2025年8月2日土曜日

あればかり(2025年08月01~02日)

31日(木)夜

閉店後、阿部さんと大三君と、8/9の上映会トークに向けてzoomミーティング。街の公共性や芸術表現におけるグラフィティの特異性などについて話す。高松の街のつくりや、2000年代東京の路上販売業者や歩行者天国の減少なども。思ったよりもたくさんの話題が挙がり、ほっとする。

帳簿付けをやって帰宅。筋トレ、風呂。高瀬隼子『水たまりで息をする』読み始め、寝る。


01日(金)

7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物をたたむ。筋トレ。腕立てを続けていたら二の腕や脇にも筋肉がついてきた。閉店後の時間帯の疲労感も無くなったし、続けたい。

また南へ行く。『水たまり』読み終え、まどと昨日のzoomミーティングで出た話題や、まどの好きな本の傾向についての話などをする。100均やスーパーで買い物。作業部屋で、新しいキャンバスに少し色を塗る。

開店。品出し、発送準備進める。瀬戸芸や丸亀の美術館での大竹伸朗展が今日から始まったり、あさっては文学フリマ香川が開催。海外からの観光客も増えてきている。届いていた郵送買取の本を確認してメール。Bandcamp Fridayでまたいろいろ音源を購入。辻さんのzineが早くも売り切れたので、再納品のお願いをする。夜になり、みくさんが来てくれて話す。今後のことをいろいろ考えているようだ。

閉店間際、胃のむかつきと頭痛。少し吐き気もする。切りのいいところで作業を終わらせ、なんとか発送をやり、帳簿付けは後回しにして帰宅。ヨーグルトを食べると少し胃が落ち着いた。シャワーを浴び、phaさんから買った『やる気のない読書日記 2023冬』を読んで寝る。phaさんの文章はテンションが一定で良い。


02日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて料理。空心菜、豚肉、エリンギの炒め物、卵焼きを作る。オクラも茹でて切った(梅和えにしようと思っていたけど、卵焼きがしょっぱくなってしまったので特に味付けせずにおいた)。洗濯物を畳み、掃除機をかける。お弁当の準備。コーヒー飲みながら、小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』続き少し読む。

外出。少し早めに店に行き、発送準備や昨日の分の帳簿付けをやる。店頭買取1件。すぐに時間は過ぎて、13時になりまどと一旦店番を交代。

塩上町にある絵本文庫ふみくらさんへ向かう。今日は笠置シヅ子や宮武外骨の伝記を書いている砂古口早苗さんがコレクションした、日中戦争~戦後すぐくらいの時期に発行された国策絵本を見る会。10人ほどの参加者(戦中生まれ、82歳の方もいた)が集まり、砂古口さんの解説を聞きながら絵本を見ていき、感想を言い合う。満洲事変、真珠湾攻撃、終戦、朝鮮戦争…とその時々に発行された絵本を見ていくと、いかに政府のプロパガンダが行き当たりばったりのでたらめなものだったかがわかる。これだけ世の中の雰囲気がコロコロ変わったら、この当時に幼少期を過ごした人は大人を信用できなくなってしまうんじゃないか。戦時中に発行された絵本が、終戦に向かうにつれて物資不足によりどんどん薄くなっていくのが悲しい。ふみくらさんを出る時、砂古口さんに『外骨みたいに生きてみたい』の感想を伝えると、「あのフリーペーパー(『Tさんインタビュー』)面白かったわよ」と言ってくれた。砂古口さんは絶対面白い古本エピソードをたくさんお持ちのはずなので、改めて古書蒐集の話もうかがいたい。

店に戻る。辻さんがTAKAMATSU ZINEの追加納品に来てくれていた模様。帳簿付けの続きをやり、発送準備など。香川在住のお客様から徳島の実家にある本を郵送買取できないかとメールをいただいたので、返信する。進めてるあれの業者を探し、見積もりを出す。

今日はこれからまた別のあれの作業。あればかり。明日は文フリ。

2025年7月31日木曜日

インタビュー(2025年07月29~31日)

28日(月)夜

閉店の少し前、古本の持ち込み1件あり。閉店後、帳簿付けなど。明日のインタビューの準備。帰って筋トレ、シャワー、寝る。


29日(火)

朝8時頃に起きる。筋トレしてヨーグルトを食べる。洗濯。

まどと南へ。インタビューに向け、YouTubeで公開されている、2年前に行われたSさんの講演の模様を聞く。必要な部分メモを取る。この動画は抜粋で20分強ほどの尺にまとめられているけど、とても密度の濃い内容。

店に戻り、少し発送作業。おみやげに持って行くお菓子を買う。久しぶりにチャローさんへ。タイ北部のココナッツ系ではないカレー(名前忘れたけど、味はビンダルーというのに近い気がした)を食べる。おいしい。音楽の話などをする。8/9上映会のチラシと、ショップカードを置いてもらう。

栗林駅前でTさんの車に乗せてもらい、Sさんのお宅へ。お2人の小説や映画の話をおよそ4時間ほど聞く。一応自分のインタビューということで伺ったけれど、やはりお2人の知識量と深さには太刀打ちできず、ただうなずいている時間が多かった。気を使わせてしまっただろうか。Sさんのお父さんは満州から引き揚げてきた方だそうだ。戦後すぐの高松の話なんかも少し聞けた。

Tさんに再び栗林駅まで送っていただく。スーパーで買い物をして帰り、腕立て伏せをやってからカレーを作る。まどが帰ってきて晩ごはん。

Sさんが映画にはまったきっかけになったという、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー『恐怖の報酬』を見る。Sさんは中1の時に見た3本立てで、映画館に入るとちょうどトラックが崖に落ちそうになっているシーンだったそうだ。150分の映画で少し長いけれど、緊張感は途切れず最後まで見入ってしまった。

筋トレ、シャワー浴びて寝る。


30日(水)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。洗濯物畳む。筋トレ。まどは10時から打ち合わせがあるとのこと。

外出。店に行き、たまったレシートの入力作業。改めて、国保の金額が高い。今年度でどこまでいけるかな。稼ぎたい。

開店。品出し、発送準備、均一本の補充。店頭買取2件。辻さんが『TAKAMATSU ZINE』の納品に来てくれる。改めてパラパラ見ていると、「自分が行ったことのないお店も載ってるけど、そういうお店も確実に街の雰囲気を作ってて、お客さんはそれを楽しんでるうちにYOMSにも来てくれるわけだし、自分はむしろ普段行かないお店に助けられているのかもしれないなー」と思った。辻さんありがとう。矢野さんが総文祭で配布された「文学研修のしおり」を持ってきてくれる。しおりの製作に関わっているらしく、YOMSのことも少し紹介してくれていた。総文祭は文化系部活動のインターハイのような大会で、矢野さん曰く「300人くらいに配布した」とのこと。少しでも多くの人に店を知ってもらえたらうれしい。矢野さんが出ていくと、ほぼ入れ替わりで制服姿の高校生がやってきた。やはり総文祭のようで、福島県から来ているそうだ。

閉店後、帳簿付けをやり、あれの作業を23時までやる。帰宅。ヨーグルト食べる。なんだか疲れてうとうと。シャワーを浴びて寝た。


31日(木)

朝7時半に起きる。ご飯、お弁当の準備、筋トレ、洗濯。まどは豊島に行くらしい。最近いろんなところに行ってるな。

南に入り、モーニング。木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』続き読む。ノートにドローイング。偶然、横の席に以前YOMSにも来てくれた梶原さんが座っていた。これから美術館などいろいろまわるらしい。

スーパーでコピー用紙を買い、店に戻る。開店準備をしていると、おとといいらした倉吉農業高校の先生が生徒を連れて来てくれる。話しているといつの間にかインタビューが始まり、店を始めたきっかけなどいろいろ答えた。丗界さんの冊子の話などもした。

開店。品出し進める。『鬼滅の刃』全巻セットが売れたので、空いたところに『NANA』全巻セットを補充。均一本の補充。少しCDRを焼く。発送準備。

これから8/9の上映会トークに向け、zoomミーティング。

2025年7月28日月曜日

叫び声(2025年07月27~28日)

26日(土)夜

23時前くらいまで、発送、帳簿付けなどの作業。帰宅。筋トレして風呂。小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』続きを少し読んで寝る。


27日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、筋トレ。少し読書。外出し、作業部屋でキャンバスの続きをやる。もう少しで完成しそう。

開店。ゆっくり品出しなど進める。途中からあれの作業を進める。初めてPhotoshopでドロップレットを作り、たくさんの画像の解像度を変更してみた。便利だな。夜になり、phaさんが来店。この日はサンポートで行われていた藤井さん企画のブックマルシェに参加されていたそう。まどの漫画の感想を伝えてくださる。蟹ブックスつながりで香山哲さんや花原史樹の話もした。phaさんのzine『やる気のない読書日記 2023冬』、まだ手持ちの在庫があるとのことで購入する。

閉店後、スーパーに寄ってすぐに帰宅。ハイボールを飲みながら、藤田敏八『八月の濡れた砂』見る。シャワー浴びて寝る。


28日(月)

朝4時頃、近所で若い男が「あーっ」とかなんとか叫んでいて目が覚める。無視するが叫び声はなかなか止まない。暑さで頭がやられたのか、仕事に行きたくないのか。俺も叫びたい。叫びながら歩み寄りたいくらいだ。

8時過ぎに起きる。朝ごはん、お弁当の準備、シャワー。筋トレ。洗濯物を畳む。コーヒーを飲みながら木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』読み始める。

外出。作業部屋でキャンバスの続き。完成。縦向きでも横向きでもいけそうな絵ができた。

開店。品出しなど進めていく。辻さんが、YOMSを含む高松市中心部の13店舗を取材、紹介しているzine”TAKAMATSU ZINE"を持ってきてくれる。できたて。YOMSは一番最初に紹介されていて、なんだかうれしい。自分が行ったことのないお店もあるけど、それぞれの距離は近く、改めていろんなお店の存在に自分も助けられているんだなという気持ちが湧く。辻さんはメンタルヘルスの話をSNSでもオープンにしているので、鬱トークなどもした。夜、先日見目さんより届いたoar pressの冊子を品出し。今回は4種入荷したけれど、どれもデザインが大変凝っている。凝っている割には値段が安い。論考やテキストも豊富(奥誠之さんの本はエッセイ集でもある)だし、自分もじっくり読みたいと思う。中国から来られた中国人のお客さんが、小山清、上林暁、立松和平、芝木好子を買っていった。えらく渋いラインナップだな。

今日はこれからまだ作業。

2025年7月26日土曜日

夏の良さ(2025年07月25~26日)

24日(木)夜

コンビニでヨーグルトとおつまみを買って帰る。23時頃に帰宅。ヨーグルトを食べて筋トレ、シャワー。お酒を飲みながら、砂古口早苗『外骨みたいに生きてみたい』続き読む。平塚らいてうら「新しい女」の登場を訝しんでいたという外骨の女性観を紐解いていく章が面白い。


25日(金)

朝8時半に起きる。ご飯、お弁当の用意、筋トレ、洗濯。昨日届いた新しい洗濯機は、早く洗い終わるし音も静かだ。コーヒーを飲み、少し『外骨』続き読む。

外出。昨日よりさらに暑く、日差しが強い。長袖を着ている人もよく見かける。店に行き、昨日お預かりした古本の査定を終えて連絡。ご了承いただいた。在庫整理。

開店。この日は燦庫へライブイベントを見に行くため、19時までの営業。そのイベントに出演されるエマーソン北村さんが来店。イベント内で行われるトークで配布予定のパンフレットを、開催後少しYOMSでも配布させていただけることになる。このパンフレットはSNSで見かけてとても気になっていたので、とてもうれしい。

次の定休日の火曜に、TさんSさんにお話を伺えることになった。今まで個別にお話することはあったけれど、3人でじっくり話す(といっても、自分はほぼ聞き役)のは初めてだ。小説や映画の面白い話がいろいろ聞けそうで楽しみ。

19時に閉店し、本を発送して燦庫へ。ライブが始まる前に一人でビールを飲んでいたら話しかけられる。都市工学を学ぶためミラノの大学院に通っていて現在一時帰国中の男性で、妹さんが香大に通っているらしい。予期せずイタリアのいろんな話を聞く。大学は彦根だったそうで、半月舎さんのことも知っていた。彦根はディープな飲食店が多いそうだ。行ってみたい。ライブはエマーソン北村さんもVIDEOTAPEMUSICさんも素晴らしく、最近暑さが厳しすぎて夏が嫌いになりそうだったけど、忘れかけていた夏の良さを思い出すような演奏だった。ライブ後はまさみさんを迎えての3人でトーク。VIDEOTAPEMUSICさんの曲は特定の土地の思い出と結びついたものが多いようで、曲作りの過程を聞くことでより曲に奥行きを感じられた。

帰宅。シャワーを浴びる。まどがなかなかネームが完成せず苦しそう。


26日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、筋トレ。洗濯物をたたむ。

まどと外出。うなじのあたりが陽に当たって焼けるように暑い。南に入り、『外骨』読み終える。菊池寛についても少し書かれていて、戦後になって戦争責任を問われ公職追放となった菊池寛を、高松市は公費を使い銅像を立て、記念館を作り、全集を発行して顕彰しているが、こういった動きを批判した元市議の人物が、1995年に当時の高松市長を提訴したそうだ。最高裁までいって2000年に結局敗訴となったようだけど、終戦50年の年にこんなことがあったとは知らなかった。ノートに数枚ドローイングを描くが、うまくいかず。

ルヌガンガへ。まどはこうの史代の分厚い本を買っている。建築の棚を見ると、木内俊彦『物と経験のあいだ カルロ・スカルパの建築空間から』が目に留まった。めくってみると、豊富なカラー図版と共に、スカルパの建築(以外のいろんなものも取り上げられているが)とそれが形作る空間に含まれる造形のボキャブラリーが解説されていて、非常に面白い。購入。価格は6800円+税…さすがみすず書房。

開店。ポストに宗教のチラシが入っていた。いつも交番前で活動しているおばあちゃんたちのものだ。暑すぎて手で配るのをやめてポスティングにしたらしい。そっちのほうがいいと思う。無理しないでほしい。品出し、発送準備進める。エマーソン北村さんとVIDEOTAPEMUSICさんが来られ、いろいろお話。そういえばお2人は先日Botanyでもライブをされていたのだった。昨日のライブの感想を伝え、『Tさんインタビュー』を印刷しお渡しする。VIDEOさんからお礼にステッカーをいただいた。その後、イベントの運営にも関わっていたみくさんが来てくれる。最近よく会うな。いろいろお話。これから今治へ行くとのこと。その後、2月に高知の『わくせい』でお世話になった、古田さんと高知学芸高校の生徒たちが来てくれる。2月のイベントに病気で来れなかった生徒さんとも会えた。古田さんに丗界さんの冊子を薦めると、購入してくれた。うれしい。この日は久しぶりにお客さんが多くありがたかった。

これから店でもう少し作業。

2025年7月24日木曜日

じりじり日記(2025年07月21~24日)

20日(日)夜

閉店後、燦庫へSweetieを見に行く。パソコン音楽クラブ柴田さんのソロ名義Vocoder Girlsと、RYOKO2000がゲスト。全体的にアッパーで最高だった(漠然とした感想ですみません)。現在広島に住んでいて久しぶりに香川でDJした山原さんもよかった。2時過ぎまでいたけどあっという間。

帰宅。シャワー浴びて寝る。


21日(月)

朝9時に起きる。まどが作ってくれていた味噌汁を飲み、筋トレ。まどと参院選についての話。選挙になると、SNSで「リベラルの、大衆を教養のない人々として無意識に見下す態度」を批判する投稿をよく見かける。

お弁当を用意し、南へ行く。交番前で阿波踊りやよさこいなどをやっていたけど、なんだろう。日経、読売の参院選記事を読み、萩原朔太郎『猫町』続き読む。いきなり「堀口大学君」と君付けでこられると、やはりびっくりするな。

開店。品出しなど進める。昨日のイベントに来ていた方が来店されたので、話しかけてみると、YOMSや自分のことも以前から知ってくれていたようだった。新潟にも行ったことがあるそうで、いろいろお話する。この日は後半昨日の疲れが出た。

閉店後、スーパーで買い物をして早めに帰る。筋トレして風呂。卵、ハム、舞茸をバターで炒め、ウイスキー水割りを飲む。『猫町』読み終えて早めに寝る。


22日(火)

この日は車を出して、まどとラーメン食べ、洗濯機を買い替え、ブックオフやぽかぽか温泉に行き、カフェで本を読んだりした。ブックオフでDVD半額セールをやっていて、西部劇やノワールものなどがかなり安くなっていた。ルイ・マル『恋人たち』のDVDを購入。スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』読み終え、砂古口早苗『外骨みたいに生きてみたい』読み始める。筆致は軽妙で快活、ぐいぐい引き込まれる。来月2日に絵本文庫ふみくらさんで行われる、砂古口さんの集めた国策絵本を読む会を予約した。

晩ごはんは久々に『まほろば』で食べた。唐揚げやカツオのたたき、ポテトサラダ。味噌汁は白のみになったようだけど、やはりおいしいし、安くてありがたい。

スーパーで翌日のお弁当のおかずを買い帰宅、だらだらしたり本を読んだりして寝る。


23日(水)

朝8時前に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当の用意。レンタカーを返却し、南に入る。『外骨』続き読む。作業部屋へ。川勝徳重さんと柴崎祐二さんのPodcast『ゼーロンの背中』古本屋回を聴きながら、少しキャンバスを進める。やっぱり絵は良い。

開店。ここ最近、楽しいこともあるにはあるけど、どうも自分の中心にぽっかり穴が空いているような虚無感があり辛い。絵が描けていないからだろう(ということにいつもしている。実際、絵を描いてみると心がとても軽くなるのだ)。開店中何もできなかったわけではなく、品出しや発送準備などを進めた。福岡のhyanahyuさんのかきもちくんマンガも届き、早速振り込み/品出し。hyanahyuさんは何度かYOMSにも来てくださっている。

まどがコードレス掃除機を買いたいそうで、どれにするか迷っている。自分もネットでいろいろ調べてみたけど、価格帯にかなり幅があるにも関わらず、性能の差がどれほどあるのかがいまいちわかりにくい。結局この日は保留になる。

閉店後、『休みの集い』での絵の展示で使った板や電動ドライバーなどを持ってきて、レジスペース内を少し改良。帰宅。風呂に入り、小島信夫『私の作家遍歴 黄金の女達』読み始める。『私の作家遍歴』シリーズはもう2冊あるけど、1巻目のこれだけでも500ページ以上ある。『外骨』も少し読み進めて寝る。


24日(木)

朝8時前に起きる。朝ごはん、お弁当の用意、筋トレ。早めに外出し、また南へ行く。ドローイングを描き、『女達』『外骨』続き読む。100均で買い物をして作業部屋へ。キャンバスの続き。『ゼーロンの背中』ジャズ回を聴きながら進める。

開店。品出しなど進める。oar pressより、注文していた本が届く。早速振り込み。知り合いの業者さんより連絡あり、軽トラ1台分古本を持ってきていただけることに。哲学、数学、物理学、辞書、ほか文庫など。整理を進める。Kさん来られ、映画の話。日活ロマンポルノ、エドワード・ヤン、清水宏、増村保造など。閉店時間を過ぎても発送準備と帳簿付け。

もう23時前だ。帰りたい。

2025年7月20日日曜日

夏休み、連休(2025年07月17~20日)

16日(水)夜

閉店後、本を発送し、ドローイングスキャン作業の続き。23時半頃までやる。帰宅、筋トレやってシャワー。ヨーグルト食べる。クレア・ジマーマン『ミース・ファン・デル・ローエ』少し読み進めて寝る。


17日(木)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯、お弁当の用意。今日は一日雨模様の天気らしい。まどと南へ行き、『ミース』読み終える。ノートにドローイング。今ドローイングを描いているノートはA5サイズほどで、いつも使っているスケッチブックよりも少し大きめ。最近スケッチブックを見直して思ったけど、小さめのスケッチブックに描いた絵は画面の枠を含めて一枚の絵として構成しているものが多い。大きめのノートではもう少し自由だ(だからといって絵として面白いと思えるかはまた別問題)。

水声社からジョゼフ・コスースの著作集成が出るそうだけど、8000円+税って高いな。でも欲しい。これは『芸術/言語』という叢書の第1回配本として刊行される本のようで、続刊も楽しみ(買えるのか?)。

少し早めに開店。CDR焼いて、その後品出しや発送準備。夕方からはスキャン作業の続き。こういうもやもやした変な天気の日は、常連さんのありがたさが余計身に染みる。時宅に行こうと思ったら定休日だったので初めて来てみた、というお客さんも。閉店作業後もスキャン作業、22時半頃までやる。

帰宅、筋トレしてシャワー。ウイスキー水割り飲みながら、スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』読み始める。12時半頃に寝る。


18日(金)

朝9時前に起きる。寝すぎた。朝ごはん、お弁当の用意、洗濯、掃除、筋トレとやっていたら時間があっという間に過ぎた。筋トレを続けていたら姿勢も良くなったし、疲れにくくなった気がする。

外出。酒屋でビールの買い出し。ドラッグストアでゴミ袋を買う。店員さんが高校生に「今日から夏休み?」と話している。

開店。CDRを焼きつつ、在庫整理、発送準備、均一本補充など進める。夜に少し品出し。平尾君来てくれて少し話す。

早めに帰宅。筋トレ、風呂。大島渚『東京戦争戦後秘話』見る。この時代の左翼青年の語りは苦手だし、唐突なセックス描写には白けたけど、メタ的な展開が面白かった。


19日(土)

朝8時に起きる。ご飯、お弁当の用意。筋トレ。腕立ての回数を増やして2セットやる。まどは夏バテ気味のようだ。『他者の~』続き少し読む。

外出。kid coffeeさんでアイスコーヒーをテイクアウトし、8/9の上映会フライヤーを置いてもらう。最近kid coffeeさんは1周年を迎えたそうで、記念のステッカーをいただいた。店に行き、郵便局まで本の発送。週末になってしまったので中央郵便局まで歩く。アーケードの下でも暑い。レターパックも買い足す。

明日は参院選の投票日。世の中こうなってくると、古本屋を少しでも長く続けたいと強く思う。

開店。品出し、発送準備など進める。まだスキャンしていなかったスケッチブックを見つけたので、それも片づける。夕方、明日燦庫でのイベントに出演するパソコン音楽クラブの柴田さんが来てくださる。前乗りしていたようだ。柴田さんはたくさん大きな舞台を経験しているのにいつも自然体だ。この日は三連休初日ということでお客さんはそこそこ多かった。

閉店後、ルクスで行われているイベントに行く。店を閉めてから行ったので自分は後半しか見れなかったけど、それでもゲストの空中水泳さんとsuiminさんのDJをたっぷり聴くことができた。それぞれ1人でやった後にB2B、トータル約3時間の中でいろいろな展開があり楽しかった。

帰宅、シャワー浴びて筋トレせずに寝る。


20日(日)

朝9時前に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。筋トレ。まどが淹れてくれたコーヒーを飲みながら、萩原朔太郎『猫町』(岩波文庫)読み始める。20年ぶりくらいに読んだかもしれない。読んでみると、今の自分の気持ちにとてもはまった。1ヶ月半県外に出ていないだけなのにどこかへ行きたくて仕方ないなんて、どうかしてるかもしれない。

外出。作業部屋で久しぶりにキャンバスの続きをやる。やっぱりまめに描いてないとだめだ。キャンバスをやってないと、自分の芯がぐらつく感じがする。

開店。品出しなど進める。ひどく眠く、あまりやる気が出ない。選挙のことを考えるとどうしても暗い気持ちになってくる。作業がまったく進まなかったわけではなかったから、まあ良いか。気を紛らわすため、SHUROで無料公開されている大橋裕之さんの『ジャンプ少年ヒトシ』を全話読む。なんとなく近場で旅行できないかといろいろ調べてみる。神戸あたりで1日過ごしてみるのも良いかもしれない。夜、柴田さんと、RYOKO2000のお2人が来店。RYOKO2000のnoripiさんは以前からよく絵の投稿にいいねしてくださっていたので、面と向かってお礼が言えて良かった。RYOKO2000のジャケットをやっている竹浪さんの話などもする。選挙のことばかり考えて固くなっていた気持ちがほぐれた。四国は4県とも自民敗退のようだ。

今日はこれから燦庫でイベント。楽しみだ。

2025年7月16日水曜日

ドローイング(2025年07月14~16日)

13日(日)夜

閉店後、スーパーで買い物をして帰る。まどは熱中症で寝ている。しばらくぼーっとしてから、筋トレしてシャワー。スケッチブックのドローイング選別作業を進めて寝る。


14日(月)

朝7時半に起きる。空が暗い。雨が降ったり止んだりの日になるようだ。キャベツと玉ねぎの味噌汁と卵焼きを作り、まどと朝ごはん。その後また料理、回鍋肉とアスパラのおかか和え作る。お弁当の用意。筋トレ。ドローイング選別作業やり、とりあえず付箋貼りを終えた。

外出。ひと雨来たからかセミの鳴き声が大きい。そういえば今年初めてセミを意識したかもしれない。

開店。昨日の分の帳簿付け、品出しなど進める。一昨日にお預かりした買取分の査定が完了し、ご連絡。了承取れお振込みする。CDRを少し焼いたりしつつ、ゆっくり買い取った本の結束。夜にまさみさんと林田さんが来てくれて、熊本や山口の音楽シーンの話。まさみさんは今度山口・湯田温泉のOrgan's Melodyでライブする予定があるらしい。いいな。

閉店後、買取本の結束を進めて帰宅。筋トレ、風呂。前に意識的に筋トレしたのっていつだったろうと思い、SNSの過去投稿を検索してみると、どうやら5年前のコロナ禍の時期だったようだ。腕立て伏せ連続50回できた、と書いていて驚く。フォークナー『エミリーに薔薇を』少し読み進めて寝る。


15日(火)

朝8時に起きる。定休日。冷凍ご飯と余ったおかずで朝ごはん。洗濯。

外出。涼しい風が吹いている。南へ入り、読書続き。ドローイングも描く。まどは体調いまいち本調子ではないようだ。この日はかなり長居してしまった。その後燦庫食堂へ行きサラダプレートを食べる。偶然この日tooniceのTシャツを着ていた。

まどと別れて、自分は店へ。アメリカへ送らないといけない本があるので、国際郵便の手続きをする。軽いものであればあまり送料はかからない。郵便局で発送し、その後は上映会のチラシを置いてもらいにまわる。瓦町駅改札前では、毎年行われている戦争遺品展が開催中。今年は硫黄島の歴史や文化、集団疎開についての解説が多く展示されていた。茎へ行くと、ちょうどカンデラのあきちゃんもいて、チラシを預かってもらう。あきちゃんフリーペーパーを作りたいそう。見てみたいな。ガラス瓶とドライフラワーの黒い薔薇を買う。その後風狸に行ってみるが、この日は休みだった模様。ripple coffeeさんへ行く。かたちのブティックのお2人がいて、久しぶりにお話。チラシもお渡しする。コーヒー豆を買った。一旦店に戻って、八百屋へ買い物。

スーパーで買い物し、帰宅。まどが天ぷらを作ってくれている。一部は揚げびたしにして明日のおかずに。天ぷら、お刺身、そうめんで晩ごはん。ビールも飲む。お腹いっぱい食べた。

またBandcampで音楽をあさる。時間がみるみるうちに溶けて危ない。風呂に入って、『エミリーに薔薇を』読み終え、増村保造『黒の報告書』見る。宇津井健の演技はなんとなく一本調子な感じがしたけど、画面内の人物の配置、アングルの切り替えの妙に引きこまれた。筋トレやって寝る。久しぶりに金縛りにあって何度も目が覚めてしまった。体が硬直してなかなか動かない。


16日(水)

朝9時に起きる。寝すぎた。朝ごはんを食べて洗濯物を畳み、ヨーグルトとコーヒー。腕時計をしたまま汗をかいて、手首が荒れている。クレア・ジマーマン『ミース・ファン・デル・ローエ』読み始める。TASCHENのシリーズの中の1冊。ベルリンの新ナショナル・ミュージアムに行ったのはちょうど20年前だったな。外出。店に行き、買い取った本の整理。

開店。品出し、一箱入れ替え、発送準備。合間にCDRを焼いたり。夜になって発送作業をやろうと思ったら、クリックポストにエラーが発生してしまう。じれったい。

スケッチブックのドローイングをスキャンする作業を始める。単純作業でなかなかしんどいけど、集中してできるだけ早めに終わらせたい。

今日はまだスキャン作業。

2025年7月13日日曜日

いろんな人、いろんな話(2025年07月11~13日)

10日(木)夜

ブログ更新後も、本の発送と少し作業。24時頃に帰宅。風呂に入って寝た。


11日(金)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。まどは宮脇さんの車に乗せてもらい、今日明日と祖谷へ。筋トレやる。

外出。店へチラシを取りに行き、銀行でお金をおろしてコンビニで国保の支払い。なかなかの金額。お茶を買って少し休憩する。その後栗金商店、porteとまわって8/9上映会のチラシのチラシを置いてもらう。porteの美聡さんと本やデザインの話などをして、お香立てに使えそうな小さな壺を購入。

開店。昨日買い取った雑誌を品出しし、作品画像切り抜き作業などを進める。切り抜きひと段落。夜になってから発送が意外に溜まっていることに気が付き、焦る。

この日は早めに店を出た。スーパーに寄って、明日のお弁当のおかずなどを買って帰る。筋トレやってシャワーを浴び、加藤彰『学生妻 しのび泣き』見る。主演片桐夕子のロマンポルノ。落ち目のバンドマンにほれ込んでしまった高校生の女の子がひたすら散々な目に遭う。在りし日の甘い幻影を追いかけても一向に事態は進展せず、むしろ悪くなっていく。演出は単調で尺が長く感じたけど、マンションに来た主人公がウェディングドレス姿で舞う幻想シーンは切なくて良かった。松島利行『日活ロマンポルノ全史』読み進めて寝る。


12日(土)

朝8時に起きる。朝ごはん、洗濯物の片付け、お弁当の用意。筋トレやる。始めて数日だけど、筋肉痛を通り過ぎて少し回数を増やせるようになってきた。このまま続けたい。

外出。作業部屋で昔のスケッチブックをトートバッグに詰め、1人で南に入る。尊敬する知人に教えてもらった業者のホームページを複数チェックし、問い合わせフォームから見積もりを依頼。ノートにドローイングを描き、少し読書。スケッチブックを見返して、良い絵に付箋を貼っていく作業。

開店。店頭買取1件。かっこいいトートバッグを持っているお客さんが来て、会計時に思わず声をかけると、the hatchのメンバーの方だった。the hatchは以前からライブを見たいと思っていたバンドで、今日tooniceでライブだったらしい。告知を見逃していた。出番はトリとのことだけど昼からのイベントで時間帯としては早く、店を早めに閉めてしまわないと無理そう。泣く泣くあきらめる。しかしその後他のメンバーの方々も来てくださり、いろいろお話もできた。ちょっと商品を扱わせてもらえることになりそう。ネグ君来てくれる。先週のルクスで配布したCDR、ネグ君と同居しているバンドマンの方が気に入ってくれているようだ。「最近何か面白いことありました?」と聞かれたので、the hatchの方々が来てくれて…と、ついさっき起きたことを話した。本の持ち込みについての電話が入る。実家を売ることになった関係でそこにあった本の処分を検討されている方で、車1台にぎゅうぎゅう詰めくらいある、とのこと。とりあえず持ってきてくださいとお返事すると、大小さまざまではあるけれど46箱あった。かなりの量で、もうこの日は整理と査定を延々とやる。祖谷から戻ってきたまどや宮脇さん、上野俊哉さんらが寄ってくれる。段ボール箱だらけで狭く申し訳ないが、そんな中でも買っていただけて助かった。

祖谷から戻ったみんなはごはんを食べてその後もten to senの屋上で飲んだりしていたようだけど、自分はちょっと疲れてしまって行けず。まどと一緒に帰る。筋トレして風呂。Bandcampでアンビエント/エレクトロニカ/IDM中心にいろいろ音楽をあさって、寝た。


13日(日)

朝7時半に起き、まどとモーニングへ行こうかとなる。筋トレをやり、お弁当箱にごはんだけ詰めて出発。南で『日活ロマンポルノ全史』読み終える。

スーパーでお弁当のおかずを買い、店へ。昨日買い取った本の整理を進める。段ボール箱が汚いものが多く、早めに片づけてしまいたかった。まずまず良いところまで進む。

開店。本の整理続き。阿南からHKさんやってくる。HKさんはいつもドアを景気よく開けてニコニコしながら入ってくるので、こちらも自然と明るい気分になる。ヴェンダース、市川崑などの話。HKさんの着眼点はやはり独特で、映画を見ていて気になった点があると数珠繋ぎ的に他の映画を数本見ていくらしく、それが『映画をつなげて見るブログ』にも活きているようだ。昨日Bandcampで探した音源をいくつかCDRに焼く。いちいちCDRに焼いて楽しんでいるような人間は少数派なのかもしれない。夕方に古本たかつかさんが来てくれて、いろいろ話す。『Tさんインタビュー』『DAYS WITHOUT DRAWING』渡した。まどは暑い中外を長時間歩いていたら熱中症になってしまった模様。祖谷の疲れもあるのだろう。

最近はいろんなお客さんが来てくれて、いろんなお話ができて楽しい。

今日は早めに帰る。

2025年7月10日木曜日

対話(2025年07月09~10日)

08日(火)夜

ブログを更新して帰宅。なんとなくまどが最近やっていた筋トレを自分も真似してやってみる。腕立て伏せも少し。体力をつけたい。松島利行『日活ロマンポルノ全史』続き読んで寝る。


09日(水)

朝7時に起きる。料理。親子丼と、小松菜とにんじんのおひたしを作る。近くの内科の病院で検診。待っている間にロマンポルノはあれなので、フォークナー『エミリーに薔薇を』(福武文庫版)を読み始める。検診結果は特に異常なし。120円の追加料金で血糖値も測ってもらえるらしく、やってもらうことにする。帰って筋トレと腕立て。お弁当の準備。

まどと外出。市役所で期日前投票。選挙のマスコットキャラクターがうどん屋さんのコスプレ(「さぬきうどん」と襟にプリントされた服)をしていた。9日の時点ではまだここしか期日前投票を受け付けておらず、平日のまだ朝早い時間帯だけれどそこそこ人が集まっている。投票を済ませ、ナルホドと銀行に行き、南に入る。『エミリー』『日活』少し続き読み、ノートにドローイング。午前中からいろいろやれた。

開店。SNSに、9/21に玉藻公園披雲閣にて開催されるBOOK WEEKENDの告知をする。こちらで自分は出店と選曲をする予定。賑やかな一日になりそう。品出し、一箱入れ替え。はまぐちさくらこが来て、いろいろお話。東京でまた展示の予定があるらしい。芸術士(高松市が独自に設けている、保育所や幼稚園にアーティストを派遣する取り組み)とか、さくらこは向いてそうな気がするけどどうだろう。14時になり、丗界さんの冊子をウェブショップへ追加。1時間半ほどで15部が完売する。店頭在庫(通販や取り置きはお断りしている)はまだいくらか在庫あり。ゆっくり売っていければと思う。やしまーるの中條さんが来られて、久しぶりにいろいろお話。最近は香大図書館の神原文庫にもよく行かれているようだ。

閉店後、ヤンフーへ8/9の上映会のチラシを持って行く。店に戻り、発送準備作業。丗界さんの冊子の発送を終えることができた。帳簿付けをやり帰宅。筋トレ、腕立て。シャワー浴びて寝る。


10日(木)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて筋トレ。腕立てもやるが筋肉痛であんまりできず。二の腕が痛い。顔が日に焼けてカサカサしている。まどの日焼け止めをもらって塗った。お弁当の用意、洗濯。国保の払い込み用紙が届いていて、高くてびっくり。今年度中にどこまで盛り返せるかな。

外出。店に行き、あれの件(まだ書ける段階ではない)でメール。CDR焼く。ご近所のお宅まで出張買取、段ボール2箱持ち帰る。店に戻って在庫整理。

開店。午前中にお預かりした本の査定を進めつつ、品出しなど。絵本を久しぶりに補充できて良かった。絵本はご覧になるお客さんが多いし、まめに補充したい。査定は完了し、金額もご了承いただけた。塚本邦雄選歌誌『玲瓏』がたくさんあったので、隙間の空いていた短歌のコーナーへとごそっと詰める。ネジマキネコさんがBOOK WEEKENDのチラシを持ってきてくださった。みきちゃんによるデザイン。最近、「ちょっと一冊買ってみる?」という雰囲気で本を手に取ってくれる高校生が増えた気がする。今日はソール・ベローの『この日をつかめ』が売れた。今は均一本半額セールもやっているし、気軽に来てほしい。この日はCenter/DEGICOの大山さん、FOOLのまどかさん、半空の暖君がそれぞれ別の用件でやってきて、それぞれに8/9の上映会のチラシを預かってもらう。それぞれ場所も近いし、やっぱりこの辺は面白いよな、と感じた。まどかさんとは参院選の話をじっくりした。自分がどうにも賛同できない政党を支持している人へ対話を試みる場合、どう話を展開していくべきか、など。難しいけど、自分も不特定多数に開けた場所を経営していて、先日は自治会にも初めて顔を出したところだし、じっくり考えていきたい。こないだおすすめしたばかりの西村昭五郎『残酷おんな情死』をもう見てくれていた。かなり良かったと言ってくれてほっとする。

閉店後、tooniceへチラシを持って行き、店に戻って帳簿付けやブログの更新。

これから本を発送し、もう少し作業。

2025年7月8日火曜日

駆け足日記(2025年07月03~08日)

02日(水)夜

帳簿付けなどやり、帰宅。遅くなってしまった。シャワーを浴びて早めに寝る。


03日(木)

朝7時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当の用意。外出。作業部屋で明日の選曲の最終チェックをとCDを聴き始めるが、エアコンをつけていても暑いので店でやる。1曲だけちょっと変えたくなってきた。どうしよう。

開店。在庫整理作業。昨日来られたお客さんが本を持ってきてくれる。査定。途中でさくらこが来てくれたけど、お客さんが戻ってくるまでに査定しなければならず急いでいて、たいして話せず。すみません。本は美術・工芸関係、ファッション関係など。お客さんは国内外を飛び回って工芸品やブランド品を売買していたそうで、いろいろお話を聞く。査定金額にはご納得いただき、無事買い取りとなった。午前中の選曲の問題は、Bandcampでデータを買って解決できた。データを買うのは普段それほどやらないけど、こういう時便利だな。夕方以降は発送準備。ご近所から出張買取の依頼が入り、あさって土曜の午前中に行くことになった。台車で運べるくらいの距離と量。

閉店。帰宅、風呂に入り、松島利行『日活ロマンポルノ全史』読み進めて寝る。加藤彰は小石川高校で担任だった小島信夫の影響を強く受けている、と記載あり。


04日(金)

朝ごはんを食べ、お弁当を用意して外出。用事を済ませて南へ行く。歩いてかなり汗をかいてしまった。ノートにドローイング。武田百合子『日日雑記』読み始める。

開店。8/9の上映会のチラシ、注文していたレコード、ジョンのサンの新しいアルバムなどいろいろ届く。ジョンのサンの新作は前作よりも静かな雰囲気が全体に満ちていて、とても良い。

閉店後、ルクスで2時間選曲。

1: Winterest A / Jeph Jerman
2: Frederik’s Cosmic Spaced Out Blues Band and Orchestra: Hot Fudge / Anal Magic & Rev. Dwight Frizzell
3: Improvisation in Dashti (Golha-ye Rangrang # 200B) / Morteza Mahjubi
4: Bali / Areski
5: Memory/Vision Track 3 / Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble 
6: アイソレーションⅠ /富樫雅彦、高木元輝
7: 1969 TRIO 1 / Milford Graves, Arthur Doyle, Hugh Glover
8: デヴィルティメント / 三保敬太郎
9: 切腹/武満徹
10: 幸福駅 (夜の第三地帯mix by 次弦) / Fantastic Explosion
11: Kari Kari Andhiyari Thi Raat (Navrang Soundtrack)
12: Anlak Abet Abet / Aselefech Ashine & Getenesh Kebret 
13: Para Elisa / Los Destellos
14: El aguazo de Javier Felipe / Los Pirañas
15: Salongo, Pt.1 / Tabu Ley Rochereau/Afrisa
16: Irritation / 今堀恒雄、吉田達也
17: Venho De Longe / Duo Ouro Negro
18: 干瀬節 / 幸地亀千代
19: Crackin’ Up / Bo Diddley 
20: Loophole / The Royal Coachmen
21: We Like Mambo / Huey “Piano” Smith
22: チャンバラ娘 / 雪村いづみ
23: 母忘我 / 姚莉
24: Negra Leonó / Miguelito Valdés
25: Culto A Terra / Lula Côrtes & Zé Ramalho
26: Breath Of The Air / Tsuki No Wa
27: Canção Do Olhar Amado / Chico Feitosa
28: Flor de Lotus / Pedro Santos
29: Rythme En Swing No.1 / Piero Umiliani
30: Mind On The Run / Basil Kirchin & John Coleman
31: Pas Touche! / Yoga’n’ants
32: Orin / Orquestra Afrosinfônica
33: Tombo In 7/4 / Airto
34: Baby / Gal Costa & Caetano Veloso
35: Lavender Trips / Debbie’s Ally

最後少し時間が余ってしまったので、もう何曲かかけた。そしたらミスった。反省。ありがたい声はいくつかいただけた。

シャワー浴びて寝る。


05日(土)

この日も午前中は南へ行き、ドローイングと読書。店で在庫整理をやる。

開店。oar pressの見目さん、画家の若林さんご来店。oar pressは現代美術関連の個人出版社で、明津設計デザインの書籍も何冊かあり、浅田さんが見目さんにYOMSのことを紹介してくれたようだ。見目さんは東京のTalion Galleryで働いていたことがあり、二艘木や哲生君の話などをした。お2人に『Tさんインタビュー』と『DAYS WITHOUT DRAWING』を渡す。

家に帰ると、姫路のあまかわ文庫から通販で買ったペーター・ツムトア『建築を考える』が届いていた。あまかわ文庫さんはSNSやウェブショップを見るだけでも良い本がたくさんあることが伝わってくる。姫路は高松からだと少しアクセスが悪いけど、他にも行きたいお店がいろいろあるし、改めて訪ねたい街。


06日(日)

丗界さんが『稿本 作者胎内十月圖 上』追加20部を納品しに来てくれる。5部は店頭で販売、残り15部は水曜午後にウェブショップへ追加することに。丗界さんは先日東京へ行ってきたそうで、山東京伝のお墓参りをしたり、神保町の古書店で蔦屋重三郎の出版した本を見せてもらったりしたらしい。いいね。

この日は単価の高い本が店頭でいくつか売れた。そのうちの1つ、Richard Hamilton "Polaroid Portraits"はハミルトンがいろんな人に「撮られた」写真集で、ジョン・レノンやフランシス・ベーコン、ゲルハルト・リヒターなど錚々たる面子に撮られている。入荷時に「これは」と思った本が売れていくのは、もちろんうれしくもあるけど、少し寂しい気持ちもある。Xで「#YOMSを通り過ぎていった本たち」というハッシュタグを作り、そういう本を少しずつまとめていくことにした。

夜にお酒を飲みながら絵を描いていたらヘトヘトになり、家に帰るのが億劫になってしまった(帰った)。


07日(月)

朝、『日日雑記』読み終える。

この日はレシート入力や整理など。店頭買取1件。品出しもやった。

閉店後、家に帰って成瀬巳喜男『晩菊』見る。豪華な出演陣。とても良かった。


08日(火)

この日はドライブ。まどがサンダルを買うのに付き合ったり、自宅で使うイスをリサイクルショップへ見に行って何も買わなかったり。カフェに入って『日活ロマンポルノ全史』続き読む。見たい映画がたくさんある。

車を返却し、中華そばを食べ、サウナに行き、店のパソコンで西村昭五郎『残酷おんな情死』見る。おっさんらしい休日の過ごし方。『残酷おんな情死』は日活ロマンポルノ第一作が公開される数ヶ月前の、プレロマンポルノ?的な作品のようだ。昭和元禄の雰囲気が濃厚に漂い、ヌーヴェルバーグ的な雰囲気もある。見終えて、近くのキャンバスを見たらいけそうな感じがしたので、手を付ける。完成。

日記をあまり書けていなかったので、駆け足になった。明日は早めに店に来て、仕事をどんどん進めようと思う。

2025年7月2日水曜日

暑いけど(2025年06月29日~07月02日)

28日(土)夜

閉店後、Centerでのポップアップイベントに東京から出店中の山崎由紀子さんと飲みに行く。ぎょうざ屋に行くが、行列ではなかったものの店内満席、残念。よって屋に入り、骨付鳥や焼き餃子で飲む。突き出しでコロッケやマカロニサラダが出てきて、それだけでもけっこう飲める。仕事や絵、共通の友人の話など。少し前に京都へ行った話をすると(山崎さんは京都の出身)、自分も冊子を置いてもらっている京都のお店『TAKI』の川良さんと山崎さんは長い付き合いのようだった。

以前山崎さんが高松に来た時には行けずじまいだったバー『ヌーヴェルヴァーグ』に行ってみるが、開いていなかった。扉がだいぶガタついているようだったけど大丈夫だろうか。向かう途中、最近オープンしたらしき夜から開くうどん屋さんを2軒ほど発見。観光客向けに増えたようだ。

山崎さんと別れ、帰宅。シャワーを浴びてすぐに寝た。


29日(日)

朝7時半頃に起きる。朝ごはんを食べながらホン・サンス『草の葉』見る。人間関係とドラマが淡々とスライドしていく展開が良い。お弁当の準備。

まどと外出。南が臨時休業している。郵便局で本を発送して別のカフェ。アイドルのコンサートがあったようで、ふわっとした格好の女の子が多い。アルフレート・クビーン『裏面』続き読む。その後作業部屋へ。CDを聴きながら絵を描いていると熱中してしまい、Centerのイベントに行きそびれる。

開店。昨日の売り上げの帳簿付けをやり、品出し、発送準備など。Le Makeupことイイリさんが来店。先週池野詩織さんとイイリさんの話をしたばかりだったので驚いた。ふらっと香川まで遊びに来たそうだ。自分もそんな軽めの旅がしてみたい。居酒屋情報などをお伝えする。夜、8/9に燦庫で開催する阿部航太さんの映画『街は誰のもの?』上映会の告知をSNSに投稿する。

映画『街は誰のもの?』上映+トーク
8/9(土)18:30〜21:30
会場:燦庫(高松市亀井町8-8 2F)
料金:1500円(学生1000円)、要1ドリンクオーダー
※定員20名
阿部航太(『街は誰のもの?』監督)、岡内大三(編集者/ライター、『香川にモスクができるまで』著者)、齋藤祐平(古本YOMS)によるトーク有

『街は誰のもの?』はブラジルのグラフィティ/スケーターカルチャーに取材したドキュメンタリー映画で、現地のストリートで取材した生の声がたくさん収められている。ラスト近くの、ブラジルのフェミニストによるサウンドデモもすごい迫力。定員を設けてはいるけど、いろんな人に見てほしい。

この日は早めに帰って、シャワーを浴びて寝たはず。


30日(月)

早めに寝たおかげで朝7時前に目が覚める。サム・ペキンパー『バイオレント・サタデー』見る。序盤、スローモーションと複数の視点を切り替えながら見せていくカーチェイスのシーンは圧巻。ストーリーは若干弱いような。まどとゆっくり話しながら朝ごはんを食べ、洗濯などやっていたら時間がいつの間にか過ぎた。

作業部屋へ。暑い。そういえば真夏の時期に4階で絵の作業は暑くてやっていられなかった。少しだけ絵の続きをやる。良い方向で進められそう。

開店。品出し、発送準備など進める。7/4のイベントでおまけにつけるCDRを焼く。とりあえず多めに作ったけど、こんなにお客さん来るんだろうか。余ったら興味を持ってくれそうな人にあげよう。市内の古物業者さんより段ボール6箱お持ち込み。最近買取が少なかったのでありがたい。商売に関しての話もする(内容はさすがに書けないが、勉強になった)。査定して後ほど金額をご連絡し、お振込み。疲れて夕方あたりは椅子に座ったまま10分ほど寝た。夜はフリーペーパーの製本。東京の友人が通販で買ってくれた本に同梱するもので、発送がだいぶ遅れてしまった。すみません。

閉店後、あまり何をしたか覚えていないけど、帳簿付けやらしていたはず。


01日(火)

もう7月。起きてまどと朝ごはんを食べ、家賃を振り込み、さっさと外出。南へ行きモーニング。『裏面』読み終え、松島利行『日活ロマンポルノ全史』続き読む。ロマンポルノをもっと見ていこうと年始くらいに思っていたような気がするけど、全然見れていない。ノートにドローイング。

錦町のほうまで歩き、久々にきゅう!へ行く。カナさんのカレーはやはりおいしい。買取で大変お世話になったお客さんが偶然来ていてうれしかった。

まどはカフェまで作業しに行き、自分は店へ。少しだらっとしてから、在庫整理、作品画像切り抜き作業。レンタルしていたCDも焼く。とある知人と連絡をとっているうちにいろいろ話が盛り上がり、これはぜひやろう、となる。

まどと再び合流し、またよって屋に行く。山崎さんとよって屋で飲んだと言ったら、行きたくなったようだ。最近まどは外食が多いようだけど、お金は大丈夫なのだろうか。骨付鳥、タコぶつ、チーズぎょうざなど食べる。ハイボール2杯。喫茶店にいる時と同じように、2人それぞれスマホをいじったりしながらポツポツ話す。このぐらいがちょうどいい。コンビニでアイスを買ってイートインで食べた。

再び店へ行き、作業続き。ひと段落つけて帰宅。風呂に入ってホン・サンス『リスト』見て寝る。店の作業もたまっているので、明日は早めに行くことに決める。


02日(水)

朝8時頃に起きる。洗濯機をまわし、朝ごはんを食べて料理。豚生姜焼き(玉ねぎとにんじん入り)とほうれん草のおひたしを作る。お弁当の用意。

早めに外出して店へ。先日届いたmezaのトートバッグを品出しするため、Tシャツなどをかけているコーナーを整える。はがれそうになっていたフックをコマンドタブなどを使って補強。

東京の現代アート系の出版社より、書籍の取り扱い依頼の連絡あり。知人のデザイナーの方が紹介してくださったようだ。ありがたい。

開店。在庫がたまってきたので、久しぶりに均一本半額セールを始める。終わりは決めず、在庫の状況次第でやめることにしよう。早速均一棚へ本を補充。mezaのトートバッグを品出し。mezaに『休みの集い』に出店してもらったのは去年の11月末だから、もうけっこう前の話だ。『休みの集い』は今年はできなそうだけど、来年は一回くらいやりたい。発送準備。夜はブログの更新。すぐに閉店間際の時間になってしまった。

今日はもう少し作業。

2025年6月28日土曜日

次々入荷(2025年06月26~28日)

25日(水)夜

ブログを更新し、CDRを焼いて帰る。シャワー。松島利之『日活ロマンポルノ全史』読み始め、寝る。


26日(木)

朝8時過ぎに起きる。最近またたくさん寝がち。朝ごはん、お弁当の準備。ふと嫌なことを思い出して気分がそがれてしまう。まどが洗濯物の片付けや部屋の掃除をし始めるが、もたもたして大して手伝えず。オーストリア生まれの象徴主義の画家/イラストレーター、アルフレート・クビーンの小説『裏面』読み始める。これは単行本版だけど、白水Uブックスでも出ているようだ。

外出し、作業部屋へ。キャンバスの続き。新しい10号のにも色を塗る。ずっと進めている4号はなかなか決め手が見つからない。

開店。昨日南方書局・富澤大輔さんより届いた本の確認とお金の振り込み。今週は続々と自主制作の新入荷がある。全て買い切りなので出ていくお金も多いけど、長い目で売っていきたい。多賀盛剛さんの『映画と感想』を品出しする。以前から多賀さんの歌集『幸せな日々』を素晴らしいなと思いながら読んでいたので、扱えてうれしい。小津、フェリーニ、キューブリックなどの言わずと知れた30の名作を見た感想が、「めちゃめちゃすごい」など通常の映画批評ではまず見ない書きぶりで綴られる。ものすごく柔らかいけどよく切れる斧みたいな文章。

年末あたりに、小規模だけど楽しいことが一つできそう。楽しみだ。

閉店後、7/4のイベントでつけるおまけCDRのジャケットを作る。その勢いのまま、やらないとと思っていたCDRの選曲のほうにも手を付ける。前回の4月で使った曲を、少し順序を変えたり、使わなかった曲を足したり。完成。

12時半頃帰宅し、シャワー浴びて寝る。


27日(金)

朝8時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。まどと南へ行き、モーニング。たまっていたレシートの入力作業をやり、『裏面』続き読む。

作業部屋へ行き、CDを聴きながら絵の続きをやる。4号キャンバスのほうに思い切って塗ってみると、なんだか良い感じになった。

開店。この日は富澤さんから届いた南方書局発行の写真集/冊子関係の作業をずっと進めていて、あっという間に時間が過ぎた。後回しにすると気持ち的にもだれるので、テンポ良く進めていきたい。小内光さんの、詩集と陶器作品のセットが売れる。お買い上げいただいたお客さんは岐阜の庭文庫で行われた小内さんの展示を見ていて、器もその時に購入していたそう。偶然YOMSに入ったらまた小内さんの作品に出会って、驚かれた様子だった。うれしい。

20時に閉店し、ルクスへ。この日はnamiとさっことzzzpeakerのライブ。zzzpeakerさんは山下澄人原作、飴屋法水演出の『コルバトントリ、』にも出演していてとても印象深く、ライブを見てみたかった。去年も香川に来られていたけどその時はどうしても行けず、今回やっと行くことができた。路上で演奏されることが多いからか、場の空気を引きこむのがうまいし、声量もすごい(途中、あえて小さな音と声でも演奏していた)。さっこもソロでの演奏では若干硬くなっていたような気がするけど、最後の全員でのセッションでは自由にやっていた。行って良かった。

帰宅。シャワーを浴びて、『裏面』少しだけ読んで寝る。


28日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯、そうじ。まどの漬けた梅シロップが早くも良い感じになり、氷水で割って飲んでみる。おいしい。浅漬かりの感じもいいな。

外出し、作業部屋で絵の続き。CDをいろいろ聴きつつ進めていると、火・水曜日に練った選曲の流れがさらに膨らんでくる。絵はまずまずいい感じに進みそうな気配。

自治会の総会に初めて出席。年に一回こうして会を開き、お金関係の報告や、軽い近況報告などをする。今回は自分とten to senの新しい経営者の方が初めて出席したので、自己紹介もした。出席者はほぼ自営業者の方ばかり。2軒ほど隣の範囲の方々には挨拶をしたことがあるけど、少しだけ離れたところでお店をされている方はまだ名前と顔が一致していなかったので、とても良い機会になった。お昼ご飯をいただき、ご近所の濱本たばこ店さんから和菓子をいただく。濱本さんは来月頭に和菓子屋さんへリニューアルされるそう。

13時過ぎに開店。発送準備など進める。ウェブショップに登録した商品も少し動いてうれしい。佐藤豊さんの詩集を品出し。佐藤さんは福島県にお住まいで、去年つくばでやった個展を新幹線に乗って見に来てくれた。普段はグラフィックデザインをされているけど、この冊子は詩集。

8月に予定しているイベントの詳細が決まる。楽しみだ。

今日はこれから、Centerさんで行われているポップアップにも出店中の山崎由紀子さんと飲みに行く。

2025年6月25日水曜日

きっかけ(2025年06月22~25日)

21日(土)夜

ブログを更新し、帳簿付けをやって、ルクスに行く。この日の葬儀に出席していた人たちがけっこういて、長いこと話した。昔の高松のクラブの話などとても興味深かった。帰ってまたシャワーを浴びて寝る。変な夢を見た。最近夜にクーラーをつけようかやめとこうか迷うような日が続いている。


22日(日)

朝8時に起き、朝ごはん。まどは昨日から大阪にいる。料理。ほうれん草のおひたし、ポテトサラダ、親子丼を作る。洗濯。ガストン・バシュラール『蝋燭の焔』続き少し読む。

外出、作業部屋で絵の続き。大失敗したかと思ったら、まあまあうまくいった。しかし、大失敗すべきなのかもしれない。まずいなーと思って塗りつぶしたら良くなった、ということもよくある。

開店。アルバイトMさん来て、支払いと本の受け渡し。品出しをしたり、受託商品関連のメールを送ったりする。気圧の変化か、仕事に支障をきたすほどの激しい頭痛。今夜遅くからまた梅雨が戻って雨の日が続くとの予報。在庫整理、作品画像切り抜き作業。夜になり、写真家/フォトグラファーの池野詩織さんが来店。池野さんは以前からお名前は知っていて、なんとなく共通の知人もいそうな気はしていた。お話すると、ご友人からYOMSのことを聞いて知っていたそうで、うれしい。ヒマさんやジュノ君とも長い関係だそうで、今回は仕事の関係で高松まで来られたとのこと。古い喫茶店や居酒屋がお好きらしく、いろいろ情報交換する。どこか良い居酒屋さんありますかと聞かれ、「自分はまだ行ったことがないんですけど…」と『ぎょうざ屋』さんをおすすめする。なかなか行列で入れないことも多いお店だけど、タイミング良く入れたようだった。良かった。大阪から戻ってきたまどが店に寄ってくれる。疲れた様子だけど、三宅乱丈先生(まどはコミックビームで連載されていた三宅先生の作品『fish』でアシスタントをしていた)とも会えて充実した旅行になったようだ。おすすめしておいたEssential Storeにも行ってくれてうれしかった。

instagramで、天国喫茶ぱらいそのみゆきさんがうれしいことを書いてくれていた。7年ほど前に音楽雑誌EL ZINEで香川パンクシーンについての特集があり、それに関連するトークイベントがtooniceにて行われた時のこと。全然覚えていなかったけれど、YOMSにみゆきさんが来た時に自分はこのイベントを薦めたようで、これがみゆきさんと大津さん(大津さんもこのイベントにトークゲストとして登壇されていた)が知り合うきっかけになったようだ。雑誌にもイベントにも全く関わってもいないのにこんなことをブログに書くのは変な話だけど、みゆきさんと大津さんとの出会いなんてタイムラインに押し流されてしまうには惜しい重要な出来事だと思うので、やはり書いておく。街や店にはいろんなきっかけが潜んでいるなと思う。

帳簿付けは明日にまわして閉店。7/4にやらせてもらうイベントのフライヤーをプリントし、ルクスへ持って行く。ジントニック飲みながらおしゃべり。24時頃帰宅、シャワーを浴びて寝る。


23日(月)

7時頃、激しい雨の音で目が覚める。今日から梅雨の天気が戻るらしい。ご飯を炊いていなかったことを思い出して、炊飯器をセットして二度寝。起きて朝ごはん。まどはかなり疲れているようで、ぼーっとしている。お弁当用の野菜炒めを作る。

外出。喫茶店『ナポレオン』の前を通り過ぎるが、ここ数日閉まっている気がする。最近南ばかりであまり行ってなかったけど、心配だ。南に入り、『蝋燭の焔』読み終え、ノートにドローイング。作業部屋で絵の続きを少しやる。

開店。午前中の雨は止み、結局一日中降るようなことにはならなかった。発送準備、受託商品関連の連絡、画像切り抜き作業など進める。今週後半は新規の取り扱い商品が続々到着する予定で楽しみだ。

閉店後、本の発送。交番前でいつも勧誘をしている宗教のおばちゃんたちが、暑いからか夜に時間帯をずらした模様。お疲れ様です。店でCDRを焼き、ブログを書く。

帰宅。シャワーを浴び、日野啓三『砂丘が動くように』読み始める。日野啓三作品を読むのは初めて。勅使河原宏や松竹を抜けた後の吉田喜重のような、暗い湿り気を帯びた空っぽな異邦人感が、梅雨時に心地良い。


24日(火)

朝8時頃に起きる。朝ごはん、洗濯。まどと外出し、南に入る。読書、ノートにドローイング。

まどと別れ、作業部屋へ行く。この日は7/4のイベントに向け選曲。フリージャズから始まりブラジル音楽で終わる流れ。途中にインド、トルコ、ザイール、エチオピア、アンゴラ、キューバ、沖縄、アメリカ、中国などの国の音楽が入る。昼ご飯にうどんを食べに行った以外はひたすら音楽を聴き続けた。楽しい作業ではあるけど大変。毎週のようにDJしている人はすごい。

帰宅。まどが作ってくれた揚げびたしで夕ご飯。おいしい。まだ選曲が完成していないのでもう一度作業部屋へ行こうか迷ったけど、せっかくの定休日だしやめにする。風呂に入り、『砂丘』読み終える。他の日野作品も読んでみたくなった。YouTubeで期間限定公開されている、岡本喜八『ジャズ大名』見る。タモリや山下洋輔など、その辺の人達も出てくる。狂騒的なラストが楽しいけど、どこか食い足りなさが残った。なんでだろう。

23時過ぎに早めに寝る。


25日(水)

朝7時に起きる。良く寝た。朝ごはんを食べてお弁当の準備。早めに外出し、作業部屋で選曲続き。とりあえず流れが固まる。最後はポップな感じになりそう。酒屋へビールの買い出しに行く。

開店。発送準備など進める。一箱入れ替え。富澤さん、市村さん、ナナロク社より納品のお願いをしていた冊子が続々届く。今日のところは市村さんの新作マンガを品出し。市村さんは絵画作品も良いけれど、マンガも本当に素晴らしい。勝手な希望だけれど長編か、ハードカバーの絵本なんかも見てみたい。

今日はこれからもう少し作業。昨日早めに寝たせいか今日ももう眠い。

2025年6月21日土曜日

別れ(2025年06月19~21日)

18日(水)夜

閉店後、帰宅。左頬の筋肉が微妙に痙攣していて気持ち悪い。シャワー。やるべきことをノートにまとめる。どこから手を付けていけばいいだろう。砂古口早苗『ブギの女王・笠置シヅ子』続き読んで寝る。


19日(木)

朝8時半に起き、9時頃から動き出す。暑くて眠りが浅いのか、たくさん寝てしまった。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯物の整理、健康診断の予約。

11時から店で取材があるので、早めに出る。もっと早起きしないと午前中からいろいろ作業をするのは難しい。取材は店の写真撮影、おすすめの本の紹介、短いインタビューなど20分ほどで完了。

開店。大三君が来て、高松に引っ越してすぐに知り合ったTさんが亡くなったことを知らせてくれる(念のため書いておきますが、『Tさんインタビュー』のTさんとは別の方です)。ここ数年はあまり会うことがなくなっていたけど、素敵な方だった。あさって葬儀が行われるとのことで、店は夜からの営業ということにして出席することに決める。まどにも連絡するが、まどは既に漫画のほうの用事で大阪に行くことが決まっており、葬儀への出席は難しそう。仕事はゆっくりと進め、とりあえずprint galleryから届いた冊子3種を品出しできた。

ルクスでまいちゃんと少し話し、帰宅。気持ちがざわつくけど、明日はN君がバイトに来てくれる日。早めに家を出て仕事をしようと決める。ガストン・バシュラール『蝋燭の焔』読み始め、寝る。


20日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。早速外出。9時頃に店に着く。少しやり残していた品出し作業をして、在庫整理などやる。その後作業部屋で絵の続き。今までとあまり変わり映えのしない絵ができそうで、なんとか壊せないかと考える。11時半にN君来て、作業開始。自分はまた作業部屋で少し絵。

開店。この日は開店すぐに高めの本が売れて助かった。品出しなど進める。print galleryのパウロ・デ・カントス豆本に反応してくれたお客さんが早速1つ買ってくださり、うれしい。夜からは今まで平尾君と撮影してきた作品画像の切り抜き。閉店時間を過ぎてもしばらく続け、22時半頃にひと区切りつける。

帰宅、シャワー。スーツやワイシャツにアイロンをかけ、香典を用意。少しだけ本を読もうと『ブギの女王』を読み始めたら面白く、つい夜更かししてしまった。


21日(土)

朝7時起き。まどは8時の電車で大阪へ向かうので、一緒のタイミングで家を出る。自分は南へ行きモーニング。『ブギの女王』続き読み、ノートにドローイング。その後店で少し品出しをやり、作業部屋で絵を描く。綿谷で冷かけと鳥天、早めの昼ご飯。

電車で仏生山へ。車内で『ブギの女王』読み終え、駅の待合室で『蝋燭の焔』続き読む。暑い。90歳だというおばあちゃんが駅員さんと雑談している。駅員さんもにこやかに応えていて、あくせくした都会にはない時間が流れていて良いなと思う。悲しい気持ちといろんなどうでもいいことが同時に頭の中を行き交っている。

大三君に車で拾ってもらい、告別式の行われる斎場へ。規模的には家族葬を想定した広さのようだったが、たくさんの人が駆けつけていた。自分はTさんと普段から遊ぶような仲ではなく、一度ご飯に行ったくらいだけれど、顔を拝めたし、行って良かったなと思う。浜吉さんや蓮井さんとも会った。なんだかんだで高松に来てから時間が経った。自分も人生半ばだし、いろいろな別れが今後増えてくるだろう。火葬までは立ち会わずに切り上げ、平尾君の車に乗せてもらいその場にいた10人ほどでお茶しに行った。

家まで送ってもらい、シャワーを浴びて着替え、夕ご飯などスーパーで買って店へ。18時から開店。お客さんには土曜に変則営業となってしまって申し訳ない。が、しょうがない。高めの本がこの日も1冊売れて、助かった。発送準備をする。日浦君が来てくれて少しお話。

ルクスに今日の葬儀に来ていた人が少し集まるようなので、行ってみようと思う。

2025年6月18日水曜日

交差する(2025年06月15~18日)

14日(土)夜

閉店後、コンビニでマンゴーのアイスを買って食べる。ねっとりとした不思議な食感。作業部屋で絵の続き。今回は描き込んでいく部分と描き込まない部分のバランスとがうまく取れている気がする。

帰宅。ゆっくり風呂。田村俊子『木乃伊の口紅/破壊する前』少し読み進めて寝る。


15日(日)

朝8時前に起きる。風が強い。昨日しっかり風呂につかったおかげか、体が軽い。朝ごはん、お弁当の用意。まどが早めに出たそうにしているので、自分も一緒に出る。郵便局で本の発送をし、作業部屋へ。クンビアを聴きながら絵の続き。じっくり時間をかけて(といっても、2時間弱くらいだけど)取り組むのは楽しい。完成。かなり早くできた。この調子でいきたい。

午前中は喫茶店に入って読書とドローイング、というのがここ最近よくあるパターンだったけど、午前中はもう音楽でも聴きながら絵を集中して進め、仕事が終わってからは読書や映画、そして風呂に入って寝る、としたほうがメリハリがついていいかもしれない。喫茶店代の節約にもなるか。

開店。発送準備など進める。久しぶりに砂古口早苗さんが来てくださる。現在は新著の準備で忙しいそう。「やりたいことがまだまだたくさんある」と言っていて、話を聞いているこちらも元気が出てくる。丗界さんの山東京伝現代語訳を見てもらい、『Tさんインタビュー』をお渡しする。興味深く読んでくださった。その後、丗界さんがお母さんと来てくれて、冊子20部を追加納品。古本屋をやっているとたまに個人で何かを研究していたり、ちょっと常軌を逸した読書量/蔵書量の方が来られる。知的好奇心に突き動かされている人はいきいきしている。そういった人たちが、直接顔を合わせずともこうして何かの形で交差する瞬間が作れた時は、店をやっていて良かったなと感じる。様々な需要に答えられるようがんばりたい。この日は20時に丗界さんの冊子をウェブショップに追加。今回もすぐに完売する。

閉店後、少し残業して帰宅。風呂。『木乃伊』読み終え、野矢茂樹『哲学の謎』少し読んで寝る。


16日(月)

朝8時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。外出してまどと南へ向かう。途中、最近あまり姿を見せず心配していた黒猫が元気よく車のボンネットから屋根へとジャンプする姿を目撃。ジャンプの瞬間を運良く撮影できた。南で読書。ノートにドローイングもやるが、あまりうまくいかず。その後ルヌガンガへ。砂古口さんの『ブギの女王・笠置シヅ子』購入。実は未読だったのだ。作業部屋へ行き、レコードを聴きつつキャンバスの続きを少しやる。

開店。この日は主に昨日ウェブショップで売れた丗界さんの冊子の発送作業。件数は多いけど、これも仕事のうちなので問題ない。生き物に詳しいM君がやってきて、「兵庫県の明石市には、昔アカシゾウという象がいたんです」と言う。日本にも象がいたのか。夜、BONUS TRACKやハラカドに関わっている桜木さんが来てくれる。今回は直島や愛媛県の西条などいろんなところに行っているようだ。フリーペーパーを渡し、いろいろお話する。結局道後温泉のストリップの話が一番盛り上がった。

この日も少し残業。帰ってシャワー、読書して寝た。


17日(火)

朝8時前に起きる。まどがモーニングに行きたいというので、この日はDORSIAへ。いつもと違う道を歩いてみる。到着した時はそれほどお客さんはいなかったが、ほどなく混雑し始める。『哲学の道』読み終え、『ブギの女王』早速読み始める。

出て、まどは家、自分はオフハウスへ行きレコードを見る。以前来た時よりも整理されている。タンゴ、シャンソン、民謡、小唄、歌謡曲などLP・EP3枚ずつ購入。計660円、安い。

スーパーに寄って帰る。昼ご飯はミートソーススパゲティ。1時間ほど昼寝。

外出し、店に行く。ちょうどprint galleryに発注していた冊子を郵便局の方が持ってきていたところで、タイミング良く受け取る。発送がたまっているので梱包。開けていると何人かお客さんがやってきて、数冊売れる。部活帰りの高校生が海外文学の文庫を買っていった。いつも愛媛県の四国中央市から本を売りに来てくれる方がまた持ってきてくれる。たまたま店にいる時でよかった。図録など芸術関係が多くうれしい。平尾君から送られてきた、撮影した絵の画像をダウンロードする。

まどと合流し、矢野君とあきちゃんが現在プレオープンで開けている『カンデラ食堂』へ行ってみる。元喫茶店だった良い雰囲気の建物をリノベーションしている。店内にはあきちゃんの絵と、以前茎で個展をやった時買ってくれた自分の絵も飾ってくれている。まどは豚キムチとごはんと豚汁、自分はチキン南蛮と瓶ビール。どれもおいしい。偶然kruhの方やセガ君とも会った。

帰宅。真夏のような暑さだし、なんとなく時代劇が見たくなったのもあって、中川信夫『東海道四谷怪談』見る。水平方向のカメラの動き、後半の畳みかけるような展開。面白かった。


18日(水)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはんを食べ、料理。鶏肉と野菜の辛みそ炒め、卵焼きを作る。まどが洗濯をやってくれた。

昨日kruhの方に久しぶりに会って、そういえばまだkruhのカフェに行ったことがなかったことを思い出し、この際だからと行ってみることにする。良い香りの漂う広めのフロアに、丸テーブルとイスが置かれている。浅煎りのアイスコーヒーを飲みながら『ブギの女王』続き。淡谷のり子や李香蘭なども出てきて、1940~50年代の日本の歌謡曲史の一端を知ることができる。最近自分も戦前の歌謡曲を聴くことが多かったのでタイムリー。砂古口さんの綿密な調査ぶりに圧倒される。読み進めていくのが楽しみだ。

開店。昨日届いたprint gallery発行の冊子を改めて確認、振り込み。昼過ぎに店頭買取4箱ほど来る。仕分けして査定。早めに済ませることができた。後半は他の作業に手を出してしまい、正直ちょっとだらけた。閉店間際にあわてて発送準備作業。

今日はこれから帰って、やるべきことを整理したい。

2025年6月14日土曜日

いまいち日記(2025年06月12~14日)

11日(水)夜

ブログを更新し、帰宅。ヨーグルト食べる。レベッカ・ソルニット『迷うことについて』続き少し読んで寝る。


12日(木)

朝9時前に起きる。よく寝た。朝ごはんを食べてコーヒー。『迷うことについて』読み終える。洗濯、掃除。外出し、作業部屋で絵の続きをやろうとするが、銀行への入金を忘れていた。郵便局まで行く。

開店。均一本の補充、品出し、発送準備を進める。8月に予定しているイベントについてのやり取り。なんだか今年もあっという間に終わってしまいそうな気がする。CDR焼く。藤谷さんが今月末に企画するイベントのフライヤーを持ってきてくれる。グルパリさんやさっこが出る予定で楽しみ。藤谷さんは2年前にも同じ面子のイベントを香川で企画していたけど、この時自分は用事があって行けなかった。夜、中国から来た若いお客さんが文藝別冊の武田百合子号を買ってくれる。日本語は読めないけど、武田百合子は中国語の翻訳で読んだことがあるらしい。『富士日記』はまだ読んでないというのでmasterpieceだと伝える。

閉店後、少し残業。作業部屋で新しいキャンバスに手を付ける。まずまず良い感じ。帰宅。シャワー浴びて、田村俊子『木乃伊の口紅/破壊する前』読み始め、寝る。


13日(金)

朝7時半に起きる。涼しい。薄曇りだけど梅雨にしては良い天気。ご飯を食べてお弁当の用意。

まどと外出し南へ。読書続き、ノートにドローイング。イスラエルがイラクに攻撃を始めた。出て、銀行にお金を入れる。作業部屋へ。キャンバスの続きをやる。こないだ絵の撮影をやった時に以前描いた絵を見返したのが良い風に作用しているような気がする。

開店。品出し、発送準備。CDRも焼く。この日はなんだかだらけてしまった。

閉店後、ルクスで行われている即興演奏がテーマのリスニング会に行こうか迷うが、疲れたのでやめる。最近夜になると疲れてしまって作業ができない。食や生活の習慣が良くないのか、単に働きすぎで疲れているのか。以前は映画を1本見終えてから絵を描いたりもしていたんだけど。

帰宅。ロジェ・ヴァディム『危険な関係』見る。原作ラクロ。音楽はセロニアス・モンクで、アート・ブレイキーやリー・モーガンらも出演。ジャンヌ・モローもだけど、当時ロジェの妻だったアネット・ヴァディムが美しい(この映画の後、すぐにロジェとは離婚している)。しかし双方の不倫恋愛の駆け引きを楽しむ夫婦なんて、しんどい関係だ。


14日(土)

朝9時前に起きる。よく寝たが、あまり頭も体もすっきりしない。朝ごはん、お弁当の用意。まどとまた南へ。歩いている途中に小雨が降ってきた。読書続き。南出て、銀行でお金をおろし、昨日通知書の届いた住民税をまとめて払う。通知書には、決定に至る過程に問題があるとのパブコメが多数寄せられ先日話題になった高松市のTKMTロゴマークが印刷されていた。複雑な気分になる。

少し早めに開店。アルバイトMさん来て、支払いと本の受け渡し。いろいろ話す。品出し進める。梅雨に入ってこのところ雨が多いけど、この日は意外と観光らしきお客さんがたくさん来た。観光の人は服のテンションが高いので楽しい。

この日の朝、NHKの『チルシル』という番組で丗界さんの活動が放送されたそう。自分は丗界さんの告知投稿を見逃していたのもあってまだ見ていないけど、めでたいことだ。明日また冊子を納品してもらえる予定。ここ数日もやもやと過ごしている中で、こういうニュースはありがたい。

今日はこれから絵。

2025年6月11日水曜日

梅雨、映画の話(2025年06月08~11日)

07日(土)夜

長いブログをやっと更新し、帰宅。お酒を飲みながらイヤホンでいろいろ音楽を聴き、シャワーを浴びて寝る。


08日(日)

朝8時に起きる。最近は割と規則正しい生活習慣。朝ごはんにちまきを食べて、まどと南へ。灰田高鴻『夢てふものは頼みそめてき』2巻読み終え、レベッカ・ソルニット『迷うことについて』読み始める。

作業部屋へ行き、東京で買ったFONDATIONというユニットのレコードを聴く。イタリアのMusica Elettoronica Vivaのメンバーが参加していて、1980年代前半の録音。Harmoniaなどドイツ電子音楽ぽさもあるし、どことなくAnthony Mooreを感じさせる部分もある。買ってよかった。

開店。店頭買取1件。発送準備、郵送買取分の査定、品出しなど。県外より通販の依頼あり。電話で問い合わせがあり、よくよく聞いていると下半身不随の方で、昔の映画雑誌を見たいけど車いすで店内に入るのは可能か、とのご相談だった。うちの店の入り口は段差が多く、足腰の弱い方や車いすの方には非常に不便。介助のできるご友人と来ていただき、2人がかりで抱えさせてもらうことになる。うまく店の中まで通れるといいんだけど。夕方、徳島からHKさん来店。『ノスフェラトゥ』や『マインクラフト』の話などする。HKさんは映画と原作小説との関連や裏話的なことまで細かく覚えていて、話していると勉強になる。この日はちゃゆう君やネグ君も来てくれて、けっこう話した。最近自分よりもだいぶ歳の若い人とゆっくり話せる機会が増えてうれしい。

閉店後、アルバイトのN君に描いてもらったイラストを加工して、来月4日に予定しているイベントの告知画像を作る。SNSに告知。

“music for customers”
2025/7/4 (fri) 21:30〜23:30
@電子音楽喫茶LUX(高松市常磐町1-7-19)
¥1000+1drink order
music select: customerservice 
※来場者には選曲CD-Rつき

前回はノーチャージでやったけど、今回は入場料1000円にした。その代わりおみやげCD-Rをつけます。どうなるかな。

帰宅。シャワー浴びて、『夢てふ』3巻途中まで読み寝る。


09日(月)

朝8時に起き、朝ごはん。まどに髪を切ってもらう。切ってもらいながら『夢てふ』最終4巻まで読み終える。シャワー。洗濯物干す。外出し作業部屋へ。外は小雨。梅雨時期はだるくて眠い。明日絵の撮影があるので、その準備をする。

開店。雨でお客さんは少ない。ここぞと品出し進める。発送件数そこそこ多い。夜にまどかさんと羊雲の寺澤君来て、まどかさんとケリー・ライカート、寺澤君とサリンジャーの話など。たまに日記を振り返ってみると、ほぼ毎営業日誰かしら友人知人が来てくれている。ありがたいことだ。

閉店後、店でスモークナッツをつまみにウイスキーを飲んでみる。飲みながら多和田葉子『シュタイネ』読み終える。帰宅。シャワーを浴びて寝る。


10日(火)

朝9時頃に起きる。朝ごはんを食べて少しぼーっとする。外出して南へ。レベッカ・ソルニット『迷うことについて』続き読む。以前にも読んだことがあるような気がしてきたけど、気のせいかな。まあ何回読んだっていいか。ノートにドローイング描く。

作業部屋に行き、夜の撮影で使う絵をピックアップ。綿谷へ行き、冷肉ぶっかけ小で昼ご飯。その後作業部屋に戻り、CDやレコードを聞きながら延々と絵の梱包作業。今回東京で買ったCDレコードはどれも良いものが多かった。特に牧野かよさんのミックスCDは『狩人の夜』のロバート・ミッチャムの歌から始まり、夜の草むらを思わせるフィールドレコーディング、不意に始まるピアノやオペラ、ガラスの割れる音…など、展開も選曲も素晴らしく、とても良い白黒映画を1本見終えた時のような感動を味わうことができた。

19時になり、平尾君が車で来てくれて、絵の撮影。22時半頃までやる。これで撮影はひと段落、しかしまだ作業は待ち受けている。むしろここからが正念場。平尾君仕事忙しいところありがとう。

ヘトヘトで帰宅。シャワーを浴びて寝た。


11日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて外出。この日はすぐ店へ。昨日撮影に使った絵の片付け、在庫整理、アルバイトN君に作業してもらうための本の準備、掃除、セットものの品出しなどやる。午前中にやるべきことをけっこう進められて気持ちがいい。

開店。店頭買取1件。少し品出し、発送準備。借りていた絵や、知人に送るものなど準備し、N君に頼んで郵便局で発送してもらう。先日のミャンマー音楽トークにもいらしたという方が来てくれる。Instagramもフォローいただいてたようで、「東京でシャンタル・アケルマン見てましたよね」というところから始まり、ブレッソンや増村保造など映画の話をする。『Tさんインタビュー』をプリントしてお渡し。映画zine『ORGASM』をおすすめすると、ロマンポルノ特集を買ってくれた。ここ数日、映画の話をすることが多いな。夕方ivoryさん来て、来月予定しているイベントのチラシを預かる。ゲストはパソコン音楽クラブ柴田さんの別名義Vocoder GirlsとRYOKO2000、楽しみ。久しぶりにいろいろお話。今後のイベントの展開についての考えなど聞く。音楽イベントの企画をやっている人は本当に大変だなと思う。夜は堀金君とみきちゃんが来てくれた。堀金君は新曲がこの日配信でリリース。中上健次の話などする。和歌山県出身のみきちゃん曰く、南紀は不良が多いらしい。

今日は朝から仕事したので、もうゆっくり過ごしたい。しかし22時過ぎた今もまだ店。

2025年6月7日土曜日

東京~横須賀、クララ(2025年05月31日〜06月07日)

30日(金)夜

夜7時半に店を閉め、まどと合流しことでんで高松駅へと向かう。夜に来るとオルネの存在感が際立って、だいぶ賑やかな雰囲気に変わったなと実感。

バスに乗り込んで東京へ。磯崎新『空間へ』続き読む。


31日(土)

朝7時半にバスタ着。雨が降っている。とりあえずベルクでモーニング。まずまず空いている。

田町(YOMSは高松市田町にある)から田町(JR田町駅)へ。少し歩き、岡啓輔さんによるセルフビルド建築『蟻鱒鳶ル』を見る。周囲が工事中で、蟻鱒鳶ルも工事現場によくある仮囲いで一階が塞がれた状態。夏に再開発の関係で少し移動(!)するらしい。斜め向かいには丹下健三設計のクウェート大使館があり、こちらも見る。好対照な二つの建築だけれど、どちらもかっこいい。

高円寺へ移動。商店街を歩き、某所へと向かう。成瀬遠足さんと朝日さんと合流。今回はキャンバスや板パネルに描いた絵を3枚ほど持ってきていて、それらを置いたり紐で操ったりしている中で成瀬さんに踊ってもらい、動画に撮りたいと前もってお願いしていた。以前から成瀬さんの踊りを見てみたかったのだけど、そんなに公演をしょっちゅうやるわけではないだろうし、それならいっそ一緒に何かやれば良いのではないか、と思ったのだった。いざやってみると自分の絵の操作で忙しく、成瀬さんの動きをじっくりと見る余裕なんてなかったけど、彼女は喜んでくれたようだし、やって良かった。後で映像を確認することにしよう。

パスタ屋さんで昼ごはんを食べながらいろいろ話す。朝日さんは刺青の彫り師で、両腕はほぼ真っ黒に刺青が入っている。均一に黒く彫るのはすごく難しいようだ。他にも段階的に彫っていくことの時間感覚の話など、興味深かった。友人に刺青やタトゥーを入れている人はそれなりにいるけど、そういえば彫り師の人と知り合ったのは初めてだ。成瀬さんから、多賀盛剛『映画と感想』をいただく。これは山賊文庫というところから出ていたもので、文学フリマで販売されていたが香川では買えず、欲しかった本。うれしい。ナナロク社から出ている多賀さんの歌集『幸せな日々』は傑作だ。今年3月に行われた成瀬さんの公演『声を渡す』のフライヤーには、多賀さんがドローイングを提供している。

4人で、HoiPoiというイベントスペースにて行われているエフェメラマーケットへ行く。ここではハップさんがコーヒーを出していたけど、それはなんと昨日一区切りついたところだったようで、すれ違いになってしまった。古写真を何枚か購入。

別れ、自分は一人でロスアプソンに行く。牧野かよさんのミックスCD、たぬきをテーマにしたDJイベント『ぽんぽこ山』のCD-R、FONDATIONというMusica Elettronica Vivaのメンバーが参加していたユニットの音源集(録音は1980〜83年)を購入。フリーペーパーを10部ほど置いていただく。店長の山辺さんが電話の対応中だったこともあり、「実は私、20年前にもフリーペーパーを置いていただいてたことがありまして…」とは言い出せず。置いてもらったことをInstagramのストーリーで報告すると、早速何名かの友人知人が足を運んでくれたようだった。うれしい。

中野へ。ちょっとぶらついてから、ユニオンでCD見る。『音の始源を求めて』シリーズの佐藤茂、ZNRなど購入。

目黒へ。急な坂道を行き、LEESAYAというギャラリーへ向かう。土井樹、小松千倫、涌井智仁による3人展”Harsh Listening”。自分が今まで鑑賞してきた「サウンドアート」とはかなり異なり、何かのイメージを喚起させるためのトリガーとして音を扱っている作品が多いように感じた。

阿佐ヶ谷へ行き、まどとGionへ行き休憩。読書。まどはコミティアに向けての準備。その後駅の改札前で奥田亜紀子さんと大橋裕之さんと合流し、rojiへ行く。奥田さんにはYOMS8周年記念手ぬぐいにイラストを提供していただいたけど、お会いするのはこの日が初めて。おみやげを渡していろいろお話する。奥田さん、SNS映えする写真を撮るのがうまい。まどとプリンをおいしそうに撮る勝負をして、まど惨敗。途中、ハップさんや、偶然東京へ遊びに来ていたらしいカサイさんが現れて驚く。すごい偶然。しかもカサイさんは同じホテルだった。rojiを出て、奥田さん大橋さんに絵を見てもらう。お二人とも興味を持っていろいろ聞いてくれてうれしい。奥田さん絵の写真をたくさん撮ってくれた。

ホテルに行き、荷物を置く。けっこう疲れたけど、知人のDJ、tegadeteruさんが初台の『ニューマタンゴ』というバーでDJするというので、行くことにする。終電で向かうと、カウンターや壁際のソファにお客さんが座って、しゃべったりお酒を飲んだりしながら音楽に聴き入っている。DJは繋ぐというよりも一曲一曲最後までかけていくような感じで、ジャンルはいろいろ。お客さんたちは曲が変わった瞬間にみんな反応していて、音楽に集中していることが伝わってくる。お店のスタッフの方も、お客さんとの会話をあえて控えめにしているような気がした。良い雰囲気。tegadeteruさんがいろんな人を紹介してくれて、DJの置石さんと初めてお話する。

タクシーでホテルに戻り、シャワーを浴びて寝る。お金はかかったけど行って良かった。


01日(日)

朝7時に起きる。まどがコミティアへ出発する前に駅前のカフェで朝ごはん。見送って、自分はもう一度ホテルに戻り、1時間ほど二度寝。

日暮里へ向かう。荷物をコインロッカーに入れ、谷中骨董市へ。暑い。全体的に少し高めな気がしたけど、いくつか買う。オリジナル作品もけっこう多く、クラフトマルシェ的な雰囲気もあった。

御徒町へ。純喫茶『丘』に入ろうとするが行列。外国人観光客も多く、飲食店はどこも並んでいる。仕方なく東へと歩き、『コーヒー長谷川』でカレートーストとアイスコーヒー。少し読書。

久しぶりにモグラグへ行き、伊東篤宏さんの個展を見る。伊東さんとは知り合って20年以上経つけど、展覧会を見るのは初めてかもしれない。新作のボールペンやアクリル絵の具で描かれた絵画作品や、コロナ禍中に制作されたコラージュ作品。太田さんと話していると伊東さんもやってきて、最近は昼夜逆転気味らしい沖冲.さんも起きてきて、いろいろお話する。伊東さんは音楽活動も相変わらず活発だけど、展覧会もコンスタントに開催されている印象。

浅草へ。竹下勇馬さん主催の『奥浅草EXPERIMENTAL』というイベントに行く。浅草駅から15分ほど歩いたところにある空きビルを使ったイベントで、会場に着くとちょうど中村としまるさんとすずえりさんが演奏していた。すずえりさんに連れられるまま、一緒に屋上へ行ってみる。川沿いで見晴らしが良い。隅田川花火大会の時は壮観だろう。スカイツリーも見える。Botanyのサワーを飲みながら坂口光央さん、ju sei、三輪二郎さんのライブを見る。ju seiのライブはほぼ10年ぶり。今まで見た中でもかなり渋めの、間合いの多い展開の演奏。最近はライブの回数が減っているのかなと思っていたけど、淳一郎さんに聞いてみるとこの日のセットは構成に半年かかったようで、せいさんも疲れた様子。すごく集中力を使うのだろう。古道具などの出店をされていた『居間』の河村さんと初めてお話する。河村さんが以前制作された文芸誌『園』をYOMSで委託販売できないかと問い合わせをいただいた時、真摯に答えるべきだという気持ちが悪いふうに転んで、必要以上に厳しい返答をしてしまったという反省があった。今回は改めて、落ち着いた気持ちで映画や店の話をすることができた。

イベントが終わり、打ち上げも行われる気配だったが、撤収に時間もかかるようなのでなんとなく出る。新宿へ。ベルクに入り、キッパーラップとカシューナッツでビールを飲む。区役所前のカプセルホテルを予約。東口を出るといわゆる地雷系の若い男女がしゃべっている。なんだか殺伐とした雰囲気、ここ数年で変わったのか。

映画監督の草野なつかさんがゴールデン街のバー『BILLY』でバーテンをやっているというので、行ってみる。ゴールデン街に来るのなんていつぶりだろうか。欧米系の観光客が多い。中に入ってラムコークを頼む。偶然、原マスミさんとマネージャーの方がいて緊張。東京を感じる。奥にはポポタムで働かれている方がいて、YOMSのことも知っていた。草野さんがその場にいる人のことを丁寧に紹介してくれたので話しやすかった。原さんから、最近ライブで行かれたという秋田県羽後町の『鎌鼬美術館』について話を聞く。舞踏家・土方巽についての資料が展示されている美術館で、とても立派な日本式家屋。途中から書肆子午線の方が来られ、1950年代頃の地方都市における詩の運動についての話を聞く。新潟では数年前『新潟日報』にて県内の詩の運動に関する連載があったそうだけど、これは書籍化されていないそうだ。『Tさんインタビュー』お渡しする。

カプセルホテルに飛び込んですぐ寝た。


02日(月)

朝5時くらいに目が覚めてしまう。とりあえず風呂に入り、着替えてリビングルーム的なところで読書。奥田さんからいただいたお菓子を早速食べる。おいしい。カプセルホテルを出て、24時間営業の喫茶店エジンバラへ。途中の道で生ごみがカラスについばまれて散乱しており、そこにまたカラスの群れがやってきて、通れない。チャミスルの瓶が割れている。エジンバラでモーニング、読書。隣に座っている女性、店員に何度注意されても断固として眠り続けていた。

下北沢へ向かう。『空間へ』読み終える。ファンファンファンレコードへ。ちょうど開店のタイミングだった。ニューマタンゴでお話した置石さんの委託コーナーも2箱ほどあり、ルーツミュージックのイメージが強いファンファンファンとは毛色の違うオールドスクールヒップホップやエレクトロニカのレコードも入っている。全てに置石さんのコメントがついていてとても楽しい。ロカビリーやビッグバンドジャズなど3枚ほど試聴させていただき、今回はジャズのセッションドラマーとして活躍していたというPhil Krausの”CONFLICT"というLPを購入。戦争のようなジャケットが不穏。ラテンパーカッションが映えるグルーヴィーな演奏になったかと思ったらコンテンポラリーぽい雰囲気に変わったりと、面白い。

目黒シネマで、シャンタル・アケルマン『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』見る。200分あり、とても長い。やっと見れる!と意気込んで映画館へ行ったのに、疲れもたまっていたせいでうとうとしてしまった。ラストの場面は目に焼き付いたけれど。

まだ少し時間があるので、新宿のユニオン中古センターに行く。1時間弱見て、ロスト・グリンゴスのCDを買った。ATATAKから出ていた2枚のレコードをカップリングしたもの。

湘南新宿ラインと京急線を乗り継いで横須賀へ。ウラジーミル・ナボコフ『青白い炎』読み始める。仕事帰りの時間帯で京急線は混んでいた。横須賀は以前横須賀美術館に中園孔二展を見に来た以来だ。居酒屋『中央酒場』で朝田恵里佳さんと待ち合わせる。朝田さんは今回が初対面だけど、以前からYOMSや自分の絵に興味を持っていただいていた。お話すると、友人のただひと大学時代にバンドをやっていたり、共通の知人が何人かいるようだ。ずっとしゃべっていてそんなに食べ物をつまむ暇もなかったけど、しゅうまいもお刺身もおいしかった。

飯島商店へ。以前から気になっていたけど、東京から少し距離があり、また常時開いているわけではないのでなかなか来れなかった場所。やっと行くことができた。この日はAokid、たくみちゃんの2名によるパフォーマンス。会場の2階に上がると、以前自分の展覧会にもよく来てくれていた羽鳥直人さんがいた(正直、久しぶりすぎてなかなか名前が出てこなかった。すみません)。最近踊っている、という。instagramを見てみるとダンス動画をたくさん上げていて、フォロワーが3.4万人もいる。TikTokでも視聴回数が伸びているそうだ。前にお会いした時は踊りとか全然やっていなかったはずなのに、人生どうなるかわからない。肝心のパフォーマンスのほうは、序盤の2人の動きが干渉しあっているパート、中盤の柱を使ったパートが面白かった。やりたいことが明快なように感じたし、関節の可動域とかに興味深く目がいった。これはどの程度事前にやることを決めているのだろうか。

朝田さん宅へと歩く。途中、恵里佳さんのパートナーの翔一郎さんとすれ違う。翔一郎さんは絵を描いていて、恵里佳さんはmorning serviceという名義で翔一郎さんの絵のグッズを作ったりしている。お2人は横須賀中央駅から少し歩いたところにある借家に住んでいる。横須賀、坂が多く、崖の中腹にへばりつくようにしてたくさんの家が建っている。高松とはかなり違う景色だ。朝田家にお邪魔し、お風呂をいただく。着替えが足りなくなってきたので、morning serviceの長袖Tシャツを買って着る。3人で絵や生活のことなど話す。自分は翔一郎さんのことをロスアプソンでの個展などを通じて知り、恵里佳さんは高松になんだか気になる古書店がある、という感じでYOMSを知ってくれたようだ。翔一郎さんは自分と歳が近いようだったが、最近までほとんど展覧会をやったことがなく、絵を売ったこともほぼないとのこと。絵について翔一郎さんが話したことは、語弊を生む文章になってしまうといけないので書かない。話していて、自分の中でいかに絵を「完成」させて「作品」として「展示」することが自明のものになっているかを改めて考えさせられた。また機会があれば会いましょうということになる。

2時過ぎに就寝。


03日(火)

朝8時に起きる。外は雨。気になっている喫茶店があったけど、雨の中歩くには少し遠い。そのため結局朝ごはんはサブウェイのサンドイッチ。高松の商店街にあったサブウェイが無くなってからだいぶ経つので、なんだか懐かしい。

電車で新宿駅まで行き、コインロッカーに荷物を預ける。都営新宿線で菊川。都現美へと向かう。途中、適当に蕎麦屋に入ってきつねそば。岡﨑乾二郎展見る。90年代のスチール製の立体作品などが見れて良かった。後半の立体作品群は一部3Dプリンターで出力されたもののようだ。四谷アートステュディウムでの頒布物も展示されていて、高橋悠治のインタビューなどが読めた。

木場から竹橋へ。近代美術館でヒルマ・アフ・クリント展見る。雨の平日だったのが逆に功を奏して、並ばずにすぐチケットが買えた。土日は混雑するだろう。デッサン、肖像画、印象派風の絵画などもあり、抽象画に至るまでの変遷が捉えられる構成になっていた(が、それにしても急な作風の変化だ)。作品年表や、当時の社会背景の解説などもうれしい。常設展で特集展示『フェミニズムと映像表現』見る。遠藤麻衣+百瀬文の作品、コンセプトが明快で、おしゃべりのような日常的な会話も良かった。

お茶の水に出る。うどん店『おにやんま』が目に入り、かけ小+鳥天を注文。価格は500円台で、香川と比べてもそこそこ安い。麺は柔らかめのつるっとした不思議な食感。ユニオンへ。Margo Guryan、クランプス、大岩祥浩製作のアルゼンチンタンゴSP盤のコンピレーションアルバムなどを買う。

梅ヶ丘へ。雨の中Botanyへ行く。この日は佐藤さんが誕生日で、ケーキでお祝い。仕事終わりのtegadeteruさんもやってきて、サルキチファミリー(ぬいぐるみ)もお祝いに参加。川口さんと4人でおしゃべり。あっという間に1時間半ほどが過ぎる。

新宿へ戻り、高松へと戻る。今回は非公開だけどパフォーマンスもやったし、レコード店、展覧会、映画、ライブ、ダンス、建築、骨董市などいろいろ行き、いろんな話をした。自分の体の中をいろんな街の空気が漂っていると思うと気持ちがいい。移動は大切だ。


04日(水)

朝に高松着。店に荷物を置いて南へ。まども合流し、旅行中のことなど話す。まどは2日目はメグマイルランドさんの家に泊まり、3日目にもう香川へ帰ったので、今回はほとんど一緒に行動していないのだった。

店のポストに、東京・白金のprint gallery(以下pg)で行われたパウロ・デ・カントス展に合わせ発行された豆本(図録なのか?)が届いていた。デザインはpgの阿部さんと、先日YOMSにも来てくれた梶原さんによるもの。梶原さんは富澤大輔さんの南方書局やpgなど、いろんなところに関わっている模様。阿部さんは一時期まで多摩美で講師をされていた。加瀬透君やTATA(大田拓未)君がpgを間借りして展覧会をやっていた関係で自分もよく行っていて、pg企画もフリージャズのレコードレーベルFMPでPeter Brotzmannが手掛けたジャケットの展覧会など、とても面白いものが多かった。

開店。東京で買ったCDをかけながらの営業。この日はたまっていた発送の準備をして終わった。愛知、神奈川より郵送買取の本が3箱届く。いずれも以前より何度も依頼してくださるお客さんからのもの。

17時に閉店し、帳簿付けなどをやってからルクスへ行く。この日は村上巨樹さんによるミャンマー音楽についてのトークイベント『ミャンマー音楽の謎めいた世界へ』。準備はスムーズに進み、村上さん井川さんにも挨拶しておきたいとのことで、tooniceまで一緒に行ったりする。トークは昨年末の渡航時の映像なども交えられ、新しい情報が多く、全ての回を見ている自分も楽しめた。軍部は劣勢になってきているようだけど、不条理なほど横暴な行為がまかり通っているようだ。村上さん気を付けてほしい。片付けを終え、昨年から村上さんが岩手県花巻市で始めた古書店(といっても、中古CD/レコードや東南アジア食材の販売、ギター教室、イベントなどいろんなことをやっている)『港』についての話を聞く。即興演奏のワークショップなどもやっているそうだ。物販で売られていた、サンダヤー(ミャンマー式ピアノ)と女性ボーカルのデュオのCDRを購入。

0時半頃帰宅。さすがに疲れて、すぐに寝てしまった。


05日(木)

朝7時半頃に起きる。シャワーを浴びて、軽く朝ごはんを食べる。洗濯。YOMSで村上さんと合流。県庁を見学し、さか枝でうどんを食べる。香川に来た実感を手軽に味わえる場所が店の周りにあって良かったなと思う。

村上さんとYOMSへ戻り、そのまま開店。店頭買取2件。この日も発送件数が多い。店内に積みっぱなしになっていた本の整理。辻さん来てくれる。高松のお店などに取材したzineを作りたいそうで、今度取材してもらうことになった。こないだのまいこさんの高松マップといい、こうしたお願いが増えているのは、街が盛り上がっているということなのかもしれない(自分はYOMSのことで精一杯なので、あまり俯瞰して見れないけど)。自分の趣味に合う合わないは置いといて、お客さんにとってはいろんなお店の選択肢があったほうが楽しいのは間違いないはずだ。古書店という、生活必需品でもないものを売る店をやっている身としては、自分が普段行かないお店にこそ日々助けられていると思いたい。

閉店後、何をしたかあまり覚えていない。ブログの更新をしたような気もするし、発送準備や帳簿付けで終わったような気もする。


06日(金)

朝起きて、ご飯を食べ、コーヒー飲みながら読書。『青白い炎』読み終える。洗濯物畳む。外出し、用事をひとつ終える。多賀盛剛『映画の感想』読み終える。「めちゃめちゃすごかった」と何度も言ってしまうのがすごい。

1時間遅れて開店。まどがネットで注文してくれていた外付けCDドライブが届く。郵送買取分の査定連絡、了承取れて支払い。この日はセット出品していた本が売れ、件数は少ないものの梱包に手間取った。店頭買取2件。カウンター内にどんどん本が積まれていくが、抗いたい。連続で臨時休業を取った後の品出し作業は充実感がある。

閉店後、本を発送し、ブログの更新。0時近くまでやる。いろんなことがあったのでまとめるのが大変。ヘトヘトになって帰宅。実家から笹団子など届いている。シャワーを浴びて洗い物。ツタヤディスカスでCDのレンタルをして寝る。疲れていてもこういうことをしていると不思議と夜更かしできてしまう。はよ寝ろ。


07日(土)

朝8時に起きる。朝ごはんは実家から送られてきたちまき。こちらでは筒状に包むようだけれど、新潟は三角形に包む。電話でお礼を言う。

南へ。灰田高鴻『夢てふものは頼みそめてき』1巻読み終える。ノートにドローイング。100均に寄って店へ。ルヌガンガへ笹団子をおすそ分けする。

開店。店頭買取1件。品出し、ブログの更新などを進める。ブログにかまけてこの日は発送をほとんどやらずに終わった。セガ君来てくれる。沖縄へ行ってきたそうで、お土産のお菓子をもらった。おいしい。笹団子もおいしい。まどが丸亀町グリーンで行われているビールのイベントで買ったというおつまみを持ってきてくれる。食べ物がすごい。今月に入ってからのお客さんは海外からの方が少し減ってきたように感じる。梅雨入り後はどうなるだろうか。

渋谷で『クララ・オーディオ・アーツ』というお店をやっていた野界典靖さんが亡くなったことを知る。53歳、病気だったそう。クララによく行っていた頃自分は大学生で、EamesとFluxus、Busby BerkeleyとKenneth Anger、Fats WallerとOrganumが並置されている店内の空気が、自分の中の大切な部分を鍛えてくれたと思う。フリーペーパーも置いてもらっていた。クララでDieter Rothのアートブックに触れ、大学卒業後にドイツ旅行にも行った。YouTubeも無かった状況で、Harry Smith "Early Abstractions"、 Walter Ruttmann "Weekend"、 Alan Sondheim "T'Other Little Tune"などの魅力に20代前半で触れられたのは、野界さんのおかげだ。最後に会ったのは代々木OFF SITEを運営していた藤本ゆかりさんが代々木八幡でやっていた20202というギャラリーで、野界さんは興奮のあまりほとんど痙攣しながらレコードをかけていた。天国でたくさん好きな音楽を聴いていてほしい。

今日はもう帰ってゆっくりします。

2025年5月30日金曜日

語られない(2025年05月28~30日)

27日(火)夜

ブログを更新して帰宅、シャワー浴びる。体は疲れているが頭は妙に醒めていて、寝付けない。『長谷川四郎の自由時間』読み始め、寝る。


28日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の準備。まどがコーヒーを淹れてくれて、おととい富澤さんからいただいたお菓子と一緒にいただく。少しだけ読書。

外出。アルバイトN君にネット出品作業を教える。N君飲み込みが早い。アルバイトの人に作業をお願いするようになってから、売り上げも上がってきている。どんどんやっていきたいところ。

開店。丗界さんの冊子を中心に発送準備作業を進める。件数が多く、ほとんどこの日は梱包作業をやっていた。ネットで注文していたスニーカーが届く。良い感じ。神戸の風文庫さんがご来店。香川のネジマキネコさんも以前から関わりの深いお店で、自分はまだお伺いしたことがなかったけど、いろいろお話できた。

閉店後、スーパーでビールを買って帰り、家で本を読みながら飲む。ten to senの杉浦さんからいただいたおせんべいをつまみに。杉浦さんは5月末で新しい経営者の方へゲストハウスの経営を任せ、しばらくゆっくりされるとのこと。YOMSを始められたのは杉浦さんが物件を紹介してくださったのが大きなきっかけになっている。改装も手伝っていただいた。お疲れさまでした。


29日(木)

朝5時に目が覚める。東京に行く直前で興奮しているのだろうか。この際だと読書を進め、『自由時間』読み終える。朝ごはん、お弁当の準備。

まども起きてきて、モーニングへ行く。ノートにドローイングを描き、磯崎新『空間へ』読み始める。出て、作業部屋へ。東京に持って行く絵を3枚ほど選ぶ。ついでに絵の続きも少し。フリーペーパーの刷り損じを切ってコラージュする。

開店。この日も昨日ほどではないが発送件数が多かった。絵の梱包などもやる。店頭買取3件。お客さんは瀬戸芸の春会期が終わり少なくなるかと思いきや、まずまずだった。品出しもアートや哲学、料理など割とできた。東京での予定もだいぶ固まる。

現代アートの場の、サロンぽい雰囲気がどうも苦手だ。かったるい。もっと風通しが良くならないものか…と愚痴ったところでしょうがないので、店を通じて何かもっと自分の理想に近い人、モノ、お金、などの流れを作れたらと思う。良い記憶も嫌な記憶も飲み込んで、「全て壊してしまいたい」と「誰も傷つけたくない」を同時に実現しようとする時の遠心力でもって、生活を飛躍させたい。それは必ずしもアートの場で起こることではないし、日常に起こる誰にも語られない一瞬だったりもするだろう。

閉店後、すぐ帰宅。風呂。着替えなどをまとめる。まどの本棚からちくま文庫の『余生まんが』を借りて読む。奥田亜紀子さんの『あんきらこんきら』はめまぐるしく変わるアングルと時間軸が、どこかマジックリアリズムの小説を思い起こさせる。そういえば奥田さんは最近SNSで『百年の孤独』について書いていた。そしてラストに収録された楳図かずお『Rojin』が凄まじい。この作品が序盤にきていたら、他の作品の印象が薄くなってしまったかもしれない。しかし調べてみると『Rojin』はいろんな単行本や文庫に過去収録されているようだった。もっと読まないとなぁ。


30日(金)

朝7時半に起きる。軽くごはん。余っていたミニトマトなんかも食べておく。

荷物をまとめて、久々にDORSIAへ。店内にヒマさんの詩(著名なアーティストの詩か文章を一部アレンジしたもののようだ)のポスターが貼られていて、Instagramのストーリーに上げると、ヒマさんから「これからDORSIAでTOKYO ART BOOK FAIRの人と会うのでよかったら齋藤さんも一緒に」とお誘いを受ける。まどと話したり、少し本を読んだりして待つ。まどは作業があるため帰り、入れ替わりでヒマさんと汐入さん、TABFの東さんがやってくる。いろいろお話。福岡のあたりにある面白いお店の情報を聞く。ヒマさんと話すのもなんだか久しぶりだな。

100均に寄ったり、お弁当を買ったりして店へ。開店。店頭買取3件。ヒマさん汐入さん東さんも寄ってくださり、こないだ作ったフリーペーパーを渡す。品出し、荷物の整理。『Tさんインタビュー』も東京で会う人に渡せたらと少し増刷する。

明日は東京。

2025年5月27日火曜日

開いていられる(2025年05月26~27日)

25日(日)夜

閉店間際、善通寺に住んでいるというお客さんといろいろ話す。最近福岡と久留米に行ってきたそうで、久留米で古物商をやっている鋤田収集事務所さんがYOMSのことを話してくれていたとのこと。鋤田さんは音楽イベントの企画などにも関わっているようで、以前からとても気になっていた。以前『休みの集い』に出てもらったタイキさんにも久しぶりに会いたいし、やはりできるだけ早いうちに福岡には行っておきたい。


26日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。昨日来てくれた海外の建築士のお客さんから、香川や瀬戸内の建築に関する本は何かないかと問い合わせがくる。少しやりとりがはずみ、励ましの言葉もいただく。ありがたいことだ。

まどとまた南へ。井戸川射子『無形』続き読む。出て、スーパーでコピー用紙を買い、店へ。開店時間にはまだ早いが作業。フリーペーパーの印刷などやる。

開店。開店直後に些末事研究福田さんが来て、最新号を納品してくれる。記念すべき10号目、表紙はまどが描いている。漫画も少し。いつもより書き手が少ないような気がしていたけど、福田さん、内澤旬子さん、荻原魚雷さんの3名による鼎談は50ページ弱のボリュームがあり、読み応えがありそう。フリーペーパーの製本作業をやりつつ、品出しや発送準備を進める。夜20時になって、丗界さんの冊子をウェブショップに追加。絶対に購入するぞとスマホやパソコンの前でじりじりしている人がいると思うと緊張した。20分弱で追加分20部は完売。その後、YOMSでもいくつか写真集を扱わせてもらっている富澤大輔さんが来てくれる。初めてお会いした。愛媛で撮影の案件があったとのこと。いろいろお話する。丗界さんの冊子の件で緊張していたのもあり、若干変なテンションになってしまったかもしれない。台湾で買ったというお菓子と、最新作の写真集をいただいた。うれしい。

閉店後、帳簿付けを済ませ、明日早朝に予定しているエアコンクリーニングのための片付けをやる。ヘトヘト。


27日(火)

朝7時半に起きる。軽く朝ごはんを食べて早速外出。店に着くと既に業者さんは到着していて、入り口のあたりに道具が置かれていた。クリーニング開始。自分はレジでフリーペーパーの製本作業をやる。1時間~1時間半ほどかかるかと思いますと聞かされていたけど、きっかり1時間半で作業は終了。室外機までピカピカになった。うちは路面店ということもあり、排ガスなどで室外機が汚れやすいようだ。100均で買い物。棚をどかしたついでに、普段手の届かないところの掃除をする。

まどと合流し、高松駅まで歩く。久しぶりに駅2階の立ち食い寿司店『七幸』へ。店員さんが増えていて、SNSにも力を入れているようだった。最近2人ともおすすめにぎりのセットにする。鯛、さわらなどどれもネタが肉厚でおいしかった。まどは途中でお腹いっぱいになったようだし、次は単品で頼みたい。

プロントに入って読書。『無形』読み終える。ノートに少しドローイング。

店に戻る。掃除。棚の改良(ちょっとした、ほとんど目に付かない部分)をして、zineなどの品物を戻していく。考えながら整理したので、昨晩品物を棚から出した時の3倍くらい時間がかかってしまった。しかしいろいろなところがきれいになったのでOK。途中八百屋に行って買い出し。

スーパーに寄って帰り、料理。キャベツと玉ねぎの味噌汁、ほうれん草ともやしのナムル、そら豆と牛肉のにんにく炒めを作る。このところ定休日は外食が多かったので、久しぶりの料理だった。しかしなんだか寿司とか牛肉とか、いいものを食べている。まどがチョコミントアイスを買ってきてくれた。

東京に住んでいた頃は、よく公共の場でゲリラ的に絵を発表していた。しかし高松に引っ越してからはほとんどそういうことはやっていないし、あまりやるつもりもない。高松は狭い街だから…というわけではなく、店を始めてからは特に、この辺に住んでいる人達ときちんと向き合って生きていこうという思いが強くなった。何かやるなら事前にきちんと相談したい。開(ひら)けていたい。そういう意味でも、店はゆっくりと自分のペースで開いていられる。古書店を続けて、いろんな人がいろんな趣味趣向や意志を持っていているんだなと実感できたのが意識の変化にもつながっているんだろうと思う。

再び店へ行き、明日バイトN君が来てくれる予定なのでそのための準備。ブログの更新。

発送がたまっているけど、今日のところは帰ります。

2025年5月25日日曜日

いろいろ日記(2025年05月22~25日)

21日(水)夜

23時頃まで残業し、帰宅。まどと魚豊『ようこそ!FACTへ』の話で盛り上がる。コンビニでプリントした田中菫さんの”HOT MILK LETTERS"最新号を読み、シャワーを浴びて寝る。


22日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の用意。コーヒーを淹れ、ホセ・ドノソ『隣りの庭』続き読む。

外出。作業部屋へ行き、CDや画材の片付け。CD思ったよりもたくさんある。ロスアプソンで買ったチャーハンさんのmixCD、ZAO(フランスのジャズロック)など聞く。少し絵の続きもやった。

開店。昨日かなり忙しかったので、この日はゆっくり目に作業。CDRなんかも焼く。Hさんよりうれしい連絡入り、相談を受けたのでいろいろ返信。楽しみだ。

絵でも店でも、誰かに「これだったら自分にもできるかもしれない」と行動につながる何かを感じてもらえるようなことがやりたい。自分があまり洗練に興味が持てない(洗練志向のものへの敬意はあるつもりですが)のは、その辺に関係があるのだろう。

閉店後、本を発送し、フリーペーパー用の原稿作り。今月末からの神奈川/東京旅行で人に会う用事が多いので、久しぶりに何か渡せるものを作ろうかとなった。最初はAdobe Frescoで絵を描いてみるが、いまいちうまくいかない。結局ノートに描いたドローイングをPhotoshopで加工し、これをプリントして手でコラージュしていくことにする。この日はプリントまで。

帰宅、シャワー。少し読書して寝る。朝方は少し寒かった。


23日(金)

朝7時半に起き、朝ごはん。この日はまども早起き。お弁当を用意し、『隣りの庭』読み終え、鈴木竜太『経営組織論』続き久々に読む。教科書的な本だけど、やはりそれだけに内容の密度は高い。社会学の基礎的な内容もたくさん盛り込まれている。洗濯。

まどと外出、南に入る。『ルーシー・リーの陶磁器たち』読み始める。ノートにドローイング。

開店。小物コーナーが最近売れているので、マッチやメノウ、手芸カードなどを補充。まいこさんが『こんまい高松マップ』の納品に来てくれる。これは高松駅/高松港から商店街アーケード付近のお店を紹介したマップで、書き込みが推奨されている。視覚、聴覚などの五感と場所との関係についての短いエッセイのような文章も載っており、よくある観光ガイドブックとは違った微細な感覚への意識が窺われる。この日は本の品出しはあまりせずに、フリーペーパーの原稿を作る。昨日プリントした素材は結局使わず、ドローイングの断片をPhotoshopで切り抜き、配置した。断片の数が多く、また印刷・製本した際の微妙な位置調整などもあり、それなりに時間がかかる。夜に完成。閉店時間を過ぎてからも発送準備や帳簿付けなどをやった。

帰宅。ルーシー・リー読み終えて寝る。


24日(土)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を用意して外出。この日はアルバイトN君に新しいネット出品作業を教える日。外は雨、めずらしく一日中降るとの予報。

店に着き、少し品出しなどやる。N君諸事情で少し遅れ、10時頃から作業開始。何冊か家にも持ち帰ってやってもらうことにした。

開店。店頭買取1件。品出し、均一本の補充。Hさんとお母さんが、販売用の冊子を納品しに来てくれた。以前持ってきてくれた版では本名を記載していたのが、今回はペンネームの『丗界』となっている(よって、今後は丗界さんと書きます)。20部納品されたうちの半分をネット販売用、もう半分を店舗販売用にすることに。まいこさんも高松マップの追加分を持ってきてくれる。夜、YOMSの開店当初にポーランドからzineを送ってくれたアンナさんが来てくれる。アンナさんはklub zinというレーベル名で出版を手掛けていて、現在日本に長期滞在中とのこと。zineを送ってくれてからもう7年くらいの時間が経ってしまい、ろくにこちらから連絡もしていなかったけど、こうして香川まで訪ねてくれて話ができたのがうれしい。店を続けていられて本当に良かったなと思う。19時になり、丗界さんの冊子のネット販売開始。なんと6分ほどで売り切れてしまう。驚いた。丗界さんに伝えると、号泣したようだった。その後両親と3人で店に来てくれて、しみじみと話す。

閉店後、ルクスで行われているイベントに行く。生物さん主催のイベントで、出演者はルクスのまいちゃんを除いてほぼ県外の方という珍しいブッキング。18時開始なので自分は後半しか見れなかったけど、楽しかった。Daisuke YoshinO)))さんはモジュラーシンセから始まってスピリチュアルジャズ、民謡、ダブなどいろんな音楽をかけていてとてもいい感じ。mezaの片岡さんとも去年の『休みの集い』以来久々に会い、また何かやりましょうと話す。服部さん、堀金君、平尾君とブラジル音楽の話ができたのも良かった。

帰宅。ビールを飲みすぎた。シャワーを浴びて寝る。

アンナさんがやっているklub zinのinstagramはこちら。


25日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。洗濯物畳む。ネットでスニーカーを注文。まどと外出し、南に入って読書。井戸川射子『無形』読み始める。ノートにドローイング。

開店。昨日売れた丗界さんの冊子を中心に、ずっと梱包作業。この日もさらに20部を追加納品してくれて、明日の夜8時からウェブショップで販売しようということになる。海外からのお客さんが堀嵜那奈さんのCDやナガバサヨさんの小さな作品を買ってくれたのもうれしかった。このところ小物コーナーもけっこう動きがある。アンナさんは祖谷のかずら橋を渡っていた。

今日はこれからフリーペーパーの増刷作業。

2025年5月21日水曜日

ドライブ、佐渡(2025年05月20~21日)

19日(月)夜

閉店後、在庫整理作業、本の発送、帳簿付け。22時半くらいになってしまったが、作業部屋に行き少し絵を進める。けっこういい感じ。帰宅、シャワー浴びる。ホセ・ドノソ『隣りの庭』少し読み進めて寝る。


20日(火)

朝7時半に起きる。朝からなんだか暑い…と思ったら、この日の最高気温は29度。とりあえずまどと外出。南に入り、モーニング。ノートにドローイング。

レンタカーを借りて出発。Tamba TrioやErasmo Carlosなど、ブラジルの音楽を聴きながら丸亀へ向かう。天気は快晴、ドライブ日和だ。MIMOKAで猪熊弦一郎展見る。これは猪熊の文化人としての側面や、建築家との協働、デザイナーとしての仕事などに焦点を当てた展覧会。前からこういう展覧会が見たかった。装幀の仕事や、1952年に初めて日本に輸入されたイームズチェアなども展示されており、興味深い内容。

琴平方面に車を走らせる。先月初めて行ってとてもおいしかった極楽孔雀さんへまた行ってみるが、ランチのカレーが無くなってしまったようで、既に閉店していた。残念。琴平の街なかに行き、うどん屋さんへ入る。久しぶりに観光客のうどん屋に行った。なんとなく足らず、テイクアウトのタコスも食べる。まどはソフトクリームを食べていた。

まんのうの塩入温泉へ行く。ロッジもあり、予約すれば泊まれるようだ。森に囲まれた景色を見ながらの外気浴は気持ちよかった。

Podcast『ゼーロンの背中』を聞きながら高松へと戻る。久しぶりにブックカフェソローへ。店内奥がリニューアルされ、店主宮脇さんの作業部屋になっている。宮脇さんは現在野外フェスティバル『いのちの祭り』のドキュメンタリー映画制作で忙しそう。まどは店内の写真を撮っている。namiの北村さんもやってきて、4人でいろいろ話す。いつの間にか3時間もしゃべっていた。スーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』購入。

温泉が効いたのか、体がぐったり。車を停めてアピスパイスでカレーなど食べる。スクティおいしい。そういえば羊肉が食べたいと思っていたんだった。

帰宅。買取で入っていた、魚豊『ようこそ!FACTへ』全4巻を一気読み。疲れたし1巻だけ読もうかなと思っていたら、面白くて全部読んでしまった。3巻の、陰謀が加速していく様子には思わず声を出して笑ってしまう。陰謀論がテーマではあるけど、最初から最後まできちんと恋愛ドラマとして描かれていて、ぐいぐいと引っ張られる。ラストとても良かった。


21日(水)

朝8時前に起きる。洗濯をして、軽く朝ごはん。レンタカーを返して、さすがに定休日にしっかり遊ぶとお金がなくなるなぁと思いつつ、またこの日も喫茶店に入る。『隣りの庭』続き。けっこう読めた。レターパックやCD用の不織布ケース、お弁当など購入して店へ。

少し早めの開店。ずっと小雨が降っていたけど、お客さんの入りは少ないというほどではなかった。品出し、発送準備進める。発送件数が多く、時間がかかった。店頭買取2件。小説文庫本、ファッション、建築、アート関連など。とてもありがたい。きゅう!のカナさんが来てくれて、Hさんの山東京伝現代語訳が気になるというので見てもらう。Hさんご家族はよくきゅうまでカレーを食べに来ていたようだ。カナさん「あの子がこんなに…」と感慨深そうに見ているので、1部差し上げることに。自分もなんだかうれしくなった。夜にはルヌガンガの中村さんも来てくれて、久しぶりにあれこれお話する。

新潟県佐渡市でタガヤス君がやっているドーナツ店『タガヤス堂』が最近リニューアルしたようで、今までテイクアウトのみだったのが店内でも食べられるようになったとのこと。イートインスペースには私の絵が飾られている。タガヤス君のパートナーのゆきのちゃんが写真を送ってくれたけど、店内とても素敵な雰囲気だ。『タガヤス堂』の隣にはゆきのちゃんがやっている書店『ニカラ』もある。去年やっと初めて行くことができた。佐渡にはまだまだ行ってみたいところがたくさんあるけど、次に行くのはいつになるだろうか。

閉店時間を過ぎても発送、ブログ更新でもうこんな時間。帳簿付けをやってもう今日は帰ろうと思う。

2025年5月19日月曜日

片付けスイッチ(2025年05月18~19日)

17日(土)

のんびり構えていたら意外と発送件数が多く、閉店時間を過ぎても梱包や帳簿付けなどの作業。帰宅、風呂。レコード・コレクターズ2012年2月号、フィル・スペクター特集読み終える。最近よく聞いていた『ニッポン・モダンタイムス』シリーズの記事もあった。これは戦前のSP盤に収録されたジャズソングをまとめた、とてもボリュームのあるコンピレーション。


18日(日)

朝8時半に起きる。ご飯を食べてお弁当の準備。まどと外出、この日も南へ行く。暑い。ホセ・ドノソ『隣りの庭』読み始める。ノートにドローイング。

先日、YOMSに山東京伝の黄表紙を現代語訳したフリーペーパーを持ってきてくれた高校3年生のHさんが、くずし字解読にはまった過程をnoteにまとめている。SNSで、韓国文学の翻訳で知られる斎藤真理子さんも反応していた。
読んでみると、解読にはまってからフリーペーパーができるまでわずか半年しか経っていないことに驚いた。すごいエネルギーだ。

100均で封筒やビニール袋を買い、店に行く。開店。均一本の補充、発送準備、品出しなど。Tさん来られ、昨日M君が持ってきてくれた香川県の高校の文化祭の歴史の冊子(長い…)を見てもらう。M君から聞いた、観音寺にあった古本屋のことはTさんもご存知だった。先日、京都のDOMAへ『Tさんインタビュー』を送り、DOMA店主の西山さんにも好評だったことをお伝えする。

この日もなんだかんだで残業し、22時半頃に帳簿付けが完了。途中本の発送ついでにスーパーに寄り、あずきバーを買って食べた。YouTubeで、屋根裏ハイツ『未来が立ってる』見る。帰宅。シャワーを浴びて、少し本を読んで寝た。


19日(月)

朝7時半に起きる。起きた時に「今日はなんかやれそうだ」という予感がして、午前中は作業部屋の片付けに集中しようと決める。朝ごはんを食べてさっさと外出。ゴミ袋を持って作業部屋に行き、もう持っていてもしょうがなさそうなものを選別してどんどん放り込んでいく。いざスイッチが入ると早い。コロコロで細かいゴミも取る。柴崎祐二さんと川勝徳重さんのPodcast『ゼーロンの背中』聴きながらやった。タイトルは牧野信一から。お2人とも博識だ。

10時をまわり、100均に行って収納グッズを買い、お弁当を買い、戻る。少し物の整理をして、店内の掃除。

たまに「買う客か買わない客か、見てわかるもんですか」と聞かれることがある。しかし、ある程度長く店をやっていると「誰がどんな本を買っていくかわからないもんだな」と思わせられる経験が増えていくような気がする。なのでぱっと見ではやはりわからない。まずはあまり店主の視線を気にせず、ふらっと足を運んでほしいと思う。

開店。この日は片付けのスイッチが入った勢いで、品出しは控えめに在庫やレジスペース内にあるCDの整理を中心にやる。発送準備も。ヒデさん来てくれて、少し話す。ヒデさんには以前少しお願いをしていて、今日もそのことを言うと、近々また連絡するとの返事。山のほうに住んでいるお客さんが来られる。箸蔵寺のロープウェイを使わずに途中まで行ける山道を登ろうとしたら、崖沿いの細くて落石だらけの道であきらめたという話をすると、「あの道は序の口。国道なのに未舗装でしかもそこそこ対向車も来るような道があの辺にはけっこうある」と言われてしまう。まじか。しかし無理は禁物、後悔はしていない。

今日はもう少し片付けをして、絵を描いてから帰りたい。明日はドライブ。

2025年5月17日土曜日

コラージュ(2025年05月15~17日)

14日(水)夜

作業部屋の片付けをやろうと思っていたけど、他の作業を23時くらいまでやってしまう。帰宅。お酒飲みながらメルロ=ポンティ『眼と精神』読み終える。面白かった。また読み返したい。


15日(木)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べながら映画。Roscoe Arbuckle "Moonshine"見る。監督作ではないけど、キートンが出演している。お弁当の用意。背中の肩甲骨から首筋にかけてが痛い。赤瀬川原平『ピストルとマヨネーズ』読み始める。まどと外出し、南でモーニング。行く途中で嫌な出来事に立て続けに遭遇し、気分がそがれてしまう。読書、ノートにドローイング。店に戻る途中、ドローイングをコピー機で拡大してみる。200%を2回繰り返すと、線が荒れて良い質感になった。

開店。この日は背中の痛みが取れず、午前中の気持ちも引きずったままで集中できず。売り上げはネット出品していた高めの商品が売れたりでなんとかなった。やらなければと思っていた領収書の入力はできたし、届いていた浅沼弥沙さんの写真集も品出しできたし、それだけでもよしとするか。ここ最近、夜に海外の観光客の来店が多い。見ていくだけの人もいればそこそこ買っていく人もいる。要するに国内のお客さんと同じ。閉店後、少しCDRを焼いたりする。

本を発送し、ルクスに行く。6/4に予定している村上巨樹さんのミャンマー音楽トークで使うスクリーンをテスト。最近イベント用に買ったものでまだ実際に使ったことはないとのことだったけど、伸縮性のある素材でピンと張れるし、大きさも問題ない。写真を撮って村上さんへ送る。さくらちゃんがいて、絵の話を聞く。さくらちゃんは描いたイラストをTikTokやXに投稿していて、いわゆる地雷系のカップルなどからたまにDMでイラストを描いてほしいと依頼があるそう。お金の支払いはPayPay経由。TikTokはここ最近自傷行為を連想させるような傷や血の表現に対して厳しくなったらしく、投稿するとすぐに消されてしまうそうだ。帰宅。シャワーを浴び、『ピストルとマヨネーズ』続き読んで寝る。


16日(金)

朝9時半に起きる。9時間弱寝て、背中の痛みもかなり取れた。寝違えや筋の痛みは揉んだりせずにじっとしているのが良いらしいとまども言っていた。朝ごはん、洗い物、お弁当の準備。

外出。今にも雨が降り出しそうな空模様。スーパーでコーヒーとお菓子を買って作業部屋へ。こないだ切ったベニヤ板に、昨日コピーしたドローイングやだいぶ前に買ったキャンバスを木工ボンドで貼り付ける。20代の頃はよくこうやってコラージュで絵の下地を作っていたけど、最近とんとやらなくなった。指がボンドでベタベタになったけど、なんだか懐かしい感じ。

開店。発送準備、在庫整理、ネット出品など進める。店頭買取1件。

この日はほぼ定時で帰宅。YouTubeにて公開されているバストリオ『一匹のモンタージュ リクリエーション』を見る。2023年10月にこまばアゴラ劇場にて行われた公演の記録。思っていたよりも散文的で、テンポが速い。香川ではこういった演劇を見る機会が少ないので映像だけでもありがたい、しかしやはり生で見たくなる、生で見たらこんな寄りで役者の顔を見ることはない、映像で見るというのは当たり前だけど誰かの視点を借りているということなんだよな、といろいろなことを考えた。

『ピストルとマヨネーズ』読み終えて寝る。夜明け頃に一度目が覚めた。


17日(土)

朝8時前に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。この日は家のエアコンのクリーニング。まどはエアコンをつけるとくしゃみが止まらなくなるのだけど、業者に頼んできれいにしてもらえばいくらかは楽になるだろうか。

早めの外出、朝方に降った雨は止んで空も明るくなってきた。1人で南に入る。レコード・コレクターズの2012年2月号、フィル・スペクター特集を読み始める。途中からドローイングを描こうと思っていたけど、面白くてつい読みふけってしまった。

作業部屋へ。昨日に引き続き、コピーしたドローイングを板に貼り(この日はスプレーのりを使う)、上からガッシュで描いていく。下地をコラージュで作るのはもう昔からずいぶんやってきているけど、今回はここへさらに最近の塗りの感じを盛り込みたい。

開店。店のエアコンのクリーニングを予約。品出し、発送進める。店頭買取1件。M君が来て、先日教えてくれた香川県の戦後の高校の文化祭の歴史をまとめた冊子を持ってきてくれる。作ったのは県内に住む30代半ばの男性だそうで、足掛け10年ほどをかけて製作したとのこと。すごいな。Tシャツにハーフパンツのお客さんが多いと思ったら、この日の最高気温は30度だったようだ。さすがに明日はまた下がるそうだけど、一体真夏にはどうなってしまうのか。

今日は少し絵を進めて帰る。

2025年5月14日水曜日

高松さんぽ(2025年05月13~14日)

12日(月)夜

閉店後、帳簿付けの作業をやり、少しCDRを焼いたり。帰宅。牧野信一『バラルダ物語』読み始める。


13日(火)

朝7時半に起きる。20連勤を終えてやっと久しぶりの休日。洗濯をやり、早速モーニングに行こうかとなる。南に入り読書。いつもだと途中からドローイングを描いたり、他のことをやり始めることが多いけど、この日は本に集中した。

南を出て宮脇書店に行き、入沢康夫『詩の構造についての覚え書』購入。最近あまり詩を読んでないな。

高松市美術館でエドワード・ゴーリー展見る。ペンで細かく描き込まれた小さな作品が続く。想像以上に小さい。東京などで見たら混雑してじっくり見るのは難しいかもしれないな。高松市美は常設展もいつも良い。

高松駅方面へと歩く。日なたは暑い。駅の2階にある立ち食い寿司店『七幸』に行くが、設備点検とのことで臨時休業中。残念。オルネのオープンと同じ時期に開店した駅1階の寿司屋へ。ちょうど昼ご飯の時間帯で、ビジネスマンが多い。10貫ほどのランチセットを頼んだ。

あなぶきアリーナを通り、海沿いを散歩。高松港のデッキでカフェオレを飲みながらまた読書。『バラルダ物語』読み終える。高松港に設置されたトレーラーハウスのような仮設小屋で、ホンマタカシとUNHCRによる作品展示を見る。文章と映像、タブロイド紙による構成。先日YOMSに来てくれた浅見さんがディレクション?で関わっているようだった。

商店街まで戻り、カフェに入る。途中まで読んでずっと放ってあったメルロ=ポンティ『眼と精神』を久しぶりに読み進める。

「幼児がまだ自分自身と他人との区別を知らない状態の時でさえ、すでに精神の発生が始まっているのだと仮定すれば、他人知覚も理解できるようになるのです。」(p136)

まどは疲れたようで家で昼寝。自分はサウナへ行く。久々に行ったら外気浴がかなり気持ちよかった。出る時にカンデラの矢野君と入れ違いになる。矢野君は現在新店舗の改装中、でき上がるのが楽しみ。

八百屋や100均で買い物。作業部屋へ行き、少し絵の続きをやる。思ったより進んだ。まどと合流し、raiさんへ行く。初めて食べた牛中おちガーリックがとてもおいしく、ビールを飲む。帰り道、奥田さんおすすめのジャイアントコーン黄色をまた買って、食べながら歩いた。歩ける範囲で美術館も書店も喫茶店も海もまわれて、おいしいお店もあって、高松はやはり良い街だなと思う。定期的にこういう過ごし方をして噛み締めておきたい。

帰宅。井上梅次『死の十字路』見る。原作は江戸川乱歩。三國連太郎はこういうエゴイスティックな男がはまるな。死体を井戸に投げ入れる場面の緊張感。原作未読だったので、ラストのどんでん返しも楽しめた。『眼と精神』読み進めて寝る。


14日(水)

朝7時半に起き、朝ごはん。料理。煮物、小松菜のおひたし、親子丼作る。洗濯物たたむ。コーヒー飲みながら『眼と精神』続き。

「彼が両義性を受動的に受けとるだけであれば、その両義性は〈あいまい〉と呼ばれます。しかし、最も偉大な人たちにあっては、両義性は主題となるのであり、確実性をおびやかすどころか、その確立に寄与します。」(p199)

お弁当を用意して外出。サウナへ昨日忘れた腕時計を取りに行き、八百屋で買い物。作業部屋で絵の続き。無事に完成する。

開店。この日は品出しをがんばる。神奈川に住んでいる浅沼弥沙さんから新作の写真集が届いたので振り込み。出張買取分の振り込み。先日お預かりした分の支払いが1件。さらに新規の店頭買取が2件。支払の多かった日。発送も多く、なかなか忙しかった。数日前にも来た韓国からのお客さんが再び来て、けっこう買ってくれた。海外からの来客はゴールデンウィーク後のほうが多いかもしれない。

今日は作業部屋の片付けをやりたい。

2025年5月12日月曜日

連勤終わり(2025年05月10~12日)

09日(金)

この日は閉店時間にちょうどよく仕事を切り上げることができた。本を発送して帰宅。風呂に入り、お酒を飲みながら小島信夫『夫のいない部屋』読み終える。続いてロラン・バルト『美術論集』少し読み、寝る。


10日(土)

朝8時に起きる。今日もバスター・キートンを見ながら朝ごはん。”The Balloonatic"を見た。お弁当の準備。なんとなくやるべきことが定まらずぼーっとしてしまうが、とりあえず外出。酒屋までビールなど飲み物の買い出しへ行く。

開店。海洋生物などに詳しいMさん来てくれて、いろいろお話。県内のいろんな学校の学級新聞を集めて、学級新聞に取り上げられている様々な事柄の年表を作っている方がいるとのこと。冊子も学会誌のような簡素なつくりで小部数での発行のようだけど、見てみたい。

15時前にまどと少し店番を交代し、Centerにて行われている田中ヒサミさんの個展を見に行く。昨日ヒサミさんと話したところでは、15年前に自分が秋葉原にあったisland mediumというギャラリーでやった個展でお会いしたのが最後だったようだ。ヒサミさんの作品はwaitingroomなどで見たことがあったけど、もうそれもだいぶ前の話で、その頃からだいぶ作風も変化している。油絵具も使われている。「最近顔を描けるようになってきた」とのこと。自分は抽象的な絵が増えてきていて、ヒサミさんとは逆の方向へ向かっている。

店に戻り、発送準備や品出しの続きをやる。

閉店後、作業部屋で絵の続き。二枚交互に進める。一枚があまりうまくいかず、もう一枚はまずまずいい感じになった。


11日(日)

朝8時に起きる。この日も朝キートン。”Day Dream”見る。だいたい長さが30分弱なので、ごはんを食べながら見るのにちょうどいい。お弁当の準備。

まどと外出、モーニングへ。ロラン・バルト『美術論集』読み進める。割と長めのサイ・トゥオンブリーの章などもあるが、いまいち引っ掛からず。ノートに絵を描く。

作業部屋でキャンバスの続き。けっこういい感じ。

開店。この日は夜ライブへ行くため18時半までの営業。品出し、発送準備など進める。小物コーナーにも商品を補充。

早めに閉店し、本を発送して燦庫へ。池間由布子さんのライブを見る。伸びやかな声とギターの2時間、とても良かった。前回高松にいらした時よりもかなりお客さんの数が増えていて、ほぼ満員状態。立ち見の人もいたようだ。

週刊文春の宇垣美里のコラムページでまどの『怪獣を解剖する』が取り上げられている。1ページ丸ごと使われているなんてすごいな。

店に戻って帳簿付けをやる。市原さんが覗いてくれたので、ミャンマー音楽トークのチラシを渡す。帰宅。まどは映画を見ていた。新しいネームを送ったようだ。『美術論集』読み終えて寝る。


12日(月)

朝8時に起きる。この日も朝キートン、”My Wife's Relations"見る。お弁当の準備をして外出。100均でCDを入れるケースを買ったり、パッケージプラザで絵を梱包するためのプチプチを買ったり。大きいプチプチのロールを持って店まで戻り、絵の続きを少しやる。

開店。この日は20連勤の最終日。かなりのんびりと均一本の補充や品出し、発送準備などをやった。店頭買取1件。持ってきてくださったお客さんと世間話をする。あまりのんびりしても逆にだるくなってしまうなと感じた。

閉店後、本を発送し、チャローさんへミャンマー音楽トークのチラシを持って行く。帰宅。明日は久しぶりの休みだ。

2025年5月9日金曜日

こういうもの(2025年04月07~09日)

06日(火)夜

在庫整理をやろうと思っていたところ、まどから「家が停電した」との連絡が入る。店のあたりはどうやら問題ない模様。少し時間が経ってまた電気はついたが、念のため店で合流し、一緒に帰ることにする。SNSで奥田亜紀子さんが最近布教しているジャイアントコーン黄色をスーパーで購入。

シャワーを浴び、サミュエル・フラー『バトルロイヤル』読み終え、トム・ルッツ『無目的』少し読み進めて寝る。


07日(水)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、お弁当を準備し、まどと外出。南に入りモーニング。ノートにドローイングを描き、読書。電話がある。どうやら用事を忘れていたようで、12時に行くことになる。店の開店を遅らせた。

開店。この日は非常にいろんなことがあり、疲れた。しかし良いこともあった。まどの『怪獣を解剖する』の重版が決定。そして小物コーナーに置いていた自分の絵を中国から来た男の子が買ってくれた。県外からの通販依頼もあった。アルバイトMさんが来て本の受け渡しと支払い、CRX magazineの品出し。

閉店時間を過ぎてもなかなか作業終わらず。帰って風呂。『無目的』読み終えて寝る。

「自分を疑うことは、無目的性の影の部分であり、希望や自由、休息のない無目的性と言える。私たちが「無目的性」を終わらせたいと思っているという事実を露見させる。」(p87)

「スタインおよび老子にとって、日常生活での事実のみが思索の対象であり、思索に全的な価値を置いてはいない。「描写自体は終わらない」「描写を終わらせることは可能」とスタインは書いている。語ることができることは永遠の「道(タオ)」ではないと、老子は語っている。」(p120)


08日(木)

朝8時に起き、朝ごはん。この日もまたモーニング。小島信夫『夫のいない部屋』読み始める。最近けっこう本が読めていて良い感じだ。ノートに少し絵を描く。

店に行き、在庫整理作業。11時半にアルバイトN君来る。再び外出し、買い物。

開店。この日はなんかだらけてしまったが、まあこのところ全然休んでないしと開き直った。よって品出しはそれほどできず。店頭買取1件。預かり分の査定終える。

閉店後、本の発送。ネットで注文したキャンバスが届いたので、作業部屋に行き手をつける。帰って少し読書。


09日(金)

朝8時に起きる。なんとなくヤフオクでCDやレコードを見ていたらあっという間に30分ほど経過。まずい。遅れを取り戻すため(?)朝ごはんを食べながらバスター・キートン『キートンの鍛冶屋』見る。お弁当の準備。外は小雨で暗い。

外出。郵便局で本を発送し、作業部屋の片付け。まだまだ傍から見れば汚いけど、片付けもやろうと心が決まれば楽しい。在庫整理も少し。キャンバスの続きをやる。

一昨日自分の絵が売れたことについて考える。自分の絵はそれほど高くなく(自分がそう思っているだけなので、もちろん高く感じる人もいるだろうけど)、「安すぎませんか?笑」と言われることもある。しかし自分で「この程度のもの」と考えているのではなく、「こういうもの」と考えているから安くしている。この差は大きい。いつまでも絵を「こういうもの」にしておきたいので生業を別の仕事にしているし、古本屋としての日々の作業にも精が出る。そう考えると、絵を描くことと日々の仕事は密接に関係している。

開店。この日は品出しを進めた。均一本もたっぷりと補充。一日中あいにくの天気だったけれど、売り上げはひどいというほどでもなかった。

今日は早めに帰って本を読む。

2025年5月6日火曜日

GW終盤(2025年05月04~06日)

03日(土)夜

閉店後、在庫整理の続きをやる。なかなか大変。ブログの更新をやり、帰宅。風呂。友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』続き読んで寝る。


04日(日)

朝8時に起き、ご飯を食べる。まどと外出。南へ行こうとしたら、そんなことだろうとは思っていたけれど行列ができている。コンビニでカフェオレを買って、この日も公園へ。ノートにドローイング。読書。そういえば、『休みの集い』で使ったベニヤ板や垂木がまだたくさんあるんだった。暑くないうちに切り分けておいて、絵の材料にしよう。久しぶりにコラージュでもやってみるか。スーパーで総菜を買って店に戻る。この日はN君バイト。

開店。在庫整理、品出しを進めていく。店頭買取1件。けっこう棚に本を出せた。均一本もどんどん補充。この日は家族連れのお客さんが多かった。お子さんが親に「この本買いたいんだけど」と相談している様子は見ていてなごむ。海外からのお客さんが、大阪で仕入れたナガバさんの小さな作品を買ってくれた。とてもうれしい。

以前は午前中も仕事を終えた夜にも絵や読書などの作業ができたのに、最近は夜まで体力が続かなくなってきた。いっそ早起きするのが良いだろうか。

閉店後少しCDRを焼いて、帰宅。風呂。『代わりに読む』読み終えて寝る。


05日(月)

朝7時半に起きる。いつもより30分早く起きてみた。朝ごはん、お弁当の用意。洗濯物たたむ。

外出。店に行き、ベランダで『休みの集い』の時に使ったベニヤ板を電ノコを使って切る。コラージュやったり、絵を描いたりして再活用する予定。ついでにベランダのそうじや工具の整理を少しやる。少し時間ができて、公園で読書。サミュエル・フラー『バトルロイヤル』読み始める。快晴の日に公園でフラーの小説を読むのは趣がある。

WAX GATE RECORDSに行き、甘草さんと久々にいろいろお話。歌謡曲のシングル盤を3枚ほど買い、ミャンマー音楽トークのチラシをお渡しする。

開店。この日は品出し、発送準備、お預かり分の査定など。夜になると客足がパタリと途絶えてしまった。周りの飲食店も今日は休みのところが多い。

SNSでのとある投稿で、常磐町に『喫茶ウルトラマン』という名前の喫茶店があったことを知る。すごい名前。店内に関連のグッズがあったりしたのだろうか。カフェ/パブの『こじきむら』というお店もあったらしい(こちらは所在地不明)。こちらもすごい名前だ。店長は元ヒッピー?

閉店後、本を出荷。ウイスキーを飲みながら、アルフレッド・ワーカー『夜歩く男』見る。この映画は、クレジットすらされていないが、アンソニー・マンがけっこうな部分撮影したというのが定説になっているようだ。ブラインド越しに人物へと差すストライプ状の光、中盤の犯人をはめようと画策する場面の陰影の緊迫感、ラストの地下水路での銃撃戦の残響。

帰宅。『バトルロイヤル』読み進めて寝る。


06日(火・祝)

朝9時に起きる。よく寝た。外は暗く、雨が少し降っている。朝ごはんを食べて、まどの淹れてくれたコーヒーを飲みながら読書。外出。中央郵便局まで行って本を発送し、レターパックを購入。100均でCDの収納ケースを買う。

開店。ゴールデンウィーク中により臨時営業。発送準備など進める。お客さんが来てぽつぽつ売れる。『CRX magazine issue 2』届く。YOMSでzineを扱ったこともあるTATA君によるデザインで、印刷は京都のHAND SAW PRESSにて行われている。田中菫さんも今回寄稿しているということで、すぐにTATA君経由で発行人の伊藤さんへ連絡をとった。店頭買取2件。気圧のせいであまり頭は動かないが、こつこつやる。

今日はこれからもう少し在庫整理作業。

2025年5月3日土曜日

連休(2025年05月01~03日)

30日(水)夜

店に残って絵の梱包、レシートの入力/整理。23時くらいまでやって疲れた。帰宅途中にお酒を買いそうになるが、「そういえば家にヨーグルトがあるな」と思い出してやめた。ヨーグルトを常備しておくのは節約になるか。せこいですか。シャワーを浴びて寝る。


01日(木)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べてお弁当の準備。家賃の振り込み、キャンバスや板パネルの注文。

外出。思ったよりも風が冷たい。昨日梱包した絵と本を発送し、店に戻って在庫整理。11時半にバイトのN君が来てくれて、作業開始。

開店。この日は品出し、発送準備、均一本の補充、夜からは返送する絵の梱包など、忙しかった。去年作ったフリーペーパー『Tさんインタビュー』を京都のDOMAにも置いてもらおうと思い、少し導入文を修正して印刷。

閉店、本を発送して帰宅。ウイスキーを飲みながらトッド・ブラウニング『悪魔の人形』見る。ストーリーの芯の部分はしっかりとした人間ドラマだけど、そこにブラウニングらしい社会的弱者への眼差しや特撮的な演出がほどよく絡み合っていて、とても面白かった。単なる復讐劇で終わらせないオチも良い。風呂に入り、友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』少し読んで寝る。


02日(金)

朝8時に起き、まどの作ってくれた味噌汁を飲んでお弁当の準備。絵の返送の件で方々へと連絡。

外出。一旦店まで行き、荷物を置いて、絵を郵便局で発送。まどと合流して、昨日に本オープンされたripple coffeeさんへ。このお店はYOMSにもたびたび来てくださっているマルさんが店主を務めている。落ち着いた木の内装がいい感じ。ブランチセットは目玉焼き、ベーコン、サラダ、トーストとかなりボリュームがあり、とてもおいしかった。マルさんがお店を始める前によくコーヒーなどを売りに行っていたという、某研究機関のお話を聞く。プラズマや雷の研究から食品の開発まで、いろいろな分野の研究者が集まっていてかなり面白そうだった。

開店準備をしていると、福岡からハマスさんと『その他の短編ズ』の森脇ひとみさんがやってくる。現在引っ越しの途中だそうで、その道中に寄ってくれたようだ。久しぶりにいろいろお話する。2人とは入れ違い(?)になってしまったけど、今年は福岡へ行きたいと思っていたところだった。店頭買取1件。ほか発送準備や諸々の連絡、昨日N君に出してもらった本の作業など。いろいろ細かいミスをしてしまっている。疲れが出ているのか。

通販で買ったイギリスのフォークバンド、ORAのアルバムがとても良い。1969年リリース。曲の表情は様々で、全体的にサイケ/アシッドな雰囲気が漂っているけど、それほどディープではなく、店のBGMとしてもいけそう。

閉店後、本の発送。この日はBandcamp Friday、NYPになっていたNyege Nyege TapesやSahel Soundsなどの音源をダウンロードする。試聴しながら選んでもそこそこの量になった。ヘロヘロになって帰宅。


03日(土)

朝8時に起き、朝ごはん、お弁当の準備、掃除。外出。WAX GATE RECORDSにミャンマー音楽トークのチラシを持って行こうと店のレジ周りを見るが、なかなか見つからずてこずる。なんとなくだれてしまい、公園へ行くことに。『代わりに読む』続き読む。太陽の光をたっぷり浴びて気持ちも回復。サッカーをやっている人、ベンチに寝転ぶ若者、子連れのお母さんなどいろんな人がいる。ボヤボヤして結局WAX GATEには行けず。

この日の朝日新聞朝刊に、まどの『怪獣を解剖する』書評が掲載。全国紙での掲載なので実家の両親にも連絡する。無事入手できたようだ。

開店。開けてほどなく、小説家の小山田浩子さん夫妻が来店。まどの漫画を読んでくださったようで、感想をいただく。小山田さんの小説は以前から好きで読んでいたので、とてもうれしい。いろんな人の手に届いているんだなあと実感。以前から気になっていた小山田さんの本のフィリップ・ワイズベッカーの装画についても、いろいろ伺うことができた。店頭買取2件。この日は品出しをがんばった。隙間の空いていた絵本コーナーにも補充。夕方、昨日ダウンロードした音源をCDRに焼く。夜は在庫整理も。

今日はこれから本を発送して在庫整理。なんだかGW中に一日くらい、何も気にせずお酒を飲んでみたい気もする。

2025年4月30日水曜日

フリーペーパーの思い出(2025年04月29~30日)

28日(月)夜

閉店後、ブログの更新、帳簿付けなど。スーパーに寄って帰宅。料理。ほうれん草のおひたし、にんじんともやしのナムル、鶏肉と玉ねぎの生姜焼きを作る。シャワーを浴びて寝る。


29日(火)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備。早めに家を出て店へ。この日は夜に絵の撮影があるので、ピックアップしてまとめる。意外と時間かからずに済んだ。100均で乾電池を買って公園へ。ノートにドローイングを描く。よく使うテーブルつきのベンチはかなり古びていて、蟻もよくいるのでまどといる時にはあまり座らないけど、公園もいよいよ再開発が始まるのでその時にはこのベンチも処分されてしまうだろう。作業部屋に戻り、おととい完成した絵に少し手を加える。明日公園でレコードを聴いてみようと思う。ポータブルプレイヤーに先ほど買った電池を入れ、タンゴやジャズのレコードなど選ぶ。

開店。ゴールデンウィーク需要を期待して12~18時の臨時営業。常連さんを中心に、思ったよりお客さんが来た。開けて良かった。徳島からHKさん来て、まどの『解剖、幽霊、密室』の感想…というか、読みながら連想したことをいろいろ伝えてくれる。80年末あたりの精神障害を題材にした映画についての話など、とても面白かった。稲盛さん久々に来てくれる。祖谷で7月11~12日にまた何かやると思うとの話。祖谷も新しい人がけっこう来ているようだ。品出し、発送準備進める。小物コーナーにもいい具合に補充できた。

18時に閉店。本を発送し、午前中にまとめた絵を1階にまで運ぶ。平尾君と合流し、某所で絵の撮影。今回は27枚を撮影した。あと1回やれば終わりか。いろいろ話せたのも良かった。

コンビニでアイスを買い、食べながら帰宅。ヘトヘトに疲れているけど頭の中は覚醒している。なかなか眠れず。次に宅配CDレンタルで何を借りようか考えた。


30日(水)

朝8時に起きる。朝ごはん、シャワー、お弁当の準備。

まどと外出し、市役所に劣化して使えなくなってしまった電動ドライバーのバッテリーを捨てに行く。その後南へ。ノートにドローイング。鈴木竜太『経営組織論』読み始める。今までビジネス書を見てもあまりピンとこなかったけど、この本は面白く読めそうな気がした。

店に行き、昨日撮影した絵の片付け。その後在庫整理。

開店。品出し、在庫整理など進める。店頭買取で段ボール5箱ほどお持ち込み。査定して後ほどご連絡することに。おととい届いてまだ中身を確認していなかった郵送買取の本を確認してお金を振り込む。まどに月曜店番をやってくれた分の給料を払う。しゅう君が来てくれる。こないだのDJ良かったっすと言ってくれて、次に予定している日にちを伝えると、早速スマホに控えてくれた。うれしい。夜は撮影のために借りていた絵の梱包など。

大学の頃からの友人のごんちゃんが、自分が20~25歳の頃、2002~2007年ぐらいに作ったフリーペーパーをたくさん送ってくれた(借り物なので後で返す。しかし20年近くもこうして保管してくれているのはありがたいことだ)。この頃は、自分の体感ではzineという言葉が少しずつ世の中に広まってきた時期。自分の絵をどうにか外へ出したいがギャラリーを借りたりするのもお金がかかるので、フリーペーパーを作ってはいろんなお店に置いてもらっていた。印刷は最初は大学の印刷室にあるリソグラフを使い、卒業後東京へ引っ越してからはセシオン杉並か高円寺北集会所、最終的にはあんさんぶる荻窪でばかり刷っていた。紙の束をカートに乗せ運んだ。あんさんぶるは特に申請用紙への記入や内容チェックも無く、しかもドラムが5色使えるというすごい施設だったけれど、今はもうない。いろんな人が使っていた。あそこで刷られた印刷物を集めるだけでも、何か時代背景が見えてきそう。

今日はこれから梱包作業続き。ある程度終わらせて、明日の午前中にまとめて発送したい。

2025年4月28日月曜日

駆け足日記(2025年04月25~28日)

24日(木)夜

ブログの更新などを22時半までやり、その後絵の続き。


25日(金)

朝8時に起きる。ご飯、お弁当の準備。コーヒーを淹れて、最近入荷したフリーペーパーやzineをまとめて読む。Hさんの山東京伝現代語訳、陶寺さんの詩のフリーペーパー、佐藤さんの詩集、拓人君のHOME VIDEO LETTER。どれも面白かった。

開店。この日は発送件数が多く、品出しはそれほどできず。並行してCDR焼いたりなどもした。店頭で単価の高い商品が売れて気持ちがいい。

29日と6日(いずれも火・祝)も営業することにした。29日は夜に用事があるので18時まで。よくよく考えてみると20連勤だ。6月に東京行くし、稼いでおくか。

閉店後、スーパーに寄って帰る。風呂に入り、『相倉久人にきく昭和歌謡史』をウイスキー飲みつつ読み終える。面白かった。


26日(土)

朝8時に起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。まどと外出し、コンビニでカフェオレを買って公園に行く。ゴールデンウィーク初日でイベントが行われている。ダンスチーム?が踊っていて、音楽の歌詞がよく聞くとハレルヤとか主(しゅ)に感謝とか、全部キリスト教的。

ナルホドで絵の具を買い、作業部屋で絵の続き。インド映画のサントラを聴きながらやる。いい感じ。もう少しで完成しそう。

開店。店頭買取1件、ほか持ち込み1件。品出しをがんばる。佐藤拓人君の新作zineも出し、さっそくウェブショップで注文が入る。岩手の村上巨樹さんより、6月4日にルクスにて開催予定のミャンマー音楽トークのチラシが到着。最近ミャンマーは詐欺グループの拠点や地震などシビアな話題が多いけど、村上さんは昨年末にも現地へ行ったようだ。どんな話が聞けるだろうか。この日は観光客も多く、売り上げは良かった。

閉店後、本を発送して、作業部屋で絵の続き。無事に完成。ミャンマー音楽トークのチラシを持ってルクスに行き、まいちゃんと話す。帰ってシャワーを浴びて寝る。


27日(日)

朝7時半に起きる。お弁当の用意をして、洗濯物をたたむ。味噌汁だけ飲む。まどと外出し、南に入ってモーニング。竜胆寺雄『放浪時代・アパアトの女たちと僕と』読み始める。若々しくも少しきざで、きらきらとした光が覗くような文章。いつの間にかけっこうなページを読み進んでいた。ノートに少しドローイング。

店に行き、レシートの整理をする。東京に行った時に会った、ジョンのサンのメンバーでもある加賀田玲さんの参加しているダンス(と言っていいのだろうか)の公演の映像を見る。山縣太一さん主宰のオフィスマウンテンの公演の一部のようだ。3人の動きやセリフが干渉しあっているような、してないような。加賀田さんの出演している松戸ビリーバーのコントの映像もあったので、それも見る。

ルーツレコードへ久々に行き、ミャンマー音楽トークのチラシを置いてもらう。タンゴとクラシックのレコードも買った。こういう音楽ばかり流すのも楽しそうだな。

開店。この日も国内外のお客さんがけっこう買ってくださった。品出し、発送準備進める。店頭買取1件。アルバイトMさん来て支払いと本の受け渡し。

閉店後、在庫整理をやり、帰宅。風呂。竜胆寺雄読み終える。とても面白くて一気に読んでしまった。


28日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べて、早めに家を出る。郵便局で本を発送し、酒屋でビールやジュースの買い出し。店に戻り、ドリンクメニューを書き換える。在庫整理。

開店。少し品出し。14時になりまどと店番交代、大学院の研究室へ出張買取。これでお伺いするのはもう4回目となる。10箱ほどお預かり。店へ戻り、運び込む。その後ナルホドで筆、GUでズボンを買い車を返却。おみやげにシュークリームとエクレアを買って帰る。この日は雨が降ったり止んだりの変な天気で、お客さんも少なめだった。

明日は火曜日だけど、祝日のため12~18時で臨時営業。夜は絵の撮影がある。

2025年4月24日木曜日

ドライブ(2025年04月22~24日)

21日(月)夜

閉店後、帳簿付けをやり、在庫整理。時間があれば絵の続きもやろうと思っていたけれど、結局できず。帰ってシャワーを浴び、『相倉久人にきく昭和歌謡史』続き読んで寝る。


22日(火)

朝8時起き。この日はまどとドライブ。まずは南へ行きモーニング。『昭和歌謡史』続き。昭和天皇崩御の日、店内BGM用の有線の選曲がクラシックや君が代になり「歌」が排除されていたという話など、面白い。ノートにドローイング描く。

レンタカーを借りて出発。途中寄り道しつつ、西へと向かう。天気は薄曇り。多度津の『いけこうどん』に初訪問。有名店だけど、昼休みの時間帯ではなかったからかそれほど混雑はしていなかった。のれんが猪熊弦一郎だった。セルフではなく席まで注文を取りに来てくれる。まどは梅ざるうどん、自分は鴨ぶっかけうどんと紅しょうが天。どちらもとてもおいしかった。

さらに西へ行き、津嶋神社を見る。この神社は海岸から少し離れた小島にあり、8/4,5の2日間だけ橋が架けられ(正確には、橋梁の上に歩いて渡れるよう板が敷かれる)参拝できるようになる。最寄り駅もこの2日間だけ電車が停まるという珍しい駅。よってこの日は神社に参拝はできなかったが、周りの景色を楽しんだ。海岸には小さな蟹がたくさんいた。

多度津の街中へ。車を停めて、古い建物の残っているあたりを散策し写真を撮る。細い路地がたくさんあって楽しい。元醤油屋さんの木造建築を改装したカフェに入り、高瀬茶を飲みながら休憩。ヒダカナオトさんがイラストを手掛けたグッズを販売するショップコーナーや、お酒の飲めるお店も併設されている。偶然おととい開店されたようで、トートバッグをいただいた。

南へと下っていき、箸蔵寺まで行く。ロープウェイに乗らなくても車で途中まで行けるという情報を頼りにしていたけど、いざその道に入ってみるとすれ違いがかなり難しい崖沿いの細道で、落石も転がっており、断念。ロープウェイも意外と高い。なんとなくやめにする。今度は時間に余裕を持って来よう。

リサイクルショップ(営業中のはずなのに閉まってた)や安い古着屋などをまわって、琴平の無国籍料理店『極楽孔雀』へ行く。カレーが有名なお店のようで、SNSの使い方がとても控えめ(しかしカレーの写真を見るととてもおいしそう)なのが逆に気になっていた。カレーは2種あいがけ(どんなカレーだったか忘れてしまったけど、タコと鶏だったと思う)、それとホタルイカとクレソンのパスタを食べる。どちらもとてもおいしく、「この風味は何によるものなんだろう」ととても興味をそそられる料理だった。またお祝いの日なんかに来たい。5~6人で来ても良さそうだ。

ぽかぽか温泉に行って帰宅。まどの取材のはずだったけど、思ったよりグルメな1日になった。


23日(水)

朝起きて、軽く朝ごはんを食べてレンタカーの返却。また南に入り、たまっていたレシートの入力をやる。ノートにドローイング。『昭和歌謡史』を家に忘れてしまい、大橋裕之『ゾッキA』読み始める。線の感じは違うけど、大橋さんの芯の部分は変わっていないんだなと感じた。作業部屋へ行き、少し絵の続き。

開店。まどがお弁当を用意して届けてくれる。この日はお客さんが多かった。福島の佐藤豊さんより、冊子『来る雨座 qLoser』届く。佐藤さんはグラフィックデザイナーで、しかしこれは詩集。デザインはご自身によるもの。Hさんが先日持ってきてくれた山東京伝の現代語訳版フリーペーパーを持ってきてくれる。これはすごい。用語解説なども充実していて読み応えがある。序文のHさんの文章からも、とても真摯な思いが伝わってくる。納品してくれたのが5部と少部数なので、ちょっとこちらで渡す人を選ばせてもらうことにした。宇野から栗田さん来て、まどの漫画や、先日ten to senの経営から離れることを告知していた杉浦さんの話などをする。YOMSも移転前の店舗は杉浦さんがいたから借りれたようなもので、改装まで手伝っていただき、大変お世話になった。夜には宇野澤さん来る。瀬戸芸の作品を見に来たようだ。宇野澤さんと知り合ってから、そういえば今年で20年ほどになる。棚をほめてくれて、「齋藤君古本屋になって良かったねえ」と言ってくれた。うれしい。

閉店後、CDRを焼いたり、帳簿付けをしたり。なんだかんだで23時過ぎになってしまった。


24日(木)

朝8時半に起きる。ちょっと寒い。朝ごはんを食べて料理。ウインナーとアスパラを焼き、卵焼きと煮物を作る。まどと外出。コンビニでカフェオレを買い公園へ。『ゾッキA』読み終える。

開店。栃木の佐藤拓人君より、新作zine "HOME MADE VIDEO LETTER"届く。これはVHSソフトについてのzine。読むのが楽しみだ。この日は昨日よりもさらにお客さんが多く、観光客から常連さんまでいろんな人が来た。香川県在住の陶寺肢音さんが、峰山灰二さんと制作した詩のフリーペーパーを持ってきてくださる。蛇腹状に折りたたまれた名刺サイズの、良いたたずまいのフリーペーパー。YOMSには以前から来てくださっていたようだ。話すのは初めてで、いろいろ質問する。質問するうちに、相手の答えをタネにして自分の話をし始めてしまい、後で反省。夜にまた宇野澤さん来てくれる。瀬戸芸で瀬居島にて中崎透さんらが展開しているプロジェクトがとても良かったとのこと。春会期のみらしいけど行けるかな。

帳簿付けやブログの更新などで遅くなってしまった。これから少し絵。

2025年4月21日月曜日

選曲、サイン会(2025年04月19~21日)

18日(金)夜

店を閉め、本を発送してルクスへ。2時間選曲した。

1.Starry Eyed Fauna At Dusk In 3D / New Mexican Stargazers 
2.Fur Elise / Clyde Williams 
3.心はシダであります / Nmesh 
4.説明 / 天気予報
5.ーュピンコの代現/0sμ / MIRROR SHOPPE 
6.brevitrumpet / Seaketa
7.Symmetry Breaking / vert 
8.琥珀 (Amber) / 剤電
9.Zideco Pad / Cassiopia
10.Feeder / Trevor Wishart & Friends
11.After Marja’s Cats / The No-Neck Blues Band & Embyro
12.Anonymous Proposition / Tim Buckley
13.でたらめなダンスの夢 / 新しい部屋
14.想 / 手水
15.特別な椅子 / The Ratel
16.GET / Hey-o-Hansen
17.The Omega Point / Spectre
18.Comin’ At Yo Ass / Carmike
19.Stirike Out (DJ Akoza Edit) / MC Holocaust
20.King Of The Hill / CURSED 
21.necklace / Freddie Dredd
22.wrath / Freddie Dredd
23.Baya Style / Model Home
24.Des fureurs heroiques / Ieuke
25.The Wild Bull Part 1 / Morton Subotonik
26.La Primitive / Leautenant Calamel 
27.Dante’s Joynte/ Kenneth Gaburo
28.Time / Timothy Leary & Ash Ra Tempel 
29.(I Can’t Get No) Satisfaction / Blue Cheer 
30.Somebody To Love / Aguaturbia 
31.Powered By Love / Powered By Love
32.Filthy Rich / The Outsiders
33.Whatcha Gonna Do About It? / The Litter
34.Hey Conductor / Sonny Flaherty & the Mark V
35.Can’t Get Through To You / The Honeycombs
36.Double Yellow Line / The Music Machine
37.Bring Me Up / Ash Ra Tempel
38.Shimmer / Steve Hillage
39.Coffeehouse / Dunkelziffer
40.Lovin’ You / Janet Kaye

前半はまったりで、後半はサイケな雰囲気。以前2回ほどルクスで選曲した時はハワイアンやドゥーワップ、歌謡曲などをかけたので、今回は違う感じにした。友達がけっこう来てくれて、リラックスした雰囲気の中やれて楽しかった。DJやるとなると、いろんな音楽を積極的に聞こうと意識が高まって良い。またやりたい。


19日(土)

朝8時半に起きる。朝ごはんを食べて、余りものもおかずとさっとゆでたまんばのおひたしとでお弁当を用意。まどがコーヒー淹れてくれて、ドーナツと一緒に食べる。まどは埼玉の小声書房さん用に単行本にサインを入れている。洗濯物たたむ。

外出。絵を描こうかと思っていたけど時間があまりなくなった。郵便局でお金をおろす。

開店。発送準備、品出し、店頭買取1件。瀬戸芸が始まったけどそれほど人の流れは感じないな…と思っていたら、夜にかけてお客さんは増えた。コミックビーム編集部でまどの担当をされている青木さんが来られる。まいこさんが来てくれて、娘さんたちに田中菫さんのTシャツを買ってくれた。いい感じ。夜来てくれた海外からのお客さん達も、みんな熱心に棚を見てくれてうれしかった。まどかさんが、来月9日にソレイユで行われる劇団東京乾電池(柄本明、西本竜樹)による朗読劇のチラシを持ってきてくれる。このイベントは貴重な機会だと思うけど、あまり告知されていない気がする。新聞とかには載っているのだろうか?前売りのみで当日券は出ないらしい。

以前からよく来てくれる歴史好きの高校生の女の子がこの日も1冊買ってくれて、さらに自分で山東京伝を現代語訳したものを和綴じして見せてくれた。これはうれしい。まだ訳は途中までしかできていないとのことだったけど、フリーペーパーか何かになったらYOMSにもぜひ置きたい。

閉店後、CDRを少し焼く。作業部屋で絵の続きをやり、完成。いい感じだ。次もどんどんいこう。帰ってシャワーを浴び、ヤフオクでCDなどを見ていたらつい夜更かし。別に買うわけでもない商品をウォッチリストに追加する時間を、もっと読書に活かしたい。


20日(日)

朝8時に起きる。眠い。この日は午後からルヌガンガでまどの新刊発売記念サイン会があり、午前中から我が家やYOMSでもテレビ局による取材行われる。朝ごはんを食べて部屋のそうじと片づけ。

10時前にビームの青木さん来られ、ほどなくテレビ局の方々も到着。インタビューは過去何度かYOMSも取り上げていただき、高松市ゲーム条例に関する粘り強い取材なども行っている山下さん。テレビ取材でも山下さんだと安心感がある。インタビュー中は何をするでもなく横で聞いていたけど、面白かった。開店時間が近づき、途中で出る。スーパーでコピー用紙やお弁当のおかずを買って店へ。

開店。サイン会の時間は14~18時とYOMSの開店時間とかぶっており、自分が会場にいることはなかったけど、流れで来られるお客さんのまとう温かい雰囲気から盛り上がりを察することができた。まどの同人誌『話の話』、参加している合同誌『もぐらホリデ~』もよく売れた。発送準備、品出し。京都から最近引っ越してきたはまぐちさくらこが息子のようちゃんと来てくれて、コーヒー豆をお土産にくれた。ちょうど切れそうなタイミングだったのでうれしい。県外からわざわざサイン会に来られた榎本俊二さんも寄ってくださる。榎本さんはまどの短編集の帯にも推薦コメントを寄せている。ちょうど榎本さんの作品のファンである平尾君も店にいて、良い時間になった。夜には漫画家の桃缶さんも来店。桃缶さんはなんと仙台から来られたとのこと。他にも県外から足を運んだ方が何人かおられたようだ。すごいな。

閉店後、ルクスで急遽DJイベントがあるとのことで、取りに行きたいものもあったのでちょうどいいと思い向かう。quietroomの舟木さんが変名で、詩の朗読や弾き語りも交えていろんな曲をかけていた。見終えて店に戻り、帳簿付けをやる。

帰宅、まどに榎本さんと話したことなど報告する。まどはサイン会の最中で慌ただしく、自分のほうがゆっくり榎本さんとお話できたようだった。また何か機会があるだろう。


21日(月)

朝8時に起きる。朝ごはんを食べ、昨日まどがサイン会でもらった花束や差し入れを整理する。ビーム編集部からもサプライズでお祝いの献花があったそう。

外出し、南でモーニング。中国からの若い観光客はしゃれた人が多いな。ガートルード・スタイン『地球はまあるい』読み終える。素晴らしかった。ノートにドローイング描く。最近は今まで使っていたサイズより大きめのものを使っているけど、余白が良い感じ。

開店。最近あまりできていなかった品出しを進める。小物コーナーにも久々に追加。この日は昨日と比べるとだいぶ静かだったけど、海外からのお客さんにゆっくり本をお勧めしたりできてなごんだ。まどかさんが来てくれて、FOOL店内で行うセルフポップアップのフライヤーをいただく。雑誌の特集みたいな感じで展開したいとのこと。古本だとガラッと店内の雰囲気を買えるのは難しいけど、古着ならやりやすそうだ。こういうのいいな。

今日は少し絵を描きたい。

2025年4月18日金曜日

寝て回復(2025年04月15~18日)

 14日(月)夜

ラッパー/トラックメイカーのJJJが亡くなったことをSNSで知る。若いし、突然すぎるし、まだまだすごい作品を作るはずの人なのにショック。5lackをフィーチャリングした”HPN”を久しぶりに聴こうとするが、歌詞があまりにも今の心情にはまり過ぎていて、最後まで聴けなかった。

帰宅、風呂。中上健次『破壊せよ、とアイラーは言った』半分ほど読んで寝る。


15日(火)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べ、余りもののおかずでお弁当を作る。まども起きてきて、一緒に外出。思ったよりも寒い。南に入り、『破壊せよ』読み終える。スケッチブックに少しドローイング。

現在連載中の古山フウさんのマンガ『ひとひとがみ日日』の29話に、YOMSがちらっと登場します。とてもうれしい。フウさんありがとうございます。
第29話 継ぐ人(つぐひと) / ひとひとがみ日々 - 古山フウ | サンデーうぇぶり

南を出て、店で昼ご飯のお弁当を食べる。寒い。ソレイユで相米慎二『お引越し』見る。なぜか頭からボロボロと泣いてしまい、ぬいぐるみを落とすシーンではもうグシャグシャになっていた。まだ何も起こってない時点、その映画の中に流れている時間や空気が自分に伝わってくる予感だけで心が震えてしまったのは初めての経験かもしれない。

店に戻り、また外出。レターパックを買い、皇帝に入ってまた読書。岡田利規『ブロッコリー・レボリューション』読み始める。

この日の夕ご飯はまどとすき焼き。お腹いっぱい食べた。ビールも飲む。手軽でたくさん肉も野菜も摂れるのが良い。春菊がスーパーで売られておらずセリを入れてみたけど、かなり良かった。

風呂に入り、また少し本を読んで早めに寝た。


16日(水)

朝9時頃に起きる。朝ごはん、お弁当の用意。『ブロッコリー・レボリューション』読み終える。巻末に収められた多和田葉子との対談も面白かった。

なんだか頭がぼーっとする。この日はその後体調が悪化してしまい、店は14時半頃に閉めた。スーパーに寄って帰宅。本でも読もうかと思うが、やはり集中できず、ひたすら寝る。晩ごはんはお粥とすき焼きの余り。


17日(木)

合計15時間くらい寝て、体調回復。朝ごはんを食べ、洗濯。お弁当を準備して作業部屋へ行く。明日のDJに向け選曲を練り、絵の続きを少しやる。

開店。この日はお客さんが多かった。瀬戸芸は明日から開催だけど、前乗りして街歩きしている人もいるのだろうか。店頭買取2件。夜はアレの件に関して連絡を進める。

閉店後、本の出荷。ルクスへ行き、少し機材を触らせてもらう。今回は今までやった2回のDJとは全然違った雰囲気の選曲。どうなるかな。近くでたこ焼き屋台を始めた方が差し入れを持ってきてくださり、自分もごちそうになる。

帰宅。シャワーを浴びて寝る。


18日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を準備し、まどと外出。とても暖かい。まどは犬島までロケハンに行くとのこと。南に入り、数枚ノートにドローイング。ガートルード・スタイン『地球はまあるい』読み始める。訳はぱくきょんみ、挿絵は岡崎乾二郎。幼年期の子供の世界へのまなざしをそのまま翻訳したようなすごい文章。

出て、100均をまわる。以前買ったCDを入れるのにちょうどいい収納ケースが現在品切れのようで、店員に聞いてみても入荷時期は未定とのことだった。作業部屋に行き、ハワイアンやメラネシアの民族音楽のレコードを聴きながら絵の続き。後者に収録されている、割いた竹を束にしてウッドベースのように弾く(?)という民族楽器の音が強烈。絵はもう少しで完成しそうだ。

開店。前日の売り上げの帳簿付け、発送準備、品出し、ブログ更新、均一本補充など進める。以前から何度かお伺いしている大学院の研究室への出張買取、今月末にまた伺うことになった。これで4回目、いよいよ最後になるだろうか。

今日はこれからルクスで2時間選曲。果たしてお客さんは来るのか。

2025年4月14日月曜日

余裕が出てきた(2025年04月11~14日)

10日(木)夜

閉店後、本を発送し、早めに帰宅。夕方に降った雨は止んでいる。風呂に入り、イングマール・ベルイマン『処女の泉』見る。ストーリーは簡潔だけれど、美しい自然と登場人物たちの表情、構図、光、カット割り…その全てが織りなす緊張感に引き込まれる。


11日(金)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を用意して外出。外は雨。南に入り、モーリス・ブランショ『カフカ論』続き読む。

「彼は、直ぐに、この小説を、親しい人々に読みきかせる、そしてこの朗読が、彼の信念を固めるのだ。(略)これは、その音声的空間の中に、作品をくり拡げることによって、作品によって高められ引きずってゆかれたいという欲求なのだ。」(p76)

まども合流し、一緒にルヌガンガへ行く。この日はついにまどの単行本の発売日。レジ横に予想以上の量が山積みになっていて、とてもうれしい。写真を撮らせてもらう。

店に行き、Bandcampでダウンロードした音源をCDRに焼く作業。開店。この日はウェブショップでまどやメグマイルランドさんの本のまとめ買いがあったり、序盤にけっこうな量買ってくださるお客さんが来たりと、ありがたかった。まどが在庫整理作業をやってくれて、未払い分の給料をまとめて払う。単行本は各所で推されているようで、書泉グランデでもポップつき面出しの扱いになっていて驚いた。売れてほしい。夜ちゃゆう君来てくれて、じっくり話す。

閉店後、ブログを更新して本の発送。その後、作業部屋へ行き18日に向けての選曲作業。PHONKなどもかけられそうだ。流れはほぼ決まった。細かいところをもう少し詰めたい。その後、絵の続きもやる。なんだかんだで1時前まで作業してしまう。


12日(土)

朝8時に起きる。寝るのが遅かったせいでまだ眠気がする。朝ごはん、お弁当の準備。まどはソレイユまで相米慎二の『お引越し』を見に行くそうだ。

一緒に出る。公園へ行き、コンビニで買ったカフェオレを飲みながら『カフカ論』続き読む。40分ほどで出たけれど、もっと思う存分公園で時間を過ごしたい。まどと今度久しぶりに山登りしようか、という話にもなった。

店へ。在庫整理や、アルバイト用の本の準備をする。思ったよりもスムーズに作業が進んだ。

開店。品出し、均一本の補充、発送準備。店頭買取2件。大三君が来てくれて、まどちゃん単行本発売おめでとう、と伝えに来てくれる。ネットでも様々な反応が出ているけど、概ね好評なものが多いようだ。

閉店後、映画を見始めるが、やっぱり絵を描こうと思い作業部屋へ。コラージュものなど聴きながらやる。しかしどうも手癖で描いてしまって良くない。ある程度良くはなるけど、いつものができているという感じ。もっとドローイングを描いて、線や形を自分の中にため込む必要がある。

帰宅。風呂に入り、ヨーグルトを食べる。『カフカ論』読み終えて寝る。変な夢を見た。


13日(日)

朝8時半に起きる。朝ごはん、洗濯。外は小雨。お弁当を用意し、1人で外出。100均で買い物をして南に入る。阪田寛夫『天山』読み始める。なんだか小説をもりもり読みたい気分、しばらくジャンルを絞ってみようか。その後、ノートにドローイング。楽しい。店に戻り、そうじ。

開店。この日はアルバイトMさん来てくれて、2階でネット出品作業を少しやってくれた。徳島よりHKさん来店。まどの単行本をルヌガンガで購入いただいたようだ。ソダーバーグのブログが面白いという話を聞く。去年作ったフリーペーパー『Tさんインタビュー』をプリントしてお渡しする。夕方に久しぶりに全さん、夜にホンマタカシさんの展示準備のため来た浅見さんが来店。毎日いろんなお客さんが来てくれてうれしい。

閉店後、作業部屋でお酒を飲みつつ、ダブを聴く。『天山』読み終え、絵の続きを少し。最近、また読書や映画鑑賞へ使える時間が増えてきたかも。


14日(月)

朝8時に起きる。少し寒く、ストーブをつける。朝ごはんをたべ、コーヒーを飲みながらジャン・ルノワール『ゲームの規則』見る。複雑な人間関係とその滑稽さを、様々なカメラワークと人物の動線、カット割りで流れるようにあぶり出していく様は圧巻。

まどが単行本が出てからのそわそわした気持ちを、漫画家やイラストレーターの友人とわかちあって中和させている。漫画作品への批判は主にネットでばらまかれるに留まるけど、絵画は現実世界でギャラリーストーカーによる被害があったり、「ぶつかりおじさん」的に心無い言葉を浴びせてくる人もいて、なんだか殺伐としているなと感じる。

外出。郵便局で本を発送し、八百屋や100均で買い物。この日はアルバイトN君が作業してくれるので、やってもらう本を準備。

開店。査定1件完了し、金額を伝える。N君が出してくれた本の整理、品出し、発送準備。夕方から雨。最近1日のうち数時間だけ降るような日が多い。嫌な感じだ。天気のせいかWi-Fiの調子が極端に悪く、N君に少し早めに上がってもらうことに。申し訳ない。売り上げのほうはウェブショップでのまとめ買いがあったりネット出品していた単価高めの本が売れたりで、悪くはなかった。

まだまだいろんな経験をしていかないといけないなと、漠然と思う。

今日はこれから少し本を読んで、絵の続き。明日は雨だけどけっこうゆっくりできそう。

2025年4月10日木曜日

前祝い(2025年04月08~10日)

07日(月)夜

閉店後、本の発送。CDRを焼いたり、帳簿付けをしたり。まどの『怪獣を解剖する』読み始める。この日はとりあえず上巻まで。


08日(火)

朝、シャワーを浴びて朝ごはん。富士正晴『軽みの死者』読み終える。まどと外出し南でモーニング。『怪獣』下巻まで読み終える。単行本だと一気に読めて良い。絵もこのサイズに合っている気がする。

まどは皮膚科へ行き、自分は100均へ。CDを入れるのに良さそうなプラスチックのケースを見つけたので2つほど購入。取っ手になる横穴つき、スタッキング可能、白の半透明、余計な文字なし。後で追加で4つ買った。早速店と作業部屋にあるCDを整理する。京都のDOMAさんで販売するキーホルダーの納品書を作成し、PDFで送る。

再びまどと合流し、久しぶりにヤンフーへ行く。まどはチキンオーバーライス、自分はファラフェルサンド&ポテト。いつ食べてもおいしい。突然、東京へ引っ越したばかりなはずのHAPPFATさんが現れ驚く。一時帰省中だったようだ。東京でコーヒーを出しているお店のことや、今度DJツアーでまわるという福岡のことなど聞く。福岡は自分も近いうち行きたいと思っている。店を出る時、Centerで来月田中ヒサミさんの個展が開催されることを知る。14,5年お会いしていないような気が。先日、ヤンフーと原宿でのポップアップを行ったばかりのイラストレーターCHARRさんともお話できた。

作業部屋へ行き、18日のルクスに向けて選曲。レコード針を買ったばかりだけど、今回使う音源はVaporwaveやエレクトロニカなどが多く、あまりレコードは登場しなさそう。半分くらい進んだ。

まどの出版記念の前祝いで、古馬場の焼肉屋さんへ行く。いつもおいしそうなものを食べている山原さんから教えてもらったお店。とてもおいしく、安い。その後半空へ。暖さんと現代アートな話をする。こういう話を人とするのもなんだか久しぶりだ。

帰宅。まどの短編集『解剖・幽霊・密室』途中まで読んで寝る。


09日(水)

朝8時半に起きる。良く寝た。昨日お腹いっぱい食べてまだ満たされている。料理。卵焼き、根菜の煮物、豚しゃぶ、豚を茹でた後キャベツと玉ねぎを入れてスープを作る。朝ごはんは結局スープだけで済ませた。『解剖・幽霊・密室』読み終える。

お弁当を用意して、作業部屋へ。300円で買ったモーツァルトの室内楽のレコードを聴きながら絵の続き。落ち着く。室内楽のレコードもっとほしい。安いし。

開店。6月頭の旅行の予定を考えながら仕事。今回少し長めに時間をとっているけど、展覧会や骨董市、前々から気になっていたお店、友人知人と会う、などいろいろ用事はある。どうしても何かをあきらめないといけない。迷うな。この日は発送件数が非常に多く、ほぼ梱包で終わった。以前お預かりした分の支払い1件。

閉店後、本を発送し、スーパーに寄って早めに帰る。まどが風呂を入れてくれたけど、疲れて机に突っ伏して寝ていた。


10日(木)

朝8時に起きる。洗濯、朝ごはん。奥田亜紀子さんやながしまひろみさんがまどのファンアートをSNSに投稿していて、どちらもとてもかっこいい。漫画家同士の協力し合う姿勢は横から見ていてすごいなと感じる。モーリス・ブランショ『カフカ論』少し読む。

外出。店で在庫整理作業。郵便局へ本の発送、八百屋で買い物。

開店。この日は夕方から夜にかけて少し雨が降り、店舗売り上げは少なかった。N君がネット出品作業をやってくれる。Mさんがにんにくを差し入れに持ってきてくれた。

今日は早めに帰る。

2025年4月7日月曜日

もりもり作業(2025年04月06~07日)

05日(土)夜

閉店後、作業部屋で午前中に買ったレコードを聴きながら絵の続き。もう少しで完成しそう。


06日(日)

朝8時過ぎに起きる。朝ごはん、お弁当の準備、洗濯。

外出。最近、週末は喫茶店やカフェがどこも混みがち。コンビニでカフェオレを買い、公園に行くことにする。桜もいい具合に咲いているけど、まだ早い時間だからか人は少ない。谷口ジロー『歩くひと』読み終える。

まどは多度津のほうまで電車に乗って取材へ。自分は作業部屋でまた絵の続き。ずっと棚に眠っていたレコードを聴き直してみたら思っていたよりも良かった。うれしい。

開店。この日は品出しをがんばった。隙間の空いていた均一棚にもたくさん補充。店頭買取1件。6月頭に東京へ行くので、その予定を立てたりする。今回は向こうでささやかだけど何かやろうと思う。夜になって若干の疲れが出てきた。

閉店後、作業部屋で少しお酒を飲みながら絵の続き。最近聞いていなかったジャズのレコードを引っ張り出して聞く。午前中「次はここ」という箇所にマスキングテープを貼っておいたら、すぐにやるべき作業を思い出して取り掛かることができた。絵は無事に完成。毎日コツコツやっていきたい。

帰りがけ、仲の良い黒猫2匹を見かける。1匹は以前からいる長毛の猫で、性格に抜けているところがあるけどかわいい。


07日(月)

朝7時半に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当の準備をして早速外出。店と郵便局に寄って南へ。まども合流。富士正晴『軽みの死者』続き読み進める。

南を出て、再度郵便局でお金をおろし、まどが立て替えてくれた東京でのホテル代などの支払い。作業部屋へ。Bandcampで買った音源をCDRで聴きながら、キーホルダーを作る。京都の雑貨店DOMAの西山さんから「あのキーホルダー、よかったら納品してほしい」と言ってもらったので、追加で作ることにした。

開店。この日はアルバイトN君がネット出品の作業。Mさんもお金と品物の受取にやってくる。品出し、発送準備。キーホルダーも梱包する。「修験道についての本はありますか」と外国人のお客さんがやってきて、いろいろおすすめすると、空海関連の本なども買ってくれた。「原典はありませんか」とも言っていた。あいにくうちに在庫はなし。勉強熱心な方だ。N君若干遅刻したもののたくさん出品してくれる。助かった。ずっとあわただしく作業していて、あっという間に1日が終わった。

この日も6月頭の旅行についてやり取り。横須賀へも行くことにした。

今日は早めに帰ってゆっくり風呂に入りたい。明日は18日に向けて選曲作業。

2025年4月5日土曜日

お花見(2025年04月03~05日)

02日(水)夜

閉店後、ブログの更新。作業部屋でハワイアンのレコードを聴きつつ絵の続き。手数少ないところでぱっと終わらせられたら良いけど、どうなるだろうか。


03日(木)

朝8時頃に起きる。朝ごはんを食べ、お弁当を用意し、歩いてまどと栗林公園へお花見に行く。この日が満開のようだったけど、チケット売り場もそれほど混雑してはおらず、ゆっくり見てまわれた。よもぎだんごもおいしかった。ぬいぐるみを出してたくさん写真や動画を撮る。ぬいぐるみを小脇に抱えながら歩くのももう慣れたもんだ。

公園を出て少し歩いたところにあるオールドファッションドーナツのお店、kuuuuさんへ初めて行く。開店してそれほど時間は経っていないが、早くも行列ができていた。自分たちが並んでからもさらに後ろにお客さんが増えていく。すごい人気。40分ほど待ってドーナツを購入、店の中で2人で食べる。1つだけでもけっこう食べ応えがある。きなこやホワイトチョコなど、いろんなトッピングがあって楽しい。

開店。この日はアルバイトのN君が来てくれて、閉店間際まで作業。先日届いて価格の了承が取れた郵送買取のお金を振り込む。品出し、発送準備。店頭買取1件。高知のいざなぎ流の本が入ったのでまどに連絡する。夜、太陽の眼の綾花さんやなタ書の藤井さんら来店。綾花さん雑貨やzineをけっこう買ってくれてありがたかった。

閉店後、作業部屋でCD聴きながら絵の続きを少しやる。板パネル(自分は紙などを貼らずに直接絵具を塗る)とキャンバスでは描いている時の感触も異なり楽しいけど、板パネルは筆がすぐに痛む。当たり前ですね。

家に帰ると、国保の払い込み用紙が届いていた。去年は驚くほど高く、「こんな出費が毎年続いたらまずいな」と思っていたけど、今年はそれほどでもなかった。コロナの時期の補助金が響いていたのだろうか。


04日(金)

朝8時頃に起きる。ゆっくりめに朝ごはん、お弁当の準備。外出。銀行で国保のためのお金をおろし、無印に寄る。CD用の収納ケースを見るが、ちょうどいいサイズのものは見当たらず。店に行き、在庫整理作業。

絵の活動をしていこうと考えた時、まずギャラリーでの展覧会が思い浮かんでしまうこと自体が、もう初手からつまづいているんじゃないか?と思えてきた。しかしどうしようか。

開店。CDR焼きつつ品出し、発送準備。持ち込み分の査定が完了し、価格も了承が取れ、お支払となる。ちょっと静かな一日だったか。閉店間際に若い男性の2人組が来られ、聞けば昨日高松に引っ越して、近々ゲストハウスの経営を始められるとのこと。自分の知らないところでもたくさんの人の出入りがあるのだろう。

閉店後、22時過ぎまで作業。帰宅。谷口ジロー『歩くひと』読み始める。途中で止まっている本がたくさんある。


05日(土)

朝8時に起きる。シャワー、朝ごはん、洗濯。

外出。高松オルネにて行われている中古CD・レコードフェアへ行く。開始直後に行ったけど早くも人がたくさんいた。シンボルタワーで行われていた時よりも規模は小さめだったけど、ドン・プーレンがセロニアス・モンクの曲を演奏したアルバムと、緑川アコのシングルを購入。

コンビニで国保をまとめて払い、店へ。在庫整理作業を少し。開店。品出し、発送準備。この日はお客さんが多かった。藤井さんが齋藤陽道さんを案内して来てくれる。齋藤さんの『感動』『感動、』は自分もとても好きな写真集なので、その旨メモに書いてお伝えする。素敵な方だ。以前お預かりした買取の支払いが1件。夜は堀金君が来てくれて、少し話す。

閉店時間を過ぎて、Bandcampで買ったデータをCDRを焼いていた。これから帳簿付けをやって、少し絵を描く。

2025年4月2日水曜日

開けた状態(2025年04月01~02日)

31日(月)

閉店後、CDRを焼きつつ帳簿付けや発送準備。本を発送してからブログの更新。帰宅。シャワー浴びて寝る。

ここ最近フラストレーションがたまって仕方がない(はっきりとした原因が2つほどある)。仕事や絵にぶつけて、ポジティブな形で消化したい。


01日(火)

朝7時前に目が覚める。昨日よりも早い。若干躁状態になっているのか?朝ごはんを食べて洗濯。

南へ。家賃の振り込み、レシートの入力作業。『相倉久人に聞く昭和歌謡史』読み始める。面白い。読書を進めたかったけど、けっこう冷えていて、店へと向かう。

CDR焼く。昼ご飯は綿谷で肉うどん。tomoさんでお弁当買う。再びCDR。昨日出張買取でお預かりした本の整理。発送準備。この日はネット出品していたものがそこそこ売れ、いまいちだった昨日の売り上げの補填になった。まど来て在庫整理を手伝ってくれる。郵便局で本の発送。レシート整理。その後、2階でCD聴きながら本の整理続き。体を動かすと気分も晴れる。お弁当で夕ご飯。マスクもせずにエアコンの温風を直接浴びて作業していたら、どうも鼻の粘膜がやられてしまったようだ。もう少し作業する予定だったけど、帰ることにする。

帰宅。石田民三『むかしの歌』見る。俯瞰のアングルや、陰影のコントラストを利用した構図が美しい。演出補助に市川崑の名前が。後で検索してみると、昨年の頭に早稲田松竹で『むかしの歌』と清水宏『簪』が2本立てで上映されていたらしい。良い組み合わせだ。


02日(水)

朝8時に起きる。よく寝た。急いで朝ごはんを食べ、用事を済ませて店へ。少し雨に濡れてしまう。引き続き在庫整理。昨日がんばったおかげで、次やるべき作業もすぐに思いついてスムーズに進む。10時半頃にひと段落ついたので、また南へ。富士正晴『軽みの死者』読み始める。スケッチブックにドローイング。お弁当を買って店に戻る。先日届いた郵送買取の本のチェックをして、メール返信。

開店。アルバイトのN君が出品を頑張ってくれているおかげで、本が売れている。ほか、やらなければと思っていたことがだいぶすっきりして良い気分。近日塩上町で新しく焙煎所/カフェをオープンされるマルさんや、5/11に池間由布子さんのライブを高松で企画する藤谷さん、ミヤモト惣菜店さんなど、知り合いの人もいろいろ来てくれた。

ふと、東京のことを思い出していた。香川での暮らしで感じる人間関係でのストレスは、東京と比べて1割弱ほどに感じる。しかし、これは単に東京で自分のいた場所が極端に合っていなかっただけでは?とも思う。場所というのも全てではなく、ほぼアート関係。アートはどうしても作品の単価が高くなり、それを購入する人は自ずと限られてくるので、関わる人のパワーバランスがいびつになるし、人間関係も椅子取りゲームのような感じになってしまいがちだ。お金を抜きにして批評や評価をめぐる関係に絞って俯瞰してみても、似たようなものだろう。そして「気持ちひとつ」で物事が動いている場合が多々あるので、その気持ちや理念がおかしな方向へ傾くと、簡単に搾取やハラスメントへと繋がる(事実、近年は告発も増えている)。そんな中で自身の振る舞いを洗練させ、フレーミングしていくのはとても疲れる(やろうとも思っていないけど)。ガードを固くして人に冷たくしたくもないし、ハッシュタグをつけて整理するように人をさっと理解するようなこともしたくない。露悪になることは避けつつ、無防備で、開けた状態でありたい。古本屋は商品の単価が安いし(良いことばかりではないが)、買ってくれるお客さんは例えせどりでも均一本1冊でも、少なくともネガティヴな気持ちでこちらへ向かってきていないことだけははっきりしている。言葉や金銭のやり取りが簡潔に済むのもいい。展覧会のオープニングでギャラリストや他のアーティストと話すのと比べて、とても自由を感じる。

今日はこれから少し絵を描く。明日は花見。