2025年12月14日日曜日
サンダル(2025年12月12~14日)
2025年12月11日木曜日
梱包梱包(2025年12月09~11日)
2025年12月8日月曜日
腰掛(2025年12月06~08日)
05日(金)夜
閉店後、スーパーに寄って帰る。ビールを飲みながらフランソワ・トリュフォー『突然炎のごとく』見る。最近忙しくなってきたせいか、頭にいろんな物事がチラついてあまり集中できず。「戦争でいやな事は個人の戦いができない事だ」というセリフが印象に残る。シャワーを浴びて寝る。
06日(土)
朝8時前に起きる。岡山でバイレファンキのDJや占いをやっているNURIさん(YOMSにも何回か来ていただいた)がやっている読書Podcast『DOG書会』を聞く。現在7回ほどアップロードされていて、扱われている本が岡田則夫のSPレコード収集エッセイ、千葉雅也やアーヴィン・ゴフマン、松浦弥太郎やくどうれいんなど、とても幅が広い。朝ごはん、お弁当の準備。
外出。まどは南へ行き、自分はパッケージプラザへ梱包資材を買いに行く。毎年恒例の鈴木哲生カレンダー用。今年はかなりの数字が描き変わっているそうで楽しみだ。YOMSでまどと合流し、ルヌガンガへ行く。久しぶりに来るといろいろ欲しくなってくる。注文していた鈴木哲生氏の絵本『かんじ』がちょうど届いていたので購入。朝日新聞で最果タヒが書評を書いていた。
開店。品出し、発送準備進める。丗界さん来てくれる。以前、YOMSによく来てくれる丗界さんと趣味の合いそうな高校生の女の子に丗界さんのzineを渡したのだけど、それから少し経って2人は友達になったようで、初めて一緒に来てくれた。うれしい。夜にNURIさんと、一緒に『DOG書会』をやっているけんたろうさんが来店。この日ルクスで行われるSweetieに行くとのこと。朝にPodcastを聞いていたのはたまたまで、このタイミングで来ていただけてうれしい。感想を直接伝えることができた。
閉店後、本の発送。コンビニでミルクティーとチョコラムネを買い、店に戻って帳簿付け。TSUTAYAディスカスで借りたCDをRに焼く。
23時半頃帰宅、シャワー。『かんじ』読み終える。制作には足掛け6年ほどの時間をかけたそうで、濃密な1冊になっている。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』続き読んで寝た。
07日(日)
朝6時半頃に起きてしまい、「尿意の意志の主体は人間と尿のどちらにあるのだろう」などと考えていたら二度寝もできず、そのまま読書。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳み、お弁当の準備。
まどと南へ。『美しい夏・女ともだち』読み終える。
「ところであなたの説では、趣味のいい人間は少数だから、お客の数なんか問題でないんでしょう。いったい、趣味がいいか悪いかは誰が決めるんですか?」「いちばんずるい人間が決めるんだよ」(p332)
100均で収納用品や消耗品を購入し、店に戻る。
開店。品出し、発送準備を進める。この日はBASEでもけっこう品物が売れたし、ほかネット出品していた商品も動いた。哲生君のカレンダーも売れる。20日の土曜日は休みを取る予定で、レンタカーを予約。店頭買取2件。夕方、先日閉業した国分寺の純喫茶ニューアスカのファンの方が来店。Instagramアカウント開設や閉業に際してのお話をいろいろ聞く。家族ぐるみのお付き合いをされているほどの方なので、うちに入荷したニューアスカのマッチラベルは差し上げようかと思っていたけど、お金を出して買わせてくださいということで、お売りする。お客さんにつないでいただいて、品物が持つべき人の元へと渡った実感あり。よかった。この日はネグ君もまた来てくれたり、fragrantのカオリさんが来てくれたり、楽しかった。18時にカレンダーのウェブショップ販売開始。早速動く。この日はけっこう暖かかったし、お客さんも多かった気がする。疲れたけど気持ちの良い日。
閉店後、本の発送。スーパーで飲み物を買い、段ボールをもらう。店に戻り、少しCDR焼く。その後、在庫整理作業。ちょっと片づけるくらいかなと思っていたけど、予想以上に時間がかかった。
台車を押しながら、23時半頃帰宅。疲れた。シャワーを浴びて、田中小実昌『また横道にそれますが』読み始める。善通寺に『こみちゃん』という店名の腰掛があった、との記述が。腰掛というのは非常に席数の限られた小さな居酒屋の、香川特有の俗称だと何かの本に書いてあった(何の本だったか思い出せない)。高松にも、シティホテル向かいの建物に『腰掛 つたや』という看板がまだ残っている。こういうのもいつ取り壊されるかわからないから、写真に撮っておいたほうがいいだろうな。
08日(日)
朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を準備し、洗濯物を干す。少しだけ読書。
家の近所のマンションにて出張買取。最近に出た&Premiumやクウネルなどライフスタイル雑誌多め。その場で査定してお支払いする。
店まで行き、荷物を降ろしてスーパーで買い物。その後少し片付け。アルバイトN君来て作業開始。
開店。開けてすぐ来られたお客さんが、アート関連や漫画など買ってくださる。「今日はいけそうだ」とだいぶ気が楽になった。在庫整理、アルバイトの人に作業してもらうための本の準備など。その後品出し。ずっと作業していてヘトヘト。
今日は早めに帰って映画を見る。
2025年12月5日金曜日
モノの中(2025年12月04~05日)
03日(水)夜
閉店後、本の発送。帳簿付けやCDR焼いたりしていたらなんだかんだで時間が過ぎてしまった。
福岡のタイキさんのストーリーで、国分寺の純喫茶ニューアスカが閉店したことを知る。ファンの方が公認で運営しているInstagramアカウントにも閉店とあった。一度行ったのは春ごろか。コントラストの激しい色彩の内装にも関わらず、不思議と居心地が良かった。
帰宅。風呂に入り、入沢康夫『詩の構造についての覚え書』続き読んで寝る。
04日(木)
朝9時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。少し読書。
外出。コーヒーやお菓子を買って店へ。開店。この日はひどく寒く、のろのろ作業。開店の投稿で、以前買い取ったマッチラベルコレクションの中に入っていたニューアスカのラベルをあげてみた。するとそれを見た、香川の純喫茶マニアの方が来店。ファイルをお見せして、喫茶店に関するいろんな話を聞かせていただく。足で稼いだ情報量がすごい。ニューアスカのInstagramを運営されている方ともお知り合いらしく、連絡をとっていただき、その方も今度YOMSに来てくださることになった。楽しみ。いろんなところにすごい情熱を持った方はいるもんだ。そういう方とのご縁を生むのはモノだし、モノの中に潜む物語や文脈に敏感でありたい。日々勉強。この日はあまり品出しはせず、ほぼ来年2月のイベントの告知に関する作業をしていた。夜、タイキさんが来店。9月末に久留米で会ったばかりだから、それほど久しぶりな感じはしない。今回はjawbreakerの来日ライブを見るために福岡から横浜まで行き、さらに横浜から香川までやってきたそう。車で、しかも高速使わずに下道で。タイキさんは基本高速には乗らないそうで、グーグルマップにピンを立てておいたお店や場所などをめぐりながら少しずつ移動している。高速乗ると途中にある面白いものを見逃す、と言っていた。タイキさんのお金やモノ、時間に関する考え方は話していてとても刺激になる。自分がわかった気になっていることの中に本当はまだまだ考えるべきことがあったのではないか、と思い直させてくれる。
閉店後、帳簿付け。この日は受け取った情報量がとても多く、考え事をしていたらいつの間にか23時を過ぎていた。こういう日は意外と売り上げも悪くない。
寒い中帰宅。シャワーを浴びて、『詩の構造』読み終えて寝る。
05日(金)
朝7時半に起きる。朝ごはんを食べて、ひとつ用事。家に戻り、お弁当を用意してまどと外出。郵便局で本を発送し、南へ行く。チェーザレ・パヴェーゼ『美しい夏・女ともだち』続き読む。ここ最近小説になぜかのめりこめなかったけど、この日はいけた。ノートにドローイング描く。
開店。最初に雑誌や映画パンフレットの品出しと均一本の補充を進め、それからイベント広報に関する作業。チラシ配布に協力いただける施設が意外と多く、人間捨てたものじゃない、とバカでかい気持ちになる。この日は些末事福田さんとあかねさん、カンデラのあきちゃん、rocksteady平塚さんとporteのみさとさん、BOOK WEEKENDの篠原さん、ネグ君と友人知人がたくさん来てくれて楽しい一日。あきちゃんは売り切れていたドローイングzineを再納品してくれた。なんと、入荷の投稿をする前に3つ売れる。人気すごいな。
今日は帰って映画を見る。
2025年12月3日水曜日
いいもんだ(2025年12月01~03日)
2025年11月30日日曜日
ふつうの日記(2025年11月28~30日)
27日(木)夜
閉店後、本を発送。フリーペーパーを印刷しつつブログを更新する。
帰宅、風呂。ブルーノ・ムナーリ『モノからモノが生まれる』続き読んで寝る。咳がまたぶり返して、起きてしまう。無料公開中の楳図かずお『わたしは真悟』少し読んで寝る。
28日(金)
朝9時前に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。まどは10時から早速編集者さんとの打ち合わせ。『わたしは真悟』続き読む。『14歳』よりもだいぶ読みやすく感じる。
外出。ミカン買う。作業部屋からキーホルダー作りに使うパーツを取ってくる。
開店。原マスミさん来てくださる。今年の6月頭にゴールデン街のBILLYというバーで偶然居合わせてショップカードをお渡ししたのだけど、覚えていてくださっていてありがたい。神戸から広島に向かう途中(といっても、高松へ行くのはかなり迂回することになるが)とのことだった。この日は店の作業もいろいろやった。品出しはあまりできず。受託商品関連の連絡。プリンタインクの注文。ORGASM最新号届き、お金を振り込み、火曜に入荷した高松工芸高校美術科の生徒さんたちが作った雑誌『F』と共に品出し。今回のORGASMには『映画をつなげて見るブログ』の川田さん(YOMSの常連でもある)も文章を書いている。十河さんと高縄さん、そしてORGASM遠藤さんにもフリーペーパーを発送。夜は発送準備。
閉店後、本の発送。店に戻って帳簿付け。今後の絵の活動について考えていることを文章にしてみる。
帰宅。シャワー。『わたしは真悟』続き読んで寝る。
29日(土)
朝8時に起きる。空気が乾燥していて起きるとのどが辛い。朝ごはんを食べ、お弁当の用意。まどと外出。作業部屋に行って絵の続きをやる。
開店。発送準備など進める。一箱入れ替え。来年のイベントに向けてメール連絡など。夜になると疲れてほとんど何もできなかった。『わたしは真悟』読み終える。真悟のロボットゆえのひたむきさが泣ける。こんなに新潟が主要な舞台になっているとは思わなかった。佐渡で人間同士の殺し合いが始まっていた。
閉店後、本を発送してすぐに帰る。風呂。井上梅次『黒蜥蜴』見る。原作江戸川乱歩、主演京マチ子。ミュージカル調(音楽は黛敏郎)でテンポは非常に軽快、乱歩色薄めだけど楽しいエンターテイメント作。
12時頃、早めに寝る。
30日(日)
朝8時に起きる。ご飯を食べながら、勅使川原宏『東京1958』『動く彫刻 ジャン・ティンゲリー』続けて見る。前者は正確には勅使川原の単独作ではなく、羽仁進や荻昌弘らも含むグループで海外の映画祭に向け製作されたもののようだ。フランス語と英語のナレーションをバックに1950年代末の東京をスクラップブック風に、エキゾチシズムをまぶしつつ表現。コンクレート風の音楽が面白い。後者はティンゲリーが南画廊で行った個展を追ったドキュメンタリー。ナレーション原稿は大岡信、音楽は一柳慧。
お弁当の準備、洗濯物の片付け。まどと南に行き、『モノからモノが生まれる』続き読む。ノートにドローイング。100均で消耗品買い足す。
開店。発送準備をしようと思ったらプリンターのインク切れ。注文したインクカートリッジは店でなく家に届いていて、仕方なく発送をあきらめ、品出しや均一本の補充を進める。ネジマキネコさん来られて、BOOK WEEKENDについての話など。この日も夜にひどい疲れ。風邪のせいで体力が落ちているようだ。運動しないと。Photoshopで1枚絵を描いた。
今日はこれからどうしよう。
2025年11月27日木曜日
ゆっくり休日(2025年11月25~27日)
2025年11月24日月曜日
風邪、10年(2025年11月15~24日)
2025年11月14日金曜日
動き始める(2025年11月11~14日)
2025年11月10日月曜日
流れにまかせて(2025年11月09~10日)
2025年11月8日土曜日
終わってない(2025年11月06~08日)
2025年11月5日水曜日
冬に向かって(2025年11月03~05日)
2025年11月2日日曜日
きちんと(2025年10月31日~11月02日)
2025年10月30日木曜日
寒い(2025年10月28~30日)
27日(月)夜
閉店後、フリーペーパーの増刷作業。印刷すぐ終わる。サウナに行く。60分コースでさっさと出たけど、かなり効いた。コンビニでビールを買い、飲みながら小島信夫『私の作家遍歴Ⅱ 最後の講義』読み進める。
帰宅。ビックコミックのサイト『ビッコミ』で72時間限定無料公開されている、楳図かずお『14歳』を読み始める。面白くて眠れない。しかし260話もある。果たして3日間のうちに読み終えられるのだろうか。
28日(火)
朝8時頃に起きる。まどと南へ。フリーペーパーを製本し、『14歳』続き読む。1990~1995年に描かれた作品。荒唐無稽なようで、培養肉や政府による情報統制など、現代的な話題も盛り込まれていて惹きこまれる。
11時前に店に行き、少し作業。浅沼弥沙さんと、浅沼さんの友人のエミルさんがやってくる。この日は2人とうどんを食べたり、県庁を見たり、いろんなお店をまわった。ついでと言ってはなんだけれど、堀金君と来年に向けてのことを少し話したり、平塚さんに深夜珈琲の時のお礼を言えたりできて良かった。浅沼さんはサバサバした人で、一緒にいて楽だなと感じる。エミルさんとは英語で本当に少しの会話しかできなかったけれど、けっこう話しかけてくれてうれしかった。来年は信楽に滞在して陶芸作品に取り組むそうだ。
店に行き、作業しようか絵を描こうかと迷い、結局『14歳』を読む。今までじゅうよんさいと読んでいたけどフォーティーンが正解のようだ。まどと合流し、よって屋に行く。骨付鳥、すだち餃子、肉豆富など食べた。お腹いっぱいになったけど、ハッピーアワーの早い時間帯に行ったおかげで安く済んだ。まどは甘いものが食べたくなったようで、また半空へ行き、ケーキと飲み物を楽しみながら『14歳』と『最後の講義』(よく考えたらすごい組み合わせだ。テンションはかなり違うけど、いつ果てるともなく続いていく感じは少し似ている)を読み進めた。
帰って、疲れ果ててすぐに寝た。
29日(水)
朝9時に起きる。11時間くらい寝た。朝ごはんを食べ、洗濯物を畳む。実家から柿や野菜など届く。コーヒーを淹れて飲む。
外出。100均にCDRを入れる不織布ケースを買いに行くが、どうやら値上がりが決まったようで在庫切れの状態だった。仕方なくネットで注文。
開店。平日の割にはお客さんが来た。動物に詳しいM君がやってきて、熊の話をする。oar pressの見目さん、アーティストの守屋さん来られる。尾道に用事があったそうで、高松にも寄ってくださったようだ(と言っても、かなり距離があるけど)。守屋さんは展覧会をするたびに冊子を作られているらしい。見目さんは話を積極的に聞いてくださるので、ちょっと調子に乗ってしゃべりすぎてしまったかも。もっとゆっくり話す癖を身に付けたい。店頭買取2件。うち1件は手に入りにくいアート関係の本が多く、大変ありがたい。出版社DOOKSから、注文していた冊子が届く。11/1発売の平山昌尚さんの冊子のほか、SHOKKIさんやqpさんの作品集も。
閉店後、なんとなくダラダラしてしまい、23時頃まで店にいてしまう。帰宅、『14歳』読み終え、風呂に入って寝た。
沖縄へチェルフィッチュの公演を見に行き、会場は体育館の2階席のようなところで大変狭く、人がいっぱいで何も見れなかった、という夢を見た。外はそれほど暖かくもなかった。
30日(木)
朝8時半に起きる。急に寒くなって眠りがち。朝ごはん。洗濯物干す。実家から送られてきた柿を食べてその後コーヒーを飲んだら、柿渋が口の中で固まってえらいことになった。
作業部屋で絵の続きをやる。進めていた絵をほぼ塗りつぶし、壊す。このままだといつもの感じに落ち着いてしまいそうだけど、どうしようか。
開店。寒いとなんだか体が動かない。10月の頭と末でこんなに違うとは。インフルエンザも流行り始めているようだ。少し品出し、発送準備。瀬戸芸も今週末の3連休で終わり。ちゃゆう君来てくれて少し話す。良い話ができた気がする。
今日は早めに帰るかも。
2025年10月27日月曜日
概念と空間(2025年10月24~27日)
2025年10月23日木曜日
出張買取(2025年10月21~23日)
2025年10月20日月曜日
文化的(2025年10月17~20日)
2025年10月16日木曜日
一日東京(2025年10月14~16日)
2025年10月13日月曜日
データ整理、来客(2025年10月09~13日)
2025年10月8日水曜日
両方ある(2025年10月07~08日)
2025年10月6日月曜日
まどトーク(2025年10月05~06日)
04日(土)夜
閉店後、本の発送。ビールとチーズを買い、店で飲みながら山田勇男『Feel』(2004年)見る。作家本人の意識は60年代アングラなのかもしれないけど、モデルの女性の服装やヘアメイクがかなり2004年の雰囲気が強く、音楽はタンゴで、タイトルはFeelだし、なんとなくいびつな質感の作品になっている。当時の東京を思い出した。帳簿付け。
帰宅。まどが奥田亜紀子さんやメグマイルランドさんなど漫画家仲間の方々と作業通話している。横で聞いていると「漫画家の人達はこういうところが気になっているのか」と発見があり、とても楽しい。しかし自分が会話に入ったら絶対に変な空気になるので、気配を殺している。まどはたまに「今、夫が帰ってきました」と言ったりするけど、他の方々に気を使わせていないだろうか。風呂に入り、オマル・ハイヤーム『ルバイヤート』読み始め、寝る。
05日(日)
朝9時に起きる。寝すぎた。朝ごはん、お弁当の準備。まどはこの日高松市美術館で石田尚志さんとトーク。だいぶ緊張している様子。
外出。店に寄り、郵便局まで歩いて本の発送。くつわ堂に入って少し読書。
開店の準備をしていると、石田尚志さんが来店。店のこともご存知だったとは知らず、驚いた。ご挨拶できて良かった。そのまま開店。品出し、発送準備進める。兵庫のリトルレンズ文芸舎さんより、徘徊系フリーペーパー『クロウラー』が届く。今回届いたのは兵庫県加西市の大正生命ビル(もちろん、Tobira RecordsとVoidも取り上げられている)編のVol.4と、岐阜県岐阜市の繊維問屋街編のVol.5。街歩き好きの人には目に留まる内容だ。
14時になり、高松市美術館へと向かう。美術館入口のロビーにたくさんの椅子が並べられている。文芸批評家の安藤礼二さんがいらっしゃっていて、自分もご挨拶する。まどに促されて最前列の席に座る。トークは石田さんさすがしゃべり慣れているなと感じたけれど、まども積極的に話していた。淺井裕介と多摩美の授業でグラウンドに絵を描いた映像を見れたのが良かった。害虫駆除のアルバイトの話も、想像するとゾッとするけど、面白かった。壁一面に〇〇〇〇がいて波打っており、それを目の当たりにした石田さんは「視界の真横あたりにうごめいているものこそ描かなければいけないのではないか」と感じた、という話。
店に戻る。蒸し暑くて途中アイスを買った。品出し、均一本補充など。疲れたのか、夜にどうも気分が落ちてしまった。特に何も大きな失敗はしていないから、別にいいんだけど。
閉店後、本の発送。またビールを買って作業部屋へ。少し本を読んで絵の続きをやる。東京の都立家政にあるギャラリー『スタジオ35分』のやっているPodcastに、先日YOMSに来てくれた池野詩織さんが出演している回があったので聞いてみる。佐渡のことについてたくさん話していて(佐渡を撮影した写真を35分で展示したようだ)、自分もまた行きたいなと改めて思った。
帰宅、シャワー。まどは石田さんと晩ごはんを食べに行っていた。いろいろお話できたようだ。多摩美で石田さんが教えている生徒さんの中には漫画家志望の方も多いようで、まどの漫画をみんな知っていたそう。うれしいな。『ルバイヤート』読み終えて寝る。
06日(月)
朝7時半に起きる。二度寝せず、朝ごはんを食べながらアンリ・フェスクール『子供たちの遊び』見る。15分ほどの短い映画で、話もごくシンプルなもの。1913年作品。洗濯物をたたむ。
まどは家でネームをやるとのことで、1人で外出。売上金を銀行に預けて南へ。岸政彦、柴崎友香『大阪』読み始める。岸政彦さんは今度写真集も出版されるらしい。ノートにドローイング。まずまずうまくいく。作業部屋へ行き、絵の続き少しやる。
開店。品出し、発送準備進める。つくばの土田君より、新作のカセットテープが届く。リズムの少しぎくしゃくした感じも愛らしい、暖かいムードにあふれた宅録集。振り込みして早速店頭に出す。来週の東京での予定を立てるが、行きたいと思っていた展覧会がことごとく休みで驚く。まあしょうがないか。この日も多摩美の学生さんが寄ってくれた。
今日はこれからまた絵。明日は定休日、だらだらしたいけどどうなるか。
2025年10月4日土曜日
すぐどこかに(2025年10月03~04日)
2025年10月2日木曜日
福岡旅行(2025年09月28日~10月02日)
27日(土)夜
閉店後、コンビニで本の発送。店に戻り、荷物を取ってことでんで高松駅へと向かう。
22時半発の夜行バスに乗り、福岡へ。車内で植草甚一『ジャズは海をわたる』読み始める。ESPやBYGなど、自分の好きなレーベルについて多く語られていて楽しい。夜明け頃にちょうど壇ノ浦PAで休憩、関門海峡を見ることができた。
28日(日)
朝8時前、博多駅前に到着。とても大きな駅。今まで見た駅の中で一番くらい大きく感じる。近くのサウナで朝風呂。博多駅近くで割高だったけど、きれいなところだったしさっぱりできた。
佐賀から戻る途中で福岡に寄っていたメグマイルランドさんと喫茶店で待ち合わせ、いろいろお話。ギャラリーに勤めていた時のこと、アイルランド音楽、佐賀での幼少期のこと、漫画を描き始めたきっかけ、などなど。メグさんはいろんな物事に興味を持っている様子が作品にも反映されていて、今後どう展開していくのかわくわくさせられる。よく調べずに喫茶店を指定したらかなりたばこの匂いがするお店で、申し訳ない気分になった。すみません。
メグさんと分かれ、地下鉄に乗り天神中央公園へ。昨日からNOT NEW MARKETというイベントが行われており、鳥取のがふさんや久留米の鋤田収集事務所さんが出店中。がふの長谷川さんと久しぶりに話す。長谷川さんとは地元が近く、なんとなく勝手に新潟ぽい(北国ぽい?)人だなあといつも思っている。話すテンポの波長が合うというか、聞いていて落ち着く。ネットのポーチを購入。他のブースでも100円のシングルレコードを3枚買った。鋤田さんは諸事情あり設営中、明日また会うし挨拶だけして出る。
中央公園にあるアクロス福岡をささっと見学。先日九州大学の企画でレム・コールハースの講演が行われていた。設計はエミリオ・アンバース。正面から見た時の緑のボリュームと、側面・背面のガラスとの対比。正面の段になっている構造は建物内部の吹き抜けにも見られ、建物の中にまたいくつもの建物があるような視覚効果を生んでいる。
歩いて赤のれんというラーメン屋へ行く。後藤慎太郎さん(お会いしたことはない)がおすすめしてくれた。10人くらい並んでいたが回転が速く、すぐに入店。ラーメン、半チャーハン、餃子3つで780円。この立地で今時この値段は安い。ラーメンはあまりしつこくなく、とても食べやすかった。
再び地下鉄に乗り、六本松へ。古書店・徘徊堂さんに行く。店内にはところどころに在庫が積まれている。曽根中生自伝、いましろたかし/狩撫麻礼『タコポン』など欲しい本がたくさんあったが、絞って高野慎三『貸本マンガと戦後の風景』購入。ちょうど山田勇男の映画を見たところだったし、ちょうどいいタイミングだった。
天神に戻り、レコード店めぐり。一番行きたかったSEXTANSがなぜかお休みで残念だったけど、ボーダーラインレコーズでCD5枚ほど購入。SUGAR MINOTTのワッキーズからのアルバム、Staubgoldからのfaustの未発表音源集、ほか日本のインディーズのものを買った。
ホテルに荷物を預け、薬院へ。あまねや工芸店に行き、メキシコのグラスを買う。厚めでおおぶりのもの。店主さんは閉店15分に来た自分にもいろいろなことを話してくださった。近くのカフェで少し休憩。
本屋青旗に行き、TOKYO ART BOOK FAIRの東さんと合流。青旗スタッフの中村さんはYOMSのSNSをチェックしてくださっているようだ。店内では、oar pressから作品集出版に関連して木下理子さんの個展を開催中。デザインを手がけた明津設計さんの文章もリーフレットで配布されていて、とても良い。『小柳帝のバビロンノート 映画についての覚書4』購入。女性映画監督の特集で、面白そうだ。
青旗を出て、東さんと川崎さんと少し歩き、居酒屋へ入る。小さいがいろんなお魚が食べられる小料理店といった雰囲気のお店で、アワビや鯨など普段あまり食べることのない海鮮をいただいた。建築や海外の出版/アートブックフェア事情、エディトリアルデザインなど、貴重な話がいろいろできた。川崎さんと商売の話も少しする。
ホテルに戻る。道中に見かけた屋台は想像よりもおしゃれな雰囲気だったが、もっとディープな雰囲気の場所もあるのだろう。シャワーを浴びてランドリーで洗濯。乾燥機なかなか時間がかかる。新潟のホテルでも同じ失敗をしたような。『ジャズは海をわたる』読み終え、向井一太郎・向井周太郎『ふすま』読み始める。なんとか洗濯物が乾いた頃にはもう1時。さっさと寝る。
29日(月)
朝7時半に起きる。顔を洗って荷物をまとめ、さっさと出る。ホテル近くの『弥太郎うどん』に行くが、以前24時間営業だったのが最近変わってしまったようで、開いていなかった。この時間帯朝ごはんにうどん食べたい人は多そうだけどな。しゃれた雰囲気の天神地下街にあるうどん屋さんで食べる。
西鉄に乗って大宰府へ。天満宮への参道を、梅が枝餅を買って食べながら歩く。雨降りそう。藤本壮介設計の太宰府天満宮仮殿を見る。御帳と几帳のデザインはMame Kurogouchi。この仮殿は現在改装中の本殿に代わり建てられたもので、来年解体される予定。屋根の上には草木が生い茂っている。海外からの観光客が多い。おみくじ引く、大吉。遊園地の入り口付近にあるローレンス・ウィナー作品も見る。ライアン・ガンダー作品は現在非公開になっている模様。大宰府天満宮で見れる現代美術作品はコンセプチュアルな作風のものが多い。昨日東さんと川崎さんに聞いた話でも、天満宮側がかなり意欲的な方々のようだった。アートブックフェアをやった時も感触が良かったらしい。
大宰府駅近くにある喫茶店『風見鶏』でアイスオレを飲み休憩。店内はオルゴールが流れている。『ふすま』続き読む。言葉遊びのような言い回しが多く、どうも気持ちが入っていかない。表紙にモホイ=ナジのドローイングが使われていて期待したのにな。
再び西鉄に乗り、久留米へと向かう。雨が強くなってきた。『ふすま』読み終える。タイキさんと合流し、車に乗せてもらってMINOU BOOKSへ行く。鋤田さんは少し遅くなる模様。本見て、カフェスペースで近況など話す。INA『20光年』購入。まどもそういえば読みたがっていたなと思い出し、お土産も兼ねて買った。鋤田さんと合流し、ピーコックという老舗の洋食屋でランチ。その後鋤田さんのお店へ。タイキさんと鋤田さんの会話を聞いているだけでも面白い。2人の問題意識は共感できる。塗装のはがれが良い加減になっている犬の置物を購入。
鋤田さんは福岡市まで出店の片付けに向かい、自分はタイキさんにJR久留米駅まで送ってもらう。駅前の駐車場で立ち話。タイキさんは特に商売というわけでもなく日々いろんなモノをいろんなところから買い付け、それを信頼できる人に安価で売るか、譲るかしている。タイキさんのモノと貨幣経済の関係性についての考えはこの世の中では非常に独特なのかもしれないけど、自分はすごくまっとうなことを言っているように感じるし、背筋が伸びる気持ちになる。この日はアート周辺の経済について話した。なんとなく横須賀の朝田翔一郎さんのことを思い出したので、朝田さんのことも「こんな人がいるんですよ」と伝えた。
JRで2時間ほどかけ、小倉へと向かう。車窓に田園風景が広がっている。『20光年』を早速読み終え、松下竜一『豆腐屋の四季』読み始める。徘徊堂さんにも松下竜一の本が何冊かあって気になったけど、松下は大分生まれだった。電車は下校/退勤の時間帯の割にそれほど混まず、快適。
小倉着。想像以上に大きな駅。夜行バスの発車場所を確認し、九州唯一のストリップ劇場『A級小倉』で一番最後の回の開始時間を確認。店先のおじいさんに聞いてみると「21時半かそんくらい。前後もするけどまあ21時15分に来てたら間違いない」とのこと。とりあえず「グリーンランド」というサウナへ行き、汗を流す。館内着のハーフパンツが脱衣所に畳んで重ねられていて、サウナに入る時や脱衣所で休憩する時はそれをはくようだったので、そうした。出て、少しふらふらと歩く。老舗の角打ちは割と早めに閉まるようで、夜になると開いているのは新しめのお店ばかりになる。資さんうどんを見つけ、よく聞く名前だなと気になって初訪問。安いしおいしかった。福岡のうどんは香川と全然違うけど良いな。A級小倉のほぼ隣にある、24時間営業の焼肉居酒屋『白頭山』に入る。カウンターに座り赤星と枝豆、鶏の唐揚げ。お通しはキムチ。一人で飲みながらゆっくり本が読める。
風呂に入ってさっぱりし、お腹も満たされたところで、A級小倉に入る。前にストリップへ行ったのは松山ブックマルシェ出店時のニュー道後ミュージックで、約一年前のこと。劇場内は広く、既にたくさんのお客さんがいる。女性も数名。道後よりも入場料が割高だけれど、その分出演する演者さんの数が多い。バスの時間もあり全てのパフォーマンスを見ることはできなかったけど、5人中4人を見ることができた。それぞれ演出に趣向が凝らされている。暗転から照明がついてオタクっぽい?キャラクターの演者さんが登場した瞬間、最前の常連のお客さん数名がいつの間にか公式のハチマキをつけていたのには「すごい」と感心(しっかりオタ芸もやっていた)。ほか、天井から吊り下げた布に体を絡ませて回ったりと幻想的な演技が特徴的な方もいた。ストリップはユーモアも多く、「別に脱がなくても楽しめるんじゃないか」と思える瞬間もあるけど、エロ込みで成立しているはずだし、それゆえに大真面目に語られづらいのもまた面白い。不思議な位置にある芸能だなと思う。
バスに乗って高松へ。
30日(火)
朝8時頃に高松に着き、電車に乗って帰宅。荷物を片づけて、10時過ぎまでベッドで寝る。
まどと大宰府で買ったお土産の梅が枝餅を食べるが、ちょっと固い。南へ行き、旅行中のことなど話す。読書。ノートにドローイングも描くが、最近あまり描いてないせいかいまいち調子出ず。出て、パンを買ってグリーンのベンチで食べた。
店へ。発送がたまっているので進める。メールの返信。ついでに開けていると、お客さんがやってきて少し売れた。買取についての相談も受ける。ripple coffeeさんが「深夜珈琲」に出していた本や雑誌を車で持ってきてくれた。助かります。前回よりも反応があったようでうれしい。今後も続けていくとのこと。
18時過ぎに店を出て、スーパーに寄って帰る。まどが味噌汁と豚しゃぶを作ってくれていた。自分は空心菜炒めを作る。晩ごはんはネギトロ丼と空心菜炒めと味噌汁。豚しゃぶは明日のおかずに取っておく。
風呂に入り、内田吐夢『血槍富士』見る。先日聞いた『ゼーロンの背中』でも言及されていて気になった映画。中国より復員した内田吐夢の戦後第一作で、企画がマキノ雅弘の弟・マキノ満男、企画協力が伊藤大輔、小津安二郎、清水宏、溝口健二とものすごい面子。90分ほどの尺で登場人物たちのキャラクターが細かく描かれていて、特に子供たちの愛らしさが印象に残る。終盤の立ち回りの無残さ。
01日(水)
朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べ、根菜の煮物を作る。お弁当の用意。洗濯。まどは先に外出し、自分は先月分のレシートの整理と家賃の振り込み。
外出、店へ。在庫整理を進める。そのまま開店。瀬戸芸の秋会期はあさって3日からだけど、既に国内外から観光客が増えてきているようだ。この日は少しだらけたのと、冷蔵庫に入れていたペットボトルのお茶が少し悪くなっていたようで胃を痛めてしまい、あまり作業進まず。
閉店。胃の調子が回復してきたので、ブログの更新など23時過ぎまでがんばる。帰宅、風呂に入って寝る。
02日(木)
朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。まどと南へ行き、『豆腐屋の四季』続き読む。ノートにドローイング。この日も調子は相変わらずいまいち、しかしなんとか1枚完成させる。
開店。本の査定と在庫整理を進める。BOOK WEEKENDが終わって以降棚への補充がままならず、ところどころ隙間が開いてしまっている。早く埋めてしまいたい。最近は均一本がよく売れている。まめに来てくれる常連さんも増えた気がする。もっと期待に応えられるようなお店にしたい。
SNSを見るといろんな情報が入ってくる。今月のちくま学芸文庫はどれも面白そう。来週末、三木町で鎌倉芳太郎に関するシンポジウムが行われるようだ。東京都現代美術館で年末からソル・ルウィット展が始まる。
今日はこれから在庫整理の続きをやり、少しゆっくりする。
2025年9月27日土曜日
zineのイメージ(2025年09月26~27日)
2025年9月25日木曜日
変な天気(2025年09月23~25日)
22日(月)夜
閉店後、発送準備。BOOK WEEKEND明けで件数がたまっていて、なかなか時間がかかる。2件残してこの日は打ち止め。
帰宅。ヨーグルトを食べてシャワーを浴び、早めに寝る。
23日(火・祝)
朝8時に起きる。この日は火曜日だけど祝日なので特別営業。朝ごはん、お弁当の準備。
外出、南に入る。ノエル・キャロル『批評について 芸術批評の哲学』読み進める。
「[受容価値を軸にすえる]アプローチは、独創性のような、芸術的価値の源として広く認められている要素を芸術的価値として説明できないという、ただその点だけからしても、批判されるべきアプローチである。」(p115)
100均でセロハンテープやビニール袋などを買う。作業部屋に行き、絵の続き。
開店。品出し、発送準備など進める。Angelo Noce Santoro "For You"(オランダのプログレバンド、Cosmic Dealerの元メンバーのソロ作)を聴いていると、クラウトロック好きというお客さんが「この音楽、何ですか」と聞いてくれて、とてもうれしい。昼ごろ、odd eyesというバンドのボーカルでDJもやっているwhatmanさんが来てくれる。以前もYOMSに来てくださったことがあるようだ。小説や映画の話をいろいろする。共通の知人は多いけど、話すのは初めて。whatmanさんは終始ものすごい勢いで話すので、自分はずっと「あー」「なるほど」くらいしか言えなかったけど楽しかった。なぜか2度来店(全然いいんですが)。夜、久しぶりに但馬さんが来てくれた。まどから預かっていたものを渡し、お互いの近況や商店街の変化についてなど話す。以前はブランドの旗艦店も多かった丸亀町商店街も、ここ数年は大型チェーン店が増えてきた。今後はどうなるだろう。この日は全体的に若いお客さんが多かった。
閉店後、梱包や発送、帳簿付け。少し早めに帰る。風呂に入り、本を読んで寝る。
24日(水)
朝7時半に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の準備。明日の朝、ripple coffeeさんへ27日の出店用の雑誌やzineを搬入させてもらうことにする。
また南に行き、読書。
「わたしは分析というラベルを、批評の中のより広範な作業を指すものとしてとっておいたーー解釈はその中の主導的な作業のひとつであるが、唯一の作業ではない。分析という作業は、当の芸術作品がいかに機能しているか、を説明する作業である。(略)芸術作品については、作品の意味に関わらない説明がなされることもありうるのだから、解釈が分析の全体を占めることはけっしてない。解釈は、ただ分析の中の最も目立つ作業のひとつだ、というだけである。」(p176-177)
まどと分かれて、レターパックを買い、無印でお香やノートを買う。
開店。均一本の補充、品出し少し。精力的に買ってくださるお客さんが何人か来られる。郵便局から送ってしまいたいということで梱包したりもしたので、県外からだろうか。たまっていたレシートの入力。途中から異様な疲労感に襲われ、夜はCDRを焼いたりする。
CAN "The Lost Tapes"を聴いていて、自分はCANみたいな店がやりたいのかな、となんとなく思った。ポップでサイケデリックでグルーヴがあって聞きやすいけど、聞き込むといろんな音楽の要素が入っていることがわかるし、凝り性で物知り。インテリだけどあんまりそう見えないのもいい。
閉店後、すぐに帰宅。YouTubeで無料配信されている、川島雄三『幕末太陽傳』を途中まで見る。フランキー堺すごい。シャワーを浴びて、『批評について』を読み終えて寝る。
25日(木)
朝8時に起きる。よく寝た。『幕末太陽傳』を見終えてごはん。お弁当の準備。
まどと外出、また南に行く。最近季節の変わり目だからかなんだかはっきりしない天気が続いていて、家でゆったりするような気分にならない。マフムード・ダルウィーシュ『壁に描く』読み始める。ダルウィーシュはパレスチナを代表する詩人で、ちくま文庫で出た『パレスチナ詩集』はこれの改訂版のようだ。
小雨が降ってきたので、ripple coffeeへの搬入は明日に持ち越し。作業部屋に行き、少しだけ絵の続き。集中して取り組みたい気持ちが強まっている。
店の前を掃除して開店。品出しなど進めるが、この日もどうもやる気起こらず。天気のせいにする。アイス食べた。カンデラのあきちゃんがzineを持ってきてくれる。ドローイングを収めた8Pほどのもので、手描きのシールがついている。200円。最近YOMSで仕入れる冊子もきちんとしたつくりのものが増えてきて、こういうのばかり扱っている店と思われるのもちょっとどうなんだろう…と思っていたのでちょうどいいタイミングだった。あきちゃんはSNSを見るだけでも(作品になるならないはおいといて)とりあえずいろいろ作ってみている雰囲気が伝わってきて、とても良い感じ。夜は文字起こし作業。来月半ばくらいには、TさんSさんにテキストを送りたいが…。
今日はこれからzineの選書、絵の続き。