2021年10月7日木曜日

ジャーニーしがち(2021年10月05~07日)

04日夜

閉店後、フランソワ・トリュフォー「あこがれ/大人は判ってくれない」見る。シャワー。少しキャンバス進める。なんだかよくわからないがストレスがたまったので、深夜1時から料理。ベーコン、ナス、アスパラ、にんじんを炒める。どこにいても居心地が悪いがそれが実は誇らしかった。


05日

朝8時前に起きる。定休日。もうほとんど副反応は無し。ゴミはまどが捨ててくれた。朝ごはん食べる。外出、喫茶店へ。小山清「落穂拾い・犬の生活」続き読む。

久しぶりに高松市美術館へ行き、「大・タイガー立石展」見る。すごい作品量、しかも1点ごとの密度がすごい。活動初期の「立石紘一のような」という作品は、元々立石自身のマニフェストに添える予定で描いていたイラストを東野芳明に拡大版を描くよう勧められて制作したものらしく、「?」な存在感が突出していた。The Residentsのアルバムジャケットを描いていたことも初めて知った。時系列で見ていくと、作家のその時々の葛藤なども伺えて面白い。岡崎乾二郎や中園孔二の作品が展示されている常設展も見応えがあった。

一旦帰り、昼ごはん。少し絵を進める。アルノー・デプレシャン「そして僕は恋をする」見る。3時間あるので定休日でないとなかなか見れない。淡い光が美しい。物語の核となる男女はそれぞれどこか欠落した部分があって、そのすれ違いにひりひりする。見ていくうちにあまり長さを感じなくなった。

小腹が減ったので、春風堂でクッキーを買って公園で食べる。蚊が多い。島田虎之介「ロボ・サピエンス前史」読み始める。スーパーで買い物して帰宅。ごはんを炊いて餃子を作るが、皮がフライパンに貼り付いてしまい大失敗。難しい。まど帰宅、とりあえず食べる。味はうまい。ビール飲む。「ロボ・サピエンス前史」読み終える。

TSUTAYAへ行き、返却。タリーズで読書。「落穂拾い・犬の生活」読み終える。帰ってシャワー。早めに寝る。


06日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。キャンバス進める。買い取った映画パンフレットの整理。位置を変えた効果か、最近映画パンフレットがちょいちょい売れている気がする。外出、100均でレジャーシートを買い公園へ。芝生にひいて座ってみる。視点が低いと公園も広く感じて新鮮だ。以前昼時に公園を通りがかったら、スーツ姿の男性が敷物に座ってお弁当を食べているのを見かけたことがある。あれはなんか良かったな。スケッチブックにマーカーで絵を描き、スターン「センチメンタル・ジャーニー」読み始める。焦点のはっきりしないもんやりとした文章だけど、妙に落ち着く。

開店。発送準備、映画パンフレットを中心に品出し進める。この日はお客さんが多く、売上も良かった。常連さんも一見さんらしきお客さんもいらっしゃって、楽しい一日。

私が何か小さな失敗をやってしまった時、彼はいつも近くで笑っている。彼は今この街ではなく数百キロ離れた別の街に住んでいるはずで、この状態はもう何年も続いているけど、私が笑っていると感じたということはどっちみち近くにいるのと同じことだし、また彼も私についてそのように感じていた。

閉店後、シャワー。少し本を読んで、絵を進めて寝る。


07日

朝8時頃に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。キャンバス進める。楽しくなってきた。外出、銀行寄って喫茶店へ。「センチメンタル・ジャーニー」続き読む。旅行記によくある風景や風俗の描写はほとんどなく、「こうかもしれない」「こうありたいものだ」など主人公の小さな心の動きばかりがむにゃむにゃと描かれる。かなり細かく章が区切られているけど、しばらく舞台はカレーのまま。何かがおかしい。あまり移動していないし、どれだけ時間が経っているのかもよくわからない。おそらくもともと作者自身心がジャーニーしがち人で、その様子をまんま書きたかったし、実際そう書けている、という感じ。ヴァージニア・ウルフも「旅行案内や坦々たる街道よりもむしろ彼自身の心の屈折を選ぶという点で、スターンはふしぎにもわれわれの時代に属している。談話より沈黙に対する関心においてスターンは近代人の先駆者である」と書いたそうだ。スーパーに寄って帰り、また絵を進め、大根と水菜のサラダを作る。

開店。なんとなく朝からだるく、副反応かなと思っていたけど回復した。店頭買取1件、建築関係などいろいろ。浜吉さん来てくれて映画の話。先月分の帳簿まとめ。30日にリフレッシュ休暇を取る予定なので、諸々予約。

今日はお酒呑みながら映画を見る予定。

2021年10月4日月曜日

ゆっくりやる(2021年10月03~04日)

02日夜

18時過ぎ、まどに店番を代わってもらい、市役所でワクチン接種1回目。いろいろ説明を受けている間にすぐ注射が終わった。次回は3週間後。15分待機し、久しぶりに六ろくへ行ってカレーを食べる。六ろくの裏にいる黒猫もかなり人懐こくなっている。かなさんと最近黒猫が増えてきているのでは、と話す。ショップカードを置いてもらい、店に戻る。まど時宅へ。ネット出品作業進める。閉店後、まどから月またぎの弥生入力作業を教わる。キャンバスの下塗りをして、シャワー浴びて寝る。


03日

朝7時半に起きる。ワクチンを売った左腕が少し痛む。2人で外出。パン買って、公園の芝生に敷物をひいて食べる。いつも行く公園でも、座る場所がベンチから芝生に変わるだけで随分印象が違う。スケッチブックにマーカーで絵を描く。TSUTAYAと図書館へ行き、返してまた借りる。

開店。昼はまどが初めてスパイスカレーを作ってくれた。自分が作るよりもあっさりしていて野菜の出汁が効いている。おいしい。ゆっくりと品出し、発送準備進める。14時頃になって体が熱っぽい感じがして、測ってみたら36.9℃。しばらくしたら平熱に戻った。腕が痛いのと、腹がゆるいのと、腹が減るのと、のどが渇く。まどに少し店番を代わってもらって、久々にminamoへ。ショップカード置いてもらう。入口にアクリル板の窓がついたドアが据え付けられていて、解放感が出ていた。休憩中に小山清「落穂拾い・犬の生活」続き読む。穏やかな空気が染みてくる。店内の100円均一雑誌ボックスに追加。

閉店後、本の発送。シャワー浴びて、こないだ一旦完成させた絵に手を加える。少し本を読んで、下塗りしたキャンバスを進めて寝る。


04日

朝8時前に起きる。副反応のだるさはほぼなくなり、お腹や腕の調子も戻った。臨時休業せずに済みそうだ。料理。たたききゅうりのしその実和え(しその実は実家から送られてきたもの。まどが塩漬けにしてくれていた)、卵焼き、鮭としめじと玉ねぎのバター醤油炒めを作る。

外出、本を発送し喫茶店へ。さのかずや「田舎の未来」読み始める。地方移住者の「ていねいな暮らし」を「脱都会」とセットで喧伝することが分断を煽ることになってはいないか、と指摘する章が興味深い。もう引っ越して6年目になるとはいえ「よそもの」「脱東京」というカテゴライズからは逃れられない自分にとっては繊細な問題だ。スーパーに寄って帰り、絵を少し進める。

開店。発送準備、品出し、ネット出品作業を進める。店頭の均一棚を整理して追加。休憩中「田舎の未来」読み終える。くりたろう来て少し話す。

明日は定休日。映画を見てゆっくり過ごしたい。

2021年10月2日土曜日

まん防解除(2021年09月30日~10月02日)

29日夜

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。缶チューハイとのどぐろ天を買って帰る。飲みながら濱口竜介「寝ても覚めても」見る。途中で何度も「こいつら何やってんだよ~」という気分になり、お酒が進む。ラストの河川敷いい。キャンバス続き、完成。12時半頃寝る。


30日

朝8時前に起きる。玄米炊く。藤本タツキ「チェンソーマン」続き読む。朝ごはん。遠方に住む友人が絵を買ってくれたので梱包。外出。郵便局で絵を発送し、スマートレターを買い、銀行にお金を預け、マルテにショップカードを置いてもらいに行く。喫茶店に入り読書。J・ブロック・ミシェル「ヌヴォ―・ロマン論」続き読む。アラン・レネやジャック・タチなど映画の話題も多く楽しい。乾物屋で出汁用のうるめ節、ダイソーで緩衝材を買って帰る。

開店。この日は買取が多く、店頭買取が2件と、郵送買取も1件到着。棚に隙間ができているので品出しを進めたいが、発送すべきものもたまっていてなかなか手がつかない。

東京にいた頃はほぼ毎週、町外れの倉庫にあるギャラリーとか廃墟同然の場所でやっているアートプロジェクトとかに、仕事終わった後電車を乗り継いで知らない暗い道を早足で歩いて向かっていて、途中どんどん日常の関係が断たれて一人になっていくようで、行ったところで自分がどうなっていくのか予想がつかない感じが良かった。

閉店後、弥生の入力作業。一カ所わからないところがあったので、後でまどに教えてもらうことにする。少し均一本の準備。在庫の整理。21時過ぎまでやる。風呂。「ヌヴォー・ロマン論」読み終え、エドワード・ゴーリー「失敬な召喚」読んで寝る。本編の翻訳は韻を踏んでいて、あとがき部分には散文調の翻訳が載っており、2度楽しめる。


01日

朝8時前に起きる。涼しい。ゴミ捨て、朝ごはん。「チェンソーマン」続き読む。8巻を読み終えたところだけど、まどはもう昨日のうちに5巻まで読んだらしい。主人公が少しずつ人間らしさを取り戻していくのがいい。今日からまん防が解除。美術館に行こうかと思ったら常設展が週明けに入れ替わるそうなので、来週行くことにする。枝豆を茹でて皮をむく。公園。小山清「落穂拾い・犬の生活」(ちくま文庫)読み始める。小山清は太宰治の弟子。冒頭の「わが師への書」からしょんぼりとした告白が続き、心配になる。自分は私小説でも尾崎一雄や川崎長太郎など過酷な状況でもどこか超然としているふうな作品が好きだけど、とりあえず読んでいこう。何事も読まなきゃ始まらない。スーパーに寄って帰り、卵焼きと、枝豆のゆかり和えを作る。

開店。今日から再び21時までの通常営業になる。発送準備、品出し。馬場君来てくれて、ビールを頼んでくれる。1時間長いとさすがに品出しもはかどった。

閉店後、本を出荷して久しぶりにルクスへ行く。まいちゃん、平尾君、堀金君、浜吉さんとしゃべる。映画の話など。ゆっくり人としゃべって平和な気分になった。帰って「チェンソーマン」読み終える。8巻の後間違えて10巻を読んでしまい、しかもよりによって10巻の一番最初のコマが強烈なネタバレだったけど、最終的に良かった。大量にキャラが出てきて大量に死んでしまう(そしてすぐ再生する)ので、読み進めてだんだん麻痺していくうちに、生死以外の要素のドラマ性が浮かび上がってくる。シャワー浴びて寝る。


02日

朝8時に起きる。傷んでいた洗濯機の排水ホースを付け替え。まどと外出。猫スポットに行ってみると今日も子猫がじゃれあっていた。モーニングへ。少しスケッチブックに絵を描く。木下こう歌集「体温と雨」(私家版)、エドワード・ゴーリー「憑つかれたポットカバー」読む。帰って洗濯と掃除。

開店。発送準備、品出し進める。店頭買取2件。歌集、ミステリなど。お客さんと短歌の話をする。

今日はこれからまどと店番を交代して、1回目のワクチン接種。集団接種会場にショップカード置いてもらったらかなり効果がありそうだ。

2021年9月29日水曜日

ぶらぶら日記(2021年09月27~29日)

26日夜

閉店後、本を出荷してスーパーで買い物。帰って諸星大二郎「スノウホワイト」読み終える。料理。キャベツの浅漬け、もやしのナムル、キャベツとイカのにんにく炒めを作る。風呂。クシシュトフ・キェシロフスキ「殺人に関する短いフィルム」見る。88年の映画だけど、いつの時代かわからないようなくすんだ色味。画面のところどころが異様に暗い。12時頃寝る。


27日

朝7時半に起きる。不燃ゴミを捨て、玄米を炊く。豆苗と卵の炒め物を作る。朝ごはん。まどと一緒のタイミングで外出し、コンビニでコーヒーを買い公園へ。スケッチブックにマーカーで絵を描く。岡田喜秋「四季を歩く」続き読む。八百屋で買い物。帰って雑誌のネット出品作業をやる。30冊ちょい進める。

開店。品出し進める。夜に彌永さん来てくれる。とても久しぶり。一緒に来られたタイキさんは古物をやっているそうで、いろいろ話す。詳細は書けないけど、燃える話が聞けた。

閉店後、本の出荷。お酒を買おうか迷ってやめる。料理。根菜の煮物作る。洗濯機の排水ホースが傷んでいるのを発見。明日ホームセンターへ行くことにする。風呂に入り、「四季を歩く」読み終え、「イームズ・デザイン」展図録読み始める。


28日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。キャンバス少し進める。ホームセンターへ。排水ホースやコーキングなど買う。店内の産直センターを見る。地元メーカーのいろんな食材が売られていて楽しい。うっかり酢の大瓶を買いそうになる。

一旦家に帰って荷物を置き、また外出。県庁近くの七福ですだちぶっかけ小と天ぷら盛り合わせ。天ぷらは3種類小さいのが袋に入っていて100円でお買い得。小でもおなかいっぱいになった。TSUTAYAに行き、藤本タツキ「チェンソーマン」全11巻借りる。自分は全然ジャンプ漫画を通っていない。以前ジョジョを1巻から読んでいった時には4部の途中、吉良吉影が出てきたところでなぜかやめてしまって、まどに「なんでそこで止まれるの…」と言われた。自分でもそう思う。図書館へ。本とDVDを返却。エドワード・ゴーリーの絵本をまとめて借りる。荷物が重くなってきた。北浜へ行き、マルテにショップカードを置いてもらいに行くが休み。喫茶店へ。ゴーリー「音叉」読む。

スーパーに寄って帰る。わらびもちを食べながらタヴィアーニ兄弟「カオス・シチリア物語」見る。料理。オクラともやしのおかか和え、豚肉と卵と空心菜のオイスターソース炒め、豆苗の味噌汁を作る。まどが帰ってきて、スーパーで作った刺身を切る。晩ごはん。まぐろはうまい。カツオのタタキの安さに心揺れたけど、まぐろにしておいて良かった。一休みして家の作業。排水ホースはどうやら違うのを買ってしまったらしい。結局通販で買い直す。風呂。「イームズ・デザイン」読み終える。「チェンソーマン」2巻まで読む。キャンバス進めて寝る。


29日

朝8時前に起きる。ゴミ捨て、朝ごはん。「チェンソーマン」読む。主人公以外のキャラのエピソードも盛り込まれて面白くなってきた。SANBON RADIO聞きながらキャンバス進める。晴れてきたので公園へ。ゴーリー「思い出した訪問」読む。J・ブロック・ミシェル「ヌヴォ―・ロマン論」読み始める。帰って映画パンフレットの整理。

開店。お客さんは少ない。発送準備、品出し、ネット出品作業進める。均一棚に補充。旅行欲を紛らわすため電車の時刻表を調べてみると、ダイヤ改正の関係で、鈍行では高松から松山へ午前中に到着することはできなくなってしまったようだ。改正前は10時半頃に着けた気がする。

今日は疲れたので、お酒を飲みながら絵を描くか映画を見ようと思う。

2021年9月26日日曜日

歩いてしゃべって(2021年09月25~26日)

24日夜

閉店後、オクラとじゃが芋のキーマカレーを作る。フランソワ・トリュフォー「家庭」見る。主役の男のアホさにイライラするが、なんかかわいい。「勝手にしやがれ」や「去年マリエンバートで」を小ネタにしている。見終わってからネットでいろんな人の感想を見てみると、ジャックタチやヒッチコックネタもあったようだ。シャワー浴びて寝る。


25日

朝8時に起きる。まどと外出。猫の家族を見物し、山を登って(といってもほとんど舗装道路だけど)峰山ハチミツの直売所へ行く。久しぶりの緑と土のにおいが気持ちいい。直売所の屋外にはカフェスペースがあり、ソフトクリームやチュロスが食べられる。モーニングセットも出している。はちみつトーストとゆで卵とアイスコーヒーで500円は安い。スケッチブックにマーカーで少し絵を描く。行きと違う道を下り、ノリでうどんを食べて帰る。ちょうどいい運動になった。洗濯と掃除。

この日は前半まど店番なので、本を読みつつ絵を進める。小島信夫・保坂和志「小説修行」読み終える。絵はなかなか進まない。少ない要素で充実した絵を作るのは難しい。新しいキャンバス1枚塗り始める。

店番交代。世間は大型連休中のはずだけど(いや、だからか?)お客さんは少ない。山や川へレジャーに行っているのだろうか。品出し進める。イッペンさんや矢野さんが来てくれた。

閉店後、絵を少しずつ進めながらまどと映画とか芸術とかSNSとかいろんなことについて話す。キャンバス完成。気がついたら3時間以上ずっと話していた。午前中も歩きながら話していたし、いい日になった。シャワー浴びて1時くらいに寝る。


26日

朝8時前に起きる。まどと外出。今日も猫活と称し近所の猫たちを見に行く。授乳現場を目撃。本を出荷し、モーニングへ。岡田喜秋「四季を歩く」読み始める。まどはこの日レンタカーを出して家財道具(米びつなど)の買い出し。自分もついていって、家までの間だけ運転する。体が疲れているので、床でゴロゴロしながら諸星大二郎「スノウホワイト」途中まで読む。10分くらいうとうとしていたら頭がすっきりした。サウナに行きたい。

開店。天気は曇り、雨は降ってないけどゆっくり下り坂な空模様。店頭買取1件。雑誌、料理、旅行、民藝関係など段ボール4箱。ありがたい。以前見積りを出した郵送買取の件もお返事があり、送っていただけることになった。もりもり品出しを進める。

来週土曜の夜は1回目のワクチン接種。翌日日曜はまどがいるので臨時休業はせずに済むんじゃないかと思っている。月曜は熱が上がってきたら休むかもしれない。

今日はこれから映画を見る。

2021年9月24日金曜日

もやもや日記(2021年09月23~24日)

22日夜

閉店後、本の出荷。スーパーで買い物。まどが弁当のおかずを作ってくれるというので、お言葉に甘えてビールを飲みながら映画を見ることにする。ロベルト・ヴィーネ「カリガリ博士」見る。百年以上前の映画。美術がもろにドイツ表現主義で、キルヒナーやマッケの絵の中の世界のようだった。シャワー浴びて、コーネル・ウールリッチ「今夜の私は危険よ」読み終えて寝る。


23日

朝8時前に起きる。朝ごはん。まどと一緒に外出。喫茶店に行こうか迷って、結局コンビニでコーヒーを買って公園へ。郡司ペギオ幸夫「やってくる」読み進める。

「外部で満たされた個人と個人の間に対し、各個人は外部を召喚する仕掛けを作り、外部を受け入れる準備をしている。外部を受け入れる能力によってのみ、私たちは会話ができるのです。共通の土台やらコミュニティの共通感覚などむしろ邪魔なのです。」(P230)

公園はこの日風が強く、ページがひらひらとめくれる。いつも座るテーブル付きのベンチには木漏れ日がまだら模様に落ちていて、暑いところと涼しいところがある。小さい虫がページを這い出すので、手で払う。親子連れの多さにそういえば今日は祝日だったと気づく。いろんなものに少しずつ自分がさらされている状態が気持ちいい。風は本を吹き飛ばそうと思っているわけではないし、木漏れ日は陽の傾きと木の枝の位置関係によって仕方なくそこに落ちているし、虫や子供の笑い声は読書を邪魔しようとしているわけではない。お互いの意図が交わらないまま関係する。帰って少し絵を進める。

開店。品出しを進める。この日もどうも気分乗らず。柿の種買って食べる。

閉店。まどが明日のおかずを作ってくれている。最近まどにかなり料理をやってもらっている。甘えることにして読書。「やってくる」読み終え、小島信夫・保坂和志「小説修行」読み始める。面白い。少しずつ絵も進めるが、頭ばかりが活性化してなかなか進まない。きゅうりともやしのナムルを作って寝る。


24日

朝8時に起きる。いつも朝のゴミ捨ては自分がやっているけど、今朝はまどがやってくれた。どうもだめだ。シャワー浴びてごはんを食べ、雑誌のネット出品作業をやることにする。100冊ほどやる。喫茶店に行き読書。本屋をのぞいてスーパーに行き、帰る。

こないだ兒島さんが店に来てくれた時、カレーの話をした(兒島さんはいろんなお店でカレーの出張販売をやっている)。「僕もスパイスカレーを作ってみたんですよ。前日から肉をマリネして…」と言うと、兒島さんは「おぉ」という表情になり、自分はその表情から「めっちゃ気合入っとるやん」を読み取った。文字にしてしまえばそれは兒島さんの声で再生されるけど、表情を見てから「めっちゃ~」という文章ができるまでは少し時間差がある。その時間差の中にいる間は、兒島さんが発話している情景と、それになぞらえて文章を組み立てている自分が(いびつな讃岐弁で)発話している感覚とが並走している。

誰かに何かのはずみでいらんことを言ってしまって、後で「あー、こういうこと今頃言われてんだろうな」と思って、その「言われて」は本当は言われてないのに、まるで本当に言われたような気分になっている。

開店。品出し進める。半空の岡田さんが、半空文学賞の受賞作品をまとめた冊子をもってご来店。お預かりする。工芸高校の学生さんもフリーペーパー「F」の最新号を持ってきてくれた。今回は曽根裕さんのインタビュー。現在高松にお住まいらしい。とても充実した内容。

今日はこれから映画を見る。

2021年9月22日水曜日

景色を変える(2021年09月19~22日)

18日夜

閉店後、まどから弥生教わる。意外と簡単であっという間に終わった。風呂に入り、この日は早めに寝る。


19日

朝7時起き。この日の朝は安岐さんのところでごはんを食べようということになっている。外出して、パンとチョコレートを買って向かう。少し海を見る。安岐さんの物件リノベーション作業も佳境。キッチンには素敵なカウンターが据え付けられていて、これも自作とのこと。コーヒーとイチジクをいただき、あれこれ話す。壁の塗料の種類や塗り方のコツなど、勉強になる。

郵便局で本とショップカードを発送し、スマートレターなどを買う。ルヌガンガに少し寄って帰り、エアコンのフィルター掃除。鉛筆で少し絵を描こうとするが、うまくいかず。

開店。お客さんは昨日に比べると少ない。ゆっくり品出しを進める。夜になって丸亀町グリーンで出店されていたB-book storeさんもいらっしゃり、いろいろ話した。疲れたので少し読書。アントニオ・タブッキ「夢の中の夢」読み終える。

閉店後、本の出荷。帰って候孝賢「非情城市」見る。シャワー浴びて、少し早めに寝る。


20日

朝8時前に起きる。朝ごはん食べて、弁当用の卵焼きを作る。キャンバス下塗り。外出、歩いて図書館へ向かう。借りていたDVDを返し、またDVDと本を借りる。瀬戸夏子「はつなつみずうみ分光器」続き読む。スーパーに行って帰宅。最近たいして運動してないので往復40分歩いただけでもすっきりする。もっと散歩したい。

開店。三連休最終日、お客さんは多い。涼しくなったので入口のドアを開放。均一棚への補充を中心に、品出しを進める。郵送買取のご依頼が来たので見積りして返信。店頭買取1件。文学、哲学、映画DVDなど。ありがたい。

閉店後、シャワー。「はつなつ~」読み終え、図書館で借りた「赤瀬川原平漫画大全」読み終えて寝る。


21日

朝8時前に起きる。定休日。この日はまども有給を取っている。ゴミ捨て。モーニングへ。コーネル・ウールリッチ「今夜の私は危険よ」続き読む。スケッチブックにマーカーで少し絵を描く。

喫茶店を出て、郵便局で本を出荷し、旧県立体育館まで散歩。日差しが強くなり、暑さも増してきた。20分ちょいくらいで到着。体育館は丹下健三による設計で、庭の部分はイサムノグチの晩年の制作パートナーでもある石彫家和泉正敏によるもの。現在では使用されていないが、保存活用に向けた運動が行われている。ぐるっと見て、ことでんの線路沿いを歩きながら瓦町方面へ戻る。松福町や今橋のあたりは個性的な建築が多い。コンビニのイートインで少し休憩。ヤンフーさんで久々に兒島さんのカレーを食べる。今回はハマチのカレー、おいしい。ショップカードを置いてもらった。

久しぶりに電車で仏生山温泉へ。ゆっくりつかりながら本を読む。マスク着用のお客さんも多かったので、自分もそうする。上がると休憩室でまどが横になって寝ていた。自分も少し寝る。近くのKaokuという雑貨屋さんへ。不動産関係のお仕事もいろいろされているそう。まど蜜蝋ラップを購入。

街中へ戻り、ラボレームスさんへ。こちらも久しぶり。郡司ペギオ幸夫「やってくる」読み始める。面白い。

帰宅し、料理。コーンバターライスを炊き、じゃことピーマンの炒め物、ポテトマサラを作って晩ごはん。まどはルクスにライブを見に行った。ウェス・アンダーソン「グランド・ブダペスト・ホテル」見る。テンポが良くて楽しい映画。久しぶりにこういうの見た気がする。本を読んで、少しキャンバスを進めて寝る。


22日

朝8時前に起きる。ゴミ出し。朝ごはん。雨の予報だったけどまだ降らないようなので、コンビニでオレンジジュースを買い公園に行く。読書。スーパーに寄って帰る。絵の続きをやる。

開店。しばらくして雨が降ってきた。少しずつ品出しを進める。あまり気分上がらず。

今日もこれから映画を見る。