03日(月)夜
臨時営業は18時過ぎに終了。帳簿付けして、本の発送。まどとリチャード・フライシャー「絞殺魔」見る。黒沢清がよく言及している映画。取り調べや殺人シーンでの画面分割、ラストの長回しでのトニー・カーティスの演技の緊迫感はすごい。絵を進めながら後藤明生「行き帰り」読む。青菜のおひたしを作る。1時前に寝た。
04日(火)
朝8時頃起きて、ゴミを捨てる。朝ごはん。年末年始休業最終日の今日は夜に出張買取が入っている。とりあえず喫茶店へ行き読書。スーパーに寄って帰る。アラン・レネ「ミュリエル」見る。途中見ながら昼ごはん。キャンバス少し進める。
レンタカーを借りて出発。ブックオフのセールが今日までなので、まわってみる。「石原吉郎詩文集」、多和田葉子「エクソフォニー」、船木亨「メルロ=ポンティ入門」購入。いい本買えた。イオンで休憩し、買取先のお宅へ向かう。山間の一軒家で、サルが出たりもするとのこと。文学やサブカルチャー関係の文庫や新書が多く、ありがたい。一旦家に戻って本を降ろし、仕事を終えたまどを乗せて仏生山温泉へ。温泉につかりながら読書。「行き帰り」読み終え、金井美恵子「<3.11.>はどう語られたか」続き読む。
「ロラン・バルトが、ファシズムについて、それが本当に恐ろしいのは、何かについての沈黙を強いることではなく、何かについて語ることを強いることだ、と書いていることが思い出されるではないか。」
家に帰り、少しキャンバス進めて寝る。
05日(水)
朝8時に起き、たまっていたプラゴミを捨てる。朝ごはんを食べてレンタカーを返し、喫茶店へ。スケッチブックに絵を描いて読書。フォークナー「響きと怒り」読み始める。出だしから自分に合う文章だなとわかる。こういう時は幸せだ。
家に帰って本の整理を進める。昨日引き取った本を移動。棚にある歴史関係の本を間引いて、その隙間に江戸文化関係の本を移動し、さらにそこに民俗学関係の本を追加する。年末年始も一日3~4時間くらい働いていたはずなのに、進んでいるような、そうでないような。スマートレターが切れていたことに気づき、あわてて買い足す。
開店。SNSで「開店からそろそろ5年です」と投稿したらお客さんからうれしい返信をいただく。ありがたい。お客さんにも、周りのお店にも助けられている。発送準備、本の整理、品出しを進める。徳島より郵送買取の本が一箱到着。店頭買取も1件。まどかさんとfragrantのかおりさんが来てくれて、映画の話をする。
こないだキャンバスの途中経過をSNSに投稿しようと写真を撮ったら、そばにかかっていたマフラーの影が写り込んだので、「マフラーの影をなぞるのも面白そうだ」という文章とともに投稿した。投稿したあと、この絵が完成したら「マフラーの影をなぞるのも面白そうだ」というタイトルにしたら面白いかもしれないと思った。実際になぞるかは別として。何が言いたいのかというと、「マフラーの~」は絵に取り組んでいなかったら出てこなかった言葉ということで、他にも自分は絵を描いているからこその声の出し方、物の置き方、料理の盛り方をしているんじゃないかという気にもなってくる。
今日はとても疲れた。料理して早く寝たい。
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