2025年10月27日月曜日

概念と空間(2025年10月24~27日)

23日(木)夜

少し残業して、本を発送し帰宅。洗い物などやり、朝倉圭一『わからないままの民藝』読み終える。風呂。

寒いので厚めの冬用かけ布団を敷くが、暑い。夜中それをはねのけると今度は寒い。これでは風邪をひいてしまう。


24日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の片付け。外は晴れている。山登りに行きたい。

外出、店に行き買い取った本の整理。なんとか片付いたけど、どんどん出して売らないと。

開店。品出し、均一本補充。明日アルバイトMさんが来てくれる予定なので、ネット出品用の本の準備もする。最近は夜のほうがお客さんが多い。観光客が多いということだろうか。夜に十河さん寄ってくれる。あれの作業がまだ進んでいない、お詫びする。田久保英夫の小説の面白さは主語がないところとのこと。1冊何か読んでみようか。

閉店後、疲れて早めに帰る。シャワー。ビール飲みながら読書。山岡明『カストリ雑誌にみる戦後史 戦後青春のある軌跡』読み始める。小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』も読み進める。1時過ぎに寝る。


25日(土)

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べ、洗濯物を干す。お弁当の用意。instgramに、気になったことを文章でまとめる。以下がその文章。

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最近立て続けに2回、「このお店にある本て、全部同じ値段なんですか?」と聞かれた。
そのうち1回は、「裏表紙めくったところに値段がありますよ」と答えると、確認したのち「この辺の洋書は同じ値段なんですか?」と、また同じような質問をされた。
古本屋によっぽど馴染みがないのか(2人ともそれなりに年配の方だったけど)…、表の均一棚には「¥100」て書いてあるから、店の中の本も均一価格だと思ったのか。なぜそう思ったのかが気になってる。
以前は「このお店にある本て売ってるんですか?」と聞かれることも多かった。

こないだXで「最近花屋というものがあることがわかった。いや、前々からあったんだけど、自分の頭の中にある花屋という概念と、実在する花屋がやっと最近になって結びついた」みたいなことを書いてた人がいて、それに近いのかもしれない。
「同じ値段なんですか」「売ってるんですか」と聞いている人は、古本屋という概念がまだ自分の中ではっきり形作られていないか、古本屋という概念がYOMSの空間と結びついていない。何かわからないことがあれば聞いてくれればいいから、別にいいんだけど。
入口に「古本」と書かれていて、誰でも入ってよくて、壁が本でいっぱいでも伝わらないこともある。
なんかすごい。逆に、ここに何かがあるような気もする。「ひとん家みたいな店」の「ひとん家性」とか…。

+ + + 

カフェオレ飲みながら『カストリ雑誌』続き読む。

作業部屋へ行き、絵の続き。あまりうまくいかず。

開店。品出しを続ける。棚に隙間が開いては焦って補充を繰り返す毎日だけど、隙間の埋まった瞬間はいつも良い気分になる。徳島から『ハードスタッフ』発行人の小西昌幸さん来店。いろいろお話し、来年ちょっと連携を取ることになりそう。今まで自分が関わったイベントとは規模の異なる催しになりそうだ。しかし、世代の違う方とこうして志を分かち合うのはとてもやりがいを感じる。

閉店後、この日もビールを飲みつつ、レジで音楽をいろいろ聴く。最近音楽を聴くのがサブスクからCD中心になった。聴き方が変わると聴く音楽も変わる。今年は中南米やアフリカの音楽をよく聴いている。

帰宅、シャワー浴びて寝る。


26日(日)

この日はマド先生の誕生日。

朝8時頃に起きる。まどが作ってくれていた味噌汁を飲み、外出。南へ行く。案の定混雑していたけれど、少し待ったら入れた。『最後の講義』読み進める。作家遍歴シリーズの1冊目にあたる『黄金の女達』と比べると、作者の筆がのってきているような気がする。それまで既に800ページほどが経過しているけど。

ルヌガンガへ行き、誕生日プレゼントの本を買う。購入した4冊のうち、レーモン・クノー『文体練習』は自分がおすすめした。以前購入して持っていたけど、東京で火事に遭ってだめになってしまった。また読み返したい。

開店。この日も一生懸命品出し。方々へ連絡も。店頭買取1件。あまり入って来ないであろう建築関係の本がまとまって入荷し、かなりうれしかった。

閉店後、まどと待ち合わせて半空へ行く。最近できたという別室に通してもらう。内装はイドカフェの市原さんがやったらしい。ハーブカクテルやケーキをいただく、どれもおいしい。最近発行が始まった半空新聞、暖君の文章が面白い。半空はだいぶ長いことやっているけど、いろいろ変化もしていて楽しい。YOMSも少しずつ変化していきたいなと思う。


27日(月)

朝9時に起きる。高松を散歩する夢を見ていた。頼酒店が(夢の中で)閉店していてショックを受ける。久しぶりに行かなければと思う。最近県外へ出ることが多いけど、夢の中では時々、香川のどこかの町が形を変えて登場する。観音寺の、私鉄とJRが交差するレンガ造りの高架下の雰囲気は良かった(実際にはそんな場所はありません)。

朝ごはんを食べ、コーヒーを飲みながら『最後の講義』読み進める。外出。作業部屋の片付けを少しやる。

開店。この日はなんだか体が疲れてだるく、ずっとへとへとだった。美容師のりんさんが今度やるアクセサリーの展示会のフライヤーを持ってきてくれた。りんさんは先日直島で行われた音楽イベントの企画にも関わっていて、そちらはとても盛況だったようだ。夕方ごろにサンリンシャ蓮井さん来てくれて、久しぶりに話す。共通の知り合いを取っ掛かりに最近の町の出来事について話そうとするが、ぱっとその知り合いが頭に浮かんでこない自分に気が付く。そういえば蓮井さんが高松から神戸に引っ越してからも、かなりの時間が経っているな。夜、なんとなくジャワのガムランを聞いてみる。なんとなく今までありきたりなイメージで理解した気になっていたけど、いろいろ聞いてみると節回しやリズムのバリエーションが豊富にあって面白い。

非常に疲れたので、これからサウナに行こうと思う。明日は東京から友人の浅沼さんが来て、一緒に街をまわる予定。

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