2024年4月14日日曜日

ドアノブ(2024年04月12~14日)

11日(木)夜

発送準備、帳簿付けなどをやって22時過ぎる。閉店後、本を発送して帰宅。そろそろ何か絵を描かないと…となり、ノートに少しだけドローイングやる。板パネルやキャンバスも進めなければ。光嶋裕介『ここちよさの建築』読み終えて寝る。


12日(金)

朝8時半に起きる。まどの作ってくれた味噌汁を飲み、外出。南でモーニング。『ヴァレリー詩集』読み終える。スーパーで食材を買って店に戻る。

開店。発送準備と少し品出しをやりつつ、査定進める。以前持ち込みいただいた分のお支払が1件。ジュノ君が来てくれて、今度Centerさんで開催する個展のDMを持ってきてくれる。お互いの近況や、最近の展示の話などをする。査定が思ったよりも良いペースで進むが、夕方ごろさらにどっさりと古本の持ち込みがある。まだまだ先は長い。

閉店後、本を発送し、スーパーに寄って帰宅。ビールを飲みながらオーソン・ウェルズ『審判』見る。カット割りのテンポの良さ、建築、光の演出。ジャンヌ・モローもロミー・シュナイダーも美しい。カフカが原作ということを考えると、『審判』は理性を持ってカフカの世界を映像で描写しようとしている感が強い。以前見たストローブ=ユイレの『階級関係』は、カフカ自身の世界の「感じ方」でもって映画を作ろうという姿勢があった。どちらも傑作。


13日(土)

朝9時に起きる。寝坊。朝ごはんを食べてお弁当を用意し、店へ。持ち込みの本が店内にあふれていて、とてもお客さんを迎えられる状態ではないので整理。

開店。この日は天気が良く、お客さんも多かった。昨日に引き続き、品出しや発送準備を進めつつ、査定を進める。店頭買取1件。千年一日の土田さんより、個展の売り上げの計算書が届く。思ったよりも売れていた。よかった。峰山往来文庫の選書の追加分の受け渡し。夜にカンデラの2人来て、いろいろ話す。詳細は省くが東京で「世間は狭いねえ」という出来事があった模様。閉店時間過ぎても作業を続け、やっと大口の査定が1件完了。メールで金額をご連絡し、了承取れる。また追加で買い取らせていただくことになりそうだ。

なんだかんだで1時間半ほど残業し、閉店。やっと作業部屋で過ごせる。東京で買ったレコードを聴きつつ、少し絵を進める。丸1日こういうことに時間を使いたい。高校生の時に買って手放していたレコード(Rephlexから出していたSlipperというユニットのアルバム)、ユニオンで400円で売られていたので買い直してみたら、今聞いてみてもそこそこ良かった。

ふと作業部屋のドアを閉めると、ドアノブが取れていたことに気が付く。あれ?と思ってハサミなどを隙間にグリグリと差し込むが、開かない。ネットで調べてみると、どうも閉じ込められてしまったようだ。仕方なく、風呂に入っていたらしいまどに電話をかけて、外側から開けてもらう。もう夜遅いのに申し訳ない。帰って、風呂に入って寝た。


14日(土)

朝9時に起きる。ドーナツとヨーグルト、小夏、紅茶で朝ごはん。紅茶は新宿ベルクの外にある物販スペースで売られていたもので、ノンカフェインで優しい香りのアールグレイ。

お弁当を用意して外出。ルヌガンガに寄り、注文していたエドマンド・バーク『崇高と美の起源』購入。店内ではPaper Talkにも参加してくれた森本さんの豆本展をやっていた。公園に行き、千葉雅也『オーバーヒート』読み始める。小説だけどほとんど著者自身がモデルになっているようだ。Syndicateのお2人とすれ違う。持ってきたぬいぐるみを公園に立たせて写真を撮ろうとするが、風でうまく立たない。

開店。久しぶりに集中して品出しに取り組む。店頭買取2件、工芸関連の展覧会図録や映画パンフレットなど。fragrantのカオリさん来てくれていろいろお話。この日は楽しそうに棚を見てくれるお客さんが多くて良かった。

ここ数日、友達がふらっとやってきて少し話すというのが続いていていい感じ。

今日はこれから絵をやる。明日は早起きして映画。

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