2024年1月15日月曜日

7周年(2024年01月14~15日)

13日(土)夜

閉店後、本の出荷。外はとても寒く、ビールのつまみにコンビニおでんを買う。店に戻る途中にまどと遭遇し、一緒に店で映画の話など。

まどは帰宅し、自分は作業部屋へ。レコードを聴きながら絵の続きをやる。一時は失敗かと思った絵が進めるうちに持ち直してくる時の喜びは大きい。1時近くまで粘り、とりあえず一旦完成というところで帰宅。絵がうまくいき始めるのはいいけど、家に帰るタイミングを見失ってしまうのが悩ましい。


14日(日)

まどはイオンシネマまで『窓ぎわのトットちゃん』を見に行くらしく、しかし朝9時前に開始の回しかないそうで、朝7時起床。自分もついでに同じタイミングで起きた。朝ごはんにドーナツ。

まどが出かけていき、自分は家で映画。コーヒーを飲みながら、清水宏『小原庄助さん』見る。1949年の作品だけれど、今見ても笑ってほがらかな気分になれる。洋裁教室の行われている部屋から渡り廊下、和室へと絵が切り替わっていくワンカットはすごい。

スーパーへ買い物に行き、料理。豚肉の生姜焼き、青菜のおひたし、もやしとニンジンのナムルを作る。お弁当を用意して外出。ルヌガンガで注文していた二コラ・ブリオー『関係性の美学』を購入。作業部屋で少し絵を進める。

開店。店頭買取1件、ほか段ボール5箱持ち込みがありこちらは後日支払いとなる。査定、品出し、均一本の補充、発送準備など進める。なんだか胃の調子が悪い。高校生らしき女の子が斎藤緑雨や室生犀星、草野心平、トルストイなどをまとめて買っていった。たまにこういうことがあると、絶対に店を続けようという気分になる。

この日はyomsの開業7周年記念日。開店当初に比べてだいぶ品揃えは充実している。お客さんのおかげだ。7年はあっという間だな…と軽く考えていたけれど、今日ふと「人生の6分の1、店をやっているのか」と気が付いて、そう考えるとなんだかすごいような気もする。今後は絵を描いている自分と店をやっている自分との境界線がどんどん曖昧になっていけばいいなと思う。具体的にどんな状態なのかははっきり言葉にできないけど、それが一番自分のやりたいことに近いはずだ。

閉店後、本の出荷。自販機でホットココアを買って作業部屋へ。キャンバスを張って、少し進める。あまり使わない赤を、水をたくさん含ませた筆でのばす。なんだか生々しい。帰宅。エルンスト・ユンガー「大理石の断崖の上で」読み始める。ドイツロマン派の系譜にあるようで寓話的要素も強く感じさせる、不思議な文章。


15日(月)

一度朝8時に起きたものの、二度寝してしまい結局9時に起きる。まどが新しく買った焼き網でパンを焼こうとするが、なかなかうまくいかず。朝ごはんを食べて、コーヒー飲んでユンガー続き読む。お弁当の準備。

まどの言い方で以前から気になる部分があり、つい機嫌が悪くなってしまう。自分としては本当に言われるたび嫌でたまらなかったけど、まどは別に悪気ない。こういう時、本当に自分は感情を伝えることが下手すぎる。こういう風に受け取ってしまう自分が悪いのか?と考え始めてすぐにわけがわからなくなってしまう。

外出。WAX GATE RECORDに22日のチラシを置いてもらう。開店。お客さんは少なめ、昨日お預かりした本の査定を進めていく。昨日まで琴平で展覧会をやっていた京都のはまぐちさくらこが来てくれて、久しぶりにいろいろ話す。気になっていた京都の古物屋さんがさくらこの家からすぐ近くの場所にあるようだ。夜にまさみさん林田さん、小鉄君来てくれて、チラシを渡したりもらったり。イベントが増えてきて楽しい。査定ひと段落して発送準備。

今日もこれから絵。次の展覧会も近づいてきている。

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