閉店後、小島信夫「こよなく愛した」読み始める。
「二人きりになって対面すると、互いにどのくらい本気であるか確めようとするのと、それをはぐらかそうとするのとが、入りまじって、小さい緊張の火花がおこったように見えた。しかしそのことが、むしろ習慣からきたことで、それよりも何よりも、第一、人の往来も多く、出てくるもの、入ってくるもの、いそいそと、ある段取りに向って急いでいた。それは、駅からここへ歩いてきたとき、と似ていた。もしそうしないと、何か約束のものに遅れてしまい、置き去りになるかのように思われた。」
風呂に入り、まどと北野武「3-4×10月」見る。灰皿で殴る前のガダルカナルタカの表情がいい。たたききゅうりを作って寝る。
03日
朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。少し読書。時短協力金の書類を出そうとしたらミスを発見。修正する。外出。郵便局に行ってレターパックを買い、スーパーに寄って帰る。
開店。雨は午後に収まった。お客さんはそこそこ多い。事務作業もひと段落したので品出し作業を進める。リクロ舎新刊「骨折映画館」も品出し。これは田口史人さんが鎖骨を骨折して療養を余儀なくされた時期に、全然見ていなかったという映画を集中的に見て、映画ファンの知人の方と感想をやり取りした記録をまとめたもの。なるほどと興味をそそられたり、自分の感想とあまりにも違っていて「ええっ!」となったり、面白い。
閉店。まどが元気無さそうなので、夜の散歩に誘う。雨が上がって涼しくなった。コンビニで飲み物を買ったり、本を出荷したり、番町周辺の豪邸を見物したりしつつぶらぶらと歩く。昼間なんとなく通り過ぎていた住宅も、暗い中に明かりが灯っていると思わず見入ってしまう。が、見入り過ぎると怪しいので、さっさと歩く。西宝町のTSUTAYAに行きDVDを返す。これといって借りるあてもなかったけど、まどがおすすめの映画を教えてくれたので、それを借りる。久しぶりにけっこう歩いた。
シャワーを浴びて、「こよなく愛した」読み終えて寝る。深夜ものすごい雷とにわか雨の音で何回か起きてしまい、熟睡できず。
04日
朝8時頃に起きる。洗濯物をたたんでホットケーキを作る。朝ごはん。まどは病院へ。長島友里枝「『僕ら』の『女の子写真』からわたしたちのガーリーフォトへ」読み始める。キャンバス少しずつ進める。まどが思ったより早く帰ってきた。担当の先生が今日に限って休みだったらしい、残念。カレー作る。どうも今使っているチリパウダーは辛すぎる気がする。胃に悪いので少なめにしよう。出張買取のご依頼が入り、火曜日に伺うことになった。
まどと店番交代。夜にあまり眠れなかったのとカレーが辛すぎたのとで、体調は悪い。品出し、発送準備進める。店頭買取1件。ここ最近の週末はお客さんが少なかったけど、今日はけっこう多かった。うれしい。
これから映画を見る。
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