2024年4月25日木曜日

徐々に(2024年04月23~25日)

22日(月)夜

閉店後、在庫整理作業。早めに終わったら絵をやろうかと思っていたが、全然終わらない。結局ひと段落ついたのは24時過ぎ。ぼーっと帰り道を歩いていたらカンデラの矢野君と偶然一緒になり、しゃべりながら帰った。


23日(火)

朝8時に起きる。まどと南でモーニング。藤枝静男『虚懐』続き読む。これは短編集で、20ページほどの短い話の中で急に気が変わったように他の話題をし始めたり、短編同士が微妙につながっていたりと、とても面白い。藤枝は私小説作家を自認しているけど、「私」の置き所、「私」とその周囲にある世界の範囲を、とても広く見積もっているようなところがある。

レンタカーを借りて、1件用事を済ませる。この日のお昼ごはんは麦蔵でざるうどんと鳥天。来たのは初めてだったような。鳥天が4つもついていて、食べ応えがあった。待ち時間中に『虚懐』読み終える。ついでに郷東のハードオフでレコードを見る。以前行った時にはけっこう買えたけど、この日は100円のシングル盤1枚のみ。

14時半頃にレンタカーを返す。片原町駅に首輪をつけた猫がいた。ニューグランデみまつの日帰り温泉へ。天然温泉で、湯舟も広い。500円でサウナにも入れる(温度熱め、外気浴なし)。体がふにゃふにゃになった。その後また南に行く。今度は1人。ニコラ・ブリオー『関係性の美学』読み始める。久しぶりに現代美術批評の本を読んだけど、なんとなくとっつけず、気持ちが苦しくなってしまう。なぜだろう。

スーパーに寄って帰る。まどと協力して晩ごはんの用意(作るのはまど、自分は食器や道具の洗い物と片づけ)。2人ともあまり調子が良くない。奮発してカツオのたたきや、牛肉などを食べる。さすがに元気が出た。

まどがまたDORSIAへ行きたいとのことで、自分もついていく。夜のBGMはシティポップのようだ。ハイボールを飲みつつ長尾謙一郎『ギャラクシー銀座』再読。2巻まで読む。お客さん多い。

帰宅、篠田正浩『心中天網島』見る。音楽は武満徹で、近松を原作した映画なのに冒頭からガムランを使っていて最高。黒子の存在や、篠田桃紅の巨大な壁画が効いた不思議な形の民家のセットもいい。


24日(水)

朝8時に起きる。朝ごはん。卵焼きを作り足して、お弁当の準備。まどがコーヒーを淹れてくれる。『ギャラクシー銀座』3巻読み終える。

外出。小雨が降っていて、どうもはっきりしない梅雨の始めのような天気が続いている。店でセットものの出品。少しずつでも進めていきたい。

開店。品出し、発送準備進める。月曜にやってしまったミスはカバーできた。こちらの不手際にも関わらず、優しい言葉をかけていただく。休憩中に『ギャラクシー銀座』最終巻の4巻まで読み終える。以前は長尾謙一郎作品ではこれが一番好きだったけど、今は『クリームソーダシティ』かもしれない。買い直したい。

閉店後、本の出荷。作業部屋に行き、CDやレコードを聞きつつ絵の続きをやる。今まで進めていた感じからまたけっこう変わり、良い感じになってきた。紙にマーカーで描いた絵を切って貼ったりなどもやってみた。コラージュも面白いけど、すぐ誰かに似てしまいそうで少し怖いところもある。


25日(木)

朝8時に起きて、朝ごはん。久しぶりに晴れていて気持ちがいい。洗濯物を外に出す。石川美南『砂の降る教室』読み始める。歌集を読むのは久しぶりだ。

まどと外出。志度寺に行ってみようかと話す。この日オープンのセブンイレブン(高松の商店街アーケード内だけでセブンイレブンが5つある)でカフェオレを買い、公園で飲む。保育園児が遊んでいる。スケッチブックにボールペンで1枚ドローイング。作業部屋へ行き、昨日に引き続きネット出品作業。気がかりだったものを少しずつ消化していくのは気分がいい。

開店。この日は品出しをがんばり、セットものを店頭にどんどん出していく。一気に店内の密度が増した。夕方サチコさん来て、仏生山のお店の話をいろいろ聞く。自分の知らないお店もまだまだあるな。

今日はこれから少し飲みに行って、絵の続き。

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