2024年5月23日木曜日

明日は富山(2024年05月21~23日)

20日(月)夜

閉店後、本棚を完成させて帰宅。風呂。週末の富山~新潟行きの、持って行くべきものをリストにする。意外と時間がかかり、本や映画はやめて寝た。


21日(火)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんはパンとコーヒー。洗濯、掃除。まどに髪を切ってもらう。

外出。ジュンク堂や宮脇をうろうろし、堀道広『金継ぎおじさん』購入。早くもお腹が減り、丸亀町に最近できたうどん屋さんに入る。冷かけ1.5玉とかき揚げ。出て、富山や新潟で会う友達へのお土産を買う。南へ行き、『金継ぎおじさん』読了。娘のほつれちゃんかわいい。ネットに公開されている堀さんのインタビューを読むと、あえて変な持ち方でペンを持ったりして、うまく描かないよう心掛けているらしい。

スーパーに寄り、店へ。25日に出店する『BOOK DAY とやま』ではスリップでどの店の本なのかわかるようにする必要があり、そのための作業をやる。これは最初からスリップをきちんとしたものにしていればやらなくても良い作業で、はっきり言えば無駄足。先日スリップを改良したけれど、全部の本に対して付け替えたわけではなく、チェックしていかないといけない。疲れるけど、しょうがないと割り切って進める。

帰宅。まどの作ってくれたおかずと、自分の買ってきたカツオのたたきとで晩ごはん。夏が近づいていることを感じさせるオレンジ色のきれいな夕焼け。沖縄が梅雨入りしたそうだ。プリンも食べた。長野の塩尻にいる、友人の平間貴大に「今週末富山で古本市に参加するから、もし来れそうなら来て」とLINE。BOOK DAY とやまには行ったことがあるとの返事。塩尻から富山までは120kmほどか。

なんとなく『さとうきび畑』を歌いながら店に戻り、作業続き。1時間と少しやる。これだけでも割と進む。明日にはひと段落つけて、持って行く新刊本やzineの確保までやってしまいたい。

ビールとチーズを買って帰り、飲みながら吉田喜重『甘い夜の果て』見る。3人の年上の女性を手玉に取ってのし上がろうともがく若い男の話。当然うまくいくはずはない。使われていない競輪場や屋上の小さな観覧車など、「堂々巡り」の閉塞感を感じさせる場面が印象的。当時若干21歳の津川雅彦の演技には野暮ったさを感じるけど、だんだん松竹時代の吉田作品も好きになってきた。


22日(水)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べ、お弁当の用意。アントニン・レーモンド『私と日本建築』続き読む。

外出。セブンイレブンで田中菫さんの『HOT MILK LETTERS』最新号をプリントして、ポリ裏の広場で読む。菫さんは自分の心の癖や弱さにしっかりと向き合っていていい。自分も見習いたいが、未だに極端な方向にふれたり自閉したり、うまいこといかない。

店に行き、少し早めの開店。品出し、発送準備などの通常業務を少しやりつつ、昨日のスリップ作業の続きやる。週半ばの水曜にしてはお客さんが多かった。ポリ裏でマルシェ的な催しが行われていたから、そこからの流れも少しあっただろうか。「あさってから休みだから来ておこうと思って」という常連さんもいらっしゃり、うれしい。

閉店後、本の発送。昨日買ってあったチーズを食べる。店に戻り、出店に持って行くzineを木箱に詰めていく。これもスリップ作業をしながらで、意外に時間がかかった。富山でお世話になる高森君と連絡を取る。楽しくなりそうだ。

帰宅。シャワーを浴びて『私と日本建築』読み終え、寝る。


23日(木)

朝7時過ぎに起きる。この日はよく眠れた。お弁当を用意して、着替えの準備。

まどと外出。DORSIAでモーニング。鶴見俊輔『大衆芸術』読み始める。鶴見俊輔の本は再版されていないものもたくさんあるな。途中小説が読みたくなり、ゼーバルト『土星の環』読み始める。明日からの旅行中、本は読めるのだろうか。とりあえず3冊くらい持って行くことにしよう。どうせ富山で何冊か買うんだろうけど。

店に行き、昨日やっていなかった帳簿付け。開店し、出店に向けて本の箱詰めをする。さっさと終わらせて品出しをしようと思っていたら、これがなかなか終わらない。途中ブックエンドやビニール袋を買いに行ったり、必要なものをまとめたりしていたらあっという間に日が暮れた。火曜に作業を進めていなかったら危ないところだった。

愛媛より、古本を売ってみようと考えているという方が訪ねて来られる。藤井さんから紹介してもらったそう。いろいろとお話を聞く。「古本屋をやりたい」と一口に言っても、実店舗を持ちたいのかどうか、古本屋がやりたいのか「本のある場所」がやりたいのか、専業を目指したいのか副業か、新刊も扱うのであれば新刊と古本の割合はどの程度か、飲食物なども扱うか、などいろいろな商売のやり方があり、それぞれ動き方やコストのかけ方が変わってくる。「とりあえずやってみたらいいと思います」とも言えないし、相談に的確に答えるのは難しい。

明日は富山へ。なんとか21時までに荷物をまとめられて良かった。

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