伏線（2023年02月03～04日）

02日（木）夜

閉店後、本の発送。スーパーでウイスキーとチーズ買う。帰って風呂。グレゴリー・ベイトソン「精神と自然」少し読む。グループ展の配布資料に載せる作品コンセプト文を書いて送る。コンセプトといっても、日々描いている時に感じている感覚を文章に起こしたような感じ。展覧会に出す絵も選ばないといけないが、なかなか体が動かず、最近にわかに流行り始めたBondeeというSNSを始めたりする。結局歯を磨いて寝てしまった。

03日（金）

朝8時前に起き、ごみ捨て。まどと歩いてモーニングへ。業務の流れをチャート化し、できるだけ明解に分担していけないだろうか…と会議。吉田知子「無明長夜」続き読む。

「「どうしたんですか、この人たち。寝てるの、死んでるの、それとも蝋人形ですか」蝋人形というのは言いながら思いついたのだが、どうしても、そうは思われなかった。」(p102)

歩いている途中、まどが「日の当たる部屋に住みたい」と囚人のようなことを言う。在庫もたまってきているし住む場所を変えるべきなのかもしれないが、そうしたところで売り上げがぐんと上がるわけではない。やはり業務の効率化をはかっていかなければならない。MISIAの「陽のあたる場所」を歌いながら歩く。八百屋でデコポンやりんごを買って帰宅。

今月後半に高松で行われるグループ展に出す絵を選ぶ。ずっとしまったままになっていた絵の束をほどいてみると、7年も前に描いた絵で最近の塗りに通じるものがあった。最近描いたもののほうが洗練されてはいるけど、7年前のも見返すと発見がある。長く続けていると「あれっ、この方法この時にも試してたのか」という出来事がよく起こる。自分の中にたくさんの伏線が張り巡らされていく。

開店。この日はお客さんが多かった。友人知人の来店も多く楽しい。お預かりしていた本のお支払いが1件と、さらに段ボール1箱お預かり。マロンさん来てくれて、YOMS6周年とまどの雑誌掲載のお祝いにとイラスト入りの文旦をいただく。とてもかわいい。大三君来てくれていろいろ話す。Syndicateでのグループ展楽しみにしてくれているようでうれしい。鬼（黒コショウさん）来る。今年は干支を意識してウサギ型の頭をかぶっていた。

閉店後、本を出荷してスーパーで少し買い物。店に戻って梱包。シャワー浴びる。絵の選別作業続き。以前、展覧会に出そうと見返したところ「やっぱりこれはまだ途中なんじゃないか」と思って保留にした絵が何枚かあり、それらを改めて並べてみたら、お互い引き立てあうような感じがあってよかった。作っている時の感覚が似ていそうな絵を並べて展示するのは良いかもしれない。

04日（土）

朝8時過ぎに起きる。ごはん。こないだ買ったりんごも食べる。明日からいよいよ東京。着替えの準備、モバイルバッテリーの充電、カバンの中の整理。思ったよりも早く終わり、外出。銀行でお金をおろし、喫茶店へ行って読書。吉田知子「無明長夜」続き読む。帰ってほうれん草のおひたしと親子丼作る。

開店。最近あまりできていなかった品出しを進める。店頭買取1件、昨日持ち込みの分の支払い。まどが微熱出て焦る。病院に行って検査してみると、インフルではなくPCR検査も陰性だった。ほっとする。

今日はシャワー浴びて、少し本を読んで、早めに寝てしまいたい。明日は7時起き。