閉店後、本の発送。作業部屋でビール飲みつつ、エルンスト・ユンガー『大理石の断崖の上で』続き読む。明らかにナチスを指していると思われる箇所が増えてきた。
「森の頭領は、たとえば初めに患者の病気を昂進させておいて、それから自分がたくらんでいる切開をほどこそうとする悪い医者に似ていた。」(p53-54)
キャンバスの続きをやって帰る。ゆっくり風呂に入って寝た。
16日(火)
朝8時頃に起きる。まどが買ってくれていたカセットコンロを使い、焼き網でパンを焼いてみる。フライパンで焼くよりもだいぶ速い。乗せたもの全体に熱が行き渡る良い焼き網。まどはマンガのほうがかなり忙しいようで、食べて早速作業に入っていた。自分は映画。岡本喜八「斬る」見る。すばらしくテンポが良い。時代劇だけど仲代達也の話し言葉だけがやけに現代風で、それが世間から浮いた感じの役柄とはまっていた。
まどと外出し、コクアに行きカフェオレ。読書進める。ハップさんは遠征帰りのタイミングだった。その後、yomsお隣のゲストハウスten to senの2回にできた『おやさい食堂shima』でお昼ごはん。ヴィーガン/ベジタリアン対応のメニューを出されている。今回はやさい春巻定食を注文、とても食べ応えがあった。番茶を飲みながらここでも少しだけ読書、『大理石』読み終える(長居してしまったかもしれない、すみません)。shimaさんを出るとちょうど安岐さんに遭遇した。
酒屋へ飲み物の買い出しに行き、作業部屋で絵の続き。MainlinerやKyussなど聞きながらやる。一旦完成させて結局展覧会に出さなかった絵、改良し再び完成。スーパーで買い物をして帰る。
夕ごはんはすき焼き。ここでもまどの買ってきたカセットコンロが役に立つ。ビール1本飲み、奥田亜紀子さんの『新装版 ぷらせぼくらぶ』と『心臓』を再読。どちらもけっこう嫌なことや悲惨なことが起こっていたりするけど、読後感がそれほど重くないのが不思議だ。奥田さんがSNSに投稿しているラフな漫画もとても好きなので、いつか冊子にまとめてほしい。
17日(水)
朝8時に起きる。迷惑YouTuberの迷惑行為を散々見たあとで、実はそのYouTuberが自分の友達の友達と知り、愕然とする…という嫌な夢を見た。8時間くらい寝たはずだけどあまり眠れた気がしない。食べ過ぎたかな。
朝ごはんを食べて、レイ・オルデンバーグ『サードプレイス』続き読む。合間に洗い物や洗濯。
「これまたフロイトに名言がある。「ユーモアは諦めではない。反抗である。ユーモアは自我の勝利だけでなく快感原則の勝利をも意味する。そして、この快感原則には、現実の厳しさに対抗して自らを貫徹する能力があるのだ。」」(p112)
まどと南へ行き、読書続き。その後シューレに行き、年始恒例の実家への贈り物をいろいろ買う。今年も生活雑貨と食べ物数種。たまには一点豪華主義で器とかもいいかもしれないと思ったりするが、結局例年通りになった。
開店。なんとなく気圧の谷間にあるような気分だなと思ったら、明日からしばらく雨の予報。週末の人出はどんなもんだろうか。夜に植松さん、大三君、平尾君と友達が立て続けに来てくれてうれしかった。
今日もこれから絵。
0 件のコメント:
コメントを投稿