2023年1月7日土曜日

搬入まで一ヶ月(2023年01月05~07日)

04日(水)夜

23時前に作業終え、シャワー浴びる。キャンバスにジェッソを塗り、筆の軸でガリガリ引っ掻いてみる。12時過ぎに寝る。


05日(木)

朝7時過ぎに起きる。まどが早起きしていたので、自分も自然と起きれた。朝ごはんを食べ、展覧会のDMに年始の挨拶を書く。東京での個展は久しぶりなので、もう10年近く会っていない人にもハガキを出してみることにした。

外出。郵便局で本とDMの発送。図書館まで歩いてDVDを返却。歩いて梱包資材やレターパックなど買い出し。帰って、この日から始まるキャッシュレス決済のポイントバックキャンペーン「商都たかまつ」の詳細を確認する。うちもPayPayを導入しているので対象店舗。限度額の件が少しややこしいが、店側が特にいろいろやらなければいけないということはなさそう。キャンバスほんの少し進める。

開店。品出し、発送準備進める。店頭買取1件。この日は昼間にお客さんが集中したがよく売れた。3年ほど棚にあったヨハネス・イッテンの「色彩の芸術」も売れる。函カバー欠なので相場よりは安くしていたけど、それなりの値段。お客さん曰く「ポイントバックキャンペーンなので狙ってきました。ずっと欲しかったんです」とのことで、うれしい。夕方からバイトの人に渡すための本の準備。20冊ほど作る。帳簿づけなどやっていたら、なんだかんだで1時間弱の残業。

閉店後、個展DM送付のための連絡。引き続き年始の挨拶を書く。「新潮美術文庫 ブラック」読み終える。串田孫一が解説を書いている。

「後世、キュビスムと呼ばれる一つの芸術運動が歴史的に記述されるようになると、一つの思想が厳然としていて、その表現手段として作品があるように見られがちであるが、画家には銘々、制作のための領域があって、作品は常にそこから生み出されていく。」(解説、p83)

シャワーを浴びて、12時過ぎに寝る。


06日(金)

朝7時半に起きる。軽くストレッチ。ゴミ捨て、朝ごはん。友人が絵を買ってくれることになったので、まとめて梱包。スーパーで買い物。郵便局へ行き、本、DM、絵を発送する。八百屋で野菜買う。年末年始から雪の影響か野菜が異様に高い。八百屋だとスーパーの半額程度で買える。

南珈琲へ。堀辰雄「風立ちぬ・美しい村」読み始める。堀辰雄の文章はいつ読んでも森の新鮮な空気が体に流れ込んでくるような気分になる。

「自分の見つつあるものが自分の構想しつつある物語の中へそのままエピソオドとして溶け込んで来ながら、自分からともすると逃げて行ってしまいそうになる物語の主題を少しずつ発展させているように見える…。」(p30)

実家に送る諸々を買うため、シューレやお茶屋さんなどまわる。この日は前半まど店番。帰って料理。肉みそ、ほうれん草おひたし、煮物作る。昼ごはんを食べて少し休憩。実家に送るものを箱にまとめ、また郵便局へ行き発送。

店番交代。発送準備、品出しなどゆっくりめに進める。エネルギー切れ。途中からの店番なのに時間が変に長く感じる。

閉店後、本の発送ついでにビール買う。家で堀辰雄と、滝口範子「行動主義 レム・コールハースドキュメント」読み進める。コールハースの本はテンションが異様に高く、読むのが疲れる。風呂に入って寝た。


07日(土)

朝8時前に起きる。ごはんを食べ、来月の展示に向けての準備。搬入まで一ヶ月を切った。「これでいこう」と方向性が固まるまでの、頭がこんがらかった状態はしんどい。ゆっくりやる。途中、自分のダメな部分がもろに出てしまい、気分が下がる。

開店。しばらく茫然としつつ、発送準備を少しずつやる。昼間少し雨が降ったからか、お客さんは少ない。切り替えて、店以外の作業をいろいろとやる。けっこう進んだ。良かった。バイトYさん来てくれて、お金の支払い。やってみての感想を聞く。夜宮脇さん来て少し話す。春にまた香川で展覧会をやるそうだ。お客さんは少なかったものの、高い本が出て売上は良かった。

今年は展覧会の関係で何回か臨時休業することになりそう。悩ましいが、俯瞰して見れば自分は日々やりたいことしかやっていない。贅沢な悩みなのかもしれない。体調に気をつけないと。

今日はこれから映画を1本見る。

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