2025年2月1日土曜日

淺井さん(2025年01月30日~02月01日)

29日(水)夜

閉店後にアレの作業をやろうと思っていたけどやめにして、コンビニでヨーグルトを買って帰宅。まどが単行本用の作業を進めていて、意見がほしい箇所があるというので、原稿データを見せてもらう。風呂に入り、ナタリー・サロート『黄金の果実』続き。文章の中でいろんな人が『黄金の果実』(それが果たしてこの小説なのか、他の同名の小説とされているのかはわからない)について言及を繰り返している。これは批評に対してのアイロニーなのだろうか。


30日(木)

朝7時半に起床。カフェインを控えめにしてお酒も飲まずにいたら、いつもよりは若干深く眠れた気がする。朝ごはん、お弁当の用意。

自転車で北警察署へ向かう。昨日はあまりにも風が強くて警察へ行くのをやめにしたけど、今日も風の強さはたいして変わらなかった。手続きに書類をもらい、役所でこの必要書類をもらってきてくださいと指示を受ける。やるべきことが減るどころか増えているような気が。

開店。この日は奥田さんが手ぬぐいが到着したとSNSに投稿してくれたおかげで、ウェブショップがけっこう動いた。ウェブショップで買い物してくださるお客さんは、たまにいくつかの品物をまとめ買いしてくれる方もいてありがたい。田口史人さんから届いていた品物を店頭に出す。『円盤のレコブック』は様々なテーマの元にレコードとその文化背景を綴ったシリーズで、タンゴ、万博、文学者などそれぞれ全くジャンルは異なるが、1つ読むと他のも読んでみたくなるのが不思議。佐貫絢郁さんからも冊子が到着する。昼間に10人くらいの美大生っぽいグループが来る。引率している人もいたけど、瀬戸芸関係で来た芸大の学生だろうか。夜には栗金商店の2人が友達を連れて来てくれる。堀金君と大学の同級生だったというペペさん。

閉店後、本を発送してルクスへ。生物さんや平尾君もいた。この日はDOMMUNEで堀金君の新曲(大谷能生さんと小鉄君をフィーチャリングしている)が流れた。生物さんから「展覧会の予定とかないんですか?」と聞かれて、ないですと答える。そろそろそういう予定も作っても良いかもしれない。生物さんは3月から東京へ拠点を移すそう(と言っても、香川にはちょくちょく来るらしい)。ルクスで送る会をやろうという流れになり、自分もDJをやることになった。DJやるのなんて何年ぶりだろう?祖谷のなこちでちょっとやったけど、あれはもう6年くらい前かもしれない。コロナ前のことだ。

帰宅。風呂に入って寝る。


31日(金)

朝7時半に起きる。この日の睡眠もまあまあ良し。朝ごはんを食べ、書類の記入。手を付けてみると、思ったよりも時間かからず。お弁当の用意。

歩いて市役所へ。必要書類もらう。書類をもらうのにも書類がいる。書類だらけ。待ち時間に『黄金の果実』少しだけ読み進める。ルーツに行き、Matchboxから出ているMississippi SheiksのLPを購入。1930年の録音。こないだレココレの戦前ミシシッピブルース特集を読んだな。

開店。Centerの大山さんが来て、小物コーナーの商品をいろいろ買ってくれる。発送準備、品出し。店頭買取2件、年末に伺った出張買取の支払い1件。この日は夜に来られたお客さんがたくさん買ってくれた。マンガの全巻セットなどもありかなりの量になったので、着払いで送ることになる。

閉店後も発送準備や帳簿付けなどが忙しく、結局23時近くまで残業していた。警察に提出すべき書類の準備が無事に完了。今年に入ってから始めた小物コーナーの売り上げを計算してみると、そこそこの売り上げ。地道に商品を足していこう。

帰宅。『黄金の果実』読み終えて寝る。


01日(土)

朝7時半に起きる。日に日に眠りが深くなって良い感じだ。お酒を控えると間食も自然と減る気がする。朝ごはんを食べながらチャーリー・チャップリン『チャップリンの移民』見る。短い映画はごはんを食べながら見るのにもちょうどいい。普通に声を出して笑ってしまった。チャップリンもっと見よう。お弁当の準備をしながら、ジョンのサンのBunkamuraル・シネマでのライブ録音を聴く。これは『すべての夜を思い出す』の清原惟さんの特集上映に関連して行われたもので、Bandcampで公開されている。

まどと外出し、南でモーニング。カフェオレをミルク多めにしてもらった。スケッチブックに何枚かドローイングを書き、『ジョルジョ・モランディ 終わりなき変奏』読み始める。2016年に行われた展覧会の図録で、鉛筆による素描、銅版画、油彩といろいろ収録されている。解説を読むと、アントニオーニなど映画関係者との交流についても書かれていて面白い。南を出て、まどと本屋を少しぶらつく。さっこから、YOMSのドアの取っ手に野菜を入れた袋をくくっておいたと連絡が入る。さっこは最近昔の作家が書いたエッセイが気になっているようだったので、高見順や武田百合子を薦めた。

開店。品出しなどやっていると、淺井裕介が来てくれて驚く。YOMSに来てくれたのは初めて。瀬戸芸の関係で高見島を下見しに来て、東京へ帰る途中に寄ってくれた。会ったのは2年半ぶりくらいだろうか。ついこないだのようだけどけっこうな時間が経った。高見島は現在住民は10人ほどしかいないそうで、さっこの住んでいる志々島よりも少ないことを知る。いろんなところにイノシシがいたらしい。死体も浜辺に転がっていたそう。まどや宮脇さんも来て、さらにいろいろな話。まどは高松に来てから淺井さんとは会っていなかったので、10年ぶりくらいかもしれない。宮脇さんさすが島のことに詳しい。興味深い話がたくさん出てくる。淺井さんは「週6で店開けてるとかすごいよ」と言ってくれるけど、淺井さんもアーティストとしての生活を継続できていてすごいと思う。品出しや発送準備など続き。雨が降り始め、珍しく止まず。佐貫さんの冊子のお金を振り込む。

閉店時間を過ぎても発送準備と帳簿付け、ブログの更新でまた23時。疲れた。DJの選曲をやろうかと思っていたけど、風呂に入りたいしもう帰るかも。