2024年12月23日月曜日

ふつうの日記(2024年12月22~23日)

21日(土)夜

閉店後、本を発送して帰宅。朝早くから働いて疲れた。まどとよって屋に行きたいねと話す。洗い物と風呂を済ませ、神代辰巳『恋人たちは濡れた』見る。空っぽの映画館で歌われる三波春夫、『淫獣』と大きく書かれたのぼりを立てた自転車、砂まみれの尻、ラスト近くの馬飛び…。どうしようもない、すれっからしの情けなさが胸に詰まる。


22日(日)

朝7時に起きる。昨日の晩にまどがモーニング行きたいと言っていたので早起きしたけど、やはりそう簡単には起きれない。朝ごはんとお弁当の用意を済ませて声をかけると、なんとかベッドから出てきた。

先に行くことになり、1人で南へ。レコード・コレクターズの1990年10月号、戦前ミシシッピブルース特集を読み始める。Charley PattonやSon Houseなどなど。普段はサブスクやYouTubeで断片的に聞くことが多く、それだけだと時代背景や影響関係がつながっていかない。大森荘蔵『流れとよどみ』続き読む。

店に戻る。眠い。準備を整え、アルバイトO君とこの日も午前中作業。O君が来始めてまだ4日目だけど、目に見えて手つかずだった在庫が減り始めている。いい感じだ。自分は在庫整理、消耗品の買い出し、昨日届いた小林一毅さんの作品集の品出しなど。BGMは前半戦前ブルースをかけ、後半はPink SiifuやSZAなど聴く。SZAの新しいアルバムとてもいい。

開店。品出し、ネット出品作業など進める。桃子さん来てくれて、鹿児島へ行った話や、『休みの集い』の感想など聞かせてくれる。ヒデさん来てくれて、裸のラリーズの水谷孝が亡くなった話になる。ヒデさんはラリーズの京大西部講堂のライブで照明をやったことがあるそうだ。天井裏にいると轟音で天井がバリバリ揺れて恐ろしかったとのこと。想像するだけで迫力がある。その流れで京都時代のいろんな思い出を話してもらう。村八分、ビートミンツ、Aunt Sally、INUなど、今では伝説のように語られているバンドをたくさん見ていた。また改めてゆっくりとお話を伺いたい。Tさんより電話で連絡あり、明日また本を持ち込んでくれるとのこと。ありがたい。

閉店後、作業部屋で絵を描く。30分くらいやるだけでもけっこう絵の雰囲気は変わる。ジョンのサン、ピエール・アンリのCDを聴きながらやる。後者は東京に行った時に買ったもので、ようやく聴けた。間が多いコンクレートで、とても良い感じ。帰宅。ワインを飲みながら『流れとよどみ』続き。

「一番問題となる視覚の場合をとってみよう。エピクロスによれば、すべての事物の表面から非常に薄い膜のようなもの(「映像(エイドロン)」と呼ばれる)が絶えず剥がれてあらゆる方向に飛び散っている。」(p100)

エピクロスは紀元前にこんなことを考えていたのか、すごいな。


23日(月)

朝8時前に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。外出。この日もO君バイト。Mさんは私事が重なり、今年はもう来られなさそう。O君にネット出品をやってもらっている間、自分は梱包と発送、消耗品の買い出し、在庫整理など。いいペースで進む。

開店。在庫整理、発送準備など進める。今治ホホホ座での展覧会を先日終え、栃木に戻っていたはずの河合浩さんが突然現れて驚く。なんとなく旅行で高松まで来たらしい。高松を選んでくれたのがとてもうれしい。つくばで会った森本友さんも一緒で、森本さんは現在尾道のゲストハウスに住み込みで働いているとのこと。いろいろお話する。河合さん、来年は年明け早々から福島のいわきで個展の予定があるそうで、フライヤーをお預かりする。店頭にいろんな場所で行われる展覧会やイベントの告知物があるのはなんだか楽しい。2人が帰って少し経ち、Tさんが買取の本を持ってやってくる。トランクだけでなく後部座席にも段ボールが積んである。15箱お預かりし、後日ご連絡することに。夜は査定。とても疲れた。

今日はできれば早めに帰りたい。

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