02日夜
島田虎之介「トロイメライ」読み終える。場所と時間軸がものすごい勢いで交錯する。作品の中に登場するひとつひとつの要素がきめ細やかに響き合う。マルケスやカルペンティエルを読んでいる時みたいな気分になった。他の作品も読みたい。
バイトから帰って、2時過ぎまで絵をやる。キャンバス1枚下塗り。
03日
10時前に起きる。最近夜型になってきた。
まどと喫茶店に行く。「黒田三郎詩集」(現代詩文庫)読み進める。まどはなぜかウイルスを「コロナさん」とさん付けで呼んでいる。
ルヌガンガでやっている古本市に行ってみる。iLの浜吉さんが文学、社会学、音楽などを中心にいろんな本を持ってきている。面白そうな本がたくさん。稲垣足穂「一千一秒物語」(ちくま文庫)と高野文子「棒がいっぽん」を買う。
開店。お客さんはふつう。
夕ご飯は菜の花のおひたしと麻婆豆腐。
この日はバイトなし。「黒田三郎詩集」読み終え、丹下健三「人間と建築」読み始める。表紙の写真は香川県庁舎。
キャンバスやる。8号1枚完成。
04日
朝9時前に起きる。
SNSを見ると、昨晩に高松市がこの週末の外出自粛を求めていた。けっこう急な要請だ。高松の個人店でもこの5日間ほどで予定を延期したり、閉店の予定を早めたり、営業形態を一部変更するところが増えた。
政府は収入が半分以下に減少していることを条件に、減収分を個人事業主には最大百万円まで補填する方針を固めた。自分はまだ、ウイルスの問題が表面化してくる前と比べ収入は減っていない。しかしこれからみんなますます財布のひもは固くなっていくだろう。どうなるだろうか。
お客さんの側に立ってみれば、スマホをいじっているとついSNSやニュースも気になって見てしまうし、じっくり集中して読める本が100円で売っているところが開いているというのはうれしいことかもしれない。古本屋は悲しいかなそれほど混雑している場所ではないし。
なんだかいろいろな考えが頭の中に湧いてきてまとまらない。とりあえずスケッチブックに絵を描く。2枚ほど良いのができた。
開店。店頭買取1件。お客さんは少ない。
今日からはしばらく入口のドアを開けて、ドリンクはテイクアウトのみで提供することにした。外出自粛ムードの中で「こんな面白そうな本が入りましたよ」と入荷状況をお知らせするのも、なんだかなあという感じがする。しかしいろんな本を見ていると気が紛れるのも確かなので、普段通り入荷のお知らせをすることにした。
この感じだと、今月末のさっこライブも、来月のペーパートークも開催が難しそうな気がする。何か考えたいところだ。
今日はバイト。
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