publishingに追加納品をお願いしていた”FANDOM MOVIE NOTES"を品出し。自分も1本映画についての文章を書かせてもらった。店頭買取1件。

閉店後、帳簿付けをして早めに帰る。昼過ぎあまり体調が良くなかった。ホットレモンを飲んで早めに寝た。


13日(木)

体調回復。朝ごはんを食べ、まどに髪を切ってもらう。シャワー。お弁当の準備。

まどの『怪獣を解剖する』上下巻の6刷が決定。めでたい。コミックビーム30周年記念企画でも対象作品となり、全国の一部書店で購入すると単行本カバーのイラストを素材にしたステッカーが特典としてついてくるそうだ。

開店。店頭買取1件。2月の件、日にちが決定。早速関係する方々へと連絡。今まで自分の関わったどの企画とも違う雰囲気のものになりそう。緊張するけど楽しみ。夕方からは対談のillustrator原稿作り。はまぐちさくらこが来て、久々にいろいろ話す。善通寺でグループ展とライブペイントがあるらしい。自分の今後の活動に関するアイディアを話したら面白がってくれて、うれしかった。原稿作業は細かい調整が必要で難しいけど、かなり進んだ。9割5分完成。閉店時間を過ぎてからも原稿。21時以降に来てくれたお客さん、たくさん買ってくれてありがたかった。今まで惰性で終えていなかったスマホのタッチ決済の設定をする。あっけないほど簡単に支払処理が完了。

24時前に帰宅。まどが奥田さんとメグさんと作業通話していて楽しそうだ。シャワー浴びて、『ハードスタッフ』少し読んで寝る。


14日(金)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。まどと南に入り、読書。『ハードスタッフ』続き。小西さんは安東ウメ子と共に伊福部昭記念碑を訪れたことがあるらしい。いろんな瞬間に立ち会っている。作業部屋へ行き、絵の続き。もう少しで完成しそうだ。

開店。以前出張買取でお伺いした分の支払い。在庫整理作業をする。少しだけ品出し。徳島の川田さん来て、いろいろ話す。まだここには書けないが、次の号が楽しみになった。

まどに店番を代わってもらい、川田さんと燦庫へweaveの上映会に行く。『パーティーガール』4Kレストア。Pal JoeyやDeee-Lite、Ultra Nateなどのキックがゴンゴン鳴る90年代前半のNYハウスがたくさんかかってて楽しかったし、普段自分が見る映画とも毛色の違うのが見れて良い機会になった。川田さんは自分の趣味にもろにはまる作品だったようだ。

川田さんと店に戻り、交代してさらにいろいろ話す。ネグ君来て、こないだ山口県の萩まで旅行に行ってたようなのでその話など聞く。配布されていたというマップを見せてもらったけど、歴史のある場所が多く残っているようだ。夜には堀金君と平尾君が来て、また話す。原稿作業続きをやり、SさんTさんへPDFを送る。2月の件についてもいろいろメール。だんだんと忙しくなってきた。

今日はもう帰ります。

2025年11月10日月曜日

流れにまかせて(2025年11月09~10日)

08日(土)夜

閉店後、本を発送。SさんTさんの対談記事の編集をやる。途中からかなり話題がいろんな方向へ飛んでいるので、まとめるのが難しい。さきいかをつまみにワンカップ大関飲む。うまい。帰宅。シャワー浴びて寝る。


09日(日)

朝9時前に起きる。また寝坊。外は雨、洗濯物が濡れた。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。コーヒー飲みながら少しだけガストン・バシュラール『空間の詩学』続き読む。筋トレ。店へ行き、在庫整理やる。

開店。この日は品出しをしつつ、CDRを焼いたりする。夜は対談記事の編集続き。とりあえずまとまり、お2人へ送る。OK出れば次はデータ作成。昨日も来た韓国の全州からのお客さん、2冊買ってくれる。大学で現代美術を学んでいたそうで、新潟にも越後妻有トリエンナーレを見に行ったことがあるらしい。左腕に大きな虎のタトゥーが入っている。韓国には高松みたいにこんなたくさん本屋さんはないですよ、古本屋は特に少ないです、みんなネットで買ってますね、と言っていた(日本語が上手だった)。楽しくお話できてうれしい。一日雨が降りそうで降らない微妙な天気だったけど、売り上げはなんとかなった。

最近は浅田さんからの紹介でoar press、ヒマさんからの紹介でDOOKSと、店でアート関係の発行物を扱うことが増えている。自分は以前から変わらず絵を少しずつ描いてはいるものの、活動は現代美術のフィールドからどんどん遠ざかっていく気がしてならない。しかしあまり自分はこうだと決めつけず、流れにまかせていこうと思う。

閉店後、本の発送と帳簿付け。作業部屋で絵の続き。歌謡曲のシングル盤をゆっくり聴いたりもする。良い時間。あさっての定休日は集中して絵が描けそうだ。

ルクスに柿を差し入れして帰宅。疲れてそのまま寝てしまった。


10日(月)

朝8時に起きる。やっぱりこの時間くらいには起きたい。朝ごはんを食べ、お弁当の準備。筋トレ。

南へ行く。まどはこの日にネーム?を提出しなければいけないようで忙しそう。『空間の詩学』続き読み、児島青『本なら売るほど』2巻読み終える。主人公の古書店主よりも、古書店に来るお客さんの人間ドラマに中心が移ってきているようだ。

作業部屋へ。絵の続き。民謡のレコードなど少し聞く。徳島のAVスポットフジで買った祖谷の民謡のレコードはとても素朴で良い(片面は現代的なアレンジの新民謡だけど)。

開店。品出しを進めつつ、CDR焼く。ヒマさん来てくれて、お互いの近況を赴くままに話す。ヒマさんとゆっくり話すのもだいぶ久しぶりで、とても良い時間になった。年内は韓国と東京のアートブックフェアに出店されるそうで、相変わらず忙しそうだ。佐賀の波佐見焼の話を聞く。調べてみると北欧ぽいかわいいデザインのものも多い。昨日送った対談テキスト、お2人からOK出る。なんとかまとまりそうで良かった。今週中くらいにデータ完成を目指したい。以前選書のご依頼をいただいた、大阪の古川さんとやり取り。バタバタしていて返信が遅くなってしまい、申し訳なかった。早速お振込みいただき、明日あさってあたりに発送する予定。

東京からやってきた澤田詩音さんから、フリーペーパー?『幽霊通信』をいただく。澤田さんは『幽霊部員』という不定形のアートコレクティブ?をやっていて、今回は高松に住む大川原さんが参加するユニット『ぼくらとみんなは生きている』のパフォーマンスが週末行われた関係で香川へと来ていた。幽霊部員の活動は以前からSNSで見て気になっていたのでうれしい。

今日はもう帰って、映画見ます。

2025年11月8日土曜日

終わってない(2025年11月06~08日)

05日(水)夜

閉店後、本を発送してルクスに行く。大三君と宮脇さんがいた。宮脇さんが「明日も瀬戸芸関係で朝6時半から撮影だ」と言うので「瀬戸芸って、終わってからも忙しいんですね」と言うと、「いやまだ終わってないよ」と言われる。こないだの三連休で終わったと思っていたけど、今週末9日が最終日だったようだ。自分の意識の低さに呆れる。前回の日記の3日の部分で「瀬戸芸2025もこの日で終了」と書いてしまったけど、戒めとしてこのまま残すことにする。勝手に終わらすな。大三君から、こないだ長崎の五島列島に行ってきた話を聞く。隠れキリシタンに関する調査のようで、特にコーディネーターの人もいない単独行動だったそう。神戸にSkllirexが来るようで、宮脇さんやまいちゃんが行くらしい。

帰宅。シャワーを浴び、田中英光『空吹く風/暗黒天使と小悪魔/愛と憎しみの傷に』続き読んで寝る。


06日(木)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯。お弁当の準備。この日は筋トレできず。外出、レターパック買う。南へ。田中英光読み終える。郵便局で本の発送。

日本映画ネットで明日から草野なつかさんの『王国(あるいはその家について)』が配信開始になるようだ。以前からどうにかして見れないものかと思っていた映画なのでとてもうれしい。タイミングが合いさえすれば、できるだけスクリーンで見たいけど。

開店。品出しなど進める。最初はまずまず調子良かったが、なんだか夕方くらいから気分がだれ始める。次にやるべき作業がすぐイメージできずに時間が過ぎてしまった。元ten to senの杉浦さんから、雑誌や本の寄付をいただく。ありがたい。次の転居先も決まったそうで、少しお話した。ほか店頭買取2件。

スーパーに寄って帰宅。TSUTAYAディスカスで借りたCDやDVDが届いていた。早速、ジョン・フォード『捜索者』見る。景色も登場人物も雄大。シャワーを浴びて、ガストン・バシュラール『空間の詩学』読み進めて寝る。


07日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べてひとつ用事。読書続き。ヨーグルト、柿食べる。お弁当の用意をして作業部屋へ。少しキャンバスの続き。ノートに描いたドローイングから形を引っ張ってきて、キャンバスに描いてみる。それまで描いた絵を気にせずに形を置いて、バランスを崩すきっかけを作る。

開店。品出し、均一本の補充など。店頭買取1件。この日は借りたCDを焼いたりもした。なんかあっという間に終わった。

12月9日に、また2時間ルクスで選曲させてもらうことにした。どんなのをかけようか。以前ハップさんとやった時のとか、BOOK WEEKENDでやった時のとかも混ぜたい。

閉店後、本を出荷し、スーパーでお酒を買って作業部屋で読書。塔和子『今日という木を』読み終え、『空間の詩学』続き読む。帰宅、シャワー浴びて寝る。


08日(土)

朝9時前に起きる。寝すぎた。朝ごはん食べながらフィリップ・ガレル『内なる傷跡』見る。ニコ主演。神話的なモチーフが行き交う作品で、納豆ご飯を食べてはいるけどおごそかな気分になる。洗濯、お弁当準備。柿食べる。店に行き、買い取った本の整理。

開店。この日は店頭買取2件。どちらもかなりありがたい内容。早速品出しを進めていく。合間にCDRを焼いた。夜に頭痛。明日は雨の予報。なんだか熱燗を飲みたい気分になってくる。

2月に予定している件が少し動く。来年はかなり忙しくなりそうだ。

今日はこれからSさんTさん対談の詰め作業。

2025年11月5日水曜日

冬に向かって(2025年11月03~05日)

02日(日)夜

閉店後、帳簿付けをやり、音楽をいろいろ聴く。23時前に帰宅。シャワーを浴びて、はちみつヨーグルトを食べる。うまい。田中英光『空吹く風/暗黒天使と小悪魔/愛と憎しみの傷に』続き読み、ガストン・バシュラール『空間の詩学』読み始める。

「ことばを予知しがたくすることは自由をまなびとることではないか。」(『空間の詩学』p24)


03日(月・祝)

朝8時半に起きる。また寝坊気味になってきた。朝ごはんを食べ、洗濯物を干し、お弁当の準備。外は晴れているが風が強い。コルトレーン聴く。コーヒー飲みながら田中英光続き読む。筋トレ。外出。店に行く途中もコルトレーンの『アセンション』を聴いた。青空の下で聴くと気持ちがいい。

開店。この日は3連休最終日、瀬戸芸2025もこの日で終了。品出しなど進める。辻さんが来て、TAKAMATSU ZINEの追加分を納品してくれる。半空の岡田さん久しぶりに来てくれて、そのすぐ後、半空でも働いている外海書房の中川さんが来た。夜は税務署に提出する書類の準備。そんなに頻繁にやるものでもないので、いつもやり方を忘れている。払った給料をとりあえずまとめた。

閉店後、本を発送し、スーパーでビールを買う。作業部屋で飲みながらKim Longinotto & Jano Williams "Eat The Kimono"見る。1989年に製作された花柳幻舟のドキュメンタリー。花柳の「着物に食われるんではなく、着物を食ってしまわなければいけない」という発言(タイトルにもこれが反映されている)が印象的。秋田の山奥の温泉地での興行シーンも良い。スタッフのTシャツが白地に赤のバックプリントのみなのが熱い。

帰宅。ヨーグルトを食べてシャワーを浴び、本を読んで寝る。


04日(火)

朝8時に起きる。久しぶりに用事らしい用事のない定休日でわくわくする。天気も良い。朝ごはんを食べ、筋トレ。まどと南へ行く。田中英光続き読む。昼ごはんはそば。自分はおいなりさんも食べる。ちょっと足りなかったので、後でアップルパイをおやつに食べた。

午後は7月末に録音して半分ほどが完了していた文字起こし作業の続き。集中してやれるのも久しぶり、しかしもう1日くらいかかるだろう…と思ってたら、意外と早く進み、完了してしまった。ものすごい解放感。

無印やスーパーで買い物をして帰る。料理。無印で買った『辛い養生鍋』という鍋つゆを使い、今シーズン初めての鍋を用意。この鍋つゆは漫画家/イラストレーターのコルシカさんがinstagramのストーリーに載せていて知った。本当は辛くないやつなのだけど、この日行った無印には辛いほうしかなかった。しかしこちらで正解。とてもおいしい。食べた後にさらに中華麺を入れてみたら、かなりいけた。お腹いっぱい食べた。

川島雄三『しとやかな獣(けだもの)』見る。脚本は新藤兼人。ポスターを見ると若尾文子と船越英二が大きく写っているが、伊藤雄之助と山岡久乃のテンポの良さと巧さが印象に残った。鈴木清順を思わせるような演出(そばをすする夫婦とゴーゴーダンスを踊るきょうだい、風に揺れるカーテン)も出てくるがこちらは1962年。登場人物のほとんど全員が悪人。様々な角度からバチバチに決まる構図、かっこいい。最初から最後までまったく後味の良くない話のはずなのに、引きこまれてしまう。

風呂に入って2本目、神代辰巳『かぶりつき人生』見る。1968年製作、原作は田中小実昌(ストリップ劇場の客として出演もしている)。こちらも、モラルやら何かが欠落している人物が多数登場。少し間延びした場面に流れる情緒的な空気にらしさを感じる。主題歌?の『男は男、女は女、みんなはみんな~』と歌っている曲はなんなのだろう。調べたけどレコードなどにはなっていないようだ。しかし劇場のシーンで流れるマンボは、中原昌也監修の邦画劇判コンピレーションアルバム『スクリーミング ア ゴーゴー』に収録されているようで、TSUTAYAディスカスでレンタルしてみる。このコンピには以前見て好きだった西村昭五郎『残酷おんな情死』や、『女囚さそり』シリーズの音楽も入っている。

文字起こし作業が終わり少し時間ができそうなので、映画DVDもレンタルして1時前に寝る。


05日(水)

朝8時に起きる。味噌汁を作り、昨日の鍋の残りをおかずにして朝ごはん。料理。卵焼き、小松菜お浸し、もやしとにんじんのナムル、豚の生姜焼きを作る。ヨーグルトを食べ、コーヒーを飲む。読書。昨日見た映画2本といい、田中英光といい、なんだかうらぶれている。冬に向かっている感じがする。

ここ最近ロマンポルノを積極的に見ているし、ストリップ劇場にも行ってるし、自分は普通のスケベな中年なんじゃないか、という気がしてきた。「いやこれは芸術だから」と弁解したところで野暮になるだけだ。そこがいいんだけど。

開店。昨日文字起こしした文章を一通り見直し、細かいところを修正。SさんとTさんのお2人へデータを送る。今年中には紙に起こしたい。発送がかなり溜まっていて、もりもりと進める。店頭買取は3件。Iさんが来られ、おととい戦前に発行された俳句の雑誌を処分したとのこと。買い取らせてほしかったが間に合わなかったか。家仕舞いや大掃除の時など、本が出てきた時にすぐ思い出してもらえるよう、もっと働きかけていかないと。

今日はこれから音楽を聴くか、絵を描くかする。

2025年11月2日日曜日

きちんと(2025年10月31日~11月02日)

30日(木)夜

スーパーに寄って早めに帰宅。まどは漫画家の友達と作業通話中。ビールを飲みながら読書、小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』読み終える。山岡明『カストリ雑誌にみる戦後史 戦後青春のある軌跡』続き少し読み、寝る。


31日(金)

二度寝したら、いつの間にか10時。外は雨が降っている。まどは10時に編集者の方と打ち合わせの約束をしていたようで、洗濯物を取り込んで通話を始めていた。朝ごはんを食べて、お弁当の準備。着替えて出ようとしたら、濡れた洗濯物から水がしたたっている。慌てて拭いたり絞ったり。外出。口座にお金を入れようとしたら、キャッシュカードなかなか読み込まず。どうもうまいこといかない。なんとか開店時間には間に合った。

開店。品出し、受託商品に関するメールなど。夕方ごろから雨は止み、お客さんも若干増えた。雨降りの一日だったけど売れてなくはなかった。

閉店。外に出るとハロウィンでコスプレ、ナンパ、見物、などしている若者が多く賑やか。ルクスで行われているリスニングイベントへ行く。現代音楽、電子音楽を中心に解説を交えながらいろいろ聞いていく。名前は知っていた音楽家のあまり知らなかった側面も解説で初めて知ったりできて、良い機会になった。

本を発送して帰る。今年夏に出雲の山中で記憶喪失の状態で目が覚めたというモヒカン姿の男性、ブログに経過を記録していたようで、読んでみる。一万円札が高いお札だというのは覚えていたとか、不意に以前見た景色がフラッシュバックしたりなど、記憶の欠落や再生に関する箇所がやはり印象的。

シャワーを浴びて、『カストリ雑誌』少し読み進めて寝る。


01日(土)

朝7時半に起きる。最近寝坊ばかりだったけど、この日はいつもの時間に起きれた。朝ごはん、お弁当の準備。

外出。まどと南へ。読書続き、ノートにドローイング。失敗しても、Photoshopで切り抜いてフリーペーパー用の素材に活用できると思えば気楽だ。まめに作りたい。

まどと別れ、酒屋へ飲み物の買い出しに行く。その後作業部屋の整理。思ったよりもスムーズに終えられて良かった。この日はアルバイトN君が来て作業。

開店。この日は店頭買取1件。品出し、均一本補充、発送準備。DOOKSより発行された平山昌尚さんの新刊作品集を出す。"For my child"という、子供とのやり取りから生まれた本を出版していくシリーズのうちの1冊のようだ。

閉店後、帳簿付け。スーパーで安くなっていた乳酸菌飲料とおまんじゅうを買って、店に戻り食べる。先月分の領収書を弥生へ打ち込む。なんだか気分が悪く、少し吐き気もする。午前中に南で買った深入りの珈琲豆の匂いがずっとしていて、酔ってしまったのかもしれない。

帰宅。シャワーを浴びて、本を読んで寝た。


02日(日)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、洗濯物を干し、お弁当の準備。ラジオ体操と腕立てやる。最近さぼっていたら、さすがに体がなまった。

まどと外出し、南へ。『カストリ雑誌』読み終える。著者は高知出身の方。田中英光についてけっこう書かれていたので、講談社文芸文庫の『空吹く風/暗黒天使と小悪魔/愛と憎しみの傷に』を読み始める。

開店。この日は品出し、発送準備など。福岡県の方から通販の依頼あり、梱包する。なんかあっという間に時間が過ぎた一日。DOOKS発行のSHOKKIさんの作品集を出す。SHOKKIさんの作品集は以前にも扱いたいと思ったことがあり、岡山でギャラリーOFをやっている行司君経由でSHOKKIの藤井さんから取り扱いに関するメールをいただいた。しかし、その時は扱うか決めかねて返信をしそびれてしまい、そのままずるずると時間が経ってしまったのだった。今回平山昌尚さん経由でDOOKSと連絡を取り、SHOKKIさんの作品集も扱わせていただくことになって、改めて藤井さんにメールでお詫びとご挨拶をしたのだった。こういうことはきちんとしなければいけない。

戦前は夜店でもSP盤のレコードが売られていたそうで、しかも売られていたのは有名な歌手や曲に名前を似せたレコードだったりもしたようだ。それらをまとめた『夜店レコード』というコンピレーションCDもある。とても気になる。

今日はこれからどうしよう。明日は瀬戸芸秋会期最終日。

2025年10月30日木曜日

寒い(2025年10月28~30日)

27日(月)夜

閉店後、フリーペーパーの増刷作業。印刷すぐ終わる。サウナに行く。60分コースでさっさと出たけど、かなり効いた。コンビニでビールを買い、飲みながら小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』読み進める。

帰宅。ビックコミックのサイト『ビッコミ』で72時間限定無料公開されている、楳図かずお『14歳』を読み始める。面白くて眠れない。しかし260話もある。果たして3日間のうちに読み終えられるのだろうか。


28日(火)

朝8時頃に起きる。まどと南へ。フリーペーパーを製本し、『14歳』続き読む。1990~1995年に描かれた作品。荒唐無稽なようで、培養肉や政府による情報統制など、現代的な話題も盛り込まれていて惹きこまれる。

11時前に店に行き、少し作業。浅沼弥沙さんと、浅沼さんの友人のエミルさんがやってくる。この日は2人とうどんを食べたり、県庁を見たり、いろんなお店をまわった。ついでと言ってはなんだけれど、堀金君と来年に向けてのことを少し話したり、平塚さんに深夜珈琲の時のお礼を言えたりできて良かった。浅沼さんはサバサバした人で、一緒にいて楽だなと感じる。エミルさんとは英語で本当に少しの会話しかできなかったけれど、けっこう話しかけてくれてうれしかった。来年は信楽に滞在して陶芸作品に取り組むそうだ。

店に行き、作業しようか絵を描こうかと迷い、結局『14歳』を読む。今までじゅうよんさいと読んでいたけどフォーティーンが正解のようだ。まどと合流し、よって屋に行く。骨付鳥、すだち餃子、肉豆富など食べた。お腹いっぱいになったけど、ハッピーアワーの早い時間帯に行ったおかげで安く済んだ。まどは甘いものが食べたくなったようで、また半空へ行き、ケーキと飲み物を楽しみながら『14歳』と『最後の講義』(よく考えたらすごい組み合わせだ。テンションはかなり違うけど、いつ果てるともなく続いていく感じは少し似ている)を読み進めた。

帰って、疲れ果ててすぐに寝た。


29日(水)

朝9時に起きる。11時間くらい寝た。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳む。実家から柿や野菜など届く。コーヒーを淹れて飲む。

外出。100均にCDRを入れる不織布ケースを買いに行くが、どうやら値上がりが決まったようで在庫切れの状態だった。仕方なくネットで注文。

開店。平日の割にはお客さんが来た。動物に詳しいM君がやってきて、熊の話をする。oar pressの見目さん、アーティストの守屋さん来られる。尾道に用事があったそうで、高松にも寄ってくださったようだ(と言っても、かなり距離があるけど)。守屋さんは展覧会をするたびに冊子を作られているらしい。見目さんは話を積極的に聞いてくださるので、ちょっと調子に乗ってしゃべりすぎてしまったかも。もっとゆっくり話す癖を身に付けたい。店頭買取2件。うち1件は手に入りにくいアート関係の本が多く、大変ありがたい。出版社DOOKSから、注文していた冊子が届く。11/1発売の平山昌尚さんの冊子のほか、SHOKKIさんやqpさんの作品集も。

閉店後、なんとなくダラダラしてしまい、23時頃まで店にいてしまう。帰宅、『14歳』読み終え、風呂に入って寝た。

沖縄へチェルフィッチュの公演を見に行き、会場は体育館の2階席のようなところで大変狭く、人がいっぱいで何も見れなかった、という夢を見た。外はそれほど暖かくもなかった。


30日(木)

朝8時半に起きる。急に寒くなって眠りがち。朝ごはん。洗濯物干す。実家から送られてきた柿を食べてその後コーヒーを飲んだら、柿渋が口の中で固まってえらいことになった。

作業部屋で絵の続きをやる。進めていた絵をほぼ塗りつぶし、壊す。このままだといつもの感じに落ち着いてしまいそうだけど、どうしようか。

開店。寒いとなんだか体が動かない。10月の頭と末でこんなに違うとは。インフルエンザも流行り始めているようだ。少し品出し、発送準備。瀬戸芸も今週末の3連休で終わり。ちゃゆう君来てくれて少し話す。良い話ができた気がする。

今日は早めに帰るかも。

2025年10月27日月曜日

概念と空間(2025年10月24~27日)

23日(木)夜

少し残業して、本を発送し帰宅。洗い物などやり、朝倉圭一『わからないままの民藝』読み終える。風呂。

寒いので厚めの冬用かけ布団を敷くが、暑い。夜中それをはねのけると今度は寒い。これでは風邪をひいてしまう。


24日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の片付け。外は晴れている。山登りに行きたい。

外出、店に行き買い取った本の整理。なんとか片付いたけど、どんどん出して売らないと。

開店。品出し、均一本補充。明日アルバイトMさんが来てくれる予定なので、ネット出品用の本の準備もする。最近は夜のほうがお客さんが多い。観光客が多いということだろうか。夜に十河さん寄ってくれる。あれの作業がまだ進んでいない、お詫びする。田久保英夫の小説の面白さは主語がないところとのこと。1冊何か読んでみようか。

閉店後、疲れて早めに帰る。シャワー。ビール飲みながら読書。山岡明『カストリ雑誌にみる戦後史 戦後青春のある軌跡』読み始める。小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』も読み進める。1時過ぎに寝る。


25日(土)

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯物を干す。お弁当の用意。instgramに、気になったことを文章でまとめる。以下がその文章。

+ + + 

最近立て続けに2回、「このお店にある本て、全部同じ値段なんですか?」と聞かれた。
そのうち1回は、「裏表紙めくったところに値段がありますよ」と答えると、確認したのち「この辺の洋書は同じ値段なんですか?」と、また同じような質問をされた。
古本屋によっぽど馴染みがないのか(2人ともそれなりに年配の方だったけど)…、表の均一棚には「¥100」て書いてあるから、店の中の本も均一価格だと思ったのか。なぜそう思ったのかが気になってる。
以前は「このお店にある本て売ってるんですか?」と聞かれることも多かった。

こないだXで「最近花屋というものがあることがわかった。いや、前々からあったんだけど、自分の頭の中にある花屋という概念と、実在する花屋がやっと最近になって結びついた」みたいなことを書いてた人がいて、それに近いのかもしれない。
「同じ値段なんですか」「売ってるんですか」と聞いている人は、古本屋という概念がまだ自分の中ではっきり形作られていないか、古本屋という概念がYOMSの空間と結びついていない。何かわからないことがあれば聞いてくれればいいから、別にいいんだけど。
入口に「古本」と書かれていて、誰でも入ってよくて、壁が本でいっぱいでも伝わらないこともある。
なんかすごい。逆に、ここに何かがあるような気もする。「ひとん家みたいな店」の「ひとん家性」とか…。

+ + + 

カフェオレ飲みながら『カストリ雑誌』続き読む。

作業部屋へ行き、絵の続き。あまりうまくいかず。

開店。品出しを続ける。棚に隙間が開いては焦って補充を繰り返す毎日だけど、隙間の埋まった瞬間はいつも良い気分になる。徳島から『ハードスタッフ』発行人の小西昌幸さん来店。いろいろお話し、来年ちょっと連携を取ることになりそう。今まで自分が関わったイベントとは規模の異なる催しになりそうだ。しかし、世代の違う方とこうして志を分かち合うのはとてもやりがいを感じる。

閉店後、この日もビールを飲みつつ、レジで音楽をいろいろ聴く。最近音楽を聴くのがサブスクからCD中心になった。聴き方が変わると聴く音楽も変わる。今年は中南米やアフリカの音楽をよく聴いている。

帰宅、シャワー浴びて寝る。


26日(日)

この日はマド先生の誕生日。

朝8時頃に起きる。まどが作ってくれていた味噌汁を飲み、外出。南へ行く。案の定混雑していたけれど、少し待ったら入れた。『最後の講義』読み進める。作家遍歴シリーズの1冊目にあたる『黄金の女達』と比べると、作者の筆がのってきているような気がする。それまで既に800ページほどが経過しているけど。

ルヌガンガへ行き、誕生日プレゼントの本を買う。購入した4冊のうち、レーモン・クノー『文体練習』は自分がおすすめした。以前購入して持っていたけど、東京で火事に遭ってだめになってしまった。また読み返したい。

開店。この日も一生懸命品出し。方々へ連絡も。店頭買取1件。あまり入って来ないであろう建築関係の本がまとまって入荷し、かなりうれしかった。

閉店後、まどと待ち合わせて半空へ行く。最近できたという別室に通してもらう。内装はイドカフェの市原さんがやったらしい。ハーブカクテルやケーキをいただく、どれもおいしい。最近発行が始まった半空新聞、暖君の文章が面白い。半空はだいぶ長いことやっているけど、いろいろ変化もしていて楽しい。YOMSも少しずつ変化していきたいなと思う。


27日(月)

朝9時に起きる。高松を散歩する夢を見ていた。頼酒店が(夢の中で)閉店していてショックを受ける。久しぶりに行かなければと思う。最近県外へ出ることが多いけど、夢の中では時々、香川のどこかの町が形を変えて登場する。観音寺の、私鉄とJRが交差するレンガ造りの高架下の雰囲気は良かった(実際にはそんな場所はありません)。

朝ごはんを食べ、コーヒーを飲みながら『最後の講義』読み進める。外出。作業部屋の片付けを少しやる。

開店。この日はなんだか体が疲れてだるく、ずっとへとへとだった。美容師のりんさんが今度やるアクセサリーの展示会のフライヤーを持ってきてくれた。りんさんは先日直島で行われた音楽イベントの企画にも関わっていて、そちらはとても盛況だったようだ。夕方ごろにサンリンシャ蓮井さん来てくれて、久しぶりに話す。共通の知り合いを取っ掛かりに最近の町の出来事について話そうとするが、ぱっとその知り合いが頭に浮かんでこない自分に気が付く。そういえば蓮井さんが高松から神戸に引っ越してからも、かなりの時間が経っているな。夜、なんとなくジャワのガムランを聞いてみる。なんとなく今までありきたりなイメージで理解した気になっていたけど、いろいろ聞いてみると節回しやリズムのバリエーションが豊富にあって面白い。

非常に疲れたので、これからサウナに行こうと思う。明日は東京から友人の浅沼さんが来て、一緒に街をまわる予定。

2025年10月23日木曜日

出張買取(2025年10月21~23日)

20日(月)夜

閉店後、本を発送してビールを買って帰る。お客さんのKさんからYouTubeで無料で見れると教えてもらった、森一生『ある殺し屋』見る。市川雷蔵が殺し屋役で主演している現代劇。脚本に増村保造が参加。ストーリーは簡潔だけど、物語の時間軸のはじまりの部分と途中からの部分を切り替えつつ見せていく手法(こういうの、何か適切な用語があるんでしょうか)が面白く、引き込まれる。

シャワーを浴びて早めに寝る。


21日(火)

朝7時半に起きる。ごはん。まどは福山の鞆の浦に行くらしい。昨日決めたようだ。以前は旅の予定を決めるのが苦手な印象があったけれど、最近は自分よりまどのほうが一人旅に出かける機会が増えている。

外出。レンタカーを借りて出発。この日は出張買取2件(いずれも量はそれほど多くないはず)、下見1件。まずは1件目の高松町のお宅へ。郷土関連、いけばななど多め。4箱ほどに収まる。

琴平に向かう。極楽孔雀でカレーを食べたいと思っていたけど、時間が厳しそう。岡本町の桑島製麺所といううどん屋さんで、天ぷらうどんといなり寿司を食べる。盛り付けがかわいい、味もやさしい。琴平のお宅はもう人が住んではいないようで、残っているものを整理されているようだった。こちらも郷土関連など多い。また、戦前発行の書籍もあり、大正元年発行の台湾の写真帖などもあった。日本占領時代、買取先の方のおじいさんが台湾まで出稼ぎに行っていたとのこと。段ボール箱6つほどになる。

次の訪問先は仏生山。しかし少し時間もあるので、一旦店に寄って本をおろす。結果的にこれが正解だった。3件目のお宅へ行くと、なんとかその日のうちに仕分けとピックアップができそうだったので、やってしまう。本をおろしていなかったら積み込めなかっただろう。各種文庫、仏教関連、絵本など10箱ほど。空の段ボール箱もたくさんあり助かった。終わる頃には夜で真っ暗。こちらのお宅でも貴重なお話を聞かせていただいた。

郷東のハードオフでレコードを見る。以前はけっこう良いのがあったけど最近はいまいち。コンチネンタル・タンゴや河内音頭のレコードを買う。その後スシローに行き、あかね温泉。ここの露天風呂はBGMの有線が微妙に遠い響きで好き。テレビで見る芸能人がかなり老け込んでいて驚く。自分も老けたはず。

店でまた本をおろし、スーパーで買い物して帰宅。出張買取を1日で3件まわったのは初めてだったけど、効率よくまわれた。ビールを飲みながら黒沢清『降霊』見る。黒沢清久しぶりに見たな。個人的には幽霊の演出よりも、車にはね飛ばされるゴミや、崩れる足場の唐突さが印象的。ストーリーもわかりやすく、主人公たちが追い詰められていく怖さと心霊の怖さが両方良い塩梅で、『CURE』の次に好きなのは『蛇の道』(1998年版)か『ニンゲン合格』かこれだな、と思った。

夜は寒かった。


22日(水)

朝7時半に起きる。ノートにドローイング。朝ごはんを食べ、弁当箱にごはんだけを詰め(おかずは買う)、洗濯物をたたむ。

レンタカーを返し、まどと南に入る。小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』続き読み進める。朝倉圭一『わからないままの民藝』読み始める。パラパラとめくっていたら、富山の『林ショップ』のことが少し書かれていた。林さんは今自分のお店で絵の個展をやっているらしい。見たいな。

お弁当のおかずを買って店へ。昨日お預かりした本の整理をやり、査定進める。1件分完了。

開店。この日は査定をやりながら営業…と思っていたけど、定休日明けで発送が多く、思ったようにはいかなかった。外は小雨で、寒い。寒いという感覚がかなり久々な気がする。均一本の補充、品出し。隙間の空いていた郷土や児童書のコーナーに本を入れることができてうれしい。最初はあまりお客さんが来なかったが、夜以降増えた。この日は普段あまり動かない映画パンフレットがよく売れた。中国人のおじさんがアントニオーニ、メルヴィル、パゾリーニなどを買って、思わずNice Selectionと伝える。みくさんが来て、いろいろ話す。

閉店後、本を発送。査定続きやり、2件目が終了。ブログ書いて23時半頃帰宅。洗面所で白髪抜く、白髪ってよれよれで面白い。シャワー浴びて寝る。


23日(木)

朝9時に起きる。朝ごはんを食べ、まどの鞆の浦土産のカステラをいただく。おいしい。洗い物やお弁当の準備をしている間にまどが洗濯物を干してくれた。シャツにアイロンがけ。

また南へ行く。『わからないままの民藝』続き読む。

なんとなく、高松市が電通に968万円払って制作させた『TKMTマーク』のことを思い出す。こういうことに慣れたくない。小さな規模でやっている個人店にできるだけお金を落としたい。

店で少し在庫の整理をし、開店。店頭買取1件。夕方から査定続き、全て終える。夜、文庫中心に品出し。昨日ほど寒くはなく、ちょうどいい感じ。天気も良かった。

今日は疲れたので早めに帰る。

2025年10月20日月曜日

文化的(2025年10月17~20日)

16日(木)夜

閉店後、スーパーに寄って帰る。まどから高見島での話を聞く。高見島に現在住んでいる人の数は少ないが、瀬戸芸期間中で観光客は多いようだった。シャワー。ビールを飲みながら岡潔『春風夏雨』読み進める。うとうとしてしまい、あと少しというところで寝てしまった。


17日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、『春風夏雨』読み終える。料理。高菜炒飯、大根と水菜のサラダ、サイコロステーキ(安い豚肉を焼いて、こしょうとハーブソルトをふっただけ)作る。まどの淹れてくれたコーヒーを飲む。外出、店に行き2階作業部屋の整理。11時半にN君来てくれて、ネット出品作業開始。

少し早めに開店。品出し、発送準備進める。N君にはソフトカバー版の絵本の山をやってもらった。夜に疲れも出てきて、思ったよりも品出しは進まず。

閉店後、まどと店で待ち合わせてルクスに行く。この日はまいちゃんの誕生日で、ケーキを持って行ってお祝い。ちょうどネグ君もいて良かった。せっかくなので少し高い(といっても、他のバーと比べたら全然安いだろうけど)ウォッカをロックで飲む。平尾君も来て、久々に話す。江口寿史の肖像権問題の話にもなる。広告業界でディレクターをやっている平尾君の話にはなるほどと思った。まどはたくさん友達と話してストレス発散になったようだ。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


18日(土)

朝8時頃に起きて、ご飯を食べ、洗濯。お弁当の用意。筋トレ。まどと南へ行き、町田洋『砂の都』読む。とても良かった。小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』続き読む。長い。

商店街ではこの土日お祭りをやっていて、地域の方々が「ちょうさ」と呼ばれる山車(?)を引っ張って練り歩いている。

開店。店頭買取2件。品出し、発送準備進める。この日はまずまず品出しを進められた。入荷告知も多め。夜にみきちゃんと堀金君来てくれて、少し話す。2人にとって来年は忘れられない大きな年になるようだ。

閉店後、ぱらいそが夜営業しているというのでまどと向かうが、長い行列ができていてやめにする。コンビニでヨーグルトやプリンを買っていると、ripple coffeeのマルさんと偶然会った。ポリ裏で食べながらいろんな話。その後自分だけ店に戻り、帳簿付けをやってCDRを焼く。

帰宅。風呂に入って、スケッチブックに絵を一枚描いて寝る。


19日(日)

朝7時半に起きる。涼しい。朝ごはん。まどがスーパーにドーナツを買いに行ってくれて、自分はコーヒーを淹れる。『最後の講義』続き読む。筋トレ。

外出。スーパーで弁当のおかずを買って店へ。TさんSさん対談の文字起こし作業をやる。これも少しずつでも進めていかないといけない。

開店。品出しを進める。売れたらどんどん補充していかないといけない。店頭買取2件。この日もそこそこ補充がうまくいった。夜雨が降る。

この日は開店の投稿でこんな文章を書いた。改めて読むと多少わかりにくいが、自分は「与える立場」などではなく、古書店という職業柄もありお客さんとのお金だけではない相互作用の上に成り立っていることを日々感じている、ということを書いたつもり。

+ + +

たまにお客さんから「文化的」「カルチャーな」という褒め言葉をいただくこともあるんですが、恐縮しつつ、それをそのまま自分の自信につなげて良いもんだろうかと思ったりします。
(というか、こういう場合の文化とかカルチャーって何を指してるんだろう?この辺もゆっくり考えていきたいところです)

古書店はお客さんから買い取った本を売っていて、全く自分の趣味趣向だけにはならないのが、逆に良い部分だと思っています。買い取って売っている本の中には、例えば微積分や音韻学など、あまり「カルチャー」とは呼ばれなさそうな本もそれなりにあります。本の世界はうんざりするほど広い…。
先日仕入れたアート関連の新刊洋書にしても、ある程度私の好みを反映させてはいますが、過去にアンゼルム・キーファーの画集を割り勘で買っていった工芸高校の生徒さんや、カルロ・スカルパの作品集を買っていった香大生、「前から狙ってたんです」とヨハネス・イッテン『色彩論』を購入された方…そういうお客さんに勇気をもらって、入荷を決めることができたところがあります。

強い知的好奇心を持ったお客さんは、普通にいる気がします。店側が品揃えでそれに応えないといけない。
そして別に普段本を読まないという人にも、気軽に来て楽しんでもらいたい。そのための工夫は常日頃から考えているつもりです。

+ + +

閉店後、本の出荷。文字起こし作業の続き。23時過ぎに帰る。まどが作業通話で広島への旅行計画のアドバイスをいろんな人から聞いていた。シャワー。『最後の講義』読んで寝る。


20日(月)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物少し片づける。着替えて外出。南へ行き、ノートにドローイング描いて、『最後の講義』続き。100均で買い物。

開店。明日は午前中に高松町、昼過ぎに琴平、夕方に仏生山と3軒お伺いする予定になっていて、そのためこの日はゆっくりめの営業。少し品出しと、文字起こし作業をする。

今日は早めに帰って映画でも見ます。

2025年10月16日木曜日

一日東京(2025年10月14~16日)

13日(月・祝)夜

閉店間際にお客さん来て、熱心に商品をご覧になっていたので延長して営業。けっこう買ってくれた。帳簿付けして帰宅。東京旅行の用意をして、早めに寝る。


14日(火)

朝7時に起きる。軽く朝ごはんを食べ、バスで空港へと向かう。今回は行き帰り共に飛行機。初めて高松空港のうどんを食べた。道中、サミュエル・ベケット『マーフィー』読む。ベケットの小説第一作。

成田第三ターミナルから高速バスで東京駅へ行き、山手線で日暮里へ。富士そば食べる。看板が変わっている(「NADAI FUJISOBA」と書かれていた。ずっとMEIDAIだと思っていた)、リニューアルしたのか?なんか味も変わったような。日暮里は一由そばというお店も良いと、後になって知った。また次の機会に。

駅すぐそばにある『談話室 ニュートーキョー』へ。『マーフィー』読み終える。少しして浅田さん来る。打ち合わせ開始。2時間弱、雑談もかなりできて楽しかった。「齋藤さんは明らかに古本屋向いてますよね」と言っていただき、うれしい気持ちになる。浅田さん最近加瀬君と会ったようだ。

浅田さんと谷中のトタンという貸しギャラリーへ行く。YOMSでも冊子を扱っている田中菫さんの個展がこの日最終日。トタンは以前知人友人がよく展覧会をやっているなあと気になっていた木造の古民家ギャラリー。菫さんとは知り合ってそこそこ経つけど絵を見るのは初めて。小ぶりな作品のサイズと会場との相性が良い。2階ベランダに絡みついた枯れた蔦の存在感も、菫さんの作品世界に合っているなと感じる。新作の文章も配布されていた。

浅田さんと別れて、自分は新宿へ。岡潔『春風夏雨』読み始める。意外に?仏教用語が頻出する。ユニオン中古センターでCD見る。クンビアなど中南米の音楽やエレクトロニカを買った。

京王新線に乗り、幡ヶ谷へ。BULLPENという雑貨店でYuri Iwamotoさんのガラス作品を見る。Iwamotoさんが浅沼弥沙さんと作られたzineはYOMSでも扱っている。ガラス作品はやはり画像で見るのとは全く違った。その後、近くの仙石湯へ。広くてきれいな銭湯だった。追加料金を払えばサウナにも入れる。

タンジャイミールスというお店で神田さんと待ち合わせ、ご飯を食べる。6月に東京へ来た時にもイベントに誘ったりしたけどタイミング合わず、久々一緒にごはん食べた。まどの漫画仕事についての話や、友人知人の話、アイドルの話など積もる話いろいろ。料理はラムの肉団子、マトンビリヤニ、豆でできたドーナツ(ココナッツペーストやダルカレーをつけて食べる)。どれもおいしい。

2人でforestlimitに行く。この日は友人のtegadeteruこと栗原さんと、津田さんという方が企画の『野鴨(エイヤー)』というイベント。特定の音楽ジャンルではなくタイトル通り鴨がテーマのイベントで、栗原さんと津田さんが理想とする雰囲気のようなものを何かで表そうと話し合い、鴨に落ち着いたとのこと。栗原さんと「鴨は子連れで泳いでいる」「陸も歩いている」など魅力を語り合いつつ、いろんな音楽を聴く。ライブ1組と、DJ4人。今年6月にニューマタンゴでお会いした置石さんのDJは圧巻だった。音がぶっといコラージュミックスで、ずっと緊張感が途切れない。ミックスCDRが販売されていたので、置石さんに内容を聴きつつ購入。おまけしていただきありがたい。栗原さんはいろんな人を紹介してくれる。ニューマタンゴの武田さんと初めてお話。松山には行ったことがあるとのこと。四国のおすすめの町を聞かれ、とりあえず高松に来てくださいと伝える。あったか~いさんという方は羊羹をテーマにDJされているそうで、「柔らかそうで少し固い」「いろんな味がある」など特徴をお互い挙げた。鴨とか羊羹とか、ジャンルの外側にあるニュアンスの掘り下げの角度が皆さん独特で、想像するうち、自分の中にある「鴨や羊羹をそれたらしめているもの」に対峙していくことにもなる。kndさん先に帰り、自分も少し経ってから帰ろうとすると、置石さんと女性の方と一緒に、バンドやDJなどをやっている佐藤さんが話していて、自分も混ざる。佐藤さんと話したのは17,8年ぶりだろうか。川染さんの近況も少し聞けて良かった。

東京駅近くのネットカフェで少し寝る。衝動的に決めた東京旅行だったけど、打ち合わせ、展覧会、ユニオン、友達と飯、音楽イベントといろんなことができた。


15日(水)

朝早く起きて、成田空港への高速バスに乗り、飛行機で高松へ。10時前頃に帰宅。まどは昨日徳島まで神楽を見に行っていたようだ。なんとなく仕事モードに気持ちが切り替わる気がしたので南へ入り、まどと東京でのことなどを話す。

開店。この日は眞行寺さんで行われる落語会へ行くため18時閉店。あまり品出しはできず、発送準備などを進める。台湾から戻ってきた辻さんからおみやげをいただいた。

18時に店を閉め、歩いて眞行寺へ。YOMSからは25分ほど、そこそこ歩く。到着すると、開場すぐのタイミングにも関わらず既にお客さんがたくさん来ている。ご高齢の方が多いがお若い方も思ったより多い。最終的には席を詰めて椅子を追加するほどの大入りになっていた。噺家さんの場の持って行き方はすごい。三者三様の話芸。英語版寿限無なども聞けた。今度東京や大阪へ行った時には、演芸場にも行ってみたい。

店に戻って帳簿付けをやり、帰宅。ヨーグルトを食べて風呂。少し本を読むがうとうとしてしまい、すぐに寝た。


16日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯。今日から少年ジャンプ+でまどの新作読切漫画が公開。めでたいが、コメント機能もついているのでまどはナーバスになっているようだ。今日は高見島へ淺井さんの参加する展示を見に行くらしい。これも瀬戸芸関連のもの。

外出、店へ。10月半ばだけれど蒸し暑い。ネットで売れた本を梱包して、コンビニで発送する。その後、作業部屋で絵の続き。早くも詰まってきた。

開店。一昨日からの疲れもたまっていて、ゆっくりめに作業。新しく取り扱う商品に関するメールを送ったりする。置石さんのmixCDR聞く、とても良い。夜から雨。来週から最高気温が7度ほど下がるらしい。一気に冬になってしまいそう。冬も温かいのかな。

今日は早めに帰ろうと思う。

2025年10月13日月曜日

データ整理、来客(2025年10月09~13日)

08日(水)夜

本を発送して帰宅、シャワー。岸政彦、柴崎友香『大阪』読み終えて寝る。


09日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。早めに家を出て、店に行く。この日はずっとアレのためのデータ整理作業。営業時間中もずっとやっていた。夕方ごろ、Uさんが段ボール4箱、紙袋3つ分の本を持ってきてくれる。中身を見てみると、怪奇幻想系やSF/スチームパンクの画集などが多く、とてもありがたい内容。

閉店後、本を発送して少し休憩。その後もデータ整理。途中トラブルあり焦るが、24時前に完了。


10日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。まどと外出。スーパーでDVD-Rを買って、南に入る。

以前砂古口さんの文章だけ読んで放っていた、『ユリイカ』1993年9月号、宮武外骨特集を改めて読み始める。土取利行が構成を担当したミルフォード・グレイヴスのインタビュー記事があったり、平岡正明が『モンク・ミーツ・コルトレーン』のマスターテープ発見について書いていたりと、音楽関係でも気になる文章が多い。外骨特集、砂古口さんの文章も改めて読み、「外骨という人は本当にどこからかかっていけばいいかわからないくらい、どこからでもかかっていけます」という箇所に共感。無防備に自分の好奇心をむき出しにしている人は好きだな…と思う。

AさんからLINEあり、店に行く。DVD-Rに昨日整理したデータをまとめ、レターパックで発送する。14日に東京へ行った際、打ち合わせできることになった。良いタイミングだ。

開店。品出しをしつつ、昨日Uさんが持ち込んでくれた本の査定を進める。明日から3連休という時にたくさんの入荷、大変助かる。いい本ばかり。

閉店後、早めに帰宅。ビール飲みながらセルジュ・ブールギニョン『シベールの日曜日』見る。美しい演出はたくさんあったけど、ご都合主義なストーリーに乗り切れず。もっと戦争のトラウマを深く描いていれば印象は違ったかもしれない。検索していろんな感想を見てみても、少女に恋をしてしまったことではなく、それを世間から非難されることが悲劇だとしているものが多く、モヤモヤした。


11日(土)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて、小松菜のおひたしと親子丼を作る。洗濯。外出、酒屋へビールやジンジャーエールの買い出し。今店はほとんど立ち飲みの状態だけど、なんだかんだで飲み物は少しずつ出る。

開店。3連休初日で人出は多い。昨日おとといとあまり品出しができなかったので、この日はがんばった。Uさんに買取のお金を支払い、他もう1件店頭買取。ナナロク社より、再納品のお願いをしていた多賀盛剛『映画と感想』が届く。SNSに再入荷のお知らせをするとけっこう反応がある。めちゃくちゃ面白かったら「めちゃくちゃおもしろかった」と書き、何度も面白いと思ったら何度も「おもしろかった」と書く、通常の批評言語を飛び越えた破格の映画感想集。

閉店後、早めに帰宅。風呂に入り、この日はゆっくりと『ユリイカ』の続きを読んだ。


12日(日)

朝8時に起きて、朝ごはん。お弁当の用意。まどと南に行き、『ユリイカ』読み終える。座談会で赤瀬川原平が「学問の入口っておもしろいんですね。芸術でも入口あたりがおもしろくて。外骨はだいたいがそうでしょう、入口でいろいろやっている。」と言っていて、いいなと思った。外骨の出版物はその時々の自身の興味関心のドキュメントにもなっている。

開店。この日は県外の友人知人の来店が多かった。ジョンのサンやESVのメンバーのマドさんが来てくれる。ご家族のあれこれがあり愛媛に来ていたそう。マドさんはここ2年くらい会う機会が増えているけど、ゆっくりお話したのは初めてだった。また東京とかでも会いましょうとなる。岩手県花巻市からミャンマートーク巡業中の村上巨樹さん来る。村上さんは昨日徳島、明日岡山でトーク。この日はこれから大竹伸朗展も見に行くとのこと。花巻でやっている古書店/中古レコード店『港』は先日1週間を迎えられたそうで、店でのいろんな出会いを聞かせてもらう。ネグ君来る。風邪をひいていたそうだ(コロナではなかったらしい)。こないだの福岡旅行の話をする。現実来る。現実というのは人名で、17,8年ほど前に高円寺でたまに遊んでいた。昔はアニールクマールという名前だった。今は地元の京都に住んでいて、やはり大竹伸朗展を見に来たそう。話していると、今度はシャイスケさんと矢島さんが来た。2人は京都で現実と何度か会ったことがあるようだ。おみやげをいただき、本まで売ってもらった。ありがたい。シャイスケさんと近況を話し合う。夜になり、今度は高知から来たという方と話す。自分と同世代で、ムサビ卒、卒業後も高円寺の素人の乱あたりで遊んでいて…と、自分と似たような人生を歩んでいた。これから夜行バスで東京に行くらしい。今後どうにか生活を面白くできないかなと言っていたので、とりあえず古物商許可をとってみたらどうですか、とおすすめしてみた。…こういろいろ書いているとあまり仕事をしていないようだけど、普通に品出し、均一本補充、発送準備などもやった。

閉店後も帳簿付けなどやっていたら、いつの間にか23時を過ぎていた。帰宅。シャイスケさんとinstagramのメッセージで熱いやり取り。シャワー浴びて寝る。


13日(月・祝)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。昨日届いたダイソンの掃除機を試す。いい感じだ。家電製品を選ぶのはほとんどまどに任せている。コーヒーを淹れ、昨日シャイスケさんと矢島さんからもらったきなこもちを食べる。

作業部屋へ行き、新しいキャンバスに手をつける。コクヨの『新・雑貨論』、FALL三品さんの回を聞きながら。アルバイトMさん来て、本の受け渡しと支払い。

開店。品出しなどゆっくりめに進めていく。三連休もこの日が最終日、客足も昨日おとといに比べればおとなしい。岡山のいぬ丸さん来てくれる。前回お会いしたのは『休みの集い』の1回目だったから、去年の2月か。月日の経つのは早い。いぬ丸さんは路上観察が好きで、グラフィティライターの貼るステッカーが気になるらしく、これ知ってますか?と画像を見せられたら、友達の貼ったものだった。この人音楽もやっていますよと伝えると、見に行きたいと言っている。意外なところに驚きがあった。ミヤジ来る。昨日は志々島でさっこがやっているお祭りに行ったらしい。滞在時間15分だったけどいろいろ話した。これから岡山を通過して大阪へ行き、東京へ戻るらしい。発送準備。この日はそれほど品出しできず、夜は疲れてぐったり。

明日はトンボ帰りで東京へ行ってきます。

2025年10月8日水曜日

両方ある(2025年10月07~08日)

06日(月)夜

閉店後、本を発送して絵の続き。コクヨ野外学習センターのPodcast、tatami antiquesの回を聞きながらやる。今まであまりPodcastって馴染みがなかったけど、BGM的にいろいろ聞いてみようか。絵は無事に完成。

帰宅。風呂に入り、岸政彦/柴崎友香『大阪』少し読み進めて寝る。


07日(火)

定休日。朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯。バーバラ・ローデン『ワンダ』見る。まどかさんが以前おすすめしてくれた1970年(日本での劇場公開は2022年)の映画。監督はよく知らなかったが、数本の作品を遺して48歳で死去してしまったようで、エリア・カザンのパートナーでもあったそうだ。『ワンダ』では自身が主演もしており、全身から漂うなんとも言えないままならない雰囲気が荒れた映像の質感と相まって、胸にくる。アメリカンニューシネマの枠に入る作風ではあるけど、今であれば発達障害とか、よりいろんな見方もできるだろう。ラストも良かった。

スーパーへ買い物に行き、帰って料理。枝豆を茹で、ミートソースパスタを作る。食べきれないほど作ってしまった。昼ご飯。食べ終えてから2人で枝豆の皮むき。

まどと外出。なんだか体がだるい。高松市美術館にまどの荷物を取りに行く。待っている間、図書館で去年の夏に行われた倉俣史郎展の図録を見る。倉俣史郎について自分はたいして知らないが、60年代末にこんなライティングのインダストリアルな内装デザインを手掛けているなんてすごいな。展覧会行きたかった。

南に入り、読書。出て、店レジでCDRを焼く。特についでで店を開けるようなこともせず。

帰宅、料理。枝豆の梅おかか和え、卵焼き、味噌汁、ほうれん草おひたし。卵焼きは明日のお弁当用。ナスを炒め、午前中のミートソースと和えてなじませる。献立の中でナスの存在が浮いているけど、とにかく晩ごはん。お腹いっぱい食べた。

風呂、歯磨き。山中貞雄『人情紙風船』見始めるが、なんだか体調が悪く、頭に話が入って来ない。また改めて見ることにして、少し寝る。起きたら少し気分がましになった。まどの作業通話が今日も面白い。まどが買っていたこうの史代『空色心経』を拝借して読み終える。般若心経とコロナ禍の日常を組み合わせていて、しかもしっかりドラマもある。『大阪』読み進めて寝る。


08日(水)

朝8時半に起きる。朝ごはん、洗濯。お弁当の用意。まどがコーヒーを淹れてくれる。飲みながら読書。

YOMSももう開業から8年半以上が経ち、それだけ続いているということはそれなりに売れているということなのだろうけど、もっと「そりゃ、そうやれば儲かるでしょう」という傾向と対策からはみ出した、「なんだこれは」なこともやっていきたい。しかし、一番大事なのは買取や日々の品出しといった普通の古本屋業務。ちょっと変わったことをやりたい気持ちと、選書の良い普通の古本屋がやりたい気持ちと、両方ある。

開店。この日は平日にも関わらずお客さんが多かった。3人に1人くらいは海外の方だったかもしれない。店頭買取5件。最近出版されたサブカルチャー/ライフスタイル系の本や文芸誌など。ありがたい。ウェブショップのほうもけっこう動きがあった。ミクさんが11月に行う自主上映会のチラシを持ってきてくれる。1995年公開の『パーティーガール』4Kレストア版。燦庫にて。YOMSの営業時間とかぶっているけど、なんとか時間を作りたい。

翻訳を頼んでいた友人から返事来る。これであとはまとめるだけだ。できるだけ早めにやってしまわないと。明日の営業時間中もずっとこの作業やってようかな。

今日はもう帰ります。

2025年10月6日月曜日

まどトーク(2025年10月05~06日)

04日(土)夜

閉店後、本の発送。ビールとチーズを買い、店で飲みながら山田勇男『Feel』(2004年)見る。作家本人の意識は60年代アングラなのかもしれないけど、モデルの女性の服装やヘアメイクがかなり2004年の雰囲気が強く、音楽はタンゴで、タイトルはFeelだし、なんとなくいびつな質感の作品になっている。当時の東京を思い出した。帳簿付け。

帰宅。まどが奥田亜紀子さんやメグマイルランドさんなど漫画家仲間の方々と作業通話している。横で聞いていると「漫画家の人達はこういうところが気になっているのか」と発見があり、とても楽しい。しかし自分が会話に入ったら絶対に変な空気になるので、気配を殺している。まどはたまに「今、夫が帰ってきました」と言ったりするけど、他の方々に気を使わせていないだろうか。風呂に入り、オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』読み始め、寝る。


05日(日)

朝9時に起きる。寝すぎた。朝ごはん、お弁当の準備。まどはこの日高松市美術館で石田尚志さんとトーク。だいぶ緊張している様子。

外出。店に寄り、郵便局まで歩いて本の発送。くつわ堂に入って少し読書。

開店の準備をしていると、石田尚志さんが来店。店のこともご存知だったとは知らず、驚いた。ご挨拶できて良かった。そのまま開店。品出し、発送準備進める。兵庫のリトルレンズ文芸舎さんより、徘徊系フリーペーパー『クロウラー』が届く。今回届いたのは兵庫県加西市の大正生命ビル(もちろん、Tobira RecordsとVoidも取り上げられている)編のVol.4と、岐阜県岐阜市の繊維問屋街編のVol.5。街歩き好きの人には目に留まる内容だ。

14時になり、高松市美術館へと向かう。美術館入口のロビーにたくさんの椅子が並べられている。文芸批評家の安藤礼二さんがいらっしゃっていて、自分もご挨拶する。まどに促されて最前列の席に座る。トークは石田さんさすがしゃべり慣れているなと感じたけれど、まども積極的に話していた。淺井裕介と多摩美の授業でグラウンドに絵を描いた映像を見れたのが良かった。害虫駆除のアルバイトの話も、想像するとゾッとするけど、面白かった。壁一面に〇〇〇〇がいて波打っており、それを目の当たりにした石田さんは「視界の真横あたりにうごめいているものこそ描かなければいけないのではないか」と感じた、という話。

店に戻る。蒸し暑くて途中アイスを買った。品出し、均一本補充など。疲れたのか、夜にどうも気分が落ちてしまった。特に何も大きな失敗はしていないから、別にいいんだけど。

閉店後、本の発送。またビールを買って作業部屋へ。少し本を読んで絵の続きをやる。東京の都立家政にあるギャラリー『スタジオ35分』のやっているPodcastに、先日YOMSに来てくれた池野詩織さんが出演している回があったので聞いてみる。佐渡のことについてたくさん話していて(佐渡を撮影した写真を35分で展示したようだ)、自分もまた行きたいなと改めて思った。

帰宅、シャワー。まどは石田さんと晩ごはんを食べに行っていた。いろいろお話できたようだ。多摩美で石田さんが教えている生徒さんの中には漫画家志望の方も多いようで、まどの漫画をみんな知っていたそう。うれしいな。『ルバイヤート』読み終えて寝る。


06日(月)

朝7時半に起きる。二度寝せず、朝ごはんを食べながらアンリ・フェスクール『子供たちの遊び』見る。15分ほどの短い映画で、話もごくシンプルなもの。1913年作品。洗濯物をたたむ。

まどは家でネームをやるとのことで、1人で外出。売上金を銀行に預けて南へ。岸政彦、柴崎友香『大阪』読み始める。岸政彦さんは今度写真集も出版されるらしい。ノートにドローイング。まずまずうまくいく。作業部屋へ行き、絵の続き少しやる。

開店。品出し、発送準備進める。つくばの土田君より、新作のカセットテープが届く。リズムの少しぎくしゃくした感じも愛らしい、暖かいムードにあふれた宅録集。振り込みして早速店頭に出す。来週の東京での予定を立てるが、行きたいと思っていた展覧会がことごとく休みで驚く。まあしょうがないか。この日も多摩美の学生さんが寄ってくれた。

今日はこれからまた絵。明日は定休日、だらだらしたいけどどうなるか。


2025年10月4日土曜日

すぐどこかに(2025年10月03~04日)

02日(木)夜

閉店後、在庫整理。早く帰ろうかなと思っていたのが、明日から瀬戸芸でお客さんが増えるはずだと思うと気合が入り、品出し開始。文学、宗教関連などを中心に出していく。その後帳簿付け。

23時半に帰宅。シャワーを浴びて、松下竜一『豆腐屋の四季』読み終えて寝る。


03日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、一つ用事を済ませる。『美術手帖』1970年12月号読み始める。特集は「行為する芸術家たち」で、松沢宥、風倉匠、小杉武久、糸井貫二、GUNの前山忠などが取り上げられている。巻頭のヨシダヨシエの文章では荒木経惟が飯村隆彦を引き合いに出して語られており、時代を感じさせる。正直文章の内容は観念的すぎてあまり読む意味がないように思えるが、さらっと目を通していきたい。付録としてジョン・ケージ『マルセル・デュシャンのための音楽』(演奏は高橋アキ)が収録されたソノシートがついていたようだけど、あいにく欠品で残念。

作業部屋に行き、絵の続き。詰まってきていたので一度壊す。映画監督の川上さわさんがゲスト出演している、わたしのような天気(個人名)という方のやっているPodcast『物語に支配されたこのからだ』第2回を聴く。『ほろ酔いラブトーク』とのことで恋愛について話しているが、開始数分で非常にクイア性に富む内容にまで話が展開していき、お2人のテンポの良さもありぐんぐん引き込まれる。また改めて聴こう。

開店。品出しなど進める。久しぶりにCDRも焼く。雨が降ったり止んだりの嫌な天気で、頭痛はするし胃の調子もいまいち。

この日は早めに切り上げ、22時頃に家に帰る。COMIC熱帯で公開された奥田亜紀子さんの新作マンガ『シューリンガンの息子』読む。奥田さんならではのマジックリアリズム的な場面転換の鮮やかさに、今日的なトピックがいくつも盛り込まれている。いろんなアングルからの描き分けも楽しい。シャワー浴びて、美術手帖少し読み進めて寝る。


04日(土)

朝7時半に起きる。けっこう寝れたはずだけど、天気のせいかまだ眠い。外は曇っていて暗い。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。うとうとしつつ美術手帖読み終える。特集「行為する芸術家」の文章のほとんどは、やはり現在では読むに堪えないものだった。GUNの前山忠とPLAYの文章はまだ良かったか。オットー・ミュールのマテリアル・アクションの紹介記事や、秋山邦晴によるジョン・ケージについての文章もあった。

開店。瀬戸芸秋会期初日の昨日はそれほど人出はなかったが、この日はお客さんが多かった。品出し、発送準備進める。この日はtooniceでMaher Sharal Hash Bazのライブがあり、工藤冬里さん、ゑでいまぁこんのお2人、さっこが別々のタイミングで来店。さっこと能やこんぴら歌舞伎の話をする。岡山のNURIさんが3345でDJ予定のsakiさんを連れて来てくれた。

そういえば…とも言ってられないほど近い予定だけど、14日火曜日は東京にいるのだった。田中菫さんの個展を見て、それから音楽イベントに行く予定。

どれだけ周りが良い人ばかりでも、「この安心しきった状態はお互いにとって良くないんじゃないか」と考えてしまい、すぐどこかに行きたくなる。それが結果的に自分の人生の飛躍を生んでいる気がする。周りの人達への敬意は失いたくないし、不義理はせずにいきたいが。

今日はどうしよう、疲れたな。

2025年10月2日木曜日

福岡旅行(2025年09月28日~10月02日)

27日(土)夜

閉店後、コンビニで本の発送。店に戻り、荷物を取ってことでんで高松駅へと向かう。

22時半発の夜行バスに乗り、福岡へ。車内で植草甚一『ジャズは海をわたる』読み始める。ESPやBYGなど、自分の好きなレーベルについて多く語られていて楽しい。夜明け頃にちょうど壇ノ浦PAで休憩、関門海峡を見ることができた。


28日(日)

朝8時前、博多駅前に到着。とても大きな駅。今まで見た駅の中で一番くらい大きく感じる。近くのサウナで朝風呂。博多駅近くで割高だったけど、きれいなところだったしさっぱりできた。

佐賀から戻る途中で福岡に寄っていたメグマイルランドさんと喫茶店で待ち合わせ、いろいろお話。ギャラリーに勤めていた時のこと、アイルランド音楽、佐賀での幼少期のこと、漫画を描き始めたきっかけ、などなど。メグさんはいろんな物事に興味を持っている様子が作品にも反映されていて、今後どう展開していくのかわくわくさせられる。よく調べずに喫茶店を指定したらかなりたばこの匂いがするお店で、申し訳ない気分になった。すみません。

メグさんと分かれ、地下鉄に乗り天神中央公園へ。昨日からNOT NEW MARKETというイベントが行われており、鳥取のがふさんや久留米の鋤田収集事務所さんが出店中。がふの長谷川さんと久しぶりに話す。長谷川さんとは地元が近く、なんとなく勝手に新潟ぽい(北国ぽい?)人だなあといつも思っている。話すテンポの波長が合うというか、聞いていて落ち着く。ネットのポーチを購入。他のブースでも100円のシングルレコードを3枚買った。鋤田さんは諸事情あり設営中、明日また会うし挨拶だけして出る。

中央公園にあるアクロス福岡をささっと見学。先日九州大学の企画でレム・コールハースの講演が行われていた。設計はエミリオ・アンバース。正面から見た時の緑のボリュームと、側面・背面のガラスとの対比。正面の段になっている構造は建物内部の吹き抜けにも見られ、建物の中にまたいくつもの建物があるような視覚効果を生んでいる。

歩いて赤のれんというラーメン屋へ行く。後藤慎太郎さん(お会いしたことはない)がおすすめしてくれた。10人くらい並んでいたが回転が速く、すぐに入店。ラーメン、半チャーハン、餃子3つで780円。この立地で今時この値段は安い。ラーメンはあまりしつこくなく、とても食べやすかった。

再び地下鉄に乗り、六本松へ。古書店・徘徊堂さんに行く。店内にはところどころに在庫が積まれている。曽根中生自伝、いましろたかし/狩撫麻礼『タコポン』など欲しい本がたくさんあったが、絞って高野慎三『貸本マンガと戦後の風景』購入。ちょうど山田勇男の映画を見たところだったし、ちょうどいいタイミングだった。

天神に戻り、レコード店めぐり。一番行きたかったSEXTANSがなぜかお休みで残念だったけど、ボーダーラインレコーズでCD5枚ほど購入。SUGAR MINOTTのワッキーズからのアルバム、Staubgoldからのfaustの未発表音源集、ほか日本のインディーズのものを買った。

ホテルに荷物を預け、薬院へ。あまねや工芸店に行き、メキシコのグラスを買う。厚めでおおぶりのもの。店主さんは閉店15分に来た自分にもいろいろなことを話してくださった。近くのカフェで少し休憩。

本屋青旗に行き、TOKYO ART BOOK FAIRの東さんと合流。青旗スタッフの中村さんはYOMSのSNSをチェックしてくださっているようだ。店内では、oar pressから作品集出版に関連して木下理子さんの個展を開催中。デザインを手がけた明津設計さんの文章もリーフレットで配布されていて、とても良い。『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書4』購入。女性映画監督の特集で、面白そうだ。

青旗を出て、東さんと川崎さんと少し歩き、居酒屋へ入る。小さいがいろんなお魚が食べられる小料理店といった雰囲気のお店で、アワビや鯨など普段あまり食べることのない海鮮をいただいた。建築や海外の出版/アートブックフェア事情、エディトリアルデザインなど、貴重な話がいろいろできた。川崎さんと商売の話も少しする。

ホテルに戻る。道中に見かけた屋台は想像よりもおしゃれな雰囲気だったが、もっとディープな雰囲気の場所もあるのだろう。シャワーを浴びてランドリーで洗濯。乾燥機なかなか時間がかかる。新潟のホテルでも同じ失敗をしたような。『ジャズは海をわたる』読み終え、向井一太郎・向井周太郎『ふすま』読み始める。なんとか洗濯物が乾いた頃にはもう1時。さっさと寝る。


29日(月)

朝7時半に起きる。顔を洗って荷物をまとめ、さっさと出る。ホテル近くの『弥太郎うどん』に行くが、以前24時間営業だったのが最近変わってしまったようで、開いていなかった。この時間帯朝ごはんにうどん食べたい人は多そうだけどな。しゃれた雰囲気の天神地下街にあるうどん屋さんで食べる。

西鉄に乗って大宰府へ。天満宮への参道を、梅が枝餅を買って食べながら歩く。雨降りそう。藤本壮介設計の太宰府天満宮仮殿を見る。御帳と几帳のデザインはMame Kurogouchi。この仮殿は現在改装中の本殿に代わり建てられたもので、来年解体される予定。屋根の上には草木が生い茂っている。海外からの観光客が多い。おみくじ引く、大吉。遊園地の入り口付近にあるローレンス・ウィナー作品も見る。ライアン・ガンダー作品は現在非公開になっている模様。大宰府天満宮で見れる現代美術作品はコンセプチュアルな作風のものが多い。昨日東さんと川崎さんに聞いた話でも、天満宮側がかなり意欲的な方々のようだった。アートブックフェアをやった時も感触が良かったらしい。

大宰府駅近くにある喫茶店『風見鶏』でアイスオレを飲み休憩。店内はオルゴールが流れている。『ふすま』続き読む。言葉遊びのような言い回しが多く、どうも気持ちが入っていかない。表紙にモホイ=ナジのドローイングが使われていて期待したのにな。

再び西鉄に乗り、久留米へと向かう。雨が強くなってきた。『ふすま』読み終える。タイキさんと合流し、車に乗せてもらってMINOU BOOKSへ行く。鋤田さんは少し遅くなる模様。本見て、カフェスペースで近況など話す。INA『20光年』購入。まどもそういえば読みたがっていたなと思い出し、お土産も兼ねて買った。鋤田さんと合流し、ピーコックという老舗の洋食屋でランチ。その後鋤田さんのお店へ。タイキさんと鋤田さんの会話を聞いているだけでも面白い。2人の問題意識は共感できる。塗装のはがれが良い加減になっている犬の置物を購入。

鋤田さんは福岡市まで出店の片付けに向かい、自分はタイキさんにJR久留米駅まで送ってもらう。駅前の駐車場で立ち話。タイキさんは特に商売というわけでもなく日々いろんなモノをいろんなところから買い付け、それを信頼できる人に安価で売るか、譲るかしている。タイキさんのモノと貨幣経済の関係性についての考えはこの世の中では非常に独特なのかもしれないけど、自分はすごくまっとうなことを言っているように感じるし、背筋が伸びる気持ちになる。この日はアート周辺の経済について話した。なんとなく横須賀の朝田翔一郎さんのことを思い出したので、朝田さんのことも「こんな人がいるんですよ」と伝えた。

JRで2時間ほどかけ、小倉へと向かう。車窓に田園風景が広がっている。『20光年』を早速読み終え、松下竜一『豆腐屋の四季』読み始める。徘徊堂さんにも松下竜一の本が何冊かあって気になったけど、松下は大分生まれだった。電車は下校/退勤の時間帯の割にそれほど混まず、快適。

小倉着。想像以上に大きな駅。夜行バスの発車場所を確認し、九州唯一のストリップ劇場『A級小倉』で一番最後の回の開始時間を確認。店先のおじいさんに聞いてみると「21時半かそんくらい。前後もするけどまあ21時15分に来てたら間違いない」とのこと。とりあえず「グリーンランド」というサウナへ行き、汗を流す。館内着のハーフパンツが脱衣所に畳んで重ねられていて、サウナに入る時や脱衣所で休憩する時はそれをはくようだったので、そうした。出て、少しふらふらと歩く。老舗の角打ちは割と早めに閉まるようで、夜になると開いているのは新しめのお店ばかりになる。資さんうどんを見つけ、よく聞く名前だなと気になって初訪問。安いしおいしかった。福岡のうどんは香川と全然違うけど良いな。A級小倉のほぼ隣にある、24時間営業の焼肉居酒屋『白頭山』に入る。カウンターに座り赤星と枝豆、鶏の唐揚げ。お通しはキムチ。一人で飲みながらゆっくり本が読める。

風呂に入ってさっぱりし、お腹も満たされたところで、A級小倉に入る。前にストリップへ行ったのは松山ブックマルシェ出店時のニュー道後ミュージックで、約一年前のこと。劇場内は広く、既にたくさんのお客さんがいる。女性も数名。道後よりも入場料が割高だけれど、その分出演する演者さんの数が多い。バスの時間もあり全てのパフォーマンスを見ることはできなかったけど、5人中4人を見ることができた。それぞれ演出に趣向が凝らされている。暗転から照明がついてオタクっぽい?キャラクターの演者さんが登場した瞬間、最前の常連のお客さん数名がいつの間にか公式のハチマキをつけていたのには「すごい」と感心(しっかりオタ芸もやっていた)。ほか、天井から吊り下げた布に体を絡ませて回ったりと幻想的な演技が特徴的な方もいた。ストリップはユーモアも多く、「別に脱がなくても楽しめるんじゃないか」と思える瞬間もあるけど、エロ込みで成立しているはずだし、それゆえに大真面目に語られづらいのもまた面白い。不思議な位置にある芸能だなと思う。

バスに乗って高松へ。


30日(火)

朝8時頃に高松に着き、電車に乗って帰宅。荷物を片づけて、10時過ぎまでベッドで寝る。

まどと大宰府で買ったお土産の梅が枝餅を食べるが、ちょっと固い。南へ行き、旅行中のことなど話す。読書。ノートにドローイングも描くが、最近あまり描いてないせいかいまいち調子出ず。出て、パンを買ってグリーンのベンチで食べた。

店へ。発送がたまっているので進める。メールの返信。ついでに開けていると、お客さんがやってきて少し売れた。買取についての相談も受ける。ripple coffeeさんが「深夜珈琲」に出していた本や雑誌を車で持ってきてくれた。助かります。前回よりも反応があったようでうれしい。今後も続けていくとのこと。

18時過ぎに店を出て、スーパーに寄って帰る。まどが味噌汁と豚しゃぶを作ってくれていた。自分は空心菜炒めを作る。晩ごはんはネギトロ丼と空心菜炒めと味噌汁。豚しゃぶは明日のおかずに取っておく。

風呂に入り、内田吐夢『血槍富士』見る。先日聞いた『ゼーロンの背中』でも言及されていて気になった映画。中国より復員した内田吐夢の戦後第一作で、企画がマキノ雅弘の弟・マキノ満男、企画協力が伊藤大輔、小津安二郎、清水宏、溝口健二とものすごい面子。90分ほどの尺で登場人物たちのキャラクターが細かく描かれていて、特に子供たちの愛らしさが印象に残る。終盤の立ち回りの無残さ。


01日(水)

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べ、根菜の煮物を作る。お弁当の用意。洗濯。まどは先に外出し、自分は先月分のレシートの整理と家賃の振り込み。

外出、店へ。在庫整理を進める。そのまま開店。瀬戸芸の秋会期はあさって3日からだけど、既に国内外から観光客が増えてきているようだ。この日は少しだらけたのと、冷蔵庫に入れていたペットボトルのお茶が少し悪くなっていたようで胃を痛めてしまい、あまり作業進まず。

閉店。胃の調子が回復してきたので、ブログの更新など23時過ぎまでがんばる。帰宅、風呂に入って寝る。


02日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。まどと南へ行き、『豆腐屋の四季』続き読む。ノートにドローイング。この日も調子は相変わらずいまいち、しかしなんとか1枚完成させる。

開店。本の査定と在庫整理を進める。BOOK WEEKENDが終わって以降棚への補充がままならず、ところどころ隙間が開いてしまっている。早く埋めてしまいたい。最近は均一本がよく売れている。まめに来てくれる常連さんも増えた気がする。もっと期待に応えられるようなお店にしたい。

SNSを見るといろんな情報が入ってくる。今月のちくま学芸文庫はどれも面白そう。来週末、三木町で鎌倉芳太郎に関するシンポジウムが行われるようだ。東京都現代美術館で年末からソル・ルウィット展が始まる。

今日はこれから在庫整理の続きをやり、少しゆっくりする。