2022年1月19日水曜日

ゆっくりやる(2022年01月17~19日)

16日(日)夜

閉店後、少し休んで風呂。深沢七郎「人間滅亡の唄」読み進め、キャンバス少しだけ進めて寝る。


17日(月)

朝7時半に起きる。ごはんを炊いてフリッツ・ラング「ブルー・ガーディニア」見る。朝に映画を見るのははずみがつく感じで楽しいけど、まどとの朝の会話が少なくなるのは良くないかもしれない。

スーパーに行き買い物。梱包用の段ボールをもらう。午前中は棚の整理、ネット出品、梱包の作業をやる。昨日の腹痛と胃腸の疲れで体がぐったりしている。料理。白菜の浅漬けと、小松菜、油揚げ、玉ねぎ、にんじんの炒め物を作る。

開店。ネット出品していたものがけっこう売れていたので、ひたすら発送準備。品出しも少し。メールでの査定依頼に返信。昨日お持ち込みいただいた本の査定もやる。この日は開店直後と閉店直前にお客さんが来るという不思議な一日。

閉店後、本の出荷。料理。ブロッコリーを茹で、にんじんのクミンシード炒めを作る。ヨーグルトが余っていたのでタンドリーチキンも仕込む。シャワーを浴びて、「人間滅亡の唄」読み終え、寝る。


18日(火)

朝8時前に起きる。よく眠れた。ゴミ捨て。タンドリーチキンをオーブンに入れて朝ごはんを食べる。まどと一緒に外出し、本を段ボール2箱出荷。

歩いて図書館へ向かう。視聴覚資料コーナーを物色。アキ・カウリスマキ「浮き雲」のVHSがあったので見る。カウンターにお願いして再生してもらう方式。カウリスマキの映画の登場人物は悲惨なことが起こっても淡々としている。しかし映像の色味は明るくポップで、全体的にユーモラスな印象が残る。定休日の午前中に見れてとても良い気分。DVD2本、本2冊借りる。さらにTSUTAYAまで歩いてDVDを返却&レンタルし、帰る。いい運動になった。

昼ごはんを食べながらスマホを見ていると、香川県の1日のコロナ感染者数が最多を更新していた。食べ終わって八百屋へ買い出し。ゆずが3個100円で売られていたので買った。焼き芋も買う。帰ってお茶と一緒に食べる。絵の続き。改良中だったキャンバスが完成。絵がきちんと進むと気持ちに張りが出る。アンドレ・ブルトン「通底器」読み始める。

「眠るとは、さまざまのものが沢山住み込み、人も物もすべて人間自身であり、必然的にこの永遠の人間存在に関わり合って、石とともに落ち、鳥とともに飛翔することになるあの夜のふところで、人間がその必要な度毎に新たな活力を取戻すことなのである。私は公共の広場の真中にこの人間の姿を見る。この人間の中では、ありとあらゆるものの敵対し合う諸々の意思が、たがいに他を抹殺し合うどころか、この人間の、繰り返すが誰でもないと同時にすべての者であるこの人間の、生命の栄光だけをひたすらめざして、たがいに結ばれ合い、見事な相互限定を実現しているのだ。」

シュルレアリスムの運動や理論にはあまり惹かれないけどブルトンの文章は好きだ。「通底器」も評論のような、評論の形を借りた何かのような、不思議な文章。夢日記が挟まれたと思ったら共産主義の話になったり、女性との細かい心の動きが綴られたりする。ブルトンの文章をシュルレアリスムに対する評価でもって語ってしまうと、取りこぼすものが多いんじゃないか。

ゆず湯に入ってあったまる。

料理。鯖の塩焼き、小松菜と油揚げの味噌汁、菜の花のおひたし、根菜のゆず味噌煮込み、ピーマンとしめじとツナのカレーを作る。カレーは夕食用で、他は明日の弁当用。まどが帰ってくるまで読書。ごはんを食べ、ワイン飲む。「通底器」読み終える。まどとジャン=リュック・ゴダール「小さな兵隊」見て、早めに寝る。


19日(水)

朝8時前に起きる。ゴミ捨て。フランスパンに昨日のカレーの余りを挟んで食べる。塩田明彦「映画術」読み始める。映画美学校での講義を書籍化したもの。いろんな映画の演出や演技の奥深さについて語られていて楽しい。少しだけキャンバス進める。本の整理。スーパーへ買い物。スケッチブックにマーカーで数枚絵を描く。

開店。香川県はまたまん延防止措置となる模様。愛媛県は香川以上に感染者が出ているが、要請を見合わせている。発送準備進める。スマートレターが足りなくなったので、一旦店を閉めて買いに行った。

今日はこれから映画を見る。最近映画を見るのが楽しい。毎日見たい。

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