2025年8月29日金曜日

隔離生活、誕生日(2025年08月26~29日)

25日(月)夜

閉店後、帳簿付けや発送などやりつつ、CDRを焼く。いつの間にか23時過ぎになっていた。CD無事に返却して帰る。シャワーを浴びて寝る。


26日(火)

朝8時半頃に起きる。筋トレ。ごはんを炊いていなかったことに気が付き、早々にまどと外出。また南へ行く。天野知香『マティス:「装飾」が芸術をひらく』続き読む。

出て、ミホコさんのお店でそうめんランチ。香川で修行をした後大阪でうどん屋さんを開いた方が出汁を監修しているそうで、驚くほどおいしかった。

高松市美術館で石田尚志展見る。幼少期に描いた絵から近作まで、ほぼ回顧展な内容。市美のコレクション展でいくつかの映像作品は見たことがあったけど、これだけまとまった量を見れる展覧会は貴重な機会だろう。展示構成も良かった。常設展も菊畑茂久馬や山口勝弘など、見ごたえあり。図書コーナーで展覧会図録もいろいろ見る。

まどと別れ、自分はお茶と塩タブレットを買い作業部屋へ。エアコンをつけても暑い。買ったきりだったサーフ、ガレージのレコードを聴きながら(WAX GATEで買ったTHE LITTERのレアトラック集はまるでBLUE CHEERみたいな曲もあり、驚いた)、アレのための絵の計測作業。汗をかきつつ、なんとかやる。

帰宅。まどが作ってくれた冷やし中華を食べる。スーパーでお菓子やヨーグルトを買い、家でBLACK HOLEの『キムズビデオ』回を見ながら食べてまったり。

再び作業部屋へ行き、計測続き。夜になれば涼しくなるだろうと思っていたけど、特にそんなことはなかった。途中コンビニに避難。

帰宅、風呂。軽く筋トレやり、岡田利規『掃除機』続き読んで寝る。


27日(水)

朝8時前に起きる。いつもより早めに起きれた。筋トレ、ご飯、洗濯、掃除。もうすぐ9月だけれど、しばらく暑い日が続くそう。熱中症警戒アラートが出ているらしい。

早めに外出し、作業部屋へ。計測作業続き。今日は新しめのエアコンが入っている部屋でやる。快適。最初からこっちでやれば良かったな。無事一区切りつく。

開店。店頭買取1件。品出しなど進める。セットものが売れて隙間ができていた漫画コーナーへ補充。均一本も多めに補充。アレの作業も進める。ご近所のゲストハウス『燈屋』さんが来られ、お話。11月にゲーム関連のイベント(燈屋さんは商店街でゲームイベントを年1回ほどのペースで企画されている)を開催予定だそうで、その場所として本屋がコンセプトに合うらしく、YOMSも会場の1つとして使わせてもらえないか、とのご相談。狭いうちの店の中でもなんとかブースを一つ設けることはできそうなので、やってみようということになる。普段自分が関係するイベントとはかなり毛色が違うけど、どうなるだろうか。

閉店後、本を発送し、アレの作業続き。23時前までやる。帰宅。シャワーを浴びて、『掃除機』続き読む。まどが寒気がすると言っている。コロナの疑いもあるので、寝床を分け、自分はふとんを敷いて寝た。


28日(木)

朝9時に起きる。まどはやはり具合が悪い様子で、近くの内科へ行くよう促す。朝ごはんを食べ、スーパーで買い物。味噌汁を作り足す。

外出し、店に着くと、まどからコロナ陽性だったとのLINE。自分は特に発熱ものどの痛みもなし。とりあえず店は休むことにする。病院に検査したいと電話しても「症状がないと検査はできない」との返事で、ドラッグストアでももう検査キットは扱っていないとのこと。SNSのフォロワーさんから「抗原検査キットは今薬局で売ってますよ」との情報が入り、買ってまた家に帰る。検査してみたところ、結果は陰性。ほっとした。

再び店へ。陰性だったし開けても良いのかもしれないが、あんまり閉めます開けますとコロコロ変えるのも面倒なので、作業をしつつ、やって来たお客さんは迎えるという感じにする。レシートの入力、在庫整理、均一本補充、品出し。それなりに作業できたし、お客さんも来た。明日からは通常営業と告知する。夜大三君が来てくれて、少し話した。

閉店後、まどにアイスノンやポカリなどを届け、サウナに行く。いつもなら制限時間いっぱいまで楽しむところだけど、もう遅めの時間だし、早めに切り上げる。店の作業部屋でビールを飲みながら、Klaus Wyborny "Houserfilm"見る。1976年制作の実験映画。名前の通り建物のブレブレの映像と、クラシック音楽とが断片的に続いていく。作者についてはよく知らない。

家から持ってきた毛布を半分に折って厚みを出し、その上に寝る。全然薄い。夜何度も起きた。


29日(金)

朝7時半に起きる。着替えてゴミを捨て、うどん。朝にうどんを一人で食べているなんてなんだか変な気分。

店で在庫や、こないだの計測作業に使った絵を整理。壊れたテーブルの解体、新しいテーブルの組み立て。イスの修理。壊れてるのばかりだな。レジスペース内の掃除。少しだけ『マティス』読み進める。

まどが粉末状の龍角散を買ってきてほしいとのことで、ドラッグストアで購入。コロナにかかった時にこれがあると助かるようだ。銀行や郵便局をまわり、出金入金。家に龍角散を置き配する。暑い。作業部屋に戻り、少し絵の続きをやる。

開店。店頭買取2件、ほか段ボール4箱お預かり。仕分けと査定を進める。均一本補充、品出しと発送準備少し。先日YOMSに来てくれた京都のマツダキカさんより、Hand Saw Pressで印刷した新作の冊子が届く。最近三条のDOMAへも初めて行ったようで、驚いたそうだ(DOMAには自分の絵が飾られている。キーホルダーも委託販売中)。

今日は43歳の誕生日。厄年といっても特にひどいこともなく、あっという間に過ぎた。最近よくやり取りをしている画家の高橋大輔さんも同じ誕生日だった(血液型も同じ)。川上未映子も同じのようだ。全部Instagramで知った。

これからまどに食べ物を届けてから、LUUPに乗って銭湯に行く予定。その後余裕があったら、誕生日だしどこかで少し飲みたい。

2025年8月25日月曜日

だらけている(2025年08月23~25日)

22日(金)夜

閉店後、本を発送して帰宅。腕立てやって風呂。高橋新吉『ダダと禅』読み進めて寝る。


23日(土)

朝8時半頃に起きる。筋トレ。洗濯機をまわしてごはん、お弁当の準備。筋トレはなんとなくご飯を食べる前にやったほうが気持ちよくできる気がして、そうしている。

早めに外出。作業部屋へ行き、少しレコード聞くが、エアコンをかけていても暑くて退散。

開店。品出し、発送準備。アレの作業も進める。さぼっていたわけではないけど、あっという間に時間が過ぎた。昨日からずっとCANとセロニアス・モンクを聴いている。

閉店後、本の発送。スーパーでビールを買い、作業部屋でKlaus Wyborny "Out of New York"見る。『ダダと禅』少し読む。『ゼーロンの背中』評論家回を聞きながらキャンバスの続き。あまりうまくいかず、水を含ませた筆で絵の具をのばしたら、良い感じになった。

帰宅。筋トレ、シャワー。本を読んで寝る。


24日(日)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはん、お弁当の用意。

南に行く。『ダダと禅』読み終え、岡田利規『掃除機』読み始める。作業部屋に行き、少しキャンバスの続き。

開店。店頭買取2件。品出し、発送準備。仕事や作業にどうも身が入らない。

閉店後、クレイジージャーニー的なYouTubeを見て時間つぶれる。

帰って腕立て。シャワーを浴び、天野知香『マティス:「装飾」が芸術をひらく』読み始める。とても読みやすい。セザンヌやマティスを収集していたロシアのコレクターが、革命後集めた作品を全て国有化されてしまった、とある。考えてみれば当たり前のことではあるけど、恐ろしい。


25日(月)

朝9時過ぎに起きる。珍しくまどのほうが起きるのが早かった。腕立て。もっといろんな部分を鍛えないと。おべんとうの準備。

まどとまた南へ。スケッチブックにドローイング。ここ数日、描いていてもあまりうまくいかなかったけど、今日は1枚できた。集中して良い線や形が作れると気分も上がる。まどといろいろ話す。ルヌガンガへ行き、中島岳志『縄文 革命とナショナリズム』、小山田浩子『作文』購入。

開店。ゆっくり品出し、発送準備。昨日と同様どうもだるく、作業あまり進まず。こんなことではいけない。だらけている。来月の福岡旅行に向けいろいろ予約。

今日はTSUTAYAディスカスで借りていたCDの返却期限が迫ってきたので、CDRを焼いてから帰る。

2025年8月22日金曜日

今治、姫路(2025年08月19~22日)

18日(月)夜

閉店後、本を発送し、在庫整理をして帰る。筋トレ、シャワー。川崎長太郎『ひかげの宿/山桜』読み終え、エドマンド・バーク『崇高と美の起源』続き少し読んで寝る。


19日(火)

朝7時に起きる。まどと南へ。階段で店員のアイリーンさんに「おはようございまーす」と声をかけられ、ほとんど出勤しているような気分になる。『崇高と』続き。

レンタカーを借り、今治へ。ゆっくりめに、途中たこ焼きやポテトなど食べたりしながら向かう。これまでも2回ほど行ったことはあるけど、車で行くのは初めて。

今治に着き、B級グルメとして有名な焼豚玉子飯のお店『重松飯店』に向かうが、平日にも関わらず大行列でやめにする。その後も『白雅』は臨時休業、『来々軒』もなぜかやっておらずだめ。結局いつもの純喫茶『不二屋』に入り、カレーやパンケーキを食べる。川沿いの席を取れたし、今回はまどと一緒だし、まあ良かったかと思うことにする。

商店街のアーケードを通って今治市民会館へ行き、『丹下健三に学ぶ新しいまちづくり 世界のTANGEビジターセンター 海と都市のデザイン展』見る。有形文化財に登録されている今治ラヂウム温泉をはじめ、今治にはかなり古い建築物が残っているので、なんとなくあまり戦争の被害を受けていなかったのかなと思っていたけど、展示されていた空襲後の写真を見たら焼け野原だった。パネルでは年表とともに丹下建築の変遷をたどっていたけれど、やはり50~60年代の仕事が特別なものに思える。

今治市玉川近代美術館へ。ここは今治市街から少し離れた場所にあり、車でないと行きづらい。こちらでは『丹下健三と隈研吾』展が開催中。パネルの文章からは隈研吾の丹下建築への視点がうかがえ興味深い。美術館のコレクションと絡めた部屋があり、ピカソ、エルンスト、シャガール、ブラックなども見れた。

今治市街へ戻る。久しぶりに森へ。タケノさんといろいろ話し、フローズンヨーグルトを食べる。この日の夜、西条の闇罔(くらみつ)神社というところで盆踊りが行われるらしい。森では現在ART SANPOという企画の関連で、店内には高橋大輔さんの油彩画を展示中。古本コーナーにて吉田健一『金沢/酒宴』、エルンスト・グローセ『芸術の始原』購入。後者は戦前に出版された少し背の高い岩波文庫で、戦後重版はかかっていないらしい。芸術人類学のような内容で、さすがに古さを感じる箇所もあるけど面白そうだ。最近Hand Saw Press経由で導入したというリソグラフの機械も見せてもらった。

駅前にある『碧空』へ。ここももう3回目になるけど、以前からまどと2人で来たかったお店。飲茶セット、ウインナー、ビーフンなど食べる。おいしい。まどはなんだかアレルギーがひどいようで、ずっとくしゃみをしている。途中で薬を飲んでいた。

『かみとくの湯』という広いスーパー銭湯で風呂に入り(マッサージチェアが追加料金なしで使えた)、高松へと戻る。途中まどが眠気覚ましにガムなど買ってくれた。家に着くともう23時くらい。すぐに寝る。


20日(水)

朝8時頃に起きる。この日も臨時休業。朝ごはんを食べて早速出発。まどは家で作業。

姫路へ向かう。一昨年に加西市のVoidで個展をやった関係で、その辺までは何度も車で往復している。しかし久しぶりに行ってみるととても長く感じた。エアコンをつけていても車内が暑い。サービスエリアで買った『天狗の横綱あられ』が、香ばしくて塩加減もほどよく、おいしかった。途中通った料金所で、ETCカードのエラーが出た2台前の車が立ち往生した。係員が出てきて対応し、バーを上げて車を端に寄せていた。怖いな。

バイパスの複雑さに驚きつつ、姫路市街に着く。まずは姫路名物のえきそばで昼ご飯。えきそばは中華麺にそばつゆを合わせたもので、今回は冷やし梅えきそばを食べてみた。おいしい。梅と中華麺の組み合わせは初めて食べたかもしれない。

少し離れたところにあるリサイクルショップへ行くが、特にめぼしいものはなし。暑すぎてコンビニでアイスを買って食べる。また商店街のあたりに車を停め、『大陸本店』へ。姫路市内でもかなり歴史の長い喫茶店のようだ。アイスカフェオレと抹茶ロールケーキのセット。ケーキは甘すぎずおいしい。本を読みたいが、なんだか頭が回らずぼーっとしてしまう。

アーケードを歩き、あまかわ文庫へと向かう。アーケードは縦横に何本か通っていて、商店街の規模が大きい。若い人も多いし、閉店してそのままみたいなテナントは少ない。活気を感じる。あまかわ文庫は路地裏にあるシェアスペース?の2階にあった。きれいなお店で、品揃えも良い。店主の尾崎さんとお会いするのはかなり久しぶり。商売のことなどたくさんお話する。ユズキカズ『枇杷の樹の下で』(メグマイルランドさんの『棕櫚の木の下で』はここから取ったのか、と気が付く)と、現代詩文庫『時里二郎詩集』サイン入りを購入。良い本が買えてうれしい。建築の本にも良いものがあったけど、今回は手が出ず。

またアーケードを通り、尾崎さんに教えてもらった喫茶店『フリーダ』へ行く。店構えは風格を感じさせるが、お客さんも店員さんも皆若い。店内にはフリーダ・カーロやピカソ、マグリットなど飾られていて落ち着いた雰囲気。席同士の間隔が広めに開けられているのも良い。店内には古本コーナーもあり、石牟礼道子や上林暁もあった(後でこれは尾崎さんが委託販売している本だったことを知る)。アイスレモンティー飲みながら、『崇高と美の起源』読み進める。

車を走らせ、姫路城の北東あたりにある『明和温泉 姫湯』へ。歴史のありそうな外観だけれど中は改装されており、きれいだった。2人入ればいっぱいになるほどの小さな浴槽が3つほどと、水風呂、あとは大きめ(といっても定員4人くらいか)の浴槽が一つ。サウナもある。コンパクトな中にいろいろ趣向が凝らされていて楽しい。

姫路市役所からほど近い場所にあるTRUDE RECORDSへ。昼は10時半から15時、夜は18時から深夜1時までやっている(月曜は14時から20時。土日は10時半から深夜1時までぶっ続け)。こんなに長時間営業しているレコード屋さんは他にあまりないのでは。品揃えはパンク、ハードコア、メタルなどに強いようだ。店内はけっこう広い。いろいろ見て、『NEW WAVE SURF PARTY!』というコンピレーションアルバムを購入。ジャケットはニューウェーブ風だけど、ポップには「単音ファズにトカトカドラム」と書かれていて、ガレージ寄りの内容のようだった。聴くのが楽しみ。

夕ご飯は『力丸』という回転寿司。少し高めだけどとてもおいしかった。

帰りの道のりは、行きよりも短く感じた。喫茶店にいた時は「運転だるい、さっさと帰りたい」と思っていたけど、眠気もたいしたことなく、平気だった。しかしSAで大きなトラックが何十台も停車している(おそらく運転手の人達はみんな寝ている)のを見ると、すごいなと思う。古物関係の方は車中泊しながら年中いろんなところを車でまわっているような人もいるけれど、自分には向いていない。

自宅に23時前に到着。荷物を片付け、『崇高と』読み終えて寝る。


21日(木)

朝8時に起き、お弁当の準備。レンタカーを返して南へ。昨日買ったユズキカズ『枇杷の樹の下で』を早速読み終える。のどかで幻想的なようだけど、とても怖い。メグマイルランドさんはやはりこの本を持っているようだった。台湾版も持っているとのこと。少しネットでの相場を調べると、ユズキカズの単行本はどれも高くなってるようだ。しかしこれは売らずにしばらく自分で持っておこう。高橋新吉『ダダと禅』読み始める。

自治会費とアンケートの収集完了。会長のソレイユ詫間社長へアンケート用紙を持って行く。

開店。辻さんが来てくれて、TAKAMATSU ZINEを20部追加納品。店頭でもウェブショップでも好評だけど、20部あればしばらくもつだろう。店頭買取2件。2連休のおかげでたまっていた発送をもりもりやる。ブログの更新。羊雲の寺澤君来て、商売の話などする。

まどから、次に発表する漫画のネームを読ませてもらう。とても良い感じ。

閉店後、本の発送。疲れて早めに帰宅。風呂。ヨーグルト食べる。だらだらしながら、来月末の旅行の予定を考える。昨日の姫路旅行、本当はVoid、日本玩具博物館、poyarn、白浜温泉に行く予定だったのが、定休日、展覧会会期、営業時間変更などを見間違えていたせいで、まるで行けなかった。こんなに自分で立てた旅行の予定がボロボロだったのは初めて。誰かに迷惑をかけたわけではなかったのがせめてもの救いだけど、次はきちんとしないとまずい。


22日(金)

朝8時におきる。朝ごはんを食べて、洗濯物を畳む。お弁当の準備。筋トレ。

アルバイトN君が作業に来てくれるので、早めに出発。在庫整理と掃除。暑い。

開店。N君どんどんネット出品を進めてくれる。自分も少しセットものの出品をやった。品出し、発送準備、均一本補充、アルバイトに頼む本の準備。東京造形大学内の、CSLABという学生主体の施設(?)で企画などをされている大澤さんが来店。大澤さんは去年春につくばで行った個展を見に来てくださっていた。今回が初対面。最初はYOMSに興味を持ってくださって、それから「店主は絵も描いているのか」と認知してくれたらしかった。最近よく来てくれているデザイナーの梶原さんとも知り合いらしい。小説の話などもした。その後、市川絢菜さん来られる。市川さんもつくばの個展を見てくれた方(しかもその時絵を買ってくれた)で、西讃のご出身だ。西のほうは県外からの移住者が増えてきているとのこと。サンドマンと島田さん来てくれる。サンドマン来月に工藤冬里さんをゲストに呼んで企画をやるそう。

ネット出品がだいぶ進んで助かった。今日はこれからどうしよう。

2025年8月18日月曜日

お盆明け(2025年08月16~18日)

15日(金)夜

閉店後、本の発送。店に戻り、アレの作業。作品と文章のリスト作り。早めに作業に入れたのでけっこう時間が取れた。23時過ぎ、キリの良いところで作業終了。

帰宅。シャワーを浴びて、小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』続き読んで寝る。


16日(土)

朝9時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の準備。筋トレ。少し読書。

開店。まどの同人誌『話の話』がいつの間にか残り12冊になっていた。これが売り切れるとしばらく増刷は無い予定。改めてその旨SNSで告知する。昨日からのリスト作業続き。思ったよりも早くひと段落つく。品出し、発送準備。桃子さん来る。桃子さんは大変朗らかな人で、日ごろからいろんなお店に行っている印象。桃子さんの作ったzineも何かしら見てみたい。DJのJimmy Soulさんが来られ、初めてご挨拶し、senseiから預かっていたBOOK WEEKENDのチラシをお渡しする。BOOK WEEKENDではJimmy Soulさんも自分もDJの予定。

Instagramで、画家の高橋大輔さんとやり取り。元気の出る言葉をいただく。みんながんばっている。高橋さんは現在今治で行われているImabari Landscapeというプロジェクトで絵を展示している。火曜にちょうど今治へ行くので、見に行けそうだ。

閉店後、本を発送して、スーパーでヨーグルトを買って帰る。まどに髪を切ってもらい、シャワー。『黄金の女達』読み終え、エドマンド・バーク『美と崇高の起源』読み進める。筋トレして少し早めに寝る。


17日(日)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べて、久しぶりに実家に電話。お弁当の準備。洗濯。『美と崇高の起源』少し読み進める。

「絵画においてさえ、ある事物を適切に曖昧化することで、その絵の効果を高めることができるのである。なぜなら、絵画におけるイメージは自然におけるそれととてもよく似ているからである。そして、自然においては、暗く混乱した不明確なイメージは、明晰で明確なイメージよりも、壮大な情念をつくり出す大きな力をもって空想に働きかけるのである。」(p81)

外出、作業部屋へ。久しぶりにキャンバスに描く。とても良い感じ。なんだか大きい画面にのびのび描いてみたい気分にもなる。

開店。品出し、在庫整理、発送準備進める。アルバイトMさん来て、本の受け渡しと支払い。Mさんは最近自分でもネット出品して古本を売っている。最近tooniceで出店した時の話を聞く。郵送買取のことについて相談を受けた。マツダキカさんのzine”PAGE”を品出し。この日はお盆休み最終日でかなりゆるやかな営業。おかげでやらなければならない在庫整理作業はひと段落ついた。店頭買取2件。

閉店後、借りていたCDをRに焼く。帰宅。ヨーグルト食べる。シャワー浴びて、川崎長太郎『ひかげの宿/山桜』続き読み、寝る。


18日(月)

朝8時過ぎに起きる。ご飯、お弁当準備、洗濯物の片付け。筋トレ。いつもやっているやつにもうひと行程足してみた。

100均でマーカーとボールペンを買い、南に行く。長太郎続き読む。ノートにマーカーでドローイング。作業部屋へ行き、キャンバス少しやる。

店の飲み物を飲む席がもう一つしかない。いっそ席を全部取っ払って、スツールを2つくらい置くだけにしてみようか。踏み台にもなるかもしれないし。

開店。この日はあまり品出しせず、以前録音したSさんTさん対談の文字起こし。もうだいぶ時間が経っていて焦る。発送件数がこの日少なかったので集中してやることができたけど、やはりまだだいぶ時間がかかりそう。お盆休み明けの割にはお客さんが来てくれてうれしい。

今日はこれからもう少し作業して帰る。明日は遠出。

2025年8月15日金曜日

お祭りムード(2025年08月14~15日)

13日(水)夜

閉店後、本の発送。外に出て見たら想像以上にお祭りのムード。コンビニでビールとおつまみを買う。飲みながら、催促の来てしまった映画コラムを書く。先日見た西村昭五郎『残酷おんな情死』について。プライムビデオにも入っているので、少しずつ見直したりしつつ、1時間ほどかけて書いた。まずまずうまくいったのでは。

帳簿付けをやって帰宅。スマホをいじっていたらいつの間にか24時半になっていて焦る。シャワーを浴びて寝た。


14日(木)

朝8時に起きる。この日はよく眠れた。キャベツともやしの味噌汁を作って朝ごはん。洗濯。まどの『怪獣を解剖する』が、昨日(=14日早朝)の『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』アフタートークで取り上げられていた。けっこう長く作品の説明をしてくれている。うれしい。

外出。スーパーに寄り、郵便局で本の発送。南に入って、木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』読み終える。心の栄養が足りなくなってきたら読み返したい本。一旦店に戻り、今年度の自治会費の徴収にまわる。油断していると忘れてしまうが、自分は班長なのだ。

少し早めに開店。品出し、発送準備など進める。東京の知人から通販依頼が入る。ありがたい。店頭買取2件。うち1件は1940~50年代頃に出版された黒っぽい本が多め。戦前から戦後すぐくらいに出版された本には、やはりわくわくさせられる。

閉店後、本の発送。この日は高松まつり最終日で、中央公園には屋台が出ていた。コンビニに行くと若いヤンキーが多い。自分が日ごろ歩いている商店街にはやはり少ないんだなと思う。祭りムードに誘われて、この日もビールとおつまみを買い店に戻る。Illustratorでアレの作業を23時頃まで進める。

高松まつりの期間中はたいていお客さんが少ないのだけど、今年はそうでもなかった。暑い中来てイマイチな印象で帰るなんてことのないよう、品出しをがんばりたい。

帰宅。まどは今日与島の盆踊りを見に行っていた。写真を見ると、巨大な瀬戸大橋の橋梁がバックに見える広い公園でほぼ地元の方々だけの盆踊りが行われていて、幻想的な光景。シャワーを浴び、川崎長太郎『ひかげの宿/山桜』続き読んで寝る。


15日(金)

朝8時前に起きる。まどは昨日長い時間外にいたのと、お腹も痛いようで、まだ寝ている。梅おにぎりを作って食べ、筋トレ。腕立て伏せ連続50回できるようになった。お弁当のおかずに粉ふき芋と鶏肉と野菜の炒め物を作る。洗濯物を畳み、スーパーで買い物。家に戻って少し読書。

外出。店に行って、自治会費徴収の続き。あと1件で完了だ。

開店。品出しなど進める。海外文学の本が棚からあふれてきたので、木の箱を持ってきて岩波文庫などを入れる。そしたら、長いこと棚にあった『白鯨』旧版3巻セットが売れた。久しぶりに須鼻さん来られ、『Tさんインタビュー』を渡したり、こないだの上映会について話したり。大竹伸朗展に行ってきたそうで、美術館で売られているTシャツを着ていた。その後もよくSNSで反応してくださる大学教授の方が来られたりなど、静かに楽しい営業。夜に発送準備を進める。

今日もこれからアレの作業。

2025年8月13日水曜日

創作と出来事(2025年08月12~13日)

11日(月)夜

帰宅。風呂。ビールを飲みながら石井隆『天使のはらわた 赤い閃光』見る。ぬらぬらと湿度を伴った陰影、回想と現実を瞬間的に行き来する演出に引き込まれる。ラスト近くの非常階段を下りていくカットも良かった。木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』読み進めて寝る。


12日(火)

朝9時前くらいに起きる。まどが味噌汁を作ってくれた。ヨーグルトも食べる。筋トレ。

南へ。『物と経験のあいだ』を読み進め、ひなびた雰囲気が欲しくなったので川崎長太郎『ひかげの宿/山桜』も読み始める。これは「抹香町もの」をまとめた文庫。小田原は昔大学生の頃に行ったきり。また行きたい。

銀行でお金を預けたり、沖縄料理店で冷やしソーキそばを食べたり。久しぶりに栗金商店に行く。堀金君は流行のマンガを意識的に読んでいるようで、まどとたくさんマンガの話をしていた。途中からみきちゃんもやってきた。Tシャツを1枚買う。

午後はイラレでアレの作業。250ほどあるアートボード全てに名前をつけ、それをさらにある順番通りに並べ替えていく。単純作業。ついでで店を開けていたら10人ほどの来店があり、少し本も売れた。ありがたいことだ。

18時をまわり、別の場所でネーム作業をやっていたまどが店にやってくる。raiさんに行くが予約でいっぱい。よって屋へ。ぼんじり串、トマトスライス、すだちぎょうざ、骨付鳥食べる。ビールとバイスサワーを飲んだ。おいしくて安い。

2杯飲んでしまったけれど、店に行き再び作業。やっているうちに調子が出てきて、10年以上ぶりに聴いたEssential LogicのKill Rock Starsからの2枚組もなんだか染みてきて、いい感じのところまで進んだ。

帰宅。風呂に入って寝る。何度も金縛りと悪夢で目が覚めた。


13日(水)

朝8時に起きる。あまり寝た気せず。朝ごはんを食べ、カレーを作る。ゴーヤ、ピーマン、ナスと夏野菜をたくさん入れてみた。にんにくの香ばしさも良い具合で、うまくできた。来週2日間くらいかけて旅行に出ることにする。

スーパーで買い物をして、店に行く。若干体調悪い。寝ている時エアコンが効きすぎていたような気がする。とりあえず少しずつ作業。

開店。品出しなど進めていく。体調はそこそこ回復。小山田浩子さんがパートナーの方(こんな書き方では対等な立場ではないように読めてしまうかもしれませんが…すみません)とお2人で来られる。本をいろいろ買ってくださり、お話。まどへの応援メッセージも頂戴する。Instagramのストーリーでパートナーの方(すみません)がたまにアップされている映画についての投稿がとても面白く、増村保造の話などをした。徳田秋声原作というのもあるし、『爛』をおすすめする。早めに発送作業を片づける。郷土関連の本を熱心にご覧になっているお客さん、話を聞くと今回の帰省でご先祖が豊臣秀吉と共に朝鮮へ出兵した弓の名手だったことがわかった(!)らしく、調査中とのこと。人生何があるかわからない。

京都からマツダキカさん来られる。Hand Saw Pressの小田さんからYOMSを紹介いただいてたようだ。作品と、昨日Hand Saw Pressで刷ったばかりという、ドローイングが掲載されたzineを持ってきてくださる。作品を見ながらいろいろお話。Instagramで「よかったら作ったものを見てください」と事前にメッセージをもらっていたにも関わらず、なぜか心がどんどんこわばっていく。小田さんからの紹介だからこのzineを扱わなくてはならないとどこかで思っていないか?とか、きっぱりと「持ち込みは全てお断りしています」となぜ言えないのかとか、扱うまでの本来あるべき心の動きを自分がないがしろにしていないかとか、いろんな疑念が頭の中でぐちゃぐちゃになる。とりあえず「京都の好きな場所はどこですか」「川です」「川のどんなところが好きですか」などマツダさんのzineとは直接関係のなさそうなことを、湧き上がる疑念の外堀を埋めるように聞いていく。マツダさんはそういう自分の意図を汲み取ってくださったのか、幼少期の同級生のことや、自閉症の方々の働くブルワリーでのことなどをたくさん話してくれた。それが自分の創作にいかにつながるか、ということを言葉を探りつつ話してもくれて、正直それはかなり抽象的な次元の話で意味をつかみ辛かったけれど、一番重要なことな気がした。そういう話に手が届いたので、結局zineを5部買い切りで扱うことにする(なんだかまるで絵を見ていないような感じだけれど、そんなことはない)。マツダさんが帰った後も、失礼なことを言ってしまわなかっただろうか、と心配になる。

zineの持ち込みは基本ほとんど断っている。全く事前の連絡なしで来て取り扱いを決めたのはFujimura Family(当時はMy Ceramics)くらい(あまりに作品が強烈だったので)。断っても、そこから活動をSNSなどでチェックしたり、展覧会などに足を運んだり、何度か会っていろんな話をしたりして、数年後やっと「よかったら取り扱わせてください」と言うことができたりもする。そこまで時間をかけていたら、そのうちもうzineを扱うかどうかはどうでもよくなっていくこともあるだろう。しかしその行動、会話、逡巡はそのzineがなければ起こらなかった出来事だ。もしかしたら全く違う角度で関わることになるかもしれない。自分はモノとしてのzineもそうだけど、そういった創作物から誘発された出来事をより注視したい気持ちがある。

原稿依頼をすっかりそのままにしていて催促がきてしまったので、今から書きます。

2025年8月11日月曜日

上映会、出店(2025年08月09~11日)

08日(金)夜

あれの作業をやろうと思っていたけど、発送、帳簿付け、ブログ更新、10日のripple coffeeでの出店に出すzineの選書などをやっていたら23時を過ぎていた。

帰宅。散歩したくなるくらいの涼しさだ。筋トレしてシャワー。木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』読み進める。図版と文章を照らし合わせ、頭の中で空間を想像しながら読むので時間がかかる。しかし建築がどのように空間の認識へ働きかけているのかを分析していく様子はとても面白い。


09日(土)

朝8時頃に起きる。ご飯を食べ、お弁当の準備。筋トレ。

外出。店にzineを取りに行き、ripple coffeeさんへ行く。国内外のお客さんが続々と来られて、繁盛している。アイスコーヒーを飲み、まどといろんな話をする。ノートにドローイング。

今月中に姫路に行きたい。Voidで今月後半から始まる展示も気になる。久々に高速で行こうかな。

店に行き、在庫整理。開店。品出しなど進める。しょうどしま民俗座談会発行の『いとなみ Vol.1』を棚へ出す。島のお年寄りへの、昔の産業や歴史のことについての聞き書きをまとめた冊子。小豆島のTUG BOOKS田山さんも製作に関わっている。YOMSでも扱っている冊子『点点 四号』の作者、矢口莉子さんが来店。初めてお会いした。観光で高松へ来られていて、これから飛行機で東京へ帰るそう。下北沢BONUS TRACKの中にある『日記店 月日』で働いているとのことで、こないだ桜木さんが来ましたよ、という話もした。

15時半に閉店し、燦庫へ。到着すると、既に井川さんとスタッフの方がかなり準備を進めてくれていた。自分の作業は入口近くのガラス窓部分に黒い布を張るのと、椅子を並べるくらいで済んだ。阿部さんと田舎さんに行き、軽くごはん。阿部さんざるそば、自分はかつ丼。

上映会は定員以上のお客さんに来ていただけた。自分は客席の後ろから再見したけれど、皆さん興味深そうに見ているのが伝わってきた。サウンドデモの部分は何度見ても迫力がある。トークは自分が進行役になり2人に話を振った(事前に決めていたわけではない)。途中何度か頭が真っ白になったけど、なぜか終わった後何人かにほめられた。結果良かったのかもしれない。

阿部さんはお子さんも来ていたのですぐ高知へ帰る流れに。今日はよさこいが行われていて、道路も混んでいるらしい。会場で販売していたzineを少しお預かりし、YOMSで販売させてもらうことになる。たくさん人としゃべって元気が出た。

帰宅、シャワー。筋トレ。『物と経験のあいだ』続き読んで寝る。


10日(日)

朝8時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、筋トレ、洗濯。早めに店に行き、昨日の売り上げの帳簿付けなどをする。この日はripple coffeeさんにて行われる『深夜珈琲』でzineの出店。前もって品物は渡しているので問題なし。

開店。均一本の補充、品出し、発送準備など。ucnvさん来てくれる。丸亀で大竹伸朗展を見てきたそう。お会いするのは12、3年ぶりか。正直そんなに何回もお話したわけではないけど、東京にいた時には自分の企画した展覧会などにふらっと来てくださったりした。そういえば3年くらい前にTalion Galleryでucnvさんも参加したグループ展を見たんだった。こないだ見目さん来たんですよ、という話をした。この後、こちらも15年ぶりくらいの再会となる三田村さんが来てくれる。三田村さんは以前高円寺の中央書籍という古書店で働いていて、自分は同じく中央書籍で働いていた友人の平間貴大のつながりで何度かお話したことがあった。今は大阪にお住まいのようだ。中央書籍は値付けの感覚がだいぶ変わったお店で、レヴィ=ストロース『野生の思考』や鶴見俊輔『柳宗悦』を200円か300円で買った覚えがある。お世話になった。この日はお客さんも発送件数も多く、忙しく働いた。閉店間際、ripple coffeeさんへ追加で持って行くzineの準備。

閉店後、小雨の中zineの追加へと向かう。到着すると、雨の夜中にも関わらずお客さんがたくさん。カフェオレを注文。本も絵を描くためのノートも忘れたので、自分が持ってきたzineを読む。ほどなく帰省中のただひ夫妻が来て、0時近くまでいろいろ話す。一杯で長居してしまったな。

精算して店に戻り、荷物を整理して帰宅。シャワーを浴びて寝た。


11日(月)

朝9時前に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を準備して外出。郵便局で本の発送。南に入り、『物と経験のあいだ』続き。ノートにドローイング。100均で封筒など買う。

来週水曜の20日、臨時休業を取ることにした。車を借りて姫路のあたりまで行こうと思っている。しかし今治で開催されている丹下健三関連の展示も気になる。いっそ19日から車を借りて今治に行き、ついでに伊藤豊雄建築ミュージアムも見て(見れるのか?)一泊して翌日姫路へ行くか。迷う。

開店。品出し、均一本の補充。店頭買取1件。この日は発送件数がそれほど多くなく、多少ゆっくりと作業。夜、羊雲の2人が神奈川大学の学生の方を連れて来てくれる。瀬戸内の島の民俗について卒論を書こうとしているそうだ。

今日はもう疲れた。家に帰って映画でも見たい。

2025年8月8日金曜日

少しずつ進む(2025年08月05~08日)

04日(月)夜

閉店後、帳簿付け、本の発送。あんまり何をしたか覚えていないけど、帰って筋トレして風呂に入り、木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』を読み進めたはず。

記憶を取り戻そうと前回の日記を読み返しても、「あれ」がどの「あれ」のことを指しているのかよくわからない。

疲れて書き忘れていたけど、この日塩上町のripple coffee森下さんが来てくださり、10日特別に深夜まで営業するので少し出店をしてくれないか、とお誘いを受けた。zineを販売させてもらうことにする。rocksteadyさんと雲雀理髪店さんも参加されるとのことで、ちょっと意外な感じのする組み合わせ。楽しみだ。


05日(火)

朝8時頃に起きる。筋トレ、ご飯。洗濯。

まどと南へ行く。スケッチブックにドローイングを描くが、あまりうまくいかない。小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』読み進める。

Centerさんで山崎由紀子さんの個展見る。エッジの際立った、さすがの仕上がり。SABIさんの抹茶ラテ飲みながらまどと話す。今治の「森」にリソグラフが入ったらしいという話をしていると、SABIの方も話しかけてくれた。茎でやった個展を見に来てくださったそうだ。けっこういろんな人が見てくれていたんだな、と思えた。

綿谷で肉うどんを食べ、店に行く。あれの作業をしているとお客さんがやってきて、1冊買ってくださった。店のレジにいるとなぜか無駄にスマホをいじってしまって良くない。

無印で下着を買い、銀行に週末の売り上げ金を預け、皇帝に入る。やたらと喫茶/カフェしている。『黄金の女達』を少しずつ読み進め、他のあれの連絡などもやりつつ、あれの作業。3時間ほどやって、さすがに進んだ。皇帝はボックス席が使えるし、照明も暗めで集中できる。

スーパーに寄り、帰宅。料理。卵焼き、中華サラダを作る。まどが帰ってくる。なかなかマンガが進まず苦しんでいるようだ。カツオのタタキを切り、そうめんを茹でて晩ごはん。タタキはにんにくスライスを乗せて食べてみる。おいしい。食べ過ぎると胃が荒れるので注意が必要。デザートにアイスも食べる。MOWのジャスミンミルクティー味がおいしい。

風呂に入り、さらにあれの作業。少し読書。1時ごろに寝る。


06日(水)

朝8時前に起きる。空腹でお腹が重くないうちに筋トレ。ご飯、お弁当の準備。

外出。まどは昨日に続き県立図書館へ。自分は店に行き、あれの作業続き。

開店。均一本の補充、発送準備など。レジスペース内で使っている丸テーブルが壊れてしまい、ネットで新しいものを注文。決めるのにけっこう時間がかかってしまった。辻さんが来て、TAKAMATSU ZINEの再納品。売れている。昨日から少しずつ進めているあれの件の連絡、だいたい詳細が固まり、きちんと動き出しそう。よし。ふみくらさん来てくださり、先日の絵本の会のことなどお話する。砂古口さんには改めてたくさん話をおうかがいしたい。また、別件で「これはやらなければならない」という事案が。締め切りなどはないけど、これもできるだけ早めに動くのが良さそうだ。まだ公にはできない「あれ」がいろいろ同時進行している。

あっという間に閉店。どうやら明日の午前中は雨らしい。酒屋へビールやジュースの買い出しに行く。夜だとそれほど暑くない。けっこうな本数を買ったにも関わらず、筋トレの成果か特に重いとは感じなかった。店に戻り、帳簿付けとブログ更新。

帰宅。筋トレ、シャワー。『物と経験のあいだ』読み進めて寝る。


07日(木)

朝8時頃に起きる。久しぶりの雨。筋トレ、朝ごはん。まどは検診へ。お弁当の用意をしてあれの作業続き。文章の添削をする。

外出。気温は30度を下回っているようで、だいぶ涼しい。これくらいでお願いしたい。少し早めに店に到着し、査定を進める。

開店。均一本の補充をして、査定続き。1件完了した途端に段ボール5箱持ち込みがあり、さらに郵送買取が2箱届く。カンデラのあきちゃん来てくれて、スクラップブックを見せてくれる。店番の合間に描いたドローイングがたくさん貼られていてかわいい。これらをまとめてzineを作りたいとのこと。自分がよくやるアイディアをあきちゃんにも教える。zineと一口に言ってもいろいろあるけど、最近はお金のかかったしっかりしたつくりのものも多いから、何か作りたいけどどうしようとなった時具体的にイメージしにくいのかもしれない。ふみくらさんまた来られて、少しお話。9月頭に行われるとある講演会に、自分も入らせていただけることになった。ありがたい。神戸から『本の栞』さんが来店。うちでよくビールを飲んでいってくれた常連のMさんも、神戸へ転勤になってからよく本の栞さんへ行っていたそうだ。今回は観光で来られているそうで、明日は剣山へ登るらしい。居酒屋の情報などをお伝えする。なんとか閉店までに届いた本の整理と査定を終え、金額をご連絡する。

閉店時間後も発送準備を進めるが、途中で気分がだれてしまう。発送と帳簿付けは明日にまわして帰宅。風呂に入り、お酒を飲みながら読書。エドマンド・バーク『崇高と美の起源』読み始め、『黄金の女達』続き読む。

「私としては、教育の方法は探究の方法にもっとも近い場合が最良であると確信している。」(『崇高と美の起源』、p12)


08日(金)

朝8時に起きる。昨日そんなに飲んではいないはずなのに頭が痛いなと思っていたら、急に雨が降り始めた。朝ごはんを食べ外出し、用事を済ませる。『黄金の女達』続き。再び家に戻って休憩。お弁当の準備をして再び出発。郵便局で本を発送し、昨日買い取った本の整理。

開店。昨日の分の帳簿付けをやる。発送準備、品出し、均一本の補充。店頭買取1件。この日はかなり仕事をてきぱきやれて良かった。買取分2件振り込み、TUG BOOKSの田山さんら小豆島の方々が作ったzine『いとなみ』のお金も振り込み。『いとなみ』は島のお年寄りへの聞き書きをまとめた冊子。夜、soundcloudへアップされているPALLAKSCHさんのDJmixを聴く。沖縄民謡中心にまとめられていて最高。PALLAKSCHさんが神保町で経営されているレコード店『ブックブー』行ってみたい。大河原さん来てくれて、東京でのグループ展(と言っていいのだろうか。小内光さんが一緒だった模様)の話などを聞く。大河原さんのご実家は大漁旗なども作っている染物工房で、今度見学させてもらおうと思っている。

今日はまだ体力も残っているので、もう少し作業していこうと思う。これからripple coffeeさんでの出店に出すためのzineの選書。

2025年8月4日月曜日

本読んでる(2025年08月03~04日)

02日(土)夜

閉店後、帳簿付け、あれの作業。以前書店をやっていた知人の方にあれについて相談。あれやあれもできて、この日はいろいろ進んだ実感あり。

帰宅。まどが作業通話で漫画家仲間の人達と政治や世の中のいろんな違和感について話し合ってる。いいな。自分も気になっていた話題が出ていた。

筋トレ、シャワー。小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』続き少し読んで寝る。


03日(日)

朝8時に起きる。ご飯、お弁当の準備。腕立て伏せだけやる。

まどとJRに乗って高松駅へ。シンボルタワーで行われる文学フリマ香川に向かうが、10時からと思っていたら11時からだった。カフェに入り、ドローイング。木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』続き読む。スカルパだけでなくいろんな様式の建築について触れられていて面白い。

「私が傑作と感じた建築空間、あるいは、傑作と言われるものを見て共感した空間は、そこで「このようにふるまえ」でもなく、「どのようにふるまってもいい」でもなく、「あなたのふるまい方次第である」と言われているような、緊張と自由の入り混じった感覚を覚えるという共通性があった。」(p101)

文フリ会場へ。それほど並ばずに入れたけど、今回も開始前から行列ができていたようだ。知り合いに挨拶して、小豆島のお年寄りの方々への聞き取りをまとめた『いとなみ』、野口理恵『嘘で本当の私たち』、富田ララフネ『小島信夫の話をしたいのだけれど』購入。SNSで見かけてはいたけどこの辺では買えなそうなzineや本を、実際に見て買うことができた。たくさんの出店者が集まっていると、やはり表紙のデザインて大事だな、とも思わされた。

現在福岡と岡山で2拠点生活中?の森脇さんのnoteが面白い。新しい記事の、「へんぴなところに住んでいるせいで、「ついで」の距離感がバグるのかもしれない。」という部分に共感する。

開店。品出し、発送準備進める。夕方くらいに南方書局の梶原さんが来てくれて、先日の神戸での出店の話、デザイナーの話など。梶原さんは多摩美に通っていた時、哲生君担当の授業も受けていたとのこと。南方書局は今年まだ数回アートブックフェアへの出店が控えていて、国外へも何度か行くようだ。積極的だな。夜にことさら出版さんとスズキナオさんが来店。スズキナオさん想い出波止場のTシャツを着ていた。ことさら出版さんはあまり人前で顔出しして活動していないらしい。しかし、梶原さんにおすすめのお店を聞かれて改めて思ったけど、日曜夜の高松での晩ごはん選びは難しい。たいていの個人店のお店は日曜休みのところが多い。古馬場の丸亀鳥は日曜もやっていて、おいしい骨付鳥を出しているので助かる。

よく来てくれるM君が引っ越しを考えていて、RolandのFR-4XBKというアコーディオンを30万円で買ってくれる人を探しているらしい。30万円はかなりの金額だけど、定価は60万円弱ほどなのでおよそ半額。電子アコーディオンでヘッドホンをつなげて練習ができる。興味のある方は連絡ください。

閉店後、スーパーに寄って帰る。筋トレして風呂。ビール飲みながら、鈴木清順『東京流れ者』見る。こないだSさんが「渡哲也は良い役者だ、ドラマだけじゃなくもっと映画に出てほしかった」と言っていたのを思い出す。何度も何度もテーマ曲を歌うシーンが続き、唐突にドライヤーの宣伝が挟まったりと、いろんな大人の事情を感じさせるけど、カラフルでキレの良い清順演出が炸裂していて楽しい。

奥誠之『ドゥーリアの舟』読み始める。先日入荷したoar press発行の本のうちの1冊。著者による絵画作品と、作品と美術や社会との関係について思いをめぐらせたエッセイが収録されている。コマーシャルギャラリーでの勤務経験もあるそうで、自分よりもかなり現代美術寄りの思考をされている気がしたけど、折に触れて思い出す本になりそうな内容。


04日(月)

朝7時に目が覚める。二度寝せず読書、『ドゥーリアの舟』読み終える。筋トレ、朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物たたむ。

まどと外出し、南へ。『物と経験のあいだ』『黄金の女達』続き読む。午前中からたっぷり本を読んだ。

開店。この日は海外のお客さんが多く、個人製作のzineがよく売れる。zineが売れるのはうれしい。おそらく初見で気に入って買ってくれているはずで、たいていは写真や絵が主体のものだから、感覚で選んでいるのが伝わってくる。発送準備、品出し少し。発送件数が思ったよりも多い。売れるのは助かる。店頭買取1件。

明日は定休日。外にこもってあれの作業をやる予定。今日は査定もやろうと思ってたけど、もう疲れたな。

2025年8月2日土曜日

あればかり(2025年08月01~02日)

31日(木)夜

閉店後、阿部さんと大三君と、8/9の上映会トークに向けてzoomミーティング。街の公共性や芸術表現におけるグラフィティの特異性などについて話す。高松の街のつくりや、2000年代東京の路上販売業者や歩行者天国の減少なども。思ったよりもたくさんの話題が挙がり、ほっとする。

帳簿付けをやって帰宅。筋トレ、風呂。高瀬隼子『水たまりで息をする』読み始め、寝る。


01日(金)

7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物をたたむ。筋トレ。腕立てを続けていたら二の腕や脇にも筋肉がついてきた。閉店後の時間帯の疲労感も無くなったし、続けたい。

また南へ行く。『水たまり』読み終え、まどと昨日のzoomミーティングで出た話題や、まどの好きな本の傾向についての話などをする。100均やスーパーで買い物。作業部屋で、新しいキャンバスに少し色を塗る。

開店。品出し、発送準備進める。瀬戸芸や丸亀の美術館での大竹伸朗展が今日から始まったり、あさっては文学フリマ香川が開催。海外からの観光客も増えてきている。届いていた郵送買取の本を確認してメール。Bandcamp Fridayでまたいろいろ音源を購入。辻さんのzineが早くも売り切れたので、再納品のお願いをする。夜になり、みくさんが来てくれて話す。今後のことをいろいろ考えているようだ。

閉店間際、胃のむかつきと頭痛。少し吐き気もする。切りのいいところで作業を終わらせ、なんとか発送をやり、帳簿付けは後回しにして帰宅。ヨーグルトを食べると少し胃が落ち着いた。シャワーを浴び、phaさんから買った『やる気のない読書日記 2023冬』を読んで寝る。phaさんの文章はテンションが一定で良い。


02日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて料理。空心菜、豚肉、エリンギの炒め物、卵焼きを作る。オクラも茹でて切った(梅和えにしようと思っていたけど、卵焼きがしょっぱくなってしまったので特に味付けせずにおいた)。洗濯物を畳み、掃除機をかける。お弁当の準備。コーヒー飲みながら、小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』続き少し読む。

外出。少し早めに店に行き、発送準備や昨日の分の帳簿付けをやる。店頭買取1件。すぐに時間は過ぎて、13時になりまどと一旦店番を交代。

塩上町にある絵本文庫ふみくらさんへ向かう。今日は笠置シヅ子や宮武外骨の伝記を書いている砂古口早苗さんがコレクションした、日中戦争~戦後すぐくらいの時期に発行された国策絵本を見る会。10人ほどの参加者(戦中生まれ、82歳の方もいた)が集まり、砂古口さんの解説を聞きながら絵本を見ていき、感想を言い合う。満洲事変、真珠湾攻撃、終戦、朝鮮戦争…とその時々に発行された絵本を見ていくと、いかに政府のプロパガンダが行き当たりばったりのでたらめなものだったかがわかる。これだけ世の中の雰囲気がコロコロ変わったら、この当時に幼少期を過ごした人は大人を信用できなくなってしまうんじゃないか。戦時中に発行された絵本が、終戦に向かうにつれて物資不足によりどんどん薄くなっていくのが悲しい。ふみくらさんを出る時、砂古口さんに『外骨みたいに生きてみたい』の感想を伝えると、「あのフリーペーパー(『Tさんインタビュー』)面白かったわよ」と言ってくれた。砂古口さんは絶対面白い古本エピソードをたくさんお持ちのはずなので、改めて古書蒐集の話もうかがいたい。

店に戻る。辻さんがTAKAMATSU ZINEの追加納品に来てくれていた模様。帳簿付けの続きをやり、発送準備など。香川在住のお客様から徳島の実家にある本を郵送買取できないかとメールをいただいたので、返信する。進めてるあれの業者を探し、見積もりを出す。

今日はこれからまた別のあれの作業。あればかり。明日は文フリ。