この日は早めの19時で閉店。本を発送し、少しだけキャンバスを進める。家に帰ってシャワーを浴び、明日の京都行のための準備。冷凍庫にあったご飯を解凍して、朝ごはん用のおにぎりを握る。早めに就寝。映画でも見ようかなとか思っていたけど、時間が足りなかった。まあそんなもん。
11日(水)
朝4時半に起きる。高松駅5時半発のバスに乗り、大阪へ向けて出発。朝吹真理子『TIMELESS』を少しずつ読みつつ、寝たり起きたり、おにぎりを食べたり。大阪駅に着いて、新快速で京都へ。9時過ぎにしては混雑もしておらず、普通に座れた。『TIMELESS』読み終え、オオヤミノル『喫茶店のディスクール』読み始める。
京都着、地下鉄に乗り東山へ。平安神宮にて毎月行われている平安蚤の市へ向かう。暑い。高松よりは直射日光の厳しさがいくらかましな気はするけど、湿度が高く、あっという間に汗をかく。既にたくさんの人が集まっていてにぎやか。がふの長谷川さんを探し、少しお話。今回は芝生の上に白いテーブルを設置し、カラフルなプラスチックものをたくさん置いている。やはり独特だ。がふが出店しているあたりには他にもitouさんなど気になっていた古物店さんがブースを出していて、それぞれが老舗の古物店とはまた違った見せ方を展開していてかなり面白く、勉強になる。滋賀の『古物至る』さんのブースも良かった。というか、なんでも面白く見えた。値段を聞いて想像の数倍だったりしても、「そうなんだ!」と新鮮な気持ちになる。目利きのお客さんとお店の方との会話も興味深い。まわっている途中、京都のモアレさんらしき人がいるな…と思ってじっと見てしまう。やはりモアレさんだったようで、がふさんのブースに戻ったところで再会。以前お会いしてからもう7年くらい経っていた。ここ数ヶ月蚤の市には出していないようだ。いろいろお話する。
12時前に蚤の市を抜け、レンタサイクルを借りてお昼ごはんへ。『珉』という中華料理店に行き、エビ卵炒めの甘酢あんかけと鳥天のセットを食べる。優しい味でとてもおいしい。そして安かった。他のメニューも食べてみたい。
また少し自転車を走らせ、レコード店Meditationsへ。店内は良いお香の香りに満ちている。電子音楽、レゲエ、ジャズ、インド映画のサントラなどなどが少し変わった視点からセレクトされている。今回はDeath Is Not The Endから出ている、80年代前半のジャマイカのローラースケートリンクでかかっていたダンスホールレゲエのコンピレーション?のカセットと、まどへのお土産にお香を購入。
さらに自転車で北へと向かう。暑すぎるので途中コンビニに入ってあずきバーを食べる。6本パックで売られているものよりも単品のほうがあずきの密度が濃いことに気付く。Tシャツを替える。
予約していた古着屋”OASIS2”へ行く。お店は奥まった場所にあり、長屋のようになっていた。店主の方は神保町のとある古書店で働いていたり、岡山出身だったりで、話がはずむ。緊張してしまいがちな自分でも楽しくお話できた。店内には古着だけでなく古物も置かれていて、なんとなく相場が決まってしまいがちな(それだけに、商売としてはやりやすいとも言える)古本という商品の特性について考えたりもした。オリジナルのグラフィックがプリントされたTシャツを購入。
再び南下。100000tとpoco a pocoをまわり、CDやレコードを見る。100000tで前々から欲しかったAMEPHONEさんのアルバムを見つけ、購入。イノダコーヒー本店に行き休憩。スタッフの方に「本館と別館とありますが、どちらにされますか」と聞かれ、ソファ席のある別館へ行く。他のお客さんの話し声が全く響かない空間で、とても落ち着く。どういうつくりになっているんだろう。
VOUへ行き、ジュノ君と後藤武久さんの2人展を見る。お2人は高校時代からの長い関係のようで、今回はコラボレーション作品も展示。後藤さんの作品を乗せた什器も面白い構造で、スタッフの方に許可をいただき、展示風景と一緒に撮影させてもらう。ショップスペースのカウンターには、香川の友人こずえちゃんの版画が使われていた。
レンタサイクルを返し、コンビニのトイレで着替えて外に出ると、予想外のにわか雨。仕事帰りの人達はみんな傘をさしているのを見ると、あらかじめ予報されていた雨だったのだろうか。弱まるまで少し粘り、脱いだTシャツを頭にかぶって早足で歩く。
シャイスケさんと矢島さんと合流し、『水月亭』という焼き肉屋へ。豚肉が主役の、韓国式のお店。お2人がどんどん頼んですごい量が来たけれど、意外なほどにすいすい食べれてちょうどよくお腹に収まった。シャイスケさんとは最初に会ってから10年以上経つし、最近ちょくちょくyomsには来てくれていたものの、こうやってご飯を食べるのは初めて。共通の知人も多いので、いろんな話ができた。最後のほうで飲んだサンラハンという韓国焼酎がすっきりとした後味でおいしかった。
閉店時間となり、シャイスケさんの家に移動してさらに話す。矢島さんも楽しんでくれたようで良かった。自分もだいぶ前に買ったものの、火事に遭ってだめになってしまっていた『ASOKOマガジン』を譲ってもらう。これは昔東京の高円寺にあった『ASOKO』という場所(自分が花原史樹と会ったのは、思えばASOKOがきっかけだった。13年前くらいか)をやっていたダブ丸とフキンが作った雑誌で、全部リソグラフで刷られた、相当熱量のこもったもの。シャイスケさんのロングインタビューも収録されている。矢島さんが古書店で偶然購入したらしく、2冊あるから譲っても問題ないとのこと。これはかなりうれしい。大切にしよう。
新快速で三ノ宮まで行き、ジャンボフェリーで帰る。
12日(木)
朝5時に高松に着き、自転車で帰宅。シャワーを浴びて再び寝て、起きると10時。お弁当を用意して外出。
開店。この日は発送件数が多く、しかも梱包に手間のかかるものがいくつかあり、手間取った。途中店を少し閉めて郵便局へ発送に行く。ヤフオクで落札していたCDが届く。徳島の眼鏡屋さん『光陽眼鏡店』さんがいらっしゃり、徳島の喫茶店やマルシェイベントのことについてなど、いろんな話を聞く。この日は均一本がよく売れた。結局閉店時間も過ぎて、22時半まで作業する。
閉店、帰宅。洗い物などして、シャワー浴びて寝る。
13日(金)
朝7時半に起きる。ご飯を食べて、お弁当を用意して出発。用事をひとつ済ませ、南に入って『喫茶店のディスクール』続き読む。スケッチブックに1枚ドローイング。その後作業部屋へ行き、CDを聴きながらキャンバスの続き。京都で買ったAMEPHONEさんのアルバム素晴らしい。最近CDはYouTubeで試聴しつつヤフオクで買うことも多い。安くてなんとなく気になるものを検索・試聴して調べながら買うのは、それはそれで楽しい。サブスクで聴けるものでも、内容が良くてある程度安ければ買ったりもする。
開店。この日も梱包が忙しく、品出しや均一本の補充はそれほどできず。また途中で郵便局へ行ったりもする。明日からは三連休か。
今日はこれから少し絵。明日の朝は映画が見たい。
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